JP2017117164A - 現金処理装置 - Google Patents

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Toshihiro Tomii
敏宏 富井
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【課題】専用の模擬券の準備を前提とすることなく、スムーズに動作確認を行うことが可能な現金処理装置を提供する。【解決手段】複数の媒体を計数する鑑別部と、前記複数の媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部に、前記複数の媒体の搬送先を指示する制御部と、を備え、動作確認試験の際には、前記鑑別部は、前記複数の媒体を計数し、前記制御部は、前記鑑別部が計数した順番に応じた搬送先へ前記複数の媒体を搬送するように、前記搬送部に指示する、現金処理装置を提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、現金処理装置に関する。
金融機関の営業店のカウンタ等には、窓口用現金処理機に代表される現金処理装置が設置されており、このような現金処理装置は、紙幣や硬貨の入金取引や出金取引等に利用されている。現金処理装置においては、現金処理装置の運用中に入出金取引等の処理が適切に行われるように、保守作業(現金処理装置内のユニット交換、機構調整、センサ調整等)後や現金処理装置の運用前に、保守員等が現金処理装置の動作確認を行う。具体的には、保守員は、現金処理装置に対して、当該現金処理装置で実施可能な、入金取引、出金取引、補充取引、回収取引等を、運用時と同様に実施させることにより、現金処理装置内の搬送路等が所定の動作を行っているか等の動作確認を行う。この際、保守員は、現金処理装置に対して、特許文献1に挙げられているような模擬券を用いて上記各取引を個別に実施させる。
特開2012−22545号公報
動作確認の際、現金処理装置の機種ごとに紙幣の鑑別方法が異なるため、現金処理装置の機種ごとに専用の動作確認試験用の複数の模擬券が準備されている(例えば、1台の現金処理装置につき、専用の模擬券が数100枚程度準備される)。従って、専用の模擬券が準備できない場合には、保守員は、現金処理装置の動作確認を実施することができなかった。また、動作確認の際には、保守員は、入金取引、出金取引、補充取引、回収取引等を、実際の現金処理装置の運用時と同様の操作を行って、個別に実施しなければならず、現金処理装置の動作確認は、保守員にとっては煩雑な作業であった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、専用の模擬券の準備を前提とすることなく、スムーズに動作確認を行うことが可能な、新規かつ改良された現金処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数の媒体を計数する鑑別部と、前記複数の媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部に、前記複数の媒体の搬送先を指示する制御部と、を備え、動作確認試験の際には、前記鑑別部は、前記複数の媒体を計数し、前記制御部は、前記鑑別部が計数した順番に応じた搬送先へ前記複数の媒体を搬送するように、前記搬送部に指示する、現金処理装置が提供される。
前記動作確認試験の動作フローに係る制御プログラムを記憶する記憶部をさらに備え、前記現金処理装置は、記憶された前記制御プログラムに従って、入出金取引、補充取引、回収取引の動作確認を連続して実施してもよい。
前記現金処理装置は、前記記憶された制御プログラムに従って、補充取引、出金取引、入金取引、回収取引の順で動作確認を実施してもよい。
前記動作フローは、前記現金処理装置の操作者に対して前記複数の媒体の入金を誘導する表示を行うことを含んでもよい。
前記複数の媒体は、前記動作確認試験用の模擬券であってもよい。
前記複数の媒体は、2枚の前記動作確認試験用の模擬券であってもよい。
以上説明したように本発明によれば、専用の模擬券の準備を前提とすることなく、スムーズに現金処理装置の動作確認を行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る現金処理装置1の構成例を示した説明図である。 第1の実施形態に係る現金処理装置1の紙幣処理に関する制御系のブロック図である。 第1の実施形態に係る動作確認試験のフローチャートである。 第1の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(開始時)である。 第1の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(補充取引試験−ステップS100)である。 第1の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(出金取引試験−ステップS200)である。 第1の実施形態に係る動作確認試験における誘導画面80の一例を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(入金時)である。 第1の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(入金取引試験−ステップS300)である。 第1の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(回収取引試験−ステップS400)である。 第2の実施形態に係る動作確認試験のフローチャートである。 第2の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(開始時)である。 第2の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(補充取引試験−ステップS101)である。 第2の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(補充取引試験−ステップS103)である。 第2の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(補充取引試験−ステップS105)である。 第2の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(出金取引試験−ステップS201)である。 第2の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(出金取引試験−ステップS203)である。 第2の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(出金取引試験−ステップS205)である。 第2の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(入金取引試験−ステップS301)である。 第2の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(入金取引試験−ステップS303)である。 第2の実施形態に係る動作確認試験における現金処理装置1の状態を示した説明図(回収取引試験−ステップS401)である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じて収納庫108a及び収納庫108bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、収納庫108a及び収納庫108bを特に区別する必要が無い場合には、単に収納庫108と称する。
以下に説明する実施形態は、金融機関の営業店に設置されている現金処理装置に適用される。しかしながら、本実施形態は、上述の現金処理装置に適用されることに限定されるものではなく、金融機関等で使用される現金自動預け払い機(ATM:Automated Teller Machine、以下単に「ATM」と呼称する)や自動釣銭機等に適用されてもよく、また、金融機関や一般店舗等のバックヤードで使用される紙幣整理装置に適用されてもよい。
1. 第1の実施形態
1.1 現金処理装置1の基本構成
まずは、現金処理装置1の基本構成を示した説明図である図1を参照して、現金処理装置1の基本構成について説明する。なお、図1においては、現金処理装置1の操作者(例えば、保守員)は、現金処理装置1の左側に位置するものとする。図1に示すように、現金処理装置1は、紙幣処理ユニット20と、硬貨処理ユニット30と、制御部40と、記憶部50と、操作表示部60とを主に有する。
<紙幣処理ユニット20>
紙幣処理ユニット20は、現金処理装置1内に設けられ、紙幣の処理を行うユニットである。紙幣処理ユニット20は、図1に示すように、入金口102と、鑑別部104と、紙幣収納部106と、出金口110と、紙幣カセット112と、リジェクト庫114と、搬送部116とを主に有する。
(入金口102)
入金口102は、現金処理装置1の操作者と向かい合うように設けられ、操作者によって入金された複数の紙幣(以下の説明においては、紙幣は模擬券Tも含む)を取り込む部位である。この入金口102に投入された紙幣は、分離手段(図示省略)により1枚ずつ分離されて現金処理装置1内に送り込まれるようになっている。なお、入金口102には、その開口部を開閉するシャッタ(図示省略)が設けられている。
(鑑別部104)
鑑別部104は、鑑別部104内を1枚ずつ通過していく紙幣の鑑別を行う。鑑別部104内の紙幣の進行方向は双方向あり、鑑別部104は、入金口102側から搬送される紙幣(図1においては、左から右へ進む方向)およびその反対側から搬送される紙幣(図1においては、右から左へ進む方向)の鑑別を行うことができる。鑑別部104には、その内部にOCR(Optical Charcter Recognition)といったイメージセンサや磁気センサといった真偽センサ等の複数種類のセンサ(図示省略)が組み込まれており、搬送された紙幣の金種(例えば、一万円券、五千円券、二千円券、千円券)、真偽(真券/偽券)、正券であるか損券であるかといった紙幣の正損状態、重送、連鎖、斜行等の搬送状態、紙幣の表裏などを鑑別し、鑑別部104を通過する紙幣に対して、正常判定またはリジェクト判定を行う。以下の説明においては、真券とは、鑑別部104によって紙幣と鑑別された媒体をいい、偽券とは紙幣と鑑別されなかった媒体をいう。また、正券とは、真券と鑑別された紙幣のうち、汚れ等が少なく、入金/出金取引での使用に適すると鑑別された紙幣をいい、損券とは、真券と鑑別された紙幣のうち、汚れ等が多く、入金/出金取引に適さない紙幣と鑑別されたものをいう。そして、鑑別部104は、偽券、損券、搬送異常といった要因に基づいて、鑑別した媒体に対して、金種不明もしくは受付不能なリジェクト紙幣であるとしてリジェクト判定を行う。一方、鑑別部104は、その他の媒体に対しては、正常紙幣であるとして正常判定を行う。なお、鑑別部104によってリジェクト判定されたリジェクト紙幣には、出金紙幣として取り扱えない紙幣(例えば旧一万円券)を含んでもよいし、外国紙幣を含んでもよい。また、鑑別部104は、上記の鑑別を行うとともに、金種が確定した紙幣の計数を行う。
(紙幣収納部106)
紙幣収納部106は、例えば、4つの収納庫108a〜dを含み、例えば4種類の金種(例えば、一万円券、五千円券、二千円券、千円券)をそれぞれ収納できるようになっている。すなわち、各収納庫108a〜dは、鑑別部104による鑑別結果に応じて、予め収納対象の定められている金種の紙幣を収納する。なお、図1の例においては、紙幣収納部106内に、4つの収納庫108a〜dが横一列に設けられているが、本実施形態においては、4つの収納庫108に限定されるものではなく、収納庫108は、紙幣収納部106に4個以上設けられていてもよい。
(出金口110)
出金口110は、操作者が受け取る紙幣が排出(出金)される排出口であり、例えば、出金取引時に紙幣収納部106から鑑別部104へ搬送され、鑑別部104で計数された紙幣を排出したり、入金取引時に鑑別部104において金種/真偽鑑別ができなかった紙幣(媒体)を操作者に排出したりする。また、出金口110には、その開口部を開閉するシャッタ(図示省略)を設けるようにしてもよい。なお、図1に示す例では、出金口110が1個設けられているが、本実施形態においては、これに限定されず、例えば出金口110が2個以上設けられていてもよい。また、2個の出金口110が設けられた場合には、一方の出金口110を、リジェクト紙幣を排出するための専用の排出口にしてもよい。
(紙幣カセット112)
紙幣カセット112は、紙幣を金種ごとに収納可能な紙幣収納部であって、紙幣の集積及び分離の機能を有する。また、紙幣カセット112は、現金処理装置1に対して着脱可能な構造を有し、操作者は、紙幣カセット112を交換することで、現金処理装置1に紙幣を補充することができる。なお、図1に示す例では、紙幣カセット112が1個設けられているが、本実施形態においては、これに限定されず、例えば紙幣カセット112が2個以上設けられていてもよい。
(リジェクト庫114)
リジェクト庫114は、入出金取引等において鑑別部104によってリジェクト判定されたリジェクト紙幣を収納する。また、リジェクト庫114は、現金処理装置1に対して着脱可能な構造を有し、操作者は、リジェクト庫114を着脱することにより、リジェクト紙幣を回収することができる。なお、図1に示す例では、リジェクト庫114が1個設けられているが、本実施形態においては、これに限定されず、例えばリジェクト庫114が2個以上設けられていてもよい。
(搬送部116)
搬送部116は、紙幣を受け止める搬送路(図示省略)、搬送路を回転させる搬送ローラ(図示省略)、紙幣を案内する切替部(図示省略)および搬送ローラを駆動する駆動機構(図示省略)(例えば、直流サーボモータ、パルスモータ等)を含み、紙幣を1枚ずつ紙幣処理ユニット20内の各所へ搬送する。詳細には、搬送ローラは搬送路を挟んで対向するように配置され、後述する制御部40により制御され搬送ローラが回転することにより、搬送路が所定の方向に移動し、紙幣を搬送することができる。さらに、搬送路に接して設けられた切替部(ブレード)により、紙幣の搬送方向を切り替えることができる。また、搬送部116は、図1中では帯状に示され、入金口102から鑑別部104を貫いて紙幣収納部106まで連続して設けられ、また、出金口110から紙幣収納部106、紙幣カセット112、リジェクト庫114のそれぞれに向かって分岐して設けられる。さらに、搬送部116は、入金口102から出金口110の間にも設けられる。
<硬貨処理ユニット30>
硬貨処理ユニット30は、現金処理装置1内に設けられ、硬貨の処理を行う。図1においては図示していないが、紙幣処理ユニット20と同様に、硬貨処理ユニット30についても、硬貨鑑別する鑑別部、硬貨を収納する硬貨収納部等が設けられており、硬貨の入金取引、出金取引等を行うことができる構成となっている。
<制御部40>
制御部40は、例えば現金処理装置1内に設けられ、CPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、入出金取引等の種々の処理のための制御を行うことができる。詳細には、図2に示す、現金処理装置1における紙幣処理に関する制御系のブロック図のように、制御部40は、後述する操作表示部60からの入力に基づいて、後述する記憶部50から所定のプログラムを読み出して実行することにより、鑑別部104、搬送部116等の現金処理装置1内の各所を制御することができる。例えば、制御部40は、鑑別部104による紙幣の鑑別結果に基づいて、紙幣の搬送先(例えば、収納庫108等)を決定したりすることができ、決定した搬送先に紙幣を搬送するために搬送部116に搬送先を指示することができる。搬送部116の搬送路にはブレードが設けられ、指示にしたがってブレードを切り替えることで紙幣を搬送先に搬送する。
<記憶部50>
記憶部50は、例えば現金処理装置1内に設けられ、例えば、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等により構成される。記憶部50は、制御部40が使用する制御プログラムや鑑別部104で使用する各種情報を記憶したりする。
<操作表示部60>
操作表示部60は、本実施形態における表示部の一例である。操作表示部60は、図1においては、現金処理装置1の上方に位置し、現金処理装置1の操作者と向かい合う。さらに、操作表示部60は、操作者に対して操作画面等を表示する表示部、及び操作者の操作を受け付ける操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。操作表示部60は、制御部40の制御に従って、各種の操作画面、紙幣の計数結果、操作者に入金を誘導する誘導画面(例えば、図7の誘導画面80)、エラーメッセージなどを表示し、さらに、操作者による現金処理装置1に対する各種の入力操作(取引開始入力、取引のための各種設定入力等)を受け付け、受け付けた内容を制御部40に出力する。なお、操作表示部60の操作部と表示部とは、上述のように、操作機能と表示機能の両方の機能を包含する操作表示部として構成されることに限定されるものではなく、例えば、操作部であるキーボードと表示部であるCRTディスプレイ装置との組み合わせのように、別体のものとして構成されていてもよく、さらに、操作機能及び表示機能を有する各部位又は単一の部位が現金処理装置1の外部に位置していてもよい。
1.2 現金処理装置1の基本取引
現金処理装置1は、現金処理装置1の運用時の基本的な取引として、例えば入金取引、出金取引、補充取引、回収取引を実施することができる。以下では、図1を参照しながら、現金処理装置1において実施可能な各取引について説明する。
(入金取引)
入金取引は、入金口102内の紙幣を現金処理装置1の内部に集積する処理である。現金処理装置1は、入金取引として、例えば、紙幣収納部106の各収納庫108a〜dに紙幣を収納する。詳細には、現金処理装置1は、操作者によって入金口102に入金された紙幣を一枚ずつ分離して現金処理装置1の内部に繰り出し、繰り出した紙幣を、搬送部116により鑑別部104へ搬送する。次に、鑑別部104が紙幣の鑑別、計数を行い、鑑別結果が正常判定であった紙幣は、搬送部116により当該紙幣の金種に対応する収納庫108a〜dへ搬送され、収納される。一方、鑑別部104による鑑別結果がリジェクト判定であったリジェクト紙幣は、出金口110へ搬送される。そして、出金口110に搬送された紙幣は、操作者により入金口102に入金されることにより、鑑別部104による再鑑別が可能である。また、リジェクト紙幣は、出金口110の代わりにリジェクト庫114へ搬送され、収納されてもよい。
(出金取引)
出金取引は、収納庫108a〜dに収納された紙幣を出金口110に排出する処理である。出金取引においては、まず、現金処理装置1は、操作者によって操作表示部60を用いて入力された金額に応じて、収納庫108a〜dから紙幣を1枚ずつ分離して繰り出し、繰り出した紙幣を搬送部116により鑑別部104へ搬送する。次に、鑑別部104が紙幣の鑑別を行い、鑑別結果が正常判定であった紙幣は、出金口110へ搬送される。より具体的には、例えば出金する正常紙幣の金種や枚数に応じて、正常判定であった紙幣は出金口110に集積(集金)される。一方で、鑑別結果がリジェクト判定であったリジェクト紙幣、すなわち、顧客に支払いすることが適切でない紙幣は、リジェクト庫114へ搬送される。
(補充取引)
補充取引は、現金処理装置1に紙幣を補充する取引である。補充取引においては、例えば、操作者は、紙幣カセット112に予め紙幣を装填し、充填された紙幣カセット112を現金処理装置1にセットする。次に、現金処理装置1は、紙幣カセット112から紙幣を1枚ずつ分離して繰り出し、繰り出した紙幣を搬送部116により鑑別部104へ搬送する。次に、鑑別部104が紙幣の鑑別、計数を行い、鑑別結果が正常判定であった紙幣は、当該紙幣の金種に対応する収納庫108a〜dへ搬送され、収納される。一方、鑑別部104による鑑別結果がリジェクト判定であったリジェクト紙幣は、リジェクト庫114へ搬送される。
(回収取引)
回収取引は、現金処理装置1内の紙幣を回収する取引である。回収取引においては、例えば、現金処理装置1は、収納庫108a〜dのうち、紙幣の回収対象である収納庫108から紙幣を繰り出し、繰り出した紙幣を搬送部116により鑑別部104へ搬送する。次に、鑑別部104により紙幣の鑑別、計数を行い、鑑別部104による鑑別結果が正常判定であった紙幣は、紙幣カセット112へ搬送される。一方、鑑別結果がリジェクト判定であったリジェクト紙幣は、リジェクト庫114へ搬送される。その後、操作者が紙幣カセット112やリジェクト庫114を現金処理装置1から取り外すことで、操作者が、正常判定された紙幣およびリジェクト判定されたリジェクト紙幣等を回収することができる。
1.3 動作確認試験
続いて、本実施形態に係る現金処理装置1の動作確認試験について、図3から図10を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る動作確認試験のフローチャートである。図4から図6、及び図8から図10は、本実施形態に係る動作確認試験における各ステップの現金処理装置1の状態を示した説明図である。なお、これらの図中に示される矢印は、模擬券(媒体)Tの搬送方向、搬送経路を示す。さらに、図7は、本実施形態に係る確認動作試験における誘導画面80の一例を説明する説明図である。
本実施形態においては、現金処理装置1の動作確認試験の動作のフローは、制御プログラムとして、上述の記憶部50に記憶され、上述の制御部40が、記憶部50から読みだした上記プログラムに従って、鑑別部104、搬送部116等を制御することにより行われる。この際、紙幣の代わりに、少なくとも実際の紙幣と同様の形状(大きさ、厚み)を有する模擬券Tを用いて、動作確認試験を行うことができる。なお、この模擬券Tは、上記現金処理装置1に専用の動作確認試験用の模擬券である必要はなく、実際の紙幣と同様の形状(大きさ、厚み)を有する紙状媒体であってもよく、したがって、所定の鑑別パターンが印刷されていなくてもよい。さらに、本実施形態の模擬券Tは、現金処理装置1に専用の動作確認試験用の模擬券であってもよく、当該現金処理装置1とは異なる機種に専用の動作確認試験用の模擬券であってもよい。また、本実施形態においては、模擬券Tとして、管理に留意した上で実際の紙幣を用いてもよい。そして、本実施形態にて用いる模擬券Tは、現金処理装置1で取り扱う全て金種に対応する模擬券でなくてもよい。
また、以下に説明する動作確認試験のフローにおいては、図3に示すように、現金処理装置1は、補充取引が正常に行われるかどうかを確認する補充取引試験(ステップS100)、出金取引が正常に行われるかどうかを確認する出金取引試験(ステップS200)、入金取引が正常に行われるかどうかを確認する入金取引試験(ステップS300)、回収取引が正常に行われるかどうかを確認する回収取引試験(ステップS400)を、上述の順番で連続して行う。したがって、操作者は、取引試験ごとに各試験を行うための操作を行うことなく、最初に、動作確認試験を開始させる操作を行うだけで、上記各取引試験を連続して行うことができる。本実施形態に係る動作確認試験の各取引試験においては、鑑別部104は、模擬券Tに対して鑑別を行うことなく計数を行い、制御部40は、鑑別部104が計数した順番に応じて、各模擬券Tの搬送先を決定し、さらにその決定に従い搬送部116を制御する。
まず、図4に示すように、操作者は、紙幣カセット112に予め模擬券Tを装填し、充填された紙幣カセット112を現金処理装置1にセットする。この際、模擬券Tは、例えば、6枚以上充填することが好ましく、10枚程度充填することがより好ましい。次に、操作者は、操作表示部60に対して操作を行うことにより、現金処理装置1に対して動作確認試験を開始させる。
(ステップS100)
操作者による動作確認試験の開始操作を受け付けると、制御部40は、記憶部50から動作確認試験の制御プログラムを読み出し、動作確認試験を開始する。最初に、ステップS100の補充取引試験が行われる。図5に示すように、現金処理装置1は、紙幣カセット112内の模擬券Tを1枚ずつ分離して繰り出し、繰り出した模擬券Tを搬送部116により鑑別部104へ搬送する。鑑別部104は、搬送された模擬券Tに対して、鑑別を行うことなく計数し、その計数結果を制御部40に出力する。そして、制御部40は、鑑別部104によって計数された順番に応じて、模擬券Tの搬送先を決定する。具体的には、1番目に計数された模擬券Tの搬送先は収納庫108aとなり、2番目に計数された模擬券Tの搬送先は収納庫108bとなり、3番目に計数された模擬券Tの搬送先は収納庫108cとなり、4番目に計数された模擬券Tの搬送先は収納庫108dとなり、5番目に計数された模擬券Tの搬送先は出金口110となる。さらに、5番目以降に計数された模擬券Tについては、上述と同様に、その計数された順番に応じて、収納庫108a、収納庫108b、収納庫108c、収納庫108d、出金口110の順に搬送先が決定される。さらに、制御部40は、決定した各搬送先へ各模擬券Tを搬送するように搬送部116に指示し、指示を受けた搬送部116は、決定された各搬送先へ各模擬券Tを搬送する。次いで、ステップS200へ進む。
(ステップS200)
次に、ステップS200の出金取引試験が行われる。図6に示すように、現金処理装置1は、収納庫108a〜dから順次模擬券Tを1枚ずつ分離して繰り出し、繰り出した模擬券Tを搬送部116により鑑別部104へ搬送する。鑑別部104は、ステップS100と同様に、搬送された模擬券Tに対して、鑑別を行うことなく計数し、その計数結果を制御部40に出力する。そして、制御部40は、鑑別部104によって計数された順番に応じて、模擬券Tの搬送先を決定する。具体的には、1番目から3番目に計数された模擬券Tの搬送先は出金口110となり、4番目に計数された模擬券Tの搬送先はリジェクト庫114となる。さらに、4番目以降に計数された模擬券Tについては、上述と同様に、その計数された順番に応じて、出金口110、リジェクト庫114の順に搬送先が決定される。この際、収納庫108a〜dに収納された模擬券Tは、全て繰り出されてもよいし、各収納庫108a〜dに所定の枚数(図6では、1枚)の模擬券Tが残るように繰り出されてもよい。さらに、制御部40は、決定した各搬送先へ各模擬券Tを搬送するように搬送部116に指示し、指示を受けた搬送部116は、各搬送先へ各模擬券Tを搬送する。
次に、模擬券Tの搬送が完了した後、制御部40は、操作表示部60に、操作者に対して誘導を行う誘導画面80の表示を行うように指示する。この指示に基づいて、操作表示部60は、例えば図7に示される誘導画面80のように、操作者に対して出金口110内の模擬券Tを入金口102へ入金するように誘導する誘導画面の表示を行う。誘導画面80は、「出金口内の模擬券を入金口へ入金してください」等の操作者に対して動作を誘導する文言を含んでおり、この誘導画面80によって誘導されることにより、操作者は、出金口110内の模擬券Tを入金口102へ入金し、現金処理装置1は、図8に示されるような状態となる。なお、本実施形態においては、誘導画面80は、図7に示される画面に限定されることはなく、他の態様であってもよく、例えば、誘導画面80は、操作者が、誘導画面80が示す内容(文言)を確認した旨を現金処理装置1に通知するための確認ボタンを含んでいてもよい。次いで、ステップS300へ進む。
(ステップS300)
次に、ステップS300の入金取引試験が行われる。図9に示すように、現金処理装置1は、入金口102から順次模擬券Tを1枚ずつ分離して繰り出し、繰り出した模擬券Tを搬送部116により鑑別部104へ搬送する。鑑別部104は、ステップS100と同様に、搬送された模擬券Tに対して、鑑別を行うことなく、計数し、その計数結果を制御部40に出力する。そして、制御部40は、鑑別部104によって計数された順番に応じて、模擬券Tの搬送先を決定する。具体的には、1番目に計数された模擬券Tの搬送先は収納庫108aとなり、2番目に計数された模擬券Tの搬送先は収納庫108bとなり、3番目に計数された模擬券Tの搬送先は収納庫108cとなり、4番目に計数された模擬券Tの搬送先は収納庫108dとなり、5番目に計数された模擬券Tの搬送先は出金口110となる。さらに、5番目以降に計数された模擬券Tは、上述と同様に、その計数された順番に応じて、収納庫108a、収納庫108b、収納庫108c、収納庫108d、出金口110の順に搬送先が決定される。さらに、制御部40は、決定した各搬送先へ各模擬券Tを搬送するように搬送部116に指示し、搬送部116は、各搬送先へ各模擬券Tを搬送する。次いで、ステップS400へ進む。
(ステップS400)
次に、ステップS400の回収取引試験が行われる。図10に示すように、現金処理装置1は、収納庫108a〜dから順次模擬券Tを1枚ずつ分離して繰り出し、繰り出した模擬券Tを搬送部116により鑑別部104へ搬送する。鑑別部104は、ステップS100と同様に、搬送された模擬券Tに対して、鑑別を行うことなく、計数し、その計数結果を制御部40に出力する。そして、制御部40は、計数された模擬券Tの搬送先を紙幣カセット112に決定する。この際、収納庫108a〜dに収納された模擬券Tは、全て鑑別部104へ搬送される。さらに、制御部40は、紙幣カセット112へ各模擬券Tを搬送するように搬送部116に指示し、指示を受けた搬送部116は、紙幣カセット112へ各模擬券Tを搬送する。そして、本実施形態に係る動作確認試験は終了する。
その後、操作者は、紙幣カセット112やリジェクト庫114を現金処理装置1から取り外して、紙幣カセット112及びリジェクト庫114内の模擬券Tを回収し、さらに、出金口110内の模擬券Tを回収する。このようにして、動作確認試験後には、模擬券Tが現金処理装置1内に残存するようなことがないようにする。
なお、図5から図6、及び図8から図10によってわかるように(各図で示される矢印を参照)、本実施形態の動作確認試験では、各取引(入金取引、回収取引、補充取引、出金取引)において用いられる、搬送部116の全てのブロックについて、各取引において用いられる搬送方向ごとに、正常に搬送動作が行われているかどうかを漏れなく確認することができる。
1.4 まとめ
ところで、従来の現金処理装置においては、先に説明したように、動作確認の際、現金処理装置の機種ごとに紙幣の鑑別方法が異なるため、現金処理装置の機種ごとに専用の複数の模擬券が準備されている(例えば、1台の現金処理装置につき、専用の模擬券が数100枚)。この専用の模擬券には、鑑別部による鑑別のための所定の鑑別パターンが印刷されている。従って、操作者(例えば、保守員)は、専用の模擬券が準備できない場合には、現金処理装置の動作確認試験を実施することができなかった。さらに、現金処理装置の専用の模擬券は、数100枚の模擬券によって1つのセットをなしており、従って、それぞれ異なる機種の複数の現金処理装置に対して動作確認試験を行おうとする場合には、操作者は、機種ごとに数100枚の模擬券、すなわち、膨大な量の模擬券を準備しなければならず、このような膨大な量の模擬券の管理や持ち運びは、操作者にとって大きな負担となっていた。
さらに、従来の現金処理装置においては、先に説明したように、動作確認試験の際に、操作者は、入金取引、出金取引、補充取引、回収取引等を、実際の現金処理装置の運用時と同様の操作を行って個別に実施しなければならず、現金処理装置の動作確認は、操作者にとっては煩雑な作業であった。また、従来の現金処理装置の動作確認試験においては、現金処理装置の鑑別部によって真券、且つ、正券である(すなわち、正常紙幣)と鑑別されることが可能な鑑別パターンを有する専用の模擬券を用いるため、現金処理装置内で鑑別部からリジェクト庫への搬送が正常に行われているかを確認する確認試験の際には、操作者は、所定の設定を行って、鑑別部に上記専用模擬券を強制的にリジェクト紙幣であると判定させ、リジェクト紙幣であると判定された専用模擬券を、搬送部によりリジェクト庫へ搬送させる。この所定の設定は、通常ならば正常紙幣であると判定される模擬券を、強制的にリジェクト紙幣であると鑑別部に判定させるための強制的な設定であるため、非常に面倒な操作によってのみ設定される。この強制的な設定を行うための操作は、熟練した操作者(保守員)にとっても煩雑な操作である。さらに、近年、人手不足により経験の浅い操作者(保守員)が増えているが、このような経験の浅い操作者にとっては、上述の強制的な設定を行うための操作は、非常に煩雑なものであり、加えて、このような設定操作に時間がかかることにより、動作確認試験にかかる時間が非常に長くなってしまう。
しかしながら、本実施形態の動作確認試験においては、鑑別部104が模擬券Tに対して鑑別を行うことなく計数を行い、制御部40は、鑑別部104が計数した順番に応じて、各模擬券Tの搬送先を決定し、さらにその決定に従い、各模擬券Tは搬送部116によって各搬送先に搬送される。よって、鑑別部104が模擬券Tに対して鑑別を行わないことから、本実施形態においては、動作確認試験において用いる模擬券Tは、現金処理装置1に専用の模擬券である必要はなく、例えば、現金処理装置1とは異なる機種の現金処理装置に専用の模擬券であってもよく、もしくは、実際の紙幣と同様の形状(大きさ、厚み)を有する紙状媒体であってもよい。したがって、本実施形態によれば、現金処理装置1に専用の模擬券Tの準備を前提することなく、上述の模擬券又は紙状媒体を準備しさえすれば、現金処理装置1の動作確認試験を実施することができる。さらに、本実施形態によれば、現金処理装置の機種ごとに専用の模擬券を準備する必要がないことから、模擬券Tを、互いに異なる機種の現金処理装置の間で共通する模擬券とすることはでき、したがって、操作者が管理または持ち運ぶ模擬券Tの数を少なくすることができる。その結果、本実施形態によれば、操作者の負担を低減することができる。
また、本実施形態においては、あらかじめ記憶部50に記憶させた一連の動作確認試験のフローに係る制御プログラムを用いて動作確認試験を実施することにより、入金取引試験、出金取引試験、補充取引試験、回収取引試験を一度に連続して行うことができる。したがって、操作者は、実際の現金処理装置1の運用時と同様の操作を個別に実施することもなく、例えば、経験の浅い操作者(保守員)であっても、スムーズに現金処理装置1の動作確認試験を行うことができる。加えて、あらかじめ記憶させた動作確認試験のフローに係る制御プログラムを用いることから、操作者の失念によって、一部の取引の動作確認試験が不実施となるような、動作確認試験の確認項目漏れを防止することができる。
さらに、本実施形態によれば、従来の現金処理装置においては非常に煩雑な設定操作が求められる、鑑別部104からリジェクト庫114への搬送が正常に行われているかを確認する動作確認試験についても、あらかじめ記憶部50に記憶させた一連の動作確認試験の動作フローに係る制御プログラムを用い、且つ、動作確認試験の際に鑑別部104が模擬券Tに対して鑑別を行うことがないことから、模擬券Tを強制的にリジェクト紙幣であると判定させるための設定操作が不要となり、経験の浅い操作者であっても、容易に、短時間で動作確認試験を実施することができる。
なお、上述した実施形態においては、上述の順番、すなわち、補充取引、出金取引、入金取引、回収取引の順で動作確認試験を行っている。このような順番で動作確認試験を行うことにより、動作確認試験には、当該試験の最中に操作者が上記誘導画面80に誘導されて模擬券Tの入金を行う作業が伴うことから、操作者は動作確認試験の進行状況を把握することができる。しかしながら、本実施形態においては、上述の順番、すなわち、補充取引、出金取引、入金取引、回収取引の順で動作確認試験を行うことに限定されるものではなく、現金処理装置1で実施可能な取引である入金取引、出金取引、補充取引、回収取引に関する動作確認試験を連続して実施するフローであれば、特に順番は限定されない。例えば、本実施形態においては、入金取引、回収取引、補充取引、出金取引の順番で行ってもよく、この場合、操作者による模擬券Tの入金作業の回数を少なくすることができるため、動作確認試験に要する時間を短くすることができる。
2. 第2の実施形態
上述の第1の実施形態では、10枚程度の模擬券Tを用いて動作確認試験を実施していた。それに対して、下記の第2の実施形態においては、2枚の模擬券Tを用いて動作確認試験を実施することができる。第2の実施形態によれば、非常に少ない枚数の模擬券Tを用いて行うことができることから、操作者の管理する模擬券Tの枚数を少なくし、模擬券Tの管理をより簡便にすることができる。また、1台の現金処理装置1に対して当初準備されていた複数の模擬券Tのうち、使用の過程でその一部の模擬券Tが欠損してしまっても、現金処理装置1の動作確認試験を実施することができる。
なお、本実施形態において、現金処理装置1については、第1の実施形態と共通であり、第1の実施形態の現金処理装置1及びその基本取引の説明及び説明図である図1から図2を参照し得る。したがって、ここでは、本実施形態に係る現金処理装置1及びその基本取引については、説明を省略する。
2.1 動作確認試験
本実施形態に係る現金処理装置1の動作確認試験について、図11から図21を参照して説明する。図11は、本実施形態に係る動作確認試験のフローチャートである。図12から図21は、本実施形態に係る動作確認試験における各ステップの現金処理装置1の状態を示した説明図である。なお、これらの図中に示される矢印は、模擬券Tの搬送方向、搬送経路を示す。
また、本実施形態においては、第1の実施形態と同様に、現金処理装置1の動作確認試験の動作のフローは、制御プログラムとして、上述の記憶部50に記憶され、上述の制御部40が、記憶部50から読みだした上記制御プログラムに従って、鑑別部104、搬送部116等を制御することにより行われる。この際、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、少なくとも実際の紙幣と同様の形状(大きさ、厚み)を有する模擬券Tを用いて、動作確認試験を行うことができる。なお、この模擬券Tは、上記現金処理装置1に専用の動作確認試験用の模擬券である必要はなく、当該現金処理装置1とは異なる機種に専用の動作確認試験用の模擬券であってもよく、実際の紙幣と同様の形状(大きさ、厚み)を有する紙状媒体であってもよく、さらには、本実施形態においては、模擬券Tとして、管理に留意した上で実際の紙幣を用いてもよい。
また、以下に説明する動作確認試験のフローは、図11に示すように、補充取引試験(ステップS101からステップS105)、出金取引試験(ステップS201からステップS205)、入金取引試験(ステップS301からステップS303)、回収取引試験(ステップS401)の順に、連続して行う。本実施形態に係る動作確認試験の各取引試験においては、第1の実施形態と同様に、鑑別部104は、模擬券Tに対して鑑別を行うことなく計数を行い、制御部40は、鑑別部104が計数した順番に応じて、各模擬券Tの搬送先を決定し、さらにその決定に従い搬送部116を制御する。
まず、図12に示すように、操作者は、紙幣カセット112に予め2枚の模擬券Tを装填し、充填された紙幣カセット112を現金処理装置1にセットする。次に、操作者は、操作表示部60に対して操作を行うことにより、現金処理装置1に対して動作確認試験を開始させる。
(ステップS101)
制御部40は、第1の実施形態と同様に、動作確認試験を開始する。最初に、ステップS101からステップS105の補充取引の動作確認試験が行われる。図13に示すように、現金処理装置1は、紙幣カセット112内の模擬券Tを1枚ずつ分離して繰り出し、繰り出した模擬券Tを搬送部116により鑑別部104へ搬送する。鑑別部104は、搬送された模擬券Tに対して、鑑別を行うことなく、計数し、その計数結果を制御部40に出力する。そして、制御部40は、鑑別部104によって計数された順番に応じて、模擬券Tの搬送先を決定する。具体的には、1番目に計数された模擬券Tの搬送先は収納庫108aとなり、2番目に計数された模擬券Tの搬送先は収納庫108bとなる。さらに、制御部40は、決定した各搬送先へ各模擬券Tを搬送するように搬送部116に指示し、指示を受けた搬送部116は、各搬送先へ各模擬券Tを搬送する。次いで、ステップS103へ進む。
(ステップS103)
図14に示すように、現金処理装置1は、収納庫108a及び収納庫108bから順次模擬券Tを1枚ずつ繰り出し、繰り出した模擬券Tを搬送部116により鑑別部104へ搬送する。鑑別部104は、ステップS101と同様に、搬送された模擬券Tに対して、鑑別を行うことなく、計数し、その計数結果を制御部40に出力する。そして、制御部40は、計数された各模擬券Tの搬送先を紙幣カセット112に決定する。さらに、制御部40は、紙幣カセット112へ各模擬券Tを搬送するように搬送部116に指示し、搬送部116は、紙幣カセット112へ各模擬券Tを搬送する。次いで、ステップS105へ進む。
(ステップS105)
図15に示すように、現金処理装置1は、紙幣カセット112内の模擬券Tを1枚ずつ分離して繰り出し、繰り出した模擬券Tを搬送部116により鑑別部104へ搬送する。鑑別部104は、搬送された模擬券Tに対して、鑑別を行うことなく、計数し、その計数結果を制御部40に出力する。そして、制御部40は、鑑別部104によって計数された順番に応じて、各模擬券Tの搬送先を決定する。具体的には、1番目に計数された模擬券Tの搬送先は収納庫108cとなり、2番目に計数された模擬券Tの搬送先は収納庫108dとなる。さらに、制御部40は、搬送部116に対して決定した搬送先を指示し、搬送部116は、各搬送先へ各模擬券Tを搬送する。次いで、ステップS201へ進む。
(ステップS201)
次に、ステップS201からステップS205の出金取引の動作確認試験が行われる。図16に示すように、現金処理装置1は、収納庫108c及び収納庫108dから順次模擬券Tを1枚ずつ繰り出し、繰り出した模擬券Tを搬送部116により鑑別部104へ搬送する。鑑別部104は、ステップS101と同様に、搬送された模擬券Tに対して、鑑別を行うことなく、計数し、その計数結果を制御部40に出力する。そして、制御部40は、計数された模擬券Tの搬送先を出金口110に決定する。さらに、制御部40は、出金口110へ各模擬券Tを搬送するように搬送部116に指示し、指示を受けた搬送部116は、出金口110へ各模擬券Tを搬送する。
次に、模擬券Tの搬送が完了した後、制御部40は、操作表示部60に、操作者に対して、出金口110内の模擬券Tを入金口102へ入金するように誘導する誘導画面(例えば、図7の誘導画面80)を表示するように指示する。この指示に基づいて、操作表示部60は、誘導画面80の表示を行う。そして、この誘導画面80によって誘導されることにより、操作者は、出金口110内の模擬券Tを入金口102へ入金する。次いで、ステップS203へ進む。
(ステップS203)
図17に示すように、現金処理装置1は、入金口102から順次模擬券Tを1枚ずつ分離して繰り出し、繰り出した模擬券Tを搬送部116により鑑別部104へ搬送する。鑑別部104は、ステップS101と同様に、搬送された模擬券Tに対して、鑑別を行うことなく、計数し、その計数結果を制御部40に出力する。そして、制御部40は、鑑別部104によって計数された順番に応じて、模擬券Tの搬送先を決定する。具体的には、1番目に計数された模擬券Tの搬送先は収納庫108aとなり、2番目に計数された模擬券Tの搬送先は収納庫108bとなる。さらに、制御部40は、搬送部116に対して決定した搬送先を指示し、搬送部116は、各搬送先へ各模擬券Tを搬送する。次いで、ステップS205へ進む。
(ステップS205)
図18に示すように、現金処理装置1は、収納庫108a及び収納庫108bから順次模擬券Tを1枚ずつ繰り出し、繰り出した模擬券Tを搬送部116により鑑別部104へ搬送する。鑑別部104は、ステップS101と同様に、搬送された模擬券Tに対して、鑑別を行うことなく、計数し、その計数結果を制御部40に出力する。そして、制御部40は、計数された模擬券Tの搬送先を出金口110に決定する。さらに、制御部40は、出金口110へ各模擬券Tを搬送するように搬送部116に指示し、指示を受けた搬送部116は、出金口110へ各模擬券Tを搬送する。
次に、模擬券Tの搬送が完了した後に、制御部40は、操作表示部60に、操作者に対して、出金口110内の模擬券Tを入金口102へ入金するように誘導する誘導画面(例えば、図7の誘導画面80)を表示するように指示し、この指示に基づいて、操作表示部60は、誘導画面80の表示を行う。そして、この誘導画面80によって誘導されることにより、操作者は、出金口110内の模擬券Tを入金口102へ入金する。次いで、ステップS301へ進む。
(ステップS301)
次に、ステップS301からステップS303の入金取引の動作確認試験が行われる。図19に示すように、現金処理装置1は、入金口102から順次模擬券Tを1枚ずつ分離して繰り出し、繰り出した模擬券Tを搬送部116により鑑別部104へ搬送する。鑑別部104は、ステップS101と同様に、搬送された模擬券Tに対して、鑑別を行うことなく、計数し、その計数結果を制御部40に出力する。そして、制御部40は、鑑別部104によって計数された順番に応じて、模擬券Tの搬送先を決定する。具体的には、1番目に計数された模擬券Tの搬送先は収納庫108cとなり、2番目に計数された模擬券Tの搬送先は出金口110となる。さらに、制御部40は、搬送部116に対して決定した搬送先を指示し、搬送部116は、各搬送先へ各模擬券Tを搬送する。
次に、模擬券Tの搬送が完了した後に、制御部40は、操作表示部60に、操作者に対して、出金口110内の模擬券Tを入金口102へ入金するように誘導する誘導画面(例えば、図7の誘導画面80)を表示するように指示し、この指示に基づいて、操作表示部60は、誘導画面80の表示を行う。そして、この誘導画面80によって誘導されることにより、操作者は、出金口110内の模擬券Tを入金口102へ入金する。次いで、ステップS303へ進む。
(ステップS303)
図20に示すように、現金処理装置1は、入金口102から模擬券Tを繰り出し、繰り出した模擬券Tを搬送部116により鑑別部104へ搬送する。鑑別部104は、ステップS101と同様に、搬送された模擬券Tに対して、鑑別を行うことなく、計数し、その計数結果を制御部40に出力する。そして、制御部40は、計数された模擬券Tの搬送先を収納庫108dに決定する。さらに、制御部40は、収納庫108dへ模擬券Tを搬送するように搬送部116に指示し、搬送部116は、収納庫108dへ模擬券Tを搬送する。次いで、ステップS401へ進む。
(ステップS401)
次に、ステップS401の回収取引の動作確認試験が行われる。図21に示すように、現金処理装置1は、収納庫108c及び収納庫108dから順次模擬券Tを1枚ずつ繰り出し、繰り出した模擬券Tを搬送部116により鑑別部104へ搬送する。鑑別部104は、ステップS101と同様に、搬送された模擬券Tに対して、鑑別を行うことなく、計数し、その計数結果を制御部40に出力する。そして、制御部40は、鑑別部104によって計数された順番に応じて、模擬券Tの搬送先を決定する。具体的には、1番目に計数された模擬券Tの搬送先は紙幣カセット112となり、2番目に計数された模擬券Tの搬送先はリジェクト庫114となる。さらに、制御部40は、搬送部116に対して決定した搬送先を指示し、搬送部116は、各搬送先へ各模擬券Tを搬送する。そして、本実施形態に係る動作確認試験は終了する。
その後、操作者は、紙幣カセット112やリジェクト庫114を現金処理装置1から取り外して、紙幣カセット112及びリジェクト庫114内の模擬券Tを回収する。このようにして、動作確認試験後には、模擬券Tが現金処理装置1内に残存するようなことがないようにする。
なお、図12から図21によってわかるように(各図で示される矢印を参照)、本実施形態の動作確認試験では、用いる模擬券Tの枚数が少なくても、各取引(入金取引、回収取引、補充取引、出金取引)において用いられる、搬送部116の全てのブロックについて、各取引において用いられる搬送方向ごとに、正常に搬送動作を実施することができるかどうかを漏れなく確認することができる。
2.2 まとめ
本実施形態の動作確認試験においては、確認動作試験用の模擬券Tとして2枚の模擬券Tを用い、さらに、鑑別部104が模擬券Tに対して鑑別を行うことなく計数を行い、制御部40は、鑑別部104が計数した順番に応じて、各模擬券Tの搬送先を決定する。すなわち、鑑別部104が模擬券Tに対して鑑別を行わないことから、本実施形態においては、用いる模擬券Tは現金処理装置1に専用の模擬券である必要はなく、したがって、本実施形態によれば、用いる模擬券Tが現金処理装置1に専用の模擬券であることを前提することなく、さらに2枚の模擬券Tを準備しさえすれば、現金処理装置1の動作確認試験を実施することができる。例えば、当初数10枚あった模擬券Tの一部を欠損してしまい、当初枚数の模擬券Tを準備することができなくても、2枚の模擬券Tを準備することができれば、本実施形態の確認動作試験を行うことができる。さらに、本実施形態によれば、用いる模擬券Tの枚数が少ないことから、模擬券Tの管理や持ち運びについての操作者の負担をさらに低減させることができる。
また、本実施形態においては、第1の実施形態と同様に、あらかじめ記憶部50に記憶させた一連の動作確認試験のフローに係る制御プログラムを用いて動作確認試験を実施することにより、入金取引試験、出金取引試験、補充取引試験、回収取引試験を一度に連続して行うことができる。したがって、操作者は、実際の現金処理装置1の運用時と同様の操作を個別に実施することもなく、経験の浅い操作者であっても、スムーズに現金処理装置1の動作確認試験を行うことができる。加えて、本実施形態によれば、用いる模擬券Tの枚数が少なくても、各取引(入金取引、回収取引、補充取引、出金取引)において用いられる、搬送部116の全てのブロックについて、各取引において用いられる搬送方向ごとに、正常に搬送動作を実施することができるかどうかを漏れなく確認することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
さらに、上記の実施形態にかかる動作確認試験のフローの少なくとも一部は、制御プログラムとして、ソフトウェアで構成することが可能であり、ソフトウェアで構成する場合には、これらの上記フローの少なくとも一部を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、現金処理装置1、もしくは、これと接続された他の装置に読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。さらに、上記フローの少なくとも一部を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
1 現金処理装置
20 紙幣処理ユニット
30 硬貨処理ユニット
40 制御部
50 記憶部
60 操作表示部
80 誘導画面
102 入金口
104 鑑別部
106 紙幣収納部
108、108a〜d 収納庫
110 出金口
112 紙幣カセット
114 リジェクト庫
116 搬送部
T 模擬券

Claims (6)

  1. 複数の媒体を計数する鑑別部と、
    前記複数の媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部に、前記複数の媒体の搬送先を指示する制御部と、
    を備え、
    動作確認試験の際には、
    前記鑑別部は、前記複数の媒体を計数し、
    前記制御部は、前記鑑別部が計数した順番に応じた搬送先へ前記複数の媒体を搬送するように、前記搬送部に指示する、
    現金処理装置。
  2. 前記動作確認試験の動作フローに係る制御プログラムを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記現金処理装置は、記憶された前記制御プログラムに従って、入出金取引、補充取引、回収取引の動作確認を連続して実施する、
    請求項1に記載の現金処理装置。
  3. 前記現金処理装置は、前記記憶された制御プログラムに従って、補充取引、出金取引、入金取引、回収取引の順で動作確認を実施する、
    請求項2に記載の現金処理装置。
  4. 前記動作フローは、
    前記現金処理装置の操作者に対して前記複数の媒体の入金を誘導する表示を行うことを含む、
    請求項3に記載の現金処理装置。
  5. 前記複数の媒体は、前記動作確認試験用の模擬券である、請求項1から4のいずれか1項に記載の現金処理装置。
  6. 前記複数の媒体は、2枚の前記動作確認試験用の模擬券である、請求項1から4のいずれか1項に記載の現金処理装置。
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