JP2002028231A - 透析液調製機構を備えた透析装置 - Google Patents

透析液調製機構を備えた透析装置

Info

Publication number
JP2002028231A
JP2002028231A JP2000213970A JP2000213970A JP2002028231A JP 2002028231 A JP2002028231 A JP 2002028231A JP 2000213970 A JP2000213970 A JP 2000213970A JP 2000213970 A JP2000213970 A JP 2000213970A JP 2002028231 A JP2002028231 A JP 2002028231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
line
dialysate
solution
preparation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000213970A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3941092B2 (ja
JP2002028231A5 (ja
Inventor
Yoshihiko Sano
嘉彦 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nipro Corp
Original Assignee
Nipro Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nipro Corp filed Critical Nipro Corp
Priority to JP2000213970A priority Critical patent/JP3941092B2/ja
Priority to US09/903,716 priority patent/US6649057B2/en
Publication of JP2002028231A publication Critical patent/JP2002028231A/ja
Publication of JP2002028231A5 publication Critical patent/JP2002028231A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3941092B2 publication Critical patent/JP3941092B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/14Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis
    • A61M1/16Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis with membranes
    • A61M1/1654Dialysates therefor
    • A61M1/1656Apparatus for preparing dialysates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/14Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis
    • A61M1/16Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis with membranes
    • A61M1/1621Constructional aspects thereof
    • A61M1/1635Constructional aspects thereof with volume chamber balancing devices between used and fresh dialysis fluid
    • A61M1/1639Constructional aspects thereof with volume chamber balancing devices between used and fresh dialysis fluid linked by membranes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/14Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis
    • A61M1/16Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis with membranes
    • A61M1/1654Dialysates therefor
    • A61M1/1656Apparatus for preparing dialysates
    • A61M1/1666Apparatus for preparing dialysates by dissolving solids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/14Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis
    • A61M1/16Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis with membranes
    • A61M1/1654Dialysates therefor
    • A61M1/1656Apparatus for preparing dialysates
    • A61M1/1668Details of containers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶解タンク内への細菌等の侵入を防ぐための
エアーフィルターの交換を殆ど必要とせず、装置全体の
小型化と動作音の低減を可能とする、コスト的に有利な
透析液調製装置を提供することを目的とする。また、透
析液濃度を微調整することの可能な透析液調製装置を提
供する。 【解決手段】 透析液調製装置は、内部が可動隔壁2
5、26、27により4室21、22、23、24に区
切られたチャンバー2と、第1の室21に溶解液を供給
する溶解液供給ライン1、溶解タンク5、この溶解タン
ク5と第1の室21および第2の室22をそれぞれ接続
する透析液調製ライン31、32、透析液調製ライン3
2に設けられた移送ポンプ4、濃度計N、粉末供給手段
7、透析器D、第2の室22と第4の室24をそれぞれ
透析器Dに接続する透析液ライン61、62、循環ライ
ン81、排液ライン9とを含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉末(顆粒を含む)
を溶解液で溶解して透析液を調製する透析液調製機構を
備えた透析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、透析液の調製はタンク方式で行わ
れている。タンク方式は、所定量の溶解液と粉末を溶解
タンクに導入し、これらを攪拌ポンプや攪拌羽根で攪拌
して混合し、透析液にしている。調製された透析液は送
液ポンプによりユースポイントまで移送されるが、その
際、溶解タンク内の液面の高さが低くなるので、溶解タ
ンク内に一時的に陰圧が生じ、外気が溶解タンク内に侵
入する。これは、タンク方式では、内部に生ずる陰圧に
より溶解タンク自身が潰れてしまわないように、通常、
溶解タンクを大気開放にしているために起こることであ
り、そのため、外部空気に含まれる細菌等が侵入しない
ように、大気開放部にはエアーフィルターが設けられる
ことが多く、そのエアーフィルターを定期交換するため
の手間と費用が問題である。勿論、手間と費用を考慮し
て、ゴミが入らない程度のフィルターを使用したり、全
くフィルターを使用しない場合もあるが、好ましい対応
とはいえない。また、タンク方式では、一度に大量の透
析液を調製しようとした場合、大きな溶解タンクが必要
となり、装置全体が大きくなってしまうという欠点を有
している。更には、攪拌ポンプや送液ポンプが数多く必
要なので、動作音もその分大きくなるという欠点を有し
ている。また、従来のタンク方式では、調製後に濃度異
常が見出された場合、透析液の濃度調整ができないた
め、透析液を破棄しなければならず,不経済であった。
また、従来の透析装置では、透析液調製部と除水制御部
が分離されているため、装置全体が大きくなるという欠
点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は如上の事情に
鑑みてなされたもので、溶解タンク内への細菌等の侵入
を防ぐためのエアーフィルターの交換を殆ど必要とせ
ず、装置全体の小型化と動作音の低減を可能とし、透析
液濃度を微調整することの可能な、コスト的に有利な透
析液調製機構を備え、透析液調製部と除水制御部が一体
化された透析装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決するために鋭意検討の結果、内部が可動隔壁に
より4室に区切られたチャンバーを利用し、このチャン
バーの第1の室と第2の室を含む回路の中で実質的に外
気の侵入が起こらないようにして透析液を調製できるよ
うにし、さらに第3の室の容量を変えることにより第
1、第2、第4の室の容量を変えることが出きるように
すればよいことに想到し、本発明を完成した。すなわち
本発明は、内部が可動隔壁により4室に区切られたチャ
ンバーと、該チャンバーの第1の室に溶解液を供給する
溶解液供給ライン、前記チャンバーの第1の室と第2の
室を接続する透析液調製ライン、該透析液調製ラインに
設けられた上流側の溶解タンクおよび下流側の移送ポン
プ、前記溶解タンクの上部に設けられた粉末供給手段、
調製され第2の室に充填された透析液を透析器に供給
し、該透析器を介して第4の室に接続する透析液ライ
ン、前記溶解タンクと移送ポンプの間の透析液調製ライ
ンと、第2の室と透析器の間の透析液ラインとを接続す
る循環ライン、第4の室に充填された使用済みの透析液
を排液する排液ライン、およびチャンバーの第2の室と
透析液ライン、循環ライン、透析液調製ラインからなる
回路に設けられた濃度計、とを含んでなり、前記チャン
バーの第3の室に充填された液体を出し入れすることに
より、第1の室に供給される溶解液の量と第2の室に充
填される透析液の量および第4の室に充填される使用済
透析液の量を調整できるようにした透析液調製装置に関
する。ここで、溶解タンクには液面検知センサーを設け
てもよい。また、溶解液供給ラインには、第2の溶解液
供給ラインを設けてもよい。本発明の透析液調製装置
は、溶解液供給ラインおよび透析液調製ライン、透析液
ライン、排液ラインに、内部が可動隔壁により3室に区
切られた第2のチャンバーを更に接続して、透析液の調
製と透析を連続的に行えるようにするのが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示す回
路図であり、図2は本発明の他の実施例を示す回路図で
ある。本発明の透析液調製装置は、図1に示すように、
内部が可動隔壁25、26、27により4室21、2
2、23、24に区切られたチャンバー2と、溶解液供
給ライン1、溶解タンク5、透析液調製ライン31、3
2、移送ポンプ4、粉末供給手段7、透析液ライン6
1、62、循環ライン81、濃度計Nとを含んでなり、
チャンバー2の第3の室23に充填された液体を出し入
れすることにより、第1の室21に供給される溶解液の
量、第2の室22に充填される透析液の量および第4の
室24に充填される使用済透析液の量を調整できるよう
にしたことを特徴とする。
【0006】溶解液供給ライン1、透析液調製ライン3
1、32、透析液ライン61、循環ライン81および排
液ライン9には、それぞれ開閉弁11、311、32
1、611、811および91が設けられ、透析液ライ
ン62には透析液ポンプ621が設けられている。ま
た、溶解タンク5には好ましくは液面検知センサー51
が設けられており、濃度異常を検知するための濃度計N
は、チャンバー2の第2の室22と透析液ライン61、
循環ライン81、透析液調製ライン32からなる回路上
であればどこに設けても構わない。粉末供給手段7に
は、外気の侵入による汚染を防ぐために、エアーフィル
ター(図示していない)を設けてもよい。チャンバー2
の第3の室23には例えばシリコーンオイルなどの液体
が充填されており、ポンプ28により出し入れできるよ
うになっている。また、透析液調製ライン31、透析液
ライン61には、それぞれ第1の室21および第2の室
22の内圧を測定するための圧力ゲージ313、612
が設けられている。
【0007】透析液調製操作に際しては、先ず、開閉弁
11、91が開き、溶解液供給源(図示していない)か
ら溶解液供給ライン1を通してチャンバー2の第1の室
21に溶解液が供給される。すると、供給される溶解液
に押されて可動隔壁25、26、27が第4の室24方
向に移動し、第4の室24に含まれる空気が排液ライン
9を通して排出される。この可動隔壁25、26、27
の移動は、第4の室24の容量がゼロになるまで続く。
すなわち、透析開始の段階では、第2の室22は透析液
が全量第4の室24に移行した後の状態になっており、
第2の室22の容量はゼロなので、第1の室21にチャ
ンバー2の容量と第3の室23の容量の差に等しい容量
の溶解液が充填されるまで続く。第1の室21が満杯に
なると、圧力ゲージ313により第1の室21の内圧の
上昇が検知される。すると開閉弁311が開き、そのま
ま溶解液を供給し続けると、過剰な溶解液は溶解液調整
ライン31を通って溶解タンク5に供給される。溶解タ
ンク5に供給された溶解液の液面が所定のレベル(任意
に決められる)に達すると、液面検知センサー51が作
動して開閉弁11、311、91が閉じ、開閉弁321
が開いて、移送ポンプ4が駆動する。粉末供給手段7か
ら溶解タンク5への所定量の粉末の供給は、例えば、移
送ポンプ4の駆動開始から駆動が停止するまでの間で継
続的に行われる。
【0008】移送ポンプ4が駆動すると、溶解タンク5
内の溶液(粉末と溶解液の混合液)が透析液調製ライン
32を通って第2の室22に移送されると同時に、第2
の室22に供給される溶液と等量の第1の室21の溶解
液が透析液調製ライン31を通って溶解タンク5に供給
される。このとき、可動隔壁25は第1の室21方向に
移動し、可動隔壁25の移動は、第1の室21の容量が
ゼロになるまで、すなわち第2の室22にチャンバー2
の容量と第3の室23の容量の差に等しい容量の溶液が
充填されるまで続く。このプロセスの間、溶解タンク5
の液面レベルは一定に保たれるので、溶解タンク5内へ
の外気の侵入は殆ど起こらない。第2の室22と開閉弁
611の間の透析液ライン61には圧力ゲージ612が
設けられており、この圧力ゲージ612により第2の室
22の内圧の上昇が検知されると(第1の室21の容量
がゼロになると第2の室22の内圧が上昇する)、開閉
弁321が閉じ、開閉弁811が開く。このとき第2の
室22に充填された溶液は、移送ポンプ4により、透析
液ライン61、循環ライン81、透析液調製ライン32
を結ぶ回路を循環する(以下、溶液の回路循環とい
う)。溶液の回路循環は所定時間(例えば2〜3分)経
過した時点で終了する。溶液の回路循環終了時に濃度計
Nで正常値が検出された場合に透析液の調製が終了す
る。この溶液の回路循環終了時に濃度計Nで低い濃度が
検出された場合には、溶解タンク5に粉末を供給して溶
解タンク5内の溶液の濃度を高め、ポンプ28を駆動さ
せて第3の室23からシリコーンオイルを排出させなが
ら開閉弁321を開き、排出されるシリコーンオイルと
等量の溶解タンク5の濃度の高い溶液を第2の室22に
充填する必要がある。但し、この場合、濃度調整が難し
く、濃度が高くなった場合に再度濃度調整が必要なの
で、実際には濃度調整が一回で済むように、あらかじめ
回路循環する溶液の濃度は少し高めになるように設定さ
れる。この場合、粉末の量は、例えば、第1の室21と
溶解タンク5に供給される溶解液の全量に対して、透析
液の濃度が正常値の上限になるように決められる。溶液
の回路循環終了時に濃度計Nで高い濃度が検出される
と、開閉弁11が開き、ポンプ28が駆動して第2の室
22からシリコーンオイル(濃度計Nで検出された濃度
に応じて決められた溶解液と等量)が排出される。この
時、開閉弁311、321が開いて、排出されるシリコ
ーンオイルと等量の溶解液が、溶解液供給源から第1の
室21、溶解液調製ライン31を通って、溶解タンク5
に供給され、溶解タンク5内の溶液と混合し、透析液調
製ライン32を通って第2の室22に充填される。圧力
ゲージ612により第2の室22の内圧の上昇が検知さ
れると、開閉弁311、321、が閉じ、開閉弁811
が開いて、再び溶液の回路循環が行われ、透析液の調製
が終了する。
【0009】透析液の調製が終了すると、移送ポンプ4
が止まり、開閉弁811が閉じ、開閉弁611が開き、
ポンプ621が駆動して、透析治療が開始される。すな
わち、チャンバー2の第2の室22の透析液が透析液ラ
イン61を通って透析器Dに供給され、使用済透析液は
透析液ライン62を通って第4の室24に移送される。
この時、可動隔壁26、27は第2の室22方向に移動
し、可動隔壁26、27の移動および透析液の透析器D
への供給、第4の室24への移送は、第2の室22の容
量がゼロになるまで、すなわち第4の室24にチャンバ
ー2の容量と第3の室23の容量の差に等しい容量の使
用済透析液が充填されるまで続く。透析治療中に除水が
必要な場合には、ポンプ28を駆動させて第3の室23
から必要な除水量に等しいシリコーンオイルを排出させ
ながら透析を行えばよい。第2の室22の容量がゼロに
なると、透析液ライン61の内圧が急に小さくなる。圧
力ゲージ612により透析液ライン61の内圧の減少が
検知されると、開閉弁611が閉じ、開閉弁11、91
が開いて、第1の室21への溶解液の供給および第4の
室24からの使用済透析液の排出が行われる。第4の室
24の容量がゼロになると、圧力ゲージ313により第
1の室21の内圧の上昇が検知される。すると、開閉弁
11、91が閉じ、開閉弁311、321が開き、移送
ポンプ4が駆動して、溶解液は、透析液調製ライン31
を通って溶解タンク5に供給され、溶解タンク5に継続
的に供給される粉末と混合して、透析液調製ライン32
を通って第2の室22に移送される。以下、同様の繰り
返しにより透析液の調製が行われる。
【0010】本発明の透析液調製装置は、図2に示すよ
うに、溶解液供給ライン1に第2の溶解液供給ライン1
0を設けた構成にしてもよい。第2の溶解液供給ライン
10は通常、第2の溶解液供給源101と開閉弁102
を含んでなる。また、本発明の透析液調製装置は、図2
に示すように、溶解液供給ライン1および透析液調製ラ
イン31、32、透析液ライン61、排液ライン9に、
内部が可動隔壁205、206、207により4室20
1、202、203、204に区切られた第2のチャン
バー20を接続して、透析液の調製と透析を連続的に行
えるようにしてもよい。図中、12、312、322、
323、613、623、624、821、92、は開
閉弁であり、208は第2の室202に充填された液体
を出し入れするためのポンプ、314、614は圧力ゲ
ージ、82は循環ラインである。
【0011】図2に示す透析液調製装置の場合、透析液
の調製は、チャンバー2と第2のチャンバー20の間で
連続的に行われる。先ず、チャンバー2側の開閉弁1
1、91が開いて、図1に示す透析液調製装置の場合と
同様に、チャンバー2側の溶解液の供給が行われ、次い
で、開閉弁311が開いて、溶解タンク5への溶解液の
供給が行われ、開閉弁11、91が閉じ、開閉弁32
1、323が開き、移送ポンプ4が駆動して、第2の室
22への溶液の移送が行われる。圧力ゲージ612によ
り第2の室22の内圧の上昇が検知されると、開閉弁3
11、321が閉じ、開閉弁811が開いて溶液の回路
循環が行われ、必要ならば図1の場合と同様に濃度調整
が行われ、透析液が調製される。第2のチャンバー20
の第1の室201への溶解液の供給は、開閉弁11、9
1が閉じ、移送ポンプ4が駆動している間に、チャンバ
ー2の場合と同様に、開閉弁12、92が開いて行われ
る。圧力ゲージ314により第1の室201の内圧の上
昇が検知されると、第2のチャンバー20の第1の室2
01への溶解液の供給が終了し、開閉弁12、92が閉
じる。チャンバー2側の透析液の調製が終了すると、開
閉弁323、811が閉じ、開閉弁312、321、3
22が開き、移送ポンプ4により第2の室202への溶
液の充填が行われる。圧力ゲージ612により第2の室
202の内圧の上昇が検知されると、開閉弁312、3
21が閉じ、開閉弁821が開いて溶液の回路循環が行
われ、必要ならばチャンバー2の場合と同様に濃度調整
が行われ、透析液が調製される。
【0012】一方、チャンバー2側では、透析液の調製
が終了すると移送ポンプ4が止まり、開閉弁323、8
11が閉じ、開閉弁611、623が開き、ポンプ62
1が駆動して、図1の場合と同様に、透析が開始され
る。透析中に除水が必要な場合には、ポンプ28を駆動
させて第3の室23から所望の除水量に等しいシリコー
ンオイルを排出させながら透析を行えばよい。圧力ゲー
ジ612により透析液ライン61の内圧の減少が検知さ
れると、開閉弁611、623が閉じ、開閉弁11、9
1が開いて、第1の室21への溶解液の供給および第4
の室24からの使用済透析液の排出が行われる。そし
て、圧力ゲージ313により第1の室21の内圧の上昇
が検知されると、開閉弁11、91が閉じ、開閉弁31
1、321が開いて、移送ポンプ4が駆動し、第2の室
22への溶液の移送が行われる。
【0013】一方、第2のチャンバー20側では、透析
液の調製が終了すると移送ポンプ4が止まり、開閉弁3
22、821が閉じ、開閉弁613、624が開き、ポ
ンプ621が駆動して、チャンバー1の場合と同様に、
透析が開始される。透析中に除水が必要な場合には、ポ
ンプ28を駆動させて第3の室203から所望の除水量
に等しいシリコーンオイルを排出させながら透析を行え
ばよい。圧力ゲージ614により透析液ライン61の内
圧の減少が検知されると、開閉弁613、624が閉
じ、開閉弁12、92が開いて、第1の室201への溶
解液の供給および第4の室204からの使用済透析液の
排出が行われる。そして、圧力ゲージ314により第1
の室201の内圧の上昇が検知されると、開閉弁12、
92が閉じる。以下、同様にしてチャンバー2側と第2の
チャンバー20側の溶解液の供給、透析液の調製、透析
プロセスが繰り返される。尚、第2の溶解液の供給は、
開閉弁102を開いて適宜行うことができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の透析装置を採用すれば、エアーフィルター
や攪拌ポンプを必要とせず、また送液ポンプも減らすこ
とができるので、コスト的に有利である。また、大きな
溶解タンクを必要としないので装置全体の小型化が可能
である。さらに送液ポンプを1つしか使用していないの
で、動作音を大幅に低減することができる。また、調製
後に濃度異常が見出された場合であっても、透析液の濃
度調整が容易にできるので、透析液を無駄に破棄しない
で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す概略系統図ある。
【図2】 本発明の他の実施例を示す概略系統図であ
る。
【符号の説明】
1 溶解液供給ライン 11、12 開閉弁 2 チャンバー 21 第1の室 22 第2の室 23 第3の室 24 第4の室 25、26、27 可動隔壁 28 ポンプ 31、32 透析液調製ライン 311、312、321、322、323 開閉弁 313、314 圧力ゲージ 4 移送ポンプ 5 溶解タンク 51 液面検知センサー 61、62 透析液ライン 611、613、623、624 開閉弁 612、614 圧力ゲージ 621 ポンプ 7 粉末供給手段 81、82 循環ライン 811、821 開閉弁 9 排液ライン 91、92 開閉弁 10 第2の溶解液供給ライン 101 溶解液供給源 102 開閉弁 20 第2のチャンバー 201 第1の室 202 第2の室 203 第3の室 204 第4の室 205、206、207 可動隔壁 208 ポンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が可動隔壁により4室に区切られた
    チャンバーと、該チャンバーの第1の室に溶解液を供給
    する溶解液供給ライン、前記チャンバーの第1の室と第
    2の室を接続する透析液調製ライン、該透析液調製ライ
    ンに設けられた上流側の溶解タンクおよび下流側の移送
    ポンプ、前記溶解タンクの上部に設けられた粉末供給手
    段、調製され第2の室に充填された透析液を透析器に供
    給し、該透析器を介して第4の室に接続する透析液ライ
    ン、前記溶解タンクと移送ポンプの間の透析液調製ライ
    ンと、第2の室と透析器の間の透析液ラインとを接続す
    る循環ライン、第4の室に充填された使用済みの透析液
    を排液する排液ライン、およびチャンバーの第2の室と
    透析液ライン、循環ライン、透析液調製ラインからなる
    回路に設けられた濃度計、とを含んでなり、前記チャン
    バーの第3の室に充填された液体を出し入れすることに
    より、第1の室に供給される溶解液の量と第2の室に充
    填される透析液の量および第4の室に充填される使用済
    透析液の量を調整できるようにした透析液調製装置。
  2. 【請求項2】 溶解タンクに液面検知センサーを設けた
    請求項1に記載の透析液調製装置。
  3. 【請求項3】 溶解液供給ラインに第2の溶解液供給ラ
    インを設けた請求項1または2に記載の透析液調製装
    置。
  4. 【請求項4】 溶解液供給ラインおよび透析液調製ライ
    ン、透析液ライン、排液ラインに、内部が可動隔壁によ
    り4室に区切られた第2のチャンバーを接続して、透析
    液の調製と透析を連続的に行えるようにした請求項1〜
    3のいずれかに記載の透析液調製装置。
JP2000213970A 2000-07-14 2000-07-14 透析液調製機構を備えた透析装置 Expired - Lifetime JP3941092B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000213970A JP3941092B2 (ja) 2000-07-14 2000-07-14 透析液調製機構を備えた透析装置
US09/903,716 US6649057B2 (en) 2000-07-14 2001-07-13 Dialysate preparing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000213970A JP3941092B2 (ja) 2000-07-14 2000-07-14 透析液調製機構を備えた透析装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002028231A true JP2002028231A (ja) 2002-01-29
JP2002028231A5 JP2002028231A5 (ja) 2005-06-09
JP3941092B2 JP3941092B2 (ja) 2007-07-04

Family

ID=18709637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000213970A Expired - Lifetime JP3941092B2 (ja) 2000-07-14 2000-07-14 透析液調製機構を備えた透析装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6649057B2 (ja)
JP (1) JP3941092B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3719373B2 (ja) * 2000-06-15 2005-11-24 ニプロ株式会社 溶液調製装置
US8029454B2 (en) 2003-11-05 2011-10-04 Baxter International Inc. High convection home hemodialysis/hemofiltration and sorbent system
CN1327913C (zh) * 2004-04-23 2007-07-25 暨南大学 一种用于血液透析设备中透析液回来的配液供液方法及其装置
WO2008082033A1 (en) * 2006-12-28 2008-07-10 Jsm Healthcare Inc Manufacturing and delivering system of concentrate for hemodialysis
WO2008146068A1 (en) * 2007-05-25 2008-12-04 Gambro Lundia Ab A device for connecting to a liquid source

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4037616A (en) * 1975-06-27 1977-07-26 Harry Pinkerton Proportioning fluids
EP0306241B1 (en) * 1987-09-01 1993-11-03 Shibuya Kogyo Co., Ltd Dialysis system
JP2000107283A (ja) * 1998-10-07 2000-04-18 Nissho Corp 透析装置および洗浄プライミング方法
JP3695506B2 (ja) * 1998-10-07 2005-09-14 ニプロ株式会社 透析装置および洗浄プライミング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3941092B2 (ja) 2007-07-04
US6649057B2 (en) 2003-11-18
US20020005378A1 (en) 2002-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3719375B2 (ja) 溶液調製装置
JP3783783B2 (ja) 容器中の気体を除去するシステム
US8540875B2 (en) System for use in a dialysis apparatus
JP5889204B2 (ja) 平衡化ユニット、外部医用機能手段、及び、システム
EP2168613A1 (en) Blood purification apparatus and method of confirming circuit continuity failure thereof
JP4000584B2 (ja) 透析液調製装置
EP2504043A1 (en) Method for removing gases from a container having a powdered concentrate for use in hemodialysis
JP2002028231A (ja) 透析液調製機構を備えた透析装置
JP2001009025A (ja) 個人用透析装置
WO2009151111A1 (ja) 透析液調製方法および透析液調製装置
JP2002028231A5 (ja)
JP3719373B2 (ja) 溶液調製装置
US20230144031A1 (en) Device and method for air-free filling of a fluid management system
JP3669737B2 (ja) 多人数用重炭酸ナトリウム溶解装置
WO2022009584A1 (ja) 血液浄化装置
JP3187938B2 (ja) 血液透析装置
JPH0630201Y2 (ja) 血液透析装置の除水量制御装置
JP2787858B2 (ja) 透析装置の洩れ検査装置
JPH069670Y2 (ja) 血液透析装置の除水量制御装置
JPH02255152A (ja) 流体分離装置における除水装置
JP2006176133A (ja) 液体殺菌充填方法及びその装置
JP2016116603A (ja) 血液透析装置およびその作動方法
JPH07265414A (ja) 血漿交換装置
JPH0362108B2 (ja)
JPH07275353A (ja) 透析液の貯溜装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040827

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160413

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250