JP2017117931A - 積層体、導電性パターン、電子回路、透明電極及び電磁波シールド材の製造方法 - Google Patents
積層体、導電性パターン、電子回路、透明電極及び電磁波シールド材の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017117931A JP2017117931A JP2015251579A JP2015251579A JP2017117931A JP 2017117931 A JP2017117931 A JP 2017117931A JP 2015251579 A JP2015251579 A JP 2015251579A JP 2015251579 A JP2015251579 A JP 2015251579A JP 2017117931 A JP2017117931 A JP 2017117931A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- layer
- plating
- manufacturing
- palladium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
【解決手段】支持体(I)の表面に、パラジウムよりもイオン化傾向が大きい金属を含有する流動体を塗布して金属層(II’)を形成し、前記金属層(II’)の表面をパラジウムイオンを含有する水溶液に浸漬することによって、前記金属層(II’)を構成する金属の一部がパラジウムに置換された金属層(II)を形成し、次いで、前記金属層(II)の表面に無電解めっき処理により金属めっき層(III)を形成することを特徴とする積層体の製造方法を用いる。
【選択図】なし
Description
撹拌装置、温度計、ガス導入管を備え窒素置換された反応容器内で、ポリエステルポリオール(1,4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール及びアジピン酸を原料としたポリエステルポリオール、水酸基当量:1,000g/当量)100質量部、2,2−ジメチロールプロピオン酸17.6質量部、1,4−シクロヘキサンジメタノール21.7質量部及びジシクロヘキシルメタンジイソシアネート106.2質量部を、メチルエチルケトン178質量部中に混合し、80℃で6時間反応させることによって、末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。
エチレングリコール45質量部及びイオン交換水55質量部の混合溶媒に、分散剤としてポリエチレンイミンにポリオキシエチレンが付加した化合物を用いて平均粒径30nmの銀粒子を分散させることによって、ナノサイズの銀粒子及び分散剤を含有する流動体(銀粒子の含有量:5質量%)を調製した。さらに、得られた流動体は、イオン交換水及び界面活性剤を加えることにより、粘度を10mPa・sに調整した。
イオン交換水80質量部に、塩化パラジウム3質量部と36質量%の塩酸17質量部とを溶解して、パラジウムイオン及び酸を含有する水溶液であるめっき前処理剤(1)を調製した。
イオン交換水97質量部に、塩化パラジウム3質量部を溶解して、パラジウムイオンを含有する水溶液であるめっき前処理剤(2)を調製した。
ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東レ株式会社製「ルミラーT60#50」、厚さ50μm)を縦30cm×横20cmの大きさに切り出して支持体とした。この支持体の表面に、製造例1で得られたプライマー樹脂(x−1)を、バーコーターを用いて、その乾燥後の厚さが0.1μmとなるように塗布した後、熱風乾燥機を用いて80℃で5分間乾燥することによって、プライマー層を有するPETフィルムを得た。
実施例1でのめっき前処理剤(1)への浸漬時間を1分から2分に変更した以外は、実施例1と同様の方法によって、積層体(2)を得た。
実施例1でのめっき前処理剤(1)への浸漬時間を1分から3分に変更した以外は、実施例1と同様の方法によって、積層体(3)を得た。
実施例1でのめっき前処理剤(1)への浸漬時間を1分から5分に変更した以外は、実施例1と同様の方法によって、積層体(4)を得た。
実施例1で用いためっき前処理剤(1)を、調製例3で得られためっき前処理剤(2)に代え、該処理剤への浸漬時間を3分とした以外は、実施例1と同様の方法によって、積層体(5)を得た。
実施例1の前記めっき前処理を行わなかったこと以外は、実施例1と同様の方法によって、積層体(R1)を得た。
上記の実施例1〜5及び比較例1で得られた積層体(1)〜(5)及び(R1)の無電解銅めっきにより形成した金属(銅)めっき層の均一性を、下記の基準にしたがい評価した。
5:銅めっき層が形成された面積が、銀粒子を含有する流動体を塗布した面積の100%である。
4:銅めっき層が形成された面積が、銀粒子を含有する流動体を塗布した面積の75%以上100%未満である。
3:銅めっき層が形成された面積が、銀粒子を含有する流動体を塗布した面積の50%以上75%未満である。
2:銅めっき層が形成された面積が、銀粒子を含有する流動体を塗布した面積の25%以上50%未満である。
1:銅めっき層が形成された面積が、銀粒子を含有する流動体を塗布した面積の1%以上25%未満である。
0:銅めっき層が形成された面積が、銀粒子を含有する流動体を塗布した面積の1%未満である。
実施例1と同様の方法により、プライマー層を有するPETフィルムを得た。得られたPETフィルムのプライマー層の表面に凸版反転印刷法を用いて、調製例1で得られた銀粒子を含有する流動体をメッシュ形状に印刷し、銀粒子層を形成した。この銀粒子層は、本発明における金属層(II’)に相当する。なお、メッシュ形状のサイズとしては、線幅は5μm、10μm、20μ、30μm、50μm及び100μmの5水準とし、線間幅はいずれも500μmとした。
実施例6でのめっき前処理剤(1)への浸漬時間を1分から2分に変更した以外は、実施例1と同様の方法によって、導電性パターン(2)を得た。
実施例6でのめっき前処理剤(1)への浸漬時間を1分から3分に変更した以外は、実施例1と同様の方法によって、導電性パターン(3)を得た。
実施例6でのめっき前処理剤(1)への浸漬時間を1分から5分に変更した以外は、実施例1と同様の方法によって、導電性パターン(4)を得た。
実施例6で用いためっき前処理剤(1)を調製例3で得られためっき前処理剤(2)に代え、該処理剤への浸漬時間を3分とした以外は、実施例1と同様の方法によって、導電性パターン(5)を得た。
実施例6の前記めっき前処理を行わなかったこと以外は、実施例6と同様の方法によって、導電性パターン(R1)を得た。
上記の実施例6〜10及び比較例2で得られた導電性パターン(1)〜(5)及び(R1)の無電解銅めっきにより形成した細線パターンにおける金属(銅)めっき層の均一性を、下記の基準にしたがい評価した。
5:銅めっき層が形成された面積が、銀粒子を含有する流動体を塗布した面積の100%である。
4:銅めっき層が形成された面積が、銀粒子を含有する流動体を塗布した面積の75%以上100%未満である。
3:銅めっき層が形成された面積が、銀粒子を含有する流動体を塗布した面積の50%以上75%未満である。
2:銅めっき層が形成された面積が、銀粒子を含有する流動体を塗布した面積の25%以上50%未満である。
1:銅めっき層が形成された面積が、銀粒子を含有する流動体を塗布した面積の1%以上25%未満である。
0:銅めっき層が形成された面積が、銀粒子を含有する流動体を塗布した面積の1%未満である。
Claims (10)
- 支持体(I)の表面に、パラジウムよりもイオン化傾向が大きい金属を含有する流動体を塗布して金属層(II’)を形成し、前記金属層(II’)の表面をパラジウムイオンを含有する水溶液に浸漬することによって、前記金属層(II’)を構成する金属の一部がパラジウムに置換された金属層(II)を形成し、次いで、前記金属層(II)の表面に無電解めっき処理により金属めっき層(III)を形成することを特徴とする積層体の製造方法。
- 前記パラジウムイオンを含有する水溶液が、さらに酸を含有する水溶液である請求項1記載の積層体の製造方法。
- 前記支持体(I)として、その表面に、樹脂(x)からなるプライマー層(X)を形成したものを用いる請求項1又は2記載の積層体の製造方法。
- 前記パラジウムよりもイオン化傾向が大きい金属が銀である請求項1〜3のいずれか1項記載の積層体の製造方法。
- 前記銀の平均粒子径が1〜500nmの範囲である請求項4記載の積層体の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項記載の積層体の製造方法において、前記金属層(II’)を形成する際にパターンを形成することを特徴とする導電性パターンの製造方法。
- 導電性パターンの線幅が0.01〜100μmである請求項6記載の導電性パターンの製造方法。
- 請求項6又は7記載の導電性パターンの製造方法によって得られた導電性パターンを用いることを特徴とする電子回路の製造方法。
- 請求項6又は7記載の導電性パターンの製造方法によって得られた導電性パターンを用いることを特徴とする透明電極の製造方法。
- 請求項1〜7のいずれか1項記載の積層体又は導電性パターンの製造方法によって得られた積層体又は導電性パターンを用いることを特徴とする電磁波シールド材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015251579A JP2017117931A (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | 積層体、導電性パターン、電子回路、透明電極及び電磁波シールド材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015251579A JP2017117931A (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | 積層体、導電性パターン、電子回路、透明電極及び電磁波シールド材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017117931A true JP2017117931A (ja) | 2017-06-29 |
Family
ID=59234568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015251579A Pending JP2017117931A (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | 積層体、導電性パターン、電子回路、透明電極及び電磁波シールド材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017117931A (ja) |
-
2015
- 2015-12-24 JP JP2015251579A patent/JP2017117931A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5843123B2 (ja) | 導電性パターン、電子回路及び積層体の製造方法 | |
JP5418738B1 (ja) | 積層体、導電性パターン、電気回路及び積層体の製造方法 | |
TW201937006A (zh) | 電子零件封裝及其製造方法 | |
KR102206686B1 (ko) | 적층체, 메탈 메시 및 터치 패널 | |
JP6418435B2 (ja) | 積層体、導電性パターン及び電子回路 | |
KR20210023841A (ko) | 금속 패턴을 갖는 성형체의 제조 방법 | |
JP6579295B2 (ja) | 積層体、それを用いたプリント配線板、フレキシブルプリント配線板及び成形品 | |
KR20210023828A (ko) | 프린트 배선판의 제조 방법 | |
JP6296290B2 (ja) | 金属ベースプリント配線板及びその製造方法 | |
JP5569662B1 (ja) | 積層体、導電性パターン及び電気回路 | |
JP2019014188A (ja) | 積層体、それを用いたプリント配線板、フレキシブルプリント配線板及び成形品 | |
JP6432761B2 (ja) | 積層体、導電性パターン、電子回路及び積層体の製造方法 | |
JP6439973B2 (ja) | 積層体、導電性パターン及び電子回路 | |
JP2017117931A (ja) | 積層体、導電性パターン、電子回路、透明電極及び電磁波シールド材の製造方法 | |
WO2015037512A1 (ja) | 導電性パターンおよび電子回路 | |
JP5622067B1 (ja) | 受容層形成用組成物、それを用いて得られる受容基材、印刷物、導電性パターン及び電気回路 | |
JP7201130B2 (ja) | セミアディティブ工法用積層体及びそれを用いたプリント配線板 | |
JP7288230B2 (ja) | セミアディティブ工法用積層体及びそれを用いたプリント配線板 | |
WO2019013039A1 (ja) | 積層体、それを用いたプリント配線板、フレキシブルプリント配線板及び成形品 | |
TW202234954A (zh) | 半加成工法用積層體及使用其之印刷配線板 | |
TW202321033A (zh) | 積層體及具備積層體之電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20180220 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181203 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20190620 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190822 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190827 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200303 |