JP2017116015A - オイルリング - Google Patents

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Abstract

【課題】 オイルリングにおいて、オイル制御機能を損なうことなく、摩擦抵抗を低減させる。
【解決手段】 ピストン4の外周面に凹設されたオイルリング溝8に受容されるオイルリング13であって、板状の環形に形成された上サイドレール16及び下サイドレール17と、上サイドレール及び下サイドレールの間に配置されたエキスパンダ18とを有し、上サイドレールの外周面16Eは、第1傾斜角θ1を有して上方に向けて径方向内方に傾斜する傾斜面に形成され、下サイドレールの外周面17Eは、第1傾斜角よりも小さい第2傾斜角θ2を有して上方に向けて径方向内方に傾斜する傾斜面に形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ピストンのオイルリングに関し、詳細には上下一対のサイドレールとエキスパンダとを有する3ピースの組合せオイルリングに関する。
レシプロ内燃機関のピストンに装着されるオイルリングにおいて、上下一対のサイドレールと、両サイドレールの間に介装されるスペーサエキスパンダとからなる3ピースの組合せオイルリングが公知である(例えば、特許文献1)。このようなオイルリングには、燃焼室への潤滑油の侵入を防止すると共に、シリンダ壁面に適切な厚みの油膜を形成するオイル制御機能が要求されている。
特開2003−194222号公報
近年、燃費改善の観点から、オイルリングとシリンダ壁面との摩擦抵抗の低減が要求されている。しかしながら、オイルリングのシリンダ壁面への押圧力(張力)を低下させると摩擦抵抗は低減されるが、オイルリングによる潤滑油の掻き下げ等のオイル制御機能が低下することになるため、単純にオイルリングの張力を低下させることはできない。
本発明は、以上の背景を鑑み、オイルリングにおいて、オイル制御機能を損なうことなく、摩擦抵抗を低減させることを課題とする。
上記課題を解決するために本発明は、ピストン(4)の外周面に凹設されたオイルリング溝(8)に受容されるオイルリング(13)であって、板状の環形に形成された上サイドレール(16)及び下サイドレール(17)と、前記上サイドレール及び前記下サイドレールの間に配置されたエキスパンダ(18)とを有し、前記上サイドレールの外周面(16E)は、第1傾斜角(θ1)を有して上方に向けて径方向内方に傾斜する傾斜面に形成され、前記下サイドレールの外周面(17E)は、第1傾斜角よりも小さい第2傾斜角(θ2)を有して上方に向けて径方向内方に傾斜する傾斜面に形成されていることを特徴とする。
この態様によれば、上サイドレールの外周面が第1傾斜角を有して傾斜し、かつ下サイドレールの外周面が第2傾斜角を有して傾斜しているため、ピストンの上昇時にはくさび効果によって上サイドレール及び下サイドレールが比較的大きな油膜圧力を受けてシリンダの壁面から離間する方向に移動する。これにより、油膜厚さが大きくなり、オイルの掻き上げが抑制されると共に、オイルせん断抵抗が低下する。一方、ピストンの下降時には、上サイドレール及び下サイドレールの外周面に生じるくさび効果はほとんどなく、油膜が所定の厚みに形成されると共に、オイルの掻き下げが確実に行われる。ピストンの上昇時には、オイルリングとオイルリング溝とのクリアランス及びエキスパンダの圧縮変形に起因して上サイドレールが傾斜するが、第1傾斜角が第2傾斜角よりも大きく形成されているため、上サイドレールの外周面がシリンダの壁面に対して傾斜し易くなる。
また、上記の態様において、前記ピストンがシリンダ内を上昇するときに、前記オイルリング溝の上壁と前記エキスパンダとの間に形成される隙間(20)内で、前記上サイドレールは内周側に対して外周側が下方に位置するように所定の傾動角(θ3)だけ傾動可能であり、前記第1傾斜角は前記傾動角よりも大きいとよい。
この態様によれば、ピストンの上昇時において上サイドレールが傾斜するときに、上サイドレールの外周面がシリンダの壁面に対して確実に傾斜する。
また、上記の態様において、前記第1傾斜角は、前記傾動角よりも0.5°以上4.5°以下の範囲で大きく設定するとよい。また、前記第1傾斜角は、前記傾動角よりも1.5°以上3.0°以下の範囲で大きく設定してもよい。また、前記第1傾斜角は、2.5°以上10.5°以下に設定するとよい。また、前記第1傾斜角は、4.0°以上7.5°以下に設定してもよい。前記第2傾斜角は、0.5°以上4.5°以下に設定するとよい。また、前記第2傾斜角は、1.0°以上3.0°以下に設定してもよい。前記傾動角は、2.0°以上6.0°以下に設定するとよい。また、前記傾動角は、2.0°以上4.0°以下に設定してもよい。
また、上記の態様において、前記上サイドレールの外周面と下端面との境界(16G)は、滑らかな曲面に形成され、前記下サイドレールの外周面と下端面との境界(17G)は、滑らかな曲面に形成されているとよい。前記上サイドレールの外周面は、上下方向における中間部が膨らんだ曲面に形成され、前記下サイドレールの外周面は、上下方向における中間部が膨らんだ曲面に形成されているとよい。
以上の構成によれば、オイルリングにおいて、オイル制御機能を損なうことなく、摩擦抵抗を低減させることができる。
本実施形態に係るオイルリングが装着されたピストンの断面図 本実施形態に係るオイルリングの横断面図 (A)上サイドレールの外周面の形状を、縦横比を変えて示す断面図(横が縦に対して5倍拡大)、(B)下サイドレール及び比較例に係るサイドレールの外周面の形状を、縦横比を変えて示す断面図(横が縦に対して5倍拡大) ピストンの上昇時におけるオイルリングの形態を示す断面図 ピストンの下降時におけるオイルリングの形態を示す断面図 (A)無限長平面パッドと運動面との関係を示す説明図、(B)無限長平面パッドにおけるmと負荷容量係数との関係を示すグラフ 下サイドレールの第2傾斜角と、最小油膜厚さ及びフリクションとの関係を示すグラフ 実施例と比較例とにおける潤滑油消費量を示すグラフ
以下、図面を参照して、本発明に係るオイルリングの実施形態について説明する。
図1に示すように、内燃機関1のシリンダブロック2には、所定の軸線に沿って延びる断面円形のシリンダ3が形成されている。シリンダ3には、軸線方向に沿って往復動可能にピストン4が受容されている。シリンダ3の上端部とピストン4の上端部の冠面とは、協働して燃焼室を形成する。ピストン4の外周部には、上側から順に、それぞれ周方向に延びて環状をなす第1リング溝6、第2リング溝7、第3リング溝8が形成されている。第1リング溝6には第1圧力リング11が装着され、第2リング溝7には第2圧力リング12が装着されている。第3リング溝8にはオイルリング13が装着されている。
第3リング溝8は、ピストン4の軸線を中心とした円周面に形成され、ピストン4の軸線方向(上下)に所定の幅を有する底部8Aと、底部8Aの上端縁からピストン4の外周面に延びる円環状の上壁部8Bと、底部8Aの下端縁からピストン4の外周面に延びる円環状の下壁部8Cとを有する。上壁部8B及び下壁部8Cは、それぞれピストン4の軸線に直交する平面に形成されている。これにより、第3リング溝8の横断面は、長方形に形成されている。ピストン4には、第3リング溝8の下壁部8C及び底部8Aからピストン4の裏面に延びるオイル排出通路14が形成されている。
内燃機関1は自動車用エンジンである場合、シリンダ3の直径は例えば68mm〜92mmであり、ピストン4のストロークは例えば60mm〜100mmであってよい。
図1及び図2に示すように、オイルリング13は、上サイドレール16と、下サイドレール17と、上サイドレール16及び下サイドレール17の間に介装されたエキスパンダ18(スペーサエキスパンダ)とを有する3ピースの組合せオイルリングである。
図2に示すように、エキスパンダ18は、合口(不図示)を有して環状に形成された本体部18Aを有する。本体部18Aは、上方に向けて突出する上側突出部18Bと、下方に向けて突出する下側突出部18Cとを周方向に交互に有して波形に形成されている。また、本体部18Aは、その内周縁であって、上側突出部18Bに対応する部分に上側突出部18Bよりも更に上方に突出した上側耳部18Dを有し、下側突出部18Cに対応する部分に下側突出部18Cよりも更に下方に突出した下側耳部18Eを有する。
各サイドレール16、17は、それぞれ板状の環形状に形成された部材であり、周方向における一部に合口(不図示)を有している。各サイドレール16、17は、それぞれ環形の中心軸線に対して直交する平面に形成された、互いに平行な上端面16A、17A及び下端面16B、17Bと、軸線を中心とした外周面16C、17C及び内周面16D、17Dとを備えている。
図3(A)は、上サイドレール16の外周面16Cを、実際の形状から横の比率を縦に対して5倍にして示す断面図であり、図3(B)は、下サイドレール16の外周面16Cを、実際の形状から横の比率を縦に対して5倍にして示す断面図である。図3(A)、(B)に示すように、各サイドレール16、17において、外周面16C、17Cの上下方向(中心軸線方向)における中間部である外周面主部16E、17Eは、各サイドレール16、17の軸線に対して所定の傾斜角を有して上方に向けて径方向内方に傾斜する傾斜面となっている。すなわち、外周面主部16E、17Eは、下側に対して上側の直径が小さい略円錐面となっている。上サイドレール16の外周面主部16Eが軸線に対してなす傾斜角を第1傾斜角θ1、下サイドレール17の外周面主部17Eが軸線に対してなす傾斜角を第2傾斜角θ2とする。各サイドレール16、17の外周面16C、17Cは、平面や、上下方向における中央部が若干突出した曲面(すなわちバレル状)に形成されてよい。外周面16C、17Cが曲面に形成される場合、第1傾斜角θ1及び第2傾斜角θ2は、外周面主部16E、17Eの各部における平均値とする。
各サイドレール16、17において、外周面16C、17Cの上端部である外周面上部16F、17Fは、滑らかな曲面に形成され、外周面主部16E、17Eと上端面16A、17Aとを滑らかに接続している。同様に、各サイドレール16、17において、外周面16C、17Cの下端部である外周面下部16G、17Gは、滑らかな曲面に形成され、外周面主部16E、17Eと下端面16B、17Bとを滑らかに接続している。外周面16C、17Cにおいて、外周面主部16E、17Eは、外周面上部16F、17F及び外周面下部16G、17Gが占める範囲よりも大きな範囲を占め、外周面16C、17Cの大部分を構成している。外周面上部16F、17Fの曲率半径は、外周面下部16G、17Gの曲率半径よりも大きく設定されている。また、外周面主部16E、17Eが曲面状に形成される場合、外周面主部16E、17Eの曲率半径は外周面上部16F、17Fの曲率半径よりも大きく設定される。
各サイドレール16、17とは、外周面16C、17Cの形状を除き、他の部分が同一の形状に形成されている。
図2に示すように、上サイドレール16、下サイドレール17、及びエキスパンダ18は、それぞれの中心軸線が同軸となるように互いに組合されている。上サイドレール16は、下端面16Bにおいて複数の上側突出部18Bの上端に当接し、内周面16Dにおいて上側耳部18Dの外側面に当接する。下サイドレール17は、上端面17Aにおいて複数の下側突出部18Cの下端に当接し、内周面17Dにおいて下側耳部18Eの外側面に当接する。図2に示すように、各サイドレール16、17の各上端面16A、17Aが互いに平行になり、オイルリング13の上下幅(上サイドレール16の上端面16Aと下サイドレール17の下端面17Bとの距離)が最小となるときの状態を、オイルリング13の初期状態とする。
図1に示すように、上サイドレール16の上端面16Aが上壁部8Bに対向し、下サイドレール17の下端面17Bが下壁部8Cに対向するように、オイルリング13は第3リング溝8に装着されている。エキスパンダ18は、径が広がる方向に張力を有しており、上側耳部18Dにおいて上サイドレール16の内周面16Dを径方向外方に押圧し、下側耳部18Eにおいて下サイドレール17の内周面17Dを径方向外方に押圧する。すなわち、エキスパンダ18は各サイドレール16、17を径方向外方に向けて付勢する。エキスパンダ18に付勢された各サイドレール16、17は、外周面16C、17Cにおいてシリンダ3の壁面3Aに当接する。この状態で、各サイドレール16、17及びエキスパンダ18の軸線は、シリンダ3の軸線及びピストン4の軸線と同軸に配置される。
オイルリング13の初期状態における上下幅は第3リング溝8の上下幅よりも小さく設定されており、第3リング溝8にオイルリング13が装着された状態で、第3リング溝8とオイルリング13との間には上下方向に所定の隙間20(クリアランス)が形成される。隙間20によって、各サイドレール16、17のそれぞれは、変形して、内周側に対して外周側が上方又は下方に位置するように傾斜することができる。
図4に示すように、ピストン4がシリンダ3内を上死点に向けて上昇するとき、ピストン4の外周面16C、17Cとシリンダ3の壁面3Aとの間に存在する潤滑油(オイル)に各サイドレール16、17が下方に押される。これにより、下サイドレール17は、下端面17Bにおいて下壁部8Cと面接触し、下サイドレール17の上端面17A及び下端面17Bが、シリンダ3(ピストン4)の軸線と直交する面と平行な水平状態になる。エキスパンダ18は、上サイドレール16によって下方に押されることによって、各下側突出部18Cにおいて下サイドレール17の上端面17Aと接触する位置に配置される。上サイドレール16は、エキスパンダ18と上壁部8Bとの間に形成される隙間20によって、外周側が内周側に対して下方に位置するように傾動する。このときの、上サイドレール16の下端面16Bがシリンダ3(ピストン4)の軸線と直交する面に対する角度を第1傾動角θ3とする。
図5に示すように、ピストン4がシリンダ3内を下死点に向けて下降するとき、各サイドレール16、17は潤滑油によって上方に押される。これにより、上サイドレール16は、上端面16Aにおいて上壁部8Bと面接触し、上サイドレール16の上端面16A及び下端面16Bがシリンダ3(ピストン4)の軸線と直交する面と平行な水平状態になる。エキスパンダ18は、下サイドレール17によって上方に押されることによって、各上側突出部18Bにおいて上サイドレール16の下端面16Bと接触する位置に配置される。下サイドレール17は、エキスパンダ18と下壁部8Cとの間に形成される隙間20によって、外周側が内周側に対して上方に位置するように傾動する。このときの、下サイドレール17の下端面17Bがシリンダ3(ピストン4)の軸線と直交する面に対する角度を第2傾動角θ4とする。
第1傾動角θ3及び第2傾動角θ4は、任意の値に設定することができ、例えば2.0°以上6.0°以下(deg)に設定されている。なお、第1傾動角θ3及び第2傾動角θ4は、2.0°以上4.0°以下に設定されてもよい。第1傾動角θ3及び第2傾動角θ4は、第3リング溝8の上下幅に対する各サイドレール16、17及びエキスパンダ18の上下幅の大きさや、エキスパンダ18の撓み易さを変化させることによって、調節することができる。本実施形態では、第1傾動角θ3と第2傾動角θ4とは互いに等しく設定され、例えば2.5°であってよい。
第1傾斜角θ1は、第2傾斜角θ2よりも大きく設定されている(条件1とする)。また、第1傾斜角θ1は、第1傾動角θ3よりも大きい値に設定されている(条件2とする)。条件1及び条件2を満たすことによって、ピストン4の上昇時において、上サイドレール16が第1傾斜角θ1だけ傾斜する場合にも、上サイドレール16の外周面主部16Eとシリンダ3の壁面3Aとのなす角度は0より大きい値となる。
第1傾斜角θ1は、例えば第1傾動角θ3よりも0.5°以上4.5°以下の範囲で大きい値に設定されていることが好ましい(条件3とする)。なお、第1傾斜角θ1は、例えば第1傾動角θ3よりも1.0°以上3.0°以下の範囲で大きい値に設定されてもよい。条件1〜3を全て満たす範囲において、第1傾斜角θ1は2.5°以上10.5°以下であることが好ましく(条件4とする)、第2傾斜角θ2は0.5°以上4.5°以下であることが好ましい(条件5とする)。なお、第1傾斜角θ1は4.0°以上7.5°以下に設定されてもよく、第2傾斜角θ2は1.0°以上3.0°以下に設定されてもよい。
スラスト軸受において、図6(A)に示す幅D、相対速度Uの無限長平面パッドの負荷容量係数Kwは、次の式1で表されることが知られている。
Figure 2017116015
この式1で、mは、m=hi/hoで表され、パッドの傾斜を表すパラメータである。図6(A)に示すように、hiはパッドの入口における油膜の厚さであり、hoはパッドの出口における油膜の厚さ(最小油膜厚さ)である。式1で表される負荷容量係数Kwは、mとの関係で図6(B)のように表される。図6(B)から、単位面積当りのくさび効果(浮力)の大きさを表す負荷容量係数Kwはmが2.2付近で最大となり、その後パッドの傾斜が大きくなるにつれて減少することが知られている。各サイドレール16、17の上下方向における幅(厚み)を500μmとし、内燃機関1の常用回転域におけるhoを3μmとした場合、mが2.2となるときの傾斜角は約0.4°となる。そのため、各サイドレール16、17の外周面16C、17Cの主部がピストン4の上昇時にシリンダ3の壁面3Aに対してなす角度は、0.5°以上に設定されることが好ましい。この設定では、mが2.2以下の範囲において、mの減少に応じて負荷容量係数Kwが急激に減少することを考慮して、0.4°に対して0.1°の余裕を設定している。なお、製造における各サイドレール16、17の形状のばらつきや、運転状況等の変動要因を考慮すると、更に0.5°の余裕を設定して、各サイドレール16、17の外周面16C、17Cの主部がピストン4の上昇時にシリンダ3の壁面3Aに対してなす角度は、1.0°以上に設定されることが好ましい。
図6(B)から、くさび効果による浮力を大きくするためには、mが15以下であることが好ましい。各サイドレール16、17の上下方向における幅(厚み)を500μmとし、内燃機関1の常用回転域におけるhoを3μmとした場合、mが15となるときの傾斜角は約4.8°となる。そのため、各サイドレール16、17の外周面16C、17Cの主部がピストン4の上昇時にシリンダ3の壁面3Aに対してなす角度は、4.5°以下に設定されることが好ましい。また、くさび効果による浮力を一層大きくするためには、各サイドレール16、17の外周面16C、17Cの主部がピストン4の上昇時にシリンダ3の壁面3Aに対してなす角度は、3.0°以下に設定されることが好ましい。
本実施形態に係るオイルリング13は、各サイドレール16、17の外周面主部16E、17Eが第1傾斜角θ1及び第2傾斜角θ2を有しているため、ピストン4の上昇時にシリンダ3の壁面3Aに対して外周面主部16E、17Eが傾斜し、くさび効果によって各サイドレール16、17が、シリンダ3の壁面3Aから離れる方向に浮力を受けるため、各サイドレール16、17による潤滑油の掻き上げが抑制される。また、各サイドレール16、17とシリンダ3の壁面3Aとの間の潤滑油の膜厚が大きくなるため、潤滑油のせん断抵抗が低下し、フリクションが低減される。これにより、燃費が改善される。
また、ピストン4の上昇時には、上サイドレール16が第1傾動角θ3だけ傾くことになるが、第1傾斜角θ1が第1傾動角θ3よりも大きい値に設定されているため、ピストン4の上昇時においても上サイドレール16の外周面主部16Eはシリンダ3の壁面3Aに対して傾斜し、くさび効果による浮力を確実に受けることができる。第1傾斜角θ1が2.5°以上6.5°以下であり、傾動角が2.0°に設定されたときには、ピストン4の上昇時に上サイドレール16の外周面主部16Eとシリンダ3の壁面3Aとのなす角度は0.5°以上4.5°以下となり、上サイドレール16はくさび効果による比較的大きな浮力を径方向内向きに受けることができる。第1傾斜角θ1が6.5°以上10.5°以下に設定され、傾動角が6.0°であるときには、ピストン4の上昇時に上サイドレール16の外周面主部16Eとシリンダ3の壁面3Aとのなす角度は0.5°以上4.5°以下となる。第2傾斜角θ2が0.5°以上4.5°以下に設定されたとき、ピストン4の上昇時に下サイドレール17の外周面主部17Eとシリンダ3の壁面3Aとのなす角度は0.5°以上4.5°以下となり、下サイドレール17はくさび効果による比較的大きな浮力を径方向内向きに受けることができる。第2傾斜角θ2が1.0°以上3.0°以下に設定されたとき、ピストン4の上昇時に下サイドレール17の外周面主部17Eとシリンダ3の壁面3Aとのなす角度は1.0°以上3.0°以下となる。
一方、ピストン4の下降時には、各サイドレール16、17に生じるくさび効果は小さく、各サイドレール16、17とシリンダ3の壁面3Aとの間の距離は小さく保たれ、潤滑油が確実に掻き落とされると共に、シリンダ3の壁面3Aに所定の膜厚の潤滑油が保持される。
図7は、下サイドレール17の第2傾斜角θ2を変化させたときの、ピストン4の上昇時における下サイドレール17に起因するフリクション及び最小油膜厚さho(下サイドレール17の外周面主部17Eの下端(出口)における油膜の厚さ)を示すグラフである。実験条件は、シリンダ3の直径が73mm、ピストン4のストロークが78.7mm、オイルリング13の張力が14.5N、下サイドレール17の上下方向における長さが500μmである。内燃機関1の運転状態は、エンジン回転数が1500rpm又は6000rpmとした。図7からわかるように、最小油膜厚さhoは、エンジン回転数が1500rpmのときには、第2傾斜角θ2が約0.7°より小さい範囲では第2傾斜角θ2の増加に伴って増加し、第2傾斜角θ2が約0.7°より大きい範囲では第2傾斜角θ2の増加に伴って減少する。これにより、エンジン回転数が1500rpmのときのフリクションは、最小油膜厚さhoが最大となる第2傾斜角θ2が約0.7°付近で最小となり、その後第2傾斜角θ2の増加に伴って増加する。最小油膜厚さhoは、エンジン回転数が6000rpmのときも同様に、第2傾斜角θ2が約1.2°までは第2傾斜角θ2の増加に伴って増加し、第2傾斜角θ2が1.2°より大きい範囲では第2傾斜角θ2の増加に伴って減少する。この結果からピストン4の上昇時におけるフリクションを低下させるためには、第2傾斜角θ2を比較的小さい値、例えば4.0°以下にすることが有効である。また、この結果から上サイドレール16においても、ピストン4の上昇時に、外周面主部16Eとシリンダ3の壁面3Aとのなす角度が比較的小さい値、例えば4.0°以下にすることが有効であることがわかる。
図8は、各サイドレール16、17の外周面16C、17Cの形状が潤滑油消費量に与える効果を示すグラフである。図8では、本発明を適用した実施例に係るオイルリング13と、比較例に係るオイルリング13との潤滑油消費量(LOC)を示す。実施例に係るオイルリング13は、上サイドレール16の第1傾斜角θ1が4.5°に設定され、下サイドレール17の第2傾斜角θ2が2.5°に設定され、傾動角が2.5°に設定されている。各サイドレール16、17の上下方向における厚みは500μmである。比較例に係るオイルリング13は、実施例に係るオイルリング13と比較して各サイドレール16、17の外周面16C、17Cの構成のみが異なり、他の構成は同様である。比較例の各サイドレール16、17の外周面16C、17Cは、互いに同一の形状であり、図3(B)の破線100に示すように、外周面主部16E、17Eは、傾斜角が0°に設定され、上下方向における中央が突出したバレルフェースとなっている。
測定は、内燃機関1のエンジン回転数を6800rpmとした場合(測定条件(1))と、エンジン回転数を低速域で増減を繰り返し、エンジンブレーキが作用する状態を実現した場合(測定条件(2))とで行った。測定条件(1)では、オイルリング13の移動速度が速いため、各サイドレール16、17は浮力によってシリンダ3の壁面3Aから浮上し、油膜の厚さが大きくなっている。一方、測定条件(2)では、オイルリング13の移動速度が遅いため、各サイドレール16、17に生じる浮力は小さく、各サイドレール16、17がシリンダ3の壁面3Aに接触し得る状態となっている。そのため、潤滑油消費量は、測定条件(2)に比べて測定条件(1)の場合の方が多くなっている。測定条件(2)では、スロットルバルブが絞られることによって燃焼室に負圧が生じ、主にオイルリング13の合口部から潤滑油が燃焼室側に吸い込まれることによって潤滑油が消費していると考えられる。
図8に示す測定条件1及び2の結果から、実施例に係るオイルリング13は、比較例に比べて潤滑油消費量が低減することが確認された。実施例に係るオイルリング13は、比較例に比べて、ピストン4の上昇時において、潤滑油の掻き揚げが少なくなるため、測定条件1における潤滑油消費量が低減したと考えられる。また、実施例に係るオイルリング13は、比較例に比べて、潤滑油の掻き揚げが少なくなるため、ピストン4の上部に滞留する潤滑油量が低減されると考えられる。そのため、測定条件2のような燃焼室側の負圧が大きい場合でも、負圧によって燃焼室に吸い出される潤滑油量が低減され、潤滑油消費量が低減されたと考えられる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。
1 :内燃機関
3 :シリンダ
3A :壁面
4 :ピストン
8 :第3リング溝(オイルリング溝)
8A :底部
8B :上壁部
8C :下壁部
13 :オイルリング
16 :上サイドレール
17 :下サイドレール
16A、17A :上端面
16B、17B :下端面
16C、17C :外周面
16D、17D :内周面
16E、17E :外周面主部
16F、17F :外周面上部
16G、17G :外周面下部
18 :エキスパンダ
20 :隙間

Claims (12)

  1. ピストンの外周面に凹設されたオイルリング溝に受容されるオイルリングであって、
    板状の環形に形成された上サイドレール及び下サイドレールと、
    前記上サイドレール及び前記下サイドレールの間に配置されたエキスパンダとを有し、
    前記上サイドレールの外周面は、第1傾斜角を有して上方に向けて径方向内方に傾斜する傾斜面に形成され、
    前記下サイドレールの外周面は、第1傾斜角よりも小さい第2傾斜角を有して上方に向けて径方向内方に傾斜する傾斜面に形成されていることを特徴とするオイルリング。
  2. 前記ピストンがシリンダ内を上昇するときに、前記オイルリング溝の上壁と前記エキスパンダとの間に形成される隙間内で、前記上サイドレールは内周側に対して外周側が下方に位置するように所定の傾動角だけ傾動可能であり、
    前記第1傾斜角は前記傾動角よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のオイルリング。
  3. 前記第1傾斜角は、前記傾動角よりも0.5°以上4.5°以下の範囲で大きいことを特徴とする請求項2に記載のオイルリング。
  4. 前記第1傾斜角は、前記傾動角よりも1.0°以上3.0°以下の範囲で大きいことを特徴とする請求項3に記載のオイルリング。
  5. 前記第1傾斜角は、2.5°以上10.5°以下であることを特徴とする請求項3に記載のオイルリング。
  6. 前記第1傾斜角は、4.0°以上7.5°以下であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のオイルリング。
  7. 前記第2傾斜角は、0.5°以上4.5°以下であることを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれか1つの項に記載のオイルリング。
  8. 前記第2傾斜角は、1.0°以上3.0°以下であることを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれか1つの項に記載のオイルリング。
  9. 前記傾動角は、2.0°以上6.0°以下であることを特徴とする請求項3〜請求項8のいずれか1つの項に記載のオイルリング。
  10. 前記傾動角は、2.0°以上4.5°以下であることを特徴とする請求項3〜請求項8のいずれか1つの項に記載のオイルリング。
  11. 前記上サイドレールの外周面と下端面との境界は、滑らかな曲面に形成され、
    前記下サイドレールの外周面と下端面との境界は、滑らかな曲面に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1つの項に記載のオイルリング。
  12. 前記上サイドレールの外周面は、上下方向における中間部が膨らんだ曲面に形成され、
    前記下サイドレールの外周面は、上下方向における中間部が膨らんだ曲面に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1つの項に記載のオイルリング。
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