JP2017119006A - 風呂蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】風呂蓋の両面における被覆部でのすべり易さが異なり、利便性を向上することができる風呂蓋を提供する。【解決手段】風呂蓋100は、板状の蓋本体1と、蓋本体1の両面の縁部を覆う被覆材2とを備える。被覆材2の被覆部21および被覆部22において、各被覆部における蓋本体1の一面側の縁部を覆う第1部分の硬度は、それぞれ他面側の縁部を覆う第2部分の硬度よりも高い。【選択図】図3

Description

本発明は、浴槽の上に載せる風呂蓋に関する。
風呂蓋は、保温性を高めるべく発泡樹脂等の断熱素材からなる芯材を有する蓋本体と、蓋本体の両面の縁部および外周端面を覆って補強する被覆部とから構成されている。
例えば、特許文献1には、蓋本体と一体成形されたウレタン樹脂製の被覆部を有し、被覆部の表面に微小な凹凸を設けてすべり止めとした風呂蓋が開示されている。
特開平7−313390号公報
しかしながら、特許文献1に記載の風呂蓋は、風呂蓋の多機能化、例えば座面やテーブルとしての利用性については検討されておらず、風呂蓋を被覆部で浴槽の上部に載せてすべり易い状態で利用したい場合には利便性を欠くという問題点があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、風呂蓋の両面における被覆部でのすべり易さが異なり、利便性を向上することができる風呂蓋を提供することにある。
本発明に係る風呂蓋は、板状の蓋本体と、該蓋本体の両面の縁部を覆う被覆材と、を備え、前記被覆材は、前記蓋本体の一面側の縁部を覆う第1部分の硬度が、他面側の縁部を覆う第2部分の硬度よりも高いことを特徴とする。
本発明にあっては、第1部分の硬度が第2部分の硬度よりも高いため、第1部分を浴槽の上部に接触させた状態で風呂蓋がすべり易く、第2部分を浴槽の上部に接触させた状態で風呂蓋がすべり難くなるので、風呂蓋の利便性が向上する。
本発明に係る風呂蓋は、板状の蓋本体と、該蓋本体の両面の縁部を覆う被覆材と、を備え、前記被覆材は、前記蓋本体の一面側の縁部を覆う第1部分の表面が平坦状をなし、前記蓋本体の他面側の縁部を覆う第2部分の表面に凹凸が設けられていることを特徴とする。
本発明にあっては、第1部分の表面が平坦状であるため、第1部分を浴槽の上部に接触させた状態で風呂蓋がすべり易く、第2部分の表面に凹凸が設けられているため、第2部分を浴槽の上部に接触させた状態で風呂蓋がすべり難くなるので、風呂蓋の利便性が向上する。
本発明によれば、風呂蓋の両面における被覆部でのすべり易さが異なり、風呂蓋の利便性を向上することができる。
実施形態に係る風呂蓋の使用状態を示す斜視図である。 実施形態に係る風呂蓋を載せる浴槽の外観を示す斜視図である。 実施形態に係る風呂蓋の外観を示す斜視図である。 風呂蓋の平面図である。 図4のA−A線による風呂蓋の断面図である。 図4のB−B線による風呂蓋の断面図である。 風呂蓋に着座して使用する場合の使用状態を示す模式図である。 風呂蓋をテーブルとして使用する場合の使用状態を示す模式図である。 変形例に係る被覆材の模式図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図1から図9を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は本発明の実施形態に係る風呂蓋100の使用状態を示す斜視図であり、図2は本発明の実施形態に係る風呂蓋100を載せる浴槽110の外観を示す斜視図である。風呂蓋100は、浴槽110の上部に載せられ、図示しない他の風呂蓋とともに浴槽110に溜めた湯を保温する。風呂蓋100は、湯の保温以外にユーザが着座したり、テーブル代わりとしても使用される。浴槽110は、上部のフランジ部112の内側にフランジ部112から1段下がったフランジ段部114が周状に設けられている。風呂蓋100は、浴槽110のフランジ段部114に載せられる。風呂蓋100は、洗い場に設けられたカウンター116とほぼ同じ高さにあり、浴槽110の長手方向の端部115に寄せて位置させた状態で、ユーザが風呂蓋100およびカウンター116間を移乗して動作するのに適する。
図3は本発明の実施形態に係る風呂蓋100の外観を示す斜視図であり、図4は風呂蓋100の平面図であり、図5は図4に示すA−A線による風呂蓋100の断面図である。図6は図4に示すB−B線による風呂蓋100の断面図である。風呂蓋100は、矩形板状をなす蓋本体1と、蓋本体1の両面の縁部および外周端面を覆う被覆材2とを備える。
蓋本体1は、芯材11、表面材12及び13、並びにクッション材14を有する。芯材11は、発泡ポリスチレン等の発泡樹脂製であり、浴槽110に溜めた湯の保温性を高めるため適度な厚みを有する矩形板状をなす。表面材12は、ガラス繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化樹脂(FRP)の薄板であり、芯材11の厚み方向の一面側を覆う。表面材13は、ガラス繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化樹脂(FRP)の薄板の表面に保護膜としてポリプロピレン製シートを貼り付けてあり、芯材11の厚み方向の他面側を覆う。ポリプロピレン製シートは、例えば革シボ調の表面加工を施し、意匠性を高めてある。
クッション材14は発泡ポリエチレン等の発泡樹脂製であり、芯材11の一面側を覆うように設けられている。クッション材14は、縁部において、長辺1辺に沿う隆起部14aおよび短辺2辺に沿う隆起部14bを有する。隆起部14aおよび14bは連続している。クッション材14は、隆起部14aを設けた長辺に対向する長辺の縁部においては、隆起部分を有しない。クッション材14表面の隆起は、平面図で見て、全体としてC字状をなす。隆起部14aおよび14bは、視覚的に着座の方向性を示すとともに、ユーザの座り心地を良くしている。尚、クッション材14は、例えば革シボ調の表面加工を施し、意匠性を高めてある。
被覆材2は、風呂蓋100の短辺2辺に沿って延びる被覆部21、風呂蓋100の長辺1辺に沿って延びる被覆部22、該長辺に対向する長辺1辺に沿って延びる被覆部23で構成される。図5を参照し、被覆部21について説明する。被覆部21は、第1部分21a、第2部分21b、端面被覆部21c、および補強部21dを有する。端面被覆部21cは、蓋本体1の厚み方向の幅を有して蓋本体1の短辺に沿って延びる板状をなし、蓋本体1の外周端面を覆う。
第1部分21aは、端面被覆部21cにおける蓋本体1の厚み方向の一端から蓋本体1の内向きに屈曲し、蓋本体1の短辺に沿って延びる板状をなし、蓋本体1のクッション材14表面の縁部を覆う。また、第2部分21bは、端面被覆部21cにおける蓋本体1の厚み方向の他端から蓋本体1の内向きに屈曲し、蓋本体1の短辺に沿って延びる板状をなし、蓋本体1の表面材13表面の縁部を覆う。図5に示す断面において、第1部分21aにおける端面被覆部21cの一端に連なる基端部から先端部までの寸法は、第2部分21bにおける端面被覆部21cの他端に連なる基端部から先端部までの寸法よりも大きい。
第1部分21aは、風呂蓋100の外周面となる面と、蓋本体1のクッション材14を覆う部分の表面とが交差する角部31aに丸みを持たせてある。また、第2部分21bは、風呂蓋100の外周面となる面と、蓋本体1の表面材13を覆う部分の表面とが交差する角部31bに丸みを持たせてある。第1部分21aの角部31aの丸みは、第2部分21bの角部31bの丸みと同程度である。
補強部21dは、蓋本体1の厚み方向に幅を有して蓋本体1の短辺に沿って延びる板状をなし、端面被覆部21cの内面側に設けられる。第1部分21a、第2部分21bおよび補強部21dは、それぞれの蓋本体1との接触面において、蓋本体1の芯材11の外周端面に接着剤を用いて貼り付けられる。クッション材14の縁は、第1部分21aの弾性力によって厚み方向に押圧されている。
第1部分21a、第2部分21b、端面被覆部21cおよび補強部21dは、例えばオレフィン系エラストマーで構成し、含有するポリプロピレンの量によって、各部位の用途に応じた硬度とする。第1部分21aの硬度は、第2部分21bの硬度よりも高くする。具体的には、第1部分21aは、JIS K6253に従うショアA硬度を90以上とし、第2部分21bは、JIS K6253に従うショアA硬度を80以上90未満とする。端面被覆部21cの硬度は、第1部分21aの硬度と同じとする。
第1部分21a、第2部分21b、端面被覆部21cおよび補強部21dは、押出しまたは射出により一体成形するか、若しくはそれぞれ別体で成形したものを接着剤で貼り合わせてもよい。また、部分的に組み合わせた成形品を接着剤で貼り合わせるようにしてもよい。
次に図6を参照し、被覆部22および被覆部23について説明する。被覆部22は、第1部分22a、第2部分22b、端面被覆部22cおよび補強部22dを有する。被覆部23は、第1部分23a、第2部分23b、端面被覆部23cおよび補強部23dを有する。端面被覆部22cおよび23cは、蓋本体1の厚み方向の幅を有して蓋本体1の長辺に沿って延びる板状をなし、蓋本体1の外周端面を覆う。
第1部分22aおよび23aは、それぞれ端面被覆部22cおよび23cにおける蓋本体1の厚み方向の一端から蓋本体1の内向きに屈曲し、蓋本体1の長辺に沿って延びる板状をなし、蓋本体1のクッション材14表面の縁部を覆う。また、第2部分22bおよび23bは、それぞれ端面被覆部22cおよび23cにおける蓋本体1の厚み方向の他端から蓋本体1の内向きに屈曲し、蓋本体1の長辺に沿って延びる板状をなし、蓋本体1の表面材13表面の縁部を覆う。
図6に示す断面において、第1部分22aにおける端面被覆部22cの一端に連なる基端部から先端部までの寸法は、第2部分22bにおける端面被覆部22cの他端に連なる基端部から先端部までの寸法よりも大きい。また、第1部分23aにおける端面被覆部23cの一端に連なる基端部から先端部までの寸法は、第2部分23bにおける端面被覆部23cの他端に連なる基端部から先端部までの寸法よりも大きい。
第1部分22aおよび23aは、それぞれ風呂蓋100の外周面となる面と、蓋本体1のクッション材14を覆う部分の表面とが交差する角部32aおよび33aに丸みを持たせてある。また、第2部分22bおよび23bは、それぞれ風呂蓋100の外周面となる面と、蓋本体1の表面材13を覆う部分の表面とが交差する角部32bおよび33bに丸みを持たせてある。
被覆部22において、第1部分22aの角部32aの丸みは、第2部分22bの角部32bの丸みと同程度である。また被覆部23において、第1部分23aの角部33aの丸みは、第2部分23bの角部33bの丸みと同程度である。被覆部23と被覆部22とを比較すると、角部33aの丸みは角部32aの丸みよりも大きく、角部33bの丸みは角部32bの丸みよりも大きい。
補強部22dおよび23dは、それぞれ蓋本体1の厚み方向に幅を有して蓋本体1の長辺に沿って延びる板状をなし、端面被覆部22cおよび23cの内面側に設けられる。第1部分22a、第2部分22bおよび補強部22dは、それぞれの蓋本体1との接触面において、蓋本体1の芯材11の外周端面に接着剤を用いて貼り付けられる。また、第1部分23a、第2部分23bおよび補強部23dは、それぞれの蓋本体1との接触面において、蓋本体1の芯材11の外周端面に接着剤を用いて貼り付けられる。クッション材14の縁は、第1部分22aおよび23aの弾性力によって厚み方向に押圧されている。
第1部分22aおよび23a、第2部分22bおよび23b、端面被覆部22cおよび23c、並びに補強部22dおよび23dは、例えばオレフィン系エラストマーで構成し、含有するポリプロピレンの量によって、各部位の用途に応じた硬度とする。被覆部22において、第1部分22aの硬度は、第2部分22bの硬度よりも高くする。具体的には、第1部分22aは、JIS K6253に従うショアA硬度を90以上とし、第2部分22bは、JIS K6253に従うショアA硬度を80以上90未満とする。端面被覆部22cの硬度は、第1部分22aの硬度と同じとする。
同様に、被覆部23において、第1部分23aの硬度は、第2部分23bの硬度よりも高くする。具体的には、第1部分23aは、JIS K6253に従うショアA硬度を90以上とし、第2部分23bは、JIS K6253に従うショアA硬度を80以上90未満とする。端面被覆部23cの硬度は、第1部分23aの硬度と同じとする。
被覆部22において、第1部分22a、第2部分22b、端面被覆部22cおよび補強部22dは、押出しまたは射出により一体成形するか、若しくはそれぞれ別体で成形したものを接着剤で貼り合わせてもよい。被覆部23において、第1部分23a、第2部分23b、端面被覆部23cおよび補強部23dは、押出しまたは射出により一体成形するか、若しくはそれぞれ別体で成形したものを接着剤で貼り合わせてもよい。また、部分的に組み合わせた成形品を接着剤で貼り合わせるようにしてもよい。
次に、風呂蓋100の動作について説明する。図7は風呂蓋100に着座して使用する場合の使用状態を示す模式図であり、図8は風呂蓋100をテーブルとして使用する場合の使用状態を示す模式図である。
図7に示すように、風呂蓋100にユーザが着座して使用する場合、風呂蓋100は、クッション材14側を上にして浴槽110のフランジ段部114に載せる。クッション材14は、ユーザが風呂蓋100に着座したときに、適度な反発力で体重を支え、長時間の着座を可能にする。また、蓋本体1は、芯材11の厚み方向の両面を繊維強化樹脂製の表面材12および13で覆っているので、強度が高く、ユーザの体重に耐える。また、被覆材2は、補強部21d、22dおよび23dを有し、蓋本体1の撓みを抑える。クッション材14の表面に革シボ調などの表面加工を施し、ユーザとの接触面を減らすような微細な凹凸があると、座った時に冷やっとする感覚を抑えることもできる。
風呂蓋100は、被覆材2における被覆部21の第2部材21bの表面がフランジ段部114に接触する。第2部材21bは、第1部材21aよりも硬度が低いため、風呂蓋100にユーザが着座したときの重みで、表面がフランジ段部114に圧接されて変形し、フランジ段部114との接触面積が増加する。風呂蓋100は、第2部材21bとフランジ段部114との接触面積が増加することによって、フランジ段部114の面に沿う方向に対してすべり難く安定性が高くなるので、風呂蓋100のずれを直す手間が掛からず利便性が向上する。
また図7に示すように、風呂蓋100を浴槽110の長手方向の端部115に寄せて使用する場合、風呂蓋100は、被覆材2における被覆部22の第2部材22bの表面もフランジ段部114に接触する。第2部材22bは、第1部材22aよりも硬度が低いため、風呂蓋100にユーザが着座したときの重みで、表面がフランジ段部114に圧接されて変形し、フランジ段部114との接触面積が増加する。風呂蓋100は、第2部材22bとフランジ段部114との接触面積が増加することによって、フランジ段部114の面に沿う方向に対してすべり難く安定性が高くなるので、風呂蓋100のずれを直す手間が掛からず利便性が向上する。
クッション材14の隆起部14aおよび14bは、上述のとおり、平面図で見て全体としてC字状をなし、視覚的に着座の方向性を示す。即ち、隆起部14aおよび14bは、隆起部14aを背中側にして着座することで、座り易くなる印象をユーザに与える。ユーザが隆起部14aを背中側にして着座したとき、大腿部は、縁部に沿って隆起のないクッション材14の長辺に位置し、被覆材2の被覆部23に接触する。被覆部23は、被覆部22に比較して、角部33aの丸みが角部32aの丸みよりも大きいので、大腿部が角部33aから受ける痛みが軽減される。
被覆材2の被覆部21において、第1部分21aにおける端面被覆部21cの一端に連なる基端部から先端部までの寸法は、第2部分21bにおける端面被覆部21cの他端に連なる基端部から先端部までの寸法よりも大きい。これにより、第1部分21aは、クッション材14の捲れの防止に適する。被覆材2の被覆部22および23においても、被覆部21と同様に構成されているので、第1部分22aおよび23aは、クッション材14の捲れの防止に適する。
図8に示すように、風呂蓋100をテーブルとして使用する場合、風呂蓋100は、表面材13側を上にして浴槽110のフランジ段部114に載せる。風呂蓋100は、被覆材2における被覆部21の第1部材21aの表面がフランジ段部114に接触する。第1部材21aは、第2部材21bよりも硬度が高いため、風呂蓋100をフランジ段部114に載せた状態では表面が変形し難く、フランジ段部114との接触面積の増加が抑制される。風呂蓋100は、第1部材21aとフランジ段部114との接触面積の増加が抑制されることによって、フランジ段部114の面に沿う方向に対してすべり易い。風呂蓋100は、フランジ段部114の上ですべり易いので、ユーザがテーブルとして利用する際に、容易に手前に近づけたり、遠ざけたりすることが可能であり、利便性が向上する。
また、表面材13側を上にして、風呂蓋100を浴槽110のフランジ段部114に載せ、風呂蓋100を浴槽110の長手方向の端部115に寄せて位置させた状態では、被覆材2における被覆部22の第1部材22aの表面がフランジ段部114に接触する。被覆部22の第1部材22aは、第2部材22bよりも硬度が高いため、風呂蓋100をフランジ段部114に載せた状態では表面が変形し難く、フランジ段部114との接触面積の増加が抑制される。風呂蓋100は、第1部材22aとフランジ段部114との接触面積の増加が抑制されることによって、フランジ段部114の面に沿う方向に対してすべり易い。風呂蓋100は、フランジ段部114の上ですべり易いので、ユーザがテーブルとして利用する際に、容易に手前に近づけたり、遠ざけたりすることが可能であり、利便性が向上する。
被覆材2の被覆部23は、被覆部22と比較して、角部33bの丸みが角部32bの丸みよりも大きく、第2部分23bの硬度が第1部分23aの硬度よりも低いので、テーブルとして使用する際に、被覆部23へ腕をもたせかけたときに、腕が角部33bから受ける痛みが軽減される。
被覆材2の被覆部21および22において、第1部分21aおよび22aの硬度をJIS K6253に従うショアA硬度を90以上とすることによって、フランジ段部114で風呂蓋100がすべり易くなる。更に、第1部分21aおよび22aは、手指の爪等が当たったときに表面に傷がつき難く、クッション材14の捲れを防止する。端面被覆部21cおよび22cの硬度をそれぞれ第1部分21aおよび22aの硬度と同じとすることにより、端面被覆部21cおよび22cに手指の爪等が当たったとき表面への傷がつき難く、風呂蓋100を縦置きしたときに相手側と接触する部分での傷もつき難くなる。
また、第2部分21bおよび22bは、JIS K6253に従うショアA硬度を80以上90未満とすることによって、フランジ段部114で風呂蓋100がすべり難くなる。第2部分21bおよび22bは、80以上のショアA硬度にすることで、フランジ段部114と擦れて生じる摩耗、および腐食によって生じる材質の劣化が防止される。
被覆材2の被覆部23において、第1部分23aの硬度をJIS K6253に従うショアA硬度を90以上とすることによって、第1部分23aに手指の爪等が当たったときに表面に傷がつき難く、クッション材14の捲れを防止する。端面被覆部23cの硬度を第1部分23aの硬度と同じとすることにより、端面被覆部23cに手指の爪等が当たったとき表面への傷がつき難く、風呂蓋100を縦置きしたときに相手側と接触する部分での傷もつき難くなる。
また、第2部分23bは、JIS K6253に従うショアA硬度を80以上90未満とすることによって、腕をもたせかけたときに、腕が角部33bから受ける痛みが軽減される。第2部分23bは、80以上のショアA硬度にすることで、フランジ段部114と擦れて生じる摩耗、および腐食によって生じる材質の劣化が防止される。
次に、風呂蓋100の特徴を説明する。
本発明の実施形態の風呂蓋100は、板状の蓋本体1と、蓋本体1の両面の縁部を覆う被覆材2とを備える。被覆材2の被覆部21および22において、各被覆部における蓋本体1の一面側の縁部を覆う第1部分21aおよび22aの硬度は、それぞれ他面側の縁部を覆う第2部分21bおよび22bの硬度よりも高い。これにより、被覆部21の第1部分21aを浴槽110上部のフランジ段部114に接触させた状態で風呂蓋100がすべり易く、第2部分21bを浴槽110上部のフランジ段部114に接触させた状態で風呂蓋100がすべり難くなるので、風呂蓋100の利便性が向上する。また、被覆部22の第1部分22aを浴槽110上部のフランジ段部114に接触させた状態で風呂蓋100がすべり易く、第2部分22bを浴槽110上部のフランジ段部114に接触させた状態で風呂蓋100がすべり難くなるので、風呂蓋100の利便性が向上する。なお、被覆材2は、第1部分21aおよび22a、並びに第2部分21bおよび22bを有していれば、蓋本体1の外周端面を覆う部分がない構成であっても良いし、上述のように被覆材2が端面被覆部21cおよび22cを有する構成であっても良い。
また、風呂蓋100では、第1部分21aおよび22aが90以上のショアA硬度を有し、第2部分21bおよび22bが80以上90未満のショアA硬度を有する。これにより、第1部分21aおよび22aは、手指の爪等が当たったときに表面に傷がつき難く、クッション材14の捲れを防止する。また、第2部分21bおよび22bは、80以上のショアA硬度にすることで、フランジ段部114と擦れて生じる摩耗、および腐食によって生じる材質の劣化が防止される。
また、風呂蓋100では、被覆材2が蓋本体1の外周端面を覆う端面被覆部21cおよび22cを有する。端面被覆部21cおよび22cの硬度は、それぞれ第1部分21aおよび22aの硬度と同じである。これにより、端面被覆部21cおよび22cに手指の爪等が当たったとき表面への傷がつき難く、風呂蓋100を縦置きしたときに相手側と接触する部分での傷もつき難くなる。
また、風呂蓋100では、蓋本体1が芯材11および芯材11の一面側を覆うクッション材14を有するので、浴槽110に溜めた湯の保温性が高く、ユーザが風呂蓋100に着座したときに、適度な反発力で体重を支え、長時間の着座を可能にする。
次に変形例について説明する。図9は変形例に係る被覆材2の模式図である。図9は被覆材2の被覆部21について示すが、被覆部22についても同様であり簡潔化のため図示を省略する。変形例に係る被覆材2は、上述の実施形態と同様に被覆部21、22および23を有するが、被覆部21の第2部材21bおよび被覆部22の第2部材22bの表面に微小な凹凸を設けたものである。一方、被覆部21の第1部材21aおよび被覆部22の第1部材22aの表面は、平坦状とする。第1部材21aおよび22aの硬度、並びに第2部材21bおよび22bの硬度は、上述の実施形態と同様とする。
第2部材21bおよび22bは、微小な凹凸を設けることによって接触する浴槽110のフランジ段部114との摩擦が大きくなる。風呂蓋100は、クッション材14を上にして浴槽110上部のフランジ段部114に載せたとき、第2部材21bおよび22bがフランジ段部114に接触し、第2部材21bおよび22bに設けた微小な凹凸により摩擦が大きくすべり難い。一方、風呂蓋100は、表面材13を上にして浴槽110上部のフランジ段部114に載せたとき、第1部材21aおよび22aがフランジ段部114に接触し、第1部材21aおよび22aの表面が平坦状であるために摩擦が小さくすべり易い。
また、被覆部21の第2部材21bおよび被覆部22の第2部材22bの表面に微小な凹凸を設け、第1部材21aおよび22aの表面を平坦状とし、第2部材21bおよび22bの硬度を第1部材21aおよび22aの硬度と同じとしてもよい。この場合、第1部材21aおよび22a、並びに第2部材21bおよび22bの硬度は、JIS K6253に従うショアA硬度を90以上とする。第2部材21bおよび22bの硬度が第1部材21aおよび22aの硬度と同じであっても、風呂蓋100は、クッション材14を上にして浴槽110上部のフランジ段部114に載せたとき、第2部材21bおよび22bに設けた微小な凹凸によって接触する浴槽110のフランジ段部114との摩擦が大きくすべり難くい。一方、風呂蓋100は、表面材13を上にして浴槽110上部のフランジ段部114に載せたとき、第1部材21aおよび22aがフランジ段部114に接触し、第1部材21aおよび22aの表面が平坦状であるために摩擦が小さくすべり易い。
以上の変形例の特徴について説明する。
変形例に係る風呂蓋100では、被覆材2の被覆部21および22における第1部分21aおよび22aの表面が平坦状をなし、第2部分21bおよび22bの表面に凹凸が設けられている。これにより、第1部材21aおよび22aを浴槽110上部のフランジ段部114に接触させた状態で風呂蓋100がすべり易く、第2部材21bおよび22bを浴槽110上部のフランジ段部114に接触させた状態で風呂蓋100がすべり難くなるので、風呂蓋100の利便性が向上する。
また、風呂蓋100は、板状の蓋本体1と、蓋本体1の両面の縁部を覆う被覆材2とを備える。被覆材2の被覆部21および22において、各被覆部における蓋本体1の一面側の縁部を覆う第1部分21aおよび22aの表面が平坦状をなし、他面側の縁部を覆う第2部分21bおよび22bの表面に凹凸が設けられている。これにより、第2部材21bおよび22bの硬度が第1部材21aおよび22aの硬度と同じ場合にも、第1部材21aおよび22aを浴槽110上部のフランジ段部114に接触させた状態で風呂蓋100がすべり易く、第2部材21bおよび22bを浴槽110上部のフランジ段部114に接触させた状態で風呂蓋100がすべり難くなるので、風呂蓋100の利便性が向上する。なお、被覆材2は、第1部分21aおよび22a、並びに第2部分21bおよび22bを有していれば、蓋本体1の外周端面を覆う部分がない構成であっても良いし、上述のように被覆材2が端面被覆部21cおよび22cを有する構成であっても良い。
上述の実施の形態及び変形例では、本発明に係る風呂蓋100を浴槽110のフランジ段部114に載せて使用する例を示したが、フランジ段部114が設けられていない浴槽110上部のフランジ部112に載せて使用することもできる。
以上、本発明の実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
1 蓋本体、 11 芯材、 14 クッション材、 2 被覆材、
21a,22a 第1部材、 21b,22b 第2部材、
21c,22c 端面被覆部、 100 風呂蓋。

Claims (6)

  1. 板状の蓋本体と、該蓋本体の両面の縁部を覆う被覆材と、を備え、
    前記被覆材は、前記蓋本体の一面側の縁部を覆う第1部分の硬度が、他面側の縁部を覆う第2部分の硬度よりも高いことを特徴とする風呂蓋。
  2. 前記第1部分は90以上のショアA硬度を有し、前記第2部分は80以上90未満のショアA硬度を有することを特徴とする請求項1に記載の風呂蓋。
  3. 前記被覆材は、前記蓋本体の外周端面を覆う端面被覆部を有し、
    該端面被覆部の硬度が前記第1部分の硬度と同じであることを特徴とする請求項1または2に記載の風呂蓋。
  4. 前記第1部分の表面が平坦状をなし、前記第2部分の表面に凹凸が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の風呂蓋。
  5. 板状の蓋本体と、該蓋本体の両面の縁部を覆う被覆材と、を備え、
    前記被覆材は、前記蓋本体の一面側の縁部を覆う第1部分の表面が平坦状をなし、前記蓋本体の他面側の縁部を覆う第2部分の表面に凹凸が設けられていることを特徴とする風呂蓋。
  6. 前記蓋本体は、芯材および該芯材の前記一面側を覆うクッション材を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の風呂蓋。
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