JP2017115334A - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の操作を行わせる操作性を向上させた入力装置を備えた人体局部洗浄装置を提供する。【解決手段】所定方向における対象物(使用者の指等)までの距離を判別する測距センサ10と、虚像生成手段によって生成される所定方向に沿うように並び、それぞれが操作内容を示す複数の虚像である操作表示20と、測距センサ10によって、複数の操作表示20のいずれかに近接する対象物の存在を検出したとき、対象物が近接した操作表示20に対応する動作を実行させる制御手段3と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、人体局部洗浄装置に関するものである。
下記特許文献1には、操作内容を示す操作表示が空中に表示される入力装置を備えた人体局部洗浄装置が開示されている。
特開2012−194617号公報
上記特許文献1に記載の構成では、複数の操作表示のそれぞれに対応させるようにして複数のセンサ(操作検出センサ)を設けているため、コストが嵩む。また、操作表示が平面的に並ぶように表示されるため、操作性が良くない。
本発明が解決しようとする課題は、人体局部洗浄装置において、所望の操作を行わせるための入力装置の操作性を向上させることにある。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる人体局部洗浄装置は、所定方向における対象物までの距離を判別する測距センサと、前記所定方向に沿うように並ぶ、それぞれが操作内容を示す複数の操作表示と、前記測距センサによって、前記複数の操作表示のいずれかに近接する対象物の存在を検出したとき、当該対象物が近接した操作表示に対応する動作を実行させる制御手段と、を備えるものである。
使用者の視覚的に空中に浮かび上がる虚像を生成する虚像生成手段を備え、前記虚像生成手段によって生成される前記所定方向に並ぶ複数の虚像を、前記複数の操作表示とするようにするとよい。
使用者が便座に着座したことを検出する着座検出手段を備え、前記着座検出手段によって使用者が便座に着座したことが検出されたときに、前記虚像生成手段によって前記複数の操作表示となる虚像が生成されるようにするとよい。
室内の照度を判断する室内判断手段を備え、前記虚像生成手段は、前記室内判断手段によって判断される室内の照度に応じて、前記複数の操作表示となるように生成される虚像の明度を変化させる調整部を有するとよい。
前記制御手段は、前記測距センサによって、前記複数の操作表示のいずれかに近接する対象物の存在が認められてからその状態のまま所定の検出時間を経過したことを契機として、当該対象物が近接した操作表示に対応する動作を実行させるようにするとよい。
前記複数の操作表示として、駆動物を駆動させることを示す一または複数の駆動表示と、少なくとも一つの駆動物の停止動作を行わせることを示す一または複数の停止表示が設定されており、前記停止表示に対応する前記検出時間は、前記駆動表示に対応する前記検出時間よりも短くなるようにするとよい。
前記駆動表示に対応する前記検出時間には、上限時間が設定されているとよい。
本発明にかかる人体局部洗浄装置は、測距センサのセンシング方向に並ぶように操作表示が配置される。操作しやすいように操作表示を並べる(測距センサの位置を決定する)ことで、操作性を向上させることができる。各操作表示に対応するセンサを設ける必要がないため、安価である。使用者の指等が操作表示に近接するだけで操作が受け付けられる(操作表示に触れる必要がない)ため、衛生的である。
測距センサは操作表示に近接したことを検出するように設けられるため、操作表示を実体のあるものとしなくてもよい。したがって、虚像生成手段によって生成される虚像を操作表示とすることができる。
虚像生成手段によって生成される虚像を操作表示とする場合、使用者の着座を検出することを契機として虚像が生成されるようにすることで、非使用時における電力消費を抑制することができる。
虚像生成手段によって生成される虚像は室内の照度(室内の明るさ)によって見えやすさが変化するから、当該照度に応じて虚像の明度を変化させるよう制御するとよい。
測距センサがある操作表示に使用者の指等が近接していることを検出した瞬間、当該操作表示に対応する動作を実行させるよう制御すると、誤操作が頻発してしまうおそれがある。そのため、近接する使用者の指等の対象物の存在が認められてからその状態のまま所定の検出時間を経過したことを契機として、操作表示に対応する動作を実行させるよう制御するとよい。
誤操作により意図しない動作が発生した場合、当該動作を迅速に停止させることができるようにするため、停止表示に対応する検出時間は、駆動表示に対応する検出時間よりも短く設定されているとよい。
便座の後方に収容された本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置を模式的に示した図である。 本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置の概念図である。 (a)は入力装置を模式的に示した図(操作表示を側方から見た図)であり、(b)は虚像生成手段を模式的に示した図である。 操作表示の表示態様例を示した図である。 第一変形例を説明するための図である。 第二変形例を説明するための図である。 第三変形例を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置1を詳細に説明する。本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1は、図1に示すように便座90の後方に設けられた本体部91内に設けられる。本体部91は、人体局部洗浄装置1を収容する部分である。洗浄機能を利用する際には洗浄ノズル80を原位置から前進させ、洗浄位置に到達させる(洗浄位置は複数設定されていてもよい)。洗浄位置に位置する洗浄ノズル80の噴出口(図示せず)から水を上方に向かって噴出させることで使用者の局部を洗浄する。洗浄ノズル80の具体的な構成、洗浄ノズル80の駆動機構、洗浄ノズル80への送られる局部洗浄用の水(流体)の搬送回路等は、どのようなものであってもよい(公知のものが適用できる)ため、詳細な説明を省略する。
図2に示すように、本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1は、使用者の所望の動作を行わせるための入力装置2および当該入力装置2を通じた入力に対応する動作を実行させる制御手段3を備える。
入力装置2は、測距センサ10および操作表示20を有する。測距センサ10は、所定の方向(センシングの方向)において、所定の範囲内に対象物が存在することおよび当該対象物までの距離を判別する。ここで、対象物までの距離を判別するとは、対象物までの正確な距離を算出することを必須の条件とするものではない。後述するように、使用者の指等がいずれの操作表示20に近接しているかを判別することができる程度の機能(精度)を有していればよい。本実施形態では、赤外線を出射する発光部と、対象物で反射された赤外線を受光する受光部がユニット化された測距センサ10を用いている。
操作表示20は操作内容を示すものである。本実施形態では、複数の操作表示20が一列に並ぶように配置される。当該並ぶ方向は、測距センサ10のセンシング方向(本実施形態では赤外線の出射方向)である。本実施形態では、センシング方向が縦方向(重力方向)となるように測距センサ10が配置されているため、操作表示20は当該方向に並ぶように配置される。操作表示20が示す操作の内容は、人体局部洗浄装置1が備える駆動物(洗浄ノズル80等)に対するものであればどのようなものであってもよい。本実施形態では、駆動物の動作を停止させることを示す停止表示21、おしり洗浄を開始することを示すおしり洗浄表示22、ビデ洗浄を開始することを示すビデ洗浄表示23、乾燥用の風が送られることを示す乾燥表示24の四種類が操作表示20として設けられる。なお、本実施形態における停止表示21は、全ての駆動物の動作を停止させることを示すものである。また、本実施形態における測距センサ10は、操作表示20の下側に配置されるが、上側に配置される構成としてもよい。
本実施形態では、当該操作表示20を宙に浮かぶような虚像として表示する虚像生成手段30(図3参照)を備える。上述したように、操作表示20は、測距センサ10のセンシング方向に沿って並ぶように配置されるが、本実施形態では、操作表示20として表示される虚像が使用者の視覚的に当該方向に並んでいるかのように制御される。なお、厳密に、操作表示20が当該方向(縦方向)に並んでいなくてもよい。具体的には、視認される各操作表示20に使用者が指等を近づけたとき、ある操作表示20に指等を近づけた場合と、別の操作表示20に指等を近づけた場合とで、当該指等と測距センサ10の距離が異なるように、各操作表示20の視認される位置が設定されていればよい。したがって、図3(a)に示すように、測距センサ10のセンシング方向に対して若干傾斜するように操作表示20が並ぶよう視認される構成としてもよい(このような態様であっても、「複数の操作表示20が測距センサ10のセンシング方向に沿って並んでいる」ものとする)。
このように操作表示20としての虚像を生成することができるものであれば、虚像生成手段30の構成はどのようなものであってもよい。本実施形態における虚像生成手段30の構成は次の通りである。
図3(b)に示すように、虚像生成手段30は、バックライトユニット31、操作表示部材32、および反射部材33を備え、バックライトユニット31から出射される光の方向において、この順で並ぶように配置されている。バックライトユニット31は、LED等の光源のみから構成されるものであってもよいし、光源から出射された光を平面状の光とする導光板を有するものであってもよい。
操作表示部材32は、バックライトユニット31から出射された光により照らされる。操作表示部材32は、実際に操作表示が描かれたシート状の部材20Sである。つまり、操作表示部材32には、虚像の操作表示20として示される、停止表示21、おしり洗浄表示22、ビデ洗浄表示23、乾燥表示24の元となる画(元画321)が実際に描かれている。反射部材33は、操作表示部材32の元画321が、空中に浮かび上がる虚像として認識されるように光を屈折させる部材である。かかる虚像生成手段30により、停止表示21、おしり洗浄表示22、ビデ洗浄表示23、乾燥表示24となる虚像が縦方向に並ぶように表示される。本実施形態では、このように操作表示20としての虚像を生成する虚像生成手段30と、測距センサ10とがユニット化された入力装置2が構成されているが、虚像生成手段30と測距センサ10が別々に設けられていてもよい。
また、本実施形態における人体局部洗浄装置1は、使用者が便座90に着座しているか否かを検出する着座検出手段40を備える(図2参照)。着座検出手段40の自体は公知のものを適用することができる。例えば、赤外線センサを便座90後方に設け、当該赤外線センサを着座検出手段40として機能させればよい。本実施形態では、当該着座検出手段40によって使用者が便座90に着座していることが検出されたとき、虚像生成手段30を駆動し(本実施形態ではバックライトユニット31を駆動し)、操作表示20としての虚像を生成する。つまり、操作表示20は、使用者が便座90に着座した状態となってはじめて表示されるように構成されている。このようにすることで、操作表示20が使用される可能性があるときにのみ、虚像生成手段30が駆動することになるから、電力消費を抑制することができる。なお、着座検出手段40による着座の有無は、駆動物の動作(例えば、洗浄ノズル80の洗浄動作)が実行可能な状態にあるか否かを判断する要素としても利用することができる。
ただし、このように着座検出手段40による検出を契機として操作表示20が表示されるようにするのはあくまで一例である。使用者の任意のタイミングで操作表示20が表示されるように構成してもよい。例えば、虚像生成手段30を駆動させる駆動スイッチ等が設けられた構成としてもよい。
また、本実施形態における人体局部洗浄装置1は、室内(便所内)の照度(明るさの度合)を判断する室内判断手段50を備える(図2参照)。室内の明るさを測定することができるものであれば、当該室内判断手段50はどのようなものであってもよい。本実施形態では、当該室内判断手段50によって判断される室内の照度に応じて、虚像生成手段30によって生成される虚像の明度を変化させる。本実施形態では、バックライトユニット31から出射される光量を変化させる(当該光量を変化させるもの、すなわちバックライトユニット31(光源)を制御するものが本発明における調整部に相当する)。具体的には、室内が明るいときほど、操作表示20として表示される虚像が見えにくくなるから、バックライトユニット31(光源)から出射される光量を大きくする。このようにすることで、操作表示20が見えにくい状況が発生してしまうのを防ぐことができる。一方、室内が暗いときには、操作表示20として表示される虚像が比較的みえやすいから、バックライトユニット31(光源)から出射される光量を小さくする。このようにすることで、室内が比較的暗いときに、バックライトユニット31から出射される光によって使用者が眩しさを感じてしまうこと(覚醒してしまうこと)を防ぐことができる。
操作表示20が表示される箇所は適宜設定することができる。例えば、虚像生成手段30を側方(使用者の側方)に設け、使用者が自身の側方で各種操作を実行することができるようにしてもよい(図4(a)参照)。また、虚像生成手段30を前方(使用者の股の間)に設け、使用者が自身の前方で各種操作を実行することができるようにしてもよい(図4(b)参照)。虚像生成手段30が便座90の内部に収容された構成としてもよいし、便座90の外側に取り付けられた構成としてもよい。
このように、本実施形態では、使用者が着座することで、虚像生成手段30によって操作表示20が表示された状態となる。使用者は、操作表示20を見て、所望の操作に対応する操作表示20に指等を近づける。各操作表示20は、測距センサ10のセンシング方向に沿って並んでいるから、制御手段3は、測距センサ10当該指等までの距離を判断し、どの操作表示20に指等が近づいているのかを判断する。そして、制御手段3は、当該指等が近接した操作表示20に対応する動作を実行させる。
以上説明した本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1は、測距センサ10のセンシング方向に並ぶように操作表示20が配置される。当該操作表示20の配置を工夫することで、操作性に優れた入力装置2を構成することができる。具体的には、本実施形態における操作表示20は、表示面が起立したように(重力方向に沿うように)空中に表示されるものであるから、表示面が平面方向(重力方向に直交する方向)に沿うように表示される場合と比較し、各操作表示20が見やすい。
また、本実施形態では、複数の操作表示20のうち、使用者の指等が近接する操作表示20がいずれであるかを一つの測距センサ10によって判断するものである(複数の操作表示20それぞれに対応するセンサが設けられたものでない)から、安価である。ただし、全ての操作表示20のうち、ある一部の二以上の操作表示20に対応する測距センサ10と、別の一部の二以上の操作表示20に対応する測距センサ10とを設けるといったように、測距センサ10を複数設けた構成とすることを否定するものではない(操作表示20とセンサが1:1の関係になければよい)。
また、本実施形態では、使用者の指等が操作表示20に近接するだけで操作が受け付けられる(操作表示20に触れる必要がない)ため、衛生的である。具体的には、操作ボタンを押圧することで操作が受け付けられるような一般的な入力構造と比較し、衛生的であるということができる。一般的な入力構造であると不特定多数の人が操作ボタンに触れることになる公衆トイレ等に特に有効であるともいえる。
以下、上記実施形態にかかる人体局部洗浄装置1の変形例(改良例)について説明する。なお、以下で説明する変形例を単独で適用した構成としてもよいし、複数を組み合わせて適用した構成としてもよい。
・第一変形例
上記実施形態では、虚像生成手段30によって生成される虚像を操作表示20とすることを説明したが、現実のものとして存在する有体物を操作表示20としてもよい。つまり、複数の操作表示20が印刷等によって描かれたものを用いた構成としてもよい。各操作表示20は、表示面が起立するように設ける。例えば、図5に示すように、重力方向に沿う面に複数の操作表示20が描かれたシート状の部材20Sを貼付した構成とする。当該操作表示20の位置に合わせて測距センサ10を配置する。つまり、操作表示20が並ぶ方向に沿う上側または下側に測距センサ10を配置する。
このようにすることで、上記実施形態と同様の操作性を発現する入力装置となる。また、操作表示20は単なる印刷物等でよいため、安価である。ただし、上記実施形態においては、操作表示20が虚像であるため使用者が操作表示20に触れることはないが、本例は操作表示20が現実のものとして存在するため使用者が操作表示20に触れる可能性がある。つまり、衛生面においては、上記実施形態の方が有利であるといえる。
・第二変形例
本例も、第一変形例と同様、操作表示20の表示手法が上記実施形態と異なるものである。上記実施形態では、虚像生成手段30によって、視覚的に宙に浮かび上がるように操作表示20が表示されるものであることを説明したが、本例は、操作表示20を投影により表示する投影手段60を備える。
かかる投影手段60により、操作表示20となる画像(以下、投影画像と称することもある)が便所内の床や壁に表示される。上記実施形態と同様に、複数の操作表示20となる投影画像は、所定方向に並ぶように表示される。当該方向がセンシング方向となるように、測距センサ10が配置される。例えば、図6に示すように、複数の投影画像を、便所内の床に対し幅方向に並ぶように表示する。この場合、測距センサ10は、センシング方向が幅方向に沿うように、例えば左右どちらかの壁の下側等に設置する。使用者が自身の足等を操作表示20としての投影画像に近づけることで、測距センサ10がそれを検出する。
このように、操作表示20として投影画像を表示可能な構成としてもよい。なお、図6に示すように、立ちあがった状態の使用者が足によって操作する構成とする場合には、各操作表示20に対応する動作は、使用者が立ち上がった状態であることを踏まえたものとする。このような構成とする場合の操作表示20としては、便蓋や便座90の開閉動作、便器内に汚物を流すための水を流れ込ませる動作(便器洗浄動作)、便所内の電灯のON・OFF動作等に対応する表示が例示できる。便所内に使用者が入っていること(着座せずに立ち上がっていること)を検出する検出手段を設け、当該検出手段によって使用者が検出されたことを契機として、操作表示20としての投影画像を表示させるようにしてもよい。
・第三変形例
上記実施形態における入力装置2は、使用者の指等が測距センサ10によって検出されることで、入力が検出されるものである。つまり、操作ボタン等を押圧することで入力が受け付けられるような構成と異なり、入力が受け付けられる領域がはっきりと区分けされたものではない(入力が受け付けられる領域が空中に存在するものである)ため、誤操作が生じやすい。そのため、測距センサ10によって、複数の操作表示20のいずれかに近接する対象物(使用者の指等)の存在が認められてからその状態のまま所定の検出時間を経過したことを契機として、対象の操作表示20に対応する動作を実行させるように構成されているとよい。つまり、測距センサ10によって検出された瞬間、対象の操作表示20に対応する動作を実行させるよう制御するのではなく、その状態が所定の検出時間継続したということに基づき、対象の操作表示20に対応する動作を実行させるように制御するとよい。
この場合、図7に示すように、停止表示21に対応する検出時間は、各種駆動物を動作させることを示す駆動表示(上記実施形態でいう、おしり洗浄表示22、ビデ洗浄表示23、乾燥表示24)に対応する検出時間よりも短く設定されているとよい。なお、上記実施形態における停止表示21は、全ての駆動物を停止させる動作に対応するものであるが、ある特定の一または複数の駆動物を停止させる動作に対応するものであってもよい。つまり、停止表示21は、上記実施形態のように、全ての駆動物に共通して利用されるものであってもよいし、特定の駆動物に対して個別に利用されるものであってもよい。
誤操作により意図しない動作が発生した場合、当該動作を迅速に停止させることが要求される。例えば、意図しない洗浄動作(洗浄ノズル80からの水の噴出)が発生した場合、即座に当該動作を停止させないと水浸しになってしまう。したがって、停止表示21に対応する検出時間は、駆動表示に対応する検出時間よりも短く設定されているとよい。例えば、停止表示21に対応する検出時間を1秒、駆動表示に対応する検出時間を3秒とする。
また、駆動表示(おしり洗浄表示22、ビデ洗浄表示23、乾燥表示24)に対応する検出時間には、例えば10秒という上限時間(当該上限時間を超える検出については無効とする)を設けると良い。これにより、おしり洗浄などの駆動が人体局部洗浄装置1の自動オフ設定時間後に自動停止した場合に、意図せずに髪の毛などが駆動表示に掛かり続けた(測距センサ10に検出され続けた)場合の再駆動の誤動作を防止し、使用者が駆動表示を操作したにも拘らず動作しないとのストレスを感じたり人体局部洗浄装置1が故障したとの錯覚に陥ることを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
1 人体局部洗浄装置
2 入力装置
3 制御手段
10 測距センサ
20 操作表示
21 停止表示
22 おしり洗浄表示
23 ビデ洗浄表示
24 乾燥表示
30 虚像生成手段
40 着座検出手段
50 室内判断手段
60 投影手段
90 便座

Claims (7)

  1. 所定方向における対象物までの距離を判別する測距センサと、
    前記所定方向に沿うように並ぶ、それぞれが操作内容を示す複数の操作表示と、
    前記測距センサによって、前記複数の操作表示のいずれかに近接する対象物の存在を検出したとき、当該対象物が近接した操作表示に対応する動作を実行させる制御手段と、
    を備える、人体局部洗浄装置。
  2. 使用者の視覚的に空中に浮かび上がる虚像を生成する虚像生成手段を備え、
    前記虚像生成手段によって生成される前記所定方向に並ぶ複数の虚像を、前記複数の操作表示とする、請求項1に記載の人体局部洗浄装置。
  3. 使用者が便座に着座したことを検出する着座検出手段を備え、
    前記着座検出手段によって使用者が便座に着座したことが検出されたときに、前記虚像生成手段によって前記複数の操作表示となる虚像が生成される、請求項2に記載の人体局部洗浄装置。
  4. 室内の照度を判断する室内判断手段を備え、
    前記虚像生成手段は、前記室内判断手段によって判断される室内の照度に応じて、前記複数の操作表示となるように生成される虚像の明度を変化させる調整部を有する、請求項2または請求項3に記載の人体局部洗浄装置。
  5. 前記制御手段は、前記測距センサによって、前記複数の操作表示のいずれかに近接する対象物の存在が認められてからその状態のまま所定の検出時間を経過したことを契機として、当該対象物が近接した操作表示に対応する動作を実行させる、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の人体局部洗浄装置。
  6. 前記複数の操作表示として、駆動物を駆動させることを示す一または複数の駆動表示と、少なくとも一つの駆動物の停止動作を行わせることを示す一または複数の停止表示が設定されており、
    前記停止表示に対応する前記検出時間は、前記駆動表示に対応する前記検出時間よりも短い、請求項5に記載の人体局部洗浄装置。
  7. 前記駆動表示に対応する前記検出時間には、上限時間が設定されている、請求項6に記載の人体局部洗浄装置。
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