JP2017112347A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱伝達物質(TIM)を介在させた状態で基板とヒートシンク間を組み立てる場合に発生する組立不良により発生した火花放電による高周波ノイズが、絶縁層を通過して基板上に実装されているLEDを含む様々な部品に損傷を与える問題を改善する発光装置を提供する。
【解決手段】本発明の発光装置は、それぞれが1つ以上のLEDからなる複数のLEDアレイ、入力ノード、及び出力ノードを含むLEDブロックと、LEDブロックの入力ノードに供給される電源の電圧レベルによってLEDアレイが順次動作するように電流経路を制御するドライバーICと、LEDブロックの出力ノードと接地との間に接続される出力ノードバイパス容量性素子と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、発光装置に関し、より詳しくは、LEDから発生する熱を放出するために基板の下部にヒートシンクを組み立てる過程で頻繁に発生する組立不良に伴い発生する高周波成分による問題を改善するための発光装置に関する。
一般に、LEDに基づく発光装置の入力電源として商用交流電源を適用する場合、LEDに安定した電圧を供給するために、整流部材の両端にキャパシタを結合して用いる。しかしながら、安定した電圧を供給するために用いられるキャパシタの存在により、力率(power factor)が低下し、入力電源の周波数に関連した問題が発生するなどの問題点があった。このような問題点を解消するために、キャパシタの使用を省略するとともに、LEDブロック内のLEDの電流経路を適切に制御してLEDを順次動作させるか、又は発光効率向上のためにLEDの接続関係を変化させるFET(field effect transistor)などで具現されたスイッチに基づくドライバーICを採用することになった。ドライバーICは、一般に半導体製造工程で製造されるので非常に敏感であるという特徴がある。
一方、LEDに基づく発光装置の具現において、通常、熱の放出のために、LEDが実装される基板の下部にヒートシンクを組み立てる。ヒートシンクを組み立てるときは、空気より熱伝導度の良いサーマルパッドなどの熱伝達物質(TIM:thermal interface material)を基板とヒートシンクとの間に介在させて組み立てる。
基板にヒートシンクを組み立てる過程には格別の注意を要するが、細心の注意を払っても多様なタイプの組み立て不良が頻繁に発生する。例えば、基板−熱伝達物質(TIM)−ヒートシンク間を螺合するとき、螺合不良による熱伝達物質(TIM)と基板間のエアギャップ、熱伝達物質(TIM)とヒートシンク間のエアギャップ、熱伝達物質(TIM)内のエアボイド(air void)、及びスクリューと基板表面間の密着力を向上させるために絶縁機能を有するプラスチックホルダーやプラスチックブッシングを使用せずに金属ワッシャを用いて締結する場合に発生する不良などのタイプがある。
本明細書においては、このような多様なタイプが全て組立不良という用語に含まれると定義する。
一般に、エアギャップがない場合、又は、一定水準以下のエアギャップが存在する状態で組み立てられた場合(すなわち、正常な組立状態である場合)、高圧の電源電圧が供給されても大部分の電圧は基板内の絶縁層(例えば、プリプレグ(preimpregnated material:prepreg))にかかるため、特に大きな問題にならない。
しかしながら、エアギャップが一定水準以上に存在する場合、電源供給時に、電子が両極に引き寄せられて加速され、電子と衝突した空気分子がイオン化し、その結果、火花放電が発生する。この場合、基板は容量性負荷として作用する。その結果、火花放電により発生する電磁ノイズに含まれる数kHzないし数GHzの広帯域高周波成分が絶縁層を通過して基板上に実装されたドライバーICやLEDなどの様々な部品に損傷を与える。上述したように、ドライバーICは半導体製造工程で製造されるため非常に敏感であるため、このような組立不良に伴う広帯域高周波成分が、ドライバーICに接続されたノードを通じて流入すると、それによる影響が生じることは必然である。
また、上述した組立不良のタイプ以外にも、基板とヒートシンクとの間に介在する熱伝達物質(TIM)の面積が小さくて基板の全体をカバーできない場合、すなわち、基板の縁部の下部に熱伝達物質(TIM)の無い部分が存在する状態で組み立てられた場合も同様な問題が発生する。従って、このような問題を解決する方法が当該技術分野において要求されている。
特表2015−505172号公報 米国特許第7081722号明細書
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、熱伝達物質(TIM)を介在させた状態で基板とヒートシンク間を組み立てる場合に発生する組立不良に伴い、高圧の電源を供給するときに基板とヒートシンクとの間に火花放電などの現象が発生し、この火花放電により発生した電磁ノイズに含まれる高周波成分が、絶縁層を通過して基板上に実装されているLEDを含む様々な部品に損傷を与える問題を改善する発光装置を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による発光装置は、それぞれが1つ以上のLEDからなる複数のLEDアレイ、入力ノード、及び出力ノードを含むLEDブロックと、前記LEDブロックの入力ノードに供給される電源の電圧レベルによって前記LEDアレイが順次動作するように電流経路を制御するドライバーICと、前記LEDブロックの出力ノードと接地との間に接続される出力ノードバイパス容量性素子と、を備えることを特徴とする。
前記発光装置は、前記LEDブロックの入力ノードと接地との間に接続される入力ノードバイパス容量性素子をさらに含み得る。
前記発光装置は、前記LEDアレイ間及び前記LEDアレイ内のそれぞれのLED間のいずれか1つの中間ノードと接地との間に接続される中間ノードバイパス容量性素子をさらに含み得る。
前記発光装置は、前記LEDアレイが順次動作するように前記LEDブロックの入力ノードに供給される電源の電圧レベルを検出する電圧検出部をさらに含み得る。
前記ドライバーICは、複数のスイッチングユニットを含み、前記スイッチングユニットのそれぞれは、前記LEDアレイのそれぞれに接続されて前記LEDブロックの入力ノードに供給される電源の電圧レベルによってスイッチングされ得る。
前記発光装置は、前記複数のLEDアレイのうちのいずれか1つのLEDアレイと残りのLEDアレイとの間に接続される逆流防止ダイオードをさらに含み得る。
前記ドライバーICは、複数のスイッチングユニットを含み、前記複数のスイッチングユニットは、前記1つのLEDアレイの出力ノードに並列に接続される第1スイッチングユニットと、前記1つのLEDアレイの入力ノードと前記逆流防止ダイオードの出力ノードとの間に接続される第2スイッチングユニットと、前記残りのLEDアレイの出力ノードに並列に接続される第3スイッチングユニットと、を含み、前記第1スイッチングユニット及び前記第2スイッチングユニットは、前記電源の電圧レベルが第1レベルである場合にオン状態を維持し、前記電源の電圧レベルが第2レベルである場合にオフとなり、前記第3スイッチングユニットは、前記電源の電圧レベルが前記第2レベルである場合にオン状態を維持し得る。
前記ドライバーICは、前記LEDブロックの入力ノードに供給される電源の電圧レベルが第1レベルである場合、前記LEDアレイが互いに並列接続して動作するように制御し、前記電源の電圧レベルが前記第1レベルより高い第2レベルである場合、前記LEDアレイのいずれか1つのLEDアレイと残りのLEDアレイとの間が互いに直列接続に転換されるように制御し得る。
前記出力ノードバイパス容量性素子は、静電容量が0.01μF〜0.1μFであるセラミック材質を用い得る。
前記発光装置は、前記LEDブロックの入力ノードに並列接続される入力ノードバイパス容量性素子と、前記LEDアレイ間及び前記LEDアレイ内のそれぞれのLED間のいずれか1つに並列接続される中間ノードバイパス容量性素子と、をさらに含み得る。
前記出力ノードバイパス容量性素子、前記入力ノードバイパス容量性素子、及び前記中間ノードバイパス容量性素子は、静電容量が0.01μF〜0.1μFであるセラミック材質を用い得る。
前記出力ノードバイパス容量性素子、前記入力ノードバイパス容量性素子、及び前記中間ノードバイパス容量性素子のそれぞれには、少なくとも1つ以上のキャパシタが直列又は並列に接続され得る。
前記LEDアレイのそれぞれには、1つ以上のLEDが直列又は並列に接続され得る。
前記発光装置は、前記LEDブロックの入力ノードにポジティブ電圧が供給されるように前記電源のネガティブパートをポジティブパートに変換するために、前記LEDブロックの入力ノードの前段に整流部材(bridge rectifier)をさらに含み得る。
前記発光装置は、基板と、前記基板上に実装されるLEDと、電源の供給時に前記LEDが動作するときに発生した熱を前記基板から受けて外部に放出するヒートシンクと、前記基板と前記ヒートシンクとの間に圧縮状態で介在する熱伝達物質(TIM:thermal interface material)と、を備え、前記熱伝達物質(TIM)と前記基板との間、又は前記熱伝達物質(TIM)と前記ヒートシンクとの間に、前記基板側の界面粗さ又は前記ヒートシンク側の界面粗さによるエアギャップが存在し、前記エアギャップの量は、前記電源の供給時に前記エアギャップから発生する火花放電が抑制される量に制限され得る。
前記基板側の界面粗さのプロファイルは、前記基板側の界面の平均高さに対してピークとバレーを含み、前記平均高さを基準にして前記基板のバレー内の体積に対する前記エアギャップの体積比率が40%未満であり得る。
前記基板側の界面粗さのプロファイルは、前記基板側の界面の平均高さに対してピークとバレーを含み、前記平均高さを基準にして前記基板のバレー内の体積に対する前記エアギャップの体積比率が0.5%〜20%であり得る。
前記ヒートシンク側の界面粗さのプロファイルは、前記ヒートシンク側の界面の平均高さに対してピークとバレーを含み、前記平均高さを基準にして前記ヒートシンクのバレー内の体積に対する前記エアギャップの体積比率が40%未満であり得る。
前記ヒートシンク側の界面粗さのプロファイルは、前記ヒートシンク側の界面の平均高さに対してピークとバレーを含み、前記平均高さを基準にして前記ヒートシンクのバレー内の体積に対する前記エアギャップの体積比率が0.5%〜20%であり得る。
前記熱伝達物質(TIM)及び前記ヒートシンクのそれぞれは、前記基板の下面全体を覆うサイズに提供され得る。
前記基板は、対向する金属層間に介在するプリプレグを含むメタルPCBであり得る。
上記目的を解決するためになされた本発明の他の態様による発光装置は、それぞれが1つ以上のLEDからなる複数のLEDアレイ、入力ノード、及び出力ノードを含むLEDブロックと、前記LEDブロックの入力ノードに供給される電源の電圧レベルによって前記LEDアレイが順次動作するように電流経路を制御するドライバーICと、1つのLEDアレイと残りのLEDアレイとの間に接続される逆流防止ダイオードと、を備え、前記ドライバーICは、複数のスイッチングユニットを含み、前記複数のスイッチングユニットは、前記1つのLEDアレイの出力ノードに並列に接続される第1スイッチングユニットと、前記1つのLEDアレイの入力ノードと前記逆流防止ダイオードの出力ノードとの間に接続される第2スイッチングユニットと、前記残りのLEDアレイの出力ノードに並列に接続される第3スイッチングユニットと、を含み、前記第1スイッチングユニット及び前記第2スイッチングユニットは、前記電源の電圧レベルが第1レベルである場合にオン状態を維持し、前記電源の電圧レベルが第2レベルである場合にオフとなり、前記第3スイッチングユニットは、前記電源の電圧レベルが前記第2レベルである場合にオン状態を維持することを特徴とする。
本発明によれば、高周波成分がバイパスされる経路を有する発光装置を提供することにより、熱伝達物質(TIM)を介在した状態で基板とヒートシンク間を組み立てる際に発生する組立不良に伴い発生する火花放電による電磁ノイズに含まれる高周波成分から、基板上に実装されているLEDを含む様々な部品を保護する効果を奏する。
また、本発明によれば、電源の後端のフィルタリングキャパシタを省略することにより、力率改善の効果を奏する。
また、本発明によれば、LEDを含む電子素子が実装されているPCBとヒートシンクとの間に熱伝達物質(TIM)を介在させた発光装置を提供することにより、熱伝達物質(TIM)とPCBとの間及び/又は熱伝達物質(TIM)とヒートシンクとの間に残存するエアギャップを火花放電が抑制される程度に制限して、火花放電による高周波成分の発生とそれによりLED及び駆動ICが損傷することを防止できる。
組立不良に伴う高周波成分の発生に対する基板側の等価キャパシタンスとヒートシンク側の等価キャパシタンスとの関係を説明する図であり、(a)は、モデリングされた発光装置の等価回路図、(b)は、(a)に対応する発光装置の垂直構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態による発光装置のブロック構成図である。 本発明の一実施形態による発光装置において、供給される電源の電圧レベルによって複数のLEDアレイが並列接続又は直列接続されて動作するLEDブロックの出力ノードにバイパス容量性素子を並列に接続した例を示す等価回路図である。 図3の実施形態において、LEDブロックの出力ノードだけではなく、LEDブロックの入力ノード、LEDブロック内のLEDアレイの中間ノードにバイパス容量性素子を並列に接続した例を示す等価回路図である。 本発明の一実施形態による発光装置において、LEDブロックを構成するLEDアレイの数が3つである場合に、LEDブロックの出力ノード、入力ノード、中間ノードにバイパス容量性素子を並列に接続した例を示す等価回路図である。 供給される電源の電圧レベルによって順次動作するLEDアレイ及びこれらを駆動するためのドライバーICの一例において、LEDブロックの出力ノードに出力ノードバイパス容量性素子を並列に接続した発光装置の等価回路図である。 図6の回路において、LEDブロックの入力ノードに入力ノードバイパス容量性素子をさらに接続した発光装置の等価回路図である。 図7の回路に、LEDブロックの入力ノードに入力される電圧のレベルを検出するための電圧検出部(voltage detector)がさらに加えられた発光装置の等価回路図である。 図8の回路においてLEDブロック内のLEDアレイ間に中間ノードバイパス容量性素子が並列に接続された発光装置の等価回路図である。 キャパシタの種類による周波数特性を示す図である。 セラミックキャパシタの周波数対各キャパシタンスのインピーダンス特性を示す図である。 本発明の一実施形態による発光装置を説明するための断面図である。 熱伝達物質(TIM)を介して上下に配置された基板とヒートシンクの断面図であり、(a)は熱伝達物質(TIM)と基板との間の界面を示す断面図、(b)は、熱伝達物質(TIM)とヒートシンクとの間の界面を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。図面及びこれらを参照して説明する実施形態は、当該技術分野における通常の知識を有する者にとって本発明に関する理解を容易にするために簡略化して例示したものである。
図1は、組立不良に伴う高周波成分の発生に対する基板側の等価キャパシタンスとヒートシンク側の等価キャパシタンスとの関係を説明する図であり、(a)は、モデリングされた発光装置の等価回路図、(b)は、(a)に対応する発光装置の垂直構造を示す断面図である。
図1の(b)に示すように、発光装置は、LEDブロック及び各種部品が実装された基板、熱伝達物質(TIM)、及びヒートシンクを含む。基板は、上部金属層L1、絶縁層L2、及び下部金属層L3を含む。また、熱伝達物質(TIM)は、L4で示され、サーマルパッドで具現される。ヒートシンクは、L5で示され、熱放出特性に優れた金属材料で具現される。
図1の(b)に示す発光装置の垂直構造は、交流入力に対して、図1の(a)に示す等価回路にモデリングされる。C1は、L1(金属層)−L2(絶縁層)−L3(金属層)の関係を考慮した値であり、C2は、L3(金属層)−L4(TIM:絶縁物質)−L5(金属層)の関係を考慮した値である。本実施形態において、便宜上、C1は、基板側の等価キャパシタンスを示し、C2は、ヒートシンク側の等価キャパシタンスを示す。また、R1は、基板側の等価抵抗を示し、R2は、ヒートシンク側の等価抵抗を示す。
正常な状態では、基板側の等価抵抗R1よりもヒートシンク側の等価抵抗R2が大きく、正常な組立状態では、高圧の電源電圧が供給されても、大部分の電圧が基板内の絶縁層L2にかかるので、大きな問題とはならない。しかしながら、上述のように、組立不良が発生した場合、高圧の電源電圧が供給されると、不安定なグラウンド(接地)及び接触不良などによる火花放電などにより発生する電磁ノイズに含まれる数kHzないし数GHzの広域高周波成分が絶縁層L2を通過して、基板上に実装されたドライブICやLEDなどの部品にダメージを与える。
すなわち、図1の(a)において、高圧の高周波成分が流入する場合を考慮すると、基板側の等価キャパシタンスC1がヒートシンク側の等価キャパシタンスC2より小さい場合、高周波成分の大部分の電圧が基板側の等価キャパシタンスC1にかかる。また、上述したように、半導体製造工程で製造されるドライバーICに高圧の高周波成分が影響を及ぼし、ドライバーICやこれに接続された基板上のLEDなどの様々な重要部品を損傷させる。従って、本発明は、このような高圧の高周波成分の影響により発光装置が損傷しないようにするためのものである。
図2は、本発明の一実施形態による発光装置のブロック構成図であり、LEDブロック10の前端(入力ノード)N1、後端(出力ノード)Nn、及びLEDブロック10内のLEDアレイ間にバイパス容量性素子(Ca1、Ca2、Ca3、Ca4、Ca5、…)が並列に接続される。LEDブロック10は、複数のLEDアレイを含み、LEDアレイの順方向は左側から右側の方向である。本実施形態において、「LEDブロックの前端」とは、LEDブロックにおいて順方向接続を考慮するとき、最初に配置されるLEDアレイと整流部材(bridge rectifier)(図6の符号2)との間のノードN1を意味し、以下、入力ノードと呼ぶ。また、「LEDブロックの後端」とは、LEDブロック10において順方向接続を考慮するとき、最後に配置されるLEDアレイ後のノードNnを意味し、以下、出力ノードと呼ぶ。さらに、本実施形態において、「LEDブロックに並列に接続」又は「LEDアレイに並列に接続」とは、バイパス容量性素子が所定のノード内に直列に挿入される形態の接続ではなく、容量性素子が所定のノードと接地端間に挿入される接続を意味する。
また、Viは電源を示し、交流電源(図示せず)とLEDブロックの入力ノードの前段に接続されて、LEDブロックの入力ノードにポジティブ(positive)電圧が供給されるように交流電源のネガティブパート(negative part)をポジティブパート(positive part)に変換する整流部材をさらに含む。従って、本実施形態における電源Viは、整流部材以後の全波整流された電圧を意味する。
図2及び図1の(a)を参照すると、まず、入力ノードN1及び出力ノードNnにそれぞれ並列に接続されたバイアス容量素子Ca1及びCa2は、基板側の等価キャパシタンスC1を増加させると共に、組立不良に伴う火花放電などにより発生する電磁ノイズに含まれる高周波成分がバイパスされる経路を提供する。本実施形態において、LEDブロック10の入力ノードN1に並列接続される容量性素子Ca1は、入力ノードバイパス容量性素子と称され、LEDブロックの出力ノードNnに並列接続される容量性素子Ca2は、出力ノードバイパス容量性素子と称される。さらに、図2に示すように、容量性素子は、LEDブロック10内のLEDアレイ間のノードにさらに接続され、このような容量性素子(Ca3、Ca4、Ca5、…)は、中間ノードバイパス容量性素子と称される。
特に、LEDブロック10の入力ノードN1に並列に接続された容量性素子、すなわち、入力ノードバイパス容量性素子Ca1は、基板側の等価キャパシタンスを増加させる役割を果たすと共に、入力ノードN1に高周波成分が流入した場合、この高周波成分がドライバーIC20に流入されずに入力ノードバイパス容量性素子Ca1を通じて接地の方に抜けてドライバーIC20が高周波成分から受ける影響をより少なくして、LEDを含む基板上の重要部品が損傷しないようにする。LEDブロック10の出力ノードNnに並列に接続される容量性素子、すなわち、出力ノードバイパス容量性素子Ca2は、出力ノードNnに流入する高周波成分をバイパスさせてドライバーIC20が高周波成分から受ける影響をより少なくして、基板上の重要部品が損傷しないようにする。上述した高周波成分は、発光装置の基板とヒートシンクとの間の組立不良に伴い発生する電磁ノイズに含まれる高周波成分を意味し、以下の記載においても同様である。
以下、入力ノードバイパス容量性素子Ca1、出力ノードバイパス容量性素子Ca2、及び中間ノードバイパス容量性素子(Ca3、Ca4、Ca5、…)と、LEDブロック10内のLEDアレイとの間の関係について詳細に説明する。
まず、出力ノードバイパス容量性素子Ca2がなく、入力ノードN1にのみ入力ノードバイパス容量性素子Ca1が並列に接続されると仮定する。LEDアレイの中間ノードに高周波成分が流入する場合、入力ノードバイパス容量性素子Ca1側を考慮すると、LEDアレイが逆方向接続であるため、高周波成分が入力ノードバイパス容量性素子Ca1側に抜け出ることができずにLEDブロック10内のLEDアレイ間の中間ノードに大きな電圧が供給され、これらのノードに接続されたドライバーIC20に影響を及ぼす可能性が非常に高い。従って、出力ノードバイパス容量性素子Ca2を出力ノードに並列接続することにより、出力ノードNnを通じて流入する高周波成分がバイパスされるようにしてドライバーIC及びLEDなどを保護する。これと同様に、LEDブロックの中間ノードに中間ノードバイパス容量性素子(Ca3、Ca4、Ca5、…)を並列にさらに接続する。
図3は、本発明の一実施形態による発光装置において、供給される電源の電圧レベルによって複数のLEDアレイが並列接続又は直列接続されて動作するLEDブロックの出力ノードに容量性素子を並列に接続した例を示す等価回路図であり、図4は、図3の実施形態において、LEDブロックの出力ノードだけでなく、LEDブロックの入力ノード、及びLEDブロック内のLEDアレイの中間ノードに容量性素子を並列に接続した例を示す等価回路図であり、図5は、本発明の一実施形態による発光装置において、LEDブロック内のLEDアレイの数が3つである場合に、LEDブロックの出力ノード、入力ノード、及び中間ノードに容量性素子並列に接続した例を示す等価回路図である。
まず、図3を参照すると、本発明の一実施形態による発光装置は、それぞれが1つ以上のLEDからなる複数のLEDアレイ(CH1、CH2)、入力ノードN1、及び出力ノードN4を含むLEDブロックを備える。さらに、LEDブロックの入力ノードN1に供給される電源Viの電圧レベルが第1レベルである場合、複数のLEDアレイが互いに並列接続されて動作するように制御し、電源の電圧レベルが第1レベルより高い第2レベルである場合、LEDアレイのいずれか1つのLEDアレイ(例えば、LEDアレイCH1)と残りのLEDアレイ(例えば、LEDアレイCH2)との間が互いに直列接続に転換されるように制御するドライバーIC(後述のQ1、Q2、Q3を含む)と、LEDブロックの出力ノードN4に並列接続される出力ノードバイパス容量性素子Ca2と、を備える。
複数のLEDアレイ(CH1、CH2)は、それぞれが1つ以上のLEDを含み、LEDアレイが複数のLEDを含む場合、これらの間は互いに並列、直列、又は直列及び並列の組み合わせにより接続される。
ドライバーICは、複数のスイッチングユニット(Q1、Q2、Q3)を含み、スイッチングユニットのそれぞれは、FETやBJTなどのトランジスタで具現されるが、この例に限定されない。以下、便宜上、これらのスイッチングユニットを含むドライバーICを符号20で示す。
また、発光装置は、1つのLEDアレイ(以下、CH1とする)と残りのLEDアレイ(以下、CH2とする)との間に接続される逆流防止ダイオードD1をさらに含む。逆流防止ダイオードD1は、ドライバーICが1つのLEDアレイ(CH1)と残りのLEDアレイ(CH2)とが互いに並列接続されて動作するように制御する場合、第2スイッチングユニットQ2を通じて流れる電流が第1スイッチングユニットQ1を通じて流れずに後端に流れるようにして、LEDアレイCH2が動作するようにする。
LEDアレイ(CH1、CH2)の順方向電圧(forward voltage)の大きさVfが同一であると仮定して、以下、基本的な動作について説明する。以下の説明において、スイッチングユニットをオフに転換する制御は、例えば、スイッチングユニットがn−MOSFETである場合、それぞれのスイッチングユニットのゲート電圧(Vg1、Vg2、Vg3、Vg4、Vg5、Vg6、Vg7)を低下させることにより行われる。
まず、電源Viの電圧レベルが第1レベルより低い場合(すなわち、Vi<Vf)、LEDブロック内のLEDアレイ(CH1、CH2)は動作しない。電圧レベルが第1レベルである場合(すなわち、Vf≦Vi<2Vf)、LEDアレイ(CH1、CH2)は互いに並列接続して動作する。LEDアレイ(CH1、CH2)が互いに並列接続して動作するようにするために、第1スイッチングユニットQ1と第2スイッチングユニットQ2は全てオン状態を維持する。1つのLEDアレイ(CH1)と残りのLEDアレイ(CH2)が並列接続して動作する場合、電流経路については、1つのLEDアレイ(CH1)−第1スイッチングユニットQ1−抵抗R1に沿う電流経路と、第2スイッチングユニットQ2−抵抗R2−残りのLEDアレイ(CH2)−第3スイッチングユニットQ3−抵抗R1に沿う電流経路が形成される。
電源の電圧レベルが第1レベルより高い第2レベルである場合(すなわち、2Vf≦Vi<3Vf)、1つのLEDアレイ(CH1)と残りのLEDアレイ(CH2)との直列駆動が可能になる。従って、この区間では、第1スイッチングユニットQ1と第2スイッチングユニットQ2がオフに転換される。この場合、第3スイッチングユニットQ3は、オン状態を維持しなければならない。電流経路については、1つのLEDアレイ(CH1)−逆流防止ダイオードD1−抵抗R2−残りのLEDアレイ(CH2)−第3スイッチングユニットQ3−抵抗R1に沿う電流経路が形成される。従って、電源の電圧レベルが第2レベルである場合(2Vf≦Vi<3Vf)、LEDブロック内のLEDアレイ(CH1、CH2)は直列駆動される。
出力ノードバイパス容量性素子Ca2は、LEDブロックの出力ノードN4に接続され、ドライバーIC20が高周波成分から受ける影響をより少なくする。上述したように、組立不良により火花放電が発生して高圧の高周波成分が回路内に流入する可能性があり、このとき、ドライバーICに影響を及ぼして基板上に実装されたLEDを含む様々な重要部品にダメージを与える。従って、本実施形態では、このような高周波成分を、出力ノードバイパス容量性素子Ca2を用いて接地に送り出す。
ドライバーIC20が受ける影響をより少なくするために、図4に示すように、LEDブロックの入力ノードN1に入力ノードバイパス容量性素子Ca1を並列に接続し、さらに、LEDアレイ間及びLEDアレイ内のそれぞれのLED間のいずれか1つに並列に中間ノードバイパス容量性素子(Ca3、Ca4)をさらに接続する。図4の場合、中間ノードバイパス容量性素子(Ca3、Ca4)が、LEDアレイCH1の出力ノードN2に並列にさらに接続され、また、逆流防止ダイオードD1の後端N3に並列にさらに接続された場合を示しているが、LEDアレイCH1が複数のLEDを含む場合、これらのLED間にもさらに並列接続できる。また、要求されるキャパシタンスを合わせるために、出力ノードバイパス容量性素子Ca2、入力ノードバイパス容量性素子Ca1、及び中間ノードバイパス容量性素子(Ca3、Ca4)のそれぞれには、少なくとも1つ以上のキャパシタが直列、並列、又は直列と並列の適切な組み合わせにより接続される。
図5は、本発明の一実施形態による発光装置において、LEDブロックを構成するLEDアレイの数が3つである場合に、LEDブロックの出力ノード、入力ノード、及び中間ノードにバイパス容量性素子を並列に接続した例を示す等価回路図である。このように、LEDアレイが3つである場合も、2つである場合の回路解析をそのまま適用して発光装置の動作を解析することができる。
まず、電源Viの電圧レベルが第1レベルより低い場合(すなわち、Vi<Vf)、LEDブロック内のLEDアレイ(CH1、CH2、CH3)は動作しない。電圧レベルが第1レベルである場合(すなわち、Vf≦Vi<2Vf)、1つのLEDアレイ(例えば、CH1)と残りのLEDアレイ(例えば、CH2、CH3)は互いに並列接続して動作する。残りのLEDアレイ(CH2、CH3)間も互いに並列接続して動作する。従って、全てのLEDアレイ(CH1、CH2、CH3)が互いに並列接続して動作する。もちろん、この場合は、ドライバーICを構成する全てのスイッチングユニット(Q1、Q2、Q3、Q4、Q5)がオン状態を維持しなければならない。
その後、電圧レベルが第2レベルである場合(すなわち、2Vf≦Vi<3Vf)、第1スイッチングユニットQ1と第2スイッチングユニットQ2はオフに転換される。従って、この場合、1つのLEDアレイ(CH1)と残りのLEDアレイ(CH2、CH3)との間は互いに直列に接続される。残りのLEDアレイ(CH2、CH3)間は並列接続をそのまま保持した状態で動作する。
電圧レベルが第2レベルより高くなる場合(すなわち、3Vf≦Vi<4Vf)、第1スイッチングユニットQ1、第2スイッチングユニットQ2、第3スイッチングユニットQ3、及び第4スイッチングユニットQ4は全てオフに転換され、第5スイッチングユニットQ5のみがオン状態を維持する。従って、この場合、全てのLEDアレイ(CH1、CH2、CH3)が直列接続を保持して動作する。
さらに、LEDブロックを構成するLEDアレイの数が上述の説明における数より多い場合も、このようなパターンで発光装置の動作を解析することができる。
図5に示すように、中間ノードバイパス容量性素子は、ドライバーICを構成するスイッチングユニットに最も近いノードの所々に並列に接続され、組立不良に伴う高周波成分が流入しても接地にバイパスさせてドライバーIC及びLEDなどを含む重要部品を効果的に保護することができる。
上述した本実施形態において、出力ノードバイパス容量性素子Ca2、入力ノードバイパス容量性素子Ca1、及び中間ノードバイパス容量性素子(Ca3、Ca4、Ca5、Ca6、Ca7)は、静電容量(キャパシタンス)が0.01μF〜0.1μFであり、セラミック材質を用いることが好ましい。
図6〜図8は、本発明の一実施形態による発光装置において、供給される電源の電圧レベルによって順次動作するLEDアレイを含むLEDブロックの入力ノードN1及び出力ノードN5のそれぞれに容量性素子(Ca1、Ca2)を並列に接続した例を示す等価回路図である。図6〜図8に示すような、LEDブロック10とこれを電源の電圧レベルによって駆動させるためのドライバーIC20との間の接続関係を有する等価回路図は、本発明の一実施形態を説明するための一例に過ぎない。従って、本発明は、ドライバーICとLEDブロックとの間に他の形態の接続関係を有してLEDアレイが順次動作する発光装置にも適用することができる。
図6は、供給される電源の電圧レベルによって順次動作するLEDアレイ及びこれらを駆動するためのドライバーICの一例において、LEDブロックの出力ノードに出力ノードバイパス容量性素子を並列に接続した発光装置の等価回路図である。
図2及び図6を参照すると、本発明の一実施形態による発光装置は、複数のLEDアレイ(CH1、CH2、CH3、CH4)を含むLEDブロック10と、供給される交流電源Vsの電圧レベルの変化によってLEDアレイ(CH1、CH2、CH3、CH4)が順次動作するように電流経路を制御して提供するドライバーIC20と、高周波成分のバイパス経路を提供して組立不良に伴い発生する高周波成分から発光装置を保護するためにLEDブロック10の出力ノードN5に並列に接続されるバイパス容量性素子Ca2を含む。
LEDブロック10内のLEDアレイ(CH1、CH2、CH3、CH4)は互いに直列に接続されており、LEDアレイ(CH1、CH2、CH3、CH4)のそれぞれは、1つのLEDとして表示しているが、1つのLEDで具現することもでき、複数のLEDの直列接続又は並列接続で具現することもできる。交流電源Vsが供給された後、整流部材2により整流されてLEDブロック10の入力ノードN1に入力されてLEDアレイ内のLEDを動作させる。ここで、整流部材2は、全波整流により交流電源Vsのネガティブパートをポジティブパートに変換して、LEDブロック10の入力ノードN1にポジティブ電圧を供給する。
本実施形態において、「LED又はLEDアレイが動作する」とは、LED又はLEDアレイが発光することを意味する。また、本実施形態において、「電源の電圧レベル」とは、LEDブロック10の入力ノードN1における電圧レベルを意味する。さらに、「LEDアレイが順次動作する」とは、LEDブロック10内において順方向接続を考慮するとき、電源側に近いLEDアレイから後端のLEDアレイに順番に発光することを意味する。
ドライバーIC20は、LEDアレイ(CH1、CH2、CH3、CH4)のそれぞれに接続されて選択的に電流源として動作するスイッチングユニット(Q1、Q2、Q3、Q4)を含む。スイッチングユニット(Q1、Q2、Q3、Q4)は、対応するLEDアレイ(Q1の場合はCH1、Q2の場合はCH2、Q3の場合はCH3、Q4の場合はCH4)が動作する時点でオン状態を維持し、LEDが直列接続されて動作する。スイッチングユニット(Q1、Q2、Q3、Q4)のそれぞれは、例えば、n−MOSFETであるが、この例に限定されない。
以下、基本的な動作について簡単に説明する。
全てのLEDアレイ(CH1、CH2、CH3、CH4)が、Vfの大きさの順方向電圧を有すると仮定すると、入力ノードN1に入力される電圧レベルがVfより小さい場合、LEDは動作しない。この場合、スイッチングユニット(Q1、Q2、Q3、Q4)は、全てオン状態を維持しているか、又は全てオフ状態になる。
入力ノードN1に入力される電圧レベルがVfより大きく2Vfより小さい場合、LEDブロック10内においてLEDアレイCH1のみが動作する。ここで、スイッチングユニットQ1がオン状態を維持しているので、電流経路はCH1及びQ1に沿う経路である。この電圧レベルでは、LEDブロック10内においてLEDアレイCH1以外の残りのLEDアレイ(CH2、CH3、CH4)は動作しない。従って、スイッチングユニット(Q2、Q3、Q4)は、オン状態を維持しても維持しなくても構わない。
電圧レベルが2Vfより大きく3Vfより小さい場合、すなわち、LEDアレイ(CH1、CH2)のみが動作できる電圧レベルである場合、Q2はオン状態を維持し、Q1はオフとならなければならない。例えば、スイッチングユニットがn−MOSFETである場合、ゲート電圧を閾値電圧より低く供給してQ1をオフさせる。この場合、電流経路はCH1、CH2、Q2に沿う経路であり、CH1とCH2が直列接続して動作する。ここで、LEDアレイ(CH3、CH4)は動作せず、スイッチングユニット(Q1、Q2)を除いた他のスイッチングユニット(Q3、Q4)はオン状態を維持しても維持しなくても構わない。
続いて、入力ノードN1に入力される電圧レベルがそれ以上である場合、すなわち、3Vfと4Vfとの間である場合、LEDアレイ(CH1、CH2、CH3)が直列接続状態を保持して動作し、スイッチングユニットは、Q1だけでなくQ2もオフとなり、Q3はオン状態に維持される。入力ノードN1に入力される電圧レベルが4Vf以上である場合、LEDアレイ(CH1、CH2、CH3、CH4)が直列接続状態を保持して動作し、スイッチングユニットは、Q1、Q2だけでなくQ3もオフとなり、Q4はオン状態に維持される。
即ち、入力ノードN1に入力される電圧レベルによって最後に動作するLEDアレイより先に動作するLEDアレイが互いに直列接続されるように、最後に動作するLEDアレイに対応するスイッチングユニットはオン状態を維持し、これより先に動作するLEDアレイに対応するスイッチングユニットは全てオフ状態を維持しなければならない。例えば、最後に動作するLEDアレイがD4であると仮定すると、それより先に動作するLEDアレイ(CH1、CH2、CH3)に対応するスイッチングユニット(Q1、Q2、Q3)は全てオフ状態を維持しなければならない。そうではなく、例えば、スイッチングユニットQ3がオン状態を維持している場合、電流経路がQ3になるので、LEDアレイD4が動作できなくなる。
このように、入力ノードN1に入力される電圧レベルが0〜Vf、Vf〜2Vf、2Vf〜3Vf、3Vf〜4Vf、4Vf以上に増加する場合は、上述したように該当スイッチングユニットがオン状態を維持し、その前段のスイッチングユニットはオフとなる方式で動作し、これとは逆に電圧レベルが減少する場合も同様である。
また、ドライバーIC20により順次駆動されるこのような動作方式は、図7〜図9の場合も同一に適用される。特に、図8及び図9は、入力ノードN1に入力される電源の電圧レベルを検出するために電圧検出部30がさらに加えられている。従って、図8及び図9に示す発光装置は、電圧検出部30で検出される電圧レベルの変化によって該当スイッチングユニットを適切に制御することにより、順次直列駆動させる方式である。例えば、スイッチングユニットがMOSFETとして具現される場合、スイッチングユニットそれぞれのゲート電圧(Vg1、Vg2、Vg3、Vg4)を制御することにより、電流経路を制御することができる。電圧レベルによるスイッチングユニット(Q1、Q2、Q3、Q4)のオン/オフ状態、そしてLEDアレイ(CH1、CH2、CH3、CH4)の動作状態は上述の説明と同様である。例えば、入力ノードN1の電圧が2Vf〜3Vfである場合、LEDアレイCH1とLEDアレイCH2とが直列接続されて動作し、電圧検出部30で検出された電圧によってスイッチングユニットQ1はオフされ、スイッチングユニットQ2はオン状態を維持してQ2が電流経路を提供する。入力ノードN1の電圧が上昇して3Vf〜4Vfである場合、LEDアレイ(CH1、CH2、CH3)が直列接続されて動作し、スイッチングユニットQ1とQ2がオフとなり、スイッチングユニットQ3はオン状態を維持してQ3が電流経路を提供する。これを一般式で表現すると、入力ノードN1の電圧がnVf〜(n+1)Vfである場合、LEDアレイはCH1、CH2、…、CHnまで直列接続されて動作し、電流経路はスイッチングユニットQnに沿って、その前段のスイッチングユニット(Q1、Q2、・・・、Qn−1)は全てオフ状態となる。
図7は、図6の回路においてLEDブロックの入力ノードに入力ノードバイパス容量性素子をさらに接続した発光装置の等価回路図であり、図8は、図7の回路にLEDブロックの入力ノードに入力される電圧のレベルを検出するための電圧検出部(voltage detector)がさらに加えられた発光装置の等価回路図である。
図7及び図8を参照すると、発光装置の組立不良により、電源の供給時に火花放電が発生し、これにより高圧の高周波成分が入力ノードN1側に流入すると、出力ノードバイパス容量性素子Ca2側に高周波成分がバイパスされるが、これと同時に入力ノードN1に直接接続されているドライバーIC10内のスイッチングユニットQ1側に直ちに高周波成分が影響を及ぼす。従って、これを防止するために、出力ノードN5に出力ノードバイパス容量性素子Ca2を並列に接続することに加えて、入力ノードN1に直接的に入力ノードバイパス容量性素子Ca1を並列に追加接続することにより、組立不良に伴う高周波成分が入力ノードN1側に流入しても直ちに入力ノードバイパス容量性素子Ca1を通じて抜け出るようにすることができる。
図9は、図8の回路においてLEDブロック内のLEDアレイ間に中間ノードバイパス容量性素子が並列に接続された発光装置の等価回路図である。
図9を参照すると、発光装置の組立不良により電源の供給時に火花放電が発生し、これにより高圧の高周波成分が中間ノード(N2、N3、N4)に流入すると、出力ノードバイパス容量性素子Ca2側に高周波成分がバイパスされるが、これと同時に、中間ノード(N2、N3、N4)に直接接続されているドライバーIC10内のスイッチングユニット(Q2、Q3、Q4)に直ちに高周波成分が影響を及ぼす可能性がある。従って、これを防止するために、出力ノードN5に出力ノードバイパス容量性素子Ca2を並列に接続することに加えて、中間ノード(N2、N3、N4)に中間ノードバイパス容量性素子(Ca3、Ca4、Ca5)を並列に追加接続することにより、組立不良に伴う高周波成分が中間ノード(N2、N3、N4)側に流入しても直ちに中間ノードバイパス容量性素子(Ca3、Ca4、Ca5)を通じて抜け出るようにすることができる。
図9にはさらに過電圧保護用抵抗R1が加えられている。LEDブロック10に定格電圧以上の過電圧が印加されると、この抵抗R1にかかるようにすることによりLEDブロック10及びドライバーIC20を保護する役割を果たす。例えば、過電圧が印加されると、電圧検出部30でこれを検出し、スイッチングユニットQ5をターンオンさせて過電圧保護用抵抗R1及びスイッチングユニットQ5の経路に沿って電流が流れるようにして回路を保護する。
上述した本実施形態において、出力ノードバイパス容量性素子Ca2、入力ノードバイパス容量性素子Ca1、及び中間ノードバイパス容量性素子(Ca3、Ca4、Ca5)は、静電容量(キャパシタンス)が0.01μF〜0.1μFであるセラミック材質を用いることが好ましい。
図10及び図11は、セラミック材質を用いるキャパシタ、すなわち、セラミックキャパシタを説明するための図であり、特に、図10は、キャパシタの種類による周波数特性を示す図であり、図11は、セラミックキャパシタの周波数対各キャパシタンスのインピーダンス特性を示す図である。
一般に、キャパシタのインピーダンスは、周波数とキャパシタンスに反比例するので、周波数が高くなるほどインピーダンスは減少するが、キャパシタンスの形態とキャパシタを構成する誘電体の残留インダクタ成分によって、図示するように、周波数が増加しながらインピーダンスもまた増加する。最も理想的なキャパシタの形態は図中「合成」で示すものであるが、これは理論的なキャパシタに過ぎない。
図10に示すように、電解キャパシタやタンタルキャパシタに比べて、セラミックキャパシタは、高周波帯域で比較的インピーダンス特性がよい。すなわち、セラミックキャパシタは高周波帯域における使用に適し、他のキャパシタに比べて定格電圧が高く、ESR(equivalent series resistance)が低くて発熱が少なく、極性がないため基板に実装時に有利であり、絶縁抵抗とブレークダウン電圧も高いので、本発明のバイパス容量素子として採用されるのに適している。セラミックキャパシタにおける電極間の誘電体としては、チタン酸バリウムのような誘電率の大きい材料を用いる。
それだけでなく、図11に示すように、セラミックキャパシタにおいても容量が小さいほど、また、高い周波数帯域において、低いインピーダンス成分を有する特性を示す。特に、0.01μF〜0.1μFのキャパシタンス範囲において、0.1オーム以下の低いインピーダンス特性を有する。
従って、本発明の実施形態において、バイパス容量性素子(入力ノードバイパス容量性素子、出力ノードバイパス容量性素子、及び中間ノードバイパス容量性素子)は、セラミックキャパシタであることが好ましい。さらに好ましくは、バイパス容量性素子は、0.01μF〜0.1μFのキャパシタンスを有するセラミックキャパシタである。さらに好ましくは、バイパス容量性素子の耐圧は100V〜500Vの範囲を有する。例えば、入力ノードに接続される入力ノードバイパス容量性素子は比較的に大きな耐圧を有する必要があり、出力ノードに接続される出力ノードバイパス容量性素子は比較的に小さい耐圧を有してもかまわないので、バイパス容量性素子の耐圧は、このように、接続されるノード、LEDアレイの使用電圧によって変化する。それだけでなく、これらのバイパス容量性素子は、要求されるキャパシタンスによって、適切に直列接続又は並列接続、又は直列接続と並列接続の組み合わせで接続して用いることができる。
即ち、LEDアレイが順次駆動される発光装置において、組立不良により、ドライバーICが耐えることのできる電圧耐性以上の電圧が供給されると、ドライバーICがダメージを受ける。ドライバーICは半導体素子からなり、使用する材料及び工程によって半導体素子の電圧耐性が決定される。電圧耐性は250Vから700Vまで多様であり、それより高い電圧が供給されるときはドライバーICの半導体素子は破壊される。本発明は、このような高圧の高周波成分からドライバーICを保護するためにLEDブロックの出力ノード、入力ノード、又は中間ノードにキャパシタを並列に接続し、これら高周波成分が接地に抜け出るようにすることにより、ドライバーICを含む様々な部品を保護することができる。
図12は、本発明の一実施形態による発光装置を説明するための断面図である。
図12を参照すると、本発明の一実施形態による発光装置は、基板100、基板100の上面に実装されるLED200、LED200が発光動作するときに発生した熱を基板100から受けて外部に放出するヒートシンク400、及びヒートシンク400と基板100との間に介在する電気絶縁性の熱伝達物質(TIM)300を備える。例えば、基板100はメタルPCB(printed circuit boad)である。
また、発光装置は、熱伝達物質(TIM)300を介して上下に配置された基板100とヒートシンク400とを相互結合するためのスクリュー500と、プラスチックホルダー600と、をさらに含む。スクリュー500は、プラスチックホルダー600と基板100を順次貫通した後、ヒートシンク400に締結される。図示しないが、発光装置は、LED200を外部から保護するように基板100に結合される投光部材をさらに含む。
LED200は、直列又は直並列に接続された複数の発光ダイオードチップを含むか、又は、直列又は直並列に接続された複数の発光ダイオードセルを含む。また、発光ダイオードチップ又は発光ダイオードセルは、フリップチップ構造を有することが好ましい。LED200が複数の発光ダイオードセルからなる場合、LED200は、それぞれがp型半導体層、活性層、及びn型半導体層を含む複数の発光セルを1つのチップ上に直列又は直並列に接続して構成されたもので具現する。
基板100は、Al又はAl合金から形成された第1金属層120、Cu又はCu合金から形成された第2金属層140、及び第1金属層120と第2金属層140との間に介在する絶縁層としてのプリプレグ130を含む。
また、ヒートシンク400は、電気絶縁性の熱伝達物質(TIM)300を介して基板100の下部、すなわち、第1金属層120に結合される。熱伝達物質(TIM)300は、基板100の下面の全体を覆う大きさに提供され、ヒートシンク400は、熱伝達物質(TIM)300の下面の全体を覆う大きさに形成される。
このとき、熱伝達物質(TIM)300は、特定BLT(Bond Line Thickness)を有するように圧縮された状態でヒートシンク400と基板100との間に介在する。また、熱伝達物質(TIM)300は、例えばシリコンなどの粘弾性材料内に、例えばセラミックのような充填材が充填された構造を有するサーマルパッドが好ましい。
粗い表面を有するヒートシンク400と基板100との間に粘弾性を有する熱伝達物質(TIM)300を介在することだけでも、熱抵抗を空気よりも大幅に減らすことができる。しかしながら、基板100と熱伝達物質(TIM)300との間又はヒートシンク400と熱伝達物質(TIM)300との間において、基板100側の界面粗さ又はヒートシンク400側の界面粗さにより残存するエアギャップは、AC電源の供給時に基板100上のLED200及び駆動IC(図示せず)に深刻なダメージを与える可能性のある高周波成分の発生を招く。このような高周波成分は、AC電源の供給時にエアギャップにおいて発生する火花放電により発生する。
また、このような火花放電は、熱伝達物質(TIM)300及びヒートシンク400が基板100の下面の全体を覆っていなくて基板100が外部に露出する場合にも発生する。この場合も同様に、火花放電が生じて数KHz〜数GHzの広帯域高周波成分が電磁ノイズとして発生し、この高周波成分は、絶縁層を通過して基板100上のLED200及び駆動IC(図示せず)に深刻なダメージを与える。
また、基板100とヒートシンク400との間の組立におけるスクリュー500による不良、すなわち、スクリュー500がヒートシンク400にしっかり締結されないなどの不良も火花放電及びそれによる高周波成分を発生させてLED200及び駆動IC(図示せず)にダメージを与える可能性がある。
図13は、熱伝達物質(TIM)を介して上下に配置された基板とヒートシンクの断面図であり、(a)は、熱伝達物質(TIM)と基板との間の界面を示すための断面図、(b)は、熱伝達物質(TIM)とヒートシンクとの間の界面を示すための断面図である。
図13を参照すると、基板100の粗さプロファイル(roughness profile)は、基板100の界面平均高さh1に対してピークp1とバレーv1を含む。ここで、平均高さh1を基準に基板100の全体バレーv1内の体積に対するエアギャップa1の体積比率が40%未満、より好ましくは、0.5%〜20%に制限される。体積比率が40%を超えると、発光装置に交流電源を供給するとき、エアギャップa1において火花放電が生じてLED又は駆動ICにダメージを与える高周波成分が発生する恐れが非常に高くなる。
ヒートシンク400の粗さプロファイルは、ヒートシンク400の界面平均高さh2に対してピークp2とバレーv2を含む。ここで、平均高さh2を基準にヒートシンク400の全体バレーv2内の体積に対するエアギャップa2の体積比率が40%未満に、より好ましくは、0.5%〜20%に制限される。体積比率が40%を超えると、発光装置に交流電源を供給する時、エアギャップa2において火花放電が生じてLED又は駆動ICにダメージを与える高周波成分が発生する恐れが非常に高くなる。
下記の表1は、ヒートシンク400のバレーv2内の体積に対するエアギャップa2の体積比率を20%未満に固定した状態で基板100のバレーv1内の体積に対するエアギャップa1の体積比率を変化させながら行ったHi−Potテストの結果を示す。各実施形態と比較例において、20個の製品に対するテストが行われ、その結果は、不良数/検査製品数に表示した。ここで、組立条件を不良発生に近い劣悪な条件にして不良(例えば、バーント(burnt))の数が意図的に多くなるようにした。電源は、AC1.5kV、60Hzを用いた。
Figure 2017112347
以下の表2は、基板100のバレーv1内の体積に対するエアギャップa1の体積比率を20%未満に固定した状態でヒートシンク400のバレーv2内の体積に対するエアギャップa2の体積比率を変化させながら行ったHi−Potテストの結果を示す。各実施形態と比較例において、20個の製品に対するテストが行われ、その結果は、不良数/検査製品数に表示した。ここで、組立条件を不良発生に近い劣悪な条件にして不良の数が意図的に多くなるようにした。電源は、AC1.5kV、60Hzを用いた。

Figure 2017112347
一方、図13に示す断面図において、基板100の界面平均高さh1とヒートシンク400の界面平均高さh2との間の距離は、熱伝達物質(TIM)300のBLTとほぼ同じである。基板100側のバレーv1のうちエアギャップa1のあるバレーv1内において熱伝達物質(TIM)300の高さは最大高さで一定であり、エアギャップa1のないバレーv1内において熱伝達物質(TIM)300の高さは、バレーv1の深さにより決定される。基板100側のバレーv1のうちのエアギャップa1のないバレーv1の比率は20%以上であることが好ましい。また、ヒートシンク400側のバレーv2のうちのエアギャップa2のあるバレーv2内において熱伝達物質(TIM)300の高さは最大高さで一定であり、エアギャップa2のないバレーv2内において熱伝達物質(TIM)300の高さはバレーv2の深さにより決定される。基板100側のバレーv2のうちのエアギャップa2のないバレーv2の比率は20%以上であることが好ましい。
2 整流部材
10 LEDブロック
20 ドライバーIC
30 電圧検出部
100 基板
120 第1金属層
130 プリプレグ
140 第2金属層
200 LED
300 熱伝達物質(TIM)
400 ヒートシンク
500 スクリュー
600 プラスチックホルダー
Ca1〜Ca7 バイパス容量性素子
CH1〜CH4 LEDアレイ
D1 逆流防止ダイオード
N1〜Nn ノード
Q1〜Q5 スイッチングユニット

Claims (22)

  1. それぞれが1つ以上のLEDからなる複数のLEDアレイ、入力ノード、及び出力ノードを含むLEDブロックと、
    前記LEDブロックの入力ノードに供給される電源の電圧レベルによって前記LEDアレイが順次動作するように電流経路を制御するドライバーICと、
    前記LEDブロックの出力ノードと接地との間に接続される出力ノードバイパス容量性素子と、を備えることを特徴とする発光装置。
  2. 前記LEDブロックの入力ノードと接地との間に接続される入力ノードバイパス容量性素子をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記LEDアレイ間及び前記LEDアレイ内のそれぞれのLED間のいずれか1つの中間ノードと接地との間に接続される中間ノードバイパス容量性素子をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  4. 前記LEDアレイが順次動作するように前記LEDブロックの入力ノードに供給される電源の電圧レベルを検出する電圧検出部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  5. 前記ドライバーICは、複数のスイッチングユニットを含み、
    前記スイッチングユニットのそれぞれは、前記LEDアレイのそれぞれに接続されて前記LEDブロックの入力ノードに供給される電源の電圧レベルによってスイッチングされることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  6. 前記複数のLEDアレイのうちのいずれか1つのLEDアレイと残りのLEDアレイとの間に接続される逆流防止ダイオードをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  7. 前記ドライバーICは、複数のスイッチングユニットを含み、
    前記複数のスイッチングユニットは、
    前記1つのLEDアレイの出力ノードに並列に接続される第1スイッチングユニットと、
    前記1つのLEDアレイの入力ノードと前記逆流防止ダイオードの出力ノードとの間に接続される第2スイッチングユニットと、
    前記残りのLEDアレイの出力ノードに並列に接続される第3スイッチングユニットと、を含み、
    前記第1スイッチングユニット及び前記第2スイッチングユニットは、前記電源の電圧レベルが第1レベルである場合にオン状態を維持し、前記電源の電圧レベルが第2レベルである場合にオフとなり、
    前記第3スイッチングユニットは、前記電源の電圧レベルが前記第2レベルである場合にオン状態を維持することを特徴とする請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記ドライバーICは、
    前記LEDブロックの入力ノードに供給される電源の電圧レベルが第1レベルである場合、前記LEDアレイが互いに並列接続して動作するように制御し、
    前記電源の電圧レベルが前記第1レベルより高い第2レベルである場合、前記LEDアレイのいずれか1つのLEDアレイと残りのLEDアレイとの間が互いに直列接続に転換されるように制御することを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  9. 前記出力ノードバイパス容量性素子は、静電容量が0.01μF〜0.1μFであるセラミック材質を用いることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  10. 前記LEDブロックの入力ノードに並列接続される入力ノードバイパス容量性素子と、
    前記LEDアレイ間及び前記LEDアレイ内のそれぞれのLED間のいずれか1つに並列接続される中間ノードバイパス容量性素子と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  11. 前記出力ノードバイパス容量性素子、前記入力ノードバイパス容量性素子、及び前記中間ノードバイパス容量性素子は、静電容量が0.01μF〜0.1μFであるセラミック材質を用いることを特徴とする請求項10に記載の発光装置。
  12. 前記出力ノードバイパス容量性素子、前記入力ノードバイパス容量性素子、及び前記中間ノードバイパス容量性素子のそれぞれには、少なくとも1つ以上のキャパシタが直列又は並列に接続されることを特徴とする請求項10に記載の発光装置。
  13. 前記LEDアレイのそれぞれには、1つ以上のLEDが直列又は並列に接続されることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  14. 前記LEDブロックの入力ノードにポジティブ電圧が供給されるように前記電源のネガティブパートをポジティブパートに変換するために、前記LEDブロックの入力ノードの前段に整流部材(bridge rectifier)をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  15. 前記発光装置は、
    基板と、
    前記基板上に実装されるLEDと、
    電源の供給時に前記LEDが動作するときに発生した熱を前記基板から受けて外部に放出するヒートシンクと、
    前記基板と前記ヒートシンクとの間に圧縮状態で介在する熱伝達物質(TIM:thermal interface material)と、を備え、
    前記熱伝達物質(TIM)と前記基板との間、又は前記熱伝達物質(TIM)と前記ヒートシンクとの間に、前記基板側の界面粗さ又は前記ヒートシンク側の界面粗さによるエアギャップが存在し、
    前記エアギャップの量は、前記電源の供給時に前記エアギャップから発生する火花放電が抑制される量に制限されることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  16. 前記基板側の界面粗さのプロファイルは、前記基板側の界面の平均高さに対してピークとバレーを含み、前記平均高さを基準にして前記基板のバレー内の体積に対する前記エアギャップの体積比率が40%未満であることを特徴とする請求項15に記載の発光装置。
  17. 前記基板側の界面粗さのプロファイルは、前記基板側の界面の平均高さに対してピークとバレーを含み、前記平均高さを基準にして前記基板のバレー内の体積に対する前記エアギャップの体積比率が0.5%〜20%であることを特徴とする請求項15に記載の発光装置。
  18. 前記ヒートシンク側の界面粗さのプロファイルは、前記ヒートシンク側の界面の平均高さに対してピークとバレーを含み、前記平均高さを基準にして前記ヒートシンクのバレー内の体積に対する前記エアギャップの体積比率が40%未満であることを特徴とする請求項15に記載の発光装置。
  19. 前記ヒートシンク側の界面粗さのプロファイルは、前記ヒートシンク側の界面の平均高さに対してピークとバレーを含み、前記平均高さを基準にして前記ヒートシンクのバレー内の体積に対する前記エアギャップの体積比率が0.5%〜20%であることを特徴とする請求項15に記載の発光装置。
  20. 前記熱伝達物質(TIM)及び前記ヒートシンクのそれぞれは、前記基板の下面全体を覆うサイズに提供されることを特徴とする請求項15に記載の発光装置。
  21. 前記基板は、対向する金属層間に介在するプリプレグを含むメタルPCBであることを特徴とする請求項15に記載の発光装置。
  22. それぞれが1つ以上のLEDからなる複数のLEDアレイ、入力ノード、及び出力ノードを含むLEDブロックと、
    前記LEDブロックの入力ノードに供給される電源の電圧レベルによって前記LEDアレイが順次動作するように電流経路を制御するドライバーICと、
    1つのLEDアレイと残りのLEDアレイとの間に接続される逆流防止ダイオードと、を備え、
    前記ドライバーICは、複数のスイッチングユニットを含み、
    前記複数のスイッチングユニットは、
    前記1つのLEDアレイの出力ノードに並列に接続される第1スイッチングユニットと、
    前記1つのLEDアレイの入力ノードと前記逆流防止ダイオードの出力ノードとの間に接続される第2スイッチングユニットと、
    前記残りのLEDアレイの出力ノードに並列に接続される第3スイッチングユニットと、を含み、
    前記第1スイッチングユニット及び前記第2スイッチングユニットは、前記電源の電圧レベルが第1レベルである場合にオン状態を維持し、前記電源の電圧レベルが第2レベルである場合にオフとなり、
    前記第3スイッチングユニットは、前記電源の電圧レベルが前記第2レベルである場合にオン状態を維持することを特徴とする発光装置。
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