JP2017113253A - 血液透析装置 - Google Patents

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智宏 藤江
正信 阪上
Masanobu Sakagami
正信 阪上
浩成 石野田
Hiroshige Ishinoda
浩成 石野田
紘平 藤井
Kohei Fujii
紘平 藤井
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Abstract

【課題】除水誤差を零に近づけ除水量の精度を向上できる血液透析装置を提供する。
【解決手段】血液透析装置100は、透析液供給室と透析液受入室との間に変位可能な隔壁を有する少なくとも2つの透析液供給・受入要素9a、9bと、透析液循環路7に設けられた循環ポンプ8と、各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に給液ポンプ24により未使用透析液を供給する透析液供給経路16と、透析液循環路外に除水可能な除水ポンプ20と、を有し、透析液循環路の透析液復路7bに、各透析液供給・受入要素の各透析液受入室に送給される使用済透析液の温度を制御可能な使用済透析液加熱手段を設け、制御装置37により、未使用透析液と使用済透析液の圧力差と、実際の除水量と除水ポンプによる除水量目標値との除水誤差との関係から、除水誤差が零の点を通る温度差がパラメータとなる制御後の特性線に移行させるべく、使用済透析液加熱手段を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、血液透析装置に関し、とくに、透析中に患者からの除水が行われる場合、その除水量の精度を向上できるようにした血液透析装置に関する。
血液透析装置は、既に広く実用化されており、その代表的なものとして、たとえば図4に示すような装置が知られている(たとえば、特許文献1)。図4に示す血液透析装置1において、2は血液流路3と透析液流路4との間に透析膜5を有し、両流路3、4間で血液透析を行う血液透析要素(ダイアライザーとも呼ばれる)を示している。血液流路3には、患者の動脈側からの血液が血液回路6を通して供給され、透析済の血液が静脈側に戻される。
上記血液透析要素2の透析液流路4には、実質的に閉回路からなる透析液循環路7が接続され、連通されている。透析液循環路7に設けられた循環ポンプ8により、透析液循環路7の透析液往路7aからの透析前の透析液が透析液流路4に供給され、透析済の透析液が透析液復路7bに戻される。この透析液循環路7は、上述の如く実質的に閉回路に構成されているが、この閉回路から後述の除水ポンプにより定量的に少量の透析液が排出されるので、それに見合う少量の水分が血液中から透析膜5を通して患者の血液中から透析液循環路7中に抜き取られる。
透析液循環路7の往路7aには、透析液供給・受入要素9aの透析液供給室10aが接続され、ここから透析液往路7aに透析前の透析液が供給される。透析液循環路7の復路7bには、透析液供給・受入要素9aの透析液受入室11aが接続され、透析済の透析液がここに戻される。透析液供給室10aと透析液受入室11aとは変位可能な(例えば、弾性膜からなる)隔壁12aによって隔離されており、透析液供給により透析液供給室10aが縮小した分、透析液受入室11aが膨張できるようになっている。
上記透析液供給・受入要素9aに加え、もう一つの透析液供給・受入要素9bが設けられており、該透析液供給・受入要素9bも同一の構成を有し、透析液供給室10b、透析液受入室11b、変位可能な隔壁12bを有している。
透析液循環路7の透析液供給・受入要素9a、9bの入出口には、往路7a側に開閉弁(二方弁)からなる切替弁13a、13bが、復路7b側に開閉弁(二方弁)からなる切替弁14a、14bが、それぞれ設けられており、これら切替弁による切り替えにより、透析のために各透析液供給・受入要素を交互に切り替え使用できるようになっている。
切り替え使用される透析液供給・受入要素9a、9bのうちいずれか一方は透析のために使用されて透析液循環路7と連通されるが、他方は、透析液循環路7と遮断され、その間に新しい未使用の透析液が供給されるとともに使用済みの透析液が排出される。
新しい未使用の透析液の供給は、透析休止中の透析液供給・受入要素の透析液供給室に対し、切替弁15a、15bを備えた透析液供給経路16を通して行われ、使用済みの透析液の排出は、透析休止中の透析液供給・受入要素の透析液受入室に対し、切替弁17a、17bを備えた使用済透析液排出経路18を通して行われる。
透析液循環路7の復路7bには、除水経路19が接続されており、除水経路19に設けられた定量ポンプからなる除水ポンプ20により、定量的に少量の透析液が排出される。透析液循環路7は実質的に閉回路からなっているので、排出された透析液に見合う少量の水分が血液中から透析膜5を通して患者の血液中から透析液循環路7中に抜き取られることになり、抜き取られた水分と同量の、該水分を含有する透析液が除水経路19を介して排出されることになる。この除水経路19は、上述の使用済透析液排出経路18へと合流されていてもよく、抜き取られた水分を含有する透析液が適当な場所へと排出されるようになっている。
図示例では、透析液循環路7の往路7aには、透析前の透析液の供給量を自動調整可能な自動流量調整弁21と、透析液の流れのオン・オフを検知可能な流れ検出手段としてのフロースイッチ22が設けられており、フロースイッチ22からの信号に基づいて、それまで透析に使用していた透析液供給・受入要素から次に透析に使用する透析液供給・受入要素への切替のための信号を各切替弁に送ることができるようになっている。
また、図示例では、透析液循環路7の復路7bの循環ポンプ8に対しては、手動設定可能なリリーフ弁23が付設されている。未使用透析液を供給する透析液供給経路16に設けられた、例えば脱気ポンプからなる給液ポンプ24に対しても、手動設定可能なリリーフ弁25が付設されている。これら手動リリーフ弁23、25により、各ポンプ8、24からの送液先の室が満杯になった後の(直後の)、満杯になる前の(直前の)ベース圧に対するポンプ出側圧力の昇圧代が予め設定した所定の昇圧量になるようにそのときのポンプ出側圧力の上限圧力を制限できるようになっている。すなわち、図4に示す状態においては、透析液循環系Aにおける手動リリーフ弁23では、透析液供給・受入要素9aの透析液受入室11aが満杯になった後の、満杯になる前のベース圧に対する循環ポンプ8の出側圧力の昇圧代が予め設定した所定の昇圧量に制限されるように、循環ポンプ8の出側から入側へと透析液を循環させるべく、手動リリーフ弁23の開度が所定量に設定されている。また、透析液受入系Bにおける手動リリーフ弁25では、透析液供給・受入要素9bの透析液供給室10bが満杯になった直後の、満杯になる直前のベース圧に対する給液ポンプ24の出側圧力の昇圧代が予め設定した所定の昇圧量に制限されるように、給液ポンプ24の出側から入側へと透析液を循環させるべく、手動リリーフ弁25の開度が所定量に設定される。
上記のような手動リリーフ弁23、25が設けられた構成において、図4に示すように、給液ポンプ24の出側における圧力をP1、循環ポンプ8の出側における圧力をP2とすると、各圧力の挙動は、除水ポンプ20がオフのとき、たとえば図5に示すようになる。すなわち、透析液受入系Bにおいては、給液ポンプ24による透析液供給・受入要素9bの透析液供給室10bへの送液により該透析液供給室10bが満杯になるとともに変位可能な隔壁12bが透析液供給・受入要素9bの一方の内面に密着すると、手動リリーフ弁25が作動して透析液はリリーフ回路26のみを循環開始する(循環開始タイミングt1)。透析液はリリーフ回路26のみを循環し続け、給液ポンプ24の出側における圧力P1は、循環開始前のベース圧に対し、手動リリーフ弁25で設定されている所定の昇圧量まで昇圧し、その設定昇圧量に至った時点で給液ポンプ24の出側圧力の上限圧力が一定値に制限される(設定昇圧量に至った時点のタイミングt2)。その状態にて、各切替弁の作動により給液ポンプ24による透析液の送液先が透析液供給・受入要素9bの透析液供給室10bから透析液供給・受入要素9aの透析液供給室10aへ切り替えられ(切替開始タイミングt4)、切替が完了するとともに透析液供給・受入要素9aの透析液供給室10aへの給液ポンプ24による透析液の送液が開始される(切替完了・送液開始タイミングt5)。
一方、透析液循環系Aにおいては、循環ポンプ8による透析液供給・受入要素9aの透析液受入室11aへの送液により該透析液受入室11aが満杯になるとともに変位可能な隔壁12aが透析液供給・受入要素9aの一方の内面に密着すると、手動リリーフ弁23が作動して透析液はリリーフ回路27のみを循環開始する(循環開始タイミングt3)。透析液はリリーフ回路27のみを循環し続け、循環ポンプ8の出側における圧力P2は、循環開始前のベース圧に対し、手動リリーフ弁23で設定されている所定の昇圧量まで昇圧し、その設定昇圧量に至った時点で循環ポンプ8の出側圧力の上限圧力が一定値に制限される(設定昇圧量に至った時点のタイミングt4)。このとき、透析液循環路7内の透析液の流れが停止し、それが例えばフロースイッチ22によって検知され、その信号に基づいて各切替弁が作動され、各切替弁の作動により循環ポンプ8による使用済み透析液の送液先が透析液供給・受入要素9aの透析液受入室11aから透析液供給・受入要素9bの透析液受入室11bへ切り替えられ(切替開始タイミングt4[上記設定昇圧量到達タイミングと実質的に同じタイミング])、切替が完了するとともに透析液供給・受入要素9bの透析液受入室11bへの循環ポンプ8による使用済み透析液の送液が開始される(切替完了・送液開始タイミングt5[上記透析液受入系Bにおける切替完了・送液開始タイミングと実質的に同じタイミング])。
図5に示した各圧力の挙動は、除水ポンプ20がオフのときの挙動であるが、除水ポンプ20がオンのときには、たとえば図6に示すように変化する(図6(A)の除水ポンプOFFの挙動から、図6(B)の除水ポンプONの挙動に変化する)。すなわち、除水ポンプ20がオンになると、除水ポンプ20により定量的に少量の透析液(患者の血液中から透析膜5を通して抜き取られた水分を含有する透析液)が、実質的に閉回路に形成されていた透析液循環路7の透析液復路7bから排出されるので、透析液循環路7からの排出箇所で圧力が低下され(それまでのその箇所における圧力に対し、相対的な陰圧が生じ)、循環ポンプ8通過箇所の圧力のレベルが全体的に低下することとなる。循環ポンプ8通過箇所の圧力のレベルの全体的な低下量をΔPとすると、この除水ポンプ20がオンのときにも、手動リリーフ弁23で設定されている昇圧量の上限圧力の制限機能はそのまま働くことになるので、結局、図6(A)の除水ポンプOFFの挙動から、循環ポンプ8の出側における圧力P2は、リリーフ回路27における循環開始前の(手動リリーフ弁23が作動する前の)ベース圧と、循環ポンプ8の送液先の透析液受入室が満杯になるとともに隔壁が透析液供給・受入要素の一方の内面に密着した際に手動リリーフ弁23によって制限される上限圧力との両方が、ΔP分だけ低下した、図6(B)の除水ポンプONの挙動に変化する。一方、循環ポンプ8の出側における圧力P2の挙動がこのように変化しても、各切替弁によって透析液循環路7(透析液循環系A)とは切り離されている透析液供給経路16(透析液受入系B)における給液ポンプ24の出側における圧力P1の挙動は基本的に変化しない。したがって、手動リリーフ弁23、25の初期設定により、除水ポンプ20がオフのときの循環ポンプ8の出側における圧力P2の上限制限圧力と給液ポンプ24の出側における圧力P1の上限制限圧力とが略一致するように設定されていた場合にあっても、除水ポンプ20がオンになると、圧力P1、P2の上限圧力間には、図6(B)に示すようにΔP分だけ圧力差が生じることになる。
このように、圧力P1、P2の上限圧力間にΔP分だけ圧力差が生じると、以下のような理由で、除水量の精度(設定除水量と実際に行われた除水の量との誤差)に多かれ少なかれ影響を及ぼす。すなわち、除水ポンプ20がオンのときには、一方の透析液供給・受入要素の透析液供給室への透析液供給経路16からの透析液の供給は、P2の上限圧力に比べ相対的に高い上限圧力P1で完了するが、その透析液供給・受入要素が血液透析の使用側(つまり、透析液循環路7側)に切り替えられた後の透析液循環路7からの使用済みの透析液の透析液受入室への受け入れは、P1の上限圧力に比べ相対的に低い上限圧力P2で完了する。透析液供給・受入要素の透析液供給室または透析液受入室の、該要素切替時の容積は、実質的にその切替時の圧力である上記上限圧力P1、P2の影響を受ける。つまり、上限圧力が高いと、室やその室への各継手(例えば、図4に示すような室と切替弁との間の継手28)の内圧による膨張代が大きくなり、その分収容可能な透析液量が多くなる。一方、上限圧力が低いと、室やその室への各継手の内圧による膨張代が小さくなり、その分収容可能な透析液量が少なくなる。したがって、実質的にその切替時の圧力である上記上限圧力P1、P2間に、図6(B)に示したような圧力差ΔPが存在すると、その圧力差ΔPに起因して、透析液供給経路16からの透析液の供給が完了する際の透析液供給・受入要素の透析液供給室の容積(透析液供給室に収容された未使用の透析液の量)と、その透析液供給・受入要素が透析に使用され透析液受入室への使用済み透析液の受入が完了する際の透析液供給・受入要素の透析液受入室の容積(透析液受入室に収容された使用済み透析液の量)とが多かれ少なかれ異なることになり、この差異が、目標除水量からの誤差となって、除水量の精度を悪化させる原因となる。なお、除水ポンプ20がオフのときには、図6(A)に示したように、図6(B)に示したような圧力差ΔPが存在しないように各手動リリーフ弁23、25が初期設定されているので、透析液供給室に収容された未使用の透析液の量と透析液受入室に収容された使用済み透析液の量とが実質的に一致し、除水量は、除水ポンプ20によって設定された量に精度よく制御されることになる。
上記のような除水ポンプ20オン時の除水量の精度の悪化の問題に対し、特許文献2には、透析液受入室が使用済み透析液で満杯になるときに、循環ポンプ8の出力圧P2が給液ポンプ24の出側における圧力P1(リリーフ弁25によるリリーフ圧)になるように循環ポンプ8の駆動電圧を一時的に上昇させるようにした透析液供給装置が開示されている。この方式では、図7に示すような圧力特性となり、循環ポンプ8の出側における圧力P2のベース圧(図7(B)におけるP2b)から上限圧力(図7(B)におけるP2t)への昇圧代が増大され、その上限圧力P2tが圧力P1の上限圧力(リリーフ弁25によるリリーフ圧)となるような圧力特性となる。
しかしながら、このように循環ポンプ8の出側における圧力P2を上昇させて上述した圧力差ΔPを無くす方式においては、透析液受入室が使用済み透析液で満杯になる前の、循環ポンプ8の出側における圧力P2のベース圧(図7(B)におけるP2b)に対し、透析液受入室が使用済み透析液で満杯になったときに駆動電圧が一時的に上昇されることにより上昇した上限圧力(図7(B)におけるP2t)との差、つまり、図5における一方の透析液供給・受入要素から他方の透析液供給・受入要素への切替を開始するタイミングt4前のP2の圧力変動幅が大きくなる。上記のようなP2の大きな圧力変動は、圧力変動が小さい場合に比べて、機器への負荷が増加することが考えられ、装置全体の寿命を低下させる恐れがある。これを抑制するために、P2bからP2tへの昇圧代を小さく抑えてP2の圧力変動を小さく抑えると、結局図6(B)に示した特性に近づいて圧力差ΔPが発生することとなり、前述したように除水量の精度を悪化させる原因となる。
上述したように、除水ポンプ20オン時の除水量の精度(除水量の目標値に対する実際の除水量の精度、以下、除水誤差とも言う)は、そのときの透析液供給・受入要素の透析液供給室側と透析液受入室側の圧力差に起因して多かれ少なかれ悪化するおそれがあるが、除水誤差の悪化は、透析液供給・受入要素の透析液供給室側と透析液受入室側の温度差に起因しても発生し得る。すなわち、透析液供給・受入要素の透析液供給室側と透析液受入室側に温度差があると、透析液供給室側の透析液の体積に対して透析液受入室側の透析液の体積との間に、液の熱膨張や熱収縮による微少な差が生じ、また、透析液供給・受入要素自体の熱膨張や熱収縮により、収納可能な透析液の量に微少な差が生じ、これらの差によって透析液供給室側から供給される透析液量と透析液受入室側に循環されてくる透析液量との間に差が生じ、この差が除水誤差を悪化させる原因となる。
このような温度差に起因する除水誤差の悪化を抑制するために、透析液循環路に加熱手段を設けて、透析液供給室側の透析液温度と透析液受入室側の透析液温度とが等しくなるように制御する技術が提案されている(例えば、特許文献3、4)。しかしながら、これらの提案技術は、透析液供給室側と透析液受入室側との透析液温度差のみに着目し、この温度差を無くするようにした技術であるため、前述した透析液供給室側と透析液受入室側の圧力差に起因する除水誤差の悪化は避けられず、未だ、除水誤差の悪化防止や抑制に対しては十分に満足できる対策とはなっていない。
特許第3933512号公報 特開2014−110856号公報 特開平1−201263号公報 特開平6−106033号公報
そこで本発明の課題は、上述した従来技術におけるような圧力差または温度差を無くすることのみを目的とする制御技術思想に頼るのではなく、あくまで除水誤差をゼロにすることを究極の目的とし、圧力差および温度差の両要因とも除水誤差に影響を及ぼすことを前提として、これら両要因の現状態を把握するとともに、これら両要因のうちより制御しやすい温度差のみを、除水誤差を零にするという究極の目的を達成するための目標値に制御することにより、確実に除水誤差を零に近づけ除水量の精度を向上できるようにした血液透析装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る血液透析装置は、
血液流路と透析液流路との間に透析膜を有する血液透析要素と、
実質的に閉回路からなり、前記血液透析要素の透析液流路に連通する透析液循環路と、
該透析液循環路の前記透析液流路への透析液往路に接続された透析液供給室と透析液循環路の前記透析液流路からの透析液復路に接続された透析液受入室とを有し、透析液供給室と透析液受入室とを隔てる変位可能な隔壁を有し、透析液循環路に設けられた切替弁を介して交互に透析のために切り替え使用が可能な少なくとも2つの透析液供給・受入要素と、
前記透析液循環路の透析液復路に設けられた循環ポンプと、
各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に接続され、切替弁を介して各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に交互に給液ポンプにより未使用透析液を供給する透析液供給経路と、
各透析液供給・受入要素の各透析液受入室に接続され、切替弁を介して各透析液供給・受入要素の各透析液受入室から交互に使用済透析液を前記透析液循環路外に排出する使用済透析液排出経路と、
前記透析液循環路の透析液復路に接続され、該透析液復路から前記透析液循環路外に除水可能な除水ポンプと、を有する血液透析装置において、
前記透析液供給経路に、各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に供給される未使用透析液の温度を検知する第1の温度センサと圧力を検知する第1の圧力センサを設けるとともに、前記透析液循環路の透析液復路に、各透析液供給・受入要素の各透析液受入室に送給される使用済透析液の温度を検知する第2の温度センサと圧力を検知する第2の圧力センサを設け、
前記透析液循環路の透析液復路に、加熱により、各透析液供給・受入要素の各透析液受入室に送給される使用済透析液の温度を制御可能な使用済透析液加熱手段を設け、
前記第1の温度センサによる検知温度と前記第2の温度センサによる検知温度との温度差と、前記第1の圧力センサによる検知圧力と前記第2の圧力センサによる検知圧力との圧力差に基づいて、前記使用済透析液加熱手段を制御可能な制御装置を設け、
前記制御装置は、予め取得され、前記温度差をパラメータとした、前記圧力差と、実際の除水量と前記除水ポンプによる除水量目標値との誤差を表す除水誤差との関係を示す除水特性グラフにおいて、前記第1の温度センサと前記第2の温度センサにより検知された温度による現在の温度差がパラメータとなる制御前の特性線から、前記第1の圧力センサと前記第2の圧力センサにより検知された圧力による現在の圧力差における前記除水誤差が零の点を通る温度差がパラメータとなる制御後の特性線に移行させるべく、前記使用済透析液加熱手段を制御することを特徴とするものからなる。
このような本発明に係る血液透析装置においては、第1の温度センサ、第2の温度センサにより現状の(制御前の)透析液供給室に供給される未使用透析液の温度と透析液受入室に送給される使用済透析液の温度が検知されるとともにそれらの温度差が把握され、第1の圧力センサ、第2の圧力センサにより現状の透析液供給室に供給される未使用透析液の圧力と透析液受入室に送給される使用済透析液の圧力が検知されるとともにそれらの圧力差が把握される。また、制御装置には、上記温度差をパラメータとした、上記圧力差と、実際の除水量と除水ポンプによる除水量目標値との誤差を表す除水誤差との関係を示す除水特性グラフが予め取得されている。そして、制御装置は、第1の温度センサと第2の温度センサにより検知された温度による現在の温度差がパラメータとなる制御前の特性線から、第1の圧力センサと第2の圧力センサにより検知された圧力による現在の圧力差における除水誤差が零の点を通る温度差がパラメータとなる制御後の特性線に移行させるように、使用済透析液加熱手段を制御する。すなわち、圧力差に関しては現状の状態を許容してそれを他の是正値に制御することは行わず、その圧力差において除水誤差が零となるように(温度差をパラメータとした除水特性グラフにおける特性線が除水誤差零の点を通るように)、使用済透析液加熱手段を制御して温度差のみを意図的に(強制的に)変更制御するのである。その結果、現状の圧力差において除水誤差が実際に零に近づく、あるいは零となる制御後状態が実現され、圧力制御を行うことなく温度制御のみで、除水量の精度が確実にかつ適切に向上されるようになる。
上記温度差の制御は、使用済透析液加熱手段を制御することによって行われるが、この温度差の制御をより高精度に行うためには、未使用透析液側の温度が変動しないように所定の一定温度に保たれることが望ましい。これを達成するために、上記透析液供給経路に、各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に供給される未使用透析液の温度を予め設定した所定の一定温度に制御可能な未使用透析液加熱手段が設けられていることが好ましい。
また、上述の如く、圧力差に関しては現状の状態が許容されてそのときの圧力差とそのときの温度差に基づいて上記の意図的な(強制的な)温度制御が行われることになるが、望ましくは、圧力差の変動、とくに予期しない変動は回避されることが好ましい。これを達成するために、上記透析液循環路の透析液復路に、上記循環ポンプの出側の上限圧力を設定可能なリリーフ弁が設けられていることが好ましい。同様に、上記透析液供給経路に、上記給液ポンプの出側の上限圧力を設定可能なリリーフ弁が設けられていることが好ましい。
また、上記透析液循環路に、透析液の流れのオン・オフを検知可能な流れ検出手段(例えば流量計やフロースイッチ)が設けられている形態においては、該流れ検出手段からの信号に基づいて、透析に使用していた透析液供給・受入要素から次に透析に使用する透析液供給・受入要素への切替のための信号を各切替弁に送る制御手段を有するようにすることができる。この制御手段は、上記制御装置内に組み込まれてもよい。このように切替のための信号を各切替弁に送ることにより、切替のタイミングを精度よく望ましいタイミングに制御でき、上述の除水誤差零への望ましい制御を、一層精度よく行うことが可能となる。
このように、本発明に係る血液透析装置によれば、そのときの圧力差、温度差に基づいて使用済透析液加熱手段を意図的に適切に制御するだけで、従来のいずれの装置と比べても、除水精度を大幅に向上することが可能になる。
本発明の一実施態様に係る血液透析装置の機器系統図である。 図1の血液透析装置において、予め取得される、温度差をパラメータとした、圧力差と除水誤差との関係を示す除水特性の概念を表すグラフである。 図1の血液透析装置における、除水誤差が零の点を通る温度差がパラメータとなる制御後の特性線への移行制御の一例を示すグラフである。 従来の血液透析装置の機器系統図である。 図4の血液透析装置における除水ポンプオフ時のP1、P2の圧力挙動と各動作のタイミングとを示す特性図である。 図4の血液透析装置における除水ポンプオフ時および除水ポンプオン時のP1、P2の挙動を示す圧力特性図である。 特許文献2に記載の血液透析装置における除水ポンプオフ時および除水ポンプオン時のP1、P2の挙動を示す圧力特性図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施態様に係る血液透析装置を示している。図1に示す血液透析装置100において、図4に付したのと同一の符号を付した部分については、図4に示した血液透析装置1と実質的に同一の構成を有している。したがって、それらの部分の構成、機能については、前述の図4についての説明に準じる。
図1に示す本発明の一実施態様に係る血液透析装置100においては、透析液供給経路16に、各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に供給される、例えば図示の透析液供給・受入要素9bの透析液供給室10bに供給される未使用透析液の温度T1を予め設定した一定温度に制御可能な未使用透析液加熱手段としてのヒータ31、該未使用透析液の温度T1を検知する第1の温度センサ32、透析液供給経路16における透析液供給・受入要素9bの透析液供給室10bに供給される未使用透析液の圧力P1を検知する第1の圧力センサ33が設けられている。透析液循環路7の透析液復路7bには、各透析液供給・受入要素の各透析液受入室に送給される、例えば図示の透析液供給・受入要素9aの透析液受入室11aに送給される使用済透析液の温度を制御可能な使用済透析液加熱手段としてのヒータ34、透析液復路7bにおける透析液供給・受入要素9aの透析液受入室11aに送給される使用済透析液の温度T2を検知する第2の温度センサ35、透析液復路7bにおける透析液供給・受入要素9aの透析液受入室11aに送給される使用済透析液の圧力P2を検知する第2の圧力センサ36が設けられている。
また、上記第1の温度センサ32による検知温度T1と上記第2の温度センサ35による検知温度T2との温度差ΔT(-=T1−T2)と、上記第1の圧力センサ33による検知圧力P1と上記第2の圧力センサ36による検知圧力P2との圧力差ΔP(=P1−P2)に基づいて、使用済透析液加熱手段としてのヒータ34を制御可能な制御装置37が設けられている。この制御装置37では、例えば図2に示すような、予め取得され、上記温度差ΔT(=T1−T2)をパラメータとした(ΔTとして、ΔT<0、ΔT=0、ΔT>0の複数の条件をパラメータとした)、圧力差ΔPと、実際の除水量と前述の除水ポンプ20による除水量目標値との誤差を表す除水誤差との関係を示す除水特性グラフが記憶されている。そして、制御装置37では、例えば図3に示すように、第1の温度センサ32と第2の温度センサ35により検知された温度による現在の温度差ΔT(制御前の温度差)がパラメータとなる制御前の特性線L1から、第1の圧力センサ33と第2の圧力センサ36により検知された圧力による現在の圧力差(ΔPt)における除水誤差が零の点を通る温度差ΔTm(目標値)がパラメータとなる制御後の特性線L2に移行されるように(つまり、複数の特性線(温度差が・・・Tn−1、T、Tn+1・・・)の特性線のいずれかから適切に選択された特性線L2に移行されるように)、上記使用済透析液加熱手段としてのヒータ34が制御される。
また、本実施態様では、透析液循環路7の透析液往路7aに、透析液の流れのオン・オフを検知可能な流れ検出手段としてのフロースイッチ22が設けられており、該フロースイッチ22からの信号に基づいて、透析に使用していた透析液供給・受入要素(例えば、透析液供給・受入要素9a)から次に透析に使用する透析液供給・受入要素(例えば、透析液供給・受入要素9b)への切替のための信号を各切替弁13a、13b、14a、14b、15a、15b、17a、17bに送る制御手段38を有している。この制御手段38は、制御装置37内に組み込まれていてもよい。
上記のように構成された血液透析装置100においては、制御装置37において、第1の温度センサ32により検知されたT1と第2の温度センサ35により検知された温度T2との現在の(制御前の)温度差ΔT(-=T1−T2)が把握されるとともに、第1の圧力センサ33により検知された圧力P1と第2の圧力センサ36により検知された圧力P2との圧力差ΔP(=P1−P2)が把握される。制御装置37では、図2に示したように、温度差ΔTをパラメータとした、圧力差ΔPと、実際の除水量と除水ポンプ20による除水量目標値との誤差を表す除水誤差との関係を示す除水特性グラフが予め取得されている。そして、制御装置37では、図3に示したように、第1の温度センサ32と第2の温度センサ35により検知された温度による上記の現在の温度差ΔTがパラメータとなる制御前の特性線L1から、第1の圧力センサ33と第2の圧力センサ36により検知された圧力による現在の圧力差ΔPにおける除水誤差が零の点を通る温度差がパラメータとなる制御後の特性線L2(つまり、除水誤差が零の点を通る、目標温度差ΔTmをパラメータとする制御後の特性線L2)に移行されるように、使用済透析液加熱手段としてのヒータ34が制御される。この制御により、圧力差に関しては現在の状態が維持されつつ、温度差のみがΔTからΔTmに意図的に変更制御されることになり、現状の圧力差において除水誤差が実際に零に近づく、あるいは零となる制御後状態が、容易にかつ確実に、精度よく実現される。なお、図3に示される圧力差ΔPの「通常の運転領域」とは、図1に示したような系におけるΔPの「通常の運転領域」を例示したものであり、上述したΔTの意図的な変更制御は、制御的には、ΔPの全領域に対して行われ得る。
また、未使用透析液の温度を予め設定した所定の一定温度に制御可能な未使用透析液加熱手段としてのヒータ31が設けられているので、各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に供給される未使用透析液の温度(つまり、上述の制御における第1の温度センサ32により検知される温度T1)を適切な一定の温度(例えば、患者の体温に近い温度)に設定することが可能になり、この温度T1をベースにして上述の温度差の意図的な変更制御を行うことが可能になるので、温度T1が変動しない分、温度差の制御の容易化、安定化をはかることが可能になる。
さらに、循環ポンプ8の出側の上限圧力を設定可能な手動リリーフ弁23、給液ポンプ24の出側の上限圧力を設定可能な手動リリーフ弁25が設けられているので、予期しないあるいは望ましくない大きな圧力変動を回避することが可能になり、上述の温度差の意図的な変更制御の前提となる現在の圧力差の把握の際に、その圧力差に予期しないあるいは望ましくない変動が生じることも回避可能となる。その結果、上述の温度差の意図的な変更制御自体の安定化や高精度化をはかることが可能になり、ひいては、除水精度の向上制御の安定化や高精度化をはかることが可能になる。
本発明に係る血液透析装置は、変位可能な隔壁を有する透析液供給・受入要素の切替方式のあらゆる血液透析装置に適用でき、本発明により除水精度の大幅な向上を達成できる。
1、100 血液透析装置
2 血液透析要素(ダイアライザー)
3 血液流路
4 透析液流路
5 透析膜
6 血液回路
7 透析液循環路
7a 透析液往路
7b 透析液復路
8 循環ポンプ
9a、9b 透析液供給・受入要素
10a、10b 透析液供給室
11a、11b 透析液受入室
12a、12b 隔壁
13a、13b、14a、14b、15a、15b、17a、17b 切替弁
16 透析液供給経路
18 使用済透析液排出経路
19 除水経路
20 除水ポンプ
21 自動流量調整弁
22 フロースイッチ
23、25 手動リリーフ弁
24 給液ポンプ
26、27 リリーフ回路
31 ヒータ
32,35 温度センサ
33、36 圧力センサ
34 使用済透析液加熱手段としてのヒータ
37 制御装置
38 制御手段

Claims (5)

  1. 血液流路と透析液流路との間に透析膜を有する血液透析要素と、
    実質的に閉回路からなり、前記血液透析要素の透析液流路に連通する透析液循環路と、
    該透析液循環路の前記透析液流路への透析液往路に接続された透析液供給室と透析液循環路の前記透析液流路からの透析液復路に接続された透析液受入室とを有し、透析液供給室と透析液受入室とを隔てる変位可能な隔壁を有し、透析液循環路に設けられた切替弁を介して交互に透析のために切り替え使用が可能な少なくとも2つの透析液供給・受入要素と、
    前記透析液循環路の透析液復路に設けられた循環ポンプと、
    各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に接続され、切替弁を介して各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に交互に給液ポンプにより未使用透析液を供給する透析液供給経路と、
    各透析液供給・受入要素の各透析液受入室に接続され、切替弁を介して各透析液供給・受入要素の各透析液受入室から交互に使用済透析液を前記透析液循環路外に排出する使用済透析液排出経路と、
    前記透析液循環路の透析液復路に接続され、該透析液復路から前記透析液循環路外に除水可能な除水ポンプと、を有する血液透析装置において、
    前記透析液供給経路に、各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に供給される未使用透析液の温度を検知する第1の温度センサと圧力を検知する第1の圧力センサを設けるとともに、前記透析液循環路の透析液復路に、各透析液供給・受入要素の各透析液受入室に送給される使用済透析液の温度を検知する第2の温度センサと圧力を検知する第2の圧力センサを設け、
    前記透析液循環路の透析液復路に、加熱により、各透析液供給・受入要素の各透析液受入室に送給される使用済透析液の温度を制御可能な使用済透析液加熱手段を設け、
    前記第1の温度センサによる検知温度と前記第2の温度センサによる検知温度との温度差と、前記第1の圧力センサによる検知圧力と前記第2の圧力センサによる検知圧力との圧力差に基づいて、前記使用済透析液加熱手段を制御可能な制御装置を設け、
    前記制御装置は、予め取得され、前記温度差をパラメータとした、前記圧力差と、実際の除水量と前記除水ポンプによる除水量目標値との誤差を表す除水誤差との関係を示す除水特性グラフにおいて、前記第1の温度センサと前記第2の温度センサにより検知された温度による現在の温度差がパラメータとなる制御前の特性線から、前記第1の圧力センサと前記第2の圧力センサにより検知された圧力による現在の圧力差における前記除水誤差が零の点を通る温度差がパラメータとなる制御後の特性線に移行させるべく、前記使用済透析液加熱手段を制御することを特徴とする血液透析装置。
  2. 前記透析液供給経路に、各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に供給される未使用透析液の温度を予め設定した一定温度に制御可能な未使用透析液加熱手段が設けられている、請求項1に記載の血液透析装置。
  3. 前記透析液循環路の透析液復路に、前記循環ポンプの出側の上限圧力を設定可能なリリーフ弁が設けられている、請求項1または2に記載の血液透析装置。
  4. 前記透析液供給経路に、前記給液ポンプの出側の上限圧力を設定可能なリリーフ弁が設けられている、請求項1〜3のいずれかに記載の血液透析装置。
  5. 前記透析液循環路に、透析液の流れのオン・オフを検知可能な流れ検出手段が設けられているとともに、該流れ検出手段からの信号に基づいて、透析に使用していた透析液供給・受入要素から次に透析に使用する透析液供給・受入要素への切替のための信号を各切替弁に送る制御手段を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の血液透析装置。
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