JP2017115602A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記回転軸芯と同軸芯上で前記駆動側回転体と相対回転自在に配置され、前記内燃機関の弁開閉用のカムシャフトと一体回転する従動側回転体と、
電動アクチュエータにより前記駆動側回転体及び前記従動側回転体の相対回転位相を設定する位相調節機構と、を備え、
前記位相調節機構が、前記従動側回転体として前記回転軸芯と同軸芯上に配置される内歯型のリングギヤと、前記回転軸芯と平行姿勢の偏心軸芯と同軸芯上に配置され前記リングギヤと歯数が異なる外歯型のインナギヤと、前記インナギヤを前記駆動側回転体に連係させる連係機構と備えると共に、前記リングギヤの歯部の一部に前記インナギヤの歯部の一部を噛み合わせ、前記電動アクチュエータの駆動力で前記回転軸芯を中心に前記偏心軸芯の位置を公転させて前記リングギヤに対して前記インナギヤを相対回転させる差動型の減速機構に構成され、
前記連係機構が、前記駆動側回転体に対して径方向となる第1方向に変位自在に係合する第1係合部と、前記インナギヤに対して前記第1方向と直交する第2方向に変位自在に係合する第2係合部と、を有する連係部材を備えると共に、前記連係部材を前記駆動側回転体に対して前記第1方向又は前記第2方向に付勢する付勢部材を備えた点を特徴とする。
また、付勢部材の付勢力によって連係部材を第1方向又は第2方向に付勢することにより、この付勢力の作用により偏心軸芯が安定する位置に達するまでインナギヤを公転させることが可能となる。このように安定する位置に達した場合には、電動アクチュエータの駆動力を低減しても相対回転位置を維持することが可能となる。
従って、インナギヤを、偏心軸芯を中心に公転させる減速装置を有する弁開閉時期制御装置において、インナギヤと駆動側回転体とを連係させる連係機構に対する応力の集中を抑制し、省エネルギーも実現する。
〔基本構成〕
図1〜図4に示すように、内燃機関としてのエンジンEのクランクシャフト2と同期回転する駆動側回転体Aと、吸気カムシャフト3と一体回転する従動側回転体Bと、位相制御モータM(電動アクチュエータの一例)の駆動力により駆動側回転体Aと従動側回転体Bとの相対回転位相を設定する位相調節機構Cとを備えて弁開閉時期制御装置1が構成されている。
駆動側回転体Aは、駆動プーリ11Sが形成されたアウタケース11とフロントプレート12とを複数の締結ボルト13で締結している。アウタケース11の内部空間には、従動側回転体Bと、ハイポトロコイド型減速ギヤ(差動型減速機構の具体例)として構成される位相調節機構Cとが収容されている。
連係機構を構成する一対の連係部材30は、板状材のプレス加工等により全体的に矩形となるように製造され、板バネで成る付勢部材Sにより付勢される。この連係部材30は、第1係合部31と、矩形の係合孔として形成される第2係合部32とを備えている。一対の連係部材30は、回転軸芯Xに直交する仮想平面上に配置されている。
吸気カムシャフト3の回転速度より高速又は低速で位相制御モータMの出力軸Maを駆動回転することにより、第2支持部24Bの偏心軸芯Yが回転軸芯Xを中心に公転する。この公転によりリングギヤ21の内歯部21Aに対するインナギヤ22の外歯部22Aに対する噛み合い位置がリングギヤ21の内周に沿って変位し、インナギヤ22には偏心軸芯Yを中心に自転しようとする。
このような構成から、リングギヤ21に対してインナギヤ22の偏心軸芯Yが公転する場合には、一対の連係部材30が第1方向に変位し、この連係部材30に対してインナギヤ22が第2方向に相対変位することにより、インナギヤ22と駆動側回転体Aとの相対回転を阻止し、リングギヤ21(従動側回転体B)に連結する吸気カムシャフト3を駆動側回転体Aに対して相対回転させることになる。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
2 クランクシャフト
3 カムシャフト(吸気カムシャフト)
21 リングギヤ
21A 歯部(内歯部)
22 インナギヤ
22A 歯部(外歯部)
30 連係部材
30A 連結部
31 第1係合部
32 第2係合部
A 駆動側回転体
AT 係合溝部
B 従動側回転体
C 位相調節機構
E 内燃機関(エンジン)
M 電動アクチュエータ(位相制御モータ)
S 付勢部材
X 回転軸芯
Y 偏心軸芯
Claims (4)
- 回転軸芯を中心に内燃機関のクランクシャフトと同期回転する駆動側回転体と、
前記回転軸芯と同軸芯上で前記駆動側回転体と相対回転自在に配置され、前記内燃機関の弁開閉用のカムシャフトと一体回転する従動側回転体と、
電動アクチュエータにより前記駆動側回転体及び前記従動側回転体の相対回転位相を設定する位相調節機構と、を備え、
前記位相調節機構が、前記従動側回転体として前記回転軸芯と同軸芯上に配置される内歯型のリングギヤと、前記回転軸芯と平行姿勢の偏心軸芯と同軸芯上に配置され前記リングギヤと歯数が異なる外歯型のインナギヤと、前記インナギヤを前記駆動側回転体に連係させる連係機構と備えると共に、前記リングギヤの歯部の一部に前記インナギヤの歯部の一部を噛み合わせ、前記電動アクチュエータの駆動力で前記回転軸芯を中心に前記偏心軸芯の位置を公転させて前記リングギヤに対して前記インナギヤを相対回転させる差動型の減速機構に構成され、
前記連係機構が、前記駆動側回転体に対して径方向となる第1方向に変位自在に係合する第1係合部と、前記インナギヤに対して前記第1方向と直交する第2方向に変位自在に係合する第2係合部と、を有する連係部材を備えると共に、前記連係部材を前記駆動側回転体に対して前記第1方向又は前記第2方向に付勢する付勢部材を備えている弁開閉時期制御装置。 - 前記連係部材として板状材が用いられると共に、当該板状材のうち前記駆動側回転体に対し前記第1方向に沿って形成された係合溝部に嵌り込む領域によって前記第1係合部が構成され、当該板状材のうち前記インナギヤに突出形成された係合突起が前記第2方向に沿って相対移動自在に嵌り込む係合孔によって前記第2係合部が構成されている請求項1に記載の弁開閉時期制御装置。
- 前記回転軸芯を挟んで対向する位置に前記連係部材が配置されている請求項1又は2に記載の弁開閉時期制御装置。
- 一対の前記連係部材が連結部により一体化されている請求項1〜3の何れか一項に記載の弁開閉時期制御装置。
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JP2015249015A JP6604188B2 (ja) | 2015-12-21 | 2015-12-21 | 弁開閉時期制御装置 |
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JP2015249015A JP6604188B2 (ja) | 2015-12-21 | 2015-12-21 | 弁開閉時期制御装置 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2015
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