JP6714178B1 - 回転機制御装置、冷媒圧縮装置、冷凍サイクル装置、および空気調和機 - Google Patents

回転機制御装置、冷媒圧縮装置、冷凍サイクル装置、および空気調和機 Download PDF

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Abstract

回転機制御装置(100)は、三相の回転機(1)に電圧を印加する電圧印加部(3)と、電圧が印加されることで回転機(1)に流れる電流の情報を示す電流情報を出力する電流検出部(4)と、回転機(1)の相間に電圧を印加させる電圧指令を出力する制御部(5)と、電圧指令と電流情報とを監視することで相間に流れる電流値を検出し、相間に流れる電流値の合計値をあらかじめ定められた基準値と比較することで回転機(1)の欠相の有無を判定する欠相判定を行う欠相判定部(6)と、を備えることを特徴とする。

Description

本発明は、回転機の動作を制御する回転機制御装置、冷媒圧縮装置、冷凍サイクル装置、および空気調和機に関する。
回転機は内部に複数の巻線を有し、複数の巻線は、回転機の回転を制御する回転機制御装置と配線を介して接続する。配線が断線した場合、回転機制御装置は、回転機を正常に回転させることができない。このため、配線の断線の有無を判定することが必要とされる。巻線ごとすなわち相ごとに配線の断線の有無を判定することは、欠相判定と呼ばれる。特許文献1は、インバータが回転機の各相にパルス状の電圧を一つずつ印加し、パルス状の電圧を印加したときに流れる直流母線電流の大きさを各相それぞれ基準値と比較することで欠相判定を行う、回転機制御装置を開示する。
特開2007−143244号公報
回転機が外力または慣性によって回転している場合、直流母線電流の大きさは、インバータによって印加された電圧だけでなく、速度起電力の影響も受ける。速度起電力とは、回転機の単位時間あたりの回転数に比例して発生する起電力である。このため、特許文献1に記載の回転機制御装置は、回転機が外力または慣性によって回転している場合、直流母線電流の値を正確に得ることができない。したがって、特許文献1に記載の回転機制御装置は、回転機が回転しているときに欠相判定を行った場合、欠相判定の精度が劣化するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、回転機が回転中であっても、精度よく欠相判定を行うことができる回転機制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、回転機制御装置は、三相の回転機に電圧を印加する電圧印加部と、電圧印可部の直流母線に流れる電流を検出し、検出した電流に基づいて、電圧が印加されることで回転機に流れる電流の情報を示す電流情報を出力する電流検出部と、回転機の相間に順にパルス状の電圧を印加させる電圧指令を出力する制御部と、電圧指令と電流情報とを監視することで相間に流れる電流値を検出し、相間に流れる電流値の合計値をあらかじめ定められた基準値と比較することで回転機の欠相の有無を判定する欠相判定を行う欠相判定部と、を備えることを特徴とする。欠相判定部は、各相間に印可されたパルス状の電圧が印可される前と、各相間に印可されたパルス状の電圧が印可された後と、の電流検出部が検出する電流の変化量をそれぞれ保持し、保持した各相間の電流値の変化量の合計値をあらかじめ定められた基準値と比較することで回転機の欠相の有無を判定する欠相判定を行う。
本発明によれば、回転機が回転中であっても、精度よく欠相判定を行うことができる回転機制御装置を得ることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる回転機制御装置の構成を示す図 本発明の実施の形態1にかかる制御回路の構成例を示す図 本発明の実施の形態1にかかる回転機制御装置が欠相判定を行うときに回転機制御装置および回転機に流れる電流を示す第1の図 本発明の実施の形態1にかかる回転機制御装置が欠相判定を行うときに回転機制御装置および回転機に流れる電流を示す第2の図 本発明の実施の形態1にかかる回転機制御装置が欠相判定を行うときに回転機制御装置および回転機に流れる電流を示す第3の図 本発明の実施の形態1にかかる欠相判定の流れを示すフローチャート 本発明の実施の形態1にかかる回転機が停止中のときに欠相判定を行う場合のスイッチング素子の動作、線間電圧、速度起電力および直流母線電流を示す図 本発明の実施の形態1にかかる回転機が回転中のときに欠相判定を行う場合のスイッチング素子の動作、線間電圧、速度起電力および直流母線電流を示す図 本発明の実施の形態2にかかる回転機制御装置の構成を示す図 本発明の実施の形態2にかかる巻線の接続状態の切り替え完了の判定を示すフローチャート 本発明の実施の形態3にかかる空気調和機の構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる回転機制御装置、冷媒圧縮装置、冷凍サイクル装置、および空気調和機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる回転機制御装置100の構成を示す図である。回転機制御装置100には、三相の回転機1と直流電圧源2とが接続される。回転機制御装置100は、回転機1の動作を制御する。回転機制御装置100は、電圧印加部3と、電流検出部4と、制御部5と、欠相判定部6と、を備える。
電圧印加部3は、直流電圧源2から供給される直流電圧Vdcを交流電圧に変換し、交流電圧を回転機1に印加する。実施の形態1では、電圧印加部3に、三相電圧形インバータが用いられる。電圧印加部3は、スイッチング素子31〜36を備える。電圧印加部3は、制御部5から出力される電圧指令に基づいて、スイッチング素子31〜36をそれぞれ独立にオンまたはオフとすることで、回転機1に印加する電圧を制御する。
電流検出部4は、回転機1に流れる電流の電流値を検出し、検出した電流の値を示す電流情報を制御部5および欠相判定部6に出力する。実施の形態1では、電流検出部4は、電圧印加部3の負側直流母線に設けられるシャント抵抗を用いて電流値を検出する、1シャント電流検出方式を用いて回転機1に流れる電流を検出するが、電流検出部4が電流を検出する方法はこの方式に限定されない。電流検出部4は、CT(Current Transformer)と呼ばれる計器用変流器を用いた電流センサであってもよい。
制御部5は、外部から入力される速度指令、トルク指令などの運転指令に基づいて、電圧指令を生成し、電圧印加部3に出力することで電圧印加部3を制御する。また、制御部5は、電圧指令を欠相判定部6に出力する。制御部5が行う電圧印加部3の制御の方法は、例えば、回転機1の運転周波数に比例した電圧を出力するV/f一定制御、回転座標系を用いて回転機1に流れる電流を制御するベクトル制御、回転機1の磁束およびトルクを制御する直接トルク制御などが挙げられる。制御部5が行う電圧印加部3の制御の方法は、V/f一定制御、ベクトル制御、直接トルク制御などのうち、いずれの制御方法であってもよい。
制御部5がベクトル制御または直接トルク制御を用いて電圧印加部3を制御する場合、制御部5は回転機1の位相情報を取得する必要がある。制御部5は、回転機1の位相情報を取得するために図示しないロータリーエンコーダ、レゾルバなどの位置センサを用いて位相情報を取得してもよいし、回転機1に流れる電流値と電圧印加部3に出力する電圧指令とを用いて、位置センサを用いずに位相情報を推定してもよい。
欠相判定部6は、回転機1の内部配線および回転機1への配電線路の断線の有無の判定、つまり欠相判定を行う。欠相判定部6が欠相有りと判定した場合、制御部5は、例えば、スイッチング素子31〜36を全てオフにするように電圧印加部3を制御したり、回転機1の回転数を徐々に減少させてから回転機1を停止するように電圧印加部3を制御したりする。また、制御部5は、欠相していることを音または光で使用者に分かるように表示することで、外部への異常報知などの適切な保護動作を実施する。欠相判定部6が行う欠相判定の詳細は後述する。
本発明の実施の形態1にかかる制御部5および欠相判定部6のハードウェア構成について説明する。制御部5および欠相判定部6は、各処理を行う電子回路である処理回路により実現される。
本発明の実施の形態1にかかる処理回路は、専用のハードウェアであっても、メモリ及びメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央演算装置)を備える制御回路であってもよい。ここでメモリとは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの、不揮発性または揮発性の半導体メモリなどが該当する。図2は、本発明の実施の形態1にかかる制御回路500の構成例を示す図である。処理回路が、専用のハードウェアである場合、処理回路は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものである。
図2に示すように、制御回路500は、CPUであるプロセッサ500aと、メモリ500bとを備える。図2に示す制御回路500により制御部5および欠相判定部6が実現される場合、プロセッサ500aがメモリ500bに記憶された、各処理に対応するプログラムを読みだして実行することにより実現される。また、メモリ500bは、プロセッサ500aが実施する各処理における一時メモリとしても使用される。
図3は、本発明の実施の形態1にかかる回転機制御装置100が欠相判定を行うときに回転機制御装置100および回転機1に流れる電流を示す第1の図である。図4は、本発明の実施の形態1にかかる回転機制御装置100が欠相判定を行うときに回転機制御装置100および回転機1に流れる電流を示す第2の図である。図5は、本発明の実施の形態1にかかる回転機制御装置100が欠相判定を行うときに回転機制御装置100および回転機1に流れる電流を示す第3の図である。図3〜図5において、回転機1はY結線で結線された状態である。図3〜図5において、丸で囲われているスイッチング素子はオンとなっているスイッチング素子である。また、図3〜図5において、斜線が引かれているスイッチング素子は、オフとなっているスイッチング素子である。図3〜図5において、矢印は電流の流れを示す。
図3では、スイッチング素子31および34がオン、スイッチング素子32,33,35および36がオフであり、回転機1のU相−V相間に電流が流れる。図4では、スイッチング素子33および36がオン、スイッチング素子31,32,34および35がオフであり、回転機1のV相−W相間に電流が流れる。図5では、スイッチング素子32および35がオン、スイッチング素子31,33,34および36がオフであり、回転機1のW相−U相間に電流が流れる。これらのスイッチング素子31〜36の制御は、制御部5が出力する回転機1の相間に電圧を印加させる電圧指令に基づいて制御される。
回転機制御装置100が行う欠相判定の方法を説明する。図6は、本発明の実施の形態1にかかる欠相判定の流れを示すフローチャートである。電圧印加部3は、あらかじめ定められた時間、スイッチング素子31および34をオン、スイッチング素子32,33,35および36をオフとすることで、回転機1のU相−V相間にパルス状の電圧を印加する(ステップS1)。欠相判定部6は、制御部5が出力する電圧指令と電流検出部4が出力する電流情報とを監視し、U相−V相間にパルス状の電圧が印加される前の負側の直流母線電流の値と、U相−V相間にパルス状の電圧が印加された後の負側の直流母線電流の値とを検出する(ステップS2)。
欠相判定部6は、U相−V相間にパルス状の電圧が印加される前の負側直流母線電流の値と、U相−V相間にパルス状の電圧が印加された後の負側直流母線電流の値との差分を変化量ΔIとして保持する(ステップS3)。電圧印加部3は、スイッチング素子31〜36をオフとすることによって、電流検出部4に流れる電流を十分小さくする(ステップS4)。スイッチング素子31〜36がそれぞれオンまたはオフになることにより流れるU相−V相間などの電流値の詳細については後述する。
電圧印加部3は、あらかじめ定められた時間、スイッチング素子33および36をオン、スイッチング素子31,32,34および35をオフとすることで回転機1のV相−W相間にパルス状の電圧を印加する(ステップS5)。欠相判定部6は、制御部5が出力する電圧指令と電流検出部4が出力する電流情報とを監視し、V相−W相間にパルス状の電圧が印加される前の負側の直流母線電流の値と、V相−W相間にパルス状の電圧が印加された後の負側の直流母線電流の値とを検出する(ステップS6)。欠相判定部6は、V相−W相間にパルス状の電圧が印加される前の負側直流母線電流の値と、V相−W相間にパルス状の電圧が印加された後の負側直流母線電流の値との差分を変化量ΔIとして保持する(ステップS7)。電圧印加部3は、スイッチング素子31〜36をオフとすることによって、電流検出部4に流れる電流を十分小さくする(ステップS8)。
電圧印加部3は、あらかじめ定められた時間、スイッチング素子32および35をオン、スイッチング素子31,33,34および36をオフとすることで回転機1のW相−U相間にパルス状の電圧を印加する(ステップS9)。欠相判定部6は、制御部5が出力する電圧指令と電流検出部4が出力する電流情報とを監視し、W相−U相間にパルス状の電圧が印加される前の負側の直流母線電流の値と、W相−U相間にパルス状の電圧が印加された後の負側の直流母線電流の値とを検出する(ステップS10)。欠相判定部6は、W相−U相間にパルス状の電圧が印加される前の負側直流母線電流の値と、W相−U相間にパルス状の電圧が印加された後の負側直流母線電流の値との差分を変化量ΔIとして保持する(ステップS11)。電圧印加部3は、スイッチング素子31〜36をオフとすることによって、電流検出部4に流れる電流を十分小さくする(ステップS12)。
欠相判定部6は、回転機1の相間に流れる電流値の合計値をあらかじめ定められた基準値と比較することで欠相判定を行う。欠相判定部6は、ΔI+ΔI+ΔIの値が基準値Itestより大きいか判定する(ステップS13)。ΔI+ΔI+ΔIの値がItestより大きい場合(ステップS13,Yes)、欠相判定部6は、欠相は無いと判断する(ステップS14)。ΔI+ΔI+ΔIの値がItest以下である場合(ステップS13,No)、欠相判定部6は、欠相が有ると判断する(ステップS15)。
基準値Itestは、回転機1の各相のインダクタンス値Lと、パルス状の電圧の印加時間に基づいて算出される。RL負荷に電圧Vをステップ入力した場合、電流応答はV/Lの傾きで立ち上がる。したがって、例えば、回転機1がY結線の場合、U相−V相間が欠相していなければ、ΔIは下記の式(1)によって算出される。
ΔI=Vdc/(2×L)・・・(1)
ΔI、ΔIも相間が欠相していなければ、式(1)の右辺と同じ式によって算出される。基準値Itestは、例えば、下記の式(2)で示される。
test=3×Vdc/(2×L)・・・(2)
式(2)では、ΔI、ΔI、およびΔIは同じ値であるため、ΔIを3倍した値としている。なお、基準値Itestは式(2)で示される値に適切な余裕を持たせてもよい。適切な余裕を持たせた値は、電流検出部4の電流値の検出の精度を考慮して設定される。基準値Itestに適切な余裕を持たせた値は、式(2)の右辺に示される値よりも小さい値となる。
本発明の実施の形態1にかかる回転機制御装置100の効果について説明する。回転機制御装置100がΔI、ΔI、およびΔIの合計値を用いて欠相判定を行う方法は、U相−V相間の欠相、V相−W相間の欠相、W相−U相間の欠相をそれぞれ一つずつ判定する方法に比べて、精度よく欠相判定を行うことができる。この理由について説明する。
図7は、本発明の実施の形態1にかかる回転機1が停止中のときに欠相判定を行う場合のスイッチング素子31〜36の動作、線間電圧、速度起電力および直流母線電流を示す図である。図8は、本発明の実施の形態1にかかる回転機1が回転中のときに欠相判定を行う場合のスイッチング素子31〜36の動作、線間電圧、速度起電力および直流母線電流を示す図である。図7および図8は、回転機1と回転機制御装置100との接続の経路上で欠相が無いときの電流値などを示す。図7および図8において、横軸は時間、縦軸はスイッチング素子31〜36の動作、速度起電力、直流母線電流のいずれかを示す。
図7で示すように、回転機1が停止中の場合は、速度起電力が発生しないため、直流母線電流の変化量ΔI、ΔI、およびΔIは、それぞれほぼ等しくなる。このため、回転機制御装置100が行う欠相判定の方法を用いた場合と、U相−V相間の欠相、V相−W相間の欠相、およびW相−U相間の欠相をそれぞれ欠相判定する場合とで、欠相判定の結果に差が生じることはない。しかし、図8で示すように、回転機1が回転中の場合は、速度起電力が発生している場合、この速度起電力がパルス状の電圧に加わるため、欠相判定部6が取得する直流母線電流の変化量ΔI、ΔI、およびΔIは、それぞれ異なった値となる。このため、特に、速度起電力がパルス状の電圧を打ち消す方向に作用している相では、U相−V相間の欠相、V相−W相間の欠相、W相−U相間の欠相をそれぞれ一つずつ欠相判定する方法を用いると、回転機1で欠相していないにもかかわらず欠相していると判定する場合がある。
ここで、U相、V相、W相はそれぞれ位相が120°ずつ、ずれているため、速度起電力の三相ベクトル和は、ゼロになる。本発明では、ステップS13において、ΔI+ΔI+ΔIの値を計算するため、速度起電力の影響を打ち消すことができる。図7とΔIの値と図8のΔIの値とは異なるが、図7のΔI+ΔI+ΔIの値と図8のΔI+ΔI+ΔIの値とは一致する。したがって、本発明では、回転機1が回転中においても、速度起電力の影響を打ち消して、欠相判定部6は精度よく欠相判定を行うことができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態1では、回転機制御装置100は、三相の回転機1に電圧を印加する電圧印加部3と、電圧が印加されることで回転機1に流れる電流の情報を示す電流情報を出力する電流検出部4と、回転機1の相間に電圧を印加させる電圧指令を出力する制御部5と、電圧指令と電流情報とを監視することで相間に流れる電流値を検出し、相間に流れる電流値の合計値をあらかじめ定められた基準値と比較することで回転機1の欠相の有無を判定する欠相判定を行う欠相判定部6と、を備える。このため、回転機1が回転中である場合においても、速度起電力の影響を打ち消すことができ、回転機1が回転中であっても精度よく欠相判定を行うことができる。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2にかかる回転機制御装置100aの構成を示す図である。回転機制御装置100aは、回転機制御装置100の構成に加えて接続切替装置7をさらに備える。接続切替装置7は、回転機1の巻線の結線状態を切り替えるスイッチ回路であり、切替器71〜73を有する。また、接続切替装置7は、回転機1の回転動作中に切替器71〜73の切り替え動作を行うことによって回転機1の固定子巻線の接続状態を切り替える。結線状態の切り替えは、制御部5が切替指令を接続切替装置7に出力することで行われる。切替器71〜73は、メカリレーで構成されてもよいし、半導体スイッチで構成されても良い。実施の形態2では、切替器71〜73は、回転機1をY結線とΔ結線とに切り替える。Δ結線はデルタ結線とも呼ばれる。
回転機1の巻線のY結線とΔ結線とを切り替えることの利点について説明する。Y結線状態の線間電圧をV、巻線に流れ込む電流をIとする。また、Δ結線状態の線間電圧をVΔ、巻線に流れ込む電流をIΔとする。各相の巻線にかかる電圧が互いに等しいとすると、下記の式(3)および式(4)が成り立つ。
Δ=V/√3・・・(3)
Δ=√3×I・・・(4)
Y結線状態の電圧Vおよび電流Iと、Δ結線状態の電圧VΔおよび電流IΔとが式(3)および式(4)の関係を有するとき、Y結線状態のときに回転機1に供給される電力とΔ結線状態のときに回転機1に供給される電力とは等しい。回転機1に供給される電力が互いに等しいとき、Δ結線状態の方が巻線に流れ込む電流は大きく、回転機1の回転に必要な電圧は低い。
以上の性質を利用し、負荷条件に合わせて巻線の結線状態を選択することが考えられる。例えば、低負荷時にはY結線状態にすることで回転機1を低速で運転させ、高負荷時にはΔ結線状態にすることで回転機1を高速で運転させることが考えられる。このようにすることで、低負荷時の消費電力に対する運転効率を向上させ、高負荷時に回転機1を高出力とさせることができる。
ここで、巻線の結線状態を切り替えるとき、切替器71〜73の動作時間には、ばらつきが発生する。このため、切替指令を出力してから完全に巻線の接続状態が切り替わるまでには時間を要する。したがって、制御部5は、巻線の接続状態に合わせて回転機1を制御するため、切替器71〜73の切替動作が完了したか否かを判定する必要がある。上述した通り、切替器71〜73の動作時間には、ばらつきが発生するため、巻線の切り替え開始以後は、実際には欠相は無いにも関わらず、欠相判定部6は、欠相が有ると判定し、巻線の切り替え完了後には欠相が無いと判定する。実施の形態2では、制御部5がこの欠相判定部6の判定結果を用いて、切替器71〜73の切替動作が完了したか否かを判定する。
図10は、本発明の実施の形態2にかかる巻線の接続状態の切り替え完了の判定を示すフローチャートである。制御部5は、回転機1が回転中であるときに接続切替装置7に切替指令を出力する(ステップS21)。接続切替装置7は、切替指令が入力されると切替器71〜73を動作させる。欠相判定部6は、実施の形態1に示した欠相の有無を判定する欠相判定を行う(ステップS22)。欠相判定部6が、欠相が無いと判定した場合(ステップS22,No)、制御部5は、切替器71〜73の切替動作が完了したと判定し、巻線の結線状態に応じた回転機1の制御を開始し(ステップS23)、切替動作が完了したかの判定処理を終了する。具体的には、制御部5は、欠相判定の結果が欠相無しである場合、切り替え後の回転機1の巻線の結線状態に応じた電圧指令を電圧印加部3に出力する。欠相判定部6が、欠相が有ると判定した場合(ステップS22,Yes)、制御部5は、欠相が有ると判定されている時間があらかじめ定められた値以上であるか判定する(ステップS24)。欠相が有ると判定されている時間があらかじめ定められた値以上である場合(ステップS24,Yes)、制御部5は、回転機1の停止、異常報知など保護動作を実施し(ステップS25)、処理を終了する。
欠相が有ると判定されている時間があらかじめ定められた値以上である場合、巻線の切り替え動作によって欠相が有ると判定されているのではなく、実際に欠相が発生しているため欠相が有ると判定されていると考えられる。このため、制御部5は、ステップS25の動作を行う。欠相が有ると判定されている時間は、例えば、制御部5が、ステップS24の処理を行った時間と、制御部5が切替指令を出力した時間との差を算出することで求めることができる。欠相が有ると判定されている時間があらかじめ定められた値以上でない場合(ステップS24,No)、処理はステップS22に戻る。
このように、図10に示されるフローチャートで巻線を切り替えることで、実際に巻線の接続の切り替えが完了したタイミングが分かるため、制御部5は、接続状態に応じた制御ゲインを用いて回転機1を回転することができる。
欠相判定部6が行う欠相判定の方法は、実施の形態1と同様である。ただし、Δ結線の相間のインピーダンスは、Y結線の相間のインピーダンスの1/3倍であることを考慮して、回転機1をΔ結線に切り替える際は、基準値Itestの値を適切に設定する必要がある。つまり、回転機1をY結線からΔ結線に切り替える場合に用いられる基準値Itestの値は、回転機1をΔ結線からY結線に切替える場合に用いられる基準値Itestの値よりも大きくする必要がある。
以上説明したように、本発明の実施の形態2では、回転機制御装置100aは、回転機制御装置100の構成に加えて、回転機1の巻線の結線状態を切り替える切替器71〜73をさらに備える。制御部5は、回転機1が回転中に切替器71〜73を動作させ、欠相判定の結果が欠相無しである場合、切り替え後の回転機1の巻線の結線状態に応じた電圧指令を電圧印加部3に出力する。このため、切替器71〜73の動作にばらつきがあっても、回転機1を停止させることなく、回転機1が回転中に素早くかつ安定して回転機1の巻線の結線状態を切り替えて回転機1の運転を継続することができる。
また、切替器71〜73は、回転機1の巻線の結線状態をY結線方式とΔ結線方式とに切り替える。切替器71〜73が回転機1の巻線の結線状態をY結線方式からΔ結線方式へと切り替える場合に用いられる基準値は、回転機1の巻線の結線状態をΔ結線方式からY結線方式へと切り替える場合に用いられる基準値よりも大きくすることで、巻線の結線状態の切り替えが完了したと判定する精度の劣化を抑制することができる。
実施の形態3.
図11は、本発明の実施の形態3にかかる空気調和機400の構成を示す図である。空気調和機400は、冷凍サイクル装置300と送風機401とを備える。冷凍サイクル装置300は、冷媒圧縮装置200と、凝縮器301と、膨張弁302と、蒸発器303とを備える。冷媒圧縮装置200は、圧縮機201と、回転機制御装置100aとを備える。
図11に示すように、圧縮機201と凝縮器301との間は、冷媒配管150で接続される。同様に、凝縮器301と膨張弁302との間、膨張弁302と蒸発器303との間、蒸発器303と圧縮機201との間は、それぞれ冷媒配管150で接続される。これにより、圧縮機201、凝縮器301、膨張弁302および蒸発器303の間では冷媒が循環する。
圧縮機201が、冷媒ガスを圧縮して高圧のガスにするために、回転機1は、回転機制御装置100aから三相交流電圧が印加される。回転機1は、回転機制御装置100aによって可変速制御される。回転機1は、固定子巻線の結線状態を切り替えるための不図示の接続切替装置7と接続する。
冷凍サイクル装置300では、冷媒の蒸発、圧縮、凝縮、膨張という工程が繰り返し行われる。冷媒は、液体から気体へ変化し、さらに気体から液体へ変化することにより、冷媒と、空気調和機400の外部の空気である機外空気との間で熱交換が行われる。したがって、冷凍サイクル装置300と、機外空気と空気調和機400の内部の空気とを循環させる送風機401とが組み合わされることで、空気調和機400が構成される。
蒸発器303は、低圧の状態で冷媒液を蒸発させ、蒸発器303の周囲の空気から熱を奪うことによって、冷却作用を発揮する。圧縮機201は、冷媒を凝縮するために、蒸発器303でガス化された冷媒ガスを、回転機1の回転により圧縮することで、高圧のガスに変換する。凝縮器301は、圧縮機201で高温になった冷媒ガスの熱を放出することで、高圧の冷媒ガスを凝縮し、冷媒液に変換する。膨張弁302は、冷媒液を絞り膨張させて、冷媒液を低圧の液に変換し、冷媒液を蒸発器303で蒸発可能な状態にする。
近年の空気調和機においては、快適性が求められることはもちろん、省エネルギー規制が年々強化されており高効率化が要求されている。したがって、冷凍サイクル装置300は、低速から高速まで広い速度の範囲で回転機1を高効率で運転させることが重要である。このため、回転機1の回転数に応じて回転機1の固定子巻線の結線状態を切り替え可能であると、電圧印加部3の電力損失を低減することができる。空気調和機400が設置される室内の室温と設定温度との差が大きいときは、回転機1を高速で回転させる高速運転によって室温を設定温度に早く近づけ、室温が設定温度に近いときは、回転機1を低速で回転させる低速運転によって、室温を維持することができる。このように回転機制御装置100aが回転機1を制御する場合、空気調和機400が運転する全ての時間のうち、低速運転の時間が占める割合は、高速運転の時間が占める割合よりも大きくなる。
回転機1は、回転数が上がると速度起電力が増加し、回転に必要な電圧値が増加する。速度起電力は、Y結線状態の方がΔ結線状態に比べて大きい。したがって、回転機1が高速運転しているときの速度起電力が大きくなることを抑制するためには、永久磁石の磁力を小さくしたり、巻線の巻き数を減らしたりすることが考えられる。しかし、これらのようにすると、同一出力のトルクを得るための電流が増加するため、回転機1および電圧印加部3に流れる電流が増加し、回転機1の消費電力に対する運転効率が低下する。また、速度起電力が増加することで回転機1の回転に必要な電圧値が直流電圧源2の電圧よりも高くなった場合、一般的に弱め磁束制御を用いて回転機1の回転に必要な電圧をまかなう。しかし、弱め磁束制御を用いると、回転機1および電圧印加部3にトルクの発生に寄与しない無効電流を流すため、回転機1の消費電力に対する運転効率が低下する。
ここで、回転数に合わせて回転機1の巻線の結線状態を切り替えることが考えられる。例えば、高速での運転が必要な場合には、回転機1の巻線をΔ結線状態とする。実施の形態2で述べたように、巻線をΔ結線状態にすることで、回転機1の回転に必要な電圧を、Y結線状態の回転機1の回転に必要な電圧の1/√3倍にすることができる。したがって、永久磁石の磁力を小さくしたり、巻線の巻数を減らしたりすることなく、巻線の結線状態をΔ結線状態にすることで回転機1の回転に必要な電圧を小さくすることができる。また、巻線の結線状態をΔ結線状態にすることで、弱め磁束制御を用いる必要がなくなる。
一方、低速回転では、巻線をY結線状態とすることでΔ結線状態に比べて電流値を1/√3倍にできる。さらに、巻線がY結線状態である場合低速での回転に適するように回転機1を設計することで、速度範囲の全域にわたって巻線がY結線状態で使用する場合に比べて、電流値を低くすることが可能となる。この結果、電圧印加部3の電力損失を低減することができ、回転機1の消費電力に対する運転効率を高めることが可能となる。
以上説明したように、負荷条件に合わせて巻線の結線状態を切り替えることには意義がある。ただし、回転機1が空気調和機400の圧縮機201を駆動させている場合、巻線の結線状態を切り替えるために回転機1の回転動作を一旦停止させると、再始動に必要なトルクが増加し、回転機1の起動に失敗してしまうおそれがある。したがって、回転機1の回転動作を一旦停止させて巻線を切り替えた場合には、冷媒の状態が安定するまで数分間が経過した後に、回転機1の再始動を行う必要がある。しかし、冷媒の状態が安定してから再始動を行うと、冷媒を加圧することができなくなり、冷房または暖房能力の低下により、室温が一定に保たれなくなるおそれがある。したがって、制御部5は、回転機1の回転中に回転機1の巻線の結線状態を切り替えることが望ましい。
回転機1が回転中である場合、特許文献1に記載の技術では、速度起電力の影響が考慮されていないため、実際の使用に耐えうる欠相判定の精度は出ない。このため、欠相検出の誤判定による圧縮機201の不要な停止、または誤った結線状態の運転によって、冷凍サイクル装置300の故障リスクが高まる。
実施の形態3にかかる空気調和機400は、実施の形態2で述べた回転機制御装置100aを備えているため、回転機1の回転中に巻線の結線状態を切り替えた後、欠相の有無を正しく判定できる。このため、圧縮機201の不要な停止、または冷凍サイクル装置300の故障リスクを低減できる。
以上説明したように、本発明の実施の形態3では、冷媒圧縮装置200は、三相の回転機1と、回転機1の回転により冷媒ガスを圧縮する圧縮機201と、回転機1の相間に電圧を印加する回転機制御装置100aと、を備える。このため、冷媒圧縮装置200が圧縮機201のような大きな冷媒負荷がかかる装置を備える場合であっても、回転機制御装置100aを備えることで回転機1が回転中に素早くかつ安定して巻線の結線状態を切り替えることができる。また、空気調和機400が冷媒圧縮装置200を備えることで、快適性を保ったまま広い速度域で高効率な運転をすることができる。
なお、ここでは欠相判定部6を備えた回転機制御装置100aの応用例として冷媒圧縮装置200について説明したが、他の機械装置に関しても本願の回転機制御装置100aは有用である。例えば、ファン、またはポンプといった機械装置に回転機制御装置100aを適用しても良い。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 回転機、2 直流電圧源、3 電圧印加部、4 電流検出部、5 制御部、6 欠相判定部、7 接続切替装置、31〜36 スイッチング素子、71〜73 切替器、100,100a 回転機制御装置、150 冷媒配管、200 冷媒圧縮装置、201 圧縮機、300 冷凍サイクル装置、301 凝縮器、302 膨張弁、303 蒸発器、400 空気調和機、401 送風機、500 制御回路、500a プロセッサ、500b メモリ。

Claims (6)

  1. 三相の回転機に電圧を印加する電圧印加部と、
    前記電圧印加部の直流母線に流れる電流を検出し、検出した電流に基づいて、前記電圧が印加されることで前記回転機に流れる電流の情報を示す電流情報を出力する電流検出部と、
    前記回転機の相間に順にパルス状の電圧を印加させる電圧指令を出力する制御部と、
    前記電圧指令と前記電流情報とを監視することで前記相間に流れる電流値を検出し、前記相間に流れる電流値の合計値をあらかじめ定められた基準値と比較することで前記回転機の欠相の有無を判定する欠相判定を行う欠相判定部と、
    を備え
    前記欠相判定部は、前記各相間に印可されたパルス状の電圧が印可される前と、前記各相間に印可されたパルス状の電圧が印可された後と、の前記電流検出部が検出する電流の変化量をそれぞれ保持し、保持した各相間の電流値の変化量の合計値をあらかじめ定められた基準値と比較することで前記回転機の欠相の有無を判定する欠相判定を行う
    ことを特徴とする回転機制御装置。
  2. 前記回転機制御装置は、
    前記回転機の巻線の結線状態を切り替える複数の切替器を備え、
    前記制御部は、
    前記回転機が回転中に前記複数の切替器を動作させ、前記欠相判定の結果が欠相無しである場合、切り替え後の前記回転機の巻線の結線状態に応じた前記電圧指令を前記電圧印加部に出力することを特徴とする請求項1に記載の回転機制御装置。
  3. 記複数の切替器は、
    前記回転機の巻線の結線状態をY結線方式とΔ結線方式とに切り替え、
    前記複数の切替器が前記回転機の巻線の結線状態をY結線方式からΔ結線方式へと切り替える場合に用いられる前記基準値は、
    前記回転機の巻線の結線状態をΔ結線方式からY結線方式へと切り替える場合に用いられる前記基準値よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の回転機制御装置。
  4. 三相の回転機と、
    前記回転機の回転により冷媒ガスを圧縮する圧縮機と、
    前記回転機に電圧を印加する請求項またはに記載の回転機制御装置と、
    を備えることを特徴とする冷媒圧縮装置。
  5. 請求項に記載の冷媒圧縮装置と、
    圧縮機で高温になった冷媒ガスの熱を放出することで、高圧の前記冷媒ガスを凝縮し、冷媒液に変換する凝縮器と、
    前記冷媒液を絞り膨張させて、前記冷媒液を低圧の液に変換し、前記冷媒液を蒸発可能な状態にする膨張弁と、
    低圧の状態で前記冷媒液を蒸発させ、周囲の空気から熱を奪う蒸発器と、
    を備えることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  6. 請求項に記載の冷凍サイクル装置を備えることを特徴とする空気調和機。
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