JP2017128841A - コンクリート床版の取替え工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】既設のコンクリート床版を新設の鋼床版に取り替える際に、迅速に新設の鋼床版の設置が可能で、ある程度の精度誤差の吸収も可能であり、施工性を大幅に向上させることができるコンクリート床版の取替え工法を提供する。
【解決手段】既設の鋼製主桁上に設置された既設のコンクリート床版を新設の鋼床版に取替える際に、既設のコンクリート床版を既設の鋼製主桁の上フランジ幅以下の幅で切断して鋼製主桁上部のコンクリート床板の一部残存させておくとともに、新設の鋼床版の下面に設置する横桁を既設の鋼製主桁の上フランジ幅に合わせ断続的に間隔を開けて設置し、新設の鋼床版の横桁と既設の鋼製主桁の上フランジとを溶接により接合することによって、新設の鋼床版と既設の鋼製主桁とを一体化することを特徴とするコンクリート床版の取替え工法。
【選択図】図1

Description

本発明は、橋梁分野において、老朽化などにより更新が必要になったコンクリート床版の取替え工法に関する。
橋梁分野において、老朽化などにより更新が必要になった既設のコンクリート床版を新設の鋼床版に取り替える工法としては、特許文献1に記載の技術などが知られている。
特許文献1に記載の技術を用いれば、ほとんどの既設のコンクリート部分を除去することなく、既設の鋼製桁と新設の鋼床版を一体化することができる。
特開昭62−45804号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、新設の鋼床版を既設の鋼製主桁にボルトで接合するので、既設の鋼製主桁にボルトで接合する個所の既設のコンクリートおよびスタッドを除去し、精度良くボルト孔を明ける必要がある。そのため、ボルト孔を明けることに伴う、既設の鋼製主桁の強度低下や疲労の問題が懸念される上、新設の鋼床版に取り付けた補強板と既設の鋼製主桁のボルト孔の位置との精度管理が煩雑で、施工に時間を要するなどの問題があった。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、既設のコンクリート床版を新設の鋼床版に取り替える際に、迅速に新設の鋼床版の設置が可能で、ある程度の精度誤差の吸収も可能であり、施工性を大幅に向上させることができるコンクリート床版の取替え工法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有している。
[1]既設の鋼製主桁上に設置された既設のコンクリート床版を新設の鋼床版に取替える際に、既設のコンクリート床版を既設の鋼製主桁の上フランジ幅以下の幅で切断して鋼製主桁上部のコンクリート床板の一部残存させておくとともに、新設の鋼床版の下面に設置する横桁を既設の鋼製主桁の上フランジ幅に合わせ断続的に間隔を開けて設置し、新設の鋼床版の横桁と既設の鋼製主桁の上フランジとを溶接により接合することによって、新設の鋼床版と既設の鋼製主桁とを一体化することを特徴とするコンクリート床版の取替え工法。
[2]残存させた既設のコンクリート床版と新設の鋼床版との空隙に緩衝材を設置することを特徴とする前記[1]に記載のコンクリート床版の取替え工法。
本発明においては、既設のコンクリート床版を新設の鋼床版に取り替える際に、迅速に新設の鋼床版の設置が可能で、ある程度の精度誤差の吸収も可能であり、施工性を大幅に向上させることができる。
本発明の実施形態1を示す図である。 本発明の実施形態1を示す図である。 本発明の実施形態1を示す図である。 本発明の実施形態1を示す図である。 本発明の実施形態2を示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係るコンクリート床版の取替え工法によって、既設のコンクリート床版が新設の鋼床版に取り替えられた後の構造(コンクリート床版の取替え構造)を示す断面図である。
図1に示すように、この実施形態1におけるコンクリート床版の取替え構造においては、既設のコンクリート床版14が既設の鋼製主桁10(上フランジ11、下フランジ12を有する)における上フランジ11幅以下の幅(ここでは、上フランジ11幅と同じ幅)で切断し、鋼製主桁10の上部側を残存させる。また、残存した既設のコンクリート床版14の位置に合わせた切れ目(ここでは、上フランジ11幅と同じ幅)を有して断続的に橋幅方向(橋軸直角方向)に延びる横桁24(下フランジ25を有する)が、新設の鋼床版21(デッキプレート22、縦リブ23(Uリブ、Vリブ、Iリブ等))の下面に設置されている。そして、残存した既設のコンクリート床版14と横桁24の切れ目とが嵌合していて、新設の鋼床版21の下面に設置された横桁24の下フランジ25と既設の鋼製主桁10の上フランジ11とが現場溶接により接合されて(現場溶接部30)、新設の鋼床版21と既設の鋼製主桁10とが一体化している。
なお、残存させた既設のコンクリート床版14と新設の鋼床版21(デッキプレート22)との間隙には緩衝材(ゴム、繊維、モルタル等)26が設置されている。
次に、本発明の実施形態1に係るコンクリート床版の取替え工法によって、上述したコンクリート床版の取替え構造を得るための施工手順について述べる。
まず、鋼床版は、通常、横断方向の剛性確保のため、横桁が橋長手方向(橋軸方向)に所定の間隔(例えば、2m程度の間隔)で設置されているので、図2(a)に縦断面図、図2(b)に下面図を示すように、この新設の鋼床版21では、横桁24を、既設の鋼製主桁10の上フランジ11の位置に合わせた切れ目を有して断続的に橋幅方向に延びる構造として製作する。
一方で、図3(a)に示すように、既設のコンクリート床版13を既設の鋼製主桁10の上フランジ11幅で切断し、鋼製主桁10間の既設のコンクリート床版13を除去する。これによって、図3(b)に示すように、既設の鋼製主桁10の上フランジ11上のコンクリート床版14のみが残存することになる。なお、図3(a)中の15はスタッドである。
そして、図4に示すように、残存したコンクリート床版14の位置に新設の鋼床版21における横桁24の切れ目が嵌合するように、新設の鋼床版21を設置する。
最後に、新設の鋼床版21の下面に設置された横桁24の下フランジ25と既設の鋼製主桁10の上フランジ11とを現場溶接により接合して、新設の鋼床版21と既設の鋼製主桁10とを一体化する。
なお、残存したコンクリート床版14は、長期供用したコンクリート床板であるため、重荷重の影響などで不陸が生じていて、高さ調整が必要になる場合が多い。
そこで、残存したコンクリート床版14の高さを実測し、新設の鋼床版21における切れ目の高さに合わせて、残存させた既設のコンクリート床版14と新設の鋼床版21(デッキプレート22)との間隙に、高さ調整材を兼ねて、鋼床版に加わる車両による重荷重の圧縮力のスムースな伝達のための緩衝材(硬質ゴム、繊維、モルタル等)26を設置するようにすると良い。なお、緩衝材26は、長期使用に適し、衝撃を吸収し、アスファルト舗装時の高熱にも耐えられる、素材が望ましい。
このようにして、この実施形態1においては、既設のコンクリート床版13を新設の鋼床版21に取り替える際に、迅速に新設の鋼床版21の設置が可能で、新設の鋼床版21の断続的な横桁24の下フランジ25と既設の鋼製主桁10の上フランジ11とを溶接で接合するため、施工現地での切断などによる調整も可能で、既設構造の合わせの精度誤差の吸収も可能であり、施工性を大幅に向上させることができる。
[実施形態2]
図5は、本発明の実施形態2を示す縦断面図である。図5(a)は本発明の実施形態1における図2(a)に対応し、図5(b)は本発明の実施形態1における図1に対応し、図5(c)は本発明の実施形態1における図2(c)に対応している。
図5に示すように、本発明の実施形態2は、基本的には、上記の本発明の実施形態1と同様であるが、この実施形態2においては、大きな荷重が掛かる頻度が多い場合や、何らかの事情により、新設の鋼床版21の横桁24の下フランジ25と既設の鋼製主桁10の上フランジ11との現場溶接だけでは、荷重を支えられない場合などに対応するために、橋長手方向に所定の間隔で設置されている横桁24のそれぞれの橋幅方向端部同士を結ぶようにして橋長手方向に延びる押え鋼板31を設置し、押え鋼板31に設けておいた孔32を用いて、接着系アンカー(商品名:ケミカルアンカー)33などで一体化するようにしている。
なお、押え鋼板31は、デッキプレート22の下面において、横桁24が存在する個所を除いて橋長手方向全長にわたり設けられるものであり、予め押え鋼板31に孔32を空けておくことが好ましい。
また、接着系アンカー33は、新設の鋼床版21の横桁24で負担が足りない場合に、施工性と費用を考慮し、必要最小限の施工とすれば、施工性が向上する。
鋼床版の新設構造についても、本発明を応用した橋梁の適用が考えられる。
10 既設の鋼製主桁
11 既設の鋼製主桁の上フランジ
12 既設の鋼製主桁の下フランジ
13 既設のコンクリート床版
14 残存する既設のコンクリート床版
15 スタッド
21 鋼床版21
22 デッキプレート
23 縦リブ
24 横桁
25 横桁の下フランジ
26 緩衝材
30 現場溶接部
31 押え鋼板
32 孔
33 接着系アンカー(ケミカルアンカー)

Claims (2)

  1. 既設の鋼製主桁上に設置された既設のコンクリート床版を新設の鋼床版に取替える際に、既設のコンクリート床版を既設の鋼製主桁の上フランジ幅以下の幅で切断して鋼製主桁上部のコンクリート床板の一部残存させておくとともに、新設の鋼床版の下面に設置する横桁を既設の鋼製主桁の上フランジ幅に合わせ断続的に間隔を開けて設置し、新設の鋼床版の横桁と既設の鋼製主桁の上フランジとを溶接により接合することによって、新設の鋼床版と既設の鋼製主桁とを一体化することを特徴とするコンクリート床版の取替え工法。
  2. 残存させた既設のコンクリート床版と新設の鋼床版との空隙に緩衝材を設置することを特徴とする請求項1に記載のコンクリート床版の取替え工法。
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