JP2017120240A - センサ装置およびそれを用いた検出方法 - Google Patents

センサ装置およびそれを用いた検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017120240A
JP2017120240A JP2015257521A JP2015257521A JP2017120240A JP 2017120240 A JP2017120240 A JP 2017120240A JP 2015257521 A JP2015257521 A JP 2015257521A JP 2015257521 A JP2015257521 A JP 2015257521A JP 2017120240 A JP2017120240 A JP 2017120240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
absorption
flow path
sensor
sensor device
sample liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015257521A
Other languages
English (en)
Inventor
康隆 大橋
Yasutaka Ohashi
康隆 大橋
篤臣 福浦
Atsumi Fukuura
篤臣 福浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2015257521A priority Critical patent/JP2017120240A/ja
Publication of JP2017120240A publication Critical patent/JP2017120240A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】複数の検体液を用いる場合でも簡単な操作で測定を行うことができ、小型化が可能であるセンサ装置およびそれを用いた検出方法を提供する。
【解決手段】センサ装置100は、基体1と、検出素子2と、底部部3と、中間部4と、天井部5と、吸収部6とを有する。検体液が吸収部に吸収され、気泡も生じないので、流路中から検体液を除去する作業が不要となり、ポンプなどの装置も不要となるので、複数の検体液を用いる場合でも簡単な操作で測定を行うことができ、小型化が可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、液状の検体の性質あるいは検体に含まれる成分を測定することができるセンサ装置およびそれを用いた検出方法に関する。
弾性表面波素子などの検出素子を用いて、液状の検体の性質もしくは検体に含まれる成分を測定するセンサ装置が知られている。
例えば、弾性表面波素子を用いたセンサ装置は、圧電基板上に検体試料に含まれる成分と反応する検出部を設け、この検出部を伝搬した弾性表面波の変化を測定することによって液状の検体の性質あるいは成分を検出するものである。弾性表面波素子などを用いた測定方法は、他の測定方法(例えば、酵素法など)に比べ、複数の検出方式に対応することができるという利点がある。
このようなセンサ装置では、液状の検体を流入口に供給すると、流入口に連なる細い流路内を毛管現象によって検体が移動し、検出部まで到達するように構成されている(特許文献1参照)。
国際公開第2014/119069号
しかしながら、特許文献1記載のセンサ装置は、検出項目によっては、検体から成分を検出するために複数の検体を流路に流す場合がある。
検出部までの検体の移動は、毛管現象を利用することで、検体を送給する装置などが不要であるが、移動した検体は、測定や反応、洗浄などが終了すれば、次の検体を流すために、速やかに流路内から除去しなければならない。
検体の除去は、たとえば、検出部の下流側に設けた排出口などから吸引する必要がある。除去作業を測定者が手作業で行う場合には、マイクロピペットなどを操作するので、測定に要する作業が煩雑となる。吸引ポンプなどを用いて自動で除去作業を行う場合には、測定装置が大掛かりなものとなる。
そこで、複数の検体を用いる場合でも簡単な操作で測定を行うことができ、小型化が可能であるセンサ装置およびそれを用いた検出方法が求められていた。
本発明の一実施形態である、センサ装置は、検出対象物を含む検体液が内部を移動可能であり下流端部に開口を有するセンサ流路と、
前記センサ流路内に位置し、前記検出対象物を検出可能な検出素子と、
前記検出素子の上流側端部よりも上流に位置しており前記検体液が前記センサ流路に流入可能な流入口と、
前記検出素子の上流側端部よりも下流に位置しており前記センサ流路および外部空間を連通している排気口と、
前記検出素子を通過した前記検体液を、前記センサ流路の前記開口で吸収可能な吸収部と、を備える。
本発明の一実施形態である、検出方法は、上記のセンサ装置を用いる検出方法であって、
液状の検体を前記貫通孔から流入させる第1工程と、
流入した検体を前記流路に流し、前記検出部表面に検体を接触させる第2工程と、
前記検出部から出力される信号を取得する第3工程と、
前記検出部に接触させた検体を、前記流路の一方端で前記吸収部に吸収させる第4工程と、を有し、
前記第1工程〜前記第4工程を繰り返すことを特徴とする。
本発明の一実施形態である、センサ装置によれば、流路の流出口から少なくとも一部が挿入され、液状の検体を吸収する吸収部を設け、流路と外部空間とを連通させる排気口が設けられている。
これにより、検体が吸収部に吸収され、気泡も生じないので、流路中から検体を除去する作業が不要となり、ポンプなどの装置も不要となるので、複数の検体を用いる場合でも簡単な操作で測定を行うことができ、小型化が可能である。
また本発明の一実施形態である、検出方法によれば、流路中から検体を除去する作業が不要となり、複数の検体を用いる場合でも簡単な操作で測定を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係るセンサ装置100を示す図であり、(a)は平面図、(b)は長さ方向の断面図、(c)は幅方向の断面図である。 センサ装置100を示す分解平面図である。 本発明の第2実施形態に係るセンサ装置101を示す図であり、(a)は平面図、(b)は長さ方向の断面図、(c)は幅方向の断面図である。 変形例であるセンサ装置102を示す分解平面図である。 第2実施形態の吸収部6Aの各種変形例を示す図である。 吸収部6Aの他の変形例を示す図である。 吸収部6Aのさらに他の変形例を示す図である。 検出素子2の斜視図である。 第1保護部材21および第2保護部材22を外した状態における検出素子2の平面図である。
以下、本発明に係るセンサ装置の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する各図面において同じ構成部材には同じ符号を付すものとする。また、各部材の大きさや部材同士の間の距離などは模式的に図示しており、現実のものとは縮尺などが異なる場合がある。
また、センサ装置は、いずれの方向が上方または下方とされてもよいものであるが、以下では、便宜的に、直交座標系xyzを定義するとともにz方向の正側を上方として、上面、下面などの用語を用いる場合がある。
本発明の一実施形態に係るセンサ装置は、検出対象物を含む検体液が内部を移動可能であり下流端部に開口を有するセンサ流路と、前記センサ流路内に位置し、前記検出対象物を検出可能な検出素子と、前記検出素子の上流側端部よりも上流に位置しており前記検体液が前記センサ流路に流入可能な流入口と、前記検出素子の上流側端部よりも下流に位置しており前記センサ流路と外部空間と連通している排気口と、前記検出素子を通過した前記検体液を、前記センサ流路の前記開口で吸収可能な吸収部と、を備えている。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るセンサ装置100について、図1および図2を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るセンサ装置100を示す図であり、(a)は平面図、(b)は長さ方向の断面図、(c)は幅方向の断面図である。図2は、センサ装置100を示す分解平面図である。
本実施形態に係るセンサ装置100は、基体1と、検出素子2と、底部部3と、中間部4と、天井部5と、吸収部6とを有する。
基体1は、板状の部材であり、基体1を構成する材料としては、例えば、紙、プラスチック、セルロイド、セラミックスなどを用いることができる。
検出素子2は、基体1の一方主面に設けられた素子基板10、および素子基板10の表面に設けられ、検体液に含まれる検出対象物の検出を行う検出部13を有する。底部部3は、基体1の一方主面に設けられ、後述するセンサ流路15の底部分を構成する。底部部3は、検出素子2と間隙を設けて配設され、検出部13表面と同じ高さの平坦な表面を有し、この表面がセンサ流路15に臨む底面となる。
基体1の一方主面の検出素子2の側方には、検出素子2と配線7を介して電気的に接続された端子8が設けられる。
中間部4は、底部部3および検出素子2を覆うように設けられ、流路15を囲む側壁部分となる。中間部4は、検出部13の少なくとも一部が露出するように一方向に延在し、延在方向一方端が開放された一定幅の溝4aを有している。溝4aは、液状の検体が流れる空間であり、センサ流路15を構成する。溝4aの開放端は、センサ流路15を流れる検体の流出口16となる。天井部5は、溝4aを覆うように中間部4の上面に設けられ、センサ流路15を臨む天井部分となる。さらに天井部5は、溝4a上に位置するように設けられる、液状の検体が流入する貫通孔を有する。天井部5に設けられた貫通孔は、溝4aに連通し、センサ流路15の検体を流入させるための流入口14となる。
底部部3、中間部4および天井部5は、個別の部材を組み合わせてセンサ流路15が形成されていてもよく、底部部3、中間部4および天井部5が一体的に形成され、1つの部材の内部にセンサ流路15を備えていてもよい。
底部部3、中間部4および天井部5の材料は、センサ流路15を流れる検体液を吸収したり、検体液と反応したりしない材料であれば用いることができ、例えば、アクリル樹脂、シリコーン樹脂などの樹脂材料を用いることができる。
なお、本実施形態においては、図1に示すように、素子基板10の上面に電極パターンが設けられており、電極パターンを覆うように保護部材21、22が設けられている。なお、電極パターンとしては、検出素子2としてSAW素子を用いる場合にはIDT(InterDigitalTransducer)電極が相当する。また、検出素子2と配線7とは、ボンディングワイヤなどの導線27によって接続している。
本実施形態のセンサ装置100は、検出素子3を通過した検体液を、センサ流路15の下流端部の開口である流出口16で吸収可能な吸収部6を備えている。この吸収部6は、センサ流路15を流れた液状の検体を検出素子2よりも下流の流出口16において吸収する。吸収部6は、例えば、流出口16を塞ぐように配置されて、検出素子3を通過した検体液を吸収するように構成されていてもよく、吸収部6の一部が、流出口16からセンサ流路15に挿入され、センサ流路15の流出口16よりも内側に一部が位置するように構成されていてもよい。一部が流出口16よりも内側に位置するように構成されている場合、検出部13における検出を阻害しないように、センサ流路15内に挿入された吸収部6の部分は、検出部13を覆わないように設けられる。
流入口14からセンサ流路15に流入した検体液は、毛管現象によりセンサ流路15内を流れ、検出部13表面を流過し、流出口16に至る。流出口16に至った検体は、吸収部6によって吸収される。吸収部6が、センサ流路15を流れた検体液を吸収することによって検体液は、測定者が何ら作業しなくとも、センサ流路15内から除去される。ここで、検体液は、検出対象物が含まれる試料だけではなく、検出対象物と反応する反応物質を含む液体、検出部13表面を洗浄するための液体なども含む。また、1回の測定において、用いられる検体液は、同じ種類の液体であってもよく、異なる種類の液体であってもよく、複数回センサ流路15に流入される検体液である。
吸収部6を構成する材料は、表面に接触した液体を自ら吸収する吸収能力を有し、吸収した液体を保持するか、またはさらに移動させるような材料であればよく、例えば多孔質材料等を用いることができる。
多孔質材料を用いる場合は、例えば、細孔径が0.1〜60μmであり、空隙率が50〜90%であり、ポリビニリデンフロライド、ナイロン、ニトロセルロースなどからなるものを用いることができる。
吸収部6を設けることによって、測定者が除去作業を行うことなく、流入口14に検体液を供給するだけの作業を行えばよいので、簡単な作業で検体液中の検出対象物の測定を行うことができる。また、吸収部6を設けるだけでよく、吸引ポンプなど大掛かりな装置が不要であるのでセンサ装置100を小型化できる。
吸収部6によって検体液が吸収されるとセンサ流路15中から検体液が除去されるので、続いて次の検体液を流入口14に供給することができる。吸収部6が検体液を吸収した場合、吸収部6の流出口16に挿入された部分には、吸収された検体液が保持された状態となる。そうすると、流出口16は、検体液が保持された吸収部6によって塞がれることになる。その状態で、流入口14から検体液をセンサ流路15に供給するとセンサ流路15が密閉され、検体液の供給前にセンサ流路15内に存在した空気が排気されずに検体液中に気泡として残ってしまう。例えば、気泡が検出素子2の検出部13の表面に留まると、検体液が検出部13に接触せず、測定することができない。
センサ流路15内に気泡を残さないようにするために、センサ流路15の側方または上方、すなわち中間部4または天井部5に、センサ流路15と外部空間とを連通させる排気口を設ける。本実施形態では、中間部4に排気口17を設けている。排気口17は、センサ流路15において、検出部13の上流側端部よりも下流側に設けることが好ましく、さらに下流側で、できるだけ流出口16に近い、言い換えると吸収部6に近い最下流の位置に設けることがより好ましい。
センサ流路15内の空気は、センサ流路15内を流れる検体液によって下流側へと押し流され、検体液が下流側に流れるにつれて排気口17から外部空間へと押し出される。
排気口17を、検出部13の上流端よりも下流側に設けることでセンサ流路15内の空気を確実に排気することができる。
本実施形態では、排気口17は、中間部4の、検出部13に対応する位置に設けている。排気口17の大きさは、特に限定されず、センサ流路15内の空気が排気可能であればよく、例えば、高さは中間部4の厚みと同じで、幅は、2.0〜30mmである。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態に係るセンサ装置101について図3を用いて説明する。第2実施形態は、第1実施形態と比べて、吸収部6Aが2つの部分からなることが異なっており、その他の部分については、同じである。第1実施形態と同じ部位については、同じ参照符号を付し、説明は省略する。
本実施形態では、吸収部6Aが、2つの部分からなり、流出口16からセンサ流路15内に挿入される吸液部分6aと、この吸液部分6aに連なる貯液部分6bとからなる。吸液部分6aを構成する材料と貯液部分6bを構成する材料とは異なり、吸液部分6aを構成する第1吸収材よりも貯液部分6bを構成する第2吸収材料のほうが、吸収能力が高い。
ここで、吸収材料の吸収能力は、液体の吸収速度、吸収量、乾燥(放液)速度・量などによって表される。吸液部分6aは、センサ流路15を流れた検体液を吸収する部分であるが、吸収速度が遅く、検体液の吸収に時間を要すると、センサ流路15内から検体液の除去に時間がかかる。このように、吸収に時間を掛けることによって、センサ流路15内で滞留する検体液が分離する、いわゆる液切れが生じるという現象を抑制することができる。すなわち、液切れによって検体液が分離すると、吸収部6Aに接触している部分は吸収されるが、分離してしまった残りの部分は、吸収されずにセンサ流路15内に残ってしまうことを効果的に抑制することができる。言い換えれば、吸液部分6aにおける吸収速度が早過ぎると、検出部13を検体液が通過する時間が短くなり、検出部13において十分に反応することができないため、吸液部分6aにおける吸収速度を比較的遅く設定することによってこれを抑制することができる。
吸液部分6aを構成する第1吸収材料は、単位時間あたりに吸収する液量である吸収速度が0.2〜0.4μL/sであることが好ましい。
一方、貯液部分6bは、吸液部分6aが吸収した検体液を吸収して保持する部分である。貯液部分6bは、検体液を短い間隔で複数回吸収可能なように、第1吸収材料に比べて吸収速度が早い第2吸収材料を用いる。貯液部分6bを構成する第2吸収材料は、吸収速度が2〜5μL/sであることが好ましい。
また、第1吸収材料および第2吸収材料が、いずれも多孔質材料である場合には、第1吸収材料よりも、第2吸収材料の方が、細孔径が大きい。例えば、第1吸収材料および第2吸収材料が、ポリビニリデンフロライド、セルロースの多孔質材料からなり、第1吸収材料の細孔径が0.1〜3μmであり、第2吸収材料の細孔径が0.1〜10μmである。
また、第2吸収材料は、第1吸収材料に比べて吸液量が大きい材料を用いる。ここで、吸液量は、吸液部分6aが吸収保持可能な液量よりも貯液部分6bが吸収保持可能な液量を多くすることができればよい。第1吸収材料と第2吸収材料とで単位体積あたりの保持可能な液量が同じである場合には、第1吸収材料の体積よりも第2吸収材料の体積を大きくすればよい。第2吸収材料の単位体積あたりに吸収保持可能な液量を大きくすれば、貯液部分6bを小さい体積とすることができるので、センサ装置100を小型化することができる。例えば、単位体積あたりに吸収保持可能な液量について、第1吸収材料は吸液量が0.4〜0.6mL/cmであり、第2吸収材料が1.0〜2.0mL/cmとし、第1吸収材料の体積よりも第2吸収材料の体積を大きくすることによって、第2吸収材料が第1吸収材料に比べて吸液量が大きく設定されればよい。
吸液部分6aと貯液部分6bとは、検体液が吸液部分6aから貯液部分6bへと移動可能に接続しなければいけないので、接着剤などで貼り付けることはできない。吸液部分6aと貯液部分6bとの接触部分は、単に接触させた状態とし、図3に示すように接触していない部分にわたって粘着テープ9などで貼りつけたり、接触部分の周辺のみを接着剤で接着するなどすればよい。
本実施形態では、吸液部分6aを帯状とし、センサ流路15内に挿入されている部分を除く露出している部分の下面と、帯状の貯液部分6bの長手方向端部における上面とを接触させ、粘着テープ9によって貼り付けている。吸液部分6aの幅は、センサ流路15で0.7mmあり、センサ流路15内に挿入されている部分の長さが0.9mm、露出している部分の長さが0.1mmである。貯液部分6bは、幅が1.25mmで、長さが60mmで吸液部分6aよりも長い。
(第1、第2実施形態の変形例)
第1実施形態および第2実施形態に共通の変形例について説明する。図4は、変形例であるセンサ装置102を示す分解平面図である。本変形例は、第1実施形態および第2実施形態に共通であり、図4では吸収部6,6Aを省略している。第1実施形態の変形例である場合は、センサ装置102は、吸収部6を備え、第2実施形態の変形例である場合は、センサ装置102は、吸収部6Aを備える。
上記の各実施形態では、溝4aの幅、すなわちセンサ流路15の幅を一定としているが、本変形例では、溝4aの幅が一定ではなく、開放端に向かって小さくなっている。すなわちセンサ流路15の幅が下流に向かうにつれて小さくなっている。
ここで、センサ流路15の幅は、例えば、図4において、紙面向かって左右方向である検体液の移動方向に垂直な方向の長さ、言い換えれば、平面視で、センサ流路15が延びる方向に垂直な方向の長さである。センサ流路15の最上流部分である流入口14の直下部分の流路幅w1は、10mmであり、センサ流路15の最下流部分である流出口16の幅w2は、4mmであり、中間部分の幅w3は、6mmである。w1からw3を介してw2までの流路幅の変化は、断続的な変化ではなく、テーパ状の連続的な変化であることが好ましい。
また、これらの寸法は一例であって、最上流部分での幅w1に対する最下流部分での幅w2の比である(w2/w1)×100(%)が10〜60%であればよい。
本変形例のように、センサ流路15の幅が下流に向かうにつれて小さくなるように構成することにより、効果的に毛管現象を生じさせ、検体液を液切れさせずに最下流の流出口16まで確実に移動させることができる。
さらに他の変形例として、センサ流路15の内壁面である、底部部3、中間部4および天井部5の、センサ流路15を臨む面は、同一の親水性を有する。各面の親水性は、水との接触角によって表され、本変形例では、いずれの面も水との接触角が60°以下であり同一としている。
センサ流路15を臨む全ての面の親水性を同一とすることで、効果的に毛管現象を生じさせ、検体液を液切れさせずに最下流の流出口16まで確実に移動させることができる。
なお、上記に変えて、センサ流路15の内壁面の一部である、底部部3および天井部5の、センサ流路15を臨む面を同一の親水性を有するようにするとともに、中間部4を底部部3および天井部5とは異なる親水性を有するようにしてもよい。
各面に親水性を付与する方法には、例えば、センサ流路15の内面に親水化処理を施す方法、センサ流路15の内面に親水性のフィルムを貼り付ける方法、センサ流路15の内面を構成する底部部3、中間部4および天井部5を親水性の材料で形成する方法などが考えられる。これらの方法を全ての面に対して同一条件で行うことによりセンサ流路15を臨む全ての面の親水性を同一とすることができる。
センサ流路15の内面に親水化処理を施す方法およびセンサ流路15の内面に親水性のフィルムを貼り付ける方法によれば、検体液が親水性の部分に沿って流路内を流れていくため、検体液のほとんどが流路に流れ、意図しない場所へ検体液が流れるのを抑制して、精度の高い測定を行うことができる。また、これらの方法によれば、底部部3、中間部4および天井部5の材料が疎水性を有する材料で構成されている場合でも親水性を付与し、毛管現象を生じさせることができるため、材料の選択肢が増える。
センサ流路15の内面に親水性処理を施す方法としては、検体液に対して影響を及ぼさないような化合物を用いる方法であればよく、例えば、センサ流路15の内面に対して酸素プラズマを用いたアッシングにより表面の官能基を変化させた後、シランカップリング剤を塗布し、最後にポリエチレングリコールを塗布すればよい。その他にも、センサ流路15の内面を、生体親和性の高いホスホリルコリンを有する処理剤を用いて表面処理するという方法もある。
また、親水性のフィルムを貼り付ける方法において、親水化処理が施された市販のポリエステル系のフィルムあるいはポリエチレン系のフィルムなどをセンサ流路15の内面に貼り付けることができる。
(第2実施形態の変形例)
図5〜図7は、第2実施形態の吸収部6Aの各種変形例を示す図である。図5(a)は、図1(a)、図3(a)と同様の平面図であり、図5(b)は、図1(b)、図3(b)と同様の断面図である。図6(a)は、吸収部6Aの平面図であり、図6(b)は、吸収部6Aを装着したセンサ装置101の縦断面図である。図7は、吸収部6Aの平面図である。
本変形例は、吸収部6Aの構成が図3で示した実施形態と異なるだけであり、その他の部位については同じであるので、図5には、吸収部と、吸収部の吸液部分が挿入されたセンサ流路15の最下流部のみを示し、その他の部位は図示を省略している。
吸収部6Aの貯液部分6bは、複数回の検体液を貯めることができるように、比較的大きな体積とすることが好ましいが、貯液部分6bが大きくなるとセンサ装置101の大型化を招くことになる。
図5(a)に示す例では、吸液部分6aは、流れ方向に延びる帯状部材からなり、貯液部分6bは流れ方向に直交する方向に延びる帯状部分を有している。貯液部分6bが吸液部分6aに直交するように延びることで流れ方向に延びる長さを抑えてセンサ装置101全体としての大きさを小さくできる。
図5(b)に示す例では、貯液部分6bを折り畳んだ状態とする。貯液部分6bの厚みは厚くなるが、流れ方向に延びる長さを抑えてセンサ装置101全体としての大きさを小さくできる。
図6(a)、図6(b)に示す例では、吸液部分6aおよび貯液部分6bが、流れ方向に延びる帯状部材からなり、装着時には、吸液部分6aと貯液部分6bとの接続部分近傍で折り曲げ、貯液部分6bが、天井部5の上面に重なるように配置される。天井部5が、センサ流路15内の検体液を外部から観察可能とするために、透明部材で形成している場合、貯液部分6bが重なることで観察できなくなる。少なくとも検出部13を観察することができるように、天井部5に重なるように配置されたときに貯液部分6bのうちの検出部13の上方に位置する部分に開口6cを設けることが好ましい。
図7に示す例では、吸収部6Aが平面視で、J字状に形成されている。言い換えると吸収部6Aは、長さが異なる2つの平行な帯状部分と、これらの各一方端同士を接続する接続部分とを有し、長さが短いほうの帯状部分の他方端側が吸液部分6aであり、一方端側、接続部分および長さが長いほうの帯状部分が全体で貯液部分6bを構成する。このような吸液部6Aをセンサ装置101に装着した場合、貯液部分6bが、センサ装置101の側方に位置することになる。
図8は、検出素子2の斜視図、図9は第1保護部材21および第2保護部材22を外した状態における検出素子2の平面図である。検出素子2は、素子基板10と、素子基板10の上面に配置された検出部13、第1IDT電極11、第2IDT電極12、第1引出し電極19および第2引出し電極20を有する。
素子基板10は、例えば、タンタル酸リチウム(LiTaO)単結晶,ニオブ酸リチウム(LiNbO)単結晶または水晶などの圧電性を有する単結晶の基板からなる。素子基板10の平面形状および各種寸法は適宜に設定されてよい。一例として、素子基板10の厚みは、0.3mm〜1mmである。
第1IDT電極11は、図9に示すように1対の櫛歯電極を有する。各櫛歯電極は、互いに対向する2本のバスバーおよび各バスバーから他のバスバー側へ延びる複数の電極指を有している。そして、1対の櫛歯電極は、複数の電極指が互いに噛み合うように配置されている。第2IDT電極12も、第1IDT電極11と同様に構成されている。第1IDT電極11および第2IDT電極12は、トランスバーサル型のIDT電極を構成している。
第1IDT電極11は、所定の弾性表面波(SAW:Surface Acoustic Wave)を発生させるためのものであり、第2IDT電極12は、第1IDT電極11で発生したSAWを受信するためのものである。第1IDT電極11で発生したSAWを第2IDT電極12が受信できるように、第1IDT電極11と第2IDT電極とは同一直線状に配置されている。第1IDT電極11および第2IDT電極12の電極指の本数、隣接する電極指同士の距離、ならびに電極指の交差幅などをパラメータとして周波数特性を設計することができる。IDT電極によって励振されるSAWとしては、種々の振動モードのものが存在するが、検出素子2においては、例えば、SH波とよばれる横波の振動モードを利用している。
また、第1IDT電極11および第2IDT電極12のSAWの伝搬方向(y方向)における外側に、SAWの反射抑制のための弾性部材を設けてもよい。SAWの周波数は、例えば、数メガヘルツ(MHz)から数ギガヘルツ(GHz)の範囲内において設定可能である。中でも、数百MHzから2GHzとすれば、実用的であり、かつ検出素子2の小型化ひいてはセンサ装置の小型化を実現することができる。
第1引出し電極19は、第1IDT電極11と接続されており、第2引出し電極20は、第2IDT電極12と接続されている。第1引出し電極19は、第1IDT電極11から検出部13とは反対側に引き出され、第1引出し電極19の端部19eは基体1に設けた配線7と電気的に接続されている。第2引出し電極20は、第2IDT電極12から検出部13とは反対側に引き出され、第2引出し電極20の端部20eは配線7と電気的に接続されている。
第1IDT電極11、第2IDT電極12、第1引出し電極19および第2引出し電極20は、例えば、アルミニウムあるいはアルミニウムと銅との合金などからなる。またこれらの電極は、多層構造としてもよい。多層構造とする場合は、例えば、1層目がチタンまたはクロムからなり、2層目がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる。
第1IDT電極11および第2IDT電極12は、保護膜(図示せず)によって覆われている。保護膜は、第1IDT電極11および第2IDT電極12の酸化防止などに寄与するものである。保護膜は、例えば、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化チタン、窒化珪素またはシリコンによって形成されている。保護膜の厚さは、例えば、第1IDT電極11および第2IDT電極の厚さの1/10程度(10〜30nm)である。保護膜は、第1引出し電極19の端部19eおよび第2引出し電極20の端部20eを露出するようにして、素子基板10の上面全体に亘って形成されてよい。
検出部13は、第1IDT電極11と第2IDT電極12との間に設けられている。検出部13は、例えば、金属膜と金属膜の表面に固定化された核酸やペプチドからなるアプタマーとからなる。金属膜は、例えば、クロムおよびクロム上に成膜された金の2層構造となっている。検出部13は検体液溶液中の標的物質と反応を生じさせるためのものであり、具体的には、検体液溶液が検出部13に接触すると、検体液溶液中の特定の標的物質がその標的物質に対応するアプタマーと結合する。
y方向に沿って配置された第1IDT電極、第2IDT電極および検出部13を1セットとすると、センサ装置100にはそのセットが2つ設けられている。これにより、一方の検出部13で反応する標的物質を他方の検出部13で反応する標的物質と異ならせることによって、1つのセンサ装置で2種類の検出を行なうことが可能となる。
第1保護部材21は、x方向に沿って配置された2つの第1IDT電極11を取り囲むようにして素子基板10の上面に固定された環状の枠体と、枠体の開口を塞ぐように枠体に固定された蓋体とからなる。このような構造は、例えば、感光性の樹脂材料を使用して樹脂膜を形成し、この樹脂膜をフォトリソグラフィー法などによりパターニングすることによって形成することができる。第2保護部材22も同様にして形成することができる。
なお、センサ装置においては、2つの第1IDT電極11を1つの第1保護部材21で覆っているが、2つの第1IDT電極11を別個の第1保護部材21によって覆うようにしてもよい。また、2つの第1IDT電極11を1つの第1保護部材21で覆い、2つの第1IDT電極11の間に仕切りを設けるようにしてもよい。第2IDT電極12についても同様に、2つの第2IDT電極12を別個の第2保護部材22で覆ってもよいし、1つの第2保護部材22を使用して2つの第2IDT電極12の間に仕切りを設けるようにしてもよい。
SAWを利用した検出素子2において検体液溶液の検出を行なうには、まず、第1IDT電極11に、配線7や第1引出し電極19などを介して外部の測定器から所定の電圧を印加する。そうすると、第1IDT電極11の形成領域において素子基板10の表面が励振され、所定の周波数を有するSAWが発生する。発生したSAWは、その一部が検出部13に向かって伝搬し、検出部13を通過した後、第2IDT電極12に到達する。検出部13では、検出部13のアプタマーが検体液溶液中の特定の標的物質と結合し、結合した分だけ検出部13の重さが変化するため、検出部13の下を通過するSAWの位相などの特性が変化する。このように特性が変化したSAWが第2IDT電極に到達すると、それに応じた電圧が第2IDT電極に生じる。この電圧が第2引出し電極20、配線7などを介して外部に出力され、それを外部の測定器で読み取ることによって、検体液溶液の性質や成分を調べることができる。
1 基体
2 検出素子
3 底部部
4 中間部
4a 溝
5 天井部
6 吸収部
6A 吸収部
6a 吸液部分
6b 貯液部分
7 配線
8 端子
9 粘着テープ
10 素子基板
11 第1IDT電極
12 第2IDT電極
13 検出部
14 流入口
15 センサ流路
16 流出口
17 排気口
19 第1引出し電極
19e 端部
20 第2引出し電極
20e 端部
21 第1保護部材
22 第2保護部材
27 導線
100,101,102 センサ装置

Claims (13)

  1. 検出対象物を含む検体液が内部を移動可能であり下流端部に開口を有するセンサ流路と、
    前記センサ流路内に位置し、前記検出対象物を検出可能な検出素子と、
    前記検出素子の上流側端部よりも上流に位置しており前記検体液が前記センサ流路に流入可能な流入口と、
    前記検出素子の上流側端部よりも下流に位置しており前記センサ流路および外部空間を連通している排気口と、
    前記検出素子を通過した前記検体液を、前記センサ流路の前記開口で吸収可能な吸収部と、を備えるセンサ装置。
  2. 前記吸収部は、その少なくとも一部が前記センサ流路のうち前記開口よりも内側に位置している、請求項1記載のセンサ装置。
  3. 前記吸収部は、少なくとも一部が前記センサ流路の前記開口よりも内側に位置している第1吸収部材と、前記第1吸収部材と接触しており前記第1吸収部材よりも吸収能力が高い第2吸収部材と、を有する、請求項1または2記載のセンサ装置。
  4. 前記第1吸収部材および前記第2吸収部材は、いずれも多孔質材料であり、前記第1吸収部材の細孔径よりも前記第2吸収部材の細孔径の方が大きい、請求項3記載のセンサ装置。
  5. 前記第1吸収部材および前記第2吸収部材の少なくとも一方は、親水性高分子である、請求項3記載のセンサ装置。
  6. 前記第1吸収部材の前記検体液に対する吸収速度は、前記第2吸収部材の前記検体液に対する吸収速度よりも速い、請求項3記載のセンサ装置。
  7. 前記第1吸収部材が前記検体液を吸収可能な吸液量よりも前記第2吸収部材が前記検体液を吸収可能な吸液量の方が大きい、請求項3〜6のいずれか1つに記載のセンサ装置。
  8. 前記第1吸収部材の体積は、前記第2吸収部材の体積よりも小さい、請求項3〜6のいずれか1つに記載のセンサ装置。
  9. 前記排気口は、前記センサ流路の側方に位置している、請求項1〜8のいずれか1つに記載のセンサ装置。
  10. 前記センサ流路の幅は、前記下流端部に向かって小さくなる、請求項1〜9のいずれか1つに記載のセンサ装置。
  11. 前記センサ流路の内壁面は、同一の親水性を有する、請求項1〜10のいずれか1つに記載のセンサ装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1つに記載のセンサ装置を用いる検出方法であって、
    前記検体液を前記流入口から流入させる第1工程と、
    流入した前記検体液を前記センサ流路に流し、前記検出素子の表面に前記検体液を接触させる第2工程と、
    前記検出素子から出力される信号を取得する第3工程と、
    前記検出素子に接触させた前記検体液を、前記センサ流路の下流端部で前記吸収部に吸収させる第4工程と、を有し、
    前記第1工程から前記第4工程までの工程を複数回繰り返す、検出方法。
  13. 前記第1工程から前記第4工程までの工程を複数回繰り返す際、前記検体液は互いに異なる、請求項12に記載の検出方法。
JP2015257521A 2015-12-28 2015-12-28 センサ装置およびそれを用いた検出方法 Pending JP2017120240A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015257521A JP2017120240A (ja) 2015-12-28 2015-12-28 センサ装置およびそれを用いた検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015257521A JP2017120240A (ja) 2015-12-28 2015-12-28 センサ装置およびそれを用いた検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017120240A true JP2017120240A (ja) 2017-07-06

Family

ID=59272371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015257521A Pending JP2017120240A (ja) 2015-12-28 2015-12-28 センサ装置およびそれを用いた検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017120240A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019128261A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 学校法人東北学院 使い捨て型バイオセンサチップおよびこれを装着するバイオセンサ
JP7405574B2 (ja) 2019-11-19 2023-12-26 株式会社アドバンテスト バイオセンサ、及び、そのバイオセンサの使用方法

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09257748A (ja) * 1996-03-21 1997-10-03 Technol Res Assoc Of Medical & Welfare Apparatus 液体回路
JPH09262084A (ja) * 1996-03-27 1997-10-07 Technol Res Assoc Of Medical & Welfare Apparatus Dna増幅装置
JP2008086888A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Fujifilm Corp 流路構造体、該流路構造体を備えたマイクロデバイス、及びそれを用いた気泡除去方法
JP2011169695A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Sharp Corp 送液装置
JP2012047604A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Hiroshima Univ 検査用シート、化学分析装置及び検査用シートの製造方法
JP2012112724A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Sharp Corp 送液装置
US20120241013A1 (en) * 2008-04-25 2012-09-27 Opko Diagnostics, Llc Flow control in microfluidic systems
JP2012220410A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Mitsubishi Chemical Medience Corp 移送装置、及び移送方法
JP2013108769A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Sharp Corp 流路チップ、送液装置、及び送液システム
WO2014119069A1 (ja) * 2013-01-30 2014-08-07 京セラ株式会社 センサ装置
JP2015010914A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 日本電信電話株式会社 フローセル
JP2015068747A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 日本電波工業株式会社 感知センサー及び感知装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09257748A (ja) * 1996-03-21 1997-10-03 Technol Res Assoc Of Medical & Welfare Apparatus 液体回路
JPH09262084A (ja) * 1996-03-27 1997-10-07 Technol Res Assoc Of Medical & Welfare Apparatus Dna増幅装置
JP2008086888A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Fujifilm Corp 流路構造体、該流路構造体を備えたマイクロデバイス、及びそれを用いた気泡除去方法
US20120241013A1 (en) * 2008-04-25 2012-09-27 Opko Diagnostics, Llc Flow control in microfluidic systems
JP2011169695A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Sharp Corp 送液装置
JP2012047604A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Hiroshima Univ 検査用シート、化学分析装置及び検査用シートの製造方法
JP2012112724A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Sharp Corp 送液装置
JP2012220410A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Mitsubishi Chemical Medience Corp 移送装置、及び移送方法
JP2013108769A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Sharp Corp 流路チップ、送液装置、及び送液システム
WO2014119069A1 (ja) * 2013-01-30 2014-08-07 京セラ株式会社 センサ装置
US20150362464A1 (en) * 2013-01-30 2015-12-17 Kyocera Corporation Sensor apparatus
JP2015010914A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 日本電信電話株式会社 フローセル
JP2015068747A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 日本電波工業株式会社 感知センサー及び感知装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019128261A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 学校法人東北学院 使い捨て型バイオセンサチップおよびこれを装着するバイオセンサ
JP7405574B2 (ja) 2019-11-19 2023-12-26 株式会社アドバンテスト バイオセンサ、及び、そのバイオセンサの使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10533971B2 (en) Biosensor
JP6987955B2 (ja) センサ装置
JP6633034B2 (ja) センサ装置
JP6975828B2 (ja) センサ装置
JP6194015B2 (ja) センサ装置
JP2017120240A (ja) センサ装置およびそれを用いた検出方法
JP6128764B2 (ja) バイオセンサ、検出方法、検出システム及び検出装置
WO2016084554A1 (ja) センサ装置
JP2018081112A (ja) センサ
US10731198B2 (en) Sensor, detection method, detection system, and detection device
JP6154103B2 (ja) 弾性表面波センサおよびその製造方法
JP6049766B2 (ja) センサ
Fukuura et al. Biosensor

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190611

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200804