JP2017124069A - 動画像撮影装置 - Google Patents

動画像撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017124069A
JP2017124069A JP2016005796A JP2016005796A JP2017124069A JP 2017124069 A JP2017124069 A JP 2017124069A JP 2016005796 A JP2016005796 A JP 2016005796A JP 2016005796 A JP2016005796 A JP 2016005796A JP 2017124069 A JP2017124069 A JP 2017124069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
transfer
moving image
transferred
preview
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016005796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6733184B2 (ja
Inventor
章徳 柿木
Akinori Kakigi
章徳 柿木
陽 廣重
Akira Hiroshige
陽 廣重
智紀 儀同
Tomonori Gido
智紀 儀同
手塚 英剛
Eigo Tezuka
英剛 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016005796A priority Critical patent/JP6733184B2/ja
Publication of JP2017124069A publication Critical patent/JP2017124069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6733184B2 publication Critical patent/JP6733184B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】動画像を安定かつ効率的に転送できるようにする。【解決手段】FPDカセッテ3によれば、制御部31は、動画撮影により得られた複数のフレーム画像のそれぞれに画素数を低減する間引き処理を施してプレビュー画像を生成し、生成したプレビュー画像をプレビュー転送間隔Tfで順次コンソール4に転送する。その際、制御部31は、一のプレビュー画像の転送後、次のプレビュー画像の転送が開始されるまでの隙間時間Tuに、プレビュー画像として転送されなかった残りの部分からなる残画像を無線通信部35によりコンソール4に転送させ、動画撮影の全てのプレビュー画像送信後に、未だ送信されていない残画像を連続して無線通信部35によりコンソール4に転送させる。【選択図】図4

Description

本発明は、動画像撮影装置に関する。
従来、人体を撮影することにより得られた画像の概略(全体像)を撮影技師等のユーザにより早く伝えるための技術が提案されている。例えば、特許文献1には、画像データ取得直後に、画像全体を1/64に間引いた第1の画像をプレビュー画像として表示部に転送し、その後、ゲイン補正等を施した第2の画像を表示部に転送する技術が記載されている。
特開2003−325494号公報
ところで、撮影装置で得られた動画像を表示装置等の外部機器に転送する場合は、まず、動画像を構成する複数のフレーム画像のそれぞれに間引き処理を行い、得られた間引き画像をプレビュー画像として所定の転送間隔で順次外部機器に転送し、全てのプレビュー画像の転送終了後、フレーム画像の未だ転送されていない残りの画像(残画像)を転送すると考えられる(図4(a)参照)。このとき、プレビュー画像を転送するための通信路が、例えば無線等の不安定な通信路である場合、転送間隔が短いと、通信状態が悪くなった場合に予定していたプレビュー画像が送りきれずに次のプレビュー画像の転送が遅れる等、安定した転送ができない。そのため、安定した転送を実現するためには、次のプレビュー画像を転送するまでの転送間隔に余裕をもたせる必要がある。しかし、転送間隔に余裕をもたせると、残画像を含めた全てのフレーム画像が外部機器に転送されるまでに時間がかかり、例えば画像解析や診断等の次工程の開始が遅くなってしまい、非効率的である。
本発明の課題は、動画像を安定かつ効率的に転送できるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の動画像撮影装置は、
人体を動画撮影することにより複数のフレーム画像を生成する画像生成手段と、
前記画像生成手段により生成された複数のフレーム画像のそれぞれに画素数を低減する間引き処理を施して第1の画像を生成する間引き処理手段と、
前記間引き処理手段により生成された第1の画像を順次外部機器に転送する転送手段と、
一の前記第1の画像の転送後、次の前記第1の画像の転送が開始されるまでの隙間時間に、前記フレーム画像に基づいて生成された前記第1の画像とは異なる第2の画像を前記転送手段により前記外部機器に転送させる制御手段と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記転送手段は、前記第1の画像を所定時間間隔で転送する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記制御手段は、前記外部機器との通信状況に応じて前記隙間時間に転送する前記第2の画像の転送量を制御する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記制御手段は、前記転送手段により前記第1の画像を転送する際に前記外部機器との間で送受信する画像転送コマンドの応答時間に基づいて、前記隙間時間に転送する前記第2の画像の転送量を制御する。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の発明において、
前記転送手段は、無線通信により前記外部機器に画像転送を行い、
前記制御手段は、前記無線通信の電波受信強度を取得し、取得した電波受信強度が所定の閾値を下回った場合には、前記隙間時間に転送を行わないように制御する。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、
前記制御手段は、前記転送手段において前記動画撮影された全てのフレーム画像の前記第1の画像の転送が終了した後、未だ転送されていない前記第2の画像を連続して前記外部機器に転送させる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の発明において、
前記第2の画像は、前記フレーム画像の前記第1の画像として転送されなかった残りの部分からなる残画像である。
本発明によれば、動画像を安定かつ効率的に転送できるようにすることが可能となる。
本実施形態における放射線撮影システムの全体構成例を示す図である。 図1のFPDカセッテの機能的構成を示すブロック図である。 図1のコンソールの機能的構成を示すブロック図である。 (a)は、動画像のフレーム画像転送の一例を模式的に示す図、(b)は、本実施形態における動画像のフレーム画像転送を模式的に示す図である。 通信状況に応じて隙間時間に残画像を送信する場合のFPDカセッテからコンソールへの画像転送シーケンスを示す図である。
(放射線撮影システムの構成)
まず、本実施形態の構成について説明する。
図1に、本実施形態における放射線撮影システム100の全体構成例を示す。
放射線撮影システム100は、例えば、移動が困難な患者の放射線撮影のための回診用のシステムであり、放射線制御装置1と、放射線源2と、FPD(Flat Panel Detector)カセッテ3と、コンソール4と、アクセスポイントAPと、を備えて構成されている。放射線制御装置1は、車輪を有し、コンソール4やアクセスポイントAPを設置した移動可能な回診車として構成されている。放射線撮影システム100において、放射線制御装置1、FPDカセッテ3、コンソール4は、アクセスポイントAPを介して無線通信可能である。
放射線撮影システム100は、図1に示すように、手術室、集中治療室や病室Rc等に持ち込まれ、FPDカセッテ3を、例えばベッドBに寝ている被写体HとベッドBとの間もしくは、図示しないベッドBの被写体Hとは反対面に設けられた挿入口に差し込む等した状態で、放射線源2から放射線を照射して、被写体Hの動画撮影を行うシステムである。本実施形態において、動画撮影とは、1回の撮影開始操作(曝射スイッチ102aの押下)に応じて複数枚の被写体の画像を連続的に取得して動画像を得ることをいう。動画撮影より得られた一連の画像を動画像と呼ぶ。また、動画像を構成する複数の画像のそれぞれをフレーム画像と呼ぶ。動画撮影には、例えば、動態撮影やトモシンセシス撮影が含まれる。
以下、放射線撮影システム100を構成する各装置について説明する。
放射線制御装置1は、撮影者が撮影開始を指示するための曝射スイッチ102a、放射線源2を駆動するための図示しない駆動回路、図示しない無線通信部等を備え、コンソール4から設定された放射線照射条件に基づいて放射線源2による放射線照射を制御する。
放射線源2は、放射線制御装置1に接続されており、放射線制御装置1により駆動され、被写体Hに対し放射線(X線)を照射する。
FPDカセッテ3は、動画撮影可能な可搬型の撮影装置(動画像撮影装置)であり、放射線源2の放射照射に応じて被写体Hを動画撮影することにより複数のフレーム画像を生成する。
図2に、FPDカセッテ3の機能構成例を示す。図2に示すように、FPDカセッテ3は、制御部31、検出部32、記憶部33、バッテリー34、無線通信部35等を備えて構成され、各部はバス36により接続されている。
制御部31は、CPU、RAM等により構成される。制御部31のCPUは、記憶部33に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行する。
例えば、制御部31は、コンソール4から入力された画像読取条件に基づいて検出部32のスイッチング部を制御して、各放射線検出素子(以下、検出素子)に蓄積された電気信号の読み取りをスイッチングしていき、検出部32に蓄積された電気信号を読み取ることにより、動画像を構成するフレーム画像の画像データを生成する。そして、制御部31は、生成した画像データを、無線通信部35によりコンソール4に転送する。FPDカセッテ3において生成される画像データには、画像ヘッダ情報が付加される。
検出部32は、例えば、ガラス基板等を有しており、基板上の所定位置に、放射線源2から照射されて少なくとも被写体を透過した放射線をその強度に応じて検出し、検出した放射線を電気信号に変換して蓄積する複数の検出素子が二次元状に配列されている、いわゆる直接型の検出素子である。なお、検出素子は、シンチレータとフォトダイオード等の半導体イメージセンサーにより構成される、いわゆる間接型の検出素子を用いても良い。各検出素子は、例えばTFT(Thin Film Transistor)等のスイッチング部に接続され、スイッチング部により電気信号の蓄積及び読み出しが制御される。
記憶部33は、例えば半導体の不揮発性メモリー等で構成されている。記憶部33には、各種のプログラム及びデータが記憶されている。また、記憶部33には、検出部32から出力された画像データが一時的に記憶される。
バッテリー34は、制御部31の制御に基づいて、FPDカセッテ3の各部に電力を供給する。バッテリー34としては、例えばニッカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の充電自在な電池等を適用することができる。
無線通信部35は、図示しない無線アンテナを備えて構成され、アクセスポイントAPを介して放射線制御装置1やコンソール4等の外部機器とデータの送受信を行う。
コンソール4は、検査オーダー情報に基づいて放射線撮影システム100を構成する各部(装置)を制御したり、FPDカセッテ3から転送されたプレビュー画像を撮影確認用に表示(プレビュー表示)したり、FPDカセッテ3から転送されたフレーム画像を画像解析や診断に提供したりする装置である。
図3に、コンソール4の要部構成例を示す。図3に示すように、コンソール4は、制御部41、記憶部42、操作部43、表示部44、通信部45等を備えて構成されており、各部はバス46により接続されている。
制御部41は、CPU、RAM等により構成される。制御部41のCPUは、記憶部42に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行する。
記憶部42は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリー等で構成されている。記憶部42には、各種のプログラム及びデータが記憶されている。
また、記憶部42には、撮影部位等に対応付けて撮影条件(放射線照射条件及び画像読取条件)が記憶されている。放射線照射条件は、例えば、X線管電流の値、X線管電圧の値、フィルタ種、SID(Source to Image−receptor Distance)、パルスレート、パルス幅、パルス間隔等である。画像読取条件は、例えば、画素サイズ、画像サイズ(マトリックスサイズ)、フレームレート、フレーム間隔等である。フレームレートは、パルスレートと一致している。
また、記憶部42には、図示しないRIS(Radiology Information System)から送信された検査オーダー情報が記憶される。検査オーダー情報には、例えば、検査識別情報(検査ID等)、検査日付、被写体となる患者の氏名等の患者情報、検査で行われる各撮影に関する情報(撮影ID、撮影部位、撮影方向、体位(立位、臥位)等)が含まれる。
操作部43は、文字入力キー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号として制御部41に出力する。 なお、表示部44の画面上に、透明電極を格子状に配置した感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネル(図示せず)を形成し、表示部44と操作部43とが一体に構成されるタッチスクリーンとしてもよい。
表示部44は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部41から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部45は、放射線制御装置1、FPDカセッテ3、図示しないRIS等の外部機器と無線方式又は有線方式によりデータ送受信を行う。
(放射線撮影システム100の動作)
次に、放射線撮影システム100における撮影動作について説明する。
まず、撮影技師は、コンソール4において操作部43の操作により表示部44に検査オーダー情報の選択画面を表示させ、実施する撮影の検査オーダー情報を選択する。検査オーダー情報の選択後、撮影技師は、被写体H、放射線源2、FPDカセッテ3のポジショニング等の撮影準備を行う。
コンソール4において、操作部43の操作により検査オーダー情報が選択されると、制御部41は、選択された検査オーダー情報の撮影部位に対応する放射線照射条件を記憶部42から読み出して、通信部45を介して放射線制御装置1に設定する。また、制御部41は、選択された検査オーダー情報の撮影部位に対応する画像読取条件を記憶部42から読み出して、通信部45を介してFPDカセッテ3に設定する。
撮影技師は、撮影準備が終了すると、曝射スイッチ102aを押下する。
曝射スイッチ102aが押下されると、放射線制御装置1は、コンソール4及びFPDカセッテ3に撮影開始指示を送信し、動画撮影を開始する。即ち、放射線制御装置1は、FPDカセッテ3と同期して、設定された放射線照射条件に基づいて放射線源2を駆動して所定時間間隔で放射線を照射(パルス照射)させる。FPDカセッテ3の制御部31は、設定された画像読取条件に基づき、放射線照射が行われる毎に、検出部32の検出素子への電荷の蓄積及び読み取りを行ってフレーム画像を生成し、生成したフレーム画像の画像データを無線通信部35によりコンソール4に転送させる。コンソール4においては、FPDカセッテ3から転送された画像データを順次表示部44にプレビュー表示し、撮影終了後、FPDカセッテ3から転送されたフレーム画像の画像データを画像解析や診断等へ提供する。
ここで、データ伝送速度が十分に速く安定した通信路を使用して画像データを転送するのであれば、そのままFPDカセッテ3からコンソール4に各フレーム画像の画像データ全体を送信しても問題はない。しかし、本実施形態のように、例えば、無線等のデータ伝送速度が十分でない通信路や不安定な通信路で画像データを転送する場合、生成されたフレーム画像の画像データ全体を一度に転送すると、コンソール4において、撮影確認用のプレビュー表示が行われるまでに時間がかかったり、各フレーム画像が一定時間間隔で転送されずにプレビュー表示において被写体の動きが不自然に表現されたりしてしまう等の弊害が生じてしまう。一方、プレビュー表示は、撮影のポジショニングの確認等を行うためのものであり、診断や解析のように高精細な画像を必要とするものではない。
そこで、例えば、図4(a)に示すように、FPDカセッテ3において、1枚のフレーム画像の画像データを生成する毎に、生成した画像データに画素数を低減する間引き処理を行って順次プレビュー画像(第1の画像)として一定時間間隔Tf(以下、プレビュー転送間隔Tfと呼ぶ)で無線通信部35によりコンソール4に転送し、動画撮影により生成された全てのフレーム画像のプレビュー画像の転送終了後に、各フレーム画像のプレビュー画像として転送されなかった残りの画像データにより生成した残画像(第2の画像)を送信すれば、コンソール4でプレビュー表示が行われるまでに時間がかかったり、被写体の動きが不自然に表現されたりする等の弊害は緩和される。このとき、無線通信路等の不安定な通信路で通信状態が悪くなった場合でも安定的にプレビュー転送間隔Tf内で各プレビュー画像を送信しきることができるようにするには、プレビュー転送間隔Tfに余裕を持たせた時間を設定する必要がある。しかし、プレビュー転送間隔Tfに余裕を持たせた時間を設定すると、通常のデータ伝送速度で送信されている場合には、次のプレビュー画像が送信されるまでに隙間時間Tuが生じてしまい、例えば画像解析や診断等の次工程の開始までに時間がかかってしまい、非効率的である。
そこで、本実施形態において、FPDカセッテ3の制御部31は、図4(b)に示すように、動画撮影において、1枚のフレーム画像の画像データを生成する毎に、生成した画像データに間引き処理を行って(例えば、検出部32の所定画素間隔でフレーム画像から画像データを取得し、データ量を1/4に間引きする)、順次プレビュー画像としてプレビュー転送間隔Tfで無線通信部35によりコンソール4に送信する。このとき、制御部31は、コンソール4との通信状況に応じて、一枚のプレビュー画像の転送後、次のプレビュー画像の転送が開始されるまでの隙間時間Tuに、フレーム画像のうちプレビュー画像として転送されなかった残りの画像(例えば、プレビュー画像が1/4に間引きされている場合、残りの3/4の画像データ)からなる残画像を生成して順次転送するように無線通信部35の制御を行う。撮影が終了し、全てのフレーム画像のプレビュー画像の転送が終了すると、制御部31は、未だ転送されていない残画像を連続して無線通信部35によりコンソール4に転送する。これにより、効率的に残画像を転送することができるので、動画像の全フレーム画像の画像データの転送の終了を早めることができ、例えば画像解析や診断等の次工程の作業開始を早めることが可能となる。
図5に、通信状況に応じて隙間時間Tuに残画像を送信する場合のFPDカセッテ3からコンソール4への画像転送シーケンスを示す。なお、図5においては、3枚目のプレビュー画像の転送時における電波受信強度を示すRSSI値が所定の閾値を下回った場合の画像転送シーケンスを示している。
一般的に、画像転送を行う際には、送信しようとする画像データ全体を一度に送信するのではなく、所定のデータ量ずつn回に分けて、n回の画像転送コマンドをやりとりして転送する(nは正の整数)。一つの画像転送コマンドにおいて転送するデータの転送量D(byte)は、使用する通信路等に基づき予め決められている。本実施形態においても、図5に示すように、各プレビュー画像や各残画像の画像データを転送する際には、FPDカセッテ3の無線通信部35とコンソール4の通信部45との間で複数回の画像転送コマンドをやりとりして転送量Dずつ画像データを転送する。画像転送コマンドは、転送元から転送先へ送る送信側コマンドC1と、転送先から転送元へ送る応答側コマンドC2とにより構成される。送信側コマンドC1には、コマンドID、転送量D分の画像データ等が含まれる。また、各画像データの初回の画像転送コマンドには、画像ヘッダ情報も含まれる。応答側コマンドC2には、受信が完了した画像データのコマンドID等が含まれる。
制御部31は、動画像を構成する各フレーム画像に間引き処理を施して生成した各プレビュー画像の転送中に、コンソール4との通信状況に応じて、そのプレビュー画像の送信後次のプレビュー画像を送信するまでの間の各隙間時間Tuに転送する隙間転送量Z(byte)を決定し、決定した隙間転送量Zの残画像をその隙間時間Tuに転送する。
例えば、まず、制御部31は、各プレビュー画像の転送中に、送信側コマンドC1を送信してから応答側コマンドC2を受信するまでに要した応答時間(s)を計測し、この応答時間に基づいて、そのときの1秒あたりのデータ転送量W(Mbps)とプレビュー画像転送に要する時間Tp(s)を算出(予測)する。
次いで、制御部31は、固定時間であるプレビュー転送間隔Tf(s)からTp(s)を引いて次のプレビュー画像転送までの隙間時間Tuを算出する。そして、下記の(式1)により今回の隙間時間Tuに転送する隙間転送量Z(byte)を算出する。
隙間転送量Z=1秒当たりのデータ転送量W×隙間時間Tu (式1)
また、制御部31は、各プレビュー画像の転送中の所定のタイミング(例えば、プレビュー画像転送完了時)で無線通信部35により電波受信強度を示すRSSI値を取得させる。そして、RSSI値が所定の閾値を下回る場合、制御部31は、次のプレビュー画像転送までの隙間時間Tuに転送する隙間転送量Zを0にして、通信部45において隙間時間Tuに残画像の転送を行わないように制御する。RSSI値が所定の閾値を下回る場合は、通信状況が悪く、隙間時間Tuに残画像を転送してしまうと次のプレビュー画像転送に影響する可能性があるためである。
このように、各隙間時間Tuに転送する転送量Dをコンソール4との通信状況に応じて制御するので、通信状況に応じた無理のない安定した画像転送が可能となり、コンソール4においてプレビュー転送間隔Tfに従った安定的かつ効率的な動画像のプレビュー表示を行うことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態のFPDカセッテ3によれば、制御部31は、動画撮影により得られた複数のフレーム画像のそれぞれに画素数を低減する間引き処理を施してプレビュー画像を生成し、生成したプレビュー画像をプレビュー転送間隔Tfで順次コンソール4に転送する。その際、制御部31は、一のプレビュー画像の転送後、次のプレビュー画像の転送が開始されるまでの隙間時間Tuに、プレビュー画像として転送されなかった残りの部分からなる残画像を無線通信部35によりコンソール4に転送させ、動画撮影の全てのプレビュー画像送信後に、未だ送信されていない残画像を連続して無線通信部35によりコンソール4に転送させる。
従って、隙間時間Tuを活かして、安定かつ効率的に動画撮影により得られた動画像を転送することが可能となる。その結果、例えば画像解析や診断等の次工程の開始までの待ち時間を必要最低限に抑えることが可能となる。
また、制御部31は、各隙間時間Tuに転送する転送量Dをコンソール4との通信状況に応じて、例えば、各プレビュー画像転送時の画像転送コマンドの応答時間及びRSSI値に基づいて制御するので、通信状況に応じた無理のない安定した画像転送が可能となり、コンソール4においてプレビュー転送間隔Tfに従った安定的かつ効率的な動画像のプレビュー表示を行うことが可能となる。
なお、上記実施形態における記述内容は、本発明の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、隙間時間Tuに転送する第2の画像が各フレーム画像のプレビュー画像として転送されなかった残りの残画像である場合を例にとり説明したが、これに限定されず、例えば、各フレーム画像にオフセット補正やゲイン補正等の補正処理やその他の画像処理を施した画像としてもよい。
また、上記実施形態においては、本発明を回診用のシステムに適用した場合を例にとり説明したが、本発明は、撮影室で撮影を行う放射線撮影システムにおいても適用可能である。
また、上記実施形態においては、本発明を放射線を用いて人体を撮影する放射線撮影装置、具体的には、FPDカセッテ3に適用した場合を例にとり説明したが、人体の動画像を撮影するものであれば特に限定されない。
また、上記実施形態においては、放射線源2が所定時間間隔でパルス照射した放射線をFPDカセッテ3で読み取って動画像を生成する場合を例にとり説明したが、放射線源2から低線量で継続して途切れなく照射した放射線をFPDカセッテ3により所定時間間隔で読み取って動画像を生成することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、プレビュー転送間隔Tfが一定である場合を例にとり説明したが、例えば、フレーム画像間によって少し異なっていても構わない。
また、上記実施形態においては、動画像のフレーム画像をコンソール4に転送する場合を例にとり説明したが、転送先の外部機器は、例えば、技師のタブレット端末等であってもよく、特に限定されない。
また、上記実施形態においては、1つのアクセスポイントAPが回診用の放射線制御装置1に移動可能なように設置された構成としたが、アクセスポイントAPは複数存在する構成としてもよく、このとき、そのうちの一部または全てのアクセスポイントは、病院内に固定的に設置された構成としてもよい。また、各装置間の通信は、アクセスポイントAPを用いずに、例えば、アドホックモード等により直接行う態様としてもよい。
また、上記の説明では、本発明に係るプログラムのコンピューター読み取り可能な媒体としてハードディスクや半導体の不揮発性メモリー等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
その他、放射線撮影システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 放射線撮影システム
1 放射線制御装置
102a 曝射スイッチ
2 放射線源
3 FPDカセッテ
31 制御部
32 検出部
33 記憶部
34 バッテリー
35 無線通信部
36 バス
4 コンソール
41 制御部
42 記憶部
43 操作部
44 表示部
45 通信部
46 バス
AP アクセスポイント

Claims (7)

  1. 人体を動画撮影することにより複数のフレーム画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段により生成された複数のフレーム画像のそれぞれに画素数を低減する間引き処理を施して第1の画像を生成する間引き処理手段と、
    前記間引き処理手段により生成された第1の画像を順次外部機器に転送する転送手段と、
    一の前記第1の画像の転送後、次の前記第1の画像の転送が開始されるまでの隙間時間に、前記フレーム画像に基づいて生成された前記第1の画像とは異なる第2の画像を前記転送手段により前記外部機器に転送させる制御手段と、
    を備える動画像撮影装置。
  2. 前記転送手段は、前記第1の画像を所定時間間隔で転送する請求項1に記載の動画像撮影装置。
  3. 前記制御手段は、前記外部機器との通信状況に応じて前記隙間時間に転送する前記第2の画像の転送量を制御する請求項1又は2に記載の動画像撮影装置。
  4. 前記制御手段は、前記転送手段により前記第1の画像を転送する際に前記外部機器との間で送受信する画像転送コマンドの応答時間に基づいて、前記隙間時間に転送する前記第2の画像の転送量を制御する請求項3に記載の動画像撮影装置。
  5. 前記転送手段は、無線通信により前記外部機器に画像転送を行い、
    前記制御手段は、前記無線通信の電波受信強度を取得し、取得した電波受信強度が所定の閾値を下回った場合には、前記隙間時間に転送を行わないように制御する請求項3又は4に記載の動画像撮影装置。
  6. 前記制御手段は、前記転送手段において前記動画撮影された全てのフレーム画像の前記第1の画像の転送が終了した後、未だ転送されていない前記第2の画像を連続して前記外部機器に転送させる請求項1〜5の何れか一項に記載の動画像撮影装置。
  7. 前記第2の画像は、前記フレーム画像の前記第1の画像として転送されなかった残りの部分からなる残画像である請求項1〜6の何れか一項に記載の動画像撮影装置。
JP2016005796A 2016-01-15 2016-01-15 放射線動画像撮影装置 Active JP6733184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005796A JP6733184B2 (ja) 2016-01-15 2016-01-15 放射線動画像撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005796A JP6733184B2 (ja) 2016-01-15 2016-01-15 放射線動画像撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017124069A true JP2017124069A (ja) 2017-07-20
JP6733184B2 JP6733184B2 (ja) 2020-07-29

Family

ID=59363578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016005796A Active JP6733184B2 (ja) 2016-01-15 2016-01-15 放射線動画像撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6733184B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1155649A (ja) * 1997-07-31 1999-02-26 Canon Inc 画像通信方法及び装置
JP2009049603A (ja) * 2007-08-16 2009-03-05 Nikon Corp 撮像装置
JP2011215957A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Fujitsu Ltd ストレージ制御装置、ストレージシステム及びストレージ制御方法
WO2013065680A1 (ja) * 2011-10-31 2013-05-10 富士フイルム株式会社 放射線画像撮影装置、放射線画像処理装置、放射線画像撮影システム、放射線画像撮影方法、及び放射線画像撮影プログラム
US20130230141A1 (en) * 2012-03-02 2013-09-05 Canon Kabushiki Kaisha X-ray imaging apparatus, control device, radiation imaging apparatus, and method of controlling the same
JP2013255749A (ja) * 2012-06-14 2013-12-26 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡システムの画像データ通信方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1155649A (ja) * 1997-07-31 1999-02-26 Canon Inc 画像通信方法及び装置
US6567985B1 (en) * 1997-07-31 2003-05-20 Canon Kabushiki Kaisha Method, apparatus and medium for image communication
JP2009049603A (ja) * 2007-08-16 2009-03-05 Nikon Corp 撮像装置
JP2011215957A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Fujitsu Ltd ストレージ制御装置、ストレージシステム及びストレージ制御方法
WO2013065680A1 (ja) * 2011-10-31 2013-05-10 富士フイルム株式会社 放射線画像撮影装置、放射線画像処理装置、放射線画像撮影システム、放射線画像撮影方法、及び放射線画像撮影プログラム
US20130230141A1 (en) * 2012-03-02 2013-09-05 Canon Kabushiki Kaisha X-ray imaging apparatus, control device, radiation imaging apparatus, and method of controlling the same
JP2013180134A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Canon Inc X線撮影装置、制御装置、放射線撮影装置、及びその制御方法
JP2013255749A (ja) * 2012-06-14 2013-12-26 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡システムの画像データ通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6733184B2 (ja) 2020-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9700278B2 (en) Radiation image capturing system
JP2013104826A (ja) 放射線画像検出装置及び放射線撮影システム
US11079341B2 (en) Radiation imaging apparatus, control apparatus, and control methods and storage mediums therefor
JP5428751B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理システム
JP2010022419A (ja) 医用画像システム
JP2014171532A (ja) 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム
JP6848407B2 (ja) 放射線画像撮影システム
JP2017113344A (ja) 動態撮影装置及び動態撮影システム
JP6861512B2 (ja) 放射線撮影装置およびその制御方法
JP6733184B2 (ja) 放射線動画像撮影装置
WO2014125939A1 (ja) 無線通信装置及びシステム、並びに放射線撮影システム
JP6494261B2 (ja) 放射線撮像システム及びその制御方法、制御装置、コンピュータプログラム
JP2018089307A (ja) 放射線撮影システム用制御装置
JP2010022752A (ja) 医用画像システム
JP2021191391A (ja) 放射線撮像システム、および、放射線撮像装置
JP2006122121A (ja) 放射線画像撮影システム
JP2016043153A (ja) 可搬型放射線画像撮影装置および放射線画像撮影システム
JP2020048864A (ja) 撮影制御装置、放射線画像撮影装置及び放射線画像撮影システム
JP2013150226A (ja) 放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置
JP2014036776A (ja) 放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置
US20230062154A1 (en) Mobile radiographic imaging apparatus, storage medium, and wireless communication method
CN114403909A (zh) 放射线摄像装置、系统、方法及计算机可读介质
US10973490B2 (en) Radiation image photographing apparatus and radiation image photographing system for radiation image photographing process and dark image acquiring process
JP2017202334A (ja) 画像処理装置、制御方法及びプログラム
JP6594200B2 (ja) 放射線撮像システム、通信制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200609

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6733184

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150