JPH0654550A - 欠相検知装置 - Google Patents

欠相検知装置

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JPH0654550A
JPH0654550A JP4201717A JP20171792A JPH0654550A JP H0654550 A JPH0654550 A JP H0654550A JP 4201717 A JP4201717 A JP 4201717A JP 20171792 A JP20171792 A JP 20171792A JP H0654550 A JPH0654550 A JP H0654550A
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JP
Japan
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phase
time
ripple
inverter device
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP4201717A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyoshi Makino
友由 牧野
Ikuya Aoyama
育也 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Transport Engineering Inc filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0654550A publication Critical patent/JPH0654550A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 直流電力を3相交流電力に変換するインバー
タ装置5の入力端にフィルタコンデンサ4が接続され
る。フィルタコンデンサ4の両端電圧は電圧検出器7に
よって検出され、微分演算回路8、絶対値演算回路9、
一次遅れ回路10に入力することにより、両端電圧のリッ
プル量が得られる。このリップル量は制御装置11に入力
され、所定の基準値と比較して異常値と判断され続ける
時間が所定の基準時間以上となった場合に、インバータ
装置に対して保護動作指令が出力される。 【効果】 本発明によれば、フィルタコンデンサの両端
電圧を監視して欠相を判断することにより、欠相検知を
確実に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインバータ装置によって
出力される3相交流電力の欠相を検知する欠相検知装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】直流電力をインバータ装置で3相交流電
力に変換し、誘導電動機等を駆動するシステムでは、イ
ンバータ装置の出力である3相交流電力の欠相対策が重
要な課題である。3相交流電力の欠相は、誘導電動機内
における地絡など負荷側の異常によるもの、3相交流出
力線の断線によるもの、インバータ装置を構成する半導
体素子等の動作不良によるもの等から発生する。このた
め従来ではインバータ装置の出力端における各3相交流
電流の瞬時値を検出し、各瞬時値を加算回路に入力して
得られる瞬時値合計電流の値が零でない場合を欠相と判
断し、インバータ装置に対して停止指令等の保護動作を
行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】誘導電動機内における
地絡が生じた場合は、インバータ装置から出力される電
流が3相交流出力線を介して誘導電動機に供給され、そ
のまま地面に流れてしまうため、各3相交流出力線の瞬
時値電流の合計は零にはならず、上記した従来の欠相検
知方法で欠相を検知することができた。しかしながら、
3相交流出力線の断線やインバータ装置の動作不良等の
場合は、本来流れない導通している経路に無理やり電流
が流れてしまい、欠相が生じていたとしても、各3相交
流出力線の瞬時値電流の合計は零となり、欠相を検知す
ることができなかった。従ってトルクの脈動が大きくな
り、電気車の場合台車の振動が激しくなってしまうとい
う問題があった。そこで本発明は上記問題点を除去し、
欠相検知を確実にできる信頼性の高い欠相検知装置を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、直流電力を3相交流電力に変換するイン
バータ装置と、インバータ装置の入力端に並列に接続さ
れるフィルタコンデンサと、フィルタコンデンサの両端
電圧を監視し、両端電圧の変動量を検知する電圧変動量
検出装置と、電圧変動量検出装置の出力を所定の基準値
と比較し、異常値と判断した時に異常信号を出力し、こ
の異常信号の出力継続時間が所定の基準時間以上となっ
た場合、インバータ装置に対して保護動作指令を出力す
る制御装置とを具備してなる。
【0005】
【作用】上述した構成により、電圧変動量検出装置はフ
ィルタコンデンサの両端電圧の変動量を検出する。この
変動量は制御装置に入力され、所定の基準値と比較し
て、変動量の方が大きい値ならば異常と判断し、異常信
号を出力する。そしてこの異常信号の出力継続時間がカ
ウントされ所定の基準時間以上となった時点で、インバ
ータ装置に保護動作指令が出力される。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照し詳細に説明す
る。図1は本発明の実施例を示す欠相検知装置の構成図
である。
【0007】直流電源1から供給される直流電力は、接
触器2を介してフィルタリアクトル3とフィルタコンデ
ンサ4からなる逆L形フィルタ回路で平滑化される。平
滑化された直流電力は、フィルタコンデンサ4と並列に
接続され、スイッチング素子(例としてGTOを用い
る)51〜56から構成されるインバータ装置5により
3相交流電力に変換され、誘導電動機6に供給される。
フィルタコンデンサ4の両端電圧は、電圧変動量検出装
置で監視され、両端電圧の変動量が検出される。この電
圧変動量検出装置は、電圧検出器7、微分演算回路8、
絶対値演算回路9、一次送れ回路10から構成される。フ
ィルタコンデンサ4の両端電圧(以下コンデンサ電圧で
示す)V1 は電圧検出器(DCPT)7により検出さ
れ、微分演算回路8を通すことにより単位時間あたりの
コンデンサ電圧V1 の変化量(以下電圧変化量で示す)
2 が得られる。電圧変化量V2 は正、負両方の値をも
つため、絶対値演算回路9を通すことにより、コンデン
サ電圧V1 の変動量V3 が得られる。更に変動量V3
一次遅れ回路10に通すことにより平滑化された変動量
(以下リップル量で示す)V4 が得られる。制御装置11
はこのリップル量V4 を入力し、欠相と判断した時にゲ
ート制御部12へ保護動作指令Sを出力する。制御装置11
はリップル量V4 の大きさをある所定の基準値C1 と比
較するリップル量比較回路11aと、リップル量比較回路
11aによる出力の継続時間T(W) をある所定の基準時間
2 と比較する継続時間比較回路11bとから構成され
る。
【0008】インバータ装置5によって変換された3相
交流電力が欠相した場合、3相交流瞬時電力は不平衡と
なる。このため直流電源1側から誘導電動機6側を見た
場合、消費電力が不安定となり、コンデンサ電圧V1
リップルが生じる。このコンデンサ電圧V1 はDCPT
7により検出され、上記した様に微分演算回路8、絶対
値演算回路9、一次遅れ回路10を通すことによりリップ
ル量V4 が得られる。そしてこのリップル量V4 は制御
装置11に入力される。まずリップル量比較回路11aによ
り、ある所定の基準値C1 とリップル量V4 が比較され
る。基準値C1は、フィルタコンデンサ電圧V1 が通常1
500Vの入力に対して±50V程度の変動しかないのに対
し、欠相時は±200 V程度の大きな変動が生じるので容
易に定めることができる。従ってこのリップル量比較回
路11aでは、リップル量V4 が基準値C1 よりも小さい
値なら正常と判断し、リップル量V4 が基準値C1 より
も大きい値を示した時は異常信号Wが出力される。この
異常信号Wは継続時間比較回路11bに入力され、入力さ
れ続ける時間(継続時間)T(W) がカウントされる。そ
してこの継続時間T(W) とある所定の基準時間C2 とが
比較される。この継続時間比較回路11bは欠相時以外に
生じたリップルに対して、リップル量比較回路11aが欠
相と誤検知したものを判断するために設けられたもの
で、基準時間C2 は約1〜3秒程度に定められる。従っ
て継続時間比較回路11bでは、継続時間T(W) が基準時
間C2 より短い場合は、欠相ではないと判断し、継続時
間T(W)が基準時間C2 より長くなった時点で、ゲート
制御部12に対して保護動作指令Sを出力する。ゲート制
御部12では保護動作指令Sを受けて、インバータ装置5
に対してゲート指令(停止指令)を出力する。従ってフ
ィルタコンデンサ4の両端電圧を監視することにより、
誘導電動機6内での地絡による欠相の他、3相交流出力
線の断線や、インバータ装置5の動作不良による欠相も
確実に検知することができる。
【0009】なおこの様な欠相検知装置は、上記したよ
うに継続時間比較回路11bで約1〜3秒程度の比較を行
うという割とゆっくりした処理を行うので、ソフトウェ
アに組み込んで処理をすることも可能である。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィルタコンデンサの両端電圧を監視して欠相を判断す
ることにより欠相検知を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す欠相検知装置の構成図で
ある。
【符号の説明】
1…直流電源 4…フィルタコンデンサ 5…インバータ装置 7…DCPT 8…微分演算回路 9…絶対値演算回路 10…一次遅れ回路 11a…リップル量比較回路 11b…継続時間比較回路 12…ゲート制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青山 育也 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電力を3相交流電力に変換するイン
    バータ装置と、 このインバータ装置の入力端に並列に接続されるフィル
    タコンデンサと、 このフィルタコンデンサの両端電圧を監視し、この両端
    電圧の変動量を検知する電圧変動量検出装置と、 この電圧変動量検出装置の出力を所定の基準値と比較
    し、異常値と判断した時に異常信号を出力し、この異常
    信号の出力継続時間が所定の基準時間以上となった場
    合、前記インバータ装置に対して保護動作指令を出力す
    る制御装置とを備えてなることを特徴とする欠相検知装
    置。
JP4201717A 1992-07-29 1992-07-29 欠相検知装置 Pending JPH0654550A (ja)

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