JP2022130496A - 入力装置 - Google Patents

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靖宏 田上
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裕都 森
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Abstract

【課題】ユーザが意図した場合にのみ入力を検知可能な入力装置を実現する。【解決手段】空間の検出点において物体(指示体F)を非接触で検出する位置検出センサ20と、位置検出センサによる物体の検出に応じてユーザによる入力を検知する入力検知部とを備える入力装置1であって、検出点を示す画像を空間上に表示する立体画像表示部10をさらに備える。位置検出センサは、入力のためのユーザの入力動作が行われる方向において立体画像Iが結像されている位置よりも入力動作が行われる向きとは反対向きに所定の第1距離離れた領域において物体を検出する。【選択図】図30

Description

本発明は、入力装置に関する。
特許文献1には、操作者の体の特定部位の動きに基づいて、車両機器に対する操作を行うジェスチャ入力装置が開示されている。当該ジェスチャ入力装置においては、動作検出部によって検出された操作者の体の動きを基にして、車両機器の表示部における表示画像の切替えや作動入力が行われる。
特開2015-184841号公報
しかしながら、上記のジェスチャ入力装置においては、どのような動作を行えば入力できるのかをユーザが認識しにくくなる虞がある。
本発明の一態様は、入力を行うための入力動作をユーザが認識しやすい入力装置を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る入力装置は、空間の検出点において物体を非接触で検出するセンサと、前記センサによる前記物体の検出に応じてユーザによる入力を検知する入力検知部と、を備える入力装置であって、前記検出点を示す画像を空間上に表示する表示装置をさらに備え、前記センサは、前記入力動作が行われる方向において前記画像が結像されている位置よりも前記入力動作が行われる向きとは反対向きに所定の距離離れた領域において物体を検出することを特徴とする。
本発明の一態様に係る入力装置によれば、安価な装置でユーザが意図した場合にのみ入力を検知できる。
本実施形態に係る入力装置の要部の構成を示すブロック図である。 立体画像表示部の斜視図である。 (a)は、位置検出センサの一例を示す図であり、(b)は、1つの限定反射センサの構成を示す図である。 位置検出センサの別の例の構成を示す図である。 入力装置の第1の具体例を示す図である。 入力装置の第1の具体例の変形例を示す図である。 第1検出点および第2検出点の位置関係を示す図である。 (a)は、入力装置の第2の具体例を示す図であり、(b)は、第2の具体例において、(a)における立体画像とは別の立体画像を表示する例を示す図である。 ユーザによる入力動作の方向を示す画像の例を示す図である。 図7の(a)および(b)に示した入力装置における、位置検出センサの設置位置の例について説明するための図であって、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は上面図である。 図7の(a)および(b)に示した入力装置における、位置検出センサの設置位置の、別の例について説明するための図であって、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は上面図である。 (a)は、入力装置の第2の具体例の変形例を示す図であり、(b)は、入力装置の第2の具体例の、別の変形例を示す図である。 図11の(a)および(b)に示した入力装置における、位置検出センサの設置位置の例について説明するための図であって、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は上面図である。 図11の(a)および(b)に示した入力装置における、位置検出センサの設置位置の、別の例について説明するための図であって、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は上面図である。 入力装置の第3の具体例を示す図である。 第3の具体例における位置検出センサの例を示す図である。 第3の具体例における位置検出センサの、別の例としての測距センサを示す図である。 第3の具体例における位置検出センサの、さらに別の例を示す図である。 (a)~(c)は、上記入力装置をエレベータの入力部に適用した様子を示す図である。 上記入力装置を温水便座洗浄機の入力部に適用した様子を示す図である。 本実施形態に係る入力装置の変形例としての入力装置の斜視図である。 上記入力装置が備える立体画像表示部の構成を示す断面図である。 上記立体画像表示部の構成を示す平面図である。 上記立体画像表示部が備える光路変更部の構成を示す斜視図である。 上記光路変更部の配列を示す斜視図である。 上記立体画像表示部による立体画像の結像方法を示す斜視図である。 本実施形態に係る入力装置の別の変形例としての入力装置の斜視図である。 上記入力装置が備える立体画像表示部の構成を示す断面図である。 (a)および(b)は、光学素子を用いた表示方法の表示例を示す図である。 上記入力装置が備える位置検出センサが物体を検知する範囲を示す図である。 (a)および(b)は、上記入力装置が適用された遊技機の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。
§1 適用例
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。なお、以降では、説明の便宜上、図2における+X方向を前方向、-X方向を後方向、+Y方向を上方向、-Y方向を下方向、+z方向を右方向、-z方向を左方向として説明する場合がある。
図1は、本実施形態に係る入力装置1の要部の構成を示すブロック図である。図1に示すように、入力装置1は、立体画像表示部10と、位置検出センサ20と、制御部30と、記憶部40と、スピーカー50(音声出力部)を備える。
立体画像表示部10は、位置検出センサ20による検出点(後述する第1検出点および第2検出点)を示す画像を表示する。これにより、入力を行うための入力動作をユーザが認識しやすくなる。
図2は、立体画像表示部10の斜視図である。立体画像表示部10は、ユーザにより視認される立体画像をスクリーンのない空間に結像する。図2では、立体画像表示部10が立体画像I、より具体的には、「ON」の文字が表示されたボタン形状の立体画像Iを表示している様子を示している。図2に示すように、立体画像表示部10は、導光板11と、光源12とを備えている。
導光板11は、光源12から入射した光を導光して出射面11aから出射させ、空間に前記画像を結像させる。導光板11は、直方体形状をしており、透明性および比較的高い屈折率を有する樹脂材料で成形されている。導光板11を形成する材料は、例えばポリカーボネイト樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ガラスなどであってよい。導光板11は、光を出射する出射面11aと、出射面11aとは反対側の背面11bと、四方の端面である、端面11c、端面11d、端面11eおよび端面11fとを備えている。端面11cは、光源12から投射された光が導光板11に入射する入射面である。端面11dは、端面11cとは反対側の面である。端面11eは、端面11fとは反対側の面である。導光板11は、光源12からの光を出射面11aに平行な面内で面上に広げて導く。光源12は、例えばLED(Light Emitting diode)光源である。
導光板11の背面11bには、光路変更部13a、光路変更部13b、および光路変更部13cを含む複数の光路変更部13が形成されている。光路変更部13は、Z軸方向に実質的に連続して形成されている。換言すれば、複数の光路変更部13は、出射面11aに平行な面内でそれぞれ予め定められた線に沿って形成されている。光路変更部13のZ軸方向の各位置には、光源12から投射され導光板11によって導光されている光が入射する。光路変更部13は、光路変更部13の各位置に入射した光を、各光路変更部13にそれぞれ対応する定点に実質的に収束させる。図2には、光路変更部13の一部として、光路変更部13a、光路変更部13b、および光路変更部13cが特に示され、光路変更部13a、光路変更部13b、および光路変更部13cのそれぞれにおいて、光路変更部13a、光路変更部13b、および光路変更部13cのそれぞれから出射された複数の光が収束する様子が示されている。
具体的には、光路変更部13aは、立体画像Iの定点PAに対応する。光路変更部13aの各位置からの光は、定点PAに収束する。したがって、光路変更部13aからの光の波面は、定点PAから発するような光の波面となる。光路変更部13bは、立体画像I上の定点PBに対応する。光路変更部13bの各位置からの光は、定点PBに収束する。このように、任意の光路変更部13の各位置からの光は、各光路変更部13に対応する定点に実質的に収束する。これにより、任意の光路変更部13によって、対応する定点から光が発するような光の波面を提供できる。各光路変更部13が対応する定点は互いに異なり、光路変更部13にそれぞれ対応する複数の定点の集まりによって、空間上(より詳細には、導光板11から出射面11a側の空間上)にユーザにより認識される立体画像Iが結像される。
図2に示すように、光路変更部13a、光路変更部13b、および光路変更部13cは、線La、線Lbおよび線Lcに沿ってそれぞれ形成されている。ここで、線La、線Lbおよび線Lcは、Z軸方向に略平行な直線である。任意の光路変更部13は、Z軸方向に平行な直線に沿って実質的に連続的に形成される。
位置検出センサ20は、空間の複数の検出点において物体を非接触で検出する。本実施形態において、検出点は、入力のためのユーザの入力動作を検出するための第1検出点と、入力動作の誤検出を防止するための第2検出点とを含む。なお、本明細書における「検出点」は、点だけでなく、一定の領域をも含む。また、位置検出センサ20は、検出点において物体を検出した場合に、検出した位置および時刻を示すデータを制御部30および記憶部40へ出力する。
図3の(a)は、位置検出センサ20の一例を示す図である。図3の(a)に示す例では、位置検出センサ20は、複数の限定反射センサ21を組み合わせた構成を有する。それぞれの限定反射センサ21は、1つの検出点について物体を検出する。
図3の(b)は、1つの限定反射センサ21の構成を示す図である。限定反射センサ21は、検出点P1の物体を検出するセンサである。図3の(a)に示すように、限定反射センサ21は、発光部21aと、投光レンズ21bと、受光レンズ21cと、受光部21dとを備える。発光部21aが発した光を、投光レンズ21bが検出点P1へ集光させる。検出点に物体が存在する場合には、当該物体により反射された光が受光レンズ21cを経由して受光部21dで受光される。限定反射センサ21は、受光部21dにおいて光を受光した位置に応じて物体の位置を検出する。
図4は、位置検出センサ20の別の例としての位置検出センサ22の構成を示す図である。図4に示す例では、位置検出センサ22は、検出点P2、P3、P4の物体を検出する。具体的には、位置検出センサ22は、発光部22aと、投光レンズ22bと、光分岐部22cと、複数の受光部22dとを備える。発光部22aが発した光を、投光レンズ22bが光分岐部22cへ集光させる。光分岐部22cは、光を複数の検出点の方向へ分岐させる。それぞれの検出点P2、P3、P4に物体が存在する場合には、当該物体により反射された光が、検出点に対応する受光部22dで受光される。なお、検出点の数は2または4以上であってもよい。その場合には、位置検出センサ22は、検出点の数に等しい数の受光部22dを備えていればよい。
このような位置検出センサ20は、立体画像表示部10の導光板11の背面に設置可能である。したがって、入力装置1をコンパクトなユニットとすることができる。
制御部30は、入力装置1の動作を制御する。制御部30は、入力検知部31および報知部32を備える。
入力検知部31は、位置検出センサ20による複数回の検出結果に応じてユーザによる入力を検知する。具体的には、入力検知部31は、位置検出センサ20が所定の順番で複数の前記検出点に前記物体を検出した場合に前記入力を検知する。
報知部32は、入力検知部31の検知結果をユーザに報知する。具体的には、報知部32は、ユーザによる入力を入力検知部31が検知した場合および検知しない場合の両方について、ユーザに報知する。ただし、報知部32は、ユーザによる入力を入力検知部31が検知した場合および検知しない場合のいずれか一方のみユーザに報知してもよい。報知部32は、ユーザへの報知を、例えば立体画像表示部10を用いて行ってもよく、スピーカー50によって行ってもよい。
記憶部40は、制御部30による入力装置1の制御に必要なデータを記憶する。記憶部40は、例えば位置検出センサ20が物体を検出した時刻および検出点の位置を記憶する。なお、入力装置1は必ずしも記憶部40を備える必要はなく、入力装置1の外部に設けられた記憶装置と通信可能に接続されていてもよい。
スピーカー50は、音声を出力するための装置である。スピーカー50は、上述した報知部32による、ユーザへの報知に用いられる。ただし、報知部32が、立体画像表示部10のみによってユーザへの報知を行う場合には、入力装置1はスピーカー50を備えなくてもよい。
§2 構成例
以下に、本発明の構成について、具体例を挙げて説明する。
(第1の具体例)
図5は、入力装置1の第1の具体例を示す図である。図5には、立体画像表示部10により表示される立体画像と、位置検出センサ20による検出点とが示されている。図5に示す例では、立体画像表示部10は、1つのボタンの立体画像IAを表示する。位置検出センサ20による検出点は、立体画像IAの中央に位置する第1検出点PA11と、第1検出点PA11の周囲に位置する3つの第2検出点PA21、PA22およびPA23と、を含む。
図5に示す例において、立体画像IAは、第1検出点PA11の位置に合わせて立体的に表示されている。このため、入力を行うための検出点である第1検出点PA11の位置を、ユーザが容易に認識できる。
入力検知部31は、位置検出センサ20が第1検出点PA11に物体を検出した場合、当該物体を検出した時刻から所定の第1期間内に第2検出点PA21~PA23のいずれかに物体を検出したか否か判定する。第1期間の長さは、例えば0.1秒~0.2秒であってもよく、0.2秒~0.4秒であってもよい。
位置検出センサ20が所定の第1期間内に第2検出点PA21~PA23のいずれかに物体を検出した場合、入力検知部31は入力を検知する。一方、位置検出センサ20が、第2検出点PA21~PA23のいずれかに物体を検出した時刻から所定の第1期間内に第1検出点PA11に物体を検出した場合、入力検知部31は入力を検知しない。このとき、第2検出点PA21~PA23は、第1検出点PA11の誤作動防止用の検出点として機能するといえる。
したがって、入力検知部31は、例えばユーザが指などの指示体F(物体)を立体画像IAの中央に配し、さらに立体画像IAを押下する動作を行った場合に、入力を検知する。この場合、入力検知部31は、位置検出センサ20が第1検出点PA11に指示体Fを検出してから、第2検出点PA23に指示体Fを検出することで、入力を検知する。このような動作を、ユーザが意図せずに行う可能性は小さいと考えられる。また、虫などが入力装置1の近傍を通過した場合にも、第1検出点PA11および第2検出点PA21~PA23を上記の順番で通過する可能性は小さいと考えられる。したがって、入力装置1によれば、ユーザが意図した場合にのみ入力を検知することができる。また、入力装置1は、位置検出センサ20によって入力を検知するため、例えば特許文献1に開示されているようなジェスチャ入力装置と比較して、コストを低減することができる。
なお、入力検知部31は、位置検出センサ20が第1検出点PA11に指示体Fを検出してから、第2検出点PA21またはPA22に指示体Fを検出した場合に入力を検知してもよい。この場合、入力検知部31は、どの方向の操作にも対応することができる。また、指示体Fは、ユーザの指の他、例えばペンなどであってもよい。
また、入力検知部31は、位置検出センサ20が第2検出点PA21~PA23のいずれかに物体を検出した場合に、ユーザの意図によらない誤入力が発生したことを検知してもよい。この場合、入力検知部31は、位置検出センサ20が第2検出点PA21~PA23のいずれかに物体を検出するというシンプルな条件で、誤入力の検出を防止することができる。
また、第2検出点の数は、図5に示したように3点であってもよく、またさらに多くてもよい。すなわち、本実施形態に係る入力装置において、第2検出点の数は、例えば3点以上であってよい。この場合、高い精度で誤検出を防止できる。
一方で、本実施形態に係る入力装置において、第2検出点の数は、例えば2点であってもよい。具体的には、図5に示した例において、第2検出点PA21が省略されていてもよい。この場合、入力装置1を簡易な構成とすることができる。
図6は、入力装置1の第1の具体例の変形例を示す図である。図6には、立体画像表示部10により表示される立体画像と、位置検出センサ20による検出点とが示されている。図6に示す例では、立体画像表示部10は、立体画像IAを4つ表示する。位置検出センサ20による検出点は、4つの立体画像IAのそれぞれの中央に位置する第1検出点PA11、PA12、PA13およびPA14と、第1検出点PA11~PA14の周囲に位置する第2検出点PA21、PA22、PA23、PA24、PA25、PA26、PA27、PA28およびPA29とを含む。
図6に示す例では、第2検出点PA23は、第1検出点PA11およびPA12の、両方の周囲に位置する。このため、第2検出点PA23は、第1検出点PA11およびPA12の両方に対して誤動作防止用の検出点として機能する。換言すれば、第2検出点PA23は、第1検出点PA11およびPA12の誤動作防止用の検出点として共有される。第2検出点PA25およびPA27も同様に、隣接する2つの第1検出点の誤動作防止用の検出点として共有される。
このように、入力装置1においては、第1検出点が複数(PA11~PA14)であり、第2検出点PA21~PA29の少なくとも1つが、複数の第1検出点の間に配されていてもよい。ここでいう「複数の第1検出点の間」とは、複数の第1検出点を結ぶ直線の中間に限定されず、複数の第1検出点からの距離が略等しい領域を意味する。この場合、複数の第1検出点の間に配された第2検出点は、当該複数の第1検出点の全てについて入力動作の誤検出を防止するための検出点として機能する。したがって、検出点の数を削減することができるため、位置検出センサ20の構成を簡略化することができる。
報知部32は、位置検出センサ20が第1検出点PA11~PA14のいずれかにおいて物体を検出した場合、および、第2検出点PA21~PA29のいずれかに物体を検出した場合のそれぞれに、互いに異なる音声をスピーカー50から出力してもよい。第1検出点PA11~PA14および第2検出点PA21~PA29のそれぞれについて、出力される音声は互いに異なることが好ましい。この場合、ユーザは入力により操作感を得ることができる。
また、報知部32は、位置検出センサ20が第1検出点PA11~PA14および第2検出点PA21~PA29のいずれかに物体を検出した場合、そのことを立体画像表示部10によりユーザに報知してもよい。例えば立体画像表示部10は、位置検出センサ20が第1検出点PA11~PA14のいずれかに物体を検出した場合と、第2検出点PA21~PA29のいずれかに物体を検出した場合とで、立体画像IAの色を異ならせてもよい。また、立体画像表示部10は、位置検出センサ20が第2検出点PA21~PA29のいずれかに物体を検出した場合に、画像の表示を停止してもよい。
また、報知部32は、第2検出点PA21~PA29のいずれかに物体を検出し、かつ入力を検知しなかった場合、そのことをユーザに報知する。例えば報知部32は、立体画像IAの色を変更する、または立体画像IAの表示を消すといった方法でユーザに報知してもよい。また、報知部32は、先に第1検出点PA11~PA14のいずれかに物体を検出していた場合とは異なる音声を出力してもよい。
図7は、第1検出点PA11および第2検出点PA21、PA22の位置関係を示す図である。図7に示す例では、第2検出点PA21、PA22は、第1検出点PA11よりも、立体画像表示部10から離隔した位置に存在している。また、図7には表れていないが、第2検出点PA23についても、第1検出点PA11よりも、立体画像表示部10から離隔した位置に存在していてよい。この場合、第2検出点PA21~PA23は、第1検出点PA11よりも、ユーザからは近い位置に存在することになる。したがって、入力検知部31は、位置検出センサ20による入力動作の誤検出を、より早く検知できる。
(第2の具体例)
図8の(a)は、入力装置1の第2の具体例を示す図である。図8の(a)には、立体画像表示部10により表示される立体画像と、位置検出センサ20による検出点とが示されている。第2の具体例は、第1の具体例と比較して、位置検出センサ20による検出点の位置が相違する。
図8の(a)に示す例では、位置検出センサ20による検出点は、立体画像IAの上下に位置する検出点PB1(第3検出点)および検出点PB2(第4検出点)、並びに立体画像IAの左右に位置する検出点PB3(第5検出点)および検出点PB4(第6検出点)を含む。検出点PB1およびPB2は互いに異なる。また、検出点PB3およびPB4は、検出点PB1およびPB2を両端とする線分(第1線分)と交差する線分(第2線分)の両端に位置する。
図8の(a)に示す例では、入力検知部31は、位置検出センサ20が検出点PB1に物体を検出した後、所定の第2期間内に検出点PB2に物体を検出し、かつ、検出点PB1に物体を検出した時刻から検出点PB2に物体を検出した時刻までの期間に検出点PB3およびPB4に物体を検出しなかった場合に、入力を検知する。第2期間の長さは、例えば上述した第1期間と同様であってよい。このとき、検出点PB3およびPB4は、検出点PB1および検出点PB2に対する誤動作防止用の検出点として機能するといえる。
図8の(a)に示す入力装置1に対してユーザが入力動作を行う場合には、立体画像IAのボタンを押下するようにして、検出点PB1およびPB2に、順に指などの指示体Fを通過させればよい。このとき検出点PB3およびPB4のいずれにも指示体Fを通過させなければ、入力装置1の入力検知部31はユーザによる入力を検知する。より具体的には、ユーザは、検出点PB1およびPB2に、指示体Fを上から下に通過させればよい。
一方、例えば立体画像IAが表示されている空間を物体が通り過ぎるのみであれば、当該物体は、検出点PB1およびPB2のうちの一方で検出されてから他方で検出されるまでの間に、検出点PB3およびPB4のうち少なくともいずれかで検出される可能性が高い。したがって、図8の(a)に示す例によっても、ユーザが意図した場合にのみ入力を検知することができる。
なお、検出点PB3およびPB4と、第1線分の垂直二等分線との間の距離は、いずれも第1線分の長さの半分未満であることが好ましい。この場合、物体が検出点PB1およびPB2のうちの一方で検出されてから他方で検出されるまでの間に、検出点PB3およびPB4のうち少なくともいずれかで検出される可能性がさらに高くなる。
また、従来の入力装置においては、誤検出を防止するため、検出点において所定の期間連続して物体を検出し続けた場合に入力を検知するものが存在する。そのような従来の入力装置においては、ユーザは、検出点に指などを配した状態で所定の期間待つ必要がある。そのような従来の入力装置と比較して、入力装置1は、短時間で入力を検知できるという長所を有する。
図8の(b)は、第2の具体例において、立体画像IAとは別の立体画像IBを表示する例を示す図である。図8の(a)に示した例で表示される立体画像IAは、立体画像表示部10に対して上面が傾斜しているボタンの画像であった。一方、図8の(b)に示す例では、立体画像表示部10は立体画像IBを表示する。立体画像IBは、立体画像表示部10に対して上面が垂直なボタンの画像である。このような立体画像IBを表示する入力装置1も、図8の(a)に示した例と同様の検出点PB1、PB2、PB3およびPB4を検出する位置検出センサ20による検出結果に基づいて、入力を検知することができる。
図9は、ユーザによる入力動作の方向を示す画像の例を示す図である。入力装置1においては、立体画像IAまたはIBの他に、図9に示すような、ユーザによる入力動作の方向を示す画像を表示してもよい。当該画像を表示することで、入力装置1はユーザに対し、当該ユーザがどのような動作を行えば入力できるのかを示すことができる。
図10は、図8の(a)および(b)に示した入力装置1における、位置検出センサ20の設置位置の例について説明するための図であって、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は上面図である。図10の(a)~(c)において、座標軸の原点は、入力装置1の表面の中央に位置するものとする。また、図10の(a)~(c)においては、位置検出センサ20については位置のみ示している。また、図10の(b)および(c)においては、入力装置1は省略されている。
上述したとおり、図8の(a)および(b)に示した入力装置1においては、入力検知部31は、指示体Fが検出点PB1およびPB2を上から下に通過した場合に入力を検知する。このような入力装置1においては、位置検出センサ20は、検出点PB1よりも検出点PB2に近い位置に配されることが好ましい。換言すれば、位置検出センサ20は、入力を検知する動作の下流側に配されることが好ましい。
図10の(b)に示すように、位置検出センサ20が入力を検知する動作の下流側に配されていれば、指示体Fが検出点PB1で検出された後、検出点PB2で検出されるまでの間に、検出点PB2~PB4と位置検出センサ20との間が指示体Fに遮られる虞が小さい。このため、位置検出センサ20は検出点PB1~PB4においてユーザの指を適切に検出することができる。
比較のため、位置検出センサ20が検出点PB2に物体を検出したあとに検出点PB1に物体を検出した場合に、入力検知部31が入力を検知する場合について考える。この場合、入力装置1の下側に配されている位置検出センサ20は、入力検知部31が入力を検知する動作の上流側に配されていることになる。この場合、図10の(b)に示すように、指示体Fが検出点PB2で検出された後、検出点PB1で検出されるまでの間に、検出点PB1、PB3およびPB4と位置検出センサ20との間が指示体Fに遮られる虞が大きい。このため、位置検出センサ20はユーザの指を適切に検出できない虞がある。
なお、左右方向における位置検出センサ20の位置は、入力動作の上流および下流のいずれであるかには無関係である。このため、図10の(a)および(c)に示すように、位置検出センサ20は、左右方向については任意の位置に配されてよい。
図11は、図8の(a)および(b)に示した入力装置1における、位置検出センサ20の設置位置の、別の例について説明するための図であって、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は上面図である。図11の(a)~(c)においても、座標軸の原点は、入力装置1の表面の中央に位置するものとする。また、図11の(a)~(c)においても、位置検出センサ20については位置のみ示している。また、図11の(b)および(c)においても、入力装置1は省略されている。
図11の(a)~(c)においては、位置検出センサ20は、入力装置1の上下方向における中央付近に位置する。すなわち、位置検出センサ20の位置は、入力検知部31が入力を検知する動作における、上流側および下流側のいずれでもない。このような位置に位置検出センサ20が配されている場合にも、位置検出センサ20は検出点PB1~PB4において指示体Fを適切に検出することができる。
図12の(a)は、入力装置1の第2の具体例の変形例を示す図である。図12の(a)に示す例では、立体画像表示部10は、ボタンの立体画像IAの代わりに、レバーの立体画像ICを表示する。また、位置検出センサ20による検出点は、立体画像ICの右側に位置する検出点PB1および左側に位置する検出点PB2、並びに立体画像ICの上側に位置する検出点PB3および下側に位置するPB4を含む。
図12の(a)に示す入力装置1に対してユーザが入力動作を行う場合には、立体画像ICのレバーを傾けるようにして、検出点PB1およびPB2に、順に指示体Fを通過させればよい。
また、図12の(a)に示すように、立体画像ICのレバーの先端の位置に、別の検出点PB5を設けてもよい。検出点PB5を有する入力装置1では、入力検知部31は、検出点PB5に物体が検出された後に検出点PB2に物体が検出された場合に入力を検知してもよい。
図12の(b)は、入力装置1の第2の具体例の、別の変形例を示す図である。図12の(b)に示す例では、立体画像表示部10は、レバーの立体画像ICの代わりに、ダイヤルの立体画像IDを表示する。検出点PB1、PB2、PB3、PB4およびPB5の位置は、図12の(a)に示した例と同様である。このような立体画像IDを表示する入力装置1においても、入力検知部31は、図12の(a)に示した例と同様の検出点PB1、PB2、PB3、PB4およびPB5を検出する位置検出センサ20による検出結果に基づいて、入力を検知することができる。
このように、表示する立体画像が示す操作方向を、入力検知部31が入力を検知するための検出点の順番に一致させることで、ユーザは入力装置1に対して直感的に入力動作を行うことができる。
図13は、図12の(a)および(b)に示した入力装置1における、位置検出センサ20の設置位置の例について説明するための図であって、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は上面図である。図13の(a)~(c)において、座標軸の原点は、入力装置1の表面の中央に位置するものとする。また、図13の(a)~(c)において、位置検出センサ20については位置のみ示している。また、図13の(b)および(c)においては、入力装置1は省略されている。
図10を参照して上述したとおり、入力装置1において位置検出センサ20は、入力検知部31が入力を検知する動作の下流側に配されることが好ましい。このため、図12の(a)および(b)に示した入力装置1においては、図13の(a)~(c)に示すように、入力装置1の左側に配されることが好ましい。また、図11の(a)および(b)に示した入力装置1においては、図13の(a)および(c)に示すように、位置検出センサ20は、上下方向については任意の位置に配されてよい。
図14は、図12の(a)および(b)に示した入力装置1における、位置検出センサ20の設置位置の、別の例について説明するための図であって、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は上面図である。図14の(a)~(c)において、座標軸の原点は、入力装置1の表面の中央に位置するものとする。また、図14の(a)~(c)においても、位置検出センサ20については位置のみ示している。また、図14の(b)および(c)においては、入力装置1は省略されている。
図14の(a)~(c)においては、位置検出センサ20は、入力装置1の左右方向における中央付近に位置する。図11の(a)~(c)に示した例と同様、このような位置に位置検出センサ20が配されている場合にも、位置検出センサ20は検出点PB1~PB4においてユーザの指を適切に検出することができる。
(第3の具体例)
図15は、入力装置1の第3の具体例を示す図である。図15に示す例では、立体画像表示部10は、1つのボタンの立体画像IAを表示する。また、図15に示す例では、位置検出センサ20による検出点のうち、ユーザの入力動作を検出するための第1検出点は、立体画像IAの中央に位置する検出点PC(第1検出点)のみである。また、第2検出点については図15においては省略されているが、検出点PCの周囲に任意に設けられていてよい。
入力検知部31は、位置検出センサ20が同一の検出点PCに物体を、所定の第3期間内に2回(複数回)検出した場合に、入力を検知する。ここでいう2回検出とは、2回の検出の間に物体を検出しない期間が存在することを意味する。なお、入力検知部31は、位置検出センサ20が検出点PCに物体を3回以上検出した場合に入力を検知してもよい。
ユーザは、例えば立体画像IAのボタンを検出点PCよりも下まで押下してから放す動作を上記第3期間内に行うことで、入力装置1に入力を行うことができる。上記第3期間は、例えば上記第1期間および上記第2期間と同様であってよい。すなわち、上記第3期間は、例えば0.1秒~0.2秒であってもよく、0.2秒~0.4秒であってもよい。
同一の検出点PCにおいて、物体が短期間で複数回検出される動作を、ユーザが意図せずに行う可能性は小さいと考えられる。したがって、図15に示す入力装置1によっても、ユーザが意図した場合にのみ入力を検知することができる。
図15に示す入力装置1において、入力検知部31が入力を検知した場合に報知部32がユーザに報知する方法について以下に例示する。例えば報知部32は、入力検知部31が入力を検知する前と後とで立体画像IAの色または明るさを異ならせてもよい。また、入力装置1がスピーカーを備える場合、入力を検知したことを示す音声を当該スピーカーから出力してもよい。また、入力装置1が、超音波発生装置などの、ユーザの触覚を刺激する装置を備える場合には、報知部32は、指の触覚に対して遠隔で刺激を与えてもよい。
また、報知部32は、入力検知部31が入力を検知した場合に、入力を検知する前とは異なる立体画像を表示してもよい。具体的には報知部32は、例えば入力検知部31が入力を検知した場合に、押下された状態のボタンの立体画像を表示してもよい。このような立体画像の切り替えを行うためには、立体画像表示部10が(i)立体画像IAを表示するための導光板11および光源12と、(ii)入力検知部31が入力を検知した場合の立体画像を表示するための導光板11および光源12と、を互いに重畳された状態で備えていればよい。報知部32は、上記2つの光源12の点灯および消灯を切り換えることで、表示する立体画像の切り替えを行うことができる。
また、報知部32は、入力検知部31が入力を検知する前には立体画像を表示し、入力を検知した後には平面画像を表示してもよい。この場合、表示が切り替わったことをユーザが認識しやすくなる。また、この場合には、立体画像表示部10が備える導光板は1枚でよい。
図16は、第3の具体例における位置検出センサ20の例としてのTOF(Time Of Flight)センサ23を示す図である。図16に示すTOFセンサ23は、投光部23aから出射された光が指示体Fで反射され、受光部23bで受光されるまでの時間に基づいて、TOFセンサ23から指示体Fまでの距離を算出する。
図17は、第3の具体例における位置検出センサ20の、別の例としての測距センサ24を示す図である。測距センサ24は、投光レンズを介して照射され、指示体Fで反射された光を、受光レンズを介して受光素子で受光する。このとき、測距センサ24は、指示体Fまでの距離によって受光素子での受光位置が変化することを利用して、測距センサ24と指示体Fとの間の距離を算出する。
第3の具体例における位置検出センサ20は、例えば図16に示すようなTOFセンサ23、または図17に示すような測距センサ24であってもよい。この場合、入力検知部31は、位置検出センサ20が所定の距離(位置検出センサ20から検出点PCまでの距離)に物体を複数回検出した場合に入力を検知する。
図18は、第3の具体例における位置検出センサ20の、さらに別の例を示す図である。位置検出センサ20は、図18に示すように、砲弾LED25aと、フォトダイオード25bとを組み合わせたものであってもよい。図18に示す位置検出センサ20は、限定反射センサ21の構成を簡略化したものであるといえる。
第3の具体例における位置検出センサ20は、例えば図18に示すような砲弾LED25aとフォトダイオード25bとの組み合わせであってもよい。この場合、入力検知部31は、位置検出センサ20が所定の空間(検出点PCを中心とする空間)に物体を複数回検出した場合に入力を検知する。
また、位置検出センサ20は、検出点PCにおいて指示体Fを検出可能な、さらに別の構成を有するセンサであってもよい。例えば位置検出センサ20は、指示体Fの位置を検出し、指示体Fのモーション(動き)を検出するモーションセンサであってもよい。
§3 動作例
図19の(a)~(c)は、本発明の入力装置をエレベータの入力部に適用した様子を示す図である。図19の(a)に示すように、本発明の入力装置は、例えばエレベータの入力部200に適用することができる。具体的には、入力部200は、立体画像I1~I12を表示する。立体画像I1~I12は、エレベータの行先(階数)を指定するユーザの入力を受け付ける表示(立体画像I1~I10)、または、エレベータの扉の開閉の指示を受け付ける表示(立体画像I11・I12)が結像された立体画像である。入力部200は、いずれかの立体画像Iに対するユーザの入力を受け付けた場合、当該立体画像Iの結像状態を変化させる(例えば、立体画像Iの色を変化させるなど)とともに、当該入力に対応する指示をエレベータの制御部に対して出力する。入力部200による立体画像Iの表示は、入力部200に人が近づいたときにのみ行うようにしてもよい。また、入力部200は、エレベータの壁の内部に配置されてもよい。
エレベータの入力部200では、例えば、エレベータ内に人が多い場合では、ユーザの体の一部が立体画像Iの結像位置に位置してしまい、入力部200がユーザの意図していない入力を受け付けてしまう虞がある。そこで、入力部200は、例えばモーションセンサによって立体画像Iに対して回転操作を受け付けた場合にのみユーザの入力を受け付けるようにしてもよい。回転操作は、ユーザが意図しないかぎり通常は行われない操作であるので、入力部200がユーザの意図していない入力を受け付けてしまうことを防止することができる。また、図19の(c)に示すように、立体画像Iがエレベータの内壁に設けられた凹部に表示される構成としてもよい。これにより、指示体Fが上記凹部に挿入されたときにのみ立体画像Iに対する入力が行われるので、入力部200がユーザの意図していない入力を受け付けてしまうことを防止することができる。
図20は、本発明の入力装置を温水便座洗浄機の入力部に適用した様子を示す図である。図20に示すように、本発明の入力装置は、例えば温水便座洗浄機の入力部300(操作パネル部)に適用することができる。具体的には、入力部300は、立体画像I1~I4を表示する。立体画像I1~I4は、温水便座洗浄機の洗浄機能の駆動・停止の指示を受け付ける表示が結像された立体画像である。入力部300は、いずれかの立体画像Iに対するユーザの入力を受け付けた場合、当該立体画像Iの結像状態を変化させる(例えば、立体画像Iの色を変化させるなど)とともに、当該入力に対応する指示を温水便座洗浄機の制御部に対して出力する。温水便座洗浄機の操作パネルは、衛生上、直接触ることを好まないユーザが多い。これに対して、入力部300では、ユーザは、入力部300に直接触る(物理的に触る)ことなく操作をすることができる。したがって、ユーザは、衛生面を気にすることなく操作をすることができる。なお、本発明の入力装置は、衛生面的に直接触ることが好ましくない他の装置にも適用することができる。例えば、本発明の入力装置は、病院に設置される整理番号発券機や、不特定の人が触る移動ドアの操作部などに適用するのに好適である。また、病院に設置される整理番号発券機において外科や内科などの複数の選択肢がある場合に、それぞれの選択肢に対応する立体画像Iを表示することができるため好適である。また、本発明の入力装置は、飲食店に設置されるレジまたは食券販売機に適用するのに好適である。
そのほかにも入力装置1は、例えば、ATM(Automated teller machine)の入力部、クレジットカードの読み取り器における入力部、金庫における施錠を解除するための入力部、暗証番号による開錠が行われるドアの入力部などに適用することができる。ここで、従来の暗証番号入力装置では、物理的に入力部に指を接触させることにより入力を行っている。このような場合には、入力部に指紋や温度履歴が残ってしまう。そのため、他人に暗証番号を知られてしまうという虞があった。これに対して、入力装置1を入力部として用いた場合、指紋や温度履歴が残ることが無いため、暗証番号を他人に知られてしまうことを防ぐことができる。その他の例として、入力装置1を駅などに設置される券売機などに適用することができる。
さらに、入力装置1は、洗面化粧台の照明スイッチ、蛇口の操作スイッチ、レンジフードの操作スイッチ、食器洗い機の操作スイッチ、冷蔵庫の操作スイッチ、電子レンジの操作スイッチ、IHクッキングヒータの操作スイッチ、電解水生成装置の操作スイッチ、インターホンの操作スイッチ、廊下の照明スイッチ、またはコンパクトステレオシステムの操作スイッチなどにも適用可能である。これらのスイッチに入力装置1を適用することで、(i)スイッチに凹凸がなくなるため掃除しやすい、(ii)必要時のみ立体画像を表示できるためデザイン性が向上する、(iii)スイッチに接触する必要がなくなるため衛生的である、(iv)可動部がなくなるため壊れにくくなる、といった利点が生じる。
§4 変形例
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
<4.1>
入力装置1の変形例としての入力装置1Aについて、図21~図26を参照しながら説明する。
図21は、入力装置1Aの斜視図である。図22は、入力装置1Aが備える立体画像表示部10Aの構成を示す断面図である。図23は、立体画像表示部10Aの構成を示す平面図である。図24は、立体画像表示部10Aが備える光路変更部16の構成を示す斜視図である。
図21に示すように、入力装置1Aは、実施形態1における立体画像表示部10の代わりに立体画像表示部10Aを備えている。なお、実施形態1における入力装置1と、本変形例における入力装置1Aとは、立体画像表示部10Aによって立体画像Iを結像する以外の点については同じ構成であるため、ここでは、立体画像表示部10Aによる立体画像Iの結像方法についてのみ説明する。図21~図26においても、立体画像表示部10A以外の構成については、図示を省略している。
図21および図22に示すように、立体画像表示部10Aは、光源12と、導光板15(第1導光板)とを備えている。
導光板15は、光源12から入射された光(入射光)を導光する部材である。導光板15は、透明で屈折率が比較的高い樹脂材料で成形される。導光板15を形成する材料としては、例えばポリカーボネイト樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂などを使用することができる。本変形例では、導光板15は、ポリメチルメタクリレート樹脂によって成形されている。導光板15は、図22に示すように、出射面15a(光出射面)と、背面15bと、入射面15cとを備えている。
出射面15aは、導光板15の内部を導光され、後述する光路変更部16により光路変更された光を出射する面である。出射面15aは、導光板15の前面を構成している。背面15bは、出射面15aと互いに平行な面であり、後述する光路変更部16が配置される面である。入射面15cは、光源12から出射された光が導光板15の内部に入射される面である。
光源12から出射され入射面15cから導光板15に入射した光は、出射面15aまたは背面15bで全反射され、導光板15内を導光される。
図22に示すように、光路変更部16は、導光板15の内部において背面15bに形成されており、導光板15内を導光された光を光路変更して出射面15aから出射させるための部材である。光路変更部16は、導光板15の背面15bに複数設けられている。
光路変更部16は、図23に示すように、入射面15cに平行な方向に沿って設けられている。図24に示すように、光路変更部16は、三角錐形状となっており、入射した光を反射(全反射)する反射面16aを備えている。光路変更部16は、例えば、導光板15の背面15bに形成された凹部であってもよい。なお、光路変更部16は、三角錐形状に限られるものではない。導光板15の背面15bには、図23に示すように、複数の光路変更部16からなる複数の光路変更部群17a、17b、17c…が形成されている。
図25は、光路変更部16の配列を示す斜視図である。図25に示すように、各光路変更部群17a、17b、17c…では、複数の光路変更部16の反射面16aが光の入射方向に対する角度が互いに異なるように導光板15の背面15bに配置されている。これにより、各光路変更部群17a、17b、17c…は、入射光を光路変更して、出射面15aから様々な方向へ出射させる。
次に、立体画像表示部10Aによる立体画像Iの結像方法について、図26を参照しながら説明する。ここでは、導光板15の出射面15aに垂直な面である立体画像結像面Pに、光路変更部16により光路変更された光によって面画像としての立体画像Iを結像する場合について説明する。
図26は、立体画像表示部10Aによる立体画像Iの結像方法を示す斜視図である。なお、ここでは、立体画像結像面Pに立体画像Iとして斜め線入りリングマークを結像することについて説明する。
立体画像表示部10Aでは、図26に示すように、例えば、光路変更部群17aの各光路変更部16によって光路変更された光は、立体画像結像面Pに線La1および線La2で交差する。これにより、立体画像結像面Pに立体画像Iの一部である線画像LIを結像させる。線画像LIは、YZ平面に平行な線画像である。このように、光路変更部群17aに属する多数の光路変更部16からの光によって、線La1および線La2の線画像LIが結像される。なお、線La1および線La2の像を結像する光は、光路変更部群17aにおける少なくとも2つの光路変更部16によって提供されていればよい。
同様に、光路変更部群17bの各光路変更部16によって光路変更された光は、立体画像結像面Pに線Lb1、線Lb2および線Lb3で交差する。これにより、立体画像結像面Pに立体画像Iの一部である線画像LIを結像させる。
また、光路変更部群17cの各光路変更部16によって光路変更された光は、立体画像結像面Pに線Lc1および線Lc2で交差する。これにより、立体画像結像面Pに立体画像Iの一部である線画像LIを結像させる。
各光路変更部群17a、17b、17c…によって結像される線画像LIのX軸方向の位置は互いに異なっている。立体画像表示部10Aでは、光路変更部群17a、17b、17c…間の距離を小さくすることによって、各光路変更部群17a、17b、17c…によって結像される線画像LIのX軸方向の距離を小さくすることができる。その結果、立体画像表示部10Aでは、光路変更部群17a、17b、17c…の各光路変更部16によって光路変更された光によって結像された複数の線画像LIを集積することにより、実質的に、面画像である立体画像Iを立体画像結像面Pに結像する。
なお、立体画像結像面Pは、X軸に垂直な平面であってもよく、Y軸に垂直な平面であってもよく、またZ軸に垂直な平面であってもよい。また、立体画像結像面Pは、X軸、Y軸、またはZ軸に垂直でない平面であってもよい。さらに、立体画像結像面Pは、平面ではなく曲面であってもよい。すなわち、立体画像表示部10Aは、光路変更部16によって空間上の任意の面(平面および曲面)上に立体画像Iを結像させることができる。また、面画像を複数組み合わせることにより、3次元の画像を結像することができる。
<4.2>
入力装置1の別の変形例としての入力装置1Bについて、図27および図28を参照しながら説明する。
図27は、入力装置1Bの斜視図である。図28は、入力装置1Bが備える立体画像表示部10Bの構成を示す断面図である。
図27に示すように、入力装置1Bは、立体画像表示部10の代わりに立体画像表示部10Bを備えている。なお、入力装置1と、本変形例における入力装置1Bとは、立体画像表示部10Bによって立体画像Iを結像する以外の点については同じ構成であるため、ここでは、立体画像表示部10Bによる立体画像Iの結像方法についてのみ説明する。図27および図28においても、立体画像表示部10B以外の構成については、図示を省略している。
立体画像表示部10Bは、図27および図28に示すように、画像表示装置81と、結像レンズ82と、コリメートレンズ83と、導光板84(第1導光板)と、マスク85とを備えている。なお、Y軸方向に沿って、画像表示装置81、結像レンズ82、コリメートレンズ83、および導光板84が順番に配置されている。また、X軸方向に沿って、導光板84およびマスク85が、この順番で配置されている。
画像表示装置81は、制御装置(不図示)から受信した映像信号に応じて、立体画像表示部10Bにより空中に投影される2次元画像を表示領域に表示する。画像表示装置81は、表示領域に画像を表示することによって、画像光を出力することができる、例えば一般的な液晶ディスプレイである。なお、図示の例において、画像表示装置81の表示領域、および当該表示領域に対向する、導光板84の入射面84aは、ともにXZ平面と平行となるように配置されている。また、導光板84の、後述するプリズム141が配置されている背面84b、および当該背面84bに対向する、マスク85に対して光を出射する出射面84c(光出射面)は、ともにYZ平面と平行となるように配置されている。さらに、マスク85の、後述するスリット151が設けられている面も、YZ平面と平行になるように配置されている。なお、画像表示装置81の表示領域と導光板84の入射面84aとは、対向して配置されてもよいし、画像表示装置81の表示領域が入射面84aに対して傾けて配置されてもよい。
結像レンズ82は、画像表示装置81と入射面84aとの間に配置されている。結像レンズ82は、画像表示装置81の表示領域から出力された画像光を、入射面84aの長手方向と平行なYZ平面において収束光化した後、コリメートレンズ83へ出射する。結像レンズ82は、画像光を収束光化できるのであれば、どのようなものであってもよい。例えば、結像レンズ82は、バルクレンズ、フレネルレンズ、または回折レンズなどであってもよい。また、結像レンズ82は、Z軸方向に沿って配置された複数のレンズの組み合わせであってもよい。
コリメートレンズ83は、画像表示装置81と入射面84aとの間に配置されている。コリメートレンズ83は、結像レンズ82にて収束光化された画像光を、入射面84aの長手方向と直交するXY平面において平行光化する。コリメートレンズ83は、平行光化した画像光について、導光板84の入射面84aに対して出射する。コリメートレンズ83は、結像レンズ82と同様に、バルクレンズおよびフレネルレンズであってもよい。なお、結像レンズ82とコリメートレンズ83とは、その配置順が逆であってもよい。また、結像レンズ82とコリメートレンズ83の機能について、1つのレンズによって実現してもよいし、多数のレンズの組み合わせによって実現してもよい。すなわち、画像表示装置81が表示領域から出力した画像光を、YZ平面においては収束光化し、XY平面においては平行光化することができるのであれば、結像レンズ82およびコリメートレンズ83の組み合わせは、どのようなものであってもよい。
導光板84は、透明な部材によって構成されており、コリメートレンズ83によって平行光化された画像光を入射面84aにて受光し、出射面84cから出射する。図示の例において、導光板84は平板状に形成された直方体の外形を備えており、コリメートレンズ83に対向する、XZ平面と平行な面を入射面84aとする。また、YZ平面と平行かつX軸の負方向側に存在する面を背面84bとし、YZ平面と平行かつ背面84bに対向する面を出射面84cとする。導光板84は、複数のプリズム(出射構造部、光路変更部)141を備えている。
複数のプリズム141は、導光板84の入射面84aから入射した画像光を反射する。プリズム141は、導光板84の背面84bに、背面84bから出射面84cへ向けて突出して設けられている。複数のプリズム141は、例えば、画像光の伝搬方向がY軸方向であるときに、当該Y軸方向に所定の間隔(例えば、1mm)で配置された、Y軸方向に所定の幅(例えば、10μm)を有する略三角形状の溝である。プリズム141は、プリズム141が有する光学面のうち、画像光の導光方向(+Y軸方向)に対して入射面84aから近い側の面である反射面141aを備えている。図示の例において、複数のプリズム141は、背面84b上に、Z軸と平行に設けられている。これにより、Y軸方向に伝搬する入射面84aから入射した画像光が、Y軸に直交するZ軸と平行に設けられた複数のプリズム141の反射面141aによって反射させられる。複数のプリズム141のそれぞれは、画像表示装置81の表示領域で入射面84aの長手方向と直交するX軸方向において互いに異なる位置から発した画像光を、所定の視点100へ向けて導光板84の一方の面である出射面84cから出射させる。反射面141aの詳細については後述する。
マスク85は、可視光に対して不透明な材料にて構成され、複数のスリット151を備えている。マスク85は、導光板84の出射面84cから出射された光のうち、平面102上の結像点101へ向かう光のみを、複数のスリット151を用いて透過させることができる。
複数のスリット151は、導光板84の出射面84cから出射された光のうち、平面102上の結像点101へ向かう光のみを透過させる。図示の例において、複数のスリット151は、Z軸と平行となるように設けられている。また、個々のスリット151は、複数のプリズム141のうち、いずれかのプリズム141と対応している。
以上の構成を有することにより、立体画像表示部10Bは、画像表示装置81に表示された画像を、当該立体画像表示部10Bの外部の仮想の平面102上に結像させ、投影する。具体的には、まず、画像表示装置81の表示領域から出射された画像光は、結像レンズ82およびコリメートレンズ83を通した後、導光板84の端面である、入射面84aへ入射する。次に、導光板84へ入射した画像光は、当該導光板84の内部を伝搬し、導光板84の背面84bに設けられたプリズム141に到達する。プリズム141に到達した画像光は、当該プリズム141の反射面141aによってX軸の正方向へ反射させられ、YZ平面と平行となるように配置された、導光板84の出射面84cから出射される。そして、出射面84cから出射した画像光のうち、マスク85のスリット151を通過した画像光は、平面102上の結像点101にて結像する。すなわち、画像表示装置81の表示領域の個々の点から発した画像光について、YZ平面においては収束光化し、XY平面においては平行光化した後、平面102上の結像点101に投影することができる。表示領域の全ての点に対して前記の処理を行うことにより、立体画像表示部10Bは、画像表示装置81の表示領域に出力された画像を、平面102上に投影することができる。これにより、ユーザは、視点100から仮想の平面102を見たときに、空中に投影された画像を視認することができる。なお、平面102は、投影された画像が結像する仮想的な平面であるが、視認性を向上させるためにスクリーンなどを配置してもよい。
<4.3>
入力装置1において、立体画像表示部10は、複数の視点用の画像を別個に結像させてもよい。例えば立体画像表示部10は、右目用画像を結像させる右目用表示パターンと、左目用画像を結像させる左眼用表示パターンとを含んでいてよい。この場合、立体画像表示部10は、立体感のある画像を結像させることができる。なお、立体画像表示部10は、3以上の視点用の画像を別個に結像させてよい。
<4.4>
入力装置1、1Aおよび1Bはそれぞれ、立体画像表示部10、10Aおよび10Bを備えるものであった。立体画像表示部10、10Aおよび10Bはそれぞれ、導光板11、15、および84の内部を導光させた光を、光路変更部により光路変更させて出射面から出射させ、立体画像または参照画像を結像させるものであった。
しかし、本発明に係る入力装置は、検出点を示す画像を立体画像表示部10、10Aおよび10Bのいずれとも異なる方法で空間上に表示してもよい。例えば、立体画像または参照画像の元画像となる物体から出射された光を用いて、光学素子から光を出射し、立体画像または参照画像を結像させてもよい。
元画像となる物体から出射された光を用いて、光学素子から光を出射し、立体画像または参照画像を結像させる表示装置として、例えば、(1)特許文献2に開示されているように、互いに直交する鏡面要素が、光学結合素子面内に複数配置される2面リフレクタアレイ構造を用いる表示装置や、(2)ハーフミラーを利用したいわゆるペッパーズゴーストと呼ばれる表示装置がある。これらの表示装置においても、2面リフレクタアレイ構造またはハーフミラーなどの光学素子(以下、光学素子400と呼称する)は、透明であり、観察者が光学素子400を通して表示装置の背面側を視認することができるようになっている。
図29の(a)および(b)は、光学素子400を用いた表示方法の表示例を示す図である。光学素子400を用いる場合における表示例について、図29を参照しながら説明する。
図29の(a)に示す例では、光学素子400に対して一方の側に、立体画像I5の元となる元画像を表示するディスプレイN1およびディスプレイN2(平面画像表示部)を配置する。ディスプレイN1とディスプレイN2とは、互いに平行に配置されている。ディスプレイN1およびディスプレイN2からそれぞれ出射された光は、光学素子400に入射し、光学素子400によって光路変更されて光学素子400から出射される。そして、光学素子400から出射された光によって、光学素子400に対して上記一方の側とは反対側に、立体画像I5としての、面画像I5aおよび面画像I5bをそれぞれ結像させる。すなわち、光学素子400は、ディスプレイN1およびディスプレイN2から入射した光を立体画像I5として空間に結像させる。
以上のように、図29の(a)に示す例では、面画像I5a・I5bを結像する(すなわち、立体画像I5を結像する)。すなわち、立体画像I5は、互いに異なる平面上に位置する2つの面(面画像I5a・I5b)を有している。その結果、本表示例は、透明な光学素子400を用いた場合においても、観察者に対して面画像I5a・I5bがそれぞれ異なる平面に結像していると感じさせることができる。すなわち、本表示例では、観察者に立体感のある立体画像I5を視認させることができる。また、このとき、第2検出点(例えば図5等に示した第2検出点PA21~PA23)が立体画像I5の周囲に存在することで、位置検出センサ20は当該第2検出点により誤入力を適切に検出できる。
図29の(b)に示す例では、光学素子400に対して一方の側に、立体画像I6の元画像となる光を出射するディスプレイN1およびディスプレイN3を配置する。なお、ディスプレイN3は、元画像となる光を出射する透明な導光板を備えている。ディスプレイN1とディスプレイN3とは、互いに垂直に配置されている。ディスプレイN1およびディスプレイN2からそれぞれ出射された光は、光学素子400に入射し、光学素子400によって光路変更されて光学素子400から出射される。そして、光学素子400から出射された光によって、光学素子400に対して上記一方の側とは反対側に、立体画像I6としての、面画像I6aおよび面画像I6bをそれぞれ結像させる。ディスプレイN3は、透明な導光板を備えているので、図29の(b)に示すように、ディスプレイN3がディスプレイN1よりも光学素子400に近い位置に位置している場合においても、ディスプレイN1から出射された光は、ディスプレイN3を透過し、面画像I6aを結像できるようになっている。
以上のように、図29の(b)に示す例では、面画像I6a・I6bを結像する(すなわち、立体画像I6を結像する)。すなわち、立体画像I6は、互いに垂直な2つの面(面画像I6a・I6b)を有している。その結果、本表示例は、透明な光学素子400を用いた場合においても、観察者に対して面画像I6a・I6bがそれぞれ異なる平面に結像していると感じさせることができる。すなわち、本表示例では、観察者に立体感のある立体画像I6を視認させることができる。
なお、表示例8では、ディスプレイN3が光を出射する透明な導光板を備える態様であったが、これに限られるものではない。例えば、ディスプレイN3の代わりに、透明な平板(例えば、ガラス板)に発光体(例えば、マトリクス上に並べられた発光ダイオード、または、発光ワイヤ)を備え付けた部材を使用してもよい。
<4.5>
また、本発明に係る入力装置は、ユーザが検出点を認識できるのであれば、必ずしも検出点を示す画像を空間上に表示する必要はなく、例えば液晶ディスプレイなどの平面に表示してもよい。
<4.6>
図30は、位置検出センサ20が物体を検知する範囲A1の例を示す図である。図30に示すように、本実施形態における位置検出センサ20は、立体画像Iの前面AF側であって、導光板11の出射面11aに垂直な方向において立体画像Iよりも所定の距離だけ前側の範囲A1に存在する物体を検知するようになっていてよい。換言すれば、位置検出センサ20は、ユーザの入力動作が行われる方向において立体画像Iが結像されている位置よりも入力動作が行われる向きとは反対向きに所定の距離離れた領域において指Fを検出するようになっていてよい。
従来では、位置検出センサが、立体画像が結像している位置にユーザの指が位置したことを検知することによりユーザの入力を検知する構成であった。そのため、ユーザは自分の入力動作を入力装置が検知したことを認識するまでの時間が長くなり、入力装置がユーザの入力を的確に検知しているのかが不安になってしまうという問題があった。
これに対して、上記の入力装置1などでは、位置検出センサ20が導光板11の出射面11aに垂直な方向において立体画像Iよりも所定の距離だけ前側の範囲A1に存在する物体を検知するようになっている。このため、入力装置1がユーザの入力を受け付けたことを、従来よりも早くユーザに報知することができる。これにより、入力装置1に対する良好な操作感をユーザに与えることができる。
<4.7>
次に、入力装置1を遊技機Mに適用した適用例について説明する。
図31の(a)および(b)は、入力装置1が適用された遊技機の一例を示す斜視図である。なお、図31の(a)および(b)では、入力装置1の図示は省略している。
図31の(a)に示すように、遊技機M1に対してユーザが操作する操作盤において、ユーザが操作する複数のスイッチのうちの少なくとも1つのスイッチとして、立体画像Iを入力装置1によって結像させてもよい。
また、図31の(b)に示すように、遊技機M2においてユーザに対する演出画像が表示される画面に重ねるように結像され、かつ、ユーザの操作対象となるスイッチとしての立体画像Iを入力装置1によって結像させてもよい。この場合、入力装置1は、立体画像Iを演出上必要な場合にのみ立体画像Iを表示させてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
入力装置1の制御ブロック(特に入力検知部31および報知部32)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、入力装置1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔本発明の別の表現〕
本発明は以下のようにも表現される。
本発明の一態様に係る入力装置は、空間の複数の検出点において物体を非接触で検出するセンサと、前記センサによる前記物体の検出に応じてユーザによる入力を検知する入力検知部と、を備える入力装置であって、前記検出点は、前記入力のための前記ユーザの入力動作を検出するための第1検出点と、前記入力動作の誤検出を防止するための第2検出点とを含み、前記検出点を示す画像を空間上に表示する表示装置をさらに備える。
上記の構成によれば、入力装置において入力検知部は、第1検出点および第2検出点による検出結果に基づいて、高い精度で入力を検知する。このとき、検出点を示す画像を表示装置により空間上に表示することで、入力を行うための入力動作をユーザが認識しやすい入力装置を実現することができる。
また、本発明の一態様に係る入力装置において、前記第2検出点は2点であってよい。
上記の構成によれば、第2検出点を2点とすることで、入力検知部は、当該第2検出点における検出結果に基づいて誤検出を防止できる。
また、本発明の一態様に係る入力装置において、前記第2検出点は3点以上であってもよい。
上記の構成によれば、第2検出点を3点以上とすることで、入力検知部は、当該第2検出点における検出結果に基づいて、より高い精度で誤検出を防止できる。
また、本発明の一態様に係る入力装置において、前記入力検知部は、前記センサが前記第2検出点において物体を検出した場合に、前記ユーザの意図によらない誤入力が発生したことを検知してもよい。
上記の構成によれば、入力検知部は、センサが第2検出点において物体を検出するというシンプルな条件で、誤入力の検出を防止することができる。
また、本発明の一態様に係る入力装置において、前記第1検出点は複数であり、少なくとも1つの前記第2検出点は、複数の前記第1検出点の間に配されてもよい。
上記の構成によれば、複数の第1検出点の間に配された第2検出点は、当該複数の第1検出点の全てについて入力動作の誤検出を防止するための検出点として機能する。したがって、検出点の数を削減することができる。
また、本発明の一態様に係る入力装置において、前記第2検出点は、前記第1検出点よりも、前記表示装置から離隔した位置に存在してもよい。
上記の構成によれば、第2検出点は、第1検出点よりも、ユーザからは近い位置に存在するため、入力検知部は、入力動作の誤検出について、より早く検知できる。
また、本発明の一態様に係る入力装置において、前記検出点は、(i)前記第1検出点としての、互いに位置が異なる第3検出点および第4検出点と、(ii)前記第2検出点としての、前記第3検出点および前記第4検出点を両端とする第1線分と交差する第2線分の両端に位置する第5検出点および第6検出点と、を含み、前記入力検知部は、前記センサが前記第3検出点に前記物体を検出した後、所定の第3期間内に前記第4検出点に前記物体を検出し、かつ、前記第3検出点に前記物体を検出した時刻から前記第4検出点に前記物体を検出した時刻までの期間に前記第5検出点および前記第6検出点に前記物体を検出しなかった場合に、前記入力を検知する。
上記の構成によれば、ユーザが意図しない動作によってセンサが第3検出点および第4検出点にこの順番で物体を検出した場合には、第3検出点に物体を検出した後、第4検出点に物体を検出する前に、第5検出点および第6検出点の一方または両方に物体を検出する可能性が高い。したがって、ユーザが意図した場合にのみ入力を検知可能な入力装置を実現することができる。
また、本発明の一態様に係る入力装置において、前記センサは、前記第3検出点よりも前記第4検出点に近い位置に配されてもよい。
上記の構成によれば、物体が第3検出点に検出された後、第4検出点で検出されるまでの間に、第4~第6検出点とセンサとの間が当該物体に遮られる虞が小さい。このため、センサは第3~第6検出点において物体を適切に検出することができる。
また、本発明の一態様に係る入力装置において、前記入力検知部は、前記センサが同一の前記第1検出点に前記物体を、所定の第3期間内に複数回検出した場合に、前記入力を検知してもよい。
上記の構成によれば、入力検知部は、センサが所定の第3期間内に検出点に物体を複数回検出するという、ユーザが意図しない限りは発生する可能性が低い事象に基づいて入力を検知する。したがって、ユーザが意図した場合にのみ入力を検知可能な入力装置を実現することができる。
また、本発明の一態様に係る入力装置において、前記表示装置は、前記センサが前記第1検出点に前記物体を検出した場合と、前記第2検出点に前記物体を検出した場合とで、前記画像の色を異ならせてもよい。
上記の構成によれば、センサが第1検出点および第2検出点のいずれに物体を検出したかをユーザが容易に認識できる。
また、本発明の一態様に係る入力装置において、前記表示装置は、前記センサが前記第2検出点に前記物体を検出した場合に、前記画像の表示を停止してもよい。
上記の構成によれば、センサが第2検出点に物体を検出した場合に、そのことをユーザが容易に認識できる。
また、本発明の一態様に係る入力装置は、前記センサが前記第1検出点または前記第2検出点に前記物体を検出した場合に音声を出力する音声出力部をさらに備え、前記音声出力部は、前記センサが前記第1検出点に前記物体を検出した場合と、前記センサが前記第2検出点に前記物体を検出した場合とで、異なる音声を出力してもよい。
上記の構成によれば、センサが第1検出点および第2検出点のいずれに物体を検出したかを、ユーザが音声により容易に認識できる。
また、本発明の一態様に係る入力装置において、前記表示装置は、光源と、前記光源から入射した光を導光して光出射面から出射させ、空間に前記画像を結像させる導光板と、を備えていてもよい。
上記の構成によれば、表示装置は、光源および導光板により、検出点を示す画像を空間上に結像させることができる。
また、本発明の一態様に係る入力装置において、前記表示装置は、前記画像の元となる元画像を表示する平面画像表示部と、前記平面画像表示部から入射した光を前記画像として空間に結像させる光学素子とを備え、前記第2検出点は、前記画像の周囲に存在してもよい。
上記の構成によれば、表示装置は、平面画像表示部および光学素子により、検出点を示す画像を空間上に結像させることができる。さらに、結像した画像の周囲に第2検出点が存在することで、センサは当該第2検出点により誤入力を適切に検出できる。
また、本発明の一態様に係る入力装置において、前記画像は、前記第1検出点の位置に合わせて立体的に表示されてもよい。
上記の構成によれば、入力を行うための検出点である第1検出点の位置を、ユーザが容易に認識できる。
また、本発明の一態様に係る入力装置において、前記入力検知部は、前記入力動作が行われる方向において前記画像が結像されている位置よりも前記入力動作が行われる向きとは反対向きに所定の距離離れた領域に、前記物体が位置したことを前記センサが検知した場合に、前記入力を検知してもよい。
上記の構成によれば、画像が結像されている位置に物体が到達する前に、ユーザの入力を検知する。このため、入力装置がユーザの入力を受け付けたことを、従来よりも早くユーザに報知することができる。これにより、入力装置に対する良好な操作感をユーザに与えることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、1A、1B 入力装置
10、10A、10B 立体画像表示部
12 光源
11、15、84 導光板
11a、15a、84c 出射面
20 位置検出センサ(センサ)
31 入力検知部
32 報知部

Claims (4)

  1. 空間の検出点において物体を非接触で検出するセンサと、
    前記センサによる前記物体の検出に応じてユーザによる入力を検知する入力検知部と、を備える入力装置であって、
    前記検出点を示す画像を空間上に表示する表示装置をさらに備え、
    前記センサは、前記入力のための前記ユーザの入力動作が行われる方向において前記画像が結像されている位置よりも前記入力動作が行われる向きとは反対向きに所定の第1距離離れた領域において物体を検出することを特徴とする入力装置。
  2. 前記センサは、前記入力動作が行われる方向において前記画像が結像されている位置よりも前記入力動作が行われる向きに所定の第2距離離れた位置に配されていることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記入力検知部は、前記センサが同一の前記検出点に前記物体を、所定の第3期間内に複数回検出した場合に、前記入力を検知することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  4. 前記画像は、前記検出点の位置に合わせて立体的に表示されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の入力装置。
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