JPH0814Y2 - 流動性化粧料塗布具 - Google Patents

流動性化粧料塗布具

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JPH0814Y2
JPH0814Y2 JP7443890U JP7443890U JPH0814Y2 JP H0814 Y2 JPH0814 Y2 JP H0814Y2 JP 7443890 U JP7443890 U JP 7443890U JP 7443890 U JP7443890 U JP 7443890U JP H0814 Y2 JPH0814 Y2 JP H0814Y2
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JP
Japan
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ball
small
diameter
end opening
seat
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JP7443890U
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JPH0432617U (ja
Inventor
昌明 森田
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は流動性を有するアイライナー、アイシヤドー
等の化粧料をボールの転動を利用して塗布する流動性化
粧料塗布具に関する。
(従来の技術) 流動性物質をボールの転動を利用して転写する装置と
しての筆記具のボールペンが公知である。しかしながら
ボールペンの構造を化粧料塗布具にそのまま採用するこ
とは以下の理由により不可能であつた。
即ち、ボールペンのインキに使用されるカーボンブラ
ツク等の顔料の粒径は極めて小さく1μm以下のものが
多く、またボールとそれを抱持するボールソケツト間の
クリアランスもインクのペン先からの漏出を防ぐために
例えば2〜12μm程度に小さく設定されることが多いの
に対し、流動性化粧料で使用される例えば雲母チタン等
の顔料の粒径は5〜40μm程度のものが多く、上記のイ
ンキの顔料に比べて極めて大きく、またタルク等「の
び」や「すべり」を出すために加えられる粒子はその程
度の大きさがないと「のび」や「すべり」感が生じない
ので小さく加工することはできないという制約があるた
め、結局、ボールペンの構造をそのまま採用すると流動
性化粧料の吐出が不可能であつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、ボールペン用インキの顔料に比べて粒径が
極めて大きい顔料を含む流動性化粧料を、ボールペンと
同様にボールの転動を利用して塗布することのできる流
動性化粧料塗布具の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の流動性化粧料塗
布具は、軸(1)の前端部にボール(2)を転動自在に
収容してその前端開口縁の内径をボール(2)の脱出が
不可能なように縮小した細径筒部(3)を設け、この細
径筒部(3)内のボール(2)の後方に流動性化粧料
(4)を前後方向に流通させる中心孔(5)と側面溝
(6)を有すると共にその前面にボール(2)と点接触
する突起(7)を所要位置に設けたボール受座(8)を
前後方向に所要量移動自在に配設し、ボール受座(8)
及びボール(2)を前方へ付勢して非塗布状態において
ボール(2)を細径筒部(3)の前端開口縁内面部に水
密に接触させ且つ塗布時には塗布圧により圧縮してボー
ル受座(8)及びボール(2)を後退可能としてボール
(2)と細径筒部(3)の前端開口縁内面部との間に隙
間を生じさせるスプリング(9)をボール受座(8)に
対し装着したことを特徴として構成されるものである。
(作用) 流動性化粧料(4)はボール受座(8)の中心孔
(5)と側面溝(6)を通つて細径筒部(3)内のボー
ル(2)の周囲に供給される。非塗布状態においてボー
ル(2)はスプリング(9)の力により細径筒部(3)
の前端開口縁内面部に水密に接触し、即ちシール状態に
あるので流動性化粧料(4)の漏出が防止される。塗布
時には塗布圧によつてスプリング(9)が圧縮してボー
ル(2)と細径筒部(3)の前端開口縁内面部との間に
隙間が生じ、この隙間はボール受座(8)の前後方向の
移動量を大きくすればそれに応じて拡大するので粒径の
大きい顔料を含む流動性化粧料でも容易に吐出可能とな
る。
(実施例) 以下、図面に基づき実施例について説明する。
軸(1)は前端に細径筒部(3)を有し、この細径筒
部(3)の前端縁部が内側に斜めに屈曲されてその前端
開口の内径を縮小され、この前端開口の内径よりも外径
が大きいボール(2)が細径筒部(3)内に後方から遊
嵌されている。従つてボール(2)は細径筒部(3)の
前端開口縁部により衝止されて前方へ脱出不可能であ
る。細径筒部(3)内のボール(2)の後方位置にはボ
ール受座(8)が前後方向(軸方向)に所要量移動自在
に配設されている。ボール受座(8)は前後方向に開通
する中心孔(5)を有し、また側面の周囲4箇所にも同
じく前後方向に開通する側面溝(6)を有し、この中心
孔(5)の内径や側面溝(6)の幅は流動性化粧料
(4)の粒径に対し十分に大きく設定されている。ボー
ル受座(8)の前面は皿状に凹んで中心孔(5)の周囲
4箇所にボール(2)の後側の面と点接触する突起
(7)が設けられている。この突起(7)によつてボー
ル(2)とボール受座(8)の前面との間に隙間が確保
されてボール(2)の周囲に流動性化粧料(4)が均一
にゆきわたり、またボール(2)とボール受座(8)と
の摩擦が抑えられてボール(2)の円滑な転動が可能と
なる。ボール受座(8)の中心孔(5)の後半部は内径
が拡大してその境に内面段部(10)が形成されている。
ボール受座(8)の後方にはストツパー(11)が固定さ
れ、このストツパー(11)と上記内面段部(10)との間
にスプリング(9)が介装され、ボール受座(8)とボ
ール(2)は前方へ付勢されている。従つて非塗布状態
ではこのスプリング(9)の力によつてボール(2)は
細径筒部(3)の前端開口縁内面部、より詳細にはテー
パ状の前端開口縁内面部に円周状に突設された輪状の突
条(12)に水密に線接触している。この状態、即ちボー
ル(2)が細径筒部(3)の前端開口をシールしている
状態で、ボール受座(2)の後端面とストツパー(11)
の間に所要の隙間(13)が生じるようにボール受座
(8)の長さやストツパー(11)の固定位置が適宜に設
定されている。またスプリング(9)は塗布圧によつて
圧縮するようなバネ定数のものが使用されている。従つ
て塗布時にはボール(2)とボール受座(8)が上記の
隙間(13)だけ後退して、突条(12)とボール(2)の
間に隙間(14)が生じることになる。この隙間(14)が
流動性化粧料(4)の吐出に十分な広さとなるように上
記の隙間(13)が寸法設定されている。軸(1)の細径
筒部(3)の後方には十分に長い大径筒部(15)が延設
され、この大径筒部(15)の内部に流動性化粧料(4)
が収容され、流動性化粧料(4)の後端には軸方向に移
動自在なフロート(16)が当接され、また軸(1)の後
端に尾栓(17)が嵌着され、フロート(16)と尾栓(1
7)の間に高圧ガス(18)が封入されている。流動性化
粧料(4)は高圧ガス(18)により前方へ加圧されたフ
ロート(16)によつて前方へ常に押圧された状態を保
ち、ボール(2)を抱持した軸前端部を上にして塗布作
業を行つても流動性化粧料(4)を確実に吐出させるこ
とができるようになつている。尚、フロート(16)には
第5図に示すように、フロート(16)と流動性化粧料
(4)との間に侵入したガスを抜くための孔(19)を設
けることも可能である。
(考案の効果) 本考案は以上の通りであり、ボールペンのインキに使
用される顔料に比べて粒径が極めて大きい顔料を使用し
なければならない流動性化粧料であつても、ボールの転
動を利用してスムーズに流動性化粧料を吐出することが
できる。
本考案のようにボールの転動を利用して塗布するもの
は、従来の主流であるブラシタイプのものに比べて、塗
布時の手加減が容易化すると共に、塗布量が均一化する
利点がある。
【図面の簡単な説明】 図は本考案の一実施例を示したもので、第1図は全体の
縦断面図、第2図は非塗布時の状態を示す要部拡大断面
図、第3図は塗布時の状態を示す要部拡大断面図、第4
図はボール受座の一部切断斜視図、第5図は別異の実施
例の全体縦断面図である。 (1)……軸、(2)……ボール、(3)……細径筒
部、(4)……流動化粧料、(5)……中心孔、(6)
……側面溝、(7)……突起、(8)……ボール受座、
(9)……スプリング、(11)……ストツパー、(12)
……突条、(13)(14)……隙間、(16)……フロー
ト、(18)……高圧ガス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸(1)の前端部にボール(2)を転動自
    在に収容してその前端開口縁の内径をボール(2)の脱
    出が不可能なように縮小した細径筒部(3)を設け、こ
    の細径筒部(3)内のボール(2)の後方に流動性化粧
    料(4)を前後方向に流通させる中心孔(5)と側面溝
    (6)を有すると共にその前面にボール(2)と点接触
    する突起(7)を所要位置に設けたボール受座(8)を
    前後方向に所要量移動自在に配設し、ボール受座(8)
    及びボール(2)を前方へ付勢して非塗布状態において
    ボール(2)を細径筒部(3)の前端開口縁内面部に水
    密に接触させ且つ塗布時には塗布圧により圧縮してボー
    ル受座(8)及びボール(2)を後退可能としてボール
    (2)と細径筒部(3)の前端開口縁内面部との間に隙
    間を生じさせるスプリング(9)をボール受座(8)に
    対し装着したことを特徴とする流動性化粧料塗布具。
JP7443890U 1990-07-13 1990-07-13 流動性化粧料塗布具 Expired - Lifetime JPH0814Y2 (ja)

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JP7443890U JPH0814Y2 (ja) 1990-07-13 1990-07-13 流動性化粧料塗布具

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JP7443890U JPH0814Y2 (ja) 1990-07-13 1990-07-13 流動性化粧料塗布具

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Publication Number Publication Date
JPH0432617U JPH0432617U (ja) 1992-03-17
JPH0814Y2 true JPH0814Y2 (ja) 1996-01-10

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ID=31614129

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JP7443890U Expired - Lifetime JPH0814Y2 (ja) 1990-07-13 1990-07-13 流動性化粧料塗布具

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WO2019230529A1 (ja) * 2018-05-31 2019-12-05 株式会社資生堂 化粧料塗布装置および化粧料塗布装置の使用方法

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JPH0432617U (ja) 1992-03-17

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