JP2017128373A - 造形面を有する吐出容器 - Google Patents
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Abstract
Description
さらに、中皿の押し下げを解除すると、先行分割中皿が上方に向けて復元変位し始める一方、後行分割中皿は、被係合部が外装部内の係合部に係合されることで、係合部に対して上下方向の同じ位置で待機する。そして、先行分割中皿が上方に向けて復元変位する過程において、引き上げ係合部が後行分割中皿に係合すると、先行分割中皿に加えられている上方付勢力が、後行分割中皿に追加して加えられることによって、被係合部と係合部との係合が解除され、後行分割中皿が係合部に対して上方に向けて復元変位する。
したがって、先行分割中皿の上方に向けた復元変位が完了した後に、後行分割中皿の上方に向けた復元変位が完了するので、造形面上の造形物のうち、先行分割中皿の直上に位置する部分より、後行分割中皿の直上に位置する部分を上方に大きく膨出させることができる。これにより、一部が他の部分と比べて上方に向けて大きく膨出した造形物を形成することができる。
この場合、先行分割中皿が、外装部の外側に配設された押下部と、後行分割中皿に対して後行分割中皿の上側から係合する押下係合部と、を備えているため、外装部及び中皿の径方向のかさ張りを抑えながら中皿を押し下げる際の操作性を確保することができる。
容器体11は、内容物が収容される容器本体12と、容器本体12の口部12aに装着された固定部材13と、を備えている。
また、本実施形態においては、ステム19の外周面に、径方向の外側に向けて突出し、周方向に延びる係合部19aが形成されている。係合部19aは、ステム19の上端部に形成されている。
なお、前述の容器本体12及び吐出器14は、容器本体12内に収容された内容物をステム19から吐出する吐出容器本体20を構成している。図示の例では、吐出容器本体20として、内部に液状の内容物が収容されたエアゾール缶を採用している。
連結部23は、その径方向の中間部に突出部23Aが形成されており、突出部23Aは、上側に向けて突出し、後述する吐出位置において、突出部23Aの外周面と先行分割中皿16Aの内周面とが径方向に近接する位置に配置されている。
外装部15は、容器軸Oと同軸に配置された有頂円筒状に形成されている。外装部15には、図1に示すように、頂壁部24から下側に向けて延びている芯体25と、頂壁部24に上下方向に貫通する複数の成形孔26と、周壁部15aを径方向に貫通する挿通孔29と、が形成されている。
挿通孔29は、図3に示すように、径方向の外側から見て上下方向に長い長方形状に形成されている。挿通孔29は、周壁部15aに周方向に間隔をあけて4つ形成され、このうちの2つ1組では、周方向に互いに隣接し、各組は周壁部15aにおいて径方向で互いに対向する部分に各別に形成されている。
中皿16は、その内側に、下降時にステム19が挿通されるガイド筒31を備えている。ガイド筒31は、容器軸Oと同軸に配置され、下方に向けて延びており、その径方向の内側には、ステム19に係止され、中皿16の下降に伴ってステム19を下降させる係止部36が設けられている。
中皿16が待機位置に位置するときには、外装部15の芯体25が、中皿16の連通孔34に挿通されている。
分割中皿は、径方向の外側に配設された先行分割中皿16Aと、径方向の内側に配設された後行分割中皿16Bと、により構成されている。
先行分割中皿本体60は、外装部15内に上下動自在に嵌合され、外周面が外装部15の内周面上を上下方向に摺動する。先行分割中皿本体60の平面視形状は、外装部15の内周面における平面視形状と、同等の形状でかつ同等の大きさに形成されている。
また、連結板38は、挿通孔29の開口周縁部のうち、周方向の両端に位置して周方向を向く側縁に当接若しくは近接している。このため、中皿16は、外装部15に対して回転移動が規制されている。
側板39は、上下方向に延びて配設されている。側板39の表裏面は外装部15の外周面に沿って延びている。側板39は、連結板38と押下板33とを連結している。また、側板39と先行分割中皿16Aの外周面との間には、径方向の隙間が設けられている。
押下板33は、側板39の上端部から径方向の外側に向けて突出している。押下板33の表裏面は上下方向を向いている。押下板33の表面は、外装部15の造形面27と面一となっている。
なお、押下板33の表面は、造形面27と面一でなくてもよい。
また、ガイド筒31には、中皿16が下降してステム19を下降させたときに、外装部15内のステム19に配設された係合部19aに離脱自在に係合される被係合部73が形成されている。被係合部73は、ガイド筒31の内周面の下端部に形成されている。被係合部73は、ガイド筒31の内周面から径方向の内側に向けて突出し、周方向に沿って延びている。
すなわち、上側に位置する先行分割中皿16Aの押下係合部64が、下側に位置する後行分割中皿16Bの押下被係合部72に対して、押下被係合部72の上側から係合している。これにより、先行分割中皿16Aが下方に移動する際に、後行分割中皿16Bが同時に下方に移動できる。
また、天壁部70のうち、押下被係合部72より径方向の内側に位置する張出部74が、先行分割中皿本体60の貫通孔63内に挿入されている。
このうち、径方向の外側に配設される付勢部材50は、固定部材13と先行分割中皿16Aとの上下方向の間に設けられている。付勢部材50は、吐出位置に位置する先行分割中皿16Aを上方付勢して待機位置まで上昇させるとともに、付勢部材51と協働して、ステム19の係合部19aと、後行分割中皿16Bの被係合部73と、の係合を解除する。
付勢部材50の上端部は、その内側に垂下部61が挿入された状態で、先行分割中皿16Aの下面に当接し、付勢部材50の下端部は、突出部23A内に挿入された状態で、連結部23の上面に当接している。
付勢部材51の上端部は、後行分割中皿16Bの周壁部71内に挿入された状態で、後行分割中皿16Bの下面に当接し、付勢部材51の下端部は、固定部材13の内筒部22のフランジ部22aの上面に当接している。
付勢部材51の上方付勢力は、係合部19a及び被係合部73の係合力以下となっている。また、付勢部材50、51の上方付勢力の和は、係合部19a及び被係合部73の係合力よりも大きくなっている。なお、付勢部材50の上方付勢力が、係合部19a及び被係合部73の係合力よりも大きくなっていてもよい。
その後、押下部40の押し下げを解除すると、中皿16が、ステム19の上方に向けた復元変位にともなって、外装部15に対して上方に移動する。このとき、拡散室35の内容積が減少し、拡散室35に流入していた内容物が拡散室35から成形孔26を通じて外部に押し出される。
これにより、図6に示すように、ステム19の係合部19aと、後行分割中皿16Bの被係合部73と、の係合が解除され、後行分割中皿16Bがステム19に対して上方に向けて復元変位する。これに伴って、図7に示すように、拡散室35のうち、後行分割中皿16Bの直上に位置する部分の内容積が減少する。このため、拡散室35に流入していた内容物のうち、後行分割中皿16Bの直上に位置する部分の内容物が、拡散室35から成形孔26を通じて造形面27上に押し出される。
ここで、後行分割中皿16Bの径方向の外側は、先行分割中皿16Aの垂下部61により囲まれており、かつ先行分割中皿16Aの上面と供給面28とが当接若しくは近接している。このため、後行分割中皿16Bの直上に位置していた内容物が、径方向の外側に拡がることなく、造形面27上において、径方向の内側に位置する後行分割中皿16Bの直上に位置する部分に集中して造形物Mをさらに上方に膨出させることになる。
なお、先行分割中皿の上面が外装部の供給面と当接するまでに、先行分割中皿の垂下部における引き上げ係合部が、後行分割中皿の周壁部の下端開口縁に係合するように、引き上げ係合部及び周壁部の下端開口縁の上下方向の相対的な距離を調整することで、先行分割中皿とステムとの復元変位速度の差に対応させることができる。
その後、先行分割中皿が上方に向けて復元変位する過程において、引き上げ係合部が後行分割中皿に係合すると、先行分割中皿に加えられている上方付勢力が、後行分割中皿に追加して加えられることによって、被係合部と係合部との係合が解除され、後行分割中皿が係合部に対して上方に向けて復元変位する。
また、容器体11は、容器本体12と固定部材13が別体で設けられることに限定されず、一体に設けられていてもよい。
また、吐出器14の前記吐出弁として、ステム19の一度の押し込み操作により一定量の内容物が吐出される定量バルブを採用してもよい。このような場合には、内容物が造形面27に吐出された際に、複数の成形孔を介して造形面27上で組み合わされて形成される造形物を精度よく形成することができる。
11 容器体
12a 口部
14 吐出器
15 外装部
15a 周壁部
16 中皿
16A 先行分割中皿
16B 後行分割中皿
19 ステム
19a 係合部
24 頂壁部
26 成形孔
27 造形面
28 供給面
29 挿通孔
35 拡散室
36 係止部
40 押下部
62 引き上げ係合部
64 押下係合部(内周部)
73 被係合部
Claims (2)
- 内容物が収容される容器体と、
前記容器体の口部に上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有する吐出器と、
前記ステムの上方に配置されるとともに、前記ステムから吐出された吐出物を、各別に通過させることで造形片を形成する複数の成形孔が上下方向に貫通する頂壁部を有し、前記頂壁部において上方を向く造形面上で、複数の前記造形片を組み合わせて造形物を形成する外装部と、
前記外装部内に移動自在に設けられ、前記頂壁部において下方を向く供給面との間に、前記ステムからの内容物を径方向に拡散して前記成形孔に供給する拡散室を形成する中皿と、を備え、
前記外装部は、前記容器体に装着され、
前記中皿には、前記ステムに係止され、前記中皿の下降に伴って前記ステムを下降させる係止部が設けられ、
前記中皿は、前記供給面に沿う面方向に分割された複数の分割中皿により構成されるとともに、これらの分割中皿は、上方付勢状態で下方移動可能に各別に支持され、
複数の前記分割中皿は、
前記中皿が下降して前記ステムを下降させたときに、前記外装部の内側若しくは外装部に配設された係合部に離脱自在に係合される被係合部が形成された後行分割中皿と、
前記後行分割中皿に対して前記後行分割中皿の下側から係合する引き上げ係合部が形成された先行分割中皿と、を備えることを特徴とする吐出容器。 - 前記先行分割中皿は、前記外装部の周壁部に形成された挿通孔を通して前記外装部の外側に配設された押下部と、前記後行分割中皿に対して前記後行分割中皿の上側から係合する押下係合部と、を備え、
前記係止部は、前記後行分割中皿に設けられ、
前記係合部は、前記ステムに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の吐出容器。
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