JP2017118182A - 遅延時間推定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遅延時間の推定の精度を向上することができる遅延時間推定装置を提供する。【解決手段】電波送受信時の遅延時間を測定するにあたり、端末で送信電波Saを受信してから返信電波Sbを返信するまでに要する時間(データ保持時間t1)を、規定時間Δt、変化させ、返信電波Sbをデータ保持時間t2で通信マスタに送信する。そして、返信電波Sbの送信を規定時間Δt変化させない状態下で求めた遅延時間(第1遅延時間「Ts1」)に規定時間Δtを加算した値を正値Tkとし、返信電波Sbの送信を規定時間Δt変化させた状態下で求めた遅延時間(第2遅延時間「Ts2」)が正値Tkに対してどれだけずれているかを求めて、クロック誤差を算出する。【選択図】図3

Description

本発明は、通信マスタ及び端末の間で電波を送受信して電波の遅延時間を推定する遅延時間推定装置に関する。
従来、通信マスタから端末に電波を送信し、その電波を受信した端末から電波を通信マスタに返信させ、通信マスタが受信した電波(受信信号)から遅延時間を推定する遅延時間推定装置が周知である(例えば、特許文献1〜4等参照)。特許文献1〜4でも示されるように、この種の遅延時間推定装置は、車両及び電子キーの間でキー照合を無線により行う電子キーシステムへの適用が検討されている。これは、車両及び電子キーの通信を中継器によって不正に成立させられ、意図しないところでID照合が成立されてしまうことを防止するためである。
特開平9−170364号公報 特開2003−13644号公報 特開2006−512515号公報 特開2008−515315号公報
ところで、例えば通信マスタのCPUのクロックと端末のCPUのクロックとにずれが発生していると、このずれが、遅延時間の演算に反映され、正しい遅延時間を演算するのに支障が生じる。よって、遅延時間を精度よく算出したいニーズがあった。
本発明の目的は、遅延時間の推定の精度を向上することができる遅延時間推定装置を提供することにある。
前記問題点を解決する遅延時間推定装置は、通信マスタからの送信電波を端末に受信させて当該端末から返信電波を返信させることにより、前記送信電波を送信してから前記返信電波を受信するまでの遅延時間を測定する構成において、前記端末で前記送信電波を受信してから返信電波を返信するまでに要する時間を規定時間、変化させるタイミング切替部と、受信した前記返信電波から求めた遅延時間と、既知である前記規定時間とを基に、前記通信マスタ及び端末の間のクロックの誤差を求める誤差算出部と、前記クロックの誤差を基に前記遅延時間を補正する補正処理部と備えた。
本構成によれば、遅延時間を測定するにあたり、端末で送信電波を受信してから返信電波を返信するまでに要する時間を、規定時間、変化させ、実際に求めた遅延時間と、既知である規定時間とを基に、クロックの誤差を求める。このとき、クロックに誤差がなければ、遅延時間が規定時間だけずれるのに対し、クロックに誤差があると、遅延時間のずれが規定時間とはならない。これにより、クロック誤差を算出して、それを演算により求めた遅延時間に反映することが可能となる。よって、遅延時間の推定の精度を向上することが可能となる。
前記遅延時間推定装置において、前記通信マスタから前記端末の間で電波を送受信して遅延時間を推定する処理は、複数回実行されることが好ましい。この構成によれば、遅延時間を精度よく求めるのに一層有利となる。
前記遅延時間推定装置において、前記補正処理部によって求められた前記遅延時間を基に、前記通信マスタ及び端末の間の通信の正否を判定する正否判定部を備えることが好ましい。この構成によれば、通信を不正に成立させてしまう状況が生じ難くなるので、通信成立のセキュリティ性を確保することが可能となる。
前記遅延時間推定装置において、前記誤差算出部は、前記返信電波の送信を規定時間変化させない状態下で求めた前記遅延時間に当該規定時間を加算した値を正値とし、前記返信電波の送信を規定時間変化させた状態下で求めた遅延時間と前記正値との差から、前記クロックの誤差を算出することが好ましい。この構成によれば、クロックの誤差を簡単な計算、かつ精度よく求めるのに有利となる。
前記遅延時間推定装置において、前記通信マスタが車両に設けられ、前記端末が電子キーであり、前記車両及び電子キーの間で行われるID照合の通信の正否が判定されることが好ましい。この構成によれば、車両及び電子キーの間の通信セキュリティを確保することが可能となるので、例えば車両盗難に対する安全性を確保するのに有利となる。
本発明によれば、遅延時間の推定の精度を向上することができる。
一実施形態の遅延時間推定装置の構成図。 遅延時間の測定の仕方を説明するシーケンス図。 クロックに誤差が発生していないときの通信のシーケンス図。 クロックに誤差が発生しているときの通信のシーケンス図。
以下、遅延時間推定装置の一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、遅延時間推定装置1は、遅延時間Tsの推定の動作を管理する通信マスタ2と、遅延時間推定の対象となる端末3とを備える。通信マスタ2及び端末3は、双方が交互に電波を送信し合う半二重通信を通じて、遅延時間Tsの推定を行う。また、通信マスタ2及び端末3の間の通信に用いる周波数は、同じに限らず異なっていてもよく、種々の周波数が採用可能である。
通信マスタ2は、遅延時間Tsを測定する時間測定部4を備える。時間測定部4は、通信マスタ2から送信電波Saを送信させ、この送信電波Saに対する応答として、返信電波Sbを端末3に返信させる。このとき、時間測定部4は、通信マスタ2から送信電波Saを送信してから、端末3が送信した返信電波Sbを受信するまでの時間を求めることにより、遅延時間(推定遅延時間)Tsを測定(推定)する。時間測定部4は、電波を送受信して遅延時間Tsを計測する処理を複数回実施する。
遅延時間推定装置1は、測定した遅延時間(推定遅延時間)Tsを基に通信マスタ2及び端末3の間の通信の正否を判定する正否判定部5を備える。正否判定部5は、通信マスタ2に設けられる。正否判定部5は、遅延時間Tsが規定時間内に収まるか否か、又は規定の変化をとるか否かを確認することにより、いま確立している通信の正否を判定する。また、例えば通信マスタ2が車両に設けられ、端末3が電子キーであり、車両及び電子キーの間で行われるID照合の通信の正否が判定されることが好ましい。
図2に示すように、遅延時間推定装置1が推定する遅延時間(以降、推定遅延時間と記す)Tsは、通信マスタ2から送信された送信電波Saが端末3に到達するまでの往路遅延時間「τ」と、端末3が送信電波Saを保持するデータ保持時間「t1」と、端末3から送信された返信電波Sbが通信マスタ2に到達するまでの復路遅延時間「τ」とを合算した値に相当する。このように、推定遅延時間Tsは、「2τ+t1」から求まる。このように、データ保持時間t1を予め通信マスタ2及び端末3の間で共有しておき、推定遅延時間Tsからデータ保持時間t1を減算すれば、遅延時間τを算出できることが分かる。
図1に戻り、遅延時間推定装置1は、通信マスタ2のCPUのクロックと端末3のCPUのクロックとの間のずれ(誤差)を補正するクロックずれ補正機能を備える。本例のクロックずれ補正機能は、端末3から通信マスタ2に返信電波Sbを送信するときのタイミングを意識的にずらし、このずらし量が正しい値をとるか否かを判定することを通じて、クロックの誤差eを求めるものである。
この場合、遅延時間推定装置1は、端末3で送信電波Saを受信してから返信電波Sbを返信するまでに要する時間(データ保持時間t1)を規定時間Δt、変化させるタイミング切替部8を備える。タイミング切替部8は、端末3に設けられている。タイミング切替部8は、複数回行われる遅延時間測定の所定回のとき、返信電波Sbの送信タイミングを変化させることが好ましい。規定時間Δtは、予め通信マスタ2及び端末3の間で共有された既知の値である。
遅延時間推定装置1は、遅延時間(推定遅延時間)Ts及び規定時間Δtを基に通信マスタ2及び端末3の間のクロックずれを求める誤差算出部9を備える。誤差算出部9は、通信マスタ2に設けられている。誤差算出部9は、受信した返信電波Sbから求めた遅延時間(推定遅延時間)Tsと、既知である規定時間Δtとを基に、通信マスタ2及び端末3のクロックの誤差eを算出する。
遅延時間推定装置1は、誤差算出部9により算出されたクロックの誤差eを基に遅延時間(推定遅延時間)Tsを補正する補正処理部10を備える。補正処理部10は、通信マスタ2に設けられている。補正処理部10は、誤差算出部9により算出された誤差eを、時間測定部4により求められた遅延時間(推定遅延時間)Tsに反映することにより、遅延時間(推定遅延時間)Tsを補正する。正否判定部5は、補正後の遅延時間(推定遅延時間)Tsを基に、通信マスタ2及び端末3の間の通信の正否を判定する。
次に、図3及び図4を用いて、遅延時間推定装置1の動作を説明する。
[クロックずれがない場合]
図3に示すように、まず通信マスタ2のCPUと端末3のCPUとの間にクロックずれがない場合を想定する。クロックの誤差eの判定に先立ち、通信マスタ2及び端末3は、通常通りの形式に沿い、遅延時間Tsを測定する。すなわち、端末3は、通信マスタ2から送信電波Saを受信すると、規定時間Δtを待つことなく、データ保持時間t1経過後、返信電波Sbを送信する。通信マスタ2は、端末3から返信電波Sbを受信すると、遅延時間「Ts1」を算出する。
また、複数回実行される遅延時間推定において、タイミング切替部8は、遅延時間推定の所定回のとき、返信電波Sbを、既知である規定時間Δtだけずらして通信マスタ2に送信する。すなわち、タイミング切替部8は、返信電波Sbの送信タイミングを意識的にずらすようにする。本例の場合、端末3は、送信電波Saを受信してからデータ保持時間t2経過後、返信電波Sbを送信する。通信マスタ2は、端末3から送信された返信電波Sbを、通常時に対して規定時間Δtだけ遅れたタイミングで受信し、遅延時間「Ts2」を算出する。
規定時間Δt遅らせた返信電波Sbから遅延時間Ts2を算出した後、誤差算出部9は、クロックの誤差eを算出する。本例の場合、誤差算出部9は、返信電波Sbの送信を規定時間Δt変化させない状態下で求めた遅延時間(第1遅延時間「Ts1」)に規定時間Δtを加算した値を正値Tkとし、返信電波Sbの送信を規定時間Δt変化させた状態下で求めた遅延時間(第2遅延時間「Ts2」)が正値Tkに対してどれだけずれているかを求めて、クロックの誤差eを算出する。
ここでは、クロックずれがない場合を想定しているので、正値Tkに対する差ΔTk(図4参照)は、「0」又はその近似値をとる。誤差算出部9は、差ΔTkが「0」又はその近似値をとることを確認すると、クロックずれがない(誤差e=0である)と認識する。
[クロックずれがある場合]
図4に示すように、続いて通信マスタ2のCPUと端末3のCPUとの間にクロックずれがある場合を想定する。なお、クロックに誤差eが存在する場合、端末3におけるデータ保持時間t1’は、「t1×(1+e)」の値をとる。すなわち、クロックずれのない通常時のt1に「t1×e」のずれが発生した時間長となる。また、通信マスタ2において算出される遅延時間Ts1’は、「2τ+t1×(1+e)」となる。すなわち、クロックずれのない通常のTs1に、「t1×e」のずれが発生した時間長となる。
また、複数回実行される遅延時間推定において、タイミング切替部8は、遅延時間推定の所定回のとき、返信電波Sbを、既知である規定時間Δtだけずらして通信マスタ2に送信する。ここでは、端末3におけるデータ保持時間t2’は、「(t1+Δt)×(1+e)」の値をとる。すなわち、返信電波Sbの送信に規定時間Δtの変化を持たせないときのデータ保持時間t1’に、(1+e)×Δtだけ遅れた時間長となる。また、通信マスタ2において算出される遅延時間Ts2’は、「2τ+(t1+Δt)×(1+e)」となる。すなわち、返信電波Sbの送信に規定時間Δtの変化を持たせないときの推定遅延時間Ts1’に、(1+e)×Δtのずれが発生した時間長となる。
誤差算出部9は、返信電波Sbの送信を規定時間Δt変化させない状態下で求めた遅延時間(第1遅延時間「Ts1’」)に規定時間Δtを加算した値を正値Tkに対し、返信電波Sbの送信を規定時間変化させた状態下で求めた遅延時間(第2遅延時間「Ts2’」)がどれだけずれているのかを確認すべく、これらの差ΔTkを求める。ここでは、差ΔTkが「0」よりも大きくなる。
誤差算出部9は、差ΔTkが「0」又はその近似値を超えることを確認すると、クロックずれを補正すべきと認識する。このとき、補正処理部10は、第1遅延時間Ts1’と第2遅延時間Ts2’との差ΔTkを求め、この差ΔTkからクロックの誤差eを算出する。そして、補正処理部10は、誤差算出部9により算出された誤差eを第2遅延時間Ts2’に反映して、推定遅延時間Tsを計算し直す。これにより、遅延時間推定の演算が、クロックの誤差eに影響を受けなくなる。そして、正否判定部5は、以上のようにして算出された複数の推定遅延時間Tsを判断材料に、通信の正否を判定する。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)遅延時間Tsを測定するにあたり、端末3で送信電波Saを受信してから返信電波Sbを返信するまでに要する時間(データ保持時間t1,t1’)を、規定時間Δt、変化させ、実際に求めた遅延時間Ts(Ts1,Ts2)と、既知である規定時間Δtとを基に、通信マスタ2及び端末3の間のクロックの誤差eを求める。このとき、クロックに誤差eがなければ、遅延時間Tsが規定時間Δtだけずれるのに対し、クロックに誤差eがあると、遅延時間Tsのずれが規定時間Δtとはならない。これにより、クロック誤差を算出して、演算により求めた遅延時間Tsに反映することが可能となる。よって、遅延時間Tsの推定の精度を向上することができる。
(2)通信マスタ2から端末3の間で電波を送受信して遅延時間Tsを推定する処理は、複数回実行される。これにより、遅延時間Tsのデータを複数収集して、最終的な遅延時間Tsを割り出すことが可能となる。よって、遅延時間Tsを精度よく求めるのに一層有利となる。
(3)補正処理部10によって求められた補正後の遅延時間Tsを基に、正否判定部5によって通信マスタ2及び端末3の間の通信の正否が判定される。よって、通信を不正に成立させてしまう状況が生じ難くなるので、通信成立のセキュリティ性を確保することができる。
(4)誤差算出部9は、返信電波Sbの送信を規定時間Δt変化させない状態下で求めた遅延時間Ts(Ts1,Ts1’)に規定時間Δtを加算した値を正値Tkとし、返信電波Sbの送信を規定時間Δt変化させた状態下で求めた遅延時間Ts(Ts2,Ts2’)と正値Tkとの差ΔTkから、クロックの誤差eを算出する。よって、クロックの誤差eを簡単な計算、かつ精度よく求めるのに有利となる。
(5)通信マスタ2が車両に設けられ、端末3が電子キーであり、車両及び電子キーの間で行われるID照合の通信の正否が判定される。よって、車両及び電子キーの間の通信セキュリティを確保することが可能となるので、例えば車両盗難に対する安全性を確保するのに有利となる。
(6)通信の正否を判定するにあたり、例えば測定した遅延時間Tsが前回と今回とで同じ値をとるとき、通信成立を許可しないようにしてもよい。これは、通常ならば端末3が徐々に通信マスタ2に近づいてくるであろうことを前提とし、遅延時間Tsが同一となるときは、保管場所に置かれている端末3が中継器等を用いて不正に通信確立が試みられたとして、通信成立を不許可とする。こうすれば、通信成立のセキュリティ性を確保するのに一層有利となる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・規定時間Δtは、一定時間に限らず、途中で切り替わるなど、可変としてもよい。
・クロックずれの確認は、1回のみ実施されることに限らず、複数回実施されてもよい。
・通信マスタ2が電子キーに設けられ、端末3相当の部材が車両に設けられてもよい。
・通信マスタ2は、種々の機器や装置に搭載可能である。
・送信電波Saは、種々の電波に変更可能である。例えば、電子キーシステムに適用した場合、ID照合の通信課程で送受される電波を用いてもよい。すなわち、種々の通信の過程に本例の遅延時間測定のロジックを組み込むことが可能である。
・送信電波Saや返信電波Sbのデータ内容は、どのような情報でもよい。
・端末3は、電子キーに限らず、種々の通信端末に変更可能である。
・通信マスタ2及び端末3は、半二重通信方式に限らず、全二重通信方式により遅延時間Tsを推定してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)前記遅延時間推定装置において、前記遅延時間(推定遅延時間)は、前記返信電波の送信を規定時間変化させない状態下で求めた第1遅延時間(第1推定遅延時間)と、前記返信電波の送信を規定時間変化させた状態下で求めた第2遅延時間(第2推定遅延時間)とを備える。この構成によれば、これらパラメータを用いて、クロックの誤差を算出することが可能となる。
1…遅延時間推定装置、2…通信マスタ、3…端末、4…時間測定部、5…正否判定部、8…タイミング切替部、9…誤差算出部、10補正処理部、Sa…送信電波、Sb…返信電波、Ts(Ts1,Ts2,Ts1’,Ts2’)…遅延時間、t1,t2,t1’,t2’…データ保持時間、Δt…規定時間、e…クロックの誤差、Tk…正値、差…ΔTk。

Claims (5)

  1. 通信マスタからの送信電波を端末に受信させて当該端末から返信電波を返信させることにより、前記送信電波を送信してから前記返信電波を受信するまでの遅延時間を測定する遅延時間推定装置において、
    前記端末で前記送信電波を受信してから返信電波を返信するまでに要する時間を規定時間、変化させるタイミング切替部と、
    受信した前記返信電波から求めた遅延時間と、既知である前記規定時間とを基に、前記通信マスタ及び端末の間のクロックの誤差を求める誤差算出部と、
    前記クロックの誤差を基に前記遅延時間を補正する補正処理部と
    備えたことを特徴とする遅延時間推定装置。
  2. 前記通信マスタから前記端末の間で電波を送受信して遅延時間を推定する処理は、複数回実行される
    請求項1に記載の遅延時間推定装置。
  3. 前記補正処理部によって求められた前記遅延時間を基に、前記通信マスタ及び端末の間の通信の正否を判定する正否判定部を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遅延時間推定装置。
  4. 前記誤差算出部は、前記返信電波の送信を規定時間変化させない状態下で求めた前記遅延時間に当該規定時間を加算した値を正値とし、前記返信電波の送信を規定時間変化させた状態下で求めた遅延時間と前記正値との差から、前記クロックの誤差を算出する
    請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の遅延時間推定装置。
  5. 前記通信マスタが車両に設けられ、前記端末が電子キーであり、前記車両及び電子キーの間で行われるID照合の通信の正否が判定される
    請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の遅延時間推定装置。
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