JP2017113393A - 歩行訓練装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】歩行訓練を行う訓練者の傾きを矯正することが可能な歩行訓練装置を提供する。【解決手段】右ワイヤ12Rは、固定具2の右側に取り付けられている。左ワイヤ12Lは、固定具2の左側に取り付けられている。右モータ14Rは、右ワイヤ12Rを巻き取る。右モータ制御装置16Rは、右モータ14Rの動作を制御する。右ワイヤ長さ検出部18Rは、右モータ14Rから引き出された右ワイヤ12Rの長さを検出する。左モータ14Lは、左ワイヤ12Lを巻き取る。左モータ制御装置16Lは、左モータ14Lの動作を制御する。左ワイヤ長さ検出部18Lは、左モータ14Lから引き出された左ワイヤ12Lの長さを検出する。【選択図】図1
Description
本発明は、歩行訓練装置に関する。
例えば片麻痺等の患者などが歩行訓練を行う際に、歩行動作を補助する脚装具を訓練者である患者の脚部に装着して、訓練を行うことが知られている。これに関連し、特許文献1には、ユーザの脚に装着され歩行動作を補助する脚装具とトレッドミルとを組み合わせた歩行訓練システムが開示されている。
脚装具を脚に装着した訓練者は、歩行訓練の際に、左右のいずれかに傾いたままの状態又は左右に交互に繰り返し傾いた状態で歩行を行ってしまうことがある。このような状態で歩行訓練を行うと、訓練者は、傾いた状態で歩行する癖がついてしまうおそれがある。一方、訓練者は、自身が左右に傾いていることを認識できないことが多い。したがって、訓練者が傾きのない自然な姿勢で歩行訓練を行うことは容易ではない。
本発明は、歩行訓練を行う訓練者の傾きを矯正することが可能な歩行訓練装置を提供することにある。
本発明にかかる歩行訓練装置は、訓練者の上体に取り付けられる固定具と、前記固定具を右上方及び左上方に吊り上げる吊り上げ機構とを有し、前記吊り上げ機構は、前記固定具の右側に取り付けられた右ワイヤと、前記固定具の左側に取り付けられた左ワイヤと、前記右ワイヤを巻き取る右モータと、前記左ワイヤを巻き取る左モータと、前記右モータから引き出された前記右ワイヤの長さを検出する第1の検出手段と、前記左モータから引き出された前記左ワイヤの長さを検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段によって検出された前記右ワイヤの長さに応じて、前記右モータのトルク量を制御する第1の制御手段と、前記第2の検出手段によって検出された前記左ワイヤの長さに応じて、前記左モータのトルク量を制御する第2の制御手段とを有する。
本発明によれば、歩行訓練を行う訓練者の傾きを矯正することが可能な歩行訓練装置を提供できる。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
図1は、実施の形態1にかかる歩行訓練装置1を示す図である。図1は、訓練者90の背後から見た図である。図1において、訓練者90は、左脚に歩行補助装置70を装着している。この状態で、訓練者90は、歩行面80を歩行することで、歩行訓練を行う。歩行面80は、地面又は室内の床であってもよいし、トレッドミルのベルトであってもよい。なお、以後、「右」は訓練者90の右側に対応し、「左」は訓練者90の左側に対応する。
歩行訓練装置1は、固定具2と、吊り上げ機構10とを有する。固定具2は、訓練者90が歩行訓練を行う際に、訓練者90の上体に取り付けられる。固定具2は、例えばベルト状のものであって、訓練者90の脇の下等に取り付けられ得る。吊り上げ機構10は、略V字形状に構成されており、固定具2を右上方及び左上方に吊り上げるように構成されている。これにより、歩行訓練装置1は、訓練者90を支えることができる。
吊り上げ機構10は、右ワイヤ12Rと、左ワイヤ12Lと、右モータ14Rと、左モータ14Lと、右モータ制御装置16R(第1の制御手段)と、左モータ制御装置16L(第2の制御手段)と、右ワイヤ長さ検出部18R(第1の検出手段)と、左ワイヤ長さ検出部18L(第2の検出手段)とを有する。右ワイヤ12Rは、固定具2の右側に取り付けられている。また、左ワイヤ12Lは、固定具2の左側に取り付けられている。
右モータ14Rは、固定具2つまり訓練者90の右上方に設けられている。右モータ14Rは、矢印A1の方向のトルクによって、右ワイヤ12Rを巻き取る。右モータ制御装置16Rは、右モータ14Rの動作を制御する。右ワイヤ長さ検出部18Rは、右モータ14Rから引き出された右ワイヤ12Rの長さを検出する。右モータ制御装置16Rは、右ワイヤ長さ検出部18Rによって検出された右ワイヤ12Rの長さに応じて、右モータ14Rのトルク量を制御する。右モータ14Rは、右モータ制御装置16Rによって制御されたトルク量で、右ワイヤ12Rを巻き取る。詳しくは後述する。
左モータ14Lは、固定具2つまり訓練者90の左上方に設けられている。左モータ14Lは、矢印A2の方向のトルクによって、左ワイヤ12Lを巻き取る。左モータ制御装置16Lは、左モータ14Lの動作を制御する。左ワイヤ長さ検出部18Lは、左モータ14Lから引き出された左ワイヤ12Lの長さを検出する。左モータ制御装置16Lは、左ワイヤ長さ検出部18Lによって検出された左ワイヤ12Lの長さに応じて、左モータ14Lのトルク量を制御する。左モータ14Lは、左モータ制御装置16Lによって制御されたトルク量で、左ワイヤ12Lを巻き取る。詳しくは後述する。
例えば、右ワイヤ長さ検出部18Rは、設定された規定長さを基準として右ワイヤ12Rの引き出された長さを検出する。同様に、左ワイヤ長さ検出部18Lは、設定された規定長さを基準として左ワイヤ12Lの引き出された長さを検出する。例えば、右ワイヤ長さ検出部18Rは、右モータ14Rの回転量(回転数及び回転角度等)を検出することで、右モータ14Rから引き出された右ワイヤ12Rの長さを検出してもよい。また、例えば、右ワイヤ長さ検出部18Rは、例えばラインセンサ等によって、規定長さに対応するマーカ等の移動量を検出すること等により、右モータ14Rから引き出された右ワイヤ12Rの長さを検出してもよい。しかしながら、右ワイヤ長さ検出部18Rが右モータ14Rから引き出された右ワイヤ12Rの長さを検出する方法については、これらに限定されない。以上のことは、左ワイヤ長さ検出部18Lについても同様である。なお、以下、「右モータ14Rから引き出された右ワイヤ12Rの長さ」を、単に、「右ワイヤ12Rの長さ」と称することがある。同様に、「左モータ14Lから引き出された左ワイヤ12Lの長さ」を、単に、「左ワイヤ12Lの長さ」と称することがある。
また、右モータ制御装置16Rは、歩行訓練中に右ワイヤ12Rが弛まないように、規定トルクで右ワイヤ12Rを巻き取るように右モータ14Rを制御している。これによって、右ワイヤ12Rには、一定の張力が加わるので、右ワイヤ12Rが弛むことが抑制される。同様に、左モータ制御装置16Lは、歩行訓練中に左ワイヤ12Lが弛まないように、規定トルクで左ワイヤ12Lを巻き取るように左モータ14Lを制御している。
また、訓練者90が横方向に傾く、又は訓練者90が屈む等によって、右ワイヤ12Rが下方向に引っ張られると、右モータ14Rに、規定トルクよりも大きな負荷が矢印A1とは反対方向に発生することがある。その場合、右ワイヤ12Rの右モータ14Rから引き出される長さは、規定長さよりも長くなり得る。一方、本実施の形態にかかる歩行訓練装置1は、そのような場合に、右モータ14Rのトルク量を制御して、右ワイヤ12Rの長さを規定長さとするように構成されている。同様に、左ワイヤ12Lが下方向に引っ張られると、左モータ14Lに、規定トルクよりも大きなトルクが矢印A2とは反対方向に発生し、左ワイヤ12Lの左モータ14Lから引き出される長さが規定長さよりも長くなることがある。本実施の形態にかかる歩行訓練装置1は、そのような場合に、左モータ14Lのトルク量を制御して、左ワイヤ12Lの長さを規定長さとするように構成されている。
また、規定トルクは、右ワイヤ12R及び左ワイヤ12Lが弛まない(ピンと張った状態となる)程度の張力が右ワイヤ12R及び左ワイヤ12Lに加わるような大きさである。また、規定トルクは、訓練者90の歩行訓練中の通常の歩行動作(左右に傾かない及び屈まない歩行動作)を妨げない程度の大きさである。なお、右モータ14R及び左モータ14Lそれぞれの規定トルクは、歩行訓練中の訓練者90が、通常の歩行動作を行っているときに真っ直ぐの姿勢となるように定められる。したがって、右モータ14R及び左モータ14Lそれぞれの規定トルクは、同じであることが望ましい。
また、右ワイヤ12Rの規定長さは、例えば、訓練者90が固定具2を装着したときに設定され得る。具体的には、訓練者90が固定具2を装着した場合に、右モータ制御装置16Rは、右モータ14Rのトルクが規定トルクとなるように制御する。右モータ制御装置16R及び右ワイヤ長さ検出部18Rは、そのときの右モータ14Rから引き出された右ワイヤ12Rの長さを、規定長さと設定する。なお、左ワイヤ12Lの規定長さについては、右ワイヤ12Rの規定長さと同様であるので、説明を省略する。
図2は、ワイヤ長さ量とトルク量との関係を示すグラフである。以下、右モータ制御装置16Rの制御について説明する。なお、左モータ制御装置16Lの制御については、右モータ制御装置16Rの制御と同様であるので、説明を省略する。
右モータ制御装置16Rは、図2に示されたグラフに示されるように、右ワイヤ12Rの長さが長いほど、右モータ14Rのトルク量が大きくなるように、右モータ14Rを制御する。具体的には、右ワイヤ長さ検出部18Rは、右ワイヤ12Rの長さを検出すると、その長さを示す信号を右モータ制御装置16Rに送信する。右モータ制御装置16Rは、右ワイヤ長さ検出部18Rから受信した信号を用いて、右ワイヤ12Rの長さに応じて、図2に示すグラフのように、右モータ14Rのトルク量を制御する。このとき、右モータ制御装置16Rは、右ワイヤ12Rの長さが規定長さであるときに、規定トルクとなるように、右モータ14Rのトルク量を制御する。
さらに具体的には、右ワイヤ長さ検出部18Rは、規定長さを基準とした右ワイヤ12Rの長さを検出する。つまり、右ワイヤ12Rの長さが規定長さよりも長い場合、規定長さを基準とした右ワイヤ12Rの長さは正となる。一方、右ワイヤ12Rの長さが規定長さよりも短い場合、規定長さを基準とした右ワイヤ12Rの長さは負となる。そして、右モータ制御装置16Rは、規定長さを基準とした右ワイヤ12Rの長さが正である場合に、右モータ14Rのトルク量が規定トルクよりも大きくなるように、右モータ14Rを制御する。一方、右モータ制御装置16Rは、規定長さを基準とした右ワイヤ12Rの長さが負である場合に、右モータ14Rのトルク量が規定トルクよりも小さくなるように、右モータ14Rを制御する。
図3は、実施の形態1にかかる歩行訓練装置1を用いた歩行訓練の流れを示すフローチャートである。まず、訓練者90は、固定具2を装着する(ステップS102)。このととき、右ワイヤ12R及び左ワイヤ12Lは、弛んだ状態となっている。
図4は、右ワイヤ12R及び左ワイヤ12Lが弛んだ状態を示す図である。この状態から、歩行訓練装置1は、初期調整を行う(ステップS104)。具体的には、右モータ制御装置16Rは、規定トルクで右モータ14Rを回転させるように制御を行う。同様に、左モータ制御装置16Lは、規定トルクで左モータ14Lを回転させるように制御を行う。これにより、図4の矢印B1で示すように右ワイヤ12Rが右モータ14Rに巻き取られ、矢印B2で示すように左ワイヤ12Lが左モータ14Lに巻き取られる。
このようにして、図5に示すように、右ワイヤ12R及び左ワイヤ12Lの弛みがない状態となる。そして、右モータ制御装置16R及び右ワイヤ長さ検出部18Rは、この状態のときの右ワイヤ12Rの長さを、右ワイヤ12Rの規定長さと設定する。同様に、左モータ制御装置16L及び左ワイヤ長さ検出部18Lは、この状態のときの左ワイヤ12Lの長さを、左ワイヤ12Lの規定長さと設定する。
このように、実施の形態1にかかる歩行訓練装置1は、訓練者90が固定具2を装着すると、自動的に右ワイヤ12R及び左ワイヤ12Lの弛みをなくし、規定長さを設定するように構成されている。これにより、訓練者90に応じて手動で初期調整を行うことが不要となる。つまり、訓練者90の身長によって右ワイヤ12R及び左ワイヤ12Lの規定長さは変わることとなるが、上記のような構成によって、自動で初期調整がなされるので、初期調整に要する時間を、手動で行う場合と比較して短縮することができる。
そして、訓練者90は歩行訓練を開始する(ステップ106)。そして、右ワイヤ12R及び左ワイヤ12Lの少なくとも一方に弛みがある場合(ステップ112のYES)、歩行訓練装置1は、その弛みを補正する(ステップS114)。具体的には、右ワイヤ12Rに弛みがある場合、右モータ制御装置16Rは、右ワイヤ12Rを巻き取るように右モータ14Rを制御する。また、左ワイヤ12Lに弛みがある場合、左モータ制御装置16Lは、左ワイヤ12Lを巻き取るように左モータ14Lを制御する。一方、右ワイヤ12R及び左ワイヤ12Lに弛みがない場合(ステップ112のNO)、訓練者90は歩行訓練を続行する(ステップS116)。このようにして、実施の形態1にかかる歩行訓練装置1は、歩行訓練中のワイヤの弛みを自動的に補正することができる。言い換えると、歩行訓練装置1は、右ワイヤ12R及び左ワイヤ12Lの長さが規定長さとなるように制御を行う。
訓練者90の姿勢が傾いている場合(ステップS122のYES)、歩行訓練装置1は、訓練者90の傾きを補正する(ステップS124)。一方、訓練者90の姿勢が傾いていない場合(ステップS122のNO)、訓練者90は歩行訓練を続行する(ステップS126)。以下、図6を用いて説明する。
図6は、歩行訓練中に訓練者90の姿勢が傾いた状態を示す図である。図6には、訓練者90が左側に傾いた状態が示されている。この場合、右ワイヤ12Rの長さは、規定長さよりも長くなる。したがって、図2に示したグラフより、右モータ制御装置16Rは、右モータ14Rのトルク量を規定トルクよりも大きくするように制御を行う。これにより、右ワイヤ12Rが、矢印C1に示すように右モータ14Rに巻き取られる。したがって、固定具2つまり訓練者90は右上方に引っ張られることとなる。
なお、左ワイヤ12Lの長さは、規定長さよりも短くなり得る。したがって、図2に示したグラフより、左モータ制御装置16Lは、左モータ14Lのトルク量を規定トルクよりも小さくするように制御を行う。これにより、左ワイヤ12Lは、矢印C2に示すように左モータ14Lに巻き取られるものの、左ワイヤ12Lに加わっている張力が小さくなる。したがって、固定具2つまり訓練者90の動作は、左ワイヤ12Lよりも右ワイヤ12Rの影響を受けることとなる。したがって、訓練者90には、右上方の力が加わることとなり、訓練者90の姿勢は、図5に示すように、傾きのないものとなる。そして、訓練者90の傾きがなくなると、右ワイヤ12R及び左ワイヤ12Lの長さは規定長さとなるので、右モータ14R及び左モータ14Lのトルクは規定トルクに制御される。言い換えると、歩行訓練装置1は、右ワイヤ12R及び左ワイヤ12Lの長さが規定長さとなるように制御を行う。
このように、実施の形態1にかかる歩行訓練装置1は、歩行訓練を行っている訓練者の傾きを自動的に矯正することができる。これにより、訓練者90は、傾いた状態で歩行する癖がつくことを抑制することができる。さらに、右モータ制御装置16R及び左モータ制御装置16Lは、それぞれ、右ワイヤ12R及び左ワイヤ12Lの長さが長いほど、右モータ14R及び左モータ14Lのトルクが大きくなるように制御を行う。ここで、訓練者90の傾きが大きいほど、その傾いた側とは反対側のワイヤの長さが長くなる傾向となる。例えば、訓練者90が左側に大きく傾くほど、右ワイヤ12Rの長さが長くなる傾向となる。したがって、実施の形態1にかかる歩行訓練装置1は、訓練者90の傾きが大きいほど、その傾いた側とは反対側に強い力で引っ張る。したがって、本実施の形態においては、訓練者90の姿勢をより早く矯正することが可能となる。
なお、S112〜S126は、人間の反応時間と比較して短い時間間隔、例えば0.1秒ごとに行われ得る。つまり、歩行訓練装置1は、人間の反応時間と比較してかなり短い時間間隔で、制御を行う。これにより、ワイヤが弛んだとき、及び訓練者90が傾いたときに、瞬時に、ワイヤ長さ及び訓練者90の傾きを補正することができる。したがって、本実施の形態においては、効果的に歩行訓練を実施することが可能となる。
(変形例)
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本実施の形態にかかる歩行訓練装置1は、歩行補助装置70を装着していない訓練者90の歩行訓練にも適用可能である。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本実施の形態にかかる歩行訓練装置1は、歩行補助装置70を装着していない訓練者90の歩行訓練にも適用可能である。
また、上述した実施の形態においては、右モータ制御装置16Rが右モータ14Rの制御を行い、左モータ制御装置16Lが左モータ14Lの制御を行うとしたが、このような構成に限られない。右モータ14R及び左モータ14Lの制御を、1つの制御装置が行ってもよい。その場合であっても、右モータ14R及び左モータ14Lの制御は、互いに独立して行われ得る。
また、上述した実施の形態においては、図2に示したグラフにしたがって、右モータ制御装置16R及び左モータ制御装置16Lが制御を行うとしたが、これらの制御は、厳密に図2に示したグラフにしたがって行われる必要はない。訓練者90が(傾きのない)通常の歩行動作を行っている場合の訓練者90の微小な移動に対しては、右モータ制御装置16R及び左モータ制御装置16Lが制御を行う必要はない。
例えば、訓練者90が(傾きのない)通常の歩行動作を行っている場合であっても、訓練者90の肩は上下に移動する。このような場合であっても右モータ制御装置16R及び左モータ制御装置16Lがそれぞれ右モータ14R及び左モータ14Lのトルクを制御すると、通常の歩行動作を行っているにも関わらず、訓練者90は規定トルクよりも大きなトルクによる力で上方に引っ張られ得る。このことは、訓練者90にとって煩わしい。したがって、通常の歩行動作に伴う訓練者90の上体の移動による右ワイヤ12Rの長さの変化及び左ワイヤ12Lの長さの変化に対しては、右モータ制御装置16R及び左モータ制御装置16Lは、制御を行わなくてもよい。例えば、右モータ制御装置16R及び左モータ制御装置16Lは、規定長さの±1cm程度についてはトルク量を規定トルクのままとするように制御を行うようにしてもよい。
1 歩行訓練装置
2 固定具
10 吊り上げ機構
12L 左ワイヤ
12R 右ワイヤ
14L 左モータ
14R 右モータ
16L 左モータ制御装置
16R 右モータ制御装置
18L 左ワイヤ長さ検出部
18R 右ワイヤ長さ検出部
2 固定具
10 吊り上げ機構
12L 左ワイヤ
12R 右ワイヤ
14L 左モータ
14R 右モータ
16L 左モータ制御装置
16R 右モータ制御装置
18L 左ワイヤ長さ検出部
18R 右ワイヤ長さ検出部
Claims (1)
- 訓練者の上体に取り付けられる固定具と、
前記固定具を右上方及び左上方に吊り上げる吊り上げ機構と
を有し、
前記吊り上げ機構は、
前記固定具の右側に取り付けられた右ワイヤと、
前記固定具の左側に取り付けられた左ワイヤと、
前記右ワイヤを巻き取る右モータと、
前記左ワイヤを巻き取る左モータと、
前記右モータから引き出された前記右ワイヤの長さを検出する第1の検出手段と、
前記左モータから引き出された前記左ワイヤの長さを検出する第2の検出手段と、
前記第1の検出手段によって検出された前記右ワイヤの長さに応じて、前記右モータのトルク量を制御する第1の制御手段と、
前記第2の検出手段によって検出された前記左ワイヤの長さに応じて、前記左モータのトルク量を制御する第2の制御手段と
を有する
歩行訓練装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015253856A JP2017113393A (ja) | 2015-12-25 | 2015-12-25 | 歩行訓練装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015253856A JP2017113393A (ja) | 2015-12-25 | 2015-12-25 | 歩行訓練装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017113393A true JP2017113393A (ja) | 2017-06-29 |
Family
ID=59231152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015253856A Pending JP2017113393A (ja) | 2015-12-25 | 2015-12-25 | 歩行訓練装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017113393A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111973406A (zh) * | 2020-09-02 | 2020-11-24 | 中国科学技术大学 | 随动式柔性伺服牵引的步态康复机器人系统 |
-
2015
- 2015-12-25 JP JP2015253856A patent/JP2017113393A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111973406A (zh) * | 2020-09-02 | 2020-11-24 | 中国科学技术大学 | 随动式柔性伺服牵引的步态康复机器人系统 |
CN111973406B (zh) * | 2020-09-02 | 2021-05-25 | 中国科学技术大学 | 随动式柔性伺服牵引的步态康复机器人系统 |
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