JP2017125555A - 油圧回路の制御装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】クラッチ接続時のライン圧不足を効果的に防止する。【解決手段】クラッチ装置20のクラッチプレート25を冷却する冷却油室21A及び、クラッチプレート25を圧接させるピストン26に作動圧を付与する作動油室26Aに作動油を供給する油圧回路60の制御装置であって、油圧回路60内の作動油の油温を検出する油温センサ93と、油温センサ93により検出される油温が所定の上限閾値を超えると、冷却油室21Aに供給する作動油量を増加させると共に、油温センサ93により検出される油温が上限閾値以下になると、冷却油室21Aに供給する作動油量を減少させる冷却油量制御部120とを備え、冷却油量制御部120は、作動油室26Aに作動油が供給されるクラッチ接続時は、油温せんさ93により検出される油温が上限閾値を超えていても、冷却油室21Aに供給する作動油量を減少させる。【選択図】図3

Description

本発明は、油圧回路の制御装置及び制御方法に関し、特に、駆動源と変速機構との間の動力を断接するクラッチ装置の油圧回路の制御装置及び制御方法に関する。
従来より、エンジンから変速機構への動力伝達を断接する湿式クラッチ装置を備えた自動変速装置が実用化されている。この種の湿式クラッチ装置に適用される油圧回路として、例えば、特許文献1には、リニアソレノイドバルブや切替バルブによってクラッチの作動油室や冷却油室に供給する作動油量を調節可能な油圧回路が開示されている。
特開2014−105792号公報
一般的な湿式クラッチ装置においては、クラッチを接続する場合、リニアソレノイドバルブに作動油室への作動油供給量を増加させる制御信号を送信し、作動油室内の圧力上昇に伴いピストンがストローク移動してクラッチプレートを圧接することで、クラッチが完全に接続された状態(クラッチ完接)になる。また、作動油の温度が上昇した場合は、切替バルブをライン圧によって流量増状態に切り替えて、冷却油室への作動油の供給量を増加させることで、クラッチプレートの温度上昇を抑制するようになっている。
しかしながら、冷却油室への作動油増加をクラッチ接続時に行うと、リニアソレノイドバルブの動作に必要なライン圧を十分に確保することができず、クラッチプレートの押圧力不足によってクラッチ滑り等を引き起こす課題がある。
開示の技術は、クラッチ接続時のライン圧不足を効果的に防止することを目的とする。
開示の制御装置は、駆動源から変速機構への動力伝達を断接するクラッチプレートを含むクラッチ装置の前記クラッチプレートを冷却する第1油室及び、前記クラッチプレートを圧接させるピストンに作動圧を付与する第2油室に作動油を供給する油圧回路の制御装置であって、前記油圧回路内の作動油の油温を検出する油温検出手段と、前記油温検出手段により検出される油温が所定の上限閾値を超えると、前記第1油室に供給する作動油量を増加させると共に、前記油温検出手段により検出される油温が前記上限閾値以下になると、前記第1油室に供給する作動油量を減少させる油供給量制御手段と、を備え、前記油供給量制御手段は、前記第2油室に作動油が供給されるクラッチの接続時は、前記油温検出手段により検出される油温が前記上限閾値を超えていても、前記第1油室に供給する作動油量を減少させることを特徴とする。
前記油圧回路は、所定のライン圧の作動油を前記第2油室に調整して供給するリニアソレノイドバルブと、ライン圧により作動油を連通させる連通状態に切り替えられると共に、スプリングの付勢力により作動油を遮断する遮断状態に切り替えられる第1切替バルブと、前記第1切替バルブが連通状態になると前記第1油室への作動油の供給量を増加させる流量増状態に切り替えられると共に、前記第1切替バルブが遮断状態になると前記第1油室への作動油の供給量を減少させる流量減状態に切り替えられる第2切替バルブと、を含み、前記油供給量制御手段は、前記リニアソレノイドバルブが前記第2油室に作動油を供給してクラッチを接続する場合は、前記油温検出手段により検出される油温が前記上限閾値を超えていても、前記第1切替バルブを遮断状態に制御して、前記第2切替バルブを流量減状態にするものでもよい。
開示の制御方法は、駆動源から変速機構への動力伝達を断接するクラッチプレートを含むクラッチ装置の前記クラッチプレートを冷却する第1油室及び、前記クラッチプレートを圧接させるピストンに作動圧を付与する第2油室に作動油を供給する油圧回路の制御方法であって、前記油圧回路内の作動油の油温が所定の上限閾値を超えると、前記第1油室に供給される作動油量を増加させると共に、前記油温が前記上限閾値以下になると、前記第1油室に供給される作動油量を減少させ、前記第2油室に作動油を供給するクラッチの接続時は、前記油温が前記上限閾値を超えていても、前記第1油室に供給する作動油量を減少させることを特徴とする。
開示の技術によれば、クラッチ接続時のライン圧不足を効果的に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る変速機を示す模式的な全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る油圧回路を示す模式的な全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る冷却油量制御を説明するフローチャート図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る油圧回路の制御装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本実施形態の変速機を示す模式的な全体構成図である。本実施形態の変速機1は、自動変速機(AT)又は自動マニュアル変速機(AMT)であって、クラッチ装置20と、変速機構30と、油圧回路60と、変速機コントロールユニット(以下、TCU)100とを備えている。
クラッチ装置20は、例えば、湿式多板クラッチであって、駆動源であるエンジン10の出力軸11と一体回転するクラッチハブ23と、変速機構30の入力軸31と一体回転するクラッチドラム24と、複数枚のクラッチプレート25と、クラッチプレート25を収容する冷却油室21Aと、クラッチプレート25を圧接するピストン26と、作動油室26Aとを備えている。
クラッチ装置20は、作動油室26Aに供給される作動油圧によってピストン26が出力側(図1の右方向)にストローク移動すると、クラッチプレート25が圧接されて、トルクを伝達する接続状態となる。一方、作動油室26Aの作動油圧が解放されると、ピストン26が図示しないスプリングの付勢力によって入力側(図1の左方向)にストローク移動されて、クラッチ装置20は動力伝達を遮断する切断状態となる。冷却油室21Aには、各クラッチプレート25間に発生する摩擦熱等を冷却するための作動油が供給される。
変速機構30は、入力軸31と、入力軸31と同軸上に配置された出力軸32と、これら入力軸31及び出力軸32と平行に配置された副軸33とを備えている。出力軸32の出力端には、何れも図示しない車両駆動輪に差動装置等を介して連結されたプロペラシャフトが接続されている。
入力軸31及び副軸33には、入力ギヤ対40が設けられている。入力ギヤ対40は、入力軸31に固定された入力主ギヤ41と、副軸33に固定されて入力主ギヤ41と常時歯噛する入力副ギヤ42とを備えている。
出力軸32及び副軸33には、複数の出力ギヤ対51が設けられている。また、出力軸32の各出力ギヤ対51の間には、シンクロ機構55が設けられている。出力ギヤ対51は、副軸33に固定された出力副ギヤ52と、出力軸32に相対回転可能に設けられると共に、出力副ギヤ52と常時歯噛する出力主ギヤ53とを備えている。シンクロ機構55は、公知の構造であって、何れも図示しないシンクロハブ、シンクロスリーブ、シンクロリング、ドグギヤ、アクチュエータ等を備えて構成されている。シンクロ機構55の作動は、TCU90によって制御されており、エンジン回転数センサ90、入力軸回転数センサ91、速度センサ92等のセンサ値に応じて、出力軸32と各出力主ギヤ53とを選択的に結合状態(ギヤイン)又は非結合状態(ニュートラル状態)に切り替えるようになっている。なお、出力ギヤ対51やシンクロ機構55の個数、配列パターン等は図示例に限定されものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
次に、図2に基づいて、本発明の一実施形態に係る油圧回路60の詳細について説明する。
油圧回路60は、オイルパン61と、フィルタ62A,Bと、オイルポンプ63と、リリーフバルブ64と、リニアソレノイドバルブ65と、作動油室(第2油室)26Aと、第1切替バルブ68と、オイルクーラ69と、冷却油室(第1油室)21Aと、複数本の配管70〜77,84〜86,88と、第2切替バルブ87と、油温センサ93と、TCU100とを備えている。
オイルパン61は、作動油を貯留する。なお、図2中において、複数のオイルパン61を別個に示しているが、これらは、同一のオイルパンである。フィルタ62Aは、オイルパン61から配管70を介してオイルポンプ63により汲み上げられる作動油中の不純物等を除去する。オイルポンプ63は、例えば、エンジン10の動力によって駆動される。
配管71は、その上流側をオイルポンプ63に接続されると共に、下流側において配管72,74に分岐されている。配管72には、リリーフバルブ64が接続されている。リリーフバルブ64は、配管72内の作動油圧が所定の上限圧力よりも高くなった場合に、作動油を上流側の配管76に還流させることで、ライン圧の異常な上昇を抑制するようになっている。
配管74の下流側には、フィルタ62Bを介してリニアソレノイドバルブ65が接続されている。リニアソレノイドバルブ65は、配管77を介して作動油室26Aに接続されている。リニアソレノイドバルブ65は、後述する自動変速制御部110からの制御信号に基づいて、配管74から配管77に流れる、すなわち、主に作動油室26Aに供給される作動油の量を調整して、作動油室26A内の圧力を調整する。作動油室26A内の圧力上昇に伴いピストン26がストローク移動し、作動油圧が所定の圧力以上になると、クラッチ装置20は完全に接続された状態(クラッチ完接)となる。
配管72は配管73に分岐され、配管73は配管75,76に分岐されている。また、配管75の下流側には、第1切替バルブ68が接続されている。第1切替バルブ68の出力側には、第2切替バルブ87に繋がる配管88が接続されている。
第1切替バルブ68は、例えば、電磁切替弁であって、後述する冷却油量制御部120の制御信号に従って、配管75と配管88とを連通させる連通状態と、配管75と配管88とを遮断させる遮断状態とに切替え可能になっている。本実施形態では、第1切替バルブ68は、制御信号がOFFである場合に連通状態となり、配管75から配管88に作動油を出力する一方、制御信号がONである場合に遮断状態となり、配管75から配管88に作動油が流れないようにする。
配管76は、その下流側において、流路絞り83を有する配管84と、配管85とに分岐されている。配管84及び配管85の下流側には、第2切替バルブ87が接続され、第2切替バルブ87には、配管86が接続されている。
第2切替バルブ87は、配管84と配管86とを連通させる流量減状態と、配管85と配管86とを連通させる流量増状態とに切替可能になっている。第2切替バルブ87の図示しないスプールの一端側には、スプールを配管84と配管86とを連通させる流量減状態となる方向に付勢するスプリング87Sが接続され、スプールの他端側には、スプールを配管85と配管86とを連通させる流量増状態となる方向に押圧するパイロット圧(制御油圧)が供給される配管88が接続されている。
配管86の下流側には、オイルクーラ69を介して、冷却油室21Aが接続されている。オイルクーラ69は、配管86から冷却油室21Aに供給される作動油を冷却する。冷却油室21Aでは、作動油は、クラッチプレート25(図1参照)の周囲を流れて、クラッチプレート25に発生している熱を吸収して冷却する。冷却油室21Aを流れた作動油は、オイルパン61に回収される。
このような構成により、第1切替バルブ68への制御信号がOFFの場合には、第1切替バルブ68は配管75から配管88に作動油を出力させる連通状態となり、第2切替バルブ87には配管88を介して作動油室26Aの圧力がパイロット圧として供給される。その結果、第2切替バルブ87は、配管85と配管86とを連通させる流量増状態となり、配管85を流れる最大量の作動油が配管86からオイルクーラ69を介して冷却油室21Aに供給されるようになる。
一方、第1切替バルブ68への制御信号がONの場合には、第1切替バルブ68は配管75から配管88への作動油の供給を遮断して、作動油室26Aの圧力がパイロット圧として第2切替バルブ87に供給されない状態になる。その結果、第2切替バルブ87は、配管84と配管86とを連通させる流量減状態となり、配管84を流れる最小量の作動油が配管86からオイルクーラ69を介して冷却油室21Aに供給されるようになる。
TCU100は、自動変速制御等の各種制御を行うもので、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えて構成されている。これら各種制御を行うために、TCU100には、エンジン回転数センサ90、入力軸回転数センサ91、車速センサ(出力軸回転数センサ)92、油温センサ93等の各種センサ類のセンサ値が入力される。
また、TCU100は、自動変速制御部110と、冷却油量制御部(油供給量制御手段)120とを一部の機能要素として有する。これら機能要素は、本実施形態では一体のハードウェアであるTCU100に含まれるものとして説明するが、別体のハードウェアに設けることもできる。
自動変速制御部110は、各種センサのセンサ値に応じて、変速機構30を自動的にシフトアップ又はシフトダウンさせる自動変速制御を実施する。より詳しくは、自動変速制御部110は、リニアソレノイドバルブ65に対して、作動油室26Aへの作動油の供給を停止させる制御信号を送信してクラッチ装置20を切断状態にすると共に、シンクロ機構55の図示しないアクチュエータに現在のギヤイン状態を解除させる制御信号を送信し、変速機構30をニュートラル状態に制御する。次いで、自動変速制御部110は、シンクロ機構55に次のギヤ段をギヤイン(同期結合)させる制御信号を送信して変速機構30をギヤインさせる。次いで、自動変速制御部110は、リニアソレノイドバルブ65に対して、作動油室26Aへの作動油の供給を開始させる制御信号を送信して、クラッチ装置20を接続状態(クラッチ完接)にする。これにより、変速機構30のシフトアップ又はシフトダウンが完了する。
冷却油量制御部120は、作動油の温度に応じて、冷却油室21Aへの作動油(冷却油)の供給量を増減調整する冷却油量制御を実施する。より詳しくは、冷却油量制御部120は、油温センサ93で検出される作動油温Tが所定の上限閾値T_Maxを超えると、第1切替バルブ68への制御信号をOFFにする。このように、第1切替バルブ68への制御信号をOFFにすると、第2切替バルブ87は、配管88から供給される作動油室26Aのパイロット圧によって配管85と配管86とを連通させる流量増状態となり、配管85を流れる最大量の作動油が配管86からオイルクーラ69を介して冷却油室21Aに供給されるようになる。
また、冷却油量制御部120は、油温センサ93で検出される作動油温Tが上限閾値T_Max以下になると、第1切替バルブ68への制御信号をONにする。このように、第1切替バルブ68への制御信号をONにすると、第1切替バルブ68は配管75と配管88とを遮断させる遮断状態となる。その結果、第2切替バルブ87は、配管84と配管86とを連通させる流量減状態となり、配管84を流れる最小量の作動油が配管86を介して冷却油室21Aに供給されるようになる。
また、冷却油量制御部120は、油温センサ93で検出される作動油温Tが上限閾値T_Maxよりも高い状態にあっても、自動変速制御によってクラッチ装置20が接続状態に制御される際には、第1切替バルブ68への制御信号をONにする。すなわち、作動油温Tが上限閾値T_Maxよりも上昇した場合においても、作動油室26Aに作動油圧を供給してピストン26によりクラッチプレート25を圧接させるクラッチ接続時は、第1切替バルブ68への制御信号をONにして、冷却油室21Aへの作動油の供給量を減少させるようになっている。このように、ライン圧の確保が必要なクラッチ接続時は、第1切替バルブ68を遮断状態にして、作動油室26Aの圧力が第2切替バルブ87にパイロット圧として供給されない状態に制御することで、ライン圧の低下を効果的に防止することができる。
次に、図3に基づいて、本実施形態の冷却油量制御のフローについて説明する。
ステップS100では、油温センサ93で検出される作動油温Tが上限閾値T_Maxを超えているか否かが判定される。作動油温Tが上限閾値T_Maxを超えている場合は、ステップS110に進む。
一方、ステップS100にて、作動油温Tが上限閾値T_Maxを超えていない場合、換言すれば、作動油温Tが上限閾値T_Max以下の場合はステップS130に進み、第1切替バルブ68への制御信号がONにされる。すなわち、第1切替バルブ68は、配管75と配管88とを遮断させる遮断状態、第2切替バルブ87は、配管84と配管86とを連通させる流量減状態となり、配管84を流れる最小量の作動油が配管86を介して冷却油室21Aに供給される。
ステップS110では、クラッチ装置20を接続状態にする自動変速制御が実施されているか否かが判定される。自動変速制御が実施されていない場合は、ステップS120に進み、第1切替バルブ68への制御信号がOFFにされる。すなわち、第1切替バルブ68は、配管75と配管88とを連通させる連通状態、第2切替バルブ87は、配管88から供給される作動油室26Aのパイロット圧によって配管85と配管86とを連通させる流量増状態となり、配管85を流れる最大量の作動油が配管86からオイルクーラ69を介して冷却油室21Aに供給される。
一方、ステップS110にて、自動変速制御が実施されると判定された場合は、ステップS130に進み、第1切替バルブ68への制御信号がONにされる。すなわち、ライン圧の確保が必要なクラッチ接続時は、第1切替バルブ68を遮断状態、且つ、第2切替バルブ87を流量減状態にして、作動油室26Aの圧力が第2切替バルブ87にパイロット圧として供給されない状態にすることで、ライン圧の低下を効果的に防止するようになっている。
以上詳述したように、本実施形態に係る油圧回路の制御装置によると、作動油温Tが上限閾値T_Maxよりも高い状態にあっても、自動変速制御によってクラッチ装置20が接続状態に制御される際には、第1切替バルブ68への制御信号をONにして遮断状態にし、第2切替バルブ87による冷却油室21Aへの作動油供給量を減少させるようになっている。このように、ライン圧の確保が必要なクラッチ接続時は、第1切替バルブ68を遮断状態にして、作動油室26Aの圧力が第2切替バルブ87にパイロット圧として供給されない状態に制御することで、ライン圧の低下を確実に抑止することが可能となり、クラッチプレート25の押圧力不足やクラッチ滑りを効果的に防止することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、クラッチ装置20はシングルクラッチとして説明されているが、デュアルクラッチ装置であってもよい。また、変速機構30のギヤ配列等は図示例に限定されず、他の配列の変速機構であってもよい。
10 エンジン
11 出力軸
20 クラッチ装置
21 クラッチ
21A 冷却油室
23 クラッチハブ
24 クラッチドラム
25 クラッチプレート
26 ピストン
26A 作動油室
30 変速機構
60 油圧回路
65 リニアソレノイドバルブ
68 第1切替バルブ
87 第2切替バルブ
93 油温センサ
100 TCU
110 自動変速制御部
120 冷却油量制御部

Claims (3)

  1. 駆動源から変速機構への動力伝達を断接するクラッチプレートを含むクラッチ装置の前記クラッチプレートを冷却する第1油室及び、前記クラッチプレートを圧接させるピストンに作動圧を付与する第2油室に作動油を供給する油圧回路の制御装置であって、
    前記油圧回路内の作動油の油温を検出する油温検出手段と、
    前記油温検出手段により検出される油温が所定の上限閾値を超えると、前記第1油室に供給する作動油量を増加させると共に、前記油温検出手段により検出される油温が前記上限閾値以下になると、前記第1油室に供給する作動油量を減少させる油供給量制御手段と、を備え、
    前記油供給量制御手段は、前記第2油室に作動油が供給されるクラッチの接続時は、前記油温検出手段により検出される油温が前記上限閾値を超えていても、前記第1油室に供給する作動油量を減少させる
    ことを特徴とする油圧回路の制御装置。
  2. 前記油圧回路は、所定のライン圧の作動油を前記第2油室に調整して供給するリニアソレノイドバルブと、ライン圧により作動油を連通させる連通状態に切り替えられると共に、スプリングの付勢力により作動油を遮断する遮断状態に切り替えられる第1切替バルブと、前記第1切替バルブが連通状態になると前記第1油室への作動油の供給量を増加させる流量増状態に切り替えられると共に、前記第1切替バルブが遮断状態になると前記第1油室への作動油の供給量を減少させる流量減状態に切り替えられる第2切替バルブと、を含み、
    前記油供給量制御手段は、前記リニアソレノイドバルブが前記第2油室に作動油を供給してクラッチを接続する場合は、前記油温検出手段により検出される油温が前記上限閾値を超えていても、前記第1切替バルブを遮断状態に制御して、前記第2切替バルブを流量減状態にする
    請求項1に記載の油圧回路の制御装置。
  3. 駆動源から変速機構への動力伝達を断接するクラッチプレートを含むクラッチ装置の前記クラッチプレートを冷却する第1油室及び、前記クラッチプレートを圧接させるピストンに作動圧を付与する第2油室に作動油を供給する油圧回路の制御方法であって、
    前記油圧回路内の作動油の油温が所定の上限閾値を超えると、前記第1油室に供給される作動油量を増加させると共に、前記油温が前記上限閾値以下になると、前記第1油室に供給される作動油量を減少させ、前記第2油室に作動油を供給するクラッチ接続時は、前記油温が前記上限閾値を超えていても、前記第1油室に供給する作動油量を減少させる
    ことを特徴とする油圧回路の制御方法。
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