JP2017118458A - 画像読取装置及び複合機 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の使用状態時における装置全体の外観の向上を原稿の取り出し易さを担保しつつ図ることができる画像読取装置及びそうした画像読取装置を含む複合機を提供する。【解決手段】画像読取装置13は、原稿Dが載置される第1載置部26と、第1載置部から原稿を給送する給送部27と、給送部により給送された原稿から画像を読み取る画像読取部28と、画像読取部から原稿を第1載置部とは反対側に排出する排出部29と、排出部により排出された原稿が載置される第2載置部30と、給送部による第1載置部から画像読取部への原稿の給送及び排出部による画像読取部から第2載置部への原稿の排出を可能とする装置の使用状態において第1載置部及び第2載置部の側方を非露出状態に覆う外装部材46と、を備え、外装部材において排出部による第2載置部に対する原稿の排出方向の下流側に位置する部位の上端縁には切欠部47が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、給送された原稿の画像を読み取る画像読取装置及びそのような画像読取装置を含む複合機に関する。
従来から、液体の一例であるインクを媒体に吐出して記録を行う記録装置の上に原稿の画像を読み取る画像読取装置を載置した複合機が知られている。また、そのような複合機が備える画像読取装置として、画像を読み取る画像読取部に対して原稿を自動的に給送する自動給送機能を備えたものがある。こうした画像読取装置には、読み取り前原稿が載置される第1載置部と、第1載置部から画像読取部に原稿を給送する給送部と、画像読取部から読み取り後原稿を排出する排出部と、排出部により排出された読み取り後原稿が載置される第2載置部と、が設けられている(例えば特許文献1)。
特開2015−70414号公報
ところで、従来の画像読取装置では、その周囲に所定高さの周壁が立設されると共に、その周壁の内側において第1載置部と第2載置部が一体的に回動する構成とされている。そして、装置の不使用時には、第1載置部と第2載置部が画像読取装置の周壁よりも低くなる収納位置に保持されることで、装置全体の外観を向上させていた。
その一方、装置の使用時には、第1載置部と第2載置部が収納位置から一体的に回動され、それらの一部が画像読取装置の周壁よりも斜め上方に延びて外部に露出した状態となる。すなわち、装置の使用状態では、第1載置部の下側に位置する第2載置部からの原稿の取り出し易さも求められるため、特に、第2載置部の端部を画像読取装置の周壁よりも斜め上方に大きく突出させていた。
しかしながら、そのように第2載置部の端部が斜め上方に向けて大きく突出した状態であると、装置全体の外観を損ねてしまうことにもなる。そのため、この点で、装置の使用状態時における装置全体の外観の向上を原稿の取り出し易さを担保しつつ図ることが希求されていた。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置の使用状態時における装置全体の外観の向上を原稿の取り出し易さを担保しつつ図ることができる画像読取装置及びそのような画像読取装置を含む複合機を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する画像読取装置は、原稿が載置される第1載置部と、前記第1載置部から前記原稿を給送する給送部と、前記給送部により給送された前記原稿から画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部から前記原稿を前記第1載置部とは反対側に排出する排出部と、前記排出部により排出された前記原稿が載置される第2載置部と、前記給送部による前記第1載置部から前記画像読取部への前記原稿の給送及び前記排出部による前記画像読取部から前記第2載置部への前記原稿の排出を可能とする装置の使用状態において前記第1載置部及び前記第2載置部の側方を非露出状態に覆う外装部材と、を備え、前記外装部材において前記排出部による前記第2載置部に対する前記原稿の排出方向の下流側に位置する部位の上端縁には切欠部が設けられている。
この構成によれば、装置の使用状態において、第1載置部及び第2載置部は外装部材により側方を覆われて非露出状態とされるため装置全体の外観を損なうようなこともない。また、その装置の使用状態において、第2載置部に排出された原稿は外装部材に設けられた切欠部から手を差し入れることにより、第2載置部から容易に取り出し可能とされる。したがって、装置の使用状態時における装置全体の外観の向上を原稿の取り出し易さを担保しつつ図ることができる。
また、上記画像読取装置において、前記第2載置部は前記原稿が載置される載置面を有し、前記載置面において前記排出方向の下流側となる部位には、前記載置面から下方に凹んだ形状の凹み部が前記切欠部と前記排出方向において連なるように形成されていることが好ましい。
この構成によれば、切欠部から差し入れた手の指先を凹み部まで更に差し入れることができ、第2載置部の載置面に載置されている原稿を更に容易に取り出すことができる。
また、上記画像読取装置において、前記第2載置部の前記載置面は前記排出方向の下流側に向かって上り勾配となるように傾斜していることが好ましい。
この構成によれば、排出部により第2載置部に向けて排出された原稿は、載置面が上り勾配となるように傾斜しているため、載置面が水平である場合よりも、載置面から排出方向の下流側に飛び出す虞を低減できる。
また、上記画像読取装置において、前記第2載置部の前記載置面を第2載置面としたとき、前記第1載置部は前記原稿が載置される載置面として第1載置面を有し、前記第1載置面において前記給送部による前記画像読取部に対する前記原稿の給送方向で上流側の端部は、前記第2載置面と同様の上り勾配となるように傾斜していることが好ましい。
例えば原稿の長さが長くて、その原稿の端部が第1載置部の第1載置面の端部から下方に垂れた場合、その垂れた原稿の端部が第2載置面に接触する可能性がある。そのような場合において、その原稿を第1載置部から画像読取部へ給送すると、その給送時に負荷が加わるため、画像読取精度に悪影響を与える虞がある。この点、上記の構成によれば、原稿の長さが長くて、その原稿の端部が第1載置部の第1載置面の端部から下方に垂れた場合でも、第1載置面の端部が上り勾配となるように傾斜しているため、その端部が水平である場合よりは、その原稿の垂れた端部が下方に位置する第2載置部の第2載置面に接触する虞を低減できる。
また、上記画像読取装置において、前記第1載置部には、前記第1載置面において前記画像読取部に対する前記原稿の給送方向で上流側の端部を更に上流側に延長するために変位可能な補助載置部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、第1載置部に載置される原稿の長さが第1載置面の長さよりも長い場合には、補助載置部を変位させることにより載置面を延長できる。そのため、第1載置部に載置された長い原稿の端部が第2載置部側に垂れる虞を低減できる。
また、上記画像読取装置において、前記第2載置部の前記載置面において前記排出部による前記第2載置部に対する前記原稿の排出方向で最も下流側に位置する面部位は、前記外装部材において前記排出部による前記第2載置部に対する前記原稿の排出方向の下流側に位置する部位の上端縁に対し、その上端縁と同じ高さで繋がっていることが好ましい。
この構成によれば、排出部により第2載置部に排出されて載置面に載置されている原稿を第2載置部から取り出す際において、原稿が外装部材の上端縁に引っ掛かることを抑制できる。
上記課題を解決する複合機は、上記構成の画像読取装置と、媒体に記録材を付着させて記録を行う記録装置とを備える。
この構成によれば、複合機において、上記構成の画像読取装置の場合と同様の作用効果を享受できる。
画像読取装置と記録装置を含む複合機の斜視図。 複合機の平面図。 図2における3−3線矢視断面図。 補助載置部が展開位置にある状態の画像読取装置の平面図。 補助載置部が展開位置にある状態の画像読取装置の正面図。 図4における6−6線矢視断面図。 第1変形例における載置部の概略構造を模式的に示す一部破断正面図。 第1変形例における載置部の概略構造を模式的に示す一部破断正面図。 第2変形例における載置部の概略構造を模式的に示す一部破断正面図。 第2変形例における載置部の概略構造を模式的に示す一部破断正面図。 第3変形例における載置部の概略構造を模式的に示す一部破断正面図。 第3変形例における載置部の概略構造を模式的に示す一部破断正面図。
以下、画像読取装置と記録装置を含む複合機の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態における記録装置は、例えば記録材の一例であるインクを媒体の一例である用紙に吐出することにより記録を行うインクジェット式のプリンターで構成されている。
図1に示すように、複合機11は、記録機能を有する記録装置12と画像読取機能を有する画像読取装置13とを備えている。記録装置12は、直方体状の筐体14を有し、その筐体14の上に画像読取装置13が配置されている。なお、記録装置12の筐体14と画像読取装置13とは上方から平面視した場合の形状がほぼ一致している。記録装置12は筐体14内には、搬送される用紙に対してインクを吐出することにより記録を行う記録ヘッド等の記録部(図示略)が設けられている。
記録装置12における筐体14の前面上部寄りで左右方向のほぼ中央となる位置には、複合機11における各種動作を操作するための操作部15が設けられている。操作部15は、例えば電源ボタン16やタッチパネル方式の液晶表示画面17等を有し、手前側となる前面側から正面視した場合に横長の矩形状となる形状をしている。
また、記録装置12における筐体14の前面側において操作部15の下側となる位置には、記録装置12の筐体14内で記録された用紙Pを前方側に排出する矩形の排出口18が開口している。排出口18の下からは、排出口18から排出される用紙Pを支持する排出トレイ19が排出方向である前後方向にスライド移動可能に設けられている。そして、筐体14の前面における排出トレイ19の下側にはカセット装着部20が設けられ、そのカセット装着部20には、印刷に用いる複数枚の用紙Pを積層状態で収容可能な給紙カセット21が前後方向への挿抜自在に装着されている。
図1〜図3に示すように、画像読取装置13は、原稿Dを定置可能なフラットベッド型の原稿台22(図3参照)を上部に有する装置本体23と、装置本体23の原稿台22を覆う閉じ位置と開放する開き位置との間を開閉可能な原稿台カバー24とを備えている。そして、原稿台カバー24において閉じ位置で原稿台22と対向する側とは反対側となる背面側には自動原稿給送装置として機能するADF(Auto Document Feeder)25が装備されている。ADF25は、原稿Dを載置可能な第1載置部26と、第1載置部26から原稿Dを給送する給送部27と、給送部27により給送された原稿Dから画像を読み取る画像読取部28と、画像読取部28から原稿Dを第1載置部26とは反対側に排出する排出部29と、排出部29により排出された原稿Dが載置される第2載置部30と、を備えている。
第1載置部26は、その上面のほぼ全体が斜面状をなす第1載置面31に形成されており、第1載置面31上には少なくとも一枚の画像読取り前の原稿Dが載置される。なお、図2に示すように、第1載置面31における幅方向(図2では上下方向)の一端部(図2では上端部)には、原稿Dの一端が位置合わせされる固定ガイド31aが設けられ、その幅方向の他端部(図2では下端部)には、原稿Dの他端が位置合わせされる可動ガイド31bが設けられている。
また、第1載置部26において斜面状をなす第1載置面31の最も高い箇所(図3において右端部)には、プレート状をなす補助載置部32が回動変位自在に取り付けられている。すなわち、補助載置部32は、その平面状の一面32aが上側を向いて水平方向に沿う通常位置(図1〜図3の位置)と、その一面32aとは反対側の他面32bが斜め上方を向いた状態で第1載置面31と連続して第1載置面31を画像読取部28に対する原稿Dの給送方向の上流側に延長する展開位置(図4〜図6の位置)との間で変位する。
図3に示すように、給送部27は、第1載置部26から画像読取部28まで給送される原稿Dの通路となる湾曲した給送経路33を有し、給送経路33の途中には分離ローラー34と中継ローラー35と複数の給送ローラー36が設けられている。分離ローラー34は、第1載置部26から画像読取部28に向けて複数枚の原稿Dが重なって給送されそうな場合に、それらの原稿Dを一枚ずつに分離する。中継ローラー35と給送ローラー36は、分離ローラー34により重なり状態から分離された原稿Dを一枚ずつ画像読取部28に給送する。
画像読取部28は、装置本体23内に副走査方向(図3では左右方向)に沿って延びるように設けられたレール37と、そのレール37に沿って往復移動可能なキャリッジ38と、そのキャリッジ38に対して上向き状態に支持されたイメージセンサー39とを有している。レール37の上方を覆うように装置本体23の上部に設けられた原稿台22は、平板状の透明ガラスからなり、その上面には原稿台カバー24を開き位置にすることにより原稿Dを載置可能とされる。そして、その場合には、原稿台カバー24において原稿台22と対向する側に設けられた白板部40で押さえられた原稿Dからイメージセンサー39がキャリッジ38と共に副走査方向に移動しながら画像を読取可能とされる。
また、図3に示すように、装置本体23の上部において原稿台22から水平方向の一方側(図3では左側)に外れた箇所には、原稿台22よりも副走査方向において幅狭で且つ主走査方向(図3で紙面と直交する方向)において原稿台22と略同一長さのガラスからなる透明部41が設けられている。画像読取部28において透明部41が設けられた位置は、給送部27により給送された原稿Dから画像を読み取る読取位置RPとされており、透明部41の上面側には読取位置RPを通過する原稿Dを透明部41側に押さえ付け可能な押さえ部材42が設けられている。そして、給送部27により給送された原稿Dが読取位置RPを通過するときには、その読取位置RPにイメージセンサー39が停止した状態で、透明部41越しに原稿Dから画像を読み取る。
図3に示すように、排出部29は、画像読取部28から第2載置部30に向けて排出される原稿Dの通路となる排出経路43を有している。排出経路43の下流端には、上流側となる画像読取部28側から排出経路43内を搬送されてきた原稿Dを表裏両側から挟持して回転することにより、その原稿Dを第2載置部30に排出する排出ローラー対44が設けられている。
第2載置部30は、第1載置部26の下側に設けられ、その上面のほぼ全体が斜面状をなす第2載置面45に形成されている。すなわち、第2載置面45は、排出部29から排出される原稿Dの排出方向の下流側に向かって上り勾配となるように傾斜している。この点は、第1載置部26の第1載置面31も、給送部27による画像読取部28に対する原稿Dの給送方向で上流側となる部分の方が下流側となる部分よりも高くなる上り勾配(つまり、第2載置面31の場合と同様の上り勾配)となるように傾斜している。
図1〜図3に示すように、画像読取装置13の原稿台カバー24には、四角環状の周壁構造をなす外装部材46が第1載置部26及び第2載置部30を取り囲むように設けられている。すなわち、外装部材46は、給送部27による第1載置部26から画像読取部28への原稿Dの給送及び排出部29による画像読取部28から第2載置部30への原稿Dの排出を可能とする装置の使用状態において、第1載置部26及び第2載置部30の側方を非露出状態に覆っている。
また、外装部材46において、排出部29による第2載置部30に対する原稿Dの排出方向の下流側に位置する部位の上端縁(換言すると、排出方向と直交する用紙Pの幅方向において補助載置部32と対応する部位の上端縁)には切欠部47が設けられている。この切欠部47は、第2載置部30から原稿Dの取り出しを容易にするためのものであり、排出部29の下流端から第2載置部30に排出されて第2載置面45上に載置された状態にある原稿Dを第2載置部30から取り出す場合にユーザーが外装部材46の外部から手を差し入れる箇所となる。因みに、切欠部47の大きさに関しては、少なくともユーザーの指一本分が入り、その指で原稿をつまむことができる大きさであればよい。
また、第2載置部30の第2載置面45において原稿Dの排出方向の下流側となる面部には、第2載置面45から下方に凹んだ形状の凹み部48が外装部材46に形成された切欠部47と排出方向において連なるように形成されている。この凹み部48は、排出部29の下流端から第2載置部30に排出されて第2載置面45上に載置された状態にある原稿Dの先端部(図3では右端部)の下側に位置し、切欠部47から差し入れられたユーザーの手の指先を差し入れる箇所となる。なお、第2載置部30の第2載置面45において排出部29による第2載置部30に対する原稿Dの排出方向で最も下流側に位置する面部位は、外装部材46において排出部29による第2載置部30に対する原稿Dの排出方向の下流側に位置する部位の上端縁に対し、その上端縁と同じ高さで繋がっている。
次に、上記のように構成された画像読取装置13及び複合機11の作用を説明する。
さて、画像読取装置13は、その装置の使用状態時において第1載置部26に読取前の原稿Dが載置される。そして、このとき図3に示すように、第1載置部26に載置される原稿Dの長さが、補助載置部32の一面32aを含んで構成される第1載置面31の全体長さよりも短い場合、画像読取装置13は、補助載置部32がその一面32aを上向きにした通常位置に保持される。例えば、A4サイズなどの標準サイズの原稿Dが第1載置部26の第1載置面31上に載置される場合が該当する。
この場合、第1載置部26及び第2載置部30は、外装部材46により側方を覆われ、外部に対しては非露出状態とされるため、第1載置部26及び第2載置部30が外装部材46よりも斜め上方に向けて突出する場合と異なり、装置全体の外観を損なうようなことはない。なお、このように補助載置部32が通常位置にある場合は、装置の不使用状態時にも、第1載置部26及び第2載置部30が外装部材46により側方を覆われて外部には非露出状態とされるため、同様に装置全体の外観の向上を図ることが可能とされる。
また、装置の使用状態時において、排出部29により画像読取部28から第2載置部30に排出された原稿Dは、外装部材46に形成された切欠部47から手を差し入れることにより、第2載置部30からの取り出しが容易になる。しかも、第2載置面45の先端部には、第2載置面45から下方に凹んだ形状の凹み部48が切欠部47と連なるように形成されているため、第2載置面45から原稿Dを取り出すために切欠部47に差し入れた手の指先を凹み部48まで更に差し入れることにより、第2載置面45上に載置されている原稿Dの把持が容易になる。
また、第2載置面45は、排出部29による原稿Dの排出方向の下流側に向かうに従い上り勾配となるように傾斜しているため、排出部29から第2載置面45上に排出された原稿Dが第2載置面45から排出方向の下流側に飛び出てしまう虞が低減される。また、上り勾配の斜面である第2載置面45に複数枚の原稿Dが排出された場合、それらの原稿Dは斜面である第2載置面45に沿って排出部29側に滑り戻ることで、それぞれの端部が揃った積層状態で載置される。
一方、図6に示すように、第1載置部26に載置される原稿Dの長さが補助載置部32の一面32aを含んで構成される第1載置面31の全体長さよりも長い場合、画像読取装置13は、補助載置部32がその一面32aとは反対側の他面32bを斜め上方に向くように通常位置から回動変位した展開位置に保持される。例えば、A3サイズなどの大型サイズの原稿Dが第1載置部26の第1載置面31上に載置される場合が該当する。
そして、図4〜図6に示すように、補助載置部32が展開位置に変位すると、斜面状の第1載置面31の最も高い箇所から更に斜め上方に向けて原稿Dを載置可能な第1載置面31が補助載置部32の他面32bの長さ分だけ延長される。そのため、そのような第1載置面31の延長部分の上に大型サイズの原稿Dの端部が載置される場合には、原稿Dの端部が下方の第2載置部30に向けて垂れることが回避される。
しかも、その場合において、展開位置に変位した補助載置部32における原稿Dの載置面として機能する他面32bは、第1載置面31において給送部27による画像読取部28に対する原稿Dの給送方向で上流側の端部となり、第2載置面45と同様の上り勾配となるように傾斜している。そのため、補助載置部32の他面32bが水平方向に沿う構成の場合とは異なり、先端に向かうに従い高くなる上り勾配の他面32bであることから、大型サイズの原稿Dの端部が補助載置部32の他面32bの先端から下方に垂れたとしても、その垂れた部分が下方に位置する第2載置面45に接触する虞が低減される。
なお、本実施形態の画像読取装置13では、第2載置面45における排出部29側の端部(図3では左端部)から凹み部48までの長さよりも短い長さの原稿Dは用いないことが好ましい。なぜなら、そのように短い原稿Dの場合は、排出部29から排出されて第2載置面45に載置された状態において、凹み部48に差し入れた指先で原稿Dの先端部を把持できないからである。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)画像読取装置13の使用状態においては、第1載置部26及び第2載置部30が周壁構造の外装部材46により側方を覆われ、側面視で非露出状態とされるため、装置全体の外観が損なわれることを抑制できる。
(2)また、画像読取装置13の使用状態においては、第2載置部30に排出された原稿Dを、外装部材46に設けられた切欠部47から手を差し入れることにより、容易に取り出すことができる。したがって、画像読取装置13の使用状態時における装置全体の外観の向上を原稿Dの取り出し易さを担保しつつ図ることができる。
(3)外装部材46の切欠部47から差し入れた手の指先を切欠部47に連なる凹み部48まで更に差し入れることができるので、第2載置部30の第2載置面45に載置されている原稿Dを更に容易に取り出すことができる。
(4)排出部29により第2載置部30に向けて排出された原稿Dは、第2載置面45が原稿Dの排出方向の下流側に向けて上り勾配となるように傾斜しているため、第2載置面45が水平である場合よりも、排出部29により排出されたときに第2載置面45から排出方向の下流側に飛び出してしまう虞を低減できる。
(5)第1載置部26に載置される原稿Dの長さが第1載置面31の長さよりも長い場合には、補助載置部32を展開位置に変位させることにより第1載置面31を延長できるため、そのように長い原稿Dの端部が第1載置面31の先端から下方に位置する第2載置部30側に垂れる虞を低減できる。
(6)補助載置部32を展開位置にすると、その補助載置部32の他面32bで構成される第1載置面31の延長部分は先端側に向けて上り勾配の斜面となるため、そのように延長された第1載置面31の先端部とその下側に位置する第2載置部30の第2載置面45との距離を、第1載置面31の延長部分が水平な場合よりも大きく確保できる。そのため、長い原稿Dの端部が第1載置面31の先端部から下方に垂れたとしても、その垂れた原稿Dの端部が第2載置面45に接触する可能性を低減でき、その原稿Dの給送時の負荷が増えることを抑制できるので、画像読取精度に悪影響を与える虞を低減できる。
(7)ユーザーの手を差し入れ可能とする切欠部47は、外装部材46において複合機11の正面側となる前面側には形成されず、その外装部材46において排出部29による第2載置部30に対する原稿Dの排出方向の下流側に位置する部位に形成されるため、正面側からの装置全体の外観が切欠部47で損なわれることもない。
(8)第2載置面45において原稿Dの排出方向で最も下流側に位置する面部位が外装部材46の上端縁に対し同じ高さで繋がっているので、排出部29により第2載置部30に排出されて第2載置面45に載置されている原稿Dを第2載置部30から取り出す際において、原稿Dが外装部材46の上端縁に引っ掛かることを抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図7及び図8に示す第1変形例のように、補助載置部32が通常位置(図7の位置)から展開位置(図8の位置)に回動変位した場合に、第1載置部26において補助載置部32の他面32bにて構成される第1載置面31の延長部分と、第2載置部30における第2載置面45の先端部分とが平行となるようにしてもよい。なお、第1変形例における外装部材46にも外部からユーザーの手を差し入れ可能な切欠部47が形成されている。
・図9及び図10に示す第2変形例のように、第1載置部26の先端に補助載置部32を設けずに第2載置部30の先端に補助載置部32を回動変位可能に設けてもよい。この場合には、その補助載置部32が通常位置(図9の位置)から展開位置(図10の位置)に回動変位したときに、第2載置部30において補助載置部32で構成される第2載置面45の延長部分と、第1載置部26における第1載置面31とが平行となる。
なお、第2変形例においては、補助載置部32が鉛直方向に沿う状態となる通常位置のときに、その補助載置部32が第1載置部26及び第2載置部30の側方を非露出状態に覆う外装部材46として機能する。そのため、載置面を延長させる機能及び外装部材46としての機能を有する補助載置部32には、その補助載置部32が通常位置にあるときに外部からユーザーの手を差し入れ可能な切欠部47が形成されている。
・図11及び図12に示す第3変形例のように、第2載置部30の先端に外装部材46を立設し、その第2載置部30における外装部材46が立設されたパーツを水平なレール49に沿ってスライド移動させることで第2載置面45を延長できるようにしてもよい。なお、この第3変形例における外装部材46にも外部からユーザーの手を差し入れ可能な切欠部47が形成されている。
・画像読取装置13と共に複合機11に含まれる記録装置12は、インクジェット式のプリンターに限らず、トナーなどを記録材に用いて記録を行うレーザープリンターなどの他のタイプの記録装置であってもよい。
・画像読取装置13は、記録装置12と共に複合機11に含まれる構成に限らず、その画像読取装置13が単体で存在する製品構成であってもよい。
・第1載置面31を延長させる機能を有する補助載置部32を備えない構成でもよい。
・補助載置部32は、通常位置から展開位置に変位したときに先端側が上り勾配となるように傾斜する構成に限らず、展開位置で水平方向に長く延びる構成であってもよい。
・第2載置部30の第2載置面45の端部に形成される凹み部48は無くてもよい。
・第2載置部30の第2載置面45において排出部29による第2載置部30に対する原稿Dの排出方向で最も下流側に位置する面部位は、外装部材46において排出部29による第2載置部30に対する原稿Dの排出方向の下流側に位置する部位の上端縁よりも低い位置で外装部材46の内側に繋がっていてもよい。
・上記実施形態において、記録装置は、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体、流体として流して噴射できる固体を含む)を記録材として噴射したり吐出したりして記録を行う記録装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射して記録を行う記録装置であってもよい。また、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射して記録を行う記録装置、トナーなどの粉体(粉粒体)を例とする固体を噴射して記録を行う記録装置(例えばトナージェット式記録装置)であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の記録装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「流体」とは、例えば液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含む)、液状体、流状体、粉粒体(粒体、粉体を含む)などが含まれる。
11…複合機、12…記録装置、13…画像読取装置、22…原稿台、23…装置本体、24…原稿台カバー、25…ADF、26…第1載置部、27…給送部、28…画像読取部、29…排出部、30…第2載置部、31…第1載置面、32…補助載置部、32a…一面、32b…他面、33…給送経路、34…分離ローラー、35…中継ローラー、36…給送ローラー、37…レール、38…キャリッジ、39…イメージセンサー、40…白板部、41…透明部、42…押さえ部材、43…排出経路、44…排出ローラー対、45…第2載置面、46…外装部材、47…切欠部、48…凹み部、D…原稿、RP…読取位置。

Claims (7)

  1. 原稿が載置される第1載置部と、
    前記第1載置部から前記原稿を給送する給送部と、
    前記給送部により給送された前記原稿から画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部から前記原稿を前記第1載置部とは反対側に排出する排出部と、
    前記排出部により排出された前記原稿が載置される第2載置部と、
    前記給送部による前記第1載置部から前記画像読取部への前記原稿の給送及び前記排出部による前記画像読取部から前記第2載置部への前記原稿の排出を可能とする装置の使用状態において前記第1載置部及び前記第2載置部の側方を非露出状態に覆う外装部材と、
    を備え、
    前記外装部材において前記排出部による前記第2載置部に対する前記原稿の排出方向の下流側に位置する部位の上端縁には切欠部が設けられていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第2載置部は前記原稿が載置される載置面を有し、前記載置面において前記排出方向の下流側となる部位には、前記載置面から下方に凹んだ形状の凹み部が前記切欠部と前記排出方向において連なるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記第2載置部の前記載置面は前記排出方向の下流側に向かって上り勾配となるように傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第2載置部の前記載置面を第2載置面としたとき、前記第1載置部は前記原稿が載置される載置面として第1載置面を有し、前記第1載置面において前記給送部による前記画像読取部に対する前記原稿の給送方向で上流側の端部は、前記第2載置面と同様の上り勾配となるように傾斜していることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記第1載置部には、前記第1載置面において前記画像読取部に対する前記原稿の給送方向で上流側の端部を更に上流側に延長するために変位可能な補助載置部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記第2載置部の前記載置面において前記排出部による前記第2載置部に対する前記原稿の排出方向で最も下流側に位置する面部位は、前記外装部材において前記排出部による前記第2載置部に対する前記原稿の排出方向の下流側に位置する部位の上端縁に対し、その上端縁と同じ高さで繋がっていることを特徴とする請求項2〜請求項5のうち何れか一項に記載の画像読取装置。
  7. 請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の画像読取装置と、
    媒体に記録材を付着させて記録を行う記録装置とを備えることを特徴とする複合機。
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