JP2017127041A - モータ異常検出システム及びこれを備えた機器 - Google Patents
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Description
図1は実施例1におけるインバータ制御装置1及びモータ2を有するモータ異常検出システム100の回路図である。
インバータ制御装置1は、電源電圧を供給するインバータ直流電源9と、6個のスイッチング素子3から構成される3相のインバータ回路部と、各スイッチング素子3のON−OFFのスイッチング状態を決定するための駆動信号を出力する演算器4と、インバータ直流電源9に流れる電流を検出する電流検出回路8と、回転式のモータ2の誘起電圧を検出するための電圧検出回路7とから構成される。インバータ制御装置1は、モータ2に接続可能であり、インバータ制御装置1には、負荷として3相のコイル5及びロータ6を有するモータ2が接続される。モータ2の3相のコイルは、スター形に結線されている。
図2はU+相及びV−相を通電した場合のモータ2の動作を示した図、図3は6つのスイッチング素子3のうち2つを通電(オン)させる「通電モード1−6」を示す図、図4は各通電モードに設定したときのロータ6の位相(横軸)及び開放相の電圧(縦軸)の関係を示す図である。
上述したように、通電モード1−6のように、第1の上下アームの上側素子及び第2の上下アームの下側素子を通電、かつ、その他の素子を開放させると、ロータ6の位相に応じた電圧が開放相である第3の上下アームに生じる。このため、6つのスイッチング素子3の通電状態に対応する、モータ2の正常時の開放相電圧を記憶しておけば、モータ異常検査時に実測した実測値と記憶値とを比較することで、モータ異常が生じているか否かを判定できる。
通電モード2では、スイッチング素子3のうちU+とW−をオンすることで、U相とW相を通電相とする。V相は開放相となる。このときの開放相電圧として、演算器4はV相の位相0における電圧V(2π/6)を記憶しておくことができる。
通電モード3では、スイッチング素子3のうちV+とW−をオンすることで、V相とW相を通電相とする。U相は開放相となる。このときの開放相電圧として、演算器4はU相の位相0における電圧U(4π/6)を記憶しておくことができる。
通電モード4では、スイッチング素子3のうちV+とU−をオンすることで、V相とU相を通電相とする。W相は開放相となる。このときの開放相電圧として、演算器4はW相の位相0における電圧W(6π/6)を記憶しておくことができる。
通電モード5では、スイッチング素子3のうちW+とU−をオンすることで、W相とU相を通電相とする。V相は開放相となる。このときの開放相電圧として、演算器4はV相の位相0における電圧V(8π/6)を記憶しておくことができる。
通電モード6では、スイッチング素子3のうちW+とV−をオンすることで、W相とV相を通電相とする。U相は開放相となる。このときの開放相電圧として、演算器4はU相の位相0における電圧U(10π/6)を記憶しておくことができる。
図5は、モータ異常検出システム100によるモータ異常検出プロセスのフローチャートである。モータ異常検出プロセスは、例えば、モータ異常検出システム100が、所定時間毎に、モータ2の起動時に、又は検出開始指令をトリガーとして、開始することができる。モータ異常検出プロセスは、モータ異常検出システム100又はモータ異常検出システム100を搭載した機器に、検出開始指令を発するスイッチや検出開始指令を受信する受信部といった、使用者が操作可能な指令部を設けることで開始できるようにしても良い。指令部によって開始可能にすると、モータ2の故障時に、使用者や修理者が任意でプロセスを開始させることができるため好ましい。
減磁が進行するとロータ位相に対する開放相電圧の振幅が小さくなる。このため、通電相の切換判定の基準となる通電相切換閾値より大きい絶対値を持つ値として、開放相電圧閾値を設定しておくことで、出力を低下させる必要には至らないものの減磁が進行していることを検知できる。このため、モータ2の駆動の継続が不可能となる重大な故障が生じる兆候を検知して、その旨の報知が可能となる。これにより、モータ2が定格通りに駆動可能な段階で、修理や交換を検討すべきと報知できる。一方、開放相電圧閾値の絶対値よりも小さい絶対値を持つ通電相切換閾値を用いて比較することで、モータロックが生じる又は減磁が非常に進行した結果通電相切換が不可能となったことを検知できる。これにより、早急に修理や交換が必要であることを報知できる。
図6は、モータ異常検出システム100を搭載した機器の一例である冷蔵庫300の断面図である。冷蔵庫300は、密閉型圧縮機200、凝縮器(不図示)、減圧部(不図示)及び蒸発器301を含む冷凍サイクルを有している。密閉型圧縮機200は、インバータ制御装置1及びモータ2を含むモータ異常検出システム100を有している。冷媒を密閉型圧縮機200で圧縮して高温高圧にし、凝縮器で放熱させ、さらに減圧部で圧力を低下させて蒸発器301で蒸発させることで冷気を得ることができる。
密閉型圧縮機200を搭載する機器は、冷蔵庫300に限られず、空調機等種々の機器に適用可能である。
2:モータ
3:スイッチング素子
4:演算器
5:コイル
6:ロータ
7:電圧検出回路
8:電流検出回路
100:モータ異常検出システム
200:密閉型圧縮機
300:冷蔵庫
Claims (4)
- 第1、第2及び第3の上下アームを有するインバータ回路と、
前記上下アームそれぞれの電圧を検出可能な電圧検出部と、を備え、
前記第1、第2及び第3の上下アームのそれぞれは、3つのコイルを有するモータに電気的に接続可能なモータ異常検出システムであって、
前記電圧検出部を用いて前記モータに電気的に接続した前記インバータ回路の開放相の電圧を取得し、
該開放相の電圧を、開放相電圧閾値、及び、該開放相電圧閾値とは異なる値の通電相切換閾値それぞれと比較し、
該比較を通じて、前記モータの異常を2種類検知して報知可能なことを特徴とするモータ異常検出システム。 - 前記開放相電圧閾値の絶対値は、前記通電相切換閾値の絶対値より大きく、
前記開放相の電圧が、
前記開放相電圧閾値及び前記通電相切換閾値の間である場合に、第一の報知をし、
前記通電相切換閾値の絶対値より小さい場合に、第二の報知をすることを特徴とする請求項1に記載のモータ異常検出システム。 - 前記比較を開始させる指令部を有し、
該指令部は、使用者が操作可能なことを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ異常検出システム。 - 請求項1乃至3何れか一項に記載のモータ異常検出システムを備えた機器。
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JP2016003168A JP2017127041A (ja) | 2016-01-12 | 2016-01-12 | モータ異常検出システム及びこれを備えた機器 |
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