JP2017127450A - 筆穂 - Google Patents

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JP2017127450A JP2016008357A JP2016008357A JP2017127450A JP 2017127450 A JP2017127450 A JP 2017127450A JP 2016008357 A JP2016008357 A JP 2016008357A JP 2016008357 A JP2016008357 A JP 2016008357A JP 2017127450 A JP2017127450 A JP 2017127450A
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和人 小倉
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Abstract

【課題】 比較的均一な幅の塗布跡を形成し易いものでありながら、直線状部分の繊維が散けることを抑制し、意図しない部分への塗布液の散布を防止することができ、また、繊維の腹に接触する筆記感と連続的な滑らかな塗布感が得られる筆穂を得る。【解決手段】 筆穂先端の並列部に、直線状部分と曲面状部分とを形成し、軸線方向に対して垂直な方向である幅寸法において、曲面状部分の総幅長さが直線状部分の総幅長さ以上である。【選択図】 図2

Description

本発明は、アイライナーやリップブラシ等の化粧具、書道に使用する筆やインキを内蔵する筆ペン先の筆記具、画筆、刷毛などに使用する筆穂に関するものである。
従来、筆穂としては、柔らかく自由度の高い円錐形状のもの(特許文献1)や、一定幅の描線を描きやすい、先端を平坦にした平型のもの(特許文献2)が知られている。
また、筆穂の最先端部を軸線と異なる位置に配置して、軸線に対して斜めに形成した側部稜線を有するものも知られている(特許文献3)。
特開平11−192795号公報 特開2003−072281号公報 特開2001−287491号公報
円錐形状の筆穂では、一定幅の塗布跡を形成しにくく、平型の筆穂や、斜めに形成した側部稜線を有する穂先といった、先端に直線状部分を有する筆穂では、紙面や肌面などの被塗布面に押し付けたときに、端の繊維が散けて意図しない部分へ塗布液が付着してしまうことがあった。
本発明は、繊維収束体としての筆穂を形成する繊維の先端が形成する、筆穂先端の並列部に、直線状部分と曲面状部分とを形成し、軸線方向に対して垂直な方向である幅寸法において、曲面状部分の総幅長さが直線状部分の総幅長さ以上である筆穂を要旨とする。
本発明は、筆穂の先端部分にて、単繊維の先端が束ねられることによって形成される筆穂先端の並列部に、平型などの穂先と同様に、直線状部分を有することで、比較的均一な幅の塗布跡を形成し易いものでありながら、その直線状部分以上の幅となる曲面状部分を有するので、曲面状部分を構成する繊維束が直線状部分を支える役割を担い、直線状部分の繊維が散けることを抑制し、意図しない部分への塗布液の散布を防止することができる。また、単繊維の先端の集合体である並列部は、肌に塗布する場合などでは、繊維の先端が肌への刺激部分となるが、並列部を大きな曲面状とすることによって、繊維束の先端が段階的に肌を押すこととなり、繊維の腹に接触する筆記感と連続的な滑らかな塗布感が得られる。
塗布具に適用した一例を示す縦断面図。 図1のI部拡大図。 筆穂と固定部材を示す斜視図。 他の一例を示す図2相当図。 第2実施例の斜視図。
本発明の筆穂は、アイライナーやリップカラー、ネイルカラー、また筆記用具のインキや修正液、絵の具、口紅やファンデーションの化粧料等を用いることができ、この筆穂を配した塗布具としては、アイライナーやリップブラシを始めとする化粧用具や、紙面やガラス面、金属面、木材などに塗布する毛筆や筆記具、描画用の筆や刷毛とすることができる。
本発明の筆穂を配した塗布具としては、筆記、塗描の際に把持する軸の先端に筆穂を配置したものであれば良い。筆穂の固定方法としては、例えば、別部材によって挟持状に固定したり、筒状とした軸の先端開口に圧入固定するなどとできる。
軸は、内部に収容する塗布液を、筆穂に供給する手段を備えた塗布液内蔵タイプとすることもできる。内蔵する塗布液は、中綿などと称される繊維収束体に含浸させても良いし、インキタンクとなる容器に自由状態で収容する、所謂生インキと呼ばれるタイプとしても良い。また、インキタンクや中綿を、交換式として、外装としての軸と筆穂をそのままに、塗布液を補充して使用するものとすることもできる。また、穂先を容器に入れた塗布液に浸して使用するタイプのものとすることもできる。
筆穂を保護したり、液の乾燥を抑制するなどの目的で、キャップを被冠させたり、軸操作によって筆穂を軸内に収容、繰り出し突出可能なものとすることもできる。
筆穂の形状は繊維束ねて形成するが、繊維の先端が形成する、筆穂先端の並列部に、直線状部分と曲面状部分とを形成し、軸線方向に対して垂直な方向である幅寸法において、曲面状部分の総幅長さが直線状部分の総幅長さ以上とする以外には適宜なせ、筆穂の後端部分が円形、楕円形、扁平状などにそろえて溶着させるなどして形成できる。束ねた繊維をそのまま使用が、特に繊維一本の形状を先細状に形成したものなどでは好ましいが、束ねた後に芯擦りなどの加工を施して形成させることもできる。
筆穂を形成する単繊維の材質としては、天然の獣毛を使用しても良いが、自然保護や品質の安定性のために合成繊維を使用することも好ましい。合成繊維としては、例えば、ポリアミド(6,6−ナイロン、6−ナイロン、12−ナイロン、6,10−ナイロン、6,12−ナイロンなど)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなど)、ポリウレタン、ポリアクリロニトリル、アクリロニトリル−スチレン共重合物、アクリロニトリル−ブタジエン共重合物などを用いることができるが、各筆の合成繊維を混合して使用することもできる。
特に、ポリアミド繊維とポリブチレンテレフタレート(PBT)繊維を含有するものとすると、ポリアミドは分子内にアミド基(−NHCO)を持つ為に親水性である為、吸湿性があり水分の保持力が大きくなるので、表面張力により繊維同士を引き合わせることで筆穂のまとまりが良く、吸水時に適度に柔らかくなるので、なめらかな塗布感を得ることができる。ポリブチレンテレフタレート繊維は、先端弾性が強く、並列部に弾性が付与され、安定した塗布感が得られるものである。
尚、ポリアミド繊維の混合比率は、60%以上であることが好ましい。その理由としては、ポリアミド繊維の混合比率が60%を下回ると、吸湿による水分の保持力が小さくなるので、繊維同士が離れやすくなり、筆穂のまとまりに影響する場合がある。
また、このような合成繊維1本の形状としては、横断面形状が丸形の他に、特開2008−055742号に開示されているような断面形状が異形なものを用いても良い。さらには、繊維表面が凹凸加工されたものや、繊維全体にウェーブのかかったものであっても良い。
また、繊維の最大径として0.05mm〜0.15mmのものを用いるのが好ましい。繊維の最大径が0.05mmに満たないと、穂先弾性が弱くなり塗布時の筆穂の戻りが悪くなり、繊維の最大径が0.15mmを超えると筆穂のまとまりが悪くなる。また、塗布感がハードになることで使用感や被対象物へのタッチが悪くなる場合もある。
これら、繊維の材質や、形状、太さなどは、1種類のものを使用することも、複数種のものを混合して使用することもできる。
例えば、横断面が円形のものと異形のものとを組み合わせて使用した場合、筆穂の内部に積極的に空間が生まれ、粒子の大きい顔料を使用した塗布液や高粘度の塗布液を使用する場合に好ましい。更に、繊維同士の接触面積も少なくなるので干渉して絡まるようなことや、摩擦による静電気が発生してまとまりが悪くなるようなことを抑制しえる。
また、繊維の最大径Dは、1種類であっても2種類であっても何種類混ぜても構わない。例えば、太い繊維と細い繊維と混毛することで、筆穂として弾性が強く腰のあるタッチと、集束し易く、ソフトなタッチ感とを両立させることができる。
また、合成繊維の先端を先細に縮径加工する方法としては、処理液により加工する方法が挙げられる。具体的には、ポリアミド製の繊維に対しては、メタクレゾールと塩化カルシウム−メタノール溶液との混和液、ポリエステル製の繊維に対しては水酸化ナトリウム水溶液などの組み合わせが挙げられる。但し、必ずしもこの方法に限定されるものではなく、例えば、合成樹脂製繊維に熱延伸を与えてテーパー状に引き伸ばす方法やグラインダー研磨など機械的にテーパー化するなどの他の方法を採用しても良い。
使用されるインキや化粧料は、特に限定されないが、着色剤として染料及び/または顔料が使用できる。また、これまで塗布液と称して液状のものを塗布することを前提に説明してきたが、粉状の着色粒子やそれを押し固めた、ケーキカラーやファンデーションパウダーを筆穂ですくい取り塗布するようなものとすることもできる。
使用される配合物の一例を以下に示す。
油溶性の染料としては、具体的には、ローダミンBベース(C.I.45170B、田岡染料製造(株)製)、ソルダンレッド3R(C.I.21260、中外化成(株)製)、メチルバイオレット2Bベース(C.I.42535B、米国、National Aniline Div.製)、ビクトリアブルーF4R(C.I.42563B)、ニグロシンベースLK(C.I.50415)(以上、BASF社製、独国)、バリファーストイエロー#3104(C.I.13900A)、バリファーストイエロー#3105(C.I.18690)、オリエントスピリットブラックAB(C.I.50415)、バリファーストブラック#3804(C.I.12195)、バリファーストイエロー#1109、バリファーストオレンジ#2210、バリファーストレッド#1320、バリファーストブルー#1605、バリファーストバイオレット#1701(以上、オリエント化学工業(株)製)、スピロンブラックGMHスペシャル、スピロンイエローC−2GH、スピロンイエローC−GNH、スピロンレッドC−GH、スピロンレッドC−BH、スピロンブルーBPNH、スピロンブルーC−RH、スピロンバイオレットC−RH、S.P.T.オレンジ6、S.P.T.ブルー111(以上、保土ヶ谷化学工業(株)製)や、ネオスーパーブルーC−555(以上、中央合成化学(株)製)等の従来公知の一般的なものが使用できる。
水溶性の染料としては、酸性染料、直接染料、塩基性染料等のいずれも用いることができる。その一例を挙げれば、ジャパノールファストブラックDコンク(C.I.ダイレクトブラック17)、ウォーターブラック100L(同19)、ウォーターブラックL−200(同19)、ダイレクトファストブラックB(同22)、ダイレクトファストブラックAB(同32)、 ダイレクトディープブラックEX(同38)、ダイレクトファストブラックコンク(同51)、カヤラススプラグレイVGN(同71)、カヤラスダイレクトブリリアントエローG(C.I.ダイレクトエロー4)、ダイレクトファストエロー5GL(同26)、アイゼンプリムラエローGCLH(同44)、ダイレクトファストエローR(同50)、アイゼンダイレクトファストレッドFH(C.I.ダイレクトレッド1)、ニッポンファストスカーレットGSX(同4)、ダイレクトファストスカーレット4BS(同23)、アイゼンダイレクトローデュリンBH(同31)、ダイレクトスカーレットB(同37)、カヤクダイレクトスカーレット3B(同39)、アイゼンプリムラピンク2BLH(同75)、スミライトレッドF3B(同80)、アイゼンプリムラレッド4BH(同81)、カヤラススプラルビンBL(同83)、カヤラスライトレッドF5G(同225)、カヤラスライトレッドF5B(同226)、カヤラスライトローズFR(同227)、ダイレクトスカイブルー6B(C.I.ダイレクトブルー1)、ダイレクトスカイブルー5B(同15)、スミライトスプラブルーBRRコンク(同71)、ダイボーゲンターコイズブルーS(同86)、ウォーターブルー#3(同86)、カヤラスターコイズブルーGL(同86)、カヤラススプラブルーFF2GL(同106)、カヤラススプラターコイズブルーFBL(同199)等の直接染料や、アシッドブルーブラック10B(C.I.アシッドブラック1)、ニグロシン(同2)、スミノールミリングブラック8BX(同24)、カヤノールミリングブラックVLG(同26)、スミノールファストブラックBRコンク(同31)、ミツイナイロンブラックGL(同52)、アイゼンオパールブラックWHエクストラコンク(同52)、スミランブラックWA(同52)、ラニルブラックBGエクストラコンク(同107)、カヤノールミリングブラックTLB(同109)、スミノールミリングブラックB(同109)、カヤノールミリングブラックTLR(同110)、アイゼンオパールブラックニューコンク(同119)、ウォーターブラック187−L(同154)、カヤクアシッドブリリアントフラビンFF(C.I.アシッドエロー7:1)、カヤシルエローGG(同17)、キシレンライトエロー2G140%(同17)、スミノールレベリングエローNR(同19)、ダイワタートラジン(同23)、カヤクタートラジン(同23)、スミノールファストエローR(同25)、ダイアシッドライトエロー2GP(同29)、スミノールミリングエローO(同38)、スミノールミリングエローMR(同42)、ウォーターエロー#6(同42)、カヤノールエローNFG(同49)、スミノールミリングエロー3G(同72)、スミノールファストエローG(同61)、スミノールミリングエローG(同78)、カヤノールエローN5G(同110)、スミノールミリングエロー4G200%(同141)、カヤノールエローNG(同135)、カヤノールミリングエロー5GW(同127)、カヤノールミリングエロー6GW(同142)、スミトモファストスカーレットA(C.I.アシッドレッド8)、カヤクシルクスカーレット(同9)、ソーラールビンエクストラ(同14)、ダイワニューコクシン(同18)、アイゼンボンソーRH(同26)、ダイワ赤色2号(同27)、スミノールレベリングブリリアントレッドS3B(同35)、カヤシルルビノール3GS(同37)、アイゼンエリスロシン(同51)、カヤクアシッドローダミンFB(同52)、スミノールレベリングルビノール3GP(同57)、ダイアシッドアリザリンルビノールF3G200%(同82)、アイゼンエオシンGH(同87)、ウォーターピンク#2(同92)、アイゼンアシッドフロキシンPB(同92)、ローズベンガル(同94)、カヤノールミリングスカーレットFGW(同111)、カヤノールミリングルビン3BW(同129)、スミノオールミリングブリリアントレッド3BNコンク(同131)、スミノールミリングブリリアントレッドBS(同138)、アイゼンオパールピンクBH(同186)、スミノールミリングブリリアントレッドBコンク(同249)、カヤクアシッドブリリアントレッド3BL(同254)、カヤクアシッドブリリドブリリアントレッドBL(同265)、カヤノールミリングレッドGW(同276)、ミツイアシッドバイオレット6BN(C.I.アシッドバイオレット15)、ミツイアシッドバイオレットBN(同17)、スミトモパテントピュアブルーVX(C.I.アシッドブルー1)、ウォーターブルー#106(同1)、パテントブルーAF(同7)、ウォーターブルー#9(同9)、ダイワ青色1号(同9)、スプラノールブルーB(同15)、オリエントソルブルブルーOBC(同22)、スミノールレベリングブルー4GL(同23)、ミツイナイロンファストブルーG(同25)、カヤシルブルーAGG(同40)、カヤシルブルーBR(同41)、ミツイアリザリンサフィロールSE(同43)、スミノールレベリングスカイブルーRエクストラコンク(同62)、ミツイナイロンファストスカイブルーB(同78)、スミトモブリリアントインドシアニン6Bh/c(同83)、サンドランシアニンN−6B350%(同90)、ウォーターブルー#115(同90)、オリエントソルブルブルーOBB(同93)、スミトモブリリアントブルー5G(同103)、カヤノールミリングウルトラスカイSE(同112)、カヤノールミリングシアニン5R(同113)、アイゼンオパールブルー2GLH(同158)、ダイワギニアグリーンB(C.I.アシッドグリーン3)、アシッドブリリアントミリンググリーンB(同9)、ダイワグリーン#70(同16)、カヤノールシアニングリーンG(同25)、スミノールミリンググリーンG(同27)等の酸性染料、アイゼンカチロンイエロー3GLH(C.I.ベーシックイエロー11)、アイゼンカチロンブリリアントイエロー5GLH(同13)、スミアクリルイエローE−3RD(同15)、マキシロンイエロー2RL(同19)、アストラゾンイエロー7GLL(同21)、カヤクリルゴールデンイエローGL−ED(同28)、アストラゾンイエロー5GL(同51)、アイゼンカチロンオレンジGLH(C.I.ベーシックオレンジ21)、アイゼンカチロンブラウン3GLH(同30)、ローダミン6GCP(C.I.ベーシックレッド1)、アイゼンアストラフロキシン(同12)、スミアクリルブリリアントレッドE−2B(同15)、アストラゾンレッドGTL(同18)、アイゼンカチロンブリリアントピンクBGH(同27)、マキシロンレッドGRL(同46)、アイゼンメチルバイオレット(C.I.ベーシックバイオレット1)、アイゼンクリスタルバイオレット(同3)、アイゼンローダミンB(同10)、アストラゾンブルーG(C.I.ベーシックブルー1)、アストラゾンブルーBG(同3)、メチレンブルー(同9)、マキシロンブルーGRL(同41)、アイゼンカチロンブルーBRLH(同54)、アイゼンダイヤモンドグリーンGH(C.I.ベーシックグリーン1)、アイゼンマラカイトグリーン(同4)、ビスマルクブラウンG(C.I.ベーシックブラウン1)等の塩基性染料が挙げられる。
顔料は筆跡堅牢性の向上やインキの流動特性の改良を目的に添加され、一例としては、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサン系顔料、ベリノン、ベリレン系顔料、ジケトピロロピロール顔料、アニリンブラック、ニトロソ系顔料、ニトロ系顔料、等の有機顔料や、酸化鉄、カーボンブラック、アセチレンブラック、ランプブラック、ボーンブラック、鉄黒、酸化チタン、硫酸バリウム、カドミウムレッド、弁柄、クロムイエロー、黄土、カドミウムイエロー、バリウム黄、群青、紺青等の無機系顔料及び蛍光顔料、樹脂粒子を染料で着色した顔料で使用樹脂がインキ溶剤に溶解しないものが挙げられ、これらは単独あるいは混合して使用することが出来る。
黒色顔料としては例えば、プリンテックス3、同25、同30、同35、同40、同45、同55、同60、同75、同80、同85、同90、同95、同300、スペシャルブラック4、同5、同100、同250、同550(以上デグサヒュルスジャパン(株)製)。三菱カーボンブラック#2700、同#2650、同#2600、同#2400、同#2350、同#2300、同#2200、同#1000、同#990、同#980、同#970、同#960、同#950、同#900、同#850、同#750、同#650、同#52、同#50、同#47、同#45、同#45L、同#44、同#40、同#33、同#32、同#30、同#25、同#20、同#10、同#5、同#95、同#260、同CF9、同MCF88、同MA600、同MA77、同MA7、同MA11、同MA100、同MA100R、同MA100S、同MA220、同MA230(以上、三菱化学(株)製)、トーカブラック#8500/F、同#8300/F、同#7550SB/F、同#7400、同#7360SB/F、同#7350/F、同#7270SB、同#7100/F、同#7050(以上、東海カーボン(株)製)等のカーボンブラックや、ダイヤモンドブラックN(玉億色材(株)製)などのアニリンブラックや、ボーンブラック(三重カラーテクノ(株)製)や、鉄化ブラックKN−320(日本鉄化(株)製)などの鉄黒が挙げられる。
青色顔料としては例えばC.I.Pigment Blue 2、同9、同15、同15:1、同15:2、同15:3、同15:4、同15:6、同16、同17、同28、同29、同36、同60、同68、同76、同80等が使用できる。
赤色の顔料としてはC.I.Pigment Red 2、同3、同5、同8、同14、同17、同22、同23、同31、同48:1、同48:2、同48:3、同48:4、同53:1、同53:2、同57:1、同112、同122、同144、同146、同149、同166、同170、同175、同176、同177、同179、同184、同185、同187、同188、同202、同207、同208、同209、同210、同211、同213、同214、同242、同253、同254、同255、同256、同257、同264、同266、同268、同270、同272等が使用できる。
黄色の顔料としてはC.I.Pigment Yellow 1、同3、同12、同13、同14、同16、同17、同55、同73、同74、同79、同81、同83、同93、同94、同95、同97、同109、同110、同111、同120、同128、同133、同136、同138、同139、同147、同151、同154、同155、同167、同173、同174、同175、同176、同180、同185、同191、同194、同213等が使用できる。
橙色の顔料としてはC.I.Pigment Orange5、同13、同16、同34、同36、同38、同43、同62、同68、同72、同74等がある。
緑色の顔料としてはC.I.Pigment Green7、同36、同37等が使用できる。
紫色の顔料としてはC.I.Pigment Violet19、同23等が使用出来る。
これらの着色剤の使用量は全塗布液に対し1重量%以上40重量%以下が好適に使用できる。また、これらの着色剤は単独で使用しても2種類以上を併用して使用しても良い。
また、これらの顔料の他に加工顔料も使用可能である。それらの一例を挙げると、Renol Yellow GG−HW30、同HR−HW30、同Orange RL−HW30、同Red HF2B−HW30、同FGR−HW30、同F5RK−HW30、同Carmine FBB−HW30、同Violet RL−HW30、同Blue B2G−HW30、同CF−HW30、同Green GG−HW30、同Brown HFR−HW30、Black R−HW30(以上、クラリアントジャパン(株)製)、UTCO−001エロー、同012エロー、同021オレンジ、同031レッド、同032レッド、同042バイオレット、同051ブルー、同052ブルー、同061グリーン、同591ブラック、同592ブラック(以上、大日精化工業(株)製)、MICROLITH Yellow 4G−A、同MX−A、同2R−A、Brown 5R−A、Scarlet R−A、Red 2C−A、同3R−A、Magenta 2B−A、Violet B−A、Blue 4G−A、Green G−A(以上、チバ・スペシャリティケミカルズ(株)製)等がある。
更に、水性媒体に分散した水性インキベースを用いることもでき、具体的には、Fuji SP Black8031、同8119、同8167、同8276、同8381、同8406、Fuji SP Red 5096、同5111、同5193、同5220、Fuji SP Bordeaux 5500、Fuji SP Blue 6062、同6133、同6134、同6401、Fuji SP Green 7051、Fuji SP Yellow 4060、同4178、Fuji SP Violet 9011、Fuji SP Pink 9524、同9527、Fuji SP Orange 534、FUji SP Brown 3074、FUJI SP RED 5543、同5544(以上、富士色素(株)製)、Emacol Black CN、Emacol Blue FBB、同FB、同KR、Emacol Green LXB、Emacol Violet BL、Emacol Brown 3101、Emacol Carmmine FB、Emacol Red BS、Emacol Orange R、Emacol Yellow FD、同IRN、同3601、同FGN、同GN、同GG、同F5G、同F7G、同10GN、同10G、Sandye Super Black K、同C、Sandye Super Grey B、Sandye Super Brown SB、同FRL、同RR、SandyeSuper Green L5G、同GXB、Sandye Super Navy Blue HRL、同GLL、同HB、同FBL−H、同FBL−160、同FBB、Sandye Super Violet BL H/C、同BL、Sandye Super Bordeaux FR、Sandye Super Pink FBL、同F5B、Sandye Super Rubine FR、Sandye super Carmmine FB、SandyeSuper Red FFG、同RR、同BS、Sandye Super Orange FL、同R、同BO、Sandye Gold Yellow 5GR、同R、同3R、Sandye Ywllow GG、同F3R、同IRC、同FGN、同GN、同GRS、同GSR−130、同GSN−130、同GSN、同10GN(以上、山陽色素(株)製)、Rio Fast BlackFx 8012、同8313、同8169、Rio Fast Red Fx8209、同8172、Rio Fast Red S Fx 8315、同8316、Rio Fast Blue Fx 8170、Rio Fast Blue FX 8170、Rio Fast Blue S Fx 8312、Rio Fast Green S Fx 8314(以上、東洋インキ(株)製)、NKW−2101、同2102、同2103、同2104、同2105、同2106、同2107、同2108、同2117、同2127、同2137、同2167、同2101P、同2102P、同2103P、同2104P、同2105P、同2106P、同2107P、同2108P、同2117P、同2127P、同2137P、同2167P、NKW−3002、同3003、同3004、同3005、同3007、同3077、同3008、同3402、同3404、同3405、同3407、同3408、同3477、同3602、同3603、同3604、同3605、同3607、同3677、同3608、同3702、同3703、同3704、同3705、同3777、同3708、同6013、同6038、同6559(以上、日本蛍光(株)製)、コスモカラーS1000Fシリーズ(東洋ソーダ(株)製)、ビクトリアエロー G−11、同G−20、ビクトリアオレンジ G−16、同G−21、ビクトリアレッド G−19、同G−22、ビクトリアピンク G−17、同G−23、ビクトリアグリーン G−18、同G−24、ビクトリアブルー G−15、同G−25(以上、御国色素(株)製)、ポルックスPC5T1020、ポルックスブラックPC8T135、ポルックスレッドIT1030等のポルックスシリーズ(以上、住化カラー(株)製)などが挙げられるものであり、これらは1種又は2種以上選択して併用できるものである。
有機溶剤としては、グリコールエーテル類、グリコール類、アルコール類が特に好ましい。
例えば、フェニルグリコール、フェニルジグリコール、ベンジルモノグリコール、ベンジルジグリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールターシャリブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、3−メチル−3−メトキシ−1−ブチルアセテート等のグリコールエーテル類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、3−メチル−1,3ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール等のグリコール類、ベンジルアルコール、β−フェニルエチルアルコール、α−メチルベンジルアルコール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノール、3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノール、3−メチル−3−メトキシペンタノール、ラウリルアルコール、トリデシルアルコール、イソデシルアルコール、イソトリデシルアルコール等のアルコール類、メチルイソプロピルエーテル、エチルエーテル、エチルプロピルエーテル、エチルブチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ヘキシルエーテル、2−エチルヘキシルエーテル等のエーテル類、酢酸−2−エチルヘキシル、イソ酪酸イソブチル、乳酸エチル、乳酸ブチル等のエステル類を挙げることができる。
これらの溶剤は単独あるいは組み合わせて使用でき、その使用量は塗布液全量に対し10重量%以上90重量%以下が好ましい。
塗布液の筆穂内での乾燥防止や塗布液の低温時での凍結防止などの目的で、有機溶媒を添加する事も可能である。具体的には、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、ブチルアルコール等のアルコール類、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、ヘキシレングリコール、2−エチル1,3−ヘキサングリコール、グリセリン、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のグリコール、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル等のエーテル、チオジグリコール、N−メチルピロリドン、2−フェノキシエタノールなどが使用出来る。
これらは1種又は2種以上選択して併用できるものである。また、その使用量は塗布液全量に対して0.5重量%以上40重量%以下の添加が好ましい。0.5重量%未満では塗布部の乾燥防止効果が弱く使用不能になる恐れがあり、40重量%を超えて添加してもその効果の向上は見られず添加することの意味が見い出せない。
また、特に化粧料として好ましい配合物を以下に示す。
例えば、顔料として、無機粉体、光輝性粉体、有機粉体、色素粉体、複合粉体、タール色素等が挙げられ、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。具体的には、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、チタン・酸化チタン焼結物、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、合成セリサイト、セリサイト、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、カオリン、硫酸バリウム、ベントナイト、スメクタイト、珪ソウ土、ヒドロキシアパタイト、窒化硼素等の無機粉体、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、紺青被覆雲母チタン、カルミン被覆雲母チタン、有機顔料被覆雲母チタン、酸化鉄・酸化チタン被覆合成金雲母、魚燐箔、二酸化チタン被覆ガラスフレーク、銀被覆ガラスフレーク、金被覆ガラスフレーク、酸化鉄被覆ガラスフレークポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・ポリウレタン積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合体樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、N−アシルリジン等の有機粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、有機タール系顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体、アルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等が挙げられる。またこれらの色素及び顔料は、表面をシリコーン類、ラウロイルリジン、ステアロイルグルタミン酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩、ポリエチレン、その他油剤等で被覆処理されていても良い。
また、化粧品に一般的に用いられる各種の成分、例えば、揮発性炭化水素及び非揮発性液状油分以外の固形又は半固形状の油性成分、保湿剤、増粘剤、水溶性高分子、香料、殺菌剤、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、紫外線吸収剤、溶剤、抗炎症剤、抗アンドロゲン剤、育毛剤、抗酸化剤、清涼剤、生薬抽出物やビタミン類等を適時配合することができる。
油性成分としては、例えば、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、α−オレフィンオリゴマー、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス、モクロウ、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ、コメヌカロウ等のワックス類や、アクリルシリコーン・グラフト共重合体等のトリメチルシロキシケイ酸以外の有機シリコーン樹脂、エイコセン・ビニルピロリドン共重合体、ロジン系樹脂等の油溶性樹脂、ステアリン酸、パルミチン酸等の固形状脂肪酸等が挙げられる。
以下、添付した図面に基づき本発明の実施例を説明する。
図1に、本発明の筆穂1を軸2の先端に配した塗布具の一例を示す。
軸2内には、塗布液を吸蔵した中綿3と、中綿3と筆穂1との間で塗布液を接続する繊維収束体である中継芯4を配している。中継芯4の後端は先細状に縮径されて、中綿3の先端に圧入されている。また、図1のI部を拡大した図2に示すように、中継芯3の先端も縮径部となっており、筆穂1の後端に形成した凹部1aに挿入されている。中綿3と中継芯4と筆穂1の後端部分とでは、中綿3が最も毛細管力が弱く、筆穂1が最も毛細管力が高く設定されており、中綿内3内に収容した塗布液は、この毛細管力の差と塗布液の自重による水頭圧によって筆穂1に供給される仕組みになっている。
筆穂2は、収束された筆穂1の後端は溶着などの方法により結束され、同時に鍔部1bを形成しており、この鍔部1bを、軸2の先端開口部に圧入状に挿入する、貫通穴5aを有する固定部材4と中継芯3との間で挟持して固定している。この固定部材4の貫通穴5aは、筆穂1を突出した状態とするが、先端開口部4bが楕円形となっており、筆穂1がこの形状に沿って形成される。
図3に筆穂1と固定部材4とを組み立てた状態の斜視図を示す。
図1〜図3に示すとおり、本例における筆穂1は、繊維の先端が形成する、筆穂先端の並列部1cとして、直線状部分1dと、その両端に曲面部1eとを有しており、直線状部分1dは軸線に対して垂直方向に形成されている。
この直線状部分1dの幅Wと、曲面状部分の幅L1、L2の合計との関係は、W≦(L1+L2)となっているが、本例の場合は、おおむねL1=L2である。
図4、図5に他の一例を示す。図2、図3に相当する図面として示してある。
前述の一例と異なる点は、筆穂1の並列部1cにおいて、直線状部分1dを軸線に対して傾斜させた点にある。本例において、直線上部1dの軸線に対する傾斜角度は72度に設定してある。直線上部1dの傾斜により、曲面状部1eは、幅広の先方側曲面状部1e’と、幅狭の後方曲面状部1e’’とが形成されているが、WとLの関係は前例と同様に、W≦(L1+L2)である。
また、実施例1における筆穂1の各部の寸法は、 W=0.95mm、L1=0.69mm、L2=0.50mm、先方側曲面状部1e’の半径R1=1.00mm、後方曲面状部1e’’の半径R2=0.50mm、筆穂2の固定部材からの突出長さは6.50mmとなっている。また、ポリアミド繊維の混毛割合は80%、PBT繊維の混毛割合は20%である。そして、繊維の長手方向に垂直な方向の断面形状は、ポリアミド繊維の80%の内、クローバー形状のものが30%、丸形のものが50%混毛されており、PBT繊維は丸形となっている。
以下、上記の構成を基に、並列部1cにおける直線状部1dの幅と、曲面状部1eの幅の総量との関係について、種々の筆穂1を作成し、各種試験を行った。筆穂1の種類については表1に、試験結果については表2に示す。
Figure 2017127450
筆記試験
アイライナー用の塗布液を内蔵した軸の先端に表1の条件からなる各種の筆穂を取り付けた塗布具を用い、主に目尻付近の肌に手動により、肌に対して軸の角度が30度〜100度、塗布荷重0.5g〜10gとなるように操作して塗布した。尚、筆穂は並列部に対し、平行方向・垂直方向で操作し、太い描線・細い描線を使い分けることを前提とした。
評価基準としては、一本の均一幅の塗布跡が形成されている場合を○、複数の線が確認できる場合を×とした。
官能試験(モニター試験)
任意に抽出したモニターに実際に塗布具を使用してもらい、使用性についてモニター調査を実施した。
線幅の自由度:塗布具を肌に塗布し、肌への線幅が自由に調整できたと感じた場合は○、調整し難いと感じた場合を×とした。
書き味:塗布具を肌に塗布し、肌への塗布感を良好と感じられる場合は○、不快と感じる場合を×とした。
Figure 2017127450
1 筆穂
1a 凹部
1b 鍔部
1c 並列部
1d 直線状部分
1e 曲面部
2 軸
3 中綿
4 中継芯
5 固定部材
5a 貫通穴
5b 先端開口部
1W 直線状部分1dの幅
L1,L2 曲面状部分の幅

Claims (2)

  1. 繊維収束体としての筆穂を形成する繊維の先端が形成する、筆穂先端の並列部に、直線状部分と曲面状部分とを形成し、軸線方向に対して垂直な方向である幅寸法において、曲面状部分の総幅長さが直線状部分の総幅長さ以上である筆穂。
  2. 前記筆穂が少なくともポリアミド繊維とポリブチレンテレフタレート繊維を含有し、ポリアミド繊維の混合比率が60%以上である請求項1に記載の毛筆状塗布具。
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