JP2017113282A5 - - Google Patents

Claims (8)

1. 網状シートの片面又は両面に、繊維集合体が、構成繊維どうしが絡合し且つ該構成繊維が前記網状シートとも絡合した状態で一体化している基材シートと、該基材シートに担持された洗浄液とを有し、
   前記基材シートは、清掃面側に、巨視的な曲線部を有する凹凸パターンの凹凸を有し、前記凹凸パターンは、１ｃｍ²あたりの凹凸境界線の長さが１０ｍｍ以上で、凹部で囲まれた個々の凸部の面積が３００ｍｍ²以上であり、製造時の流れ方向又は構成繊維の主たる配向方向である第１方向、及び第１方向に直交する第２方向を有し、第１方向の長さが２８０ｍｍ、第２方向の長さが２００ｍｍの長方形状の領域内に、第２方向に延びる直線を想定したときに、前記凹凸パターンの凹部と重なる部分の合計長さが最大の最大直線の該合計長さと、前記凹凸パターンの凹部と重なる部分の合計長さが最小の最小直線の該合計長さとの差を、最大直線と最小直線との第１方向の最小距離で除した値が１０以上である、湿式清掃用シート。
2. 前記凹凸パターンは、平面方向に、前記凹部と該凹部によって分離された複数の前記凸部を有し、個々の前記凸部は、周囲を前記凹部に囲まれている、請求項１に記載の湿式清掃用シート。
3. 前記凹凸パターンは、複数の前記凸部として、相互に平面視形状が異なる複数種類の凸部を有している、請求項１又は２に記載の湿式清掃用シート。
4. 前記凹凸パターンは、複数の前記凸部として、点Ｐ１を中心とする円上に位置する３つの第１円弧及び該第１円弧どうし間に介在する逆向きに凸の３つの第２円弧とに囲まれた略三角形状の第１凸部と、前記点Ｐ１とは異なる点Ｐ２を中心とする円上に位置する一つの円弧、該円弧に対向する２つの円弧及び該２つの円弧間から前記点Ｐ２の方向に突出する略五角形部分を有する第２凸部とを有している、請求項１〜３の何れか１項に記載の湿式清掃用シート。
5. 前記凹凸パターンは、複数の凸部として、点Ｐ３を中心とする円形の第３凸部と、該第３凸部を囲むように配された円弧状の４つの第４凸部と、更にその外側に配された円弧状の４つの第５凸部とを有し、前記第３乃至第５凸部からなる円形凸部群が、前記第１方向及び前記第２方向にそれぞれ列を形成するように配置されている、請求項１〜３の何れか１項に記載の湿式清掃用シート。
6. 前記基材シートは、シート面内における繊維の交絡度合が不均一であり、前記シート面の１２０ｍｍ四方の領域を１２ｍｍ四方のブロック状の小領域に分割し、各小領域に対してテープストリッピング法試験を行ったときに、個々の小領域から抜ける繊維量の標準偏差が０．６ｍｇ以上である、請求項１〜５の何れか１項に記載の湿式清掃用シート。
7. 清掃面が平面視で長方形のヘッド部を備えた柄付き清掃用具における該ヘッド部に装着されて使用される湿式清掃用シートであって、前記第２方向を、該ヘッド部の清掃面の短辺に沿う方向に一致させ、前記第１方向を、該ヘッド部の清掃面の長辺に沿う方向に一致させて用いられる、請求項１〜６の何れか１項に記載の湿式清掃用シート。
8. 請求項１〜７の何れか１項に記載の湿式清掃用シートの製造方法であって、
   前記網状シートの片面又は両面に繊維集合体を有する帯状積層体を、平面視曲線状の帯状部を含むパターン形成用ネットを配した透水性支持部材上に導入し、該透水性支持部材とともに移動する帯状重ね合わせ体に対してジェット水流を吹き付け、該帯状積層体に、前記パターン形成用ネットの帯状部に対応する形状の凹部及び該パターン形成用ネットの開口部に対応する形状の凸部を形成して前記の基材シートを得る水流交絡工程を具備する、湿式清掃用シートの製造方法。