JP2017124087A - 揺動マット - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1には、フレームに中央軸を介して左右に傾斜して動くように取り付けられた基台に、マットレスが載せられており、基台の一側面側をジャッキにより上下方向に動かす「身体支持具」が記載されている。
従って、背起こし機能を有するベッドを使用する老齢者や病人、障害者などには、揺動よるマッサージやリハビリ、睡眠の誘導を受けることができない。
特に、本実施の形態に係る揺動マットは、背起こし機能を有する介護用ベッドに適している。
図1に示す揺動マット11は、使用者が横たわるためのマットレス12と、可撓性を有する板状の第1部材13と、第1部材13上に配置された可撓性を有する板状の第2部材14と、第2部材14を、使用者の身長方向(往復移動方向F1と同じ)に往復移動させて、第2部材14を揺動させる駆動部15とを備えている。
第1部材13と第2部材14とは、矩形状に形成されている。第2部材14には、第1部材13に固定された駆動部15を避けるための切り欠き部が形成されている。第1部材13と第2部材14とは、例えば、引越などで壁や床の保護に使用される養生板または養生シート、養生ボード、養生プラスチック板などと称される養生用の樹脂板が使用できる。
駆動部15は、回転運動を直線運動に変換することができるものであれば様々な機構とすることができるが、例えば、図2に示すように、駆動部15は、駆動源となる電動機151と、電動機151の回転軸に取付けられた円盤部材152と、円盤部材152の中心から偏心した位置に一端が接続され、他端が第2部材14に接続されたアーム部材153とを備えたものとすることができる。
マットレス12に横たわる使用者は、マットレス12が身長方向に往復移動することで、リハビリやトレーニング、運動促進などを行うことができる。
この揺動マット11が設置されたベッドにて、背起こしを行うと、ベッドの頭側が上昇して上半身部分が傾斜した状態となる。
そのため、ベッドの上半身部分が傾斜した状態となると、図3に示すように第1部材13がベッドの傾斜と共に、上半身部分が傾斜した状態に臀部部分が湾曲し、第1部材13が起き上がる。そして、第1部材13の傾斜に応じて第2部材14も上半身部分が傾斜した状態に臀部部分が湾曲する。
例えば、図4に示す揺動マット111の第1部材131では、第2部材14に対向する面(摺動面)に往復移動方向F1に沿った直線状の凸部131aを形成することができる。従って、凸部131a同士が形成された間は、溝131bとなって、第2部材14に接しないため、摺動による摩擦を低減することで、第2部材14が揺動しやすくなるため、駆動部15の出力を抑えたものとすることができる。また、第1部材131の溝131bを切り欠くことで、凸部131aを形成すれば、切り欠かれた溝131bの分、第1部材131の重量を軽減することができる。
図4に示す揺動マット111では、第1部材131に凸部131aが形成されていたが、第2部材に凸部が形成されていてもよい。また、両方に形成されていてもよい。
このように、第1部材132の凸部131aが第2部材142の凹部142aに挿入した状態で第2部材142が揺動することにより、第2部材142が往復移動方向F1から傾斜した方向にずれてしまうことを防止することができる。また、凸部131aの挿入深さが浅くなるように凹部142aの深さを設定することで、摺動による摩擦を低減することができる。
図5に示す揺動マット112では、三角形状の凸部132aが第1部材132に、三角溝状の凹部142aが第2部材142に形成されているが、凸部が第2部材に、凹部が第1部材に形成されていてもよい、
図6(A)および同図(B)に示す第1部材133では、左右方向(往復移動方向F1と直交する方向)が第2部材143より、相対的に幅広く形成されている。
固定用部材161は、第1部材133の底面133aから立ち上がって第2部材143の上面143aへと、第1部材133と第2部材143を挟むように形成されている。固定用部材161には、締結部材162としてのボルト162aに嵌め込まれるナット162bを回転させるための貫通孔161aが形成されている。ガイド板163は、固定用部材161の天井面161bから垂下するように形成されている。
ガイド部材17は、左右方向が同じ幅に形成された第1部材134と第2部材144とを挟み込むものである。ガイド部材17は、断面がコ字状に形成された固定用部材161と、固定用部材161を第1部材133に固定するための締結部材162とを備えている。第1部材134と第2部材144とが同じ幅に形成されているため、第1部材134の上面に突出した締結部材162が第2部材144の揺動を邪魔しないように、第2部材144に、往復移動する範囲の長さの長孔144aが形成されている。
ガイド部材17では、第2部材144の側面144bが、固定用部材161の立壁面161cに当接する。
この突起部は、両方の端部18aが軸部18bより軸太に形成されたリベット18とすることができる。
なお、リベット18の上側の端部18aが第2部材145から突出するため、第2部材145の揺動と共に移動するマットレス12(図1参照)が、第1部材135に固定され、移動しないリベット18の端部18aに摺動する。そのため保護カバー18cを、図8(B)に示すように設けることが望ましい。
例えば、図9に示す揺動マット116のように、第1部材136には、第2部材146の往復移動方向に沿った直線状の凸部1361が形成されており、この凸部1361は、胴部1361aの上端から水平方向に突出した頭部1361bが形成されていることで、T字状に形成されている。
第2部材146には、この凸部1361の形状に対応する直線状の凹部1461が形成されている。
このように、第1部材136と第2部材146とに凹凸形状を形成することでも、第2部材146の浮き上がりと、傾斜を規制することができる。
保持部材192は、ローラー191を支持する複数の支持部材192aと、ローラー191を支持する支持部材192aが、隣接するローラー191を支持する他の支持部材192aに対して、上下方向に曲がるように連結する連結部材192bとを備えている。
このようなときに、第1部材または第2部材のいずれか一方または両方が複数に分割されると、簡単に運搬したり保管したりすることができる。
例えば、接続部材21は、帯状部材の両端に、第1部材138および第2部材148に形成された接続用穴21aに挿入されて係止する突起が形成されたホックとすることができる。
このように第1部材138と第2部材148とが複数に分割されていることで、分割された第1部材138および第2部材148の軽量化、小型化を図ることができるので運搬が容易であり、狭い保管場所でも保管が可能である。
なお、図11では、第1部材138と第2部材148とが複数に分割されているが、いずれか一方だけでも、軽量化および小型化に寄与する。
また、小さいサイズのベッドに揺動マット119を設置するときには、幅方向の端部139aと、足側の端部139bとを、第1部材本体139cおよび第2部材本体から外した状態とする。
このように、第1部材139および第2部材が分割できることで、揺動マット119をベッドのサイズに合わせて設置することができる。また、第1部材139および第2部材が分割できることで、運搬が容易である。
揺動マット120は、マットレス12xと、第1部材130と、第2部材140と、ヒンジ部材22とを備え、これらがヒンジ部材22の位置で折れ曲がるように構成されている。
第1部材130は、折れ曲がる位置で2枚の第1板片130a,130aに分割され、その間をシート状で可撓性を有する接続部材23により屈曲自在に接続されている。この接続部材23は、第1部材130の底面130s側を接続している。
中間板片140bは、折れ曲がった状態の2枚の第1板片130aの厚みの長さに形成されている。
また、第2部材140は、中間板片140bが折り曲げられた第1部材130の厚みを跨ぐように位置しながら、2枚の第2板片140aが折り曲げられた第1部材130の外側に挟みこむように位置する。
マットレス12xは、芯材12b,12bが第2部材140の外側に底面12sを向けて折れ曲がる。
第1部材130および第2部材140の分割位置を身長方向(往復移動方向F1)の中央位置とし、ヒンジ部材22が分割された第1部材130および第2部材140を繋ぐように、突き合わせた第1部材130および第2部材140の角部同士に配置されていれば、揺動マット120を二つ折りすることができる。
また、第1部材130および第2部材140の3つ以上に分割して、分割位置に応じてヒンジ部材22により接続すれば、揺動マット120を三角形状に折り曲げたり、矩形筒状に折り曲げたり、それ以上の多角形状に折り曲げたりすることができる。
使用者が揺動マット11に横たわると、使用者の上半身が重く、特に臀部に重量が掛かる。従って、第2部材14が足側に移動したときに、駆動部15が第2部材14を頭側へ駆動すると、図16に示すように第2部材14に撓みが生じるおそれがある。
このように補強部材24が第2部材14に形成されていることで、駆動部15による第2部材14の頭側への駆動でも、第2部材14が撓むことを防止することができる。
12,12x マットレス
12a 切り欠き部
12b 芯材
12c カバー
12s 底面
13,131,132,133,134,135,136,137,138,139,130 第1部材
131a,132a 凸部
131b 溝
133a 底面
1361 凸部
1361a 胴部
1361b 頭部
139a,139b 端部
130a 第1板片
130s 底面
14,142,143,144,145,146,147,148 第2部材
142a 凹部
143a 上面
143b 側面
144a 長孔
144b 側面
145a 長孔
1461 凹部
140a 第2板片
140b 中間板片
140s 底面
15 駆動部
151 電動機
152 円盤部材
153 アーム部材
16 ガイド部材
161 固定用部材
161a 貫通孔
161b 天井面
161c 立壁面
162 締結部材
162a ボルト
162b ナット
163 ガイド板
17 ガイド部材
18 リベット
18a 端部
18b 軸部
18c 保護カバー
191 ローラー
192 保持部材
192a 支持部材
192b 連結部材
21 接続部材
21a 接続用穴
22 ヒンジ部材
221 保持部
222 軸部
23 接続部材
24 補強部材
F1 往復移動方向
F2 往復移動方向と直交する方向
Claims (11)
- 可撓性を有する板状の第1部材と、
前記第1部材上に配置された可撓性を有する板状の第2部材と、
前記2部材を往復移動させて、前記第2部材を揺動させる駆動部とを備えた揺動マット。 - 前記第2部材は、前記第1部材に摺動して揺動する請求項1記載の揺動マット。
- 前記第1部材または前記第2部材の対向面のいずれか一方には往復移動方向に沿った直線状の凸部が形成されている請求項1記載の揺動マット。
- 前記対向面の他方の面には、前記凸部の先端部が挿入される凹部が形成された請求項3記載の揺動マット。
- 前記第1部材と前記第2部材との間に、前記第2部材を往復移動方向へ揺動させための球状体または円柱状体を備えた請求項1記載の揺動マット。
- 前記第1部材には、往復移動方向に対する前記第2部材の傾斜を規制するガイド部材が設けられた請求項1から5のいずれかの項に記載の揺動マット。
- 前記ガイド部材には、前記第1部材に固定され、前記第2部材の往復移動方向に平行な端面と当接するガイド板が形成されたものである請求項6記載の揺動マット。
- 前記ガイド部材は、前記第1部材から前記第2部材側に突出した突起部が、往復移動方向と平行に前記第2部材に形成された長孔に挿入されたものである請求項6記載の揺動マット。
- 前記第1部材または前記第2部材のいずれか一方または両方は、複数に分割される請求項1から8のいずれかの項に記載の揺動マット。
- 前記複数に分割された第1部材のそれぞれを連結すると共に、前記複数に分割された第2部材のそれぞれを連結するヒンジ部材を備えた請求項9記載の揺動マット。
- 前記駆動部は、前記第2部材の足側に接続され、
前記第2部材には、前記足側から、ベッドの背起こし部分の手前まで補強部材が配置されている請求項1から10のいずれかの項に記載の揺動マット。
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