JP2017119560A - 搬送装置 - Google Patents

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Minoru Nakano
稔 中野
正 岩佐
Tadashi Iwasa
正 岩佐
良太 瀧
ryota Taki
良太 瀧
雅基 渡邊
Masaki Watanabe
雅基 渡邊
明 石谷
Akira Ishitani
明 石谷
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Abstract

【課題】構成が簡単で、複数の対象物を効率良く搬送方向に搬送する搬送装置を提供する。【解決手段】対象物8を搬送方向に移動させる二つの第1移動機構11と、第1移動機構を制御する制御部90とを有し、二つの第1移動機構は搬送方向に対して平行に移動するように配置される。制御部は二つの第1移動機構をそれぞれ個別に制御し、複数の対象物を効率良く搬送方向に搬送する。搬送装置間の複雑なガイド構成が不要で、同一の搬送装置を併設するだけで任意に搬送経路を増減する。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送装置に関する。
モータなどの工業製品の製造工程では、搬送方向に対象物を搬送しつつ、順次部品の組立や検査等の処理を行うモジュール型自動機が使用される。このようなモジュール型自動機では、製品の生産効率を高めるために、複数の対象物を、連続的に効率よく搬送方向へと搬送する搬送技術が求められる。また、搬送経路内の対象物を、一時的に搬送経路外の処理室に搬出し、再び搬送経路へと戻し、さらに搬送方向へと搬送させるという複雑な動作を、効率的に実現できる搬送技術が求められる。
従来の搬送技術については、例えば、特開2005−189775号公報に記載されている。当該公報に記載の露光装置の搬送技術では、分割された2台のX軸移動テーブルの裏面に、それぞれリニアガイド装置が取り付けられている。また、2台のX軸移動テーブルが、案内レールに沿ってX軸方向に移動可能に支持されている。そして、案内レールを各X軸移動テーブル毎に専用に平行配置し、左側のX軸移動テーブル専用の案内レールをベース上にX軸方向に沿って平行に設置するとともに、右側のX軸移動テーブル専用の案内レールを、左側のX軸移動テーブル専用の案内レールの外側に位置させて、ベース上にX軸方向に沿って平行に設置されている(段落0010,0020、図3参照)。
また、特開2005−189775号公報では、Y軸移動テーブルの裏面にも、リニアガイド装置が取り付けられ、Y軸移動テーブルが、案内レールに沿ってY軸方向に移動可能に支持されている。これにより、基板ステージのX軸およびY軸の2軸の移動が可能となっている(段落0026、図6参照)。
特開2005−189775号公報
しかしながら、特開2005−189775号公報の技術では、ベースおよび案内レールが双方に入り組んだ構造となる。また、搬送方向に対象物を搬送するためには、2種類のベースを用意する必要がある。このため、複数の処理を連続的に行うモジュール型自動機に、当該搬送技術を適用すると、搬送システムの構成が複雑となる。したがって、同一種類の搬送装置を搬送方向に配列することで、搬送システムを構築できることが要求される。
さらに、特許文献1の技術では、リニアガイド装置は、ベースに対して1ユニットしか設けられていない。したがって、X軸方向の搬送時には、リニアガイド装置の往復動作の時間を要する。このため、当該リニアガイド装置の往復動作を効率化できれば、対象物の搬送時間を短縮でき、生産効率をより向上できる。
本発明の目的は、同一種類の搬送装置を搬送方向に配列することで搬送システムを容易に構成でき、搬送時間を短縮できる技術を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、対象物を搬送方向に搬送する搬送装置であって、前記対象物を搬送方向に移動させる二つの第1移動機構と、前記第1移動機構を制御する制御部と、を有し、前記二つの第1移動機構は、搬送方向に対して平行に移動するように配置され、前記制御部は、前記二つの第1移動機構を、それぞれ個別または同時に制御する。
本願の例示的な第1発明によれば、二つの第1移動機構は個別に駆動することができるため、複数の対象物を効率良く搬送方向に搬送できる。また、搬送装置間の複雑なガイド構成が不要となり、同一の搬送装置を併設するだけで、任意に搬送経路を増減することができる。
図1は、搬送システムの上面図である。 図2は、対象物の上面図である。 図3は、対象物が搬送方向に搬送される様子を示す図である。 図4は、対象物が搬送方向に搬送される様子を示す図である。 図5は、対象物が幅方向に搬送される様子を示す図である。 図6は、制御部のブロック図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、搬送装置が配列される方向を「搬送方向」、搬送方向と水平方向の直交する方向に、対象物が搬出される搬出方向を「幅方向」、搬送方向に直交する上下方向を「高さ方向」として説明する。
<1.搬送システム>
図1は、本実施形態に係る搬送装置を備える搬送システム1の上面図である。搬送システム1は、対象物8を搬送方向に搬送しつつ、一時的に幅方向や、高さ方向にも移動させるシステムである。搬送システム1は、例えば、対象物8を搬送しつつ、対象物8に対して部品の組立や検査等の処理を連続的に行うことでモータを製造する、モジュール型自動機に使用される。ただし、搬送システム1は、モータ以外の、他の工業製品を製造する製造装置に用いられてもよい。
図1に示すように、搬送システム1では、搬送方向に沿って、第1搬送装置10、第2搬送装置20、および第3搬送装置30が併設されている。また、処理室6は、第2搬送装置20の幅方向に併設されている。対象物8は、第1搬送装置10に搬入されると、まず、第1搬送装置10から第2搬送装置20へと送られる。次に、第2搬送装置20に搬入された対象物8は、幅方向の処理室6へと送られて処理される。そして、処理完了後、対象物8は、処理室6から再び第2搬送装置20へと送られる。その後、対象物8は、第2搬送装置20から第3搬送装置30へと送られる。このように、対象物8は、搬送方向に送られつつ種々の処理を受ける。これにより、モータが組み立てられていく。なお、本実施形態では、第2搬送装置20に処理室6が接続されているが、処理室6は、第1搬送装置10、さらには第3搬送装置30にも別々に接続されていてもよい。本明細書では、第2搬送装置20に処理室6が接続されている例について説明する。
<2.第1搬送装置について>
次に、本実施形態に係る第1搬送装置10について説明する。図2は対象物8の上面図である。図3は、対象物8が搬送方向に搬送される様子を上面から見た図である。図4は、対象物8が搬送方向に搬送される様子を側面から見た図である。
第1搬送装置10は、対象物8を搬送方向に搬送する装置である。なお、搬送システム1における、第1搬送装置10と、第3搬送装置30とは、同一の装置である。第1搬送装置10は、一対の第1ガイド141と、二つの第1移動機構11と、制御部90とを有する。一対の第1ガイド141は、互いに平行に配置され、搬送方向に向けて延びる部材である。対象物8は、第1搬送装置10に搬入されると、一対の第1ガイド141上に載置される。そして、対象物8は一対の第1ガイド141上で、搬送方向に移動可能に係合される。
二つの第1移動機構11は、対象物8を保持しつつ搬送方向に送る機構である。二つの第1移動機構11は、一対の第1ガイド141にそれぞれ配置され、搬送方向に対して平行に移動する。そして、二つの第1移動機構11は、それぞれ個別に動作する。
図3(a1)に示すように、第1搬送装置10内に搬入された対象物8は、二つの第1移動機構11の少なくとも一方と、上下方向に重なり、第1移動機構11に保持される。そして、図3(a2)に示すように、対象物8を保持した第1移動機構11が、搬送方向に移動することで、対象物8は、搬送方向に送られる。このとき、対象物8は、隣接する第2搬送装置20に配置された二つの第1移動機構21の少なくとも一方と、上下方向に重なる位置まで搬送される。そして、図3(a3)に示すように、対象物8と上下方向に重なる第1移動機構21が、対象物8を保持し搬送方向に移動することで、対象物8はさらに搬送方向に送られる。その後、図3(a4)に示すように、第2搬送装置20の二つの第1移動機構21の他方が、対象物8をさらに搬送方向へ搬送する。
このように、二つの第1移動機構11が交互に動作することで、対象物8は、搬送方向の上流から下流へと搬送されていく。こうすることで、一方の第1移動機構11が、対象物8を搬送している間に、他方の第1移動機構11は、対象物8の保持を解除して初期位置へと戻ることができる。したがって、第1移動機構11が初期位置へと戻るために要する時間を、対象物8を搬送する時間とは別に確保する必要はない。これにより、複数の対象物8を効率よく搬送できる。また、一対の第1ガイド141のそれぞれに第1移動機構11が配置されているため、搬送装置間の複雑なガイド構成が不要となる。すなわち、同一の第1搬送装置10を併設するだけで、任意に搬送経路を増減することができる。したがって、複数の処理を施すためのモジュール型自動機を構成しやすくなる。
図4(b1)に示すように、本実施形態の第1移動機構11は、第1保持機構121および第1稼動機構131を有する。第1保持機構121は、対象物8を保持する機構である。第1保持機構121は、一対の第1ガイド141に沿って、それぞれ配置される。そして、第1保持機構121は、第1ガイド141に沿って、それぞれ搬送方向と平行に移動する。本実施形態では、第1保持機構121は、第1凸部122およびエアシリンダ123を有する。
図2に示すように、本実施形態の対象物8は、二つの第1凹部81を有する。第1凹部81は、貫通孔であってもよく、凹みであってもよい。対象物8が、一対の第1ガイド141上に配置されると、二つの第1凹部81のうち少なくとも一つは、一対の第1ガイド141に沿って配置された第1保持機構121の上方にそれぞれ配置される。また、第1凹部81は、第1凸部122の移動経路と上下に重なるようにそれぞれ配置される。たとえば、凸部は、凹部へ係合するピンである。
第1凸部122は、エアシリンダ123のシリンダ本体に供給される空気圧によって上下に移動する。図4(b2)に示すように、上昇した第1凸部122は、対象物8の第1凹部81に挿入される。これにより、対象物8は、搬送方向に相対移動不能に固定される。このように、第1保持機構121は、第1凸部122の上下方向の移動により、対象物8の保持および解除を切り替える。
第1稼動機構131は、第1保持機構121を搬送方向と平行に移動させる機構である。対象物8は、第1保持機構121により保持されつつ、第1保持機構121が搬送方向と平行に移動することで、搬送方向へと送られる。図4(b1)に示すように、本実施形態の第1稼動機構131は、それぞれ、駆動源であるモータ132と、ボールねじ133と、ナット部材134とを有する。
ボールねじ133は、第1移動機構11における対象物8の移動方向と平行に延び、その一端がモータ132に接続されている。ナット部材134は、ボールねじ133の外周面に設けられた螺旋状のねじ溝と噛み合うように、ボールねじ133に取り付けられている。ナット部材134の上方には、第1保持機構121が固定されている。モータ132を駆動させると、ボールねじ133がその軸心周りに回転する。これにより、ナット部材134が、ボールねじ133に沿って移動する。すなわち、モータ132の回転運動が、ボールねじ133を介してナット部材134の直進運動に変換される。
図4(b3)に示すように、第1凸部122が第1凹部81に挿入された状態で、モータ132を駆動させると、ナット部材134に固定された第1保持機構121とともに対象物8が、ボールねじ133と平行に移動する。これにより、対象物8は、搬送方向に送られる。また、エアシリンダ123により第1凸部122を下降させると、第1凹部81から、第1凸部122が引き抜かれる。その結果、対象物8の固定が解除される。そして、モータ132を駆動させることで、第1保持機構121はボールねじ133と平行に移動し、初期位置へと戻る。
<3.第2搬送装置について>
次に、第2搬送装置20について説明する。第2搬送装置20は、対象物8を搬送方向または幅方向に搬送する装置である。図1に示すように、第2搬送装置20は、一対の第1ガイド241、第1移動機構21、第2移動機構22、第3移動機構23、および制御部90を有する。なお、第1移動機構21の構成は上記の第1移動機構11と同様であるため、説明を省略する。また、一対の第1ガイド241は、併設された第1搬送装置10の第1ガイド141と、第3搬送装置30の第1ガイド341との間において、搬送方向に向けて延びる。
第2移動機構22は、対象物8を保持しつつ幅方向に送る機構である。図5は、対象物8が幅方向に搬送される様子を示す図である。図5(c1)に示すように、本実施形態の第2移動機構22は、第2保持機構232および第2稼動機構242を有する。第2保持機構232は、幅方向の移動時に、対象物8を保持する機構である。第2保持機構232は、第2凸部233およびエアシリンダ234を有する。第2凸部233は、エアシリンダ234のシリンダ本体に供給される空気圧によって上下に移動する。
図2に示すように、本実施形態の対象物8は、第2凹部82を有する。対象物8が、第2搬送装置20の第1ガイド241上の搬送方向の略中央に配置されると、第2凹部82は、第2保持機構232の下方に配置される。また、第2凹部82は、第2凸部233と上下に重なる。エアシリンダ234により第2凸部233が下降すると、下降した第2凸部233は、対象物8の第2凹部82に挿入される。これにより、対象物8は、第2保持機構232に対して、幅方向に相対移動不能に固定される。また、エアシリンダ234により第2凸部233が上昇すると、第2凹部82から、第2凸部233が引き抜かれる。このように、第2凸部233を第2凹部82に対して、上下方向に移動させることで、対象物8の保持状態と解除状態とを容易に切り替えることができる。
第2稼動機構242は、第2保持機構232を幅方向に移動させる機構である。図5(c1)に示すように、本実施形態の第2稼動機構242は、稼動部である幅方向に伸縮するエアシリンダ243によって構成される。第2保持機構232は、エアシリンダ243の幅方向への伸縮に伴って、幅方向に移動する。特に、本実施形態の第2稼動機構242は、直列に接続された二つのエアシリンダ243を有する。第2保持機構232は、二つのエアシリンダ243の伸縮量の合計値に応じて、幅方向に移動する。また、第2稼動機構242の二つのエアシリンダ243は、上下に重ねられて配置される。このように、二つのエアシリンダ243を上下に重ねることで、第2稼動機構242の装置面積を小さくすることができる。さらに、上下に重ねられたエアシリンダ243を伸縮させることで、第2保持機構232の幅方向への移動距離を長くすることができる。なお、上下に重ねられるエアシリンダ243の数は、三つ以上であってもよい。また、エアシリンダ243の数は、一つであってもよい。
第3移動機構23は、対象物8を保持しつつ高さ方向に移動させる機構である。図1に示すように、第3移動機構23は、二つの第1移動機構21の間に配置される。図5(c1)に示すように、本実施形態の第3移動機構23は、第3保持機構253と、第3稼動機構263とを有する。第3保持機構253は、対象物8の裏面を二箇所以上において支持する。これにより、対象物8は、第3保持機構253に対して、高さ方向に相対移動不能に固定される。第3保持機構253は、第3稼動機構263であるエアシリンダのシリンダ本体に供給される空気圧によって上下に移動する。対象物8は、第3保持機構253に支持されつつ、第3保持機構253が上下に移動することで、高さ方向に移動する。
なお、本実施形態では、第3移動機構23は、対象物8の裏面を二箇所において支持する。これにより、対象物8を安定的に高さ方向に移動させることができる。ただし、第3移動機構23が対象物8を支持する箇所は一つであってもよく、三つ以上であってもよい。
図5(c2)に示すように、第2搬送装置20によって対象物8が幅方向に搬送されるときは、先ず、第3移動機構23が対象物8を上昇させる。第2搬送装置20に併設された処理室6には、幅方向に平行に延びる一対の第2ガイド62が設けられている。一対の第2ガイド62は、第1ガイド241より上方に配置される。第3移動機構23は、対象物8を第2ガイド62上に載置できる位置まで上昇させる。
次に、図5(c3)に示すように、第2凸部233を下降させる。下降した第2凸部233は、対象物8の第2凹部82に挿入される。これにより、対象物8は、第2保持機構232に対して、幅方向に相対移動不能に固定される。そして、図5(c4)に示すように、上下に重ねられたエアシリンダ243のうち、下方のエアシリンダ243aが幅方向に伸びる。これにより、対象物8は幅方向に移動し、対象物8の少なくとも一部が、第2ガイド62上に載置される。そうすると、対象物8は、一対の第2ガイド62上で、幅方向に移動可能に係合される。
その後、図5(c5)に示すように、上下に重ねられたエアシリンダ243のうち、上方のエアシリンダ243bが幅方向に伸びる。これにより、対象物8が、第2ガイド62に沿って、さらに幅方向に移動して、処理室6へと送られる。そして、対象物8の処理が終了すると、上段および下段のエアシリンダ243a,bが縮み、対象物8は再び第2搬送装置20へと戻される。そして、第3移動機構23は、対象物8を下降させる。そうすると、対象物8は、第2搬送装置20の第1ガイド上に載置され、搬送方向に移動可能に係合される。そして、対象物8は、第2搬送装置20の第1移動機構21によって、第3搬送装置30へと搬送される。
また、図1に示すように、本実施形態の第2搬送装置20は、支持部27をさらに有する。支持部27は、二つの第1移動機構21の間に配置される。支持部27は、例えば、エアシリンダ(図示省略)と接続され、シリンダ本体に供給される空気圧によって上下に移動する。上昇した支持部27は、対象物8の下面と接触し対象物8を支持する。これにより、対象物8が重量物であっても搬送することができる。また、第2搬送装置20内で、対象物8に対して、圧入などの高さ方向に力が加わる処理を施すことができる。
また、本実施形態の支持部27は回転機構271を有する。回転機構271は、例えば、モータと接続され、モータの動力源によって支持部27を上下に延びる軸を中心に回転させる。これにより、対象物8は、第2搬送装置20内で搬送方向に対する向きを変えることができる。つまり、対象物8を処理室6へ搬送する際に、回転機構271によって対象物8の向きを変えることによって、異なった向きで対象物8を処理室6へ搬送することができる。
<4.制御部について>
次に、制御部90について説明する。制御部90は、搬送システム1内の第1搬送装置10、第2搬送装置20、および第3搬送装置30の各部を動作制御するための手段である。図1中に概念的に示したように、制御部90は、マイクロプロセッサ等の演算処理部91、RAM等のメモリ92、および不揮発性半導体メモリ等の記憶部93を有するプログラマブルロジックコントローラにより構成される。記憶部93内には、対象物8の搬送処理を実行するための制御プログラム94が、インストールされている。
図6は、制御部90と、搬送システム1内の各部との接続構成を示したブロック図である。図6に示すように、制御部90は、第1搬送装置10の第1移動機構11のモータ132、第1移動機構11のエアシリンダ123、第2搬送装置20の第1移動機構21のモータ235、第1移動機構21のエアシリンダ、第2移動機構22の第2保持機構232のエアシリンダ234、第2稼動機構242のエアシリンダ243、第3移動機構23のエアシリンダ、支持部27のエアシリンダ、支持部27の回転機構271のモータ、第3搬送装置30の第1移動機構31のモータ332および第1移動機構31のエアシリンダ323、それぞれ通信可能に接続されている。制御部90は、記憶部93に記憶された制御プログラム94をメモリ92に一時的に読み出し、当該制御プログラム94に基づいて、演算処理部91が演算処理を行うことにより、上記の各部を動作制御する。これにより、複数の対象物8が順次搬送される。
<5.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、搬送システム1内において、第1搬送装置、第2搬送装置および第3搬送装置の三つの搬送装置が併設されていた。しかしながら、搬送システム内において併設されている搬送装置の数は、四つ以上であってもよく、二つ以下であってもよい。また、第2搬送装置は、搬送システムの幅方向に併設された他の搬送システムに対象物を送るものであってもよい。
上記の実施形態では、二つの第1移動機構は、それぞれ交互に移動し、対象物を搬送方向に搬送していた。しかしながら、二つの第1移動機構は、同時に搬送方向に移動して対象物を搬送方向に搬送してもよい。これにより、対象物が重量物であっても搬送方向に搬送することができる。
また、上記の実施形態では、第1移動機構の稼動機構に、ボールねじとナット部材による、ボールねじ機構が用いられていた。しかしながら、第1稼動機構に、エアシリンダやベルト駆動機構等の他の機構が用いられてもよい。
また、上記の実施形態では、第1凸部および第2凸部を上下動させるために、エアシリンダが用いられていた。しかしながら、第1凸部および第2凸部は、ボールねじ機構等、他の機構によって上下動するものであってもよい。
また、上記の実施形態では、第3保持機構を上下動させる第3稼動機構にはエアシリンダが用いられていた。しかしながら、第3稼動機構には、ボールねじ機構等の他の機構が用いられてもよい。
また、上記の実施形態では、第2稼動機構は、エアシリンダによって構成されていた。しかしながら、第2稼動機構は、ボールねじ機構等の他の機構によって構成されてもよい。そして、第2稼動機構は、二つ以上のボールねじ機構が上下に重ねられることで、構成されてもよい。
また、上記の実施形態では、第1保持機構および第2保持機構は、凸部を対象物の凹部に挿入することで対象物を保持していた。しかしながら、第1保持機構および第2保持機構は、他の手法によって、対象物を保持してもよい。第1保持機構および第2保持機構は、例えば、フック機構によって対象物を引っ掛けて保持してもよい。また、第1保持機構および第2保持機構は、磁石等を用いた吸着機構によって対象物を吸着して保持してもよい。
また、上記の実施形態では、プレート状の対象物8を搬送する場合について説明した。しかしながら、本発明の搬送装置は、他の形状の対象物を搬送する装置であってもよい。また、上記の実施形態では、対象物8自体に第1凹部81および第2凹部82が設けられていた。しかしながら、本発明の搬送装置は、第1凹部および第2凹部を有するプレートの上面に、対象物を載置して搬送する装置であってもよい。
搬送装置の各部を実現するための具体的な構成については、上記の実施形態に示された構成と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、搬送装置に利用できる。
1 搬送システム
6 処理室
8 対象物
10 第1搬送装置
11 第1移動機構
13 第1凹部
20 第2搬送装置
21 第1移動機構
22 第2移動機構
23 第3移動機構
27 支持部
30 第3搬送装置
31 第1移動機構
62 第2ガイド
81 第1凹部
82 第2凹部
90 制御部
121 第1保持機構
122 第1凸部
123 エアシリンダ
131 第1稼動機構
132 モータ
133 ボールねじ
134 ナット部材
141 第1ガイド
232 第2保持機構
235 モータ
233 第2凸部
234 エアシリンダ
241 第1ガイド
242 第2稼動機構
243 エアシリンダ
253 第3保持機構
263 第3稼動機構
271 回転機構
341 第1ガイド

Claims (14)

  1. 対象物を搬送方向に搬送する搬送装置であって、
    前記対象物を搬送方向に移動させる二つの第1移動機構と、
    前記第1移動機構を制御する制御部と、
    を有し、
    前記二つの第1移動機構は、搬送方向に対して平行に移動するように配置され、
    前記制御部は、前記二つの第1移動機構を、それぞれ個別または同時に制御する搬送装置。
  2. 請求項1に記載の搬送装置であって、
    前記制御部は、前記二つの第1移動機構の一方により前記対象物を搬送方向下流側に移動させた後、前記二つの第1移動機構の他方により前記対象物をさらに搬送方向下流側に移動させる搬送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の搬送装置であって、
    前記第1移動機構は、
    前記対象物を保持する第1保持機構と、
    前記第1保持機構を搬送方向に沿って移動させる第1稼動機構と、
    を有する搬送装置。
  4. 請求項3に記載の搬送装置であって、
    前記第1保持機構は、搬送方向に直交する上下方向の移動により、前記対象物の保持および解除を切り替える搬送装置。
  5. 請求項4に記載の搬送装置であって、
    前記対象物は、第1凹部を有し、
    前記第1保持機構は、第1凸部を有し、
    前記第1凸部が前記第1凹部に挿入されることで前記対象物が保持される搬送装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の搬送装置であって、
    前記対象物を、搬送方向と水平方向に直交する搬出方向に移動させる、第2移動機構をさらに有し、
    前記制御部は、前記第2移動機構をさらに制御する搬送装置。
  7. 請求項6に記載の搬送装置であって、
    前記第2移動機構は、
    前記対象物を保持する第2保持機構と、
    前記第2保持機構を搬出方向に沿って移動させる第2稼動機構と、
    を有し、
    前記第2稼動機構は、少なくとも一つの第2稼動部を有する搬送装置。
  8. 請求項7に記載の搬送装置であって、
    前記第2稼動機構は、搬出方向に稼動する、二つの前記第2稼動部が上下に配置される搬送装置。
  9. 請求項7に記載の搬送装置であって、
    前記第2保持機構は、搬送方向に直交する上下方向の移動により、前記対象物の保持および解除を切り替える搬送装置。
  10. 請求項9に記載の搬送装置であって、
    前記対象物は、複数の第2凹部を有し、
    前記第2保持機構は、第2凸部を有し、
    前記第2凸部が前記第2凹部に挿入されることで前記対象物が保持される搬送装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の搬送装置であって、
    前記二つの第1移動機構の間に配置され、前記対象物を搬送方向に直交する上下方向に移動させる一つ以上の第3移動機構をさらに有し、
    前記制御部は前記第3移動機構をさらに制御する搬送装置。
  12. 請求項11に記載の搬送装置であって、
    前記第3移動機構は、前記対象物を少なくとも一箇所支持する第3保持機構と、
    前記第3保持機構を上下方向に移動させる第3稼動機構と、
    を有する搬送装置。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の搬送装置であって、
    前記二つの第1移動機構の間に配置され、前記対象物の下面を支持する支持部をさらに有し、
    前記制御部は前記支持部をさらに制御する搬送装置。
  14. 請求項13に記載の搬送装置であって、
    前記支持部は、前記対象物を上下に延びる軸を中心に回転させる回転機構を有する搬送装置。
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