JP2017128453A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録速度を低下させることなく、被記録媒体をスタック部に安定的にスタックすることが可能な記録装置を提供する。
【解決手段】被記録媒体Pに記録可能な記録ヘッド9と、被記録媒体Pを搬送する搬送機構Rと、被記録媒体Pをスタック可能なスタック部17と、搬送機構Rにより搬送された被記録媒体Pを挟持して挟持位置からスタック部17に排出する排出ローラーRdと、を備え、排出ローラーRdによる被記録媒体Pの排出時における排出ローラーRdの排出速度v2は、記録ヘッド9による記録領域を被記録媒体Pが通過する時における搬送機構Rの搬送速度v1よりも遅く、搬送機構の搬送速度は、記録ヘッドによる記録領域を被記録媒体が通過する時と、排出ローラーRdによる被記録媒体Pの排出時とで維持される。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録がなされた被記録媒体をスタック可能なスタック部を備える記録装置及び記録方法に関する。
従来から、記録がなされた被記録媒体をスタック可能なスタック部を備える記録装置が使用されている。このような記録装置のうち、例えば、特許文献1には、スタック部に被記録媒体を排出する際の被記録媒体の排出速度を低下させることが可能な記録装置が開示されている。
一方、記録装置の記録速度を速くすることがユーザーから求められ続けており、記録装置の記録速度は速くなってきている。
特開2006−168877号公報
上記のように、記録装置の記録速度は速くなってきているため、記録装置の搬送速度も速くなってきている。このため、記録がなされた被記録媒体をスタック部にスタックさせる際、被記録媒体の排出時の排出速度が速すぎるため、被記録媒体を所定の位置以上に移動させてしまい、被記録媒体をスタック部に安定的にスタックすることが困難になっている。このように、記録装置の記録速度の低下や、記録速度の低下に伴うスループットの低下をさせることなく、被記録媒体をスタック部に安定的にスタックすることが求められている。
特許文献1で開示されている記録装置は、このような課題認識がない。このため、スタック部に被記録媒体を排出する際の被記録媒体の排出速度を低下させることが可能な構成になっているものの、その際の被記録媒体の搬送速度も同時に低下させているか否かの記載がない。すなわち、記録装置の記録速度を低下させることなく被記録媒体をスタック部に安定的にスタックすることが可能な構成までは開示されていない。
また、記録装置の記録速度は速くなると、記録直後に被記録媒体がカールしやすくなる。このため、記録直後の被記録媒体をスタック部にスタックさせる際、被記録媒体がスタック部においてカールしてしまい、このような観点からも、被記録媒体をスタック部に安定的にスタックすることが困難になっている。
なお、特許文献1で開示されている記録装置は、この点に関しても記載はない。
このように、記録速度を低下させることなく被記録媒体をスタック部に安定的にスタックするため、速い記録速度を維持し、スタック部への被記録媒体の排出速度を遅くするとともに被記録媒体をスタックするまでの時間をできるだけ長くすることが求められている。なお、被記録媒体をスタックするまでの時間を長くするためには記録がなされた被記録媒体の搬送経路を長くすることも考えられるが、記録装置が大型化してしまい困難である場合が多い。
そこで、本発明の目的は、記録速度を低下させることなく、被記録媒体をスタック部に安定的にスタックすることが可能な記録装置を提供することである。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の記録装置は、被記録媒体に記録可能な記録ヘッドと、前記被記録媒体を搬送する搬送機構と、前記被記録媒体をスタック可能なスタック部と、前記搬送機構により搬送された前記被記録媒体を挟持して挟持位置から前記スタック部に排出する排出ローラーと、を備え、前記排出ローラーによる前記被記録媒体の排出時における前記排出ローラーの排出速度は、前記記録ヘッドによる記録領域を前記被記録媒体が通過する時における前記搬送機構の搬送速度よりも遅く、前記搬送機構の搬送速度は、前記記録ヘッドによる前記記録領域を前記被記録媒体が通過する時と、前記排出ローラーによる前記被記録媒体の排出時とで維持されることを特徴とする。
ここで、「搬送機構」とは、前記被記録媒体の移動経路における前記記録ヘッドによる記録領域において被記録媒体を搬送する搬送機構と、該記録領域以外の領域(非記録領域)において被記録媒体を搬送する搬送機構とが、一体として構成されているもののほか、例えば異なる駆動源を有する構成のように、別体として構成されているものも含む意味である。
また、「挟持位置」とは、前記排出ローラーを複数有する記録装置である場合、前記被記録媒体の排出方向において最下流側に設けられた排出ローラーによる挟持位置を意味する。
また、「搬送速度」とは、厳密な一定速度からのバラツキを含む速度を意味する。例えば、記録ヘッドにより被記録媒体の全面に対して記録する時間における前記搬送機構による搬送速度の平均値とすることができる。なお、被記録媒体と搬送機構とのスリップ等に起因して被記録媒体が理想の速度にて移動しない可能性もあるが、搬送速度は被記録媒体が移動する実際の速度のこととする。
また、「排出速度」とは、厳密な一定速度からのバラツキを含む速度を意味する。また、「排出時」とは、被記録媒体の後端が排出ローラーの前記被記録媒体の挟持位置(ニップ位置)から外れる時を意味する。排出速度についても、被記録媒体が実際に移動する速度のこととする。
本態様によれば、前記排出ローラーによる前記被記録媒体の排出時の排出速度を前記搬送速度よりも遅くするとともに、前記排出ローラーによる前記被記録媒体の排出時においても、前記搬送機構による前記被記録媒体の搬送速度を維持する。このため、速い記録速度を維持し、スタック部への被記録媒体の排出時の排出速度を遅くすることによって被記録媒体に記録してから被記録媒体をスタックするまでの時間を長くすることができる。したがって、記録速度を低下させることなく、被記録媒体をスタック部に安定的にスタックすることができる。
本発明の第2の態様の記録装置は、前記第1の態様において、前記記録装置は、前記排出ローラーの駆動を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記被記録媒体が前記搬送機構と前記排出ローラーとにより移動させられる位置にある状態においては、前記排出ローラーにより前記被記録媒体を移動させる速度が前記搬送速度になるように前記排出ローラーの駆動を制御し、前記被記録媒体が前記排出ローラーにより移動させられ前記搬送機構により移動させられない位置にある状態においては、前記排出ローラーにより前記被記録媒体を移動させる速度が前記搬送速度から前記排出速度になるように前記排出ローラーの駆動を制御し、前記被記録媒体が前記排出ローラーから排出され、次の前記被記録媒体が前記排出ローラーにより移動させられない位置にある状態においては、次の前記被記録媒体が前記排出ローラーにより移動させられる位置にある状態となるまでに、前記排出ローラーにより次の前記被記録媒体を移動させる速度が前記搬送速度になるように前記排出ローラーの駆動を制御することを特徴とする。
本態様によれば、前記被記録媒体が前記排出ローラーから排出された後、前記被記録媒体を移動させる速度を前記排出速度から前記搬送速度に戻す。前記被記録媒体を前記排出ローラーから排出する直前に該被記録媒体を移動させる速度を低下させることができるため、特に複数の被記録媒体に対して記録を行う場合においてスループットの低下を抑制することができるとともに、前記排出速度を効果的に遅くすることができる。
本発明の第3の態様の記録装置は、前記第1又は第2の態様において、前記記録装置は、前記排出ローラーの駆動を制御する制御部と、前記被記録媒体の検出センサーと、を備え、前記制御部は、前記検出センサーによる前記被記録媒体の検出に基づいて、前記排出ローラーにより前記被記録媒体を移動させる速度が前記搬送速度から前記排出速度になるように前記排出ローラーの駆動を制御することを特徴とする。
ここで、「前記被記録媒体の検出センサー」とは、被記録媒体が所定の位置に搬送されたことを検出可能なセンサーを意味し、例えば、被記録媒体の先端部や後端部を検出可能な光学センサー等が挙げられる。
本態様によれば、前記検出センサーによる検出結果に基づいて前記排出ローラーの駆動の制御を高精度で行うことができる。
なお、前記検出センサーは、前記搬送機構における被記録媒体の搬送方向の最下流側に設けられることが好ましいが特に限定されない。
本発明の第4の態様の記録装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記記録装置は、前記排出ローラーの駆動を制御する制御部と、ゲートの開閉により前記被記録媒体を前記搬送機構に送ることが可能なゲート部と、を備え、前記制御部は、前記ゲート部によるゲートを開く動作に基づいて、前記排出ローラーにより前記被記録媒体を移動させる速度が前記搬送速度から前記排出速度になるように前記排出ローラーの駆動を制御することを特徴とする。
本態様によれば、前記被記録媒体を前記搬送機構に送ることが可能なゲート部によるゲートを開く動作に対応して前記排出ローラーの駆動の制御をすることができる。すなわち、前記排出ローラーの駆動の制御をするために必要となるセンサー等の部材を別途設けることを省略できる。
なお、前記ゲート部としては、例えば、ゲートローラー等を使用することができ、ゲートの開閉はゲートローラーの回転及び停止により実行することができる。
本発明の第5の態様の記録装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記搬送機構は、前記被記録媒体を挟持する搬送ローラーを有し、前記記録装置は、前記排出ローラーの駆動を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記搬送機構による前記被記録媒体の搬送方向の最下流側に設けられる搬送ローラーによる前記被記録媒体の挟持位置から前記排出ローラーによる前記被記録媒体の挟持位置までの前記被記録媒体の移動経路において、前記被記録媒体の後端が前記移動経路の中点を超えた位置で前記排出ローラーにより前記被記録媒体を移動させる速度が前記排出速度となるように前記排出ローラーの駆動を制御することを特徴とする。
前記移動経路において、前記排出ローラーに近い位置で前記搬送速度から前記排出速度に速度を落とす構成の方が望ましい。複数の被記録媒体に連続して記録を行う場合、先に記録が行われる被記録媒体と次に記録が行われる被記録媒体とは所定の間隔を空けて搬送される。この間隔は、被記録媒体の排出時においては、被記録媒体を移動させる速度が前記搬送機構による搬送時よりも遅くなるので、狭くなる。この間隔が無くなると、先に記録が行われた被記録媒体の後端と次に記録が行われた被記録媒体の先端とが重なり、スタックする際にスタック不良を発生させてしまう。このため、この間隔が無くならないようにしなければならない。この間隔が無くならないように前記排出速度を効果的に落とすためには、被記録媒体の後端が前記排出ローラーに近い位置で前記搬送速度から前記排出速度に速度を落とす構成である必要がある。前記排出ローラーから遠い位置で前記搬送速度から前記排出速度に速度を落とす構成では、該排出速度により被記録媒体が移動する距離が長くなり、該排出速度をあまり落としすぎると前記間隔が無くなってしまうため、該排出速度をあまり落とせないためである。
本態様によれば、前記被記録媒体の後端が前記移動経路の中点を超えた位置で前記排出速度となるように前記排出ローラーの駆動を制御する。すなわち、前記排出速度に到達している位置は前記排出ローラーに近い位置となる。このため、前記排出ローラーに近い位置で前記搬送速度から前記排出速度に速度を落とす構成とすることができ、該排出速度を十分落とすことが可能になる。つまり、被記録媒体を所定の位置以上に移動させてしまい、被記録媒体をスタック部に安定的にスタックすることが困難になるということを抑制できる。
本発明の第6の態様の記録装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記搬送機構は、無端ベルトを有し、複数の前記被記録媒体に連続して記録を行う場合において、記録開始から記録終了まで前記無端ベルトを連続駆動することを特徴とする。
ここで、「無端ベルト」の具体例として、グルーベルト及び静電吸着式のベルト等、ベルトに被記録媒体を付着させて被記録媒体を支持するものが挙げられるが、これらに限定されない。また、「連続駆動」とは、記録ヘッドによる記録領域を通過するのが被記録媒体であれ、複数の被記録媒体の間隔であれ一定の速度で無端ベルトを駆動することをいい、厳密に一定の速度で駆動することのほか、バラツキを含む大凡一定の速度で駆動することを含む意味である。また、「連続して記録を行う」とは、少なくとも当該記録装置に対する1つの記録ジョブにおいて複数の被記録媒体Pに対する記録を行う場合を含んでいればよい。
本態様によれば、無端ベルトを連続駆動することにより、無端ベルトを間欠駆動する場合よりも被記録媒体の搬送安定性を高くすることができる。
本発明の第7の態様の記録装置は、前記第1から第6のいずれか1つの態様において、前記記録ヘッドは、インクを吐出するノズルが前記被記録媒体の搬送方向と交差する方向に複数並べて設けられるラインヘッドであることを特徴とする。
記録ヘッドとしてラインヘッドを備える記録装置は、高速で記録することが可能である。このため、特に効果的に、記録速度を低下させることなく、被記録媒体をスタック部に安定的にスタックすることができる。
本発明の第8の態様の記録方法は、被記録媒体に記録可能な記録ヘッドと、前記被記録媒体を搬送する搬送機構と、前記被記録媒体をスタック可能なスタック部と、前記搬送機構により搬送された前記被記録媒体を挟持して挟持位置から前記スタック部に排出する排出ローラーと、を備える記録装置を用いて行う記録方法であって、前記排出ローラーによる前記被記録媒体の排出時における前記排出ローラーの排出速度を、前記記録ヘッドによる記録領域を通過する時における前記搬送機構の搬送速度よりも遅くし、前記排出ローラーによる排出時における前記搬送機構の搬送速度を、前記記録領域を通過する時における前記搬送機構の搬送速度に維持することを特徴とする。
本態様によれば、前記排出ローラーによる前記被記録媒体の排出時の排出速度を前記搬送速度よりも遅くするとともに、前記排出ローラーによる前記被記録媒体の排出時においても、前記搬送機構による前記被記録媒体の搬送速度を維持する。このため、速い記録速度を維持し、スタック部への被記録媒体の排出時の排出速度を遅くするとともに被記録媒体をスタックするまでの時間を長くすることができ、記録速度を低下させることなく、被記録媒体をスタック部に安定的にスタックすることができる。
本発明の実施例1に係る記録装置の概略側面図。 本発明の実施例1に係る記録装置のブロック図。 本発明の実施例1に係る記録装置における被記録媒体の搬送速度及び排出速度と、どの位置において被記録媒体を移動させる速度を該搬送速度から該排出速度に減速するかと、を説明するための図。 本発明の実施例に係る記録方法を説明するためのフローチャート。
[実施例1](図1〜図3)
以下に、本発明の実施例1に係る記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本発明の実施例1に係る記録装置1の概要について説明する。なお、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pの搬送機構として静電吸着式の無端ベルトを有する記録装置である。ただし、このような構成に限定されない。
図1は本実施例の記録装置1の概略側面図である。
本実施例の記録装置1は、記録を行うための被記録媒体Pを保持するトレイ2を備えており、ピックアップローラーRpでピックアップされた被記録媒体Pはトレイ2から無端ベルト4まで搬送ローラーRにより搬送経路3を搬送方向Aに搬送される。ここで、搬送ローラーRは駆動ローラーと従動ローラーにより被記録媒体Pを挟持して搬送する。
本実施例の記録装置1は、単票タイプの被記録媒体Pを連続して搬送して連続して記録することができる。連続して被記録媒体Pに記録する場合、被記録媒体P同士の間隔が一定の間隔となるように、搬送ローラーとしての役割も兼ねるゲートローラーRgが開閉(回転及び停止)し、無端ベルト4に被記録媒体Pを送る。すなわち、ゲートローラーRgは、ゲートの開く動作により被記録媒体Pを記録装置1における搬送機構に送ることが可能なゲート部としての役割を有している。
また、ゲートローラーRgの搬送方向Aの下流側には、被記録媒体Pが無端ベルト4に送られることを検出可能な検出センサーとしての光学センサーS1が設けられている。
無端ベルト4に送られた被記録媒体Pは、加圧ローラー7により押し当てられて無端ベルト4に付着する。無端ベルト4に付着されて支持された被記録媒体Pは、搬送方向Aに搬送されながら、インクを吐出するノズルが搬送方向Aと交差する方向に複数並べて設けられるラインヘッドである記録ヘッド9により、記録される。
なお、本実施例の記録装置1は、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク及びイエローインクで記録可能なラインヘッドを備える記録装置であるが、このような構成に限定されない。記録ヘッドを往復走査させて記録する記録装置としてもよいし、その他の色のインクを使用可能な記録装置としてもよい。
本実施例の記録装置1の記録領域における搬送機構は、帯電ローラー8により静電吸着式の無端ベルト4を帯電させ、該無端ベルト4をローラー5、6により回転させて被記録媒体Pを搬送する構成である。
なお、無端ベルトに被記録媒体を付着させて被記録媒体を支持するものを用いれば、ベルトに被記録媒体を付着させている間の被記録媒体のカールを抑制することができ、被記録媒体と記録装置の構成部材との干渉を抑制することができるので好ましい。また、無端ベルトの別の例として、グルーベルトなどがあり、これも好ましく使用できる。
本実施例の記録装置1は、反転機構10により、被記録媒体Pの片面だけでなく両面に記録可能な構成となっている。本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pの両面に記録する場合、被記録媒体Pの片面への記録終了後、被記録媒体Pの搬送方向Aを変更可能なガイド部G1を移動させることにより、被記録媒体Pが搬送経路11を通るようにする。そして、片面への記録が終了した被記録媒体Pは、一度スタック部12にスタックされ、搬送経路13を通り搬送経路3に戻されることにより該片面の裏面が記録ヘッド9に対向するようにして搬送される。
本実施例の記録装置1は、記録ヘッド9による記録が終了した被記録媒体Pを、搬送経路14を介してトレイ15にスタックすることができるとともに、搬送経路16を介してトレイ17にスタックすることができる。すなわち、被記録媒体Pの片面に記録する場合において、搬送経路16は、記録ヘッド9により記録がなされた被記録媒体Pを反転して排出する排出機構の役割を有している。
なお、このトレイ15へのスタックとトレイ17へのスタックとの切り替えは、ガイド部G2を移動させることにより行われる。
本実施例の記録装置1は、搬送経路16に、被記録媒体Pを搬送する際の搬送方向Aの最下流側に設けられた搬送ローラーである搬送ローラーReが設けられ、トレイ17へ被記録媒体Pを排出するための排出ローラーRdが設けられている。ここで、搬送ローラーReから排出ローラーRdまでの搬送経路16における長さはLである。また、搬送ローラーReの搬送方向Aの下流側には、被記録媒体Pが排出ローラーRdに送られることを検出可能な検出センサーとしての光学センサーS2が設けられている。そして、光学センサーS2が被記録媒体Pを検出することに基づいて、排出ローラーRdの回転速度は、被記録媒体Pを移動させる速度が所定の搬送速度から所定の排出速度になるように変更される。
なお、本実施例の記録装置1では、記録領域の搬送機構は無端ベルト4を有し、被記録領域の搬送機構は搬送ローラーRを有する。すなわち、記録領域において被記録媒体Pを搬送する搬送機構と、非記録領域において被記録媒体Pを搬送する搬送機構とが、別体として構成されている。なお、記録領域において被記録媒体Pを搬送する搬送機構と、非記録領域において被記録媒体Pを搬送する搬送機構とが、一体として構成されていてもよい。
また、本実施例の記録装置1では、記録領域及び被記録領域の何れの領域においても搬送速度は一定であるが、これらの領域における搬送速度が異なる構成でもよい。このような構成の記録装置である場合、記録領域を通過する際における被記録媒体Pの搬送速度に対して排出速度を遅くする。
次に、本実施例の記録装置1における電気的な構成について説明する。
図2は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部21には、記録装置1の全体の制御を司るCPU22が設けられている。CPU22は、システムバス23を介して、CPU22が実行する各種制御プログラム等を格納したROM24と、データを一時的に格納可能なRAM25と接続されている。また、CPU22は、システムバス23を介して、記録ヘッド9を駆動するためのヘッド駆動部26と接続されている。
また、CPU22は、システムバス23を介して、ピックアップローラー用モーター18、ゲートローラー用モーター19、排出ローラー用モーター20、搬送ローラー用モーター28及び無端ベルト駆動ローラー用モーター40を駆動させるためのモーター駆動部27と接続されている。ここで、搬送ローラー用モーター28は、搬送方向Aの最下流側に設けられた搬送ローラーReを含む搬送ローラーRを駆動するためのモーターである。
さらに、CPU22は、光学センサーS1及びS2と、記録装置1に設けられたモニター31及びコントロールパネル32と、並びに、記録データ等をPC等の外部装置から入力する等のためのインターフェース30と、データ及び信号の送受信を行うための入出力部29と接続されている。
制御部21は、被記録媒体Pが搬送ローラーReと排出ローラーRdの両方により移動させられる位置にある状態においては、被記録媒体Pを移動させる速度が前記搬送速度となるように排出ローラーRdの駆動を制御する。そして、被記録媒体Pが排出ローラーRdのみにより移動させられる位置にある状態において、被記録媒体Pを移動させる速度が前記搬送速度から前記排出速度となるように排出ローラーRdの駆動を制御する。そして、被記録媒体Pが排出ローラーRdから排出された後に、被記録媒体Pを移動させる速度が前記排出速度から前記搬送速度に戻すように排出ローラーRdの駆動を制御する。
また、制御部21は、排出ローラーRdによる前記排出速度が記録ヘッド9による記録領域を通過する際における前記搬送速度よりも遅くなるように制御するとともに、排出ローラーRdによる被記録媒体Pの排出時においても搬送ローラーReを含む搬送ローラーRの駆動速度(搬送ローラーRによる前記被記録媒体の搬送速度)が維持されるよう制御する。
また、制御部21は、光学センサーS2による被記録媒体Pの検出に対応して、被記録媒体Pを移動させる速度が前記搬送速度から前記排出速度となるように排出ローラーRdの駆動を制御する。また、光学センサーS1による被記録媒体Pの検出に対応して、排出ローラーRdの駆動を制御することもできる。さらに、制御部21は、ゲートローラーRgによるゲートを開く動作(ゲートローラーRgの回転)に対応して、被記録媒体Pを移動させる速度が前記搬送速度から前記排出速度となるように前記排出ローラーの駆動を制御することもできる。
また、制御部21は、複数の被記録媒体Pに連続して記録を行う場合において、記録開始から記録終了まで無端ベルト4を連続駆動するよう、無端ベルト駆動ローラー用モーター40を制御する。
次に、被記録媒体Pの無端ベルト4及び搬送ローラーRによる搬送速度及び被記録媒体Pの排出ローラーRdによる排出速度について説明する。
図3は、本実施例の記録装置1における被記録媒体Pの搬送速度及び排出速度と、どの位置において被記録媒体Pの移動速度を該搬送速度から該排出速度に減速するかと、を説明するためのグラフである。詳細には、被記録媒体Pの移動速度の減速位置と、その減速位置で減速した際の被記録媒体Pの排出速度の最大値(先に記録された被記録媒体Pが次に記録された被記録媒体Pに追いつかれないようにするための最大速度)と、を(a)、(b)、(c)と3種類例示して表しているグラフである。
被記録媒体Pは、無端ベルト4及び搬送ローラーRにより搬送速度v1で搬送され、排出ローラーRdにより排出速度v2でトレイ17に排出される。搬送速度v1は、排出速度v2よりも速く、記録ヘッド9による記録速度に対応し、予め定められた一定の速度である。
一方、排出速度v2は、搬送速度v1から排出速度v2へ減速する際の被記録媒体Pの位置に応じて変えることができる。これは以下の理由による。
連続して被記録媒体Pに記録する場合、先に記録する被記録媒体Pと次に記録される被記録媒体Pとは、一定の間隔を空けて搬送される。先に記録された被記録媒体Pを排出ローラーRdにより排出する際、先に記録された被記録媒体Pの減速タイミングが早く、排出速度v2が遅すぎると、次に記録された被記録媒体Pは先に記録された被記録媒体Pに追いついてしまう。このような状態では、トレイ17に被記録媒体Pを安定的にスタックすることができない。
先に記録された被記録媒体Pが次に記録された被記録媒体Pに追いつかれないようにするためには、先に記録された被記録媒体Pの減速タイミングを遅くするか、排出速度v2を遅くしすぎないようにする必要がある。
排出速度v2が搬送速度v1と大差がない場合、被記録媒体Pを排出ローラーRdにより排出する際、被記録媒体Pは速い速度でトレイ17に排出されてしまい、トレイ17に被記録媒体Pを安定的にスタックすることができない場合がある。このため、排出速度v2はできるだけ遅い方が好ましい。
すなわち、排出速度v2をできるだけ遅くするためには、先に記録された被記録媒体Pの減速タイミングを遅くする必要があり、このような構成が好ましい。
本実施例の記録装置1の制御部21は、搬送ローラーReによる被記録媒体Pの挟持位置から排出ローラーRdによる被記録媒体Pの挟持位置までの被記録媒体Pの移動経路において、被記録媒体Pの後端が前記移動経路の中点mを超えた位置で排出速度v2となるように排出ローラーRdの駆動を制御する。
これは、図3において、(a)及び(b)で示されている。図3の(a)及び(b)は、搬送速度v1で搬送された被記録媒体Pの後端が前記移動経路の中点mを超えた位置(図中のβの領域)で排出速度v2となっている。
一方、図3の(c)は、搬送速度v1で搬送された被記録媒体Pの後端が前記移動経路の中点mより手前の位置(図中のαの領域)で排出速度v2となっている。
図3の(a)〜(c)からも明らかなように、連続紙の間隔を勘案すると、被記録媒体Pの減速タイミングを遅くするほど排出速度v2を遅く設定することができる。
本実施例の記録装置1の制御部21は、被記録媒体Pの移動距離を横軸にとり被記録媒体Pの移動速度を縦軸にとった場合に図3の(a)のようなグラフとなるように排出ローラーRdを駆動している。このため、排出速度v2を十分遅くすることができるとともに記録がなされてからスタックされるまでの時間を長くとることができ、被記録媒体Pの後端が揃うようにトレイ17に被記録媒体Pを安定的にスタックすることが可能になっている。
[記録方法の実施例](図4)
次に、本実施例の記録方法について説明する。
図4は、本実施例の記録方法を表すフローチャートである。
なお、本実施例の記録方法は、実施例1の記録装置1を用いて行った実施例であり、連続して被記録媒体Pに記録する場合における一の被記録媒体Pに記録する際の記録方法の実施例である。このため、実際には、この記録方法が、記録がなされる各被記録媒体Pについて連続して行われる。
本実施例の記録方法では、記録装置1が記録データを入力すると、最初に、ステップS110において、トレイ2に保持された被記録媒体PがピックアップローラーRpによりピックアップされ、該被記録媒体Pは搬送ローラーRにより搬送経路3をゲートローラーRgまで搬送される。
次に、ステップS120において、ゲートローラーRgを所定のタイミングで開閉させる(回転及び停止させる)ことにより、被記録媒体Pを無端ベルト4側に搬送する。
次に、ステップS130において、光学センサーS1で被記録媒体Pの検出をしたか否かを判断する。本ステップは、ゲートローラーRgを開く動作(回転)をさせてから所定の時間以内に制御部21が光学センサーS1からの被記録媒体Pの検出信号を入力したか否かで、被記録媒体Pの検出有無を判断する。
被記録媒体Pを検出したと判断した場合はステップS140に進み、被記録媒体Pを検出しなかったと判断した場合は本実施例に係る記録方法を終了する。
次に、ステップS140において、無端ベルト4により被記録媒体Pを搬送速度v1で搬送することを開始する。なお、本実施例においては、記録領域では無端ベルト4により搬送され、非記録領域では搬送ローラーRにより搬送される。そして、無端ベルト4及び搬送ローラーRの何れによって搬送される場合も被記録媒体Pは搬送速度v1で搬送される。しかし、記録領域と非記録領域とで異なる速度で搬送される構成であってもよい。
次に、ステップS150において、無端ベルト4により搬送される被記録媒体Pに、記録ヘッド9により記録が行われる。記録が行われた被記録媒体Pは、そのまま搬送速度v1を維持した状態で搬送ローラーR及び搬送ローラーReにより搬送経路16を排出ローラーRdまで搬送される。
次に、ステップS160において、光学センサーS2で被記録媒体Pの検出をしたか否かを判断する。本ステップは、ゲートローラーRgを開く動作をさせてから所定の時間以内に制御部21が光学センサーS2からの被記録媒体Pの検出信号を入力したか否かで、被記録媒体Pの検出有無を判断する。
被記録媒体Pを検出したと判断した場合はステップS170に進み、被記録媒体Pを検出しなかったと判断した場合は本実施例に係る記録方法を終了する。
次に、ステップS170において、光学センサーS2で被記録媒体Pを検出してから所定時間経過するのを待って、ステップS180に進む。なお、この所定時間とは、具体的には、搬送ローラーReから排出ローラーRdまでの被記録媒体Pの移動経路において、被記録媒体Pの後端が前記移動経路の中点mを超えた位置で排出速度v2となるように設定された時間である。
次に、ステップS180において、排出ローラーRdによる被記録媒体Pの移動速度が搬送速度v1から排出速度v2となるように、排出ローラーRdの駆動速度を変更する。
次に、ステップS190において、光学センサーS2で被記録媒体Pを検出してから所定時間経過するのを待って、ステップS200に進む。なお、この所定時間とは、具体的には、被記録媒体Pの後端が排出ローラーRdによる挟持位置から外れ、トレイ17に排出されたことに対応する時間である。なお、本実施例では、排出ローラーRdの駆動の制御を光学センサーS2による検出結果に基づいて行っているが、このような構成に限定されず、例えば、光学センサーS1による検出結果やゲートローラーRgを開く動作等に基づいて行ってもよい。
次に、ステップS200において、排出ローラーRdによる被記録媒体Pの移動速度が排出速度v2から搬送速度v1となるように排出ローラーRdの駆動速度を変更し(戻し)、次の被記録媒体Pの搬送に備え、本実施例に係る記録方法を終了する。
[変形例]
なお、ステップS200において、排出ローラーRdによる被記録媒体Pの移動速度が排出速度v2から搬送速度v1となるように排出ローラーRdの駆動速度を戻したが、光学センサーS1の検出結果やゲートローラーRgの開閉動作などにより、例えば次の被記録媒体Pがない場合には、搬送速度v1に戻さなくてもよい。この場合、そうでない構成と比較して、排出ローラーRdの制御に要する負荷を低減させることができる。
また、上述のように複数の被記録媒体Pについて連続して記録が行われる場合には、ステップS130において検出された被記録媒体PがステップS160において検出される前に、次の被記録媒体PがゲートローラーRg側から無端ベルト4側に搬送されてもよい。この場合、そうでない構成と比較して、さらにスループットを向上させることができる。また、複数の被記録媒体Pが無端ベルト4により搬送される程度のタイミングにて、ゲートローラーRgを開閉させてもよい。この場合、そうでない構成と比較して、さらにスループットを向上させることができる。
また、上述では、無端ベルト4の搬送速度は排出ローラーRdの駆動の制御にかかわらずv1に一定に維持されているが、無端ベルト4の搬送速度は無端ベルト駆動ローラーの偏芯等に起因して無端ベルト4の搬送速度はバラツキを有していてもよい。例えば、(a)被記録媒体Pが記録領域を通過する時における無端ベルト4の搬送速度と、(b)被記録媒体Pが排出ローラーRdにより排出される時における無端ベルト4の搬送速度との差が、(a)被記録媒体Pが記録領域を通過する時における無端ベルト4の搬送速度と、(c)被記録媒体Pが排出ローラーRdにより排出される時における排出ローラーRdの排出速度との差よりも小さければよい。その場合であっても、記録速度を低下させることなく、被記録媒体をスタック部に安定的にスタックすることができる。
また、被記録媒体Pのサイズに応じて、排出ローラーRdの駆動速度の制御やゲートローラーRgの開閉動作の制御を変えてもよい。具体的には、被記録媒体Pの移動方向の長さが変わると、被記録媒体Pの先端が排出ローラーRdによる挟持位置にまで移動してから被記録媒体Pの後端が排出ローラーRdによる挟持位置から外れるまでの時間が変わるので、その場合にはステップS190とステップS200との間の所定時間を変更したり、搬送速度v1の値を変更したり、ゲートローラーRgを開閉する所定のタイミングを変更したりしてもよい。あるいは、被記録媒体Pのサイズに代えて、あるいは併せて、被記録媒体Pの種類や坪量や厚みに応じて、排出ローラーRdの駆動速度の制御やゲートローラーRgの開閉動作の制御を変えてもよい。これらの場合であっても、記録速度を低下させることなく、被記録媒体をスタック部に安定的にスタックすることができる。
また、無端ベルト4の搬送速度が複数種類あり、記録モードの選択に応じていずれかの搬送速度により被記録媒体Pに記録する場合に、それぞれの記録モードに応じて、排出ローラーRdの駆動速度の制御やゲートローラーRgの開閉動作の制御を変えてもよい。これらの場合であっても、記録モードの違いや無端ベルト4の搬送速度の違いに応じて、記録速度を低下させることなく、被記録媒体をスタック部に安定的にスタックすることができる。
また、上述では、無端ベルト4の搬送速度をv1に、排出ローラーRdの排出速度をv2とするように制御部21がそれぞれを駆動させるモーターを制御したが、連続して記録を行う被記録媒体Pの枚数に応じて、当該制御を行うか否かを変更してもよい。例えば、1つの記録ジョブの記録枚数が所定の値より多い場合に当該制御を行い、1つの記録ジョブの記録枚数が所定の値未満の場合に当該制御を行わないようにしてもよい。この場合、無端ベルト4を駆動させる無端ベルト駆動ローラー用モーター40の負荷を低減させることができうる。特に、所定の値が、無端ベルト4と排出ローラーRdとの間の搬送経路上にて被記録媒体Pが搬送された状態を保持できるだけの、被記録媒体Pの最大枚数に基づいて定められていることが好ましい。この場合、この所定の値未満の記録枚数の記録ジョブであれば、無端ベルト4を減速させてもよいので、無端ベルト駆動ローラー用モーター40の負荷を低減させることができる。
また、記録装置1は、無端ベルト4と排出ローラーRdとの間の搬送経路上にて被記録媒体Pが少なくとも1枚以上搬送されている状態を保持できるだけの長さの搬送経路を備える構成であってもよい。この場合、そうでない構成と比較して、排出するまでの時間を稼ぐのでカールを抑制することができるので、単位時間当たりにより多くの枚数の被記録媒体Pに対して記録を行うことができる。さらに、記録装置1は、無端ベルト4と排出ローラーRdとの間の搬送経路上にて被記録媒体Pが少なくとも2枚以上搬送されている状態を保持できるだけの紙間にて、複数の被記録媒体Pを搬送できる構成であってもよい。この場合、より効果がある。
1 記録装置、2 トレイ、3 搬送経路、4 無端ベルト(搬送機構)、
5 ローラー、6 ローラー、7 加圧ローラー、8 帯電ローラー、
9 記録ヘッド、10 反転機構、11 搬送経路、12 スタック部、
13 搬送経路、14 搬送経路、15 トレイ(スタック部)、16 搬送経路、
17 トレイ(スタック部)、18 ピックアップローラー用モーター、
19 ゲートローラー用モーター、20 排出ローラー用モーター、21 制御部、
22 CPU、23 システムバス、24 ROM、25 RAM、
26 ヘッド駆動部、27 モーター駆動部、28 搬送ローラー用モーター、
29 入出力部、30 インターフェース、31 モニター、
32 コントロールパネル、33 回転軸、
40 無端ベルト駆動ローラー用モーター、G1、G2 ガイド部、P 被記録媒体、
R、Re 搬送ローラー(搬送機構)、Rd 排出ローラー、
Rg ゲートローラー(ゲート部)、Rp ピックアップローラー、
S1、S2 光学センサー
本発明は、記録がなされた被記録媒体をスタック可能なスタック部を備える記録装置に関する。

Claims (11)

  1. 被記録媒体に記録可能な記録ヘッドと、
    前記被記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記被記録媒体をスタック可能なスタック部と、
    前記搬送機構により搬送された前記被記録媒体を挟持して挟持位置から前記スタック部に排出する排出ローラーと、
    前記排出ローラーの駆動を制御する制御部と、
    回転することにより前記被記録媒体を前記搬送機構に送ることが可能な搬送ローラーと、を備え、
    前記排出ローラーによる前記被記録媒体の排出時における前記排出ローラーの排出速度は、前記記録ヘッドによる記録領域を前記被記録媒体が通過する時における前記搬送機構の搬送速度よりも遅く、
    前記搬送機構の搬送速度は、前記記録ヘッドによる前記記録領域を前記被記録媒体が通過する時と、前記排出ローラーによる前記被記録媒体の排出時とで維持され、
    前記制御部は、前記搬送ローラーの回転に対応して、前記排出ローラーにより前記被記録媒体を移動させる速度が前記搬送速度から前記排出速度になるように前記排出ローラーの駆動を制御することを特徴とする記録装置。
  2. 被記録媒体に記録可能な記録ヘッドと、
    前記被記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記被記録媒体をスタック可能なスタック部と、
    前記搬送機構により搬送された前記被記録媒体を挟持して挟持位置から前記スタック部に排出する排出ローラーと、
    前記排出ローラーの駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記排出ローラーによる前記被記録媒体の排出時における前記排出ローラーの排出速度は、前記記録ヘッドによる記録領域を前記被記録媒体が通過する時における前記搬送機構の搬送速度よりも遅く、
    前記搬送機構の搬送速度は、前記記録ヘッドによる前記記録領域を前記被記録媒体が通過する時と、前記排出ローラーによる前記被記録媒体の排出時とで維持され、
    前記搬送機構は、前記被記録媒体を挟持する搬送ローラーを有し、
    前記制御部は、前記搬送機構による前記被記録媒体の搬送方向の最下流側に設けられる搬送ローラーによる前記被記録媒体の挟持位置から前記排出ローラーによる前記被記録媒体の挟持位置までの前記被記録媒体の移動経路において、前記被記録媒体の後端が前記移動経路の中点を超えた位置で前記排出ローラーにより前記被記録媒体を移動させる速度が前記排出速度となるように前記排出ローラーの駆動を制御することを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置において、
    前記制御部は、前記後端が前記中点を超える前の位置で前記被記録媒体を移動させる速度の減速を開始させ、前記中点を超えてから前記排出ローラーにより前記被記録媒体を移動させる速度が前記排出速度となるように前記排出ローラーの駆動を制御することを特徴とする記録装置。
  4. 請求項2に記載の記録装置において、
    前記制御部は、前記後端が前記中点を超えてから前記被記録媒体を移動させる速度の減速を開始させ、前記排出ローラーにより前記被記録媒体を移動させる速度が前記排出速度となるように前記排出ローラーの駆動を制御することを特徴とする記録装置。
  5. 請求項4に記載の記録装置において、
    前記制御部は、前記後端が前記中点になるべく近い位置で前記被記録媒体を移動させる速度の減速を開始させるように前記排出ローラーの駆動を制御することを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記制御部は、
    前記被記録媒体が前記搬送機構と前記排出ローラーとにより移動させられる位置にある状態においては、前記排出ローラーにより前記被記録媒体を移動させる速度が前記搬送速度になるように前記排出ローラーの駆動を制御し、
    前記被記録媒体が前記排出ローラーにより移動させられ前記搬送機構により移動させられない位置にある状態においては、前記排出ローラーにより前記被記録媒体を移動させる速度が前記搬送速度から前記排出速度になるように前記排出ローラーの駆動を制御し、
    前記被記録媒体が前記排出ローラーから排出され、次の前記被記録媒体が前記排出ローラーにより移動させられない位置にある状態においては、次の前記被記録媒体が前記排出ローラーにより移動させられる位置にある状態となるまでに、前記排出ローラーにより次の前記被記録媒体を移動させる速度が前記搬送速度になるように前記排出ローラーの駆動を制御することを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記記録装置は、前記被記録媒体の検出センサーと、を備え、
    前記制御部は、前記検出センサーによる前記被記録媒体の検出に基づいて、前記排出ローラーにより前記被記録媒体を移動させる速度が前記搬送速度から前記排出速度になるように前記排出ローラーの駆動を制御することを特徴とする記録装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記搬送機構は、無端ベルトを有し、複数の前記被記録媒体に連続して記録を行う場合において、記録開始から記録終了まで前記無端ベルトを連続駆動することを特徴とする記録装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記記録ヘッドは、インクを吐出するノズルが前記被記録媒体の搬送方向と交差する方向に複数並べて設けられるラインヘッドであることを特徴とする記録装置。
  10. 被記録媒体に記録可能な記録ヘッドと、前記被記録媒体を搬送する搬送機構と、前記被記録媒体をスタック可能なスタック部と、前記搬送機構により搬送された前記被記録媒体を挟持して挟持位置から前記スタック部に排出する排出ローラーと、回転することにより前記被記録媒体を前記搬送機構に送ることが可能な搬送ローラーと、を備える記録装置を用いて行う記録方法であって、
    前記排出ローラーによる前記被記録媒体の排出時における前記排出ローラーの排出速度を、前記記録ヘッドによる記録領域を通過する時における前記搬送機構の搬送速度よりも遅くし、
    前記排出ローラーによる排出時における前記搬送機構の搬送速度を、前記記録領域を通過する時における前記搬送機構の搬送速度に維持するとともに、
    前記搬送ローラーの回転に対応して、前記排出ローラーにより前記被記録媒体を移動させる速度が前記搬送速度から前記排出速度になるように前記排出ローラーを駆動することを特徴とする記録方法。
  11. 被記録媒体に記録可能な記録ヘッドと、前記被記録媒体を挟持する搬送ローラーを有し前記被記録媒体を搬送する搬送機構と、前記被記録媒体をスタック可能なスタック部と、前記搬送機構により搬送された前記被記録媒体を挟持して挟持位置から前記スタック部に排出する排出ローラーと、を備える記録装置を用いて行う記録方法であって、
    前記排出ローラーによる前記被記録媒体の排出時における前記排出ローラーの排出速度を、前記記録ヘッドによる記録領域を通過する時における前記搬送機構の搬送速度よりも遅くし、
    前記排出ローラーによる排出時における前記搬送機構の搬送速度を、前記記録領域を通過する時における前記搬送機構の搬送速度に維持するとともに、
    前記搬送機構による前記被記録媒体の搬送方向の最下流側に設けられる搬送ローラーによる前記被記録媒体の挟持位置から前記排出ローラーによる前記被記録媒体の挟持位置までの前記被記録媒体の移動経路において、前記被記録媒体の後端が前記移動経路の中点を超えた位置で前記排出ローラーにより前記被記録媒体を移動させる速度が前記排出速度となるように前記排出ローラーを駆動することを特徴とする記録方法。
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