JP2017117646A - 二次電池および二次電池の製造方法 - Google Patents

二次電池および二次電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電流遮断機構を安定して作動させることができる二次電池を提供する。【解決手段】二次電池は、外部端子に電気的に接続された反転板、および電池要素に接続される集電体51と、集電体51に設けられた挿通孔513に挿通されたボス部63を含み、集電体51を保持するホルダ部材60Aと、を備える。ボス部63は、挿通孔513の軸方向に沿って延在する軸部613と、軸部613の周囲を覆う外周部620と、を含む。外周部620は、挿通孔513からはみ出しつつ軸部613の径方向に拡大し、集電体51の外面に沿う拡大部623と、挿通孔513を規定する集電体51の内壁面および軸部613の間の隙間を充填する充填部622と、を有し、軸部613は、先端613a側に設けられ、径方向に拡径する拡径部614を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、電流遮断機構を有する二次電池およびこれの製造方法に関する。
従来、車両の振動によって二次電池が大きく振動した場合に、電流遮断機構の一部を構成する集電体の振動を抑制できる二次電池が開示された文献として、たとえば特開2013−225500号公報(特許文献1)が挙げられる。
特許文献1に開示の二次電池は、集電体を保持する集電体ホルダが、集電体を貫通し、先端部が熱かしめ処理によって集電体の外面に沿って形成されたボス部を有する。熱かしめ処理されたボス部を集電体に密着させることにより、集電体の振動を小さくすることができる。
そして、特許文献1に開示の二次電池を製造する場合には、集電体ホルダに形成されたボス部を集電体の挿通孔に挿入し、当該挿通孔に挿入されたボス部を加熱板にて加熱しながら押圧する。
特開2013−225500号公報
しかしながら、特許文献1に開示の二次電池にあっては、第1領域および当該第1領域よりも径の大きい第2領域を有する挿通孔にボス部が挿通され、第2領域においてボス部が充填されているものの、第1領域においては、ボス部と挿通孔との間に隙間が形成されている。また、単一の径のみで構成された挿通孔にボス部が挿通されている場合であっても、挿通孔からはみ出る部分のボス部は、集電体の外面に沿っているものの、ボス部と挿通孔との間には隙間が形成されている。
挿通孔とボス部との間に隙間ができる構成においては、水平方向に沿ってボス部と集電体とが接触する部分において摩擦力が作用することにより、集電体ホルダが集電体に対して水平方向(挿通孔の径方向)に移動することが抑制される。しかしながら、集電体の表面粗さ等を制御することによって摩擦力を制御することには限界がある。
このため、集電体ホルダの移動を十分に抑制することできず、第1領域の内部または、単一の径のみで構成された挿通孔の内部において、ボス部が、挿通孔の径方向に移動することができてしまう。ボス部が径方向に移動することにより、ボス部に固定された集電体も移動することとなり、集電体と反転板との接続部に負荷が掛かる。このような場合には、電流遮断機構が誤作動することが懸念される。
また、特許文献1に開示の二次電池の製造方法にあっては、加熱板にてボスを押圧する際に、加熱板と集電体が接触するため、ボスと同時に集電体も加熱されてしまう。
集電体には、反転板が接続される近傍に、外装体の内圧が上昇したときに開裂の起点となる刻印部が設けられている。このため、加熱板が集電体に接触して、これを加熱する場合には、刻印部が、加熱板から伝導された熱によって損傷してしまう。このような場合には、電流遮断機構の作動圧が設定された値よりも低下することが懸念される。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、電流遮断機構をより安定して作動させることができる二次電池および二次電池の製造方法を提供することにある。
この二次電池は、反転板の反転動作により電池要素と外部端子との間の導通を遮断する電流遮断機構を備えた二次電池であって、上記外部端子に電気的に接続された上記反転板、および上記電池要素に接続される集電体と、上記集電体に設けられた挿通孔に挿通されたボス部を含み、上記集電体を保持するホルダ部材と、を備える。上記ボス部は、上記挿通孔の軸方向に沿って延在する軸部と、上記軸部の周囲を覆う外周部と、を含む。上記外周部は、上記挿通孔からはみ出しつつ上記軸部の径方向に拡大し、上記集電体の外面に沿う拡大部と、少なくとも上記軸部の先端側において、上記挿通孔を規定する上記集電体の内壁面および上記軸部の間の隙間を充填する充填部と、を有し、上記軸部は、先端側に設けられ、上記径方向に拡径する拡径部を有する。
このように構成される二次電池にあっては、充填部が、少なくとも軸部の先端側において、挿通孔を規定する集電体の内壁面および軸部の間の隙間を充填することにより、ボス部が、挿通孔内において、挿通孔の径方向に移動することが抑制される。これにより、ボス部に固定された集電体の振動を抑制でき、集電体と反転板との接続部に負荷が掛かることを抑制できる。この結果、電流遮断機構を安定して作動させることができる。
また、外周部の拡大部が集電体の外面に密着することにより、集電体をより強固に保持することができる。さらに、軸部の先端側に拡径部が設けられることにより、この拡径部に外周部が引っ掛かり、外周部が軸部から抜けてしまうことを防止できる。これにより、ホルダ部材が安定して集電体を保持することができる。この場合には、集電体がホルダ部材から離脱して集電体と反転板との接続部に負荷が掛かることを抑制できる。この結果、電流遮断機構を安定して作動させることができる。
この二次電池の製造方法は、反転板の反転動作により電池要素と外部端子との間の導通を遮断する電流遮断機構を備えた二次電池の製造方法であって、上記反転板が接続される接続部近傍に刻印部を有するとともに、挿通孔が設けられた集電体を準備する工程と、上記挿通孔に挿通される挿通部を有するホルダ部材を準備する工程と、上記集電体の上記挿通孔に上記挿通部を挿通する工程と、上記集電体に接触させることなく、加熱された熱板を上記挿通部の先端側に押し当て、上記挿通部の先端側を熱かしめする工程と、を備える。上記挿通部は、上記挿通孔の軸方向に沿って延在する軸部と、上記軸部の周囲を覆うカバー部材とを有し、上記軸部を構成する材料として第1樹脂部材を用い、上記カバー部材を構成する材料として上記第1樹脂部材と異なる第2樹脂部材を用いる。この場合において、上記第1樹脂部材の融点は、上記第2樹脂部材の融点よりも高く、かつ、上記第1樹脂部材のガラス転移温度は、上記第2樹脂部材の融点よりも低くなっている。上記挿通部の先端側を熱かしめする工程において、上記第1樹脂部材のガラス転移温度以上であり、かつ、上記第2樹脂部材の融点近傍の温度で上記挿通部の先端側を押圧し、上記挿通部の先端側に位置する上記カバー部材を溶融させて、上記挿通孔からはみ出しつつ上記軸部の径方向に拡大し、上記集電体の外面に沿う拡大部と、少なくとも上記軸部の先端側において、上記挿通孔を規定する上記集電体の内壁面および上記軸部の間の隙間を充填する充填部とを形成するとともに、上記軸部の先端側を変形させて、上記径方向に拡径する拡径部を形成する。
このような二次電池の製造方法を利用する場合には、ホルダ部材に設けられた挿通部を軸部と、これを覆うカバー部材とによって構成し、軸部を構成する材料として第1樹脂部材を用い、カバー部材を構成する材料として、第1樹脂部材の融点よりも低い第2樹脂材料を用いる。第2樹脂部材の融点近傍で、集電体の挿通孔に挿通されたホルダ部材の挿通部に熱板を押し当てることにより、第2樹脂部材を第1樹脂部材よりも優先して溶融させることができる。
第2樹脂部材を溶融させ、集電体の挿通孔からはみ出した部分の第2樹脂部材を挿通部の径方向に拡大させて、集電体の外面に沿う拡大部が形成されるように、挿通部を熱板にて押圧することにより、押圧中には熱板と集電体との間に第2樹脂部材が介在することとなる。これにより、挿通部を熱かしめする際に、熱板と集電体とが接触することを防止できる。この結果、熱板の熱が直接集電体に伝導されず、集電体に設けられた刻印部が熱によって損傷することを抑制することができる。
また、第2樹脂部材の融点近傍の温度で挿通部を押圧することにより、第2樹脂部材よりも融点の高い第1樹脂部材のみで挿通部が構成される場合と比較して、低い温度で挿通部を押圧することができる。これにより、第2樹脂部材を介して熱板から集電体に伝導される熱量を抑制することができる。このことによっても、集電体に設けられた刻印部が熱によって損傷することを抑制することができる。
このように熱による刻印部の損傷を抑制することにより、電流遮断機構の作動圧を安定させることができる。この結果、電流遮断機構を安定して作動させることができる二次電池を製造することができる。
本発明によれば、電流遮断機構を安定して作動させることができる二次電池および二次電池の製造方法を提供することができる。
本実施の形態に係る二次電池の平面図である。 本実施の形態に係る二次電池の断面図である。 本実施の形態に係る二次電池の分解斜視図である。 図1に示すIV−IV線に沿った断面図である。 図4に示す矢印V方向から見た場合の二次電池の斜視図である。 ホルダ部材と集電体との固定構造の詳細を示す断面図である。 本実施の形態に係る二次電池を製造する工程を示すフロー図である。 図7に示すホルダ部材を準備する工程を示す図である。 集電体およびホルダ部材を準備する工程にて準備されるホルダ部材の状態を示す図である。 本実施の形態に係るホルダ部材の挿通部を集電体の挿通孔に挿通する工程を示す図である。 本実施の形態に係るホルダ部材の挿通部の先端側を熱かしめする工程を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(二次電池の構成)
図1は、本実施の形態に係る二次電池の平面図である。図2は、本実施の形態に係る二次電池の断面図である。図3は、本実施の形態に係る二次電池の分解斜視図である。図4は、図1に示すIV−IV線に沿った断面図である。図5は、図4に示す矢印V方向から見た場合の二次電池の斜視図である。図1から図5を参照して、本実施の形態に係る二次電池100について説明する。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係る二次電池100は、外装体10、電池要素としての電極体13、負極用の外部端子20Bおよび集電体50、ならびに正極用の外部端子20Aおよび集電体51を備える。外装体10は、有底角筒状の収容部15と、収容部15の開口部16を密閉する封口体25とを含む。外装体10は、内部に電極体13を収容している。外部端子20B,20Aは、外装体10の封口体25に取り付けられる。
電極体13は、正極芯体、負極芯体およびセパレータ(いずれも図示せず)を有し、正極芯体および負極芯体は、セパレータを介して巻回される。電極体13の両端には、負極芯体露出部11および正極芯体露出部12がそれぞれ設けられる。
負極芯体露出部11は、集電体50および接続部30Bを介して外部端子20Bに電気的に接続される。正極芯体露出部12は、集電体51および後述する電流遮断機構(CID:Current Interrupt Device)を介して外部端子20Aに電気的に接続される。
図2および図3に示すように、二次電池100は、負極側においては、導電板22、インシュレータ24、絶縁プレート60Bをさらに備える。なお、図3において、接続部30Bについては、その先端をかしめる前の状態を示している。
インシュレータ24は、外装体10の外部に設けられ、外部端子20Bを収容する。インシュレータ24は、封口体25の直上に重ね合わされている。インシュレータ24は、封口体25と導電板22との間に介挿されている。インシュレータ24は、絶縁性材料から形成されており、封口体25と導電板22との間を電気的に絶縁している。
導電板22は、インシュレータ24上に配置される。導電板22は、外部端子20Bと接続部30Bとを電気的に接続する。接続部30Bは、集電体50から上方に向けて突出するように設けられている。絶縁プレート60Bは、封口体25と集電体50との間に介挿されている。絶縁プレート60Bは、封口体25と集電体50との間を電気的に絶縁している。
図2および図3に示すように、二次電池100は、正極側においては、導電板21、インシュレータ23、ホルダ部材60A、リベット部材30A、反転板40をさらに備える。なお、図3においては、リベット部材30Aについては、その先端をかしめる前の状態を図示している。
インシュレータ23は、外装体10の外部に設けられ、外部端子20Aを収容する。インシュレータ23は、封口体25の直上に重ね合わされている。インシュレータ23は、封口体25と導電板21との間に介挿されている。インシュレータ23は、絶縁性材料から形成されており、封口体25と導電板21との間を電気的に絶縁している。
導電板21は、インシュレータ23上に配置される。導電板21は、外部端子20Aとリベット部材30Aとを電気的に接続する。
リベット部材30Aは、アルミニウム、アルミニウム合金等の導電性材料から形成されている。リベット部材30Aは、封口体25に形成された貫通孔25m(図4参照)に挿通されている。リベット部材30Aは、外装体10の外部で導電板21に接続され、外装体10の内部で反転板40に接続されている。
図4に示すように、リベット部材30Aは、封口体25に設けられた貫通孔25mを通過して外装体10内に延出し、反転板40に接続されている。なお、図4においては、リベット部材30Aの先端をかしめた状態を図示している。リベット部材30Aは、導電板21に電気的に接続されている。リベット部材30Aは、導電板21と反転板40とを電気的に接続する。
リベット部材30Aは、かしめ部31、小径部32、対向部33、大径部34、および鍔部35を含む。小径部32は、仮想上の中心軸102を中心に筒状に延びる形状を有する。かしめ部31は、小径部32のうちの対向部33とは反対側に形成される。かしめ部31は、小径部32を貫通孔25mに挿通したのち、小径部32の先端部側をかしめることによって形成される。かしめ部31と対向部33との間で、導電板21、インシュレータ23、封口体25、ホルダ部材60Aとがかしめ固定されている。
対向部33は、小径部32から大径部34に向かって径方向の外側に広がる略円盤状の形状を有している。対向部33は、外装体10内で封口体25と距離を設けて対向する。対向部33は、外装体10内において封口体25と略平行に延在する。
大径部34は、対向部33の周縁から起立しており(集電体51に近接する方向に折れ曲がっており)、全体として環状の形状を有している。鍔部35は、対向部33の反対側に位置する大径部34の端部の周縁に位置する部位である。鍔部35は、環状の形状を有している。大径部34および鍔部35は、リベット部材30Aにおいて対向部33の周縁に位置する周縁部に相当する。対向部33、大径部34および鍔部35の内側の空間は、後述する反転板40が反転することを許容する。
反転板40は、導電性材料から形成されている。反転板40は、円形の平面視を有する薄板形状を有する。反転板40は、対向部33に面する側で凹となり、集電体51に面する側で凸となる形状を有する。反転板40は、対向部33と集電体51との間に配置されている。反転板40は、中央部41と周縁部42とを含む。
反転板40の中央部41は、後述する集電体51の薄肉部512に接続されている。反転板40の周縁部42は、リベット部材30Aの鍔部35の内側で接続されている。これにより、反転板40は、リベット部材30Aと集電体51との間を電気的に接続している。反転板40の中央部41および周縁部42は、たとえば溶着によって集電体51およびリベット部材30Aに固定されている。
ホルダ部材60Aは、絶縁性材料によって形成されている。ホルダ部材60Aは、封口体25とリベット部材30Aとを電気的に絶縁する。ホルダ部材60Aは、封口体25の直下に設けられている。ホルダ部材60Aは、全体として、リベット部材30Aの対向部33、大径部34および鍔部35を取り囲むように設けられている。ホルダ部材60Aは、封口体25と対向部33との間に挟持された状態で固定されている。
ここで、図3におけるホルダ部材60Aは、熱かしめ処理がなされる前の状態(集電体51が固定される前の状態)を示している。図3に示すように、ホルダ部材60Aは、固定前の状態においては、本体部61および後述するカバー部材62を含む。
一方で、図4におけるホルダ部材60Aは、熱かしめ処理がなされた後の状態(集電体51が固定された状態)を示している。図4に示すように、ホルダ部材60Aは、固定後の状態においては、本体部61およびボス部63を含む。固定前におけるカバー部材62は、固定後においては、ボス部63の一部を構成する。
ホルダ部材60Aの本体部61は、平板部610、胴部611、ガスケット部612を含む。平板部610は、封口体25に隣接して設けられている。平板部610は、封口体25と、対向部33との間に配置されている。
胴部611は、封口体25に隣接する位置から、封口体25から離れる方向に筒状に延びて設けられている。胴部611は、対向部33および反転板40を取り囲むように設けられている。
ガスケット部612は、円筒形状を有する。ガスケット部612は、平板部610の中央部から胴部611と反対側に突出する。平板部610は、貫通孔25mに挿通されている。これにより、収容部15の内部が気密に封止されている。
ボス部63は、集電体51を保持する部位である。ボス部63は、集電体51の挿通孔513に挿通されている。
集電体51は、外装体10の内部でホルダ部材60Aにより保持されている。集電体51は、リベット部材30Aの対向部33と距離を設けて対向している。集電体51は、胴部611の先端で、ホルダ部材60Aに接続されている。
図4および図5に示すように、集電体51は、集電板510およびプレート部511を含む。集電板510は、電極体13の負極芯体露出部12に接続されている。集電板510は、プレート部511の端部に連続するように設けられている。集電板510は、封口体25から離れる方向に延在する。
プレート部511は、板状形状を有する。プレート部511は、薄肉部512および挿通孔513を有する。薄肉部512は、プレート部511に設けられた凹部によって、他の部位よりも厚さが薄くなっている。さらに、薄肉部512には、溝状の刻印部514が設けられている。刻印部514は、反転板40の中央部41が接続される接続部近傍に設けられている。挿通孔513は、プレート部511の四隅に設けられている。なお、挿通孔513の数は、4つに限定されず、適宜変更することができる。この場合には、挿通孔513の数に応じてボス部63が設けられる。
(電流遮断機構の動作)
図4を参照して、集電体51、反転板40およびリベット部材30Aによって電流遮断機構が構成されている。電流遮断機構が作動する前の二次電池100の通常の使用状態においては、反転板40は、中央部41が集電体51に向かって突出した形状を有し、集電体51は、反転板40、リベット部材30および導電板21を通して外部端子20A(図1)に電気的に接続されている。
電流遮断機構が作動する前には、電流は、集電体51(薄肉部512)、反転板40(中央部41)およびリベット部材30の順に流れる。これにより、二次電池100から外部へ電力が供給される。充電時にはこれと逆方向に電流が流れる。外装体10(図1)の内圧が上昇した場合には、反転板40の中央部41が外装体10内の気体に押圧される。外装体10の内圧は、中央部41に均一に加えられる。集電体51の薄肉部512は、集電体51の他の部分(厚肉部など)と比較して低い剛性を有している。
外装体10の内圧が設定値(作動圧)よりも高くなった場合、薄肉部512が破壊され、反転板40の中央部41は破壊された薄肉部512とともに集電体51から離れ、リベット部材30の対向部33に近づくように変形する。これにより、集電体51と反転板40とが離隔し、電気的な導通が遮断される。
(ホルダ部材と集電体との固定構造)
図6は、ホルダ部材と集電体との固定構造の詳細を示す断面図である。図6を参照して、ホルダ部材60Aと集電体51との固定構造について説明する。
図6に示すように、ボス部63は、軸部613と、外周部620とを含む。軸部613は、略円柱形状を有する。軸部613は、胴部611の先端に設けられている。軸部613は、集電体51側に位置する胴部611の端面から突出する。軸部613は、集電体51に設けられた挿通孔513の軸方向に沿って延在する。軸部613は、先端613a側に軸部613の径方向に拡径する拡径部614を有する。
外周部620は、有底筒形状を有する。外周部620は、軸部613の周囲を覆うように設けられている。外周部620は、軸部613に固定されている。外周部620は、筒部621、充填部622、および拡大部623を含む。
筒部621は、軸部613の根元側に設けられている。充填部622は、軸部613の先端613a側において、挿通孔513を規定する集電体51の内壁面513aおよび軸部613の間の隙間を充填している。充填部622は、軸部613と拡大部623の間に位置する。
拡大部623は、挿通孔513からはみ出しつつ軸部613の径方向に拡大している。拡大部623は、集電体51の外面、すなわち、反転板40が接続される側とは反対側に位置するプレート部511の主面511aに沿うように設けられている。
このような固定構造においては、外周部620充填部622が、軸部613の先端613a側において、挿通孔513を規定する集電体51の内壁面513aおよび軸部613の間の隙間を充填する。これにより、ボス部63が挿通孔513の径方向に移動することが抑制される。このため、ボス部63に固定された集電体51の振動を抑制でき、集電体51と反転板40との接続部に負荷が掛かることを抑制できる。この結果、電流遮断機構を安定して作動させることができる。
また、外周部620の拡大部623が集電体51の外面(プレート部511の主面511a)に密着することにより、集電体51をより強固に保持することができる。さらに、軸部613の先端613a側に拡径部614が設けられることにより、この拡径部614に外周部620が引っ掛かり、外周部620が軸部613から抜けてしまうことを防止できる。
これにより、ホルダ部材60Aが安定して集電体51を保持することができる。この場合には、集電体51がホルダ部材60Aから離脱して集電体51と反転板40との接続部に負荷が掛かることを抑制できる。この結果、電流遮断機構を安定して作動させることができる。
以上のように構成することにより、本実施の形態に係る二次電池100においては、電流遮断機構を安定して作動させることができる。
軸部613と外周部620とに用いられる材料について説明する。図6に示す構造が得られれば、軸部613と外周部620とに用いられる材料は特に限定されるものではないが、製造方法の観点から、以下に説明する材料を用いると良い。
軸部613は、第1樹脂部材によって構成されている。一方、外周部620は、第1樹脂部材と異なる第2樹脂部材によって構成されている。第1樹脂部材の融点は、第2樹脂部材の融点よりも高くなっている。第1樹脂部材のガラス転移温度は、第2樹脂部材の融点よりも低くなっている。また、第1樹脂部材の引張強度は、第2樹脂部材の引張強度よりも大きくなっている。
このような第1樹脂部材および第2樹脂部材の組み合わせとしては、第1樹脂部材をPPS(ポリフェニレンサルファイド)とし、第2樹脂部材をPP(ポリプロピレン)とする組み合わせ、第1樹脂部材をPPSとし、第2樹脂部材をPE(ポリエチレン)とする組み合わせ、第1樹脂部材をPC(ポリカーボネート)とし、第2樹脂部材をPPとする組み合わせ、第1樹脂部材をPCとし、第2樹脂部材をPEとする組み合わせが挙げられる。
これらPPS,PC,PE,PPの融点、ガラス転移温度、および引張強度は、以下の表1のように例示される。
Figure 2017117646
このように、軸部613を構成する第1樹脂部材の融点が外周部620を構成する第2樹脂部材の融点よりも高くすることにより、二次電池100の製造時において、第2樹脂部材が第1樹脂部材よりも溶融しやすくなる。
これにより、挿通孔513の外部だけでなく、挿通孔513の内部においても第2樹脂部材を容易に溶融させることができ、軸部613と挿通孔513を規定する集電体51の内壁面との間に溶融した第2樹脂部材を容易に充填させることができる。この結果、充填部622を容易に形成することができる。
また、第2樹脂部材が第1樹脂部材よりも溶融しやすくなることで、溶融した第2樹脂のうち挿通孔513からはみ出す部分を集電体51の外面に沿わせやすくなる。これにより、溶融した第2樹脂部材をより広範囲に集電体51に接合させることでき、より強固に集電体51を保持することができる。
また、第1樹脂部材のガラス転移温度を第2樹脂部材の融点よりも低くすることにより、二次電池100の製造時において、第2樹脂部材を溶融させつつ、第1樹脂部材を変形させることができる。これにより、拡径部614を容易に形成することができる。
さらに、第1樹脂部材の引張強度を第2樹脂部材の引張強度よりも大きくすることにより、第2樹脂部材のみでボス部を構成する場合と比較して、軸方向におけるボス部63の破断強度を向上させることができる。
(製造方法)
図7は、本実施の形態に係る二次電池を製造する工程を示すフロー図である。図8は、図7に示すホルダ部材を準備する工程を示す図である。図9は、集電体およびホルダ部材を準備する工程にて準備されるホルダ部材の状態を示す図である。図10は、本実施の形態に係るホルダ部材の挿通部を集電体の挿通孔に挿通する工程を示す図である。図11は、本実施の形態に係るホルダ部材の挿通部の先端側を熱かしめする工程を示す断面図である。図7から図11を参照して、本実施の形態に係る二次電池の製造方法について説明する。
図7に示すように、本実施の形態に係る二次電池100を製造するに際して、工程(S1)から工程(S8)が実施される。まず、工程(S1)において、反転板40が接続される接続部近傍に刻印部514を有するとともに、挿通孔513が設けられた集電体51を準備する。
次に、図7および図8に示すように、工程(S2)において、挿通孔513に挿通される挿通部65を有するホルダ部材60Aを準備する。なお、工程(S2)は、工程(S1)の後に行なわれる場合に限定されず、工程(S1)と同時ないしは、工程(S1)よりも前に行なわれてもよい。
挿通部65は、挿通孔513の軸方向に沿って延在する軸部613と、軸部613の周囲を覆うカバー部材62とを有する。軸部613は、略円柱形状を有する。カバー部材62は、略有底筒状を有する。
軸部613を構成する材料として、第1樹脂部材を用いる。また、カバー部材62を構成する材料として第2樹脂部材を用いる。上述のように、第1樹脂部材の融点は、第2樹脂部材の融点よりも高く、第1樹脂部材のガラス転移温度は、第2樹脂部材の融点よりも低くなっている。また、第1樹脂部材の引張強度は、第2樹脂部材の引張強度よりも大きくなっている。第1樹脂部材および第2樹脂部材の組み合わせは、上述の通りである。
工程(S2)においては、ホルダ部材60Aは、封口体25に取り付けられた状態で準備される。すなわち、図9に示すように、ホルダ部材60Aが取り付けられたアセンブリ200が準備されることにより、ホルダ部材60Aが準備される。
図3および図9に示すように、アセンブリ200の負極側においては、外部端子20B、導電板22、インシュレータ24、絶縁プレート60Bおよび集電体50が接続部30Bによって封口体25に一体に固定されている。
これらを一体に固定するに際しては、外部端子20Bの先端を導電板22に貫通させつつ、外部端子20Bをインシュレータ24に収容する。この状態で、接続部30Bが、導電板22、インシュレータ24、封口体25および絶縁プレート60Bの各々に設けられた貫通孔を貫通するように、外部端子20B、導電板22、インシュレータ24、封口体25、絶縁プレート60Bおよび集電体50を重ね合わせる。
次に、導電板22から突出する接続部30Bの一端側をかしめることにより、外部端子20B、導電板22、インシュレータ24、絶縁プレート60Bおよび集電体50が封口体25に一体に固定される。
一方、アセンブリ200の正極側においては、外部端子20A、導電板21、インシュレータ23、ホルダ部材60A、およびリベット部材30Aが封口体25に取り付けられている。リベット部材30Aには、反転板40の周縁部42が接続されている。
外部端子20A、導電板21、インシュレータ23、ホルダ部材60A、およびリベット部材30Aを封口体25に取り付ける際には、まず、外部端子20Aの先端を導電板21に貫通させつつ、外部端子20Bをインシュレータ23に収容する。この状態で、リベット部材30Aの小径部32が、導電板21、インシュレータ23、封口体25およびホルダ部材60Aの本体部61の各々に設けられた貫通孔を貫通するように、外部端子20A、導電板21、インシュレータ23、封口体25、ホルダ部材60Aの本体部61およびリベット部材30Aを重ね合わせる。
次に、導電板21から突出する小径部32の一端側をかしめることにより、外部端子20A、導電板21、インシュレータ23、ホルダ部材60Aの本体部61、およびリベット部材30Aが封口体25に一体に固定される。続いて、ホルダ部材60Aの本体部61に設けられた軸部613をカバー部材62で覆う。この後、反転板40の周縁部42がリベット部材30Aに溶接等によって接続される。なお、反転板40の周縁部42をリベット部材30Aに接続した後に、軸部613をカバー部材62で覆ってもよい。
このように、工程(S2)は、工程(S21)および工程(S22)を含んでいる。工程(S21)においては、上述のように、外部端子20A、導電板21、インシュレータ23、ホルダ部材60Aの本体部61、リベット部材30Aを封口体25に一体に固定することにより、封口体25にホルダ部材60Aを組み付ける。
工程(S22)においては、軸部613の周囲をカバー部材62で覆う。この際、軸部613にカバー部材62の凹部62aを圧入する。これにより、カバー部材62が軸部613に固定される。
なお、工程(S22)は、工程(S21)の前に行なわれてもよいし、工程(S21)の後に行なわれてもよい。
工程(S22)が工程S21の前に行なわれる場合には、予め挿通部65が形成された状態でホルダ部材60Aが封口体25に組み付けられる。このような場合には、カバー部材62は、封口体25に本体部61を固定する前に予め本体部61に取り付けられているため、本体部61を封口体25に固定した後の作業をスムースに行なうことができる。
工程(S22)が工程(S21)の後に行なわれる場合には、ホルダ部材60Aが封口体25に組み付けられた後に、挿通部65が形成される。このような場合には、カバー部材62は、封口体25に固定された本体部61に取り付けられるため、本体部61を封口体25に固定する際に印加される力が、カバー部材62に作用することがない。このため、カバー部材62の変形を抑制することができる。
続いて、図7および図10に示すように、工程(S3)において、集電体51の挿通孔513に挿通部65を挿通する。
次に、図7および図11に示すように、工程(S4)において、集電体51に接触させることなく加熱された熱板70を挿通部65の先端側に押し当て、挿通部65の先端側を熱かしめする。
この際、軸部613を構成する第1樹脂部材のガラス転移温度以上であり、かつ、カバー部材62を構成する第2樹脂部材の融点近傍の温度、たとえば、第2樹脂部材の融点の温度の±10℃の範囲の温度で、挿通部65を熱かしめする。このような温度で挿通部65を熱板70にて押圧することにより、第2樹脂部材を第1樹脂部材よりも優先して溶融させつつ、第1樹脂部材を変形させることができる。
第2樹脂部材を溶融させて、固化させることにより、上述の外周部620が形成されるとともに、集電体51を保持するボス部63が形成される。
ボス部63を形成するに際して、溶融した第2樹脂部材を、少なくとも挿通部65の先端側において、集電体51の挿通孔513を規定する集電体51の周壁面および軸部613の間の隙間を充填させて、充填部622を形成する。また、溶融した第2樹脂部材のうち集電体51の挿通孔513からはみ出した部分を、挿通部65の径方向に拡大させて、集電体51の外面(プレート部511の主面511a)に沿う拡大部623を形成する。一方、溶融していない部分の第2樹脂部材は、円筒形状を維持し、筒部621となる。
続いて、図7に示すように、工程(S5)において、反転板40の中央部41を集電体51に溶接等により接続する。次に、工程(S6)において、集電体50,51が組み付けられた封口体25を用いて収容部15の開口部16を閉塞する。この際、集電体50および集電体51が、電極体13の正極芯体露出部11および負極芯体露出部12に接続される。
続いて、工程(S7)にて、封口体25を収容部15に溶接する。この後、工程(S8)にて外装体10に設けられた注入孔(不図示)から電解液を外装体10内に注入し、注入孔を封止することにより、二次電池100が製造される。
上述した二次電池の製造方法にあっては、工程(S4)において第2樹脂部材を溶融させて、上述の拡大部623が形成されるように、挿通部65を熱板70にて押圧することにより、押圧中には熱板70と集電体51との間に第2樹脂部材が介在することとなる。これにより、挿通部65を熱かしめする際に、熱板70と集電体51とが接触することを防止できる。この結果、熱板70の熱が直接集電体に伝導されず、集電体51に設けられた刻印部514が熱によって損傷することを抑制することができる。
また、第2樹脂部材の融点近傍の温度で挿通部65を押圧することにより、第2樹脂部材よりも融点の高い第1樹脂部材のみで挿通部が構成される場合と比較して、低い温度で挿通部65を押圧することができる。これにより、第2樹脂部材を介して熱板70から集電体51に伝導される熱量を抑制することができる。このことによっても、集電体51に設けられた刻印部514が熱によって損傷することを抑制することができる。
このように熱による刻印部514の損傷を抑制することにより、電流遮断機構の作動圧を安定させることができ、この結果、電流遮断機構を安定して作動させることができる。
さらに、上述のように充填部622が形成されることにより、挿通孔513内において、ボス部63が挿通孔513の径方向に移動することを抑制することができる。なお、溶融した第2樹脂部材を、挿通孔513の軸方向における一端側から他端側にかけて充填させた場合には、ボス部63が挿通孔513内で移動することをさらに抑制することができる。
これにより、ボス部63に固定された集電体51の振動を抑制でき、集電体51と反転板40との接続部に負荷が掛かることを抑制できる。この結果、電流遮断機構を安定して作動させることができる。
加えて、第1樹脂部材の先端側を変形させて、軸部613の径方向に拡径した拡径部614を形成することにより、製造後の二次電池において、拡大部623が拡径部614に引っ掛かることとなる。
これにより、カバー部材62の少なくとも一部が溶融固化することで形成される外周部620が、軸部613から抜けてしまうことを防止でき、集電体51をより強固に保持することができる。このため、集電体51がホルダ部材60Aから離脱することを防止できる。このことによっても、集電体51の離脱により集電体51と反転板40との接続部に負荷が掛かることを防止でき、電流遮断機構を安定して作動させることができる。
以上のように、本実施の形態における二次電池の製造方法にあっては、電流遮断機構を安定して作動させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
10 外装体、11 負極芯体露出部、12 正極芯体露出部、13 電極体、15 収容部、16 開口部、20A,20B 外部端子、21,22 導電板、23,24 インシュレータ、25 封口体、25m 貫通孔、30A リベット部材、30B 接続部、31 かしめ部、32 小径部、33 対向部、34 大径部、35 鍔部、40 反転板、41 中央部、42 周縁部、50,51 集電体、60A ホルダ部材、60B 絶縁プレート、61 本体部、62 カバー部材、62a 凹部、63 ボス部、65 挿通部、70 熱板、100 二次電池、102 中心軸、200 アセンブリ、510 集電板、511 プレート部、511a 主面、512 薄肉部、513 挿通孔、513a 内壁面、514 刻印部、610 平板部、611 胴部、612 ガスケット部、613 軸部、613a 先端、614 拡径部、620 外周部、621 筒部、622 充填部、623 拡大部。

Claims (5)

  1. 反転板の反転動作により電池要素と外部端子との間の導通を遮断する電流遮断機構を備えた二次電池であって、
    前記外部端子に電気的に接続された前記反転板、および前記電池要素に接続される集電体と、
    前記集電体に設けられた挿通孔に挿通されたボス部を含み、前記集電体を保持するホルダ部材と、を備え、
    前記ボス部は、前記挿通孔の軸方向に沿って延在する軸部と、前記軸部の周囲を覆う外周部と、を含み、
    前記外周部は、前記挿通孔からはみ出しつつ前記軸部の径方向に拡大し、前記集電体の外面に沿う拡大部と、少なくとも前記軸部の先端側において、前記挿通孔を規定する前記集電体の内壁面および前記軸部の間の隙間を充填する充填部と、を有し、
    前記軸部は、先端側に設けられ、かつ、前記径方向に拡径する拡径部を有する、二次電池。
  2. 前記軸部は、第1樹脂部材によって構成され、
    前記外周部は、前記第1樹脂部材と異なる第2樹脂部材によって構成され、
    前記第1樹脂部材の融点は、前記第2樹脂部材の融点よりも高く、
    前記第1樹脂部材のガラス転移温度は、前記第2樹脂部材の融点よりも低い、請求項1に記載の二次電池。
  3. 反転板の反転動作により電池要素と外部端子との間の導通を遮断する電流遮断機構を備えた二次電池の製造方法であって、
    前記反転板が接続される接続部近傍に刻印部を有するとともに、挿通孔が設けられた集電体を準備する工程と、
    前記挿通孔に挿通される挿通部を有するホルダ部材を準備する工程と、
    前記集電体の前記挿通孔に前記挿通部を挿通する工程と、
    前記集電体に接触させることなく、加熱された熱板を前記挿通部の先端側に押し当て、前記挿通部の先端側を熱かしめする工程と、を備え、
    前記挿通部は、前記挿通孔の軸方向に沿って延在する軸部と、前記軸部の周囲を覆うカバー部材とを有し、
    前記軸部を構成する材料として第1樹脂部材を用い、
    前記カバー部材を構成する材料として前記第1樹脂部材と異なる第2樹脂部材を用い、
    前記第1樹脂部材の融点は、前記第2樹脂部材の融点よりも高く、かつ、前記第1樹脂部材のガラス転移温度は、前記第2樹脂部材の融点よりも低く、
    前記挿通部の先端側を熱かしめする工程において、前記第1樹脂部材のガラス転移温度以上であり、かつ、前記第2樹脂部材の融点近傍の温度で前記挿通部の先端側を押圧し、前記挿通部の先端側に位置する前記カバー部材を溶融させて、前記挿通孔からはみ出しつつ前記軸部の径方向に拡大し、前記集電体の外面に沿う拡大部と、少なくとも前記軸部の先端側において、前記挿通孔を規定する前記集電体の内壁面および前記軸部の間の隙間を充填する充填部とを形成するとともに、前記軸部の先端側を変形させて、前記径方向に拡径する拡径部を形成する、二次電池の製造方法。
  4. 前記ホルダ部材は、前記軸部が設けられた本体部と、前記カバー部材とを含み、
    前記ホルダ部材を準備する工程は、前記電池要素を収容する収容部に設けられた開口部を塞ぐための封口体に前記本体部を固定する工程と、前記軸部を前記カバー部材で覆う工程とを含み、
    前記軸部を前記カバー部材で覆う工程は、前記封口体に前記本体部を固定する工程の後に行なわれる、請求項3に記載の二次電池の製造方法。
  5. 前記ホルダ部材は、前記軸部が設けられた本体部と、前記カバー部材とを含み、
    前記ホルダ部材を準備する工程は、前記電池要素を収容する収容部に設けられた開口部を塞ぐための封口体に前記本体部を固定する工程と、前記軸部を前記カバー部材で覆う工程とを含み、
    前記軸部を前記カバー部材で覆う工程は、前記封口体に前記本体部に固定する工程の前に行なわれる、請求項3に記載の二次電池の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023136362A1 (ja) * 2022-01-17 2023-07-20 ビークルエナジージャパン株式会社 電池及び電池の製造方法

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