JP2016116603A - 血液透析装置およびその作動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】除水量の精度を大幅に向上できる血液透析装置およびその作動方法を提供する。【解決手段】透析液供給室と透析液供給室との間に変位可能な隔壁を有する透析液供給・受入要素9a、9bと、循環ポンプ8と、透析液供給経路16と、除水ポンプ20と、リリーフ弁23と、を有する血液透析装置において、透析液供給経路16に、給液ポンプ24の出側圧力を任意の圧力に制御可能な圧力制御弁31を付設するとともに、除水ポンプ20の作動のオン・オフに伴う循環ポンプ8の出側圧力の変動に応じて、透析液供給経路16に連通された透析液供給・受入要素9a、9bの透析液供給室が満杯になった後の給液ポンプの出側圧力を、前記リリーフ弁により制御された循環ポンプ8の出側圧力の上限圧力に実質的に合わせるべく、前記圧力制御弁31を制御可能な制御装置32を設けたことを特徴とする血液透析装置、およびその作動方法。【選択図】図1

Description

本発明は、血液透析装置およびその作動方法に関し、とくに、透析中に患者からの除水が行われる場合、その除水量の精度を向上できるようにした血液透析装置およびその作動方法に関する。
血液透析装置は、既に広く実用化されており、その代表的なものとして、たとえば図3に示すような装置が知られている(たとえば、特許文献1)。図3に示す血液透析装置1において、2は血液流路3と透析液流路4との間に透析膜5を有し、両流路3、4間で血液透析を行う血液透析要素(ダイアライザーとも呼ばれる)を示している。血液流路3には、患者の動脈側からの血液が血液回路6を通して供給され、透析済の血液が静脈側に戻される。
上記血液透析要素2の透析液流路4には、実質的に閉回路からなる透析液循環路7が接続され、連通されている。透析液循環路7に設けられた循環ポンプ8により、透析液循環路7の透析液往路7aからの透析前の透析液が透析液流路4に供給され、透析済の透析液が透析液復路7bに戻される。この透析液循環路7は、上述の如く実質的に閉回路に構成されているが、この閉回路から後述の除水ポンプにより定量的に少量の透析液が排出されるので、それに見合う少量の水分が血液中から透析膜5を通して患者の血液中から透析液循環路7中に抜き取られる。
透析液循環路7の往路7aには、透析液供給・受入要素9aの透析液供給室10aが接続され、ここから透析液往路7aに透析前の透析液が供給される。透析液循環路7の復路7bには、透析液供給・受入要素9aの透析液受入室11aが接続され、透析済の透析液がここに戻される。透析液供給室10aと透析液受入室11aとは変位可能な(例えば、弾性膜からなる)隔壁12aによって隔離されており、透析液供給により透析液供給室10aが縮小した分、透析液受入室11aが膨張できるようになっている。
上記透析液供給・受入要素9aに加え、もう一つの透析液供給・受入要素9bが設けられており、該透析液供給・受入要素9bも同一の構成を有し、透析液供給室10b、透析液受入室11b、変位可能な隔壁12bを有している。
透析液循環路7の透析液供給・受入要素9a、9bの入出口には、往路7a側に開閉弁(二方弁)からなる切替弁13a、13bが、復路7b側に開閉弁(二方弁)からなる切替弁14a、14bが、それぞれ設けられており、これら切替弁による切り替えにより、透析のために各透析液供給・受入要素を交互に切り替え使用できるようになっている。
切り替え使用される透析液供給・受入要素9a、9bのうちいずれか一方は透析のために使用されて透析液循環路7と連通されるが、他方は、透析液循環路7と遮断され、その間に新しい未使用の透析液が供給されるとともに使用済みの透析液が排出される。
新しい未使用の透析液の供給は、透析休止中の透析液供給・受入要素の透析液供給室に対し、切替弁15a、15bを備えた透析液供給経路16を通して行われ、使用済みの透析液の排出は、透析休止中の透析液供給・受入要素の透析液受入室に対し、切替弁17a、17bを備えた使用済透析液排出経路18を通して行われる。
透析液循環路7の復路7bには、除水経路19が接続されており、除水経路19に設けられた定量ポンプからなる除水ポンプ20により、定量的に少量の透析液が排出される。透析液循環路7は実質的に閉回路からなっているので、排出された透析液に見合う少量の水分が血液中から透析膜5を通して患者の血液中から透析液循環路7中に抜き取られることになり、抜き取られた水分と同量の、該水分を含有する透析液が除水経路19を介して排出されることになる。この除水経路19は、上述の使用済透析液排出経路18へと合流されていてもよく、抜き取られた水分を含有する透析液が適当な場所へと排出されるようになっている。
図示例では、透析液循環路7の往路7aには、透析前の透析液の供給量を自動調整可能な自動流量調整弁21と、透析液の流れのオン・オフを検知可能な流れ検出手段としてのフロースイッチ22が設けられており、フロースイッチ22からの信号に基づいて、それまで透析に使用していた透析液供給・受入要素から次に透析に使用する透析液供給・受入要素への切替のための信号を各切替弁に送ることができるようになっている。
透析液循環路7の復路7bの循環ポンプ8に対しては、手動設定可能なリリーフ弁23が付設されている。未使用透析液を供給する透析液供給経路16に設けられた、例えば脱気ポンプからなる給液ポンプ24に対しても、手動設定可能なリリーフ弁25が付設されている。これら手動リリーフ弁23、25により、各ポンプ8、24からの送液先の室が満杯になった後の(直後の)、満杯になる前の(直前の)ベース圧に対するポンプ出側圧力の昇圧代が予め設定した所定の昇圧量になるようにそのときのポンプ出側圧力の上限圧力を制限できるようになっている。すなわち、図3に示す状態においては、透析液循環系Aにおける手動リリーフ弁23では、透析液供給・受入要素9aの透析液受入室11aが満杯になった後の、満杯になる前のベース圧に対する循環ポンプ8の出側圧力の昇圧代が予め設定した所定の昇圧量に制限されるように、循環ポンプ8の出側から入側へと透析液を循環させるべく、手動リリーフ弁23の開度が所定量に設定されている。また、透析液受入系Bにおける手動リリーフ弁25では、透析液供給・受入要素9bの透析液供給室10bが満杯になった直後の、満杯になる直前のベース圧に対する循環ポンプ8の出側圧力の昇圧代が予め設定した所定の昇圧量に制限されるように、給液ポンプ24の出側から入側へと透析液を循環させるべく、手動リリーフ弁25の開度が所定量に設定される。
上記のような手動リリーフ弁23、25が設けられた構成において、図3に示すように、給液ポンプ24の出側における圧力をP1、循環ポンプ8の出側における圧力をP2とすると、各圧力の挙動は、除水ポンプ20がオフのとき、たとえば図4に示すようになる。すなわち、透析液受入系Bにおいては、給液ポンプ24による透析液供給・受入要素9bの透析液供給室10bへの送液により該透析液供給室10bが満杯になるとともに変位可能な隔壁12bが透析液供給・受入要素9bの一方の内面に密着すると、手動リリーフ弁25が作動して透析液はリリーフ回路26のみを循環開始する(循環開始タイミングt1)。透析液はリリーフ回路26のみを循環し続け、給液ポンプ24の出側における圧力P1は、循環開始前のベース圧に対し、手動リリーフ弁25で設定されている所定の昇圧量まで昇圧し、その設定昇圧量に至った時点で給液ポンプ24の出側圧力の上限圧力が一定値に制限される(設定昇圧量に至った時点のタイミングt2)。その状態にて、各切替弁の作動により給液ポンプ24による透析液の送液先が透析液供給・受入要素9bの透析液供給室10bから透析液供給・受入要素9aの透析液供給室10aへ切り替えられ(切替開始タイミングt4)、切替が完了するとともに透析液供給・受入要素9aの透析液供給室10aへの給液ポンプ24による透析液の送液が開始される(切替完了・送液開始タイミングt5)。
一方、透析液循環系Aにおいては、循環ポンプ8による透析液供給・受入要素9aの透析液受入室11aへの送液により該透析液受入室11aが満杯になるとともに変位可能な隔壁12aが透析液供給・受入要素9aの一方の内面に密着すると、手動リリーフ弁23が作動して透析液はリリーフ回路27のみを循環開始する(循環開始タイミングt3)。透析液はリリーフ回路27のみを循環し続け、循環ポンプ8の出側における圧力P2は、循環開始前のベース圧に対し、手動リリーフ弁23で設定されている所定の昇圧量まで昇圧し、その設定昇圧量に至った時点で循環ポンプ8の出側圧力の上限圧力が一定値に制限される(設定昇圧量に至った時点のタイミングt4)。このとき、透析液循環路7内の透析液の流れが停止し、それが例えばフロースイッチ22によって検知され、その信号に基づいて各切替弁が作動され、各切替弁の作動により循環ポンプ8による使用済み透析液の送液先が透析液供給・受入要素9aの透析液受入室11aから透析液供給・受入要素9bの透析液受入室11bへ切り替えられ(切替開始タイミングt4[上記設定昇圧量到達タイミングと実質的に同じタイミング])、切替が完了するとともに透析液供給・受入要素9bの透析液受入室11bへの循環ポンプ8による使用済み透析液の送液が開始される(切替完了・送液開始タイミングt5[上記透析液受入系Bにおける切替完了・送液開始タイミングと実質的に同じタイミング])。
図4に示した各圧力の挙動は、除水ポンプ20がオフのときの挙動であるが、除水ポンプ20がオンのときには、たとえば図5に示すように変化する(図5(A)の除水ポンプOFFの挙動から、図5(B)の除水ポンプONの挙動に変化する)。すなわち、除水ポンプ20がオンになると、除水ポンプ20により定量的に少量の透析液(患者の血液中から透析膜5を通して抜き取られた水分を含有する透析液)が、実質的に閉回路に形成されていた透析液循環路7の透析液復路7bから排出されるので、透析液循環路7からの排出箇所で圧力が低下され(それまでのその箇所における圧力に対し、相対的な陰圧が生じ)、循環ポンプ8通過箇所の圧力のレベルが全体的に低下することとなる。循環ポンプ8通過箇所の圧力のレベルの全体的な低下量をΔPとすると、この除水ポンプ20がオンのときにも、手動リリーフ弁23で設定されている昇圧量の上限圧力の制限機能はそのまま働くことになるので、結局、図5(A)の除水ポンプOFFの挙動から、循環ポンプ8の出側における圧力P2は、リリーフ回路27における循環開始前の(手動リリーフ弁23が作動する前の)ベース圧と、循環ポンプ8の送液先の透析液受入室が満杯になるとともに隔壁が透析液供給・受入要素の一方の内面に密着した際に手動リリーフ弁23によって制限される上限圧力との両方が、ΔP分だけ低下した、図5(B)の除水ポンプONの挙動に変化する。一方、循環ポンプ8の出側における圧力P2の挙動がこのように変化しても、各切替弁によって透析液循環路7(透析液循環系A)とは切り離されている透析液供給経路16(透析液受入系B)における給液ポンプ24の出側における圧力P1の挙動は基本的に変化しない。したがって、手動リリーフ弁23、25の初期設定により、除水ポンプ20がオフのときの循環ポンプ8の出側における圧力P2の上限制限圧力と給液ポンプ24の出側における圧力P1の上限制限圧力とが略一致するように設定されていた場合にあっても、除水ポンプ20がオンになると、圧力P1、P2の上限圧力間には、図5(B)に示すようにΔP分だけ圧力差が生じることになる。
このように、圧力P1、P2の上限圧力間にΔP分だけ圧力差が生じると、以下のような理由で、除水量の精度(設定除水量と実際に行われた除水の量との誤差)に多かれ少なかれ影響を及ぼす。すなわち、除水ポンプ20がオンのときには、一方の透析液供給・受入要素の透析液供給室への透析液供給経路16からの透析液の供給は、P2の上限圧力に比べ相対的に高い上限圧力P1で完了するが、その透析液供給・受入要素が血液透析の使用側(つまり、透析液循環路7側)に切り替えられた後の透析液循環路7からの使用済みの透析液の透析液受入室への受け入れは、P1の上限圧力に比べ相対的に低い上限圧力P2で完了する。透析液供給・受入要素の透析液供給室または透析液受入室の、該要素切替時の容積は、実質的にその切替時の圧力である上記上限圧力P1、P2の影響を受ける。つまり、上限圧力が高いと、室やその室への各継手(例えば、図3に示すような室と切替弁との間の継手28)の内圧による膨張代が大きくなり、その分収容可能な透析液量が多くなる。一方、上限圧力が低いと、室やその室への各継手の内圧による膨張代が小さくなり、その分収容可能な透析液量が少なくなる。したがって、実質的にその切替時の圧力である上記上限圧力P1、P2間に、図5(B)に示したような圧力差ΔPが存在すると、その圧力差ΔPに起因して、透析液供給経路16からの透析液の供給が完了する際の透析液供給・受入要素の透析液供給室の容積(透析液供給室に収容された未使用の透析液の量)と、その透析液供給・受入要素が透析に使用され透析液受入室への使用済み透析液の受入が完了する際の透析液供給・受入要素の透析液受入室の容積(透析液受入室に収容された使用済み透析液の量)とが多かれ少なかれ異なることになり、この差異が、目標除水量からの誤差となって、除水量の精度を悪化させる原因となる。なお、除水ポンプ20がオフのときには、図5(A)に示したように、図5(B)に示したような圧力差ΔPが存在しないように各手動リリーフ弁23、25が初期設定されているので、透析液供給室に収容された未使用の透析液の量と透析液受入室に収容された使用済み透析液の量とが実質的に一致し、除水量は、除水ポンプ20によって設定された量に精度よく制御されることになる。
上記のような除水ポンプ20オン時の除水量の精度の悪化の問題に対し、特許文献2には、透析液受入室が使用済み透析液で満杯になるときに、循環ポンプ8の出力圧P2が給液ポンプ24の出側における圧力P1(リリーフ弁25によるリリーフ圧)になるように循環ポンプ8の駆動電圧を一時的に上昇させるようにした透析液供給装置が開示されている。この方式では、図6に示すような圧力特性となり、循環ポンプ8の出側における圧力P2のベース圧(図6(B)におけるP2b)から上限圧力(図6(B)におけるP2t)への昇圧代が増大され、その上限圧力P2tが圧力P1の上限圧力(リリーフ弁25によるリリーフ圧)となるような圧力特性となる。
しかしながら、このように循環ポンプ8の出側における圧力P2を上昇させて上述した圧力差ΔPを無くす方式においては、透析液受入室が使用済み透析液で満杯になる前の、循環ポンプ8の出側における圧力P2のベース圧(図6(B)におけるP2b)に対し、透析液受入室が使用済み透析液で満杯になったときに駆動電圧が一時的に上昇されることにより上昇した上限圧力(図6(B)におけるP2t)との差、つまり、図4における一方の透析液供給・受入要素から他方の透析液供給・受入要素への切替を開始するタイミングt4前のP2の圧力変動幅が大きくなる。上記のようなP2の大きな圧力変動は、圧力変動が小さい場合に比べて、機器への負荷が増加することが考えられ、装置全体の寿命を低下させる恐れがある。これを抑制するために、P2bからP2tへの昇圧代を小さく抑えてP2の圧力変動を小さく抑えると、結局図5(B)に示した特性に近づいて圧力差ΔPが発生することとなり、前述したように除水量の精度を悪化させる原因となる。
特許第3933512号公報 特開2014−110856号公報
そこで本発明の課題は、図3に示したような透析液循環系Aと透析液受入系Bを有する血液透析装置において、除水ポンプのオン・オフに伴う、とくに除水ポンプオフから除水ポンプオンの状態への切替に伴って発生する、透析液供給・受入要素切替時の循環ポンプの出側における圧力P2の上限圧力と給液ポンプの出側における圧力P1の上限圧力との差ΔPを小さく抑え、望ましくはΔPを実質的に0とすることを可能とし、それによって除水量の精度を大幅に向上でき、かつ、透析液供給・受入要素切替時の循環ポンプの出側圧力P2の圧力変動、特に除水ポンプオフから除水ポンプオンの状態へ切り替えるときのP2の圧力変動を特許文献2のように増大させるのではなく除水ポンプオフのときと同様に小さく抑えることにより、特許文献2に記載の発明と比較して機器への負荷を低減することを可能とし、透析中の不測のトラブル発生のリスクを低減できる血液透析装置、およびその作動方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る血液透析装置は、血液流路と透析液流路との間に透析膜を有する血液透析要素と、
実質的に閉回路からなり、前記血液透析要素の透析液流路に連通する透析液循環路と、
該透析液循環路の前記透析液流路への透析液往路に接続された透析液供給室と透析液循環路の前記透析液流路からの透析液復路に接続された透析液受入室とを有し、透析液供給室と透析液受入室とを隔てる変位可能な隔壁を有し、透析液循環路に設けられた切替弁を介して交互に透析のために切り替え使用が可能な少なくとも2つの透析液供給・受入要素と、
前記透析液循環路の透析液復路に設けられた循環ポンプと、
各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に接続され、切替弁を介して各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に交互に給液ポンプにより未使用透析液を供給する透析液供給経路と、
各透析液供給・受入要素の各透析液受入室に接続され、切替弁を介して各透析液供給・受入要素の各透析液受入室から交互に使用済透析液を前記透析液循環路外に排出する使用済透析液排出経路と、
前記透析液循環路の透析液復路に接続され、該透析液復路から前記透析液循環路外に除水可能な除水ポンプと、
前記透析液循環路の透析液復路に付設され、該透析液復路に連通された透析液供給・受入要素の透析液受入室が満杯になった後の(とくに、直後の)、透析液受入室が満杯になる前の(とくに、直前の)ベース圧に対する前記循環ポンプの出側圧力の昇圧代が予め設定した所定の昇圧量になるようにそのときの循環ポンプの出側圧力の上限圧力を制御するリリーフ弁と、を有する血液透析装置において、
前記透析液供給経路に、前記給液ポンプの出側圧力を任意の圧力に制御可能な圧力制御弁を付設するとともに、
前記除水ポンプの作動のオン・オフに伴う前記循環ポンプの出側圧力の変動に応じて、前記透析液供給経路に連通された透析液供給・受入要素の透析液供給室が満杯になった後の前記給液ポンプの出側圧力を、前記リリーフ弁により制御された前記循環ポンプの出側圧力の上限圧力に実質的に合わせるべく、前記圧力制御弁を制御可能な制御装置を設けたことを特徴とするものからなる。
また、本発明に係る血液透析装置の作動方法は、血液流路と透析液流路との間に透析膜を有する血液透析要素と、
実質的に閉回路からなり、前記血液透析要素の透析液流路に連通する透析液循環路と、
該透析液循環路の前記透析液流路への透析液往路に接続された透析液供給室と透析液循環路の前記透析液流路からの透析液復路に接続された透析液受入室とを有し、透析液供給室と透析液受入室とを隔てる変位可能な隔壁を有し、透析液循環路に設けられた切替弁を介して交互に透析のために切り替え使用が可能な少なくとも2つの透析液供給・受入要素と、
前記透析液循環路の透析液復路に設けられた循環ポンプと、
各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に接続され、切替弁を介して各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に交互に給液ポンプにより未使用透析液を供給する透析液供給経路と、
各透析液供給・受入要素の各透析液受入室に接続され、切替弁を介して各透析液供給・受入要素の各透析液受入室から交互に使用済透析液を前記透析液循環路外に排出する使用済透析液排出経路と、
前記透析液循環路の透析液復路に接続され、該透析液復路から前記透析液循環路外に除水可能な除水ポンプと、
前記透析液循環路の透析液復路に付設され、該透析液復路に連通された透析液供給・受入要素の透析液受入室が満杯になった後の(とくに、直後の)、透析液受入室が満杯になる前の(とくに、直前の)ベース圧に対する前記循環ポンプの出側圧力の昇圧代が予め設定した所定の昇圧量になるようにそのときの循環ポンプの出側圧力の上限圧力を制御するリリーフ弁と、を有する血液透析装置の作動方法において、
前記除水ポンプの作動がオン・オフされたときに、該作動のオン・オフに伴う前記循環ポンプの出側圧力の変動に応じて、前記透析液供給経路に連通された透析液供給・受入要素の透析液供給室が満杯になった後の前記給液ポンプの出側圧力を、前記リリーフ弁により制御された前記循環ポンプの出側圧力の上限圧力に実質的に合わせるべく、前記透析液供給経路における前記給液ポンプの出側圧力を圧力制御弁により制御することを特徴とする方法からなる。
このような本発明に係る血液透析装置およびその作動方法においては、透析液供給経路に、給液ポンプの出側圧力を任意の圧力に制御可能な圧力制御弁が付設され、この圧力制御弁の制御装置による制御により、除水ポンプの作動のオン・オフに伴う循環ポンプの出側圧力の変動に応じて、透析液供給経路に連通された透析液供給・受入要素の透析液供給室が満杯になった後の給液ポンプの出側圧力が、上記リリーフ弁により制御された循環ポンプの出側圧力の上限圧力に実質的に合わせられる。したがって、除水ポンプがオフのときには、図5(A)に示したような従来同様の制御となり、透析液供給・受入要素の切替時の給液ポンプの出側圧力の上限圧力と循環ポンプの出側圧力の上限圧力とが実質的に合わせられる。除水ポンプがオンのときには、図5(B)に示したように、循環ポンプの出側圧力が低下し、透析液供給・受入要素の切替時の循環ポンプの出側圧力の上限圧力も低下するが、このとき、圧力制御弁の制御により、給液ポンプの出側圧力が、とくに給液ポンプの出側圧力の上限圧力が、低下した循環ポンプの出側圧力の上限圧力に実質的に一致するように低下される。その結果、除水ポンプがオンのとき、図5(B)に示したようなΔPを実質的に0とすることが可能になると同時に、循環ポンプの出側圧力の圧力変動が図6(B)に示したように大きく増大することが回避される。ΔPを実質的に0とすることにより、透析液供給・受入要素の切替時の透析液供給室の容積と透析液受入室の容積が実質的に一致されて透析液循環系からの除水の精度が、定量ポンプからなる除水ポンプによって決められる良好な精度に確保され、除水精度が大幅に向上されるとともに、透析液供給・受入要素切替時の循環ポンプの出側の圧力変動が増大されることなく所望の小さい変動量のままに抑えられることにより、機器への負荷が低減される。
上記圧力制御弁としては、開度制御により給液ポンプの出側圧力を任意の圧力に制御可能な自動リリーフ弁を使用することが可能であり、上記制御装置によりこの自動リリーフ弁の開度を制御することにより、給液ポンプの出側圧力を上記のような望ましい特性に制御することができ、それによって除水精度を大幅に向上できる。
また、上記透析液循環路に、透析液の流れのオン・オフを検知可能な流れ検出手段(例えば流量計やフロースイッチ)が設けられている形態においては、該流れ検出手段からの信号に基づいて、透析に使用していた透析液供給・受入要素から次に透析に使用する透析液供給・受入要素への切替のための信号を各切替弁に送る制御手段を有するようにすることができる。この制御手段は、上記制御装置内に組み込まれてもよい。このように切替のための信号を各切替弁に送ることにより、切替のタイミングを精度よく望ましいタイミングに制御でき、上述の透析液供給・受入要素の切替時の望ましい圧力特性への制御を、一層精度よく行うことが可能となる。
このように、本発明に係る血液透析装置およびその作動方法によれば、除水ポンプのオン・オフに伴う、とくに除水ポンプオフから除水ポンプオンの状態への切替に伴う、除水精度悪化の要因を効率よく排除でき、従来のいずれの装置と比べても、除水精度を大幅に向上することができる。
本発明の一実施態様に係る血液透析装置の機器系統図である。 図1の血液透析装置における除水ポンプオフ時および除水ポンプオン時のP1、P2の挙動を示す圧力特性図である。 従来の血液透析装置の機器系統図である。 図3の血液透析装置における除水ポンプオフ時のP1、P2の圧力挙動と各動作のタイミングとを示す特性図である。 図3の血液透析装置における除水ポンプオフ時および除水ポンプオン時のP1、P2の挙動を示す圧力特性図である。 特許文献2に記載の血液透析装置における除水ポンプオフ時および除水ポンプオン時のP1、P2の挙動を示す圧力特性図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施態様に係る血液透析装置を示している。図1に示す血液透析装置100において、図3に付したのと同一の符号を付した部分については、図3に示した血液透析装置1と実質的に同一の構成を有している。したがって、それらの部分の構成、機能については、前述の図3についての説明に準じる。
図1に示す本発明の一実施態様に係る血液透析装置100においては、透析液供給経路16に、給液ポンプ24の出側圧力を任意の圧力に制御可能な圧力制御弁31が付設されている。この圧力制御弁31には、前述の如く、開度制御により給液ポンプ24の出側圧力を任意の圧力に制御可能な自動リリーフ弁を使用することが可能である。この圧力制御弁31の制御のために、除水ポンプ20の作動のオン・オフに伴う循環ポンプ8の出側圧力の変動に応じて、透析液供給経路16に連通された透析液供給・受入要素、例えば図示の透析液供給・受入要素9bの透析液供給室10bが満杯になった後の(とくに、直後の)給液ポンプ24の出側圧力を、手動リリーフ弁23により制御された循環ポンプ8の出側圧力の上限圧力に実質的に合わせるように、圧力制御弁31を制御可能な制御装置32が設けられている。本実施態様では、透析液循環路7の透析液復路7bの循環ポンプ8の出側に圧力センサ33が設けられており、圧力センサ33によって循環ポンプ8の出側圧力P2が検出される。また、透析液供給経路16の給液ポンプ24の出側に圧力センサ34が設けられており、圧力センサ34によって給液ポンプ24の出側圧力P1が検出される。
また、本実施態様では、透析液循環路7の透析液往路7aに、透析液の流れのオン・オフを検知可能な流れ検出手段としてのフロースイッチ22が設けられており、該フロースイッチ22からの信号に基づいて、透析に使用していた透析液供給・受入要素(例えば、透析液供給・受入要素9a)から次に透析に使用する透析液供給・受入要素(例えば、透析液供給・受入要素9b)への切替のための信号を各切替弁13a、13b、14a、14b、15a、15b、17a、17bに送る制御手段35を有している。この制御手段35は、制御装置32内に組み込まれていてもよい。
上記のような血液透析装置100は、次のように作動される。
給液ポンプ24の出側圧力P1は、除水ポンプ20オフのときには、図2(A)に示すように、制御装置32からの信号により、図5(A)に示したのと同様の圧力特性となるように制御されるが、除水ポンプ20オンのときには、制御装置32からの信号により、圧力センサ34によって検出される給液ポンプ24の出側圧力P1が図2(B)に示すような圧力特性となるように制御される。すなわち、除水ポンプ20がオフの状態からオンの状態になると、前述したように、循環ポンプ8の出側圧力P2は、図2(A)に示すような圧力特性から図2(B)に示すような圧力特性に低下し、透析液供給・受入要素の切替前のベース圧力、切替時の循環ポンプ8の出側圧力の上限圧力ともに低下する(低下代ΔP)。この循環ポンプ8の出側圧力P2の変動(低下)に応じて、透析液供給・受入要素切替時に一方の透析液供給・受入要素の透析液供給室が満杯になった後の(とくに、直後の)給液ポンプ24の出側圧力P1(つまり、透析液供給・受入要素切替時の給液ポンプ24の出側圧力P1の上限圧力)が、上記低下した循環ポンプ8の出側圧力の上限圧力と実質的に同じ圧力となるように、制御装置32によって制御される。したがって、図5(B)に示したように従来装置では発生していた、透析液供給・受入要素の切替時の循環ポンプ8の出側圧力の上限圧力と給液ポンプ24の出側圧力の上限圧力との差ΔPが実質的に0となり、透析液供給・受入要素の切替時の透析液供給室の容積と透析液受入室の容積が実質的に一致されて透析液循環系Aからの除水の精度が、定量ポンプからなる除水ポンプ20によって決められる良好な精度に確保されることになる。それと同時に、上記制御装置32による給液ポンプ24の出側圧力P1は、循環ポンプ8の出側圧力P2の低下に応じてP1を全体的に低下させる方向で制御されるので、透析液供給・受入要素の切替直前のベース圧力に対する切替時の上限圧力への昇圧量も、図2(B)に示す除水ポンプ20オフのときに比べて増大されることなく、除水ポンプ20オフのときと同様の小さな昇圧量に制御されることになる。このように、除水ポンプ20オンのときに、透析液供給・受入要素の切替時の循環ポンプ8の出側圧力の上限圧力と給液ポンプ24の出側圧力の上限圧力との差ΔPを実質的に0とすることにより、定量ポンプからなる除水ポンプ20によって決められる良好な除水精度を確保でき、それによって除水精度を一層大幅に向上することができるとともに、透析液供給・受入要素の切替時の循環ポンプ8の出側圧力の圧力変動を増大させることなく除水ポンプ20オフのときと同様の所望の小さい変動量のままに抑えることにより、機器への負荷を小さく抑えることができ、装置全体の寿命の向上をはかることができる。
本発明に係る血液透析装置およびその作動方法は、変位可能な隔壁を有する透析液供給・受入要素の切替方式のあらゆる血液透析装置に適用でき、それによって除水精度の大幅な向上を達成できる。
1、100 血液透析装置
2 血液透析要素(ダイアライザー)
3 血液流路
4 透析液流路
5 透析膜
6 血液回路
7 透析液循環路
7a 透析液往路
7b 透析液復路
8 循環ポンプ
9a、9b 透析液供給・受入要素
10a、10b 透析液供給室
11a、11b 透析液受入室
12a、12b 隔壁
13a、13b、14a、14b、15a、15b、17a、17b 切替弁
16 透析液供給経路
18 使用済透析液排出経路
19 除水経路
20 除水ポンプ
21 自動流量調整弁
22 フロースイッチ
23、25 手動リリーフ弁
24 給液ポンプ
26、27 リリーフ回路
31 圧力制御弁
32 制御装置
33、34 圧力センサ
35 制御手段
P1 給液ポンプの出側圧力
P2 循環ポンプの出側圧力

Claims (6)

  1. 血液流路と透析液流路との間に透析膜を有する血液透析要素と、
    実質的に閉回路からなり、前記血液透析要素の透析液流路に連通する透析液循環路と、
    該透析液循環路の前記透析液流路への透析液往路に接続された透析液供給室と透析液循環路の前記透析液流路からの透析液復路に接続された透析液受入室とを有し、透析液供給室と透析液受入室とを隔てる変位可能な隔壁を有し、透析液循環路に設けられた切替弁を介して交互に透析のために切り替え使用が可能な少なくとも2つの透析液供給・受入要素と、
    前記透析液循環路の透析液復路に設けられた循環ポンプと、
    各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に接続され、切替弁を介して各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に交互に給液ポンプにより未使用透析液を供給する透析液供給経路と、
    各透析液供給・受入要素の各透析液受入室に接続され、切替弁を介して各透析液供給・受入要素の各透析液受入室から交互に使用済透析液を前記透析液循環路外に排出する使用済透析液排出経路と、
    前記透析液循環路の透析液復路に接続され、該透析液復路から前記透析液循環路外に除水可能な除水ポンプと、
    前記透析液循環路の透析液復路に付設され、該透析液復路に連通された透析液供給・受入要素の透析液受入室が満杯になった後の、透析液受入室が満杯になる前のベース圧に対する前記循環ポンプの出側圧力の昇圧代が予め設定した所定の昇圧量になるようにそのときの循環ポンプの出側圧力の上限圧力を制御するリリーフ弁と、を有する血液透析装置において、
    前記透析液供給経路に、前記給液ポンプの出側圧力を任意の圧力に制御可能な圧力制御弁を付設するとともに、
    前記除水ポンプの作動のオン・オフに伴う前記循環ポンプの出側圧力の変動に応じて、前記透析液供給経路に連通された透析液供給・受入要素の透析液供給室が満杯になった後の前記給液ポンプの出側圧力を、前記リリーフ弁により制御された前記循環ポンプの出側圧力の上限圧力に実質的に合わせるべく、前記圧力制御弁を制御可能な制御装置を設けたことを特徴とする血液透析装置。
  2. 前記圧力制御弁が、開度制御により前記給液ポンプの出側圧力を任意の圧力に制御可能な自動リリーフ弁からなり、前記制御装置は、前記自動リリーフ弁の開度を制御する、請求項1に記載の血液透析装置。
  3. 前記透析液循環路に、透析液の流れのオン・オフを検知可能な流れ検出手段が設けられているとともに、該流れ検出手段からの信号に基づいて、透析に使用していた透析液供給・受入要素から次に透析に使用する透析液供給・受入要素への切替のための信号を各切替弁に送る制御手段を有する、請求項1または2に記載の血液透析装置。
  4. 血液流路と透析液流路との間に透析膜を有する血液透析要素と、
    実質的に閉回路からなり、前記血液透析要素の透析液流路に連通する透析液循環路と、
    該透析液循環路の前記透析液流路への透析液往路に接続された透析液供給室と透析液循環路の前記透析液流路からの透析液復路に接続された透析液受入室とを有し、透析液供給室と透析液受入室とを隔てる変位可能な隔壁を有し、透析液循環路に設けられた切替弁を介して交互に透析のために切り替え使用が可能な少なくとも2つの透析液供給・受入要素と、
    前記透析液循環路の透析液復路に設けられた循環ポンプと、
    各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に接続され、切替弁を介して各透析液供給・受入要素の各透析液供給室に交互に給液ポンプにより未使用透析液を供給する透析液供給経路と、
    各透析液供給・受入要素の各透析液受入室に接続され、切替弁を介して各透析液供給・受入要素の各透析液受入室から交互に使用済透析液を前記透析液循環路外に排出する使用済透析液排出経路と、
    前記透析液循環路の透析液復路に接続され、該透析液復路から前記透析液循環路外に除水可能な除水ポンプと、
    前記透析液循環路の透析液復路に付設され、該透析液復路に連通された透析液供給・受入要素の透析液受入室が満杯になった後の、透析液受入室が満杯になる前のベース圧に対する前記循環ポンプの出側圧力の昇圧代が予め設定した所定の昇圧量になるようにそのときの循環ポンプの出側圧力の上限圧力を制御するリリーフ弁と、を有する血液透析装置の作動方法において、
    前記除水ポンプの作動がオン・オフされたときに、該作動のオン・オフに伴う前記循環ポンプの出側圧力の変動に応じて、前記透析液供給経路に連通された透析液供給・受入要素の透析液供給室が満杯になった後の前記給液ポンプの出側圧力を、前記リリーフ弁により制御された前記循環ポンプの出側圧力の上限圧力に実質的に合わせるべく、前記透析液供給経路における前記給液ポンプの出側圧力を圧力制御弁により制御することを特徴とする、血液透析装置の作動方法。
  5. 前記圧力制御弁として、開度制御により前記給液ポンプの出側圧力を任意の圧力に制御可能な自動リリーフ弁を用い、該自動リリーフ弁の開度を制御することにより前記給液ポンプの出側圧力を制御する、請求項4に記載の血液透析装置の作動方法。
  6. 前記透析液循環路に、透析液の流れのオン・オフを検知可能な流れ検出手段が設けられており、該流れ検出手段からの信号に基づいて、透析に使用していた透析液供給・受入要素から次に透析に使用する透析液供給・受入要素への切替信号を各切替弁に送る、請求項4または5に記載の血液透析装置の作動方法。
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