JP2017126639A - 電子機器の冷却装置、これを備えた電子機器、および電子機器の冷却方法 - Google Patents

電子機器の冷却装置、これを備えた電子機器、および電子機器の冷却方法 Download PDF

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【課題】簡素で安価な構成により、筐体の内部の広範囲を効率良く冷却可能にする。
【解決手段】冷却装置20は、電子機器の筐体2の内部に収容された電子部品25〜29を冷却する冷却ファン21と、筐体2の内部に回転自在に軸支されて冷却ファン21により生成される冷却空気の少なくとも一部である余剰冷却空気(CA2)を捕捉することにより回転トルクを得て旋回し、捕捉した余剰冷却空気(CA2)を筐体2の内部の所定の範囲に誘導する冷却空気誘導旋回体39とを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、筐体内に収容された複数の電子部品を冷却する冷却ファンを備えた電子機器の冷却装置、これを備えた電子機器、および電子機器の冷却方法に関するものである。
例えば特許文献1に開示されているように、ノート型パソコン等の電子機器においては、その筐体の内部に収容されているCPU等の高い発熱性のある電子部品の作動熱が冷却ファンによって冷却されるようになっている。具体的には、電子部品の作動熱がヒートパイプ等の熱伝達手段を経てヒートシンクや放熱フィン等の放熱体に熱輸送され、この放熱体に冷却ファンから冷却空気が吹き付けられて冷却がなされる。
特許文献1の発明ではさらに、上述の熱輸送式の冷却方法に加えて、熱輸送により冷却できない他の発熱性のある電子部品に向かって冷却ファンの送風口から送風ダクトを延ばし、他の発熱性のある電子部品に冷却空気の一部を直接吹き付けて冷却する構成となっている。
これにより、1基の冷却ファンのみで多数の発熱性のある電子部品を同時に冷却することができ、冷却装置の大型化や複雑化を招来することなく、筐体の内部に収容された電子部品の冷却効率を向上させることができる。
特開2010−61289号公報
しかしながら、上記のように冷却ファンにより生成された冷却空気の一部を送風ダクトによって所定の電子部品の場所に導くと、どうしてもピンポイント的な冷却となってしまい、筐体の内部の広範囲を冷却するのが難しくなる。
また、冷却ファンから遠い電子部品については送風ダクトを長く延ばす必要があり、構成が複雑化する上に、目標とする電子部品まで冷却空気が届きにくくなり、十分な冷却効果が得られないという課題がある。
さらに、このように冷却ファンから送風ダクトを延ばして目標とする電子部品を冷却しようとしても、適切な空気の抜け道が無いと冷却空気が滞留してしまい、広範囲を効率良く冷却することができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、簡素で安価な構成により、筐体の内部の広範囲を効率良く冷却することのできる電子機器の冷却装置、これを備えた電子機器、および電子機器の冷却方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電子機器の冷却装置は、電子機器の筐体の内部に収容された電子部品の作動熱を冷却する冷却ファンと、前記筐体の内部に回転自在に軸支されて前記冷却ファンにより生成される冷却空気の少なくとも一部を捕捉することにより回転トルクを得て旋回し、捕捉した前記冷却空気を前記筐体の内部の所定の範囲に誘導する冷却空気誘導旋回体と、を備えている。
本発明によれば、筐体の内部に回転自在に軸支された冷却空気誘導旋回体が、冷却ファンにより生成される冷却空気の一部を捕捉して旋回することにより、筐体の内部において電子部品の作動熱により加熱された空気と冷却空気との対流を促進させるとともに、冷却空気を筐体の内部の所定の範囲に送って冷却することができる。このように、冷却ファンによって生成される冷却空気の一部を捕捉して旋回する冷却空気誘導旋回体を設けるという簡素で安価な構成により、筐体の内部の広範囲を効率良く冷却することができる。
本発明の実施形態に係るノート型パソコンを示す斜視図である。 筐体の内部および冷却装置の実施形態を示す平面図である。 冷却ファン、冷却空気吹出口、冷却空気抽気部、ヒートパイプ、放熱体等を示す拡大図である。 冷却装置の作動時における冷却空気の流れを示す平面図である。 冷却空気誘導旋回体の形状例を示す平面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る電子機器の冷却装置をノート型パソコン(電子機器)に適用した場合における好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本発明はノート型パソコンに限らず、デスクトップ型パソコン、ワークステーション、音声機器、映像機器、通信機器、医療機器等、他の様々な電子機器にも適用することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るノート型パソコン1を示した斜視図である。ここで例示するノート型パソコン1は、筐体2および蓋体3を備えている。筐体2は、上面部5、左側面部6、右側面部7、前面部8、後面部9および図示しない底面部から構成される箱体であり、その上面部5にはキーボード11が設けられている。キーボード11は、複数のキートップ11aを配列して構成された入力装置である。上面部5において手前側に位置する部位にはパームレスト12が設けられている。
蓋体3は、筐体2の上面部5に対向する面に液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等から構成される表示装置14を備えたものであり、筐体2の奥側縁部にヒンジ部15によってその下端部が回転可能に支持されている。この蓋体3は、筐体2に対して開かれると、筐体2の手前側に向けて表示装置14を露出させるとともに筐体2の上面部5(キーボード11等)を露出させ、筐体2に対して閉じられると、筐体2の上面部5および表示装置14を同時に覆うカバーとなる。
図2にも示すように、筐体2の、例えば後面部9には排気口17が形成されている。排気口17は、筐体2の内部に配設される冷却装置20(図2参照)の冷却ファン21から送り出される冷却空気を筐体2の外部に排出させる横長な矩形状の貫通孔である。なお、冷却ファン21の真下となる筐体2の底面部には、図2に示すように、外部の空気を筐体2の内部に取り入れるための吸気口23が設けてある。
図2は、筐体2の内部および冷却装置20の実施形態を示す平面図である。この図2では、筐体2の上面部5およびキーボード11が取り外されて筐体2の内部が開放された状態が示されている。筐体2の内部には、CPU25、メモリ26、FET27,28、電子基板29、その他図示しない多数の各種電子部品と、電源用バッテリー31とが収容されている。電子部品25〜29は、例えばキーボード11の下方となる位置、即ち筐体2の後半部のスペースに収容され、電源用バッテリー31は、キーボード11の手前にあるパームレスト18の下方となる位置、即ち筐体2の前半部のスペースに収容されている。
冷却装置20は、冷却ファン21と、受熱体36と、放熱体37と、ヒートパイプ38と、冷却空気誘導旋回体39等の部材を備えて構成されている。冷却ファン21は、例えばキーボード11下方のスペースのほぼ中央部に配置され、冷却ファン21の例えば右側にCPU25が配置され、左側に他の電子部品26〜29が配置されている。冷却空気誘導旋回体39は、筐体2の内部で自由に回転することができる風車状の部材であり、冷却ファン21を挟んでCPU25とは反対側のスペース、即ち他の電子部品26〜29が配置されているスペースに配置されている。
冷却ファン21は、図3にも拡大して示すように、箱状のケーシング41の内部にファンモータ42と遠心ファン状のファンブレード43とが収容された構成である。ケーシング41の底面には前述の吸気口23が連通し、ケーシング41の後面には冷却空気吹出口44が開口している。この冷却空気吹出口44は筐体2の排気口17に内側から間隔を空けて対向している。
前述した複数の電子部品25〜29のうち、例えば比較的高い作動熱を発するCPU25については、冷却ファン21と受熱体36と放熱体37とヒートパイプ38とによる熱輸送式の強制的な冷却が行われ、その他の電子部品26〜29については後述するように冷却空気誘導旋回体39を用いた対流式の冷却が行われる。
受熱体36は、CPU25の例えば上面に、その熱を受熱可能に載置され、この受熱体36にヒートパイプ38の一端が接続され、ヒートパイプ38の他端が放熱体37に接続されている。放熱体37は、例えば多数のフィンを有するヒートシンク状であり、冷却ファン21の冷却空気吹出口44に近接配置されている。つまり、放熱体37は冷却空気吹出口44と排気口17との間に配置されている。ヒートパイプ38は、例えば内面にウィッグ等が設けられた銅管やアルミ管の両端が閉塞され、内部に液冷媒が空気と共に流動可能に注入され、中間部が屈曲(湾曲)成形された周知の構造のものである。
上記のヒートパイプ38を用いた冷却構造によれば、作動熱の高いCPU25の位置が冷却ファン21から離れていても、CPU25の作動熱を冷却ファン21によって強制的に冷却することができる。即ち、CPU25の作動熱は受熱体36に受熱されてヒートパイプ38を経て放熱体37に熱輸送される。冷却ファン21のファンモータ42がファンブレード43を回転させると、外気が吸気口23からケーシング41内に取り込まれて図3に示すように冷却空気吹出口44から冷却空気CA1として吹き出される。この冷却空気CA1はフィン状の放熱体37を通過して筐体2の排気口17から外部に排出され、これにより放熱体37に移送された熱が冷却される。
なお、放熱体37はヒートパイプ38の端部の上面または下面に固定されており、この放熱体37が冷却空気吹出口44に重なり、ヒートパイプ38自体は冷却空気吹出口44に重ならない。このため、冷却空気吹出口44から吹き出された冷却空気CA1はヒートパイプ38に遮られることなく放熱体37のフィンの間を通過してこれを冷却し、排気口17から排出される。
図3に示すように、放熱体37の水平方向の寸法L1は、冷却ファン21の冷却空気吹出口44の水平方向の寸法L2よりも短く設定されている。このため、冷却空気吹出口44には放熱体37の末端部が重ならない余剰開口範囲44aが形成されている。この余剰開口範囲44aにはダクト状に形成された冷却空気抽気部44bが設けられている。
冷却ファン21の作動時には、上述のように冷却空気吹出口44から冷却空気CA1が吹き出すとともに、余剰開口範囲44aから余剰冷却空気CA2が吹き出す。冷却空気抽気部44bのダクト形状は、余剰開口範囲44aから吹き出した余剰冷却空気CA2を例えば90°変向させて冷却空気誘導旋回体39の方に流すように形成されている。
ところで、ヒートパイプ38の温度は、放熱体37と重なっている部分の末端側に向かって低下するため、ヒートパイプ38の最末端部では多くの冷却空気を必要としない。つまり、従来ではこの部分に当てられる冷却空気が無駄になっていた。この冷却装置20では、この余剰な冷却空気が余剰開口範囲44aと冷却空気抽気部44bにより抽気され、余剰冷却空気CA2として冷却空気誘導旋回体39側に向けて送気される。
冷却ファン21のケーシング41内における左右両側部の風速(風量)は、中間部の風速よりも大きい傾向があるため、余剰開口範囲44aの幅が小さくても、この余剰開口範囲44aから送気される余剰冷却空気CA2の量を多くすることができる。
風車状の冷却空気誘導旋回体39は、その回転中心部をなす旋回中心部39aと、この旋回中心部39aから放射方向に延びる複数(例えば8本)の線状の旋回体39bとを備えた形状である。旋回中心部39aの軸方向は筐体2の面方向に対して直交し、旋回体39bの軸方向は筐体2の面方向に平行している。旋回体39bは、筐体2の内部において、筐体2自体や他の部品類に接触せずに自由に回動できる。旋回体39bの厚み(上下方向の幅)は、筐体2の上下方向(厚さ方向)の寸法に制限があることから、ほぼ線状か、細い帯状等とされている。
この冷却空気誘導旋回体39は、冷却ファン21により生成される冷却空気の一部である余剰冷却空気CA2を旋回体39bによって捕捉することにより回転トルクを得て旋回し、捕捉した余剰冷却空気CA2を筐体2の内部の所定の範囲に誘導する補助冷却部材である。
旋回中心部39aの軸支位置は、例えば電子基板29に搭載されているメモリ26とFET27,28との間とされ、旋回体39bの回転投影面積が各電子部品26〜29の上に広い範囲で重なるようになっている。また、冷却ファン21の冷却空気抽気部44bから吹き出す余剰冷却空気CA2が旋回体39bのほぼ先端部に当たるように旋回中心部39aの位置が設定されている。
以上のように構成された冷却装置20において、冷却ファン21が作動すると、前述のように冷却ファン21から吹き出される冷却空気CA1が放熱体37を冷却することによってCPU25が強制冷却される。冷却ファン21から吹き出された冷却空気CA1が排気口17から排出されることに伴い、図4に示すように、CPU25の周辺の加熱空気HAが負圧により引き出されて排気口17から排出される。
また、図4に示すように、冷却ファン21の冷却空気抽気部44bから吹き出される余剰冷却空気CA2が冷却空気誘導旋回体39の旋回体39bに当たり、冷却空気誘導旋回体39は回転トルクを得て矢印Rで示す回転方向(本実施形態では反時計回り)に旋回する。複数の旋回体39bが旋回することにより、余剰冷却空気CA2による旋回流CA2’が形成され、この旋回流CA2’が電子部品26〜29等の配置領域に広く導かれる。
このため、電子部品26〜29の作動熱により加熱された空気と、冷却空気(旋回流CA2’)との対流が促進されるとともに、冷却空気(旋回流CA2’)が筐体2の内部の広い範囲に送られて効率良く冷却される。そして暖められた旋回流CA2’は加熱空気HAと共に排気口17から排出される。
このように、冷却ファン21によって生成される冷却空気の一部である余剰冷却空気CA2を捕捉して旋回する冷却空気誘導旋回体39を設けるという簡素で安価な構成により、1基のみの冷却ファン21によって筐体2の内部を広範囲に亘り効率良く冷却することができる。
冷却ファン21は、冷却空気CA1が吹き出される冷却空気吹出口44と、この冷却空気吹出口44から吹き出す冷却空気CA1の余剰分を抽気して余剰冷却空気CA2として冷却空気誘導旋回体39側に送るダクト状の冷却空気抽気部44bとを備えている。このため、冷却空気誘導旋回体39側に送る余剰冷却空気CA2を確実に抽気して電子部品26〜29等の配置領域に導き、これらの部品を効果的に冷却することができる。
また、ヒートパイプ38に接続された放熱体37の水平方向の寸法L1を冷却ファン21の冷却空気吹出口44の水平方向の寸法L2よりも短くすることによって冷却空気吹出口44に放熱体37の末端部が重ならない余剰開口範囲44aを形成し、この余剰開口範囲44aに、上記のダクト状の冷却空気抽気部44bが設けられている。これにより、冷却空気吹出口44から吹き出される冷却空気を、放熱体37の冷却に使用される冷却空気CA1と、冷却空気誘導旋回体39側に送られる余剰冷却空気CA2とに確実に分離して双方に供給し、効果的な冷却を行うことができる。
冷却空気誘導旋回体39は、冷却ファン21を挟んで、該冷却ファン21により強制冷却されるCPU25とは反対側のスペースに配置されている。このため、冷却ファン21の作動時にCPU25の周辺から排気口17に向かって流れる加熱空気HA(図4参照)に阻害されることなく、冷却空気誘導旋回体39によって余剰冷却空気CA2を確実に電子部品26〜29等の配置領域に導き、これらの部品を効果的に冷却することができる。
ところで、図5に示すように、冷却空気誘導旋回体39の旋回体39bの表面を凹凸状にしてもよい。図5では、旋回体39bの表面に多数の小突起39cを形成して凹凸状にしている。この小突起39cとしては、柔軟な短いブラシ状のものや、短針状のものが考えられる。小突起39cを設ける代わりに、旋回体39bを波線状に形成したり、帯状且つ螺旋状に形成したりして表面を凹凸状にしてもよい。
このように、旋回体39bの表面を凹凸状にすることにより、内部スペースの関係で厚み(上下方向の幅)を大きくすることができない旋回体39bであっても、表面の凹凸部によって余剰冷却空気CA2を確実にキャッチし、旋回体39bによって形成される旋回流CA2’の流量を多くして各電子部品26〜29等を効率良く冷却することができる。
以上に説明したように、本実施形態に係る電子機器の冷却装置20、これを備えた電子機器(ノート型パソコン1)、および電子機器の冷却方法によれば、冷却ファン21によって生成される冷却空気の一部を捕捉して旋回する冷却空気誘導旋回体39を設けるという簡素で安価な構成により、電子機器の筐体2の内部を広範囲に効率良く冷却することができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成のみに限定されるものではなく、適宜変更や改良を加えることができ、このように変更や改良を加えた実施形態も本発明の権利範囲に含まれるものとする。
例えば、筐体2の内部の各機器類の位置関係や形状等は、本実施形態のものに限定されない。
また、例えば、図2に示す冷却空気抽気部44bを設ける代わりに、冷却ファン21のケーシング41の側面に、冷却空気誘導旋回体39(旋回体39b)に向かって冷却空気を吹き出す穴を形成する等の小変更を加えてもよい。
1 ノート型パソコン(電子機器)
2 筐体
3 蓋体
20 冷却装置
21 冷却ファン
25 CPU(電子部品)
26 メモリ(電子部品)
27,28 FET(電子部品)
29 電子基板(電子部品)
36 受熱体
37 放熱体
38 ヒートパイプ
39 冷却空気誘導旋回体
39a 旋回中心部
39b 旋回体
39c 小突起
44 冷却空気吹出口
44a 余剰開口範囲
44b 冷却空気抽気部
CA1 冷却空気
CA2 余剰冷却空気
L1 放熱体の水平方向の寸法
L2 冷却空気吹出口の水平方向の寸法
本発明に係る電子機器の冷却装置は、電子機器の筐体の内部に収容された電子部品の作動熱を冷却する冷却ファンと、前記冷却ファンにより生成される冷却空気によって冷却される放熱体と、前記筐体の内部に回転自在に軸支された冷却空気誘導旋回体とを備え、前記冷却空気誘導旋回体は、前記冷却ファンにより生成され前記冷却ファンから前記放熱体への前記冷却空気の流路とは異なる流路を流れる冷却空気を捕捉することにより回転トルクを得て旋回し、捕捉した前記冷却空気を前記筐体の内部の所定の範囲に誘導する電子機器の冷却装置を提供する。
本発明に係る電子機器の冷却方法は、電子機器の筐体の内部に収容された電子部品の作動熱を冷却ファンで冷却する電子機器の冷却方法であって、前記冷却ファンにより生成される冷却空気によって放熱体を冷却し、前記冷却ファンにより生成され、前記冷却ファンから前記放熱体への前記冷却空気の流路とは別の流路を流れる冷却空気を、前記筐体の内部に自由回転可能に軸支した風車状の冷却空気誘導旋回体に当て、前記冷却空気誘導旋回体を回転させることによって前記冷却空気を前記筐体の内部の所定範囲に誘導して冷却を行う電子機器の冷却方法を提供する。

Claims (7)

  1. 電子機器の筐体の内部に収容された電子部品の作動熱を冷却する冷却ファンと、
    前記筐体の内部に回転自在に軸支されて前記冷却ファンにより生成される冷却空気の少なくとも一部を捕捉することにより回転トルクを得て旋回し、捕捉した前記冷却空気を前記筐体の内部の所定の範囲に誘導する冷却空気誘導旋回体と、
    を備えた電子機器の冷却装置。
  2. 前記冷却ファンは、
    前記冷却空気が吹き出される冷却空気吹出口と、
    前記冷却空気吹出口から吹き出す前記冷却空気の余剰分を抽気して前記冷却空気誘導旋回体側に送る冷却空気抽気部と、
    を備えている請求項1に記載の電子機器の冷却装置。
  3. ヒートパイプの一端に接続された受熱体が前記電子部品に設置され、前記ヒートパイプの他端に接続された放熱体が前記冷却ファンの前記冷却空気吹出口に近接配置され、
    前記放熱体の水平方向の寸法は前記冷却空気吹出口の水平方向の寸法よりも短くされて前記冷却空気吹出口には前記放熱体の末端部が重ならない余剰開口範囲が形成され、
    前記余剰開口範囲に、前記冷却空気抽気部がダクト状に形成されて設けられている請求項2に記載の電子機器の冷却装置。
  4. 前記冷却空気誘導旋回体は、
    旋回中心部と、
    前記旋回中心部から放射方向に延びる複数の線状の旋回体と、
    を備え、
    前記旋回中心部は、前記冷却ファンを挟んで、該冷却ファンにより強制冷却される前記電子部品とは反対側のスペースに軸支されている請求項1から3のいずれかに記載の電子機器の冷却装置。
  5. 前記旋回体は、その表面が凹凸状である請求項4に記載の電子機器の冷却装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の冷却装置を備えた電子機器。
  7. 電子機器の筐体の内部に収容された電子部品の作動熱を冷却ファンで冷却する電子機器の冷却方法であって、
    前記冷却ファンにより生成される冷却空気の少なくとも一部を、前記筐体の内部に自由回転可能に軸支した風車状の冷却空気誘導旋回体に当て、
    前記冷却空気誘導旋回体を回転させることによって前記冷却空気を前記筐体の内部の所定範囲に誘導して冷却を行う電子機器の冷却方法。
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