JP2017126446A - 電線処理機の電線束の一括管理システム - Google Patents

電線処理機の電線束の一括管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】設置スペースの効率が良く作業者の作業性を向上することのできる電線処理機の電線束の一括管理システムを提供すること。【解決手段】リール33に巻かれた電線束34から電線32を引き出し、電線32を切断、皮剥きまたは端子の取付けの少なくともいずれかを実行する電線処理機11を作業者の作業する作業エリアを向かい合わせに並べて配置し、電線処理機11に前記電線32を供給するに当たって、電線束34を電線収納容器35に収納し、電線収納容器35を電線束収納容器棚36に複数個載置して、電線収納容器35を一個所に集中して纏めて一括して管理し、電線処理機11に電線束収納容器棚36に載置された電線収納容器35から電線32を順次引き出して供給する。【選択図】 図1

Description

本発明は、電線の管理システムに係り、特に電線処理機に供給するリールに巻き取られた電線線束の一括管理システムに関するものである。
自動車等に配索される組電線であるワイヤハーネスは、複数のサブハーネスを組み合わせて構成されている。そして、このサブハーネスは、予め設定された長さに切断された電線の端部に圧接端子を圧着接続した端子付きハーネスを製造しておき、この端子付きハーネスの他端部にさらに合成樹脂製のコネクタハウジングを挿着して製造される。
端子付きハーネスは、電線処理機によって製造されている。すなわち、端子付きハーネスは、リールに巻かれた電線束から電線を引き出し、電線処理機よって引き出された電線の一端部に圧着端子が取り付けられている。この圧着端子が取り付けられた電線は、電線処理機に送られ、この電線処理機によって走行させながら予め設定された長さを測長し切断される。
このような端子付きハーネスの製造に当たっては、製造効率を考慮して従来は電線処理機を2台並べて行っている。すなわち、図18(A)に示す如く、電線処理機1と電線処理機2が並列に並べられている。図18(A)において電線処理機1と電線処理機2は、同じ方向に向いて並べられている。すなわち、電線処理機1の作業エリア1aと電線処理機2の作業エリア2aとは、同じ側に位置している。
この図18(A)に示す如き電線処理機1と電線処理機2との配置では、電線処理機1には、リールに巻かれた電線束が収納された電線収納容器3が設けられている。また、電線処理機2には、リールに巻かれた電線束が収納された電線収納容器4が設けられている。
電線収納容器3、4は、丸い筒状に形成され、リールに巻かれた電線束が収納されている。そして、電線収納容器3からは、電線3aが引き出されて電線処理機1に供給されている。また、電線収納容器4からは、電線4aが引き出されて電線処理機2に供給されている。
このような図18(A)に示す如き電線処理機1と電線処理機2との配置では、電線処理機1の作業エリア1aと電線処理機2の作業エリア2aとの配置位置が電線処理機2を跨いだ状態になっている。このため、電線処理機1用の電線収納容器3の設置位置と、電線処理機2用の電線収納容器4の設置位置とは、同じ側に位置することになる。このため電線収納容器の設置スペースは効率的となる。
しかしながら、作業者5は、電線処理機1の作業エリア1aで作業を行い、電線処理機2の作業エリア2aで作業を行う場合、電線処理機1の作業エリア1aでと電線処理機2の作業エリア2aとの間を矢印Aに示す如く行き来しなければならず作業効率が良くないという問題点を有している。
そこで、作業者5の作業効率を良くするため図18(B)に示す如く、電線処理機6と電線処理機7との配置をそれぞれの作業エリア6a,7aが向かい合わせに並べて配置する方法が採られている。
このような図18(B)に示す如き電線処理機6と電線処理機7との配置では、作業者5は、電線処理機6の作業エリア6aで作業を行い、電線処理機7の作業エリア7aで作業を行う場合、電線処理機6の作業エリア6aで作業を行った後、振り向くことで電線処理機7の作業エリア7aで作業を行うことができ、作業効率が格段に改善することができる。
しかしながら、図18(B)に示す如き電線処理機6と電線処理機7との配置では、電線処理機6の作業エリア6aと電線処理機7の作業エリア7aとの配置位置が向き合った状態になっている。このため、電線処理機6用の電線収納容器8の設置位置と、電線処理機7用の電線収納容器9の設置位置とは、異なった側に位置することになる。
したがって、電線処理機6と電線処理機7の設置位置において、電線収納容器1つ分の設置スペースがはみ出たような状態となっており、設置スペースの効率的が悪いという問題点を有している。
そこで、近年、自動圧接機においてほぼ水平に延びる電線移送通路Wに沿って、供給される所定の電線群2Aを多数設けた電線供給リール4から供給する装置が提案されている(特許文献1)。
この特許文献1は、電線移送通路Wに沿って供給される所定の電線群2Aに圧接コネクタ3を圧接接続する圧接装置11であり、圧接コネクタ3に接続する所定の電線群2Aを選定して給送するために多数の電線供給リール4を設けたものである。
また、近年、収納棚12,12,12に、複数個の電線リール11を長尺電線を送り出し可能な状態でストックする電線供給ステーションS1を備えたワイヤハーネスの製造装置が提案されている(特許文献2)。
この特許文献2は、複数の収納棚12のそれぞれに収納する電線30を種類別に巻き付けた多数の電線リール11の状態で、長尺電線を送り出し可能な状態でストックする電線供給ステーションS1を設けたものである。
特開昭60−57272号公報 特開平10−112229号公報
しかしながら、特許文献1は、電線移送通路Wに沿って供給される所定の電線群2Aに圧接コネクタ3を圧接接続する圧接装置11において、圧接コネクタ3に接続する所定の電線群2Aを選定して給送するために多数の電線供給リール4を設けたことが記載されているだけである。
すなわち、特許文献1は、作業者の作業について考慮したものでなく、作業者の作業効率については問題点を有している。
また、特許文献2は、ワイヤハーネスの製造装置において、複数の電線リール11に巻き付けた長尺電線を送り出し可能な状態に複数の収納棚12にストックする電線供給ステーションS1を備えたことが記載されているだけである。
すなわち、特許文献2は、複数の電線リール11に巻き付けた長尺電線を送り出し可能な状態で複数の収納棚12にストックするだけで、複数の電線リール11の設置スペースについては考慮されておらず、設置スペースの効率が悪いという問題点を有している。
本発明の目的は、上記した事情に鑑みてなされたもので、設置スペースの効率が良く作業者の作業性を向上することのできる電線処理機の電線束の一括管理システムを提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の電線処理機の電線束の一括管理システムは、リールに巻かれた電線束から電線を引き出し、該電線を切断、皮剥きまたは端子の取付けの少なくともいずれかを実行する電線処理機を作業者の作業する作業エリアを向かい合わせに並べて配置し、前記電線処理機に前記電線を供給するに当たって、
前記電線束を電線収納容器に収納し、該電線収納容器を電線束収納容器棚に複数個載置して、前記電線収納容器を一個所に集中して纏めて一括して管理し、前記電線処理機に前記電線束収納容器棚に載置された前記電線収納容器から前記電線を順次引き出して供給するようにしたことを特徴としている。
本願請求項1に記載の発明によれば、端子付き電線を製造する電線処理機を作業者の作業する作業エリアを向かい合わせに並べて配置しているので、作業者は、電線処理機毎に移動することなく、振り向くだけで電線処理機の操作をすることができ、作業者の作業性を向上することができる。
また、本願請求項1に記載の発明によれば、電線束を電線収納容器に収納して電線束収納容器棚に複数個載置して、一個所に纏めて一括して集中管理しているため、
電線束の設置スペースの効率化を図ることができる。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の本発明の電線処理機の電線束の一括管理システムは、請求項1に記載の電線処理機の電線束の一括管理において、
前記電線束収納棚を、
2段の棚にそれぞれ1列に配置し、上段に配列される電線収納容器の位置と下段に配列される電線収納容器の位置とが重ならないように配置してあることを特徴としている。
本願請求項2に記載の発明によれば、電線束収納棚を、2段の棚にそれぞれ1列に配置し、上段に配列される電線収納容器の位置と下段に配列される電線収納容器の位置とが重ならないように配置してあるため、電線束を効率よく纏めて一括して集中管理することができる。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の本発明の電線処理機の電線束の一括管理システムは、請求項1又は2に記載の電線処理機の電線束の一括管理において、
作業者の作業する作業エリアを向かい合わせに並べて配置する前記電線処理機への前記電線の供給を、
前記一方の電線処理機に前記電線束から供給し、
前記他方の電線処理機に前記電線束から天井に設けられた支持部材を介して前記一方の電線処理機の電線供給方向と反対の方向から供給することを特徴としている。
本願請求項3記載の発明によれば、電線処理機への電線の供給を、一方の電線処理機に電線束から供給し、他方の電線処理機に電線束から天井に設けられた支持部材を介して一方の電線処理機の電線供給方向と反対の方向から供給するように構成してあるため、電線処理機を作業者の作業する作業エリアを向かい合わせに並べて配置することができる。
本発明によれば、設置スペースの効率を良くすることができ、作業者の作業性を向上することができる。
電線処理機の電線束の一括管理システムの全体構成図である。 図1に図示の電線処理機の全体模式図である。 図2に図示の電線処理機の電線測長部を示す図である。 図2に図示の電線処理機の電線搬送部を示す図である。 図2に図示の電線処理機の電線切断部を示す図である。 図2に図示の電線処理機の圧着端子取付部を示す図である。 図6に図示の圧着端子取付部で電線の端部に圧着端子を取り付けた状態を示す図である。 図7に図示の圧着端子取付部で電線の端部に圧着する圧着端子の送り状態を示す図である。 図1に図示の電線処理機の正面から見た全体図である。 図9に図示の電線処理機の電線端部の皮剥き部、電線端部への圧着端子の取付部、圧着端子の圧着部取付部を示す図である。 図10に図示の電線処理機の電線端部の皮剥き部、電線端部への圧着端子の取付部、圧着端子の圧着部取付部の動作を示す図である。 図10に図示の電線処理機の電線端部の皮剥き部、電線端部への圧着端子の取付部、圧着端子の圧着部取付部の動作を示す図である。 図10に図示の電線処理機の圧着端子の圧着部取付部から払い出された電線が貯められる貯留部を示す図である。 図1に図示の電線束の一括管理部の全体図である。 図14に図示の電線束の一括管理部から取り出した電線を天井側を通す支持部材を示す図である。 図1に図示の電線処理機の電線束の一括管理システムの電線処理機に電線を供給する電線分配部材を示す図である。 図16に図示の電線分配部材から電線処理機に電線を供給する状態を示す図である。 従来の電線処理機の配置例を示す図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1には、本発明に係る電線処理機の電線束の一括管理システム10の全体構成図が示されている。
図1に示される電線処理機の電線束の一括管理システム10においては、電線処理機11と電線処理機12とが作業者の作業する作業エリア11a,12aを向かい合わせに並べて配置されている。
また、電線処理機の電線束の一括管理システム10においては、電線処理機11と電線処理機12に電線を供給する電線束一括収納部13を備えている。
電線処理機11と電線処理機12とは同一の構成を有しているので、ここでは電線処理機11についてのみ説明する。この電線処理機11と電線処理機12とは、配置されている向きが異なっている。このため、電線処理機11には、電線束一括収納部13から直接電線が供給されているのに対し、電線処理機12には、電線束一括収納部13から電線が支持部材14を介して供給されている。
電線処理機11には、図2に示す如く、電線束一括収納部13から供給されている電線の前処理を行う電線前処理装置15が設けられている。この電線前処理装置15は、測長器16と、電線送り装置17と、切断器18と、圧着端子取付器19とを備えている。
測長器16は、電線処理機11に搬送する電線の長さを測定するもので、図3に示す如き構成を有している。すなわち、測長器16は、一対の測長ローラ16a,16bを備え、この一対の測長ローラ16a,16b間を挿通する電線の長さを測定している。この測長ローラ16a,16b間を通った電線は、電線送り装置17に送られていく。
電線送り装置17は、電線束一括収納部13から電線を引き出して電線処理機11側に送り出すもので、図4に示す如き構成を有している。すなわち、電線送り装置17は、4つのプーリー17a,17b,17c,17dを備え、2つのプーリー17a,17bには、送りベルト17eが懸架されており、2つのプーリー17c,17dには、送りベルト17fが懸架されている。電線送り装置17は、この送りベルト17eと送りベルト17fで電線を挟み、この送りベルト17eと送りベルト17fを走行させることによって電線束一括収納部13から電線を引き出して電線処理機11側に送り出す作用を有している。この電線送り装置17は、測長器16によって、電線の長さを測定し、設定した長さになると電線の送り出しを停止する。
切断器18は、電線送り装置17が電線の送り出しを停止した後、電線を切断するもので、図5に示す如き構成を有している。すなわち、切断器18は、電線送り装置17から送られてくる電線をチャックする電線保持部18aと、電線保持部18aでチャックしている電線を切断するカッター18bとを備えている。このカッター18bは、電線の走行が停止すると、上方から降下してきて電線保持部18aにチャックされている電線をカットする。このカットされた前にある電線の端部は、前の電線の後端部となり、このカットされた後にある電線の端部は、後の電線の先端部となる。
切断器18と電線送り装置17との間には、チューブ18cで接続されており、電線送り装置17から送られる電線は、このチューブ18cの中を通って切断器18に送られている。
この切断器18のカッター18bによってカットされた電線は、切断器18の電線保持部18aで保持されたまま、図6に示す如く、圧着端子取付器19の方に移動する。この圧着端子取付器19には、電線の先端部の皮剥きをして導体を露出させる圧接部19aと、この圧接部19aを受けて電線の先端部に圧着端子20を圧着取り付ける受け部19bとを有している。また、圧着端子取付器19は、圧接部19aが電線の先端部を圧接した際に、切断器18の電線保持部18aを押さえつける押圧部材19cが設けられている。この押圧部材19cは、圧接部19aと共に下降し、切断器18の電線保持部18aに設けられている受けピン18dに当接し、切断器18を押し付け安定させる作用を幽している。
この圧着端子取付器19による圧着端子20の取付は、図7,図8に示す如く行われる。すなわち、切断器18の電線保持部18aによって保持された電線が図6に示す如く、切断器18の電線保持部18aに保持されたまま移動すると、圧着端子取付器19の位置に切断器18の電線保持部18aに保持された電線が来たことを検知する。すると、圧着端子取付器19は、図7に示す如く、圧接部19aが下降し、切断器18の電線保持部18aに保持された電線を押圧する。この圧接部19aの下降とともに押圧部材19cも下降し、切断器18の電線保持部18aを押さえ付ける。
この圧接部19aが下降して切断器18の電線保持部18aに保持された電線が押圧されると、電線の先端部の皮剥きが行われ導体が露出される。そして、圧接部19aによって皮剥きが行われ導体が露出された電線の先端部に圧着端子取付器19に自動で送られてくる圧着端子20が圧着して取り付けられる。
圧接部19aによって電線の先端部に圧着端子20が圧着取り付けられると、図8に示す如く、圧接部19aが上昇し、切断器18の電線保持部18aに保持された電線の押圧を解除する。この圧接部19aの上昇とともに押圧部材19cも上昇し、切断器18の電線保持部18aを押さえ付けを解除し、元の位置に復帰する。
切断器18のカッター18bによって、電線の後端部を切断された電線は、電線処理機11に搬送される。この電線処理機11に搬送されてきた電線は、先端部には、圧着端子取付器19の圧接部19aで圧着端子20が圧着取り付けられた電線となっている。この電線処理機11では、先端部に圧着端子20が圧着取り付けられた電線の後端部に、図9に示す如く、端末処理が行われる。
電線処理機11は、電線前処理装置15の切断器18と兼ねる切断部21と、皮剥き部22と、端子取付部23と、圧着部24と、完成品ストック部25とを備えており、図9に示す如き構成を有している。
切断部21は、図5図に示される電線前処理装置15の切断器18と同じもので、電線前処理装置15の切断器18について説明したものと同じである。この切断部21には、切断した後の電線を把持して隣接する皮剥き部22の位置に搬送する搬送チャック26が設けられている。
皮剥き部22は、図9に示す如く、切断部21の左隣に設けられており、切断部21で切断された電線を受け取り、電線の後端部の絶縁体を剥離して導体を露出するものである。この皮剥き部22には、搬送チャック26によって搬送されてきた切断した後の電線の後端部の絶縁体を剥離するために押さえる皮剥き用チャック27が設けられている。また、皮剥き用チャック27の前に位置し、搬送チャック26に隣接して、電線の後端部の絶縁体を剥離した電線を把持して隣接する端子取付部23の位置に矢印Aに示す如く搬送する搬送チャック28が設けられている。
端子取付部23は、図9に示す如く、皮剥き部22の左隣に設けられており、皮剥き部22で後端部の絶縁体を剥離して導体が露出された電線を受け取り、露出した導体に端子を取り付けるものである。この端子取付部23には、搬送チャック28によって搬送されてきた後端部の絶縁体を剥離して導体が露出された電線に端子を取り付けるために押さえる端子取付用チャック29が設けられている。また、端子取付用チャック29の前に位置し、搬送チャック28に隣接して、電線の後端部の絶縁体を剥離して露出された導体に端子を圧着接続した電線を把持して隣接する圧着部24の位置に矢印Bに示す如く搬送する搬送チャック30が設けられている。
圧着部24は、図9に示す如く、端子取付部23の左隣に設けられており、端子取付部23で絶縁体を剥離された後端部の導体に端子が取り付けられた電線を受け取り、導体に取り付けられた端子を圧着接続するものである。この圧着部24には、搬送チャック30によって搬送されてきた電線の後端部の絶縁体を剥離して露出された導体に端子を取り付けた電線を圧着接続するために押さえる圧着用チャック31が設けられている。また、圧着用チャック31の前に位置し、搬送チャック30に隣接して、電線の後端部の絶縁体を剥離して露出された導体に端子を取り付けた電線を圧着接続して完成した電線を把持して隣接する完成品ストック部25の位置に矢印Cに示す如く搬送する払い出しする図示していない搬送チャックが設けられている。
この完成品ストック部25は、図13に示す如く、圧着部24において絶縁体を剥離された後端部の導体に取り付けられた端子を圧着接続して完成した電線を圧着部24から払い出して一時貯め置くスペースである。
この電線処理機11による電線の後端部の端子の圧着接続は、図10〜図13に示す如く、端末処理が行われる。
まず、図5に示す如く、電線保持部18aでチャックされた電線がカッター18bによって切断されると、カッター18bによって切断された前の位置にある電線は図10に示す如く搬送チャック26によって皮剥き部22の前に搬送される。
皮剥き部22の前に搬送された電線は、後端部の絶縁体を剥離するために押さえる皮剥き用チャック27によって把持される。このとき、電線は、図11に示す如く、搬送チャック26と皮剥き用チャック27によって同時に把持された状態となる。
そして、皮剥き部22の前に搬送された電線は、後端部の絶縁体を剥離するために押さえる皮剥き用チャック27によって把持された後、図12に示す如く、搬送チャック26による電線の把持は解除される。
図12に示す如く、電線の把持が解除された搬送チャック26は、切断部21の前の位置に戻る。
この電線処理機11による電線の後端部の端子の圧着接続は、連続的に行われるため、図10〜図13に示す如く、連続的に端末処理が行われる。すなわち、電線保持部18aでチャックされた電線がカッター18bによって切断されると、カッター18bによって切断された前の位置にある電線は図10に示す如く搬送チャック26によって皮剥き部22の前に搬送されると同時に、皮剥き部22において後端部の絶縁体を剥離して導体が露出された電線は図10に示す如く搬送チャック28によって端子取付部23の前に搬送され、端子取付部23において後端部の絶縁体を剥離して導体が露出された電線に端子を取り付けた電線は図10に示す如く搬送チャック30によって圧着部24の前に搬送され、圧着部24において後端部の絶縁体を剥離して露出された導体に端子を取り付けた電線を圧着接続した電線は図10に示す如く図示しない搬送チャックによって完成品ストック部25に払い出しが同時に行われる。
電線束一括収納部13は、図14に示す如く構成されている。
図14において、電線束一括収納部13は、電線32をリール33に巻き付けて束ねられた電線束34を1個ずつ個別に収納する電線収納容器35と、電線収納容器35を1個所に纏めて収納する電線束収納容器棚36とを備えている。リール33には、所定長さの電線32が巻き付けられている。また、電線収納容器35には、リール33に巻き付けて束ねられた電線束34が個別に収納されており、それぞれの電線収納容器35からは、リール33から巻き出した電線32を取り出せるようになっている。
電線束収納容器棚36は、竪枠37と、横枠38とによって長方形状に組み付けられて構成されている。そして、横枠38は、下方に下枠38aが設けられ、中部に中枠38bが設けられ、上部に上枠38cからなっている。下枠38aの上には、下板39が取り付けられており、中枠38bの上には、中板40が取り付けられており、上枠38cの上には、上板41が取り付けられている。
この下板39の上には電線収納容器35が複数個並べて載置されている。また、中板40の上にも電線収納容器35が複数個並べて載置されている。このように電線束収納容器棚36は、電線収納容器35が下板39による下段と、中板40による上段の2段に設けられている。
そして、下段に載置された複数の電線収納容器35の設けられた位置と、上段に載置された複数の電線収納容器35の設ける位置とは、横に半分ずつずらして設けられている。
電線束収納容器棚36の中板40には、下板39の上に載置された下段の電線収納容器35から取り出した電線32を外部に取り出すため円形状に形成された下側電線取出し口42が設けられている。この下側電線取出し口42は、下段に載置されている電線収納容器35の数と同じ数設けられている。
また、電線束収納容器棚36の上板41には、中板40の上に載置された上段の電線収納容器35から取り出した電線32を外部に取り出すため円形状に形成された上側電線取出し口43が設けられている。この上側電線取出し口43は、上段に載置されている電線収納容器35の数と同じ数設けられている。
さらに、上板41には、下側電線取出し口42から取り出した電線32を上板41から外部に取り出すための挿通孔44が隣り合う上側電線取出し口43の間に設けられている。そして、上板41に設けられる挿通孔44と、中板40に設けられる下側電線取出し口42との間は、挿通孔44と下側電線取出し口42を繋ぐように筒状部材45が設けられている。この筒状部材45は、下段の電線収納容器35から取り出した電線32が下側電線取出し口42から出て上段に載置された電線収納容器35の間を走行する際に、電線32が揺れて上段の電線収納容器35に当たって電線32の表面が傷むことがないように保護するためのものである。
また、上板41には、桟46が渡されており、この桟46には上板41に設けられた上側電線取出し口43から送出されてくる上段の電線収納容器35からの電線32と挿通孔44から送出されてくる下段の電線収納容器35からの電線32を電線処理機11の方向に走行するように案内する案内部材47が設けられている。案内部材47は、上板41に設けられた上側電線取出し口43と、挿通孔44に対応して上側電線取出し口43と挿通孔44の数設けられている。
案内部材47によって案内されて送出される電線32は、天井側を走行させるために、図15に示す如く、天井に支持部材48が設けられている。支持部材48は、枠組みされたポール48aを吊下げポール48bによって天井から吊り下げて設けられている。枠組みされたポール48aは、電線32が枠組みされたポール48aの上側を矢印Aに示す方向にスムーズに走行するように電線32を支持している。ポール48aの端部には、電線処理機11に向けて電線32を下方に誘導するため案内支持部49が設けられている。
案内支持部49によって電線処理機11に向けて下方に誘導された電線32は、図16に示す如く、中継案内部材50に案内誘導されて電線分配部材51に誘導されている。すなわち、中継案内部材50は、図16に示す如く、床上に設けられたポールで組みこまれた台車52に取り付けられており、枠組みされたポール48aの上側を走行してきた電線32を下方に誘導するものである。この中継案内部材50には、台車52の横ポール52aに複数の誘導部材53が設けられている。この誘導部材53は、案内支持部49によって誘導された電線32を、電線分配部材51に誘導する作用を有している。
電線分配部材51は、床上を移動可能に構成されるポール54aで組みこまれた電線分配台車54に取り付けられており、ポール54a間には、電線分配板51aが複数個設けられている。それぞれの電線分配板51aには、誘導部材53から送られたきた電線32を通す通し穴51bが設けられており、誘導部材53から送られたきた電線32を分配して電線処理機11に供給できるようになっている。
この電線分配板51aの通し穴51bから供給される電線32は、そのうちの1本又は必要とする本数(本実施例においては、1本)引き出されて、図17に示す如く、電線処理機11の入り口部55に送られる。図17は、電線処理機11の電線32の入り口部55を示しており、入り口部55には、電線分配板51aの通し穴51bから供給されてきた電線32を受け入れるため先端が輪状に形成された誘導環管55aが設けられている。このようにして案内部材47によって案内されて送出される電線32は、案内支持部49によって下方に誘導され、中継案内部材50に案内誘導されて電線分配部材51に誘導され、電線分配板51aの通し穴51bから電線処理機11の入り口部55に供給される。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
10………電線束の一括管理システム 11,12………電線処理機 11a,12a………作業エリア 13………電線束一括収納部 14………支持部材 15………電線前処理装置 20………圧着端子 21………切断部 22………皮剥き部 23………端子取付部 24………圧着部 25………完成品ストック部 32………電線 33………リール 34………電線束 35………電線収納容器 36………電線束収納容器棚

Claims (3)

  1. リールに巻かれた電線束から電線を引き出し、該電線のを切断、皮剥きまたは端子の取付けの少なくともいずれかを実行する電線処理機を作業者の作業する作業エリアを向かい合わせに並べて配置し、前記電線処理機に前記電線を供給するに当たって、
    前記電線束を電線収納容器に収納し、該電線収納容器を電線束収納容器棚に複数個載置して、前記電線収納容器を一個所に集中して纏めて一括して管理し、前記電線処理機に前記電線束収納容器棚に載置された前記電線収納容器から前記電線を順次引き出して供給するようにした
    ことを特徴とする電線処理機の電線束の一括管理システム。
  2. 請求項1に記載の電線処理機の電線束の一括管理システムにおいて、
    前記電線束収納棚は、
    2段の棚にそれぞれ1列に配置し、上段に配列される電線収納容器の位置と下段に配列される電線収納容器の位置とが重ならないように配置してある
    ことを特徴とする電線処理機の電線束の一括管理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の電線処理機の電線束の一括管理システムにおいて、
    作業者の作業する作業エリアを向かい合わせに並べて配置する前記電線処理機への前記電線の供給は、
    前記一方の電線処理機に前記電線束から供給し、
    前記他方の電線処理機に前記電線束から天井に設けられた支持部材を介して前記一方の電線処理機の電線供給方向と反対の方向から供給する
    ことを特徴とする電線処理機の電線束の一括管理システム。
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JP2015187924A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 矢崎総業株式会社 電線供給装置

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