JP2013229975A - スイッチング電源装置および発光装置 - Google Patents

スイッチング電源装置および発光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチング制御手段を起動させる起動電流に起因する消費電力を低減させる。
【解決手段】LED電流制御回路10は、バレーフィル回路3と、起動電流が供給される起動回路4aと、スイッチング素子Q2のオン・オフ動作を制御する制御周波数を変化させるスイッチング出力回路6と、を備え、上記バレーフィル回路3のダイオードD10のカソード端子が、上記起動回路4aのトランジスタQ1のコレクタ端子と電気的に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源装置に関し、特にLED(Light Emitting Diode)光源用の電源装置として好適なスイッチング電源装置、および、該にスイッチング電源装置を備えた発光装置に関するものである。
従来、スイッチング電源装置は、電圧電流変換効率を高め、かつ小型化・軽量化が可能な装置として知られている。これは、スイッチング電源装置においては、出力コイルに流れる電流をスイッチングすることで、出力コイルに流れる電流を制御して出力電圧および出力電流に変換することから、出力コイルでの変換効率を向上させることができ、また、上記出力コイルを小型化・軽量化できるからである。
特許文献1には、このようなスイッチング電源装置に関する技術の一例が開示されている。この特許文献1に開示されたスイッチング電源装置では、軽負荷時や無負荷時または待機時にスイッチング素子のスイッチング周波数を低減して、軽負荷時や無負荷時の消費電力または待機時の待機電力の低電力化を図っている。
特開2009−153364号公報(2009年07月09日公開)
しかしながら、上記特許文献1に開示されたスイッチング電源装置では、集積回路IC(スイッチング制御部)を起動するための起動電流に起因する消費電力を低減させる観点については何も記載されていないという問題点がある。
例えば、上記特許文献1に開示されたスイッチング電源装置では、軽負荷時にスイッチング素子のスイッチング周波数を低減させる点は記載されているものの、集積回路ICに電源を供給する電源端子Vccに供給する起動電流に起因する消費電力をどのように低減させるのかについては何も記載されていない。
次に、図12に参考形態としてLED電流制御回路200を示す。
LED電流制御回路200は、力率改善のためのバレーフィル回路を有し、LED光源に対して一定電流を供給する他励式のAC‐DCコンバータの一例である。
同図に示すように、LED電流制御回路200は、交流電力入力端子P1・P2、ヒューズF1、スイッチングノイズフィルター回路201、全波整流回路202、バレーフィル回路203、起動回路204、Vcc供給回路205、スイッチング出力回路206、アノード出力端子T1、カソード出力端子T2を備えている。なお、アノード出力端子T1およびカソード出力端子T2には、負荷としてLED群207が接続されている。
LED電流制御回路200は、定電流出力を行うことによって、LED群207に供給する電流を一定に制御することによってLED1、2、3・・・から放出される光束を一定に保つ。
ところで、LED電流制御回路200では、起動回路204にてPWM制御ICU1を起動させるための起動電流Is(PWM制御ICU1のVcc端子に供給される電流)がVcc端子に供給され、これをトリガとしてPWM制御ICU1が起動され、起動後は、Vcc供給回路205のコンデンサC5により、Vcc端子にVcc電圧が供給されるようになっている。
このため、例えば、抵抗R1およびトランジスタQ1にて起動電流Isにより、約1.3W程度(ここに、入力交流電圧Vinは264Vとし、起動電流Isの大きさは約5mAとした)の熱損失が発生するので、効率低下や電源基板内部の温度上昇の原因となるという問題点がある。
一方、PWM制御ICU1の起動後は、上記のように、Vcc供給回路205を介してVcc電圧が供給されるため、ダイオードD3は通常はオフとなり起動電流Isの供給は停止する。しかしながら、現実には入力される入力交流電圧Vinの変動範囲が広いため(例えば、変動範囲は、約85V〜264V程度となり得る)、以下のような様々な問題点が生じる。
例えば、AC264V入力時は、スイッチング素子Q2のスイッチング波形のピーク値がAC85V入力時に比較して大きいため、コンデンサC5を介した供給電流が多くなりダイオードD6に無駄な電流が多く流れ損失が大きくなるという問題点が生じ得る。
また、AC85V入力時は、逆にコンデンサC5を介して供給される電流が少ないため、ダイオードD3がオフにならず起動回路204側からもVcc端子に電流が供給され続けるために熱損失が発生して効率低下するという問題点が生じ得る。
これにより、電源基板内部の温度が上昇して電解コンデンサなどの部品に温度ストレスが加わり、部品の寿命が短くなる結果、製品寿命が短くなるという問題点も生じ得る。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、スイッチング制御手段を起動させる起動電流に起因する消費電力を低減させることができるスイッチング電源装置などを提供することにある。
本発明のスイッチング電源装置は、上記の課題を解決するために、スイッチング素子をオン・オフ動作させることにより交流電源を直流電源に変換するスイッチング電源装置であって、一方の端子が整流回路のアノード端子と電気的に接続された第1コンデンサ、一方の端子が上記整流回路のカソード端子に電気的に接続された第2コンデンサ、ならびに、上記第1コンデンサの他方の端子および上記第2コンデンサの他方の端子間に電気的に接続されたダイオードを備えたバレーフィル回路と、自身を起動するための起動電流が供給される起動端子を備え、上記スイッチング素子のオン・オフ動作を制御する制御周波数を変化させるスイッチング制御手段と、上記第2コンデンサの一方の端子と電気的に接続されたベース端子および上記スイッチング制御手段の上記起動端子と電気的に接続されたエミッタ端子を少なくとも有するトランジスタ、を少なくとも備えた起動回路と、を備え、上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子が、上記起動回路の上記トランジスタのコレクタ端子と電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明者は、上述した図12に示す参考形態のLED電流制御回路200について鋭意検討した結果、図11(a)に示すバレーフィル回路203のダイオードD9のA点の電圧波形は、図11(b)に示すB点の波形より電圧変動が安定しており、A点の電圧値は、コンデンサC10とコンデンサC9に分配されてB点の電圧より低くなることを新たに見出した。
そこで、上記構成では、バレーフィル回路のダイオードのカソード端子を、起動回路のトランジスタのコレクタ端子と電気的に接続している。これにより、トランジスタでの損失は、例えば、参考形態のLED電流制御回路200より低くなる。よって、その分だけスイッチング制御手段を起動させる起動電流に起因する消費電力を低減させることができる。
また、上記の効果により、本発明のスイッチング電源装置によれば、例えば、電源の効率アップや電源の内部温度の上昇を抑制することができるという副次的効果も得られる。
加えて、以上の効果により、例えば、電源の信頼性がよくなり電解コンデンサなどの部品の寿命が長くなるという副次的効果も得られる。
また、本発明のスイッチング電源装置は、上記の構成に加えて、一方の端子が上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのコレクタ端子と電気的に接続された第1の抵抗を備えていても良い。
上記構成によれば、例えば、第1の抵抗での損失が抵抗R1を備える参考形態のLED電流制御回路200よりも低くなる。
また、本発明のスイッチング電源装置は、上記の構成に加えて、上記第1の抵抗、および、一方の端子が上記バレーフィル回路の上記第1コンデンサの一方の端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのコレクタ端子および上記第1の抵抗間の接続点と接続された第2の抵抗を備えていても良い。
ところで、AC入力電圧Vinが瞬時に定格電圧(例えば、AC100VまたはAC240V)に立ち上がらずに、5V/秒でゼロボルトからゆっくりと立ち上がった場合、第1コンデンサを介して電流が供給されないためにスイッチング制御手段は、起動しにくくなる。このため、上記構成では、補助的に第2の抵抗を介して起動電流を補充するようにしている。
以上のようにAC入力電圧がゆっくりと立ち上がることは通常はあまりないと考えられるが、例えば、電力会社の停電時の復帰時にそのような事象が起こる可能性が少なからずあるため、その非常時対策として有効な構成となる。
なお、第2の抵抗の抵抗値を大きくすればするほど、第2の抵抗における消費電力は小さくなるので、第2の抵抗の抵抗値は、電源に含まれる別の場所の抵抗の抵抗値よりも大きくすることが好ましい。
また、本発明のスイッチング電源装置は、上記の構成に加えて、上記第1の抵抗、上記第2の抵抗、および、一方の端子が上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのベース端子と電気的に接続されたバイアス抵抗を備えていても良い。
上記構成によれば、例えば、第1の抵抗での損失が抵抗R1を備える参考形態のLED電流制御回路200よりも低くなる。また、第2の抵抗を介して補助的に起動電流が補充される。さらに、バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子に第1の抵抗を介さず、バイアス抵抗を介してトランジスタのベース端子が直接接続される。このため、トランジスタのベース端子が第2コンデンサと電気的に接続されているため、高周波的にインピーダンスが低く安定し、トランジスタのベース端子のノイズが少なくなりVcc電圧の供給を安定動作させることができる。
また、本発明のスイッチング電源装置は、上記の構成に加えて、上記第1の抵抗、および、一方の端子が上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのベース端子と電気的に接続されたバイアス抵抗を備えていても良い。
上記構成によれば、例えば、第1の抵抗での損失が抵抗R1を備える参考形態のLED電流制御回路200よりも低くなる。また、バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子に第1の抵抗を介さず、バイアス抵抗を介してトランジスタのベース端子が直接接続される。このため、トランジスタのベース端子が第2コンデンサと電気的に接続されているため、高周波的にインピーダンスが低く安定し、トランジスタのベース端子のノイズが少なくなりVcc電圧の供給を安定動作させることができる。
また、本発明のスイッチング電源装置は、上記の構成に加えて、上記バレーフィル回路のアノード側の出力端子と、カソード側の出力端子間には、さらに第3コンデンサが接続されており、上記第1の抵抗、および、一方の端子が上記バレーフィル回路の上記第3コンデンサの一方の端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのベース端子と電気的に接続されたバイアス抵抗を備えていても良い。
上記構成によれば、例えば、第1の抵抗での損失が抵抗R1を備える参考形態のLED電流制御回路200よりも低くなる。また、整流回路のアノード端子にバイアス抵抗を介してトランジスタのベース端子が直接接続される。このため、トランジスタのベース端子が第3コンデンサと電気的に接続されているため、高周波的にインピーダンスが低く安定し、トランジスタのベース端子のノイズが少なくなりVcc電圧の供給を安定動作させることができる。
また、本発明のスイッチング電源装置は、上記の構成に加えて、上記第1の抵抗、一方の端子が上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのベース端子と電気的に接続されたバイアス抵抗、および、一方の端子が上記バレーフィル回路の上記第3コンデンサの一方の端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのコレクタ端子および上記第1の抵抗間の接続点と接続された第2の抵抗を備えていても良い。
例えば、第1の抵抗での損失が抵抗R1を備える参考形態のLED電流制御回路200よりも低くなる。また、整流回路のアノード端子にバイアス抵抗を介してトランジスタのベース端子が直接接続される。このため、トランジスタのベース端子が第3コンデンサと電気的に接続されているため、高周波的にインピーダンスが低く安定し、トランジスタのベース端子のノイズが少なくなりVcc電圧の供給を安定動作させることができる。また、第2の抵抗を介して補助的に起動電流が補充される。
また、本発明のスイッチング電源装置は、上記の構成に加えて、一方の端子が上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのベース端子に接続されたバイアス抵抗を備え、上記起動回路が上記バイアス抵抗以外の抵抗を備えていなくても良い。
上記構成によれば、例えば、バイアス抵抗以外に、その他の抵抗を備える起動回路と比較して部品点数の削減、コストの低減、回路基板の小型化が可能となる。
また、本発明のスイッチング電源装置は、上記の構成に加えて、上記バレーフィル回路のアノード側の出力端子と、カソード側の出力端子間には、さらに第3コンデンサが接続されており、一方の端子が上記バレーフィル回路の上記第3コンデンサの一方の端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのベース端子に接続されたバイアス抵抗を備え、上記起動回路が上記バイアス抵抗以外の抵抗を備えていなくても良い。
上記構成によれば、例えば、バイアス抵抗以外に、その他の抵抗を備える起動回路と比較して部品点数の削減、コストの低減、回路基板の小型化が可能となる。また、整流回路のアノード端子にバイアス抵抗を介してトランジスタのベース端子が直接接続される。このため、トランジスタのベース端子が第3コンデンサと電気的に接続されているため、高周波的にインピーダンスが低く安定し、トランジスタのベース端子のノイズが少なくなりVcc電圧の供給を安定動作させることができる。
また、本発明のスイッチング電源装置は、上記の構成に加えて、一方の端子が上記バレーフィル回路の上記第3コンデンサの一方の端子と電気的に接続され、他方の端子が上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子および上記トランジスタのコレクタ端子間の接続点に電気的に接続された第2の抵抗を備え、上記起動回路が上記バイアス抵抗および上記第2の抵抗以外の抵抗を備えていなくても良い。
上記構成によれば、例えば、バイアス抵抗および第2の抵抗以外に、その他の抵抗を備える起動回路と比較して部品点数の削減、コストの低減、回路基板の小型化が可能となる。また、第2の抵抗を介して補助的に起動電流が補充される。
また、本発明のスイッチング電源装置は、上記の構成に加えて、一方の端子が上記バレーフィル回路の上記第3コンデンサの一方の端子と電気的に接続され、他方の端子が上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子および上記トランジスタのコレクタ端子間の接続点に電気的に接続された第2の抵抗を備え、上記起動回路が上記バイアス抵抗および上記第2の抵抗以外の抵抗を備えていなくても良い。
上記構成によれば、例えば、バイアス抵抗および第2の抵抗以外に、その他の抵抗を備える起動回路と比較して部品点数の削減、コストの低減、回路基板の小型化が可能となる。また、第2の抵抗を介して補助的に起動電流が補充される。さらに、整流回路のアノード端子にバイアス抵抗を介してトランジスタのベース端子が直接接続される。このため、トランジスタのベース端子が第3コンデンサと電気的に接続されているため、高周波的にインピーダンスが低く安定し、トランジスタのベース端子のノイズが少なくなりVcc電圧の供給を安定動作させることができる。
また、本発明の発光装置は、上記の構成に加えて、上記のいずれかのスイッチング電源装置と、上記スイッチング電源装置のアノード側の出力端子およびカソード側の出力端子間に接続された少なくとも1つの半導体発光素子を備えていることが好ましい。
上記構成によれば、スイッチング制御手段を起動させる起動電流に起因する消費電力を低減させることができるので、スイッチング電源装置を備えた発光装置の消費電力を低減させることも可能となる。
本発明のスイッチング電源装置は、以上のように、一方の端子が整流回路のアノード端子と電気的に接続された第1コンデンサ、一方の端子が上記整流回路のカソード端子に電気的に接続された第2コンデンサ、ならびに、上記第1コンデンサの他方の端子および上記第2コンデンサの他方の端子間に電気的に接続されたダイオードを備えたバレーフィル回路と、自身を起動するための起動電流が供給される起動端子を備え、上記スイッチング素子のオン・オフ動作を制御する制御周波数を変化させるスイッチング制御手段と、上記第2コンデンサの一方の端子と電気的に接続されたベース端子および上記スイッチング制御手段の上記起動端子と電気的に接続されたエミッタ端子を少なくとも有するトランジスタ、を少なくとも備えた起動回路と、を備え、上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子が、上記起動回路の上記トランジスタのコレクタ端子と電気的に接続されている構成である。
それゆえ、スイッチング制御手段を起動させる起動電流に起因する消費電力を低減させることができるという効果を奏する。
本発明のスイッチング電源装置の実施の一形態の構成を示す回路図である。 本発明のスイッチング電源装置の他の実施形態の構成を示す回路図である。 本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態の構成を示す回路図である。 本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態の構成を示す回路図である。 本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態の構成を示す回路図である。 本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態の構成を示す回路図である。 本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態の構成を示す回路図である。 本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態の構成を示す回路図である。 本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態の構成を示す回路図である。 本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態の構成を示す回路図である。 (a)は、スイッチング電源装置のA点における電圧波形の一例を示し、(b)は、B点における電圧波形の一例を示し、(c)は、C点における電圧波形の一例を示す。 参考形態のスイッチング電源装置の構成を示す回路図である。
本発明の一実施形態について図1〜図12に基づいて説明すれば、次の通りである。以下の特定の実施形態で説明する構成以外の構成については、必要に応じて説明を省略する場合があるが、他の実施形態で説明されている場合は、その構成と同じである。また、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
〔実施の形態1〕
本発明のスイッチング電源装置を具現化した形態は、他励式のコンバータや自励式のコンバータなど任意の形態でよいが、以下ではスイッチング電源装置の一例として他励式コンバータとしてのLED電流制御回路(スイッチング電源装置、発光装置)10について説明を行う。
図1に、LED電流制御回路10の全体構成を示す。LED電流制御回路10は、負荷として接続されたLED群7に対して一定電流を供給するための他励式のAC‐DCコンバータであり、上述した参考形態のLED電流制御回路200と同様に、力率改善のためのバレーフィル回路3を有している。
本実施形態のLED電流制御回路10は、上述した図12に示す参考形態のLED電流制御回路200と比較しやすいように、負荷として、例えばLED群7が接続され、定電圧出力動作のみならず定電流出力動作をも行うものとする。
図1に示すように、LED電流制御回路10は、交流電力入力端子P1・P2、ヒューズF1、スイッチングノイズフィルター回路1、全波整流回路2、バレーフィル回路3、起動回路4a、Vcc供給回路5、スイッチング出力回路6、アノード出力端子T1、カソード出力端子T2を備えている。なお、アノード出力端子T1およびカソード出力端子T2には、負荷としてLED群7が接続されている。
LED電流制御回路10は、定電流出力を行うことによって、LED群7に供給する電流を一定に制御することによってLED1、2、3・・・から放出される光束を一定に保つ。
(交流電力入力端子P1・P2)
交流電力入力端子P1・P2は、それぞれスイッチングノイズフィルター回路1のアノード側およびカソード側の各ラインに接続されている。交流電力入力端子P1・P2には交流電力が入力される(交流入力電圧Vinが入力される;以下、単に「電圧Vin」という)。なお、本実施形態では、電圧Vinの変動範囲は、約85V〜264Vの範囲を想定しているが、電圧Vinの変動範囲は、上記の範囲に限定されず、上記の範囲より広くても狭くても良い。
(スイッチングノイズフィルター回路1)
スイッチングノイズフィルター回路1のアノード側の出力端子およびカソード側の出力端子のそれぞれは、全波整流回路2のアノード側およびカソード側の各ラインに接続されている。
スイッチングノイズフィルター回路1は、スイッチングノイズを濾波するフィルター機能を有し、コンデンサC1、コイルL1、および、コンデンサC2が、それぞれ、この順で、交流電力入力端子P1・P2に接続するアノード側およびカソード側の各ラインの上流側から下流側に向けて縦続に接続されている。
(全波整流回路2)
全波整流回路2は、全波整流を行うブリッジ接続された4つのダイオード(整流ダイオード)からなるブリッジダイオードBD1を備える。なお、本実施形態では、整流回路の一例として全波整流回路を採用しているが、整流回路として半波整流回路を採用しても良い。
全波整流回路2のアノード側およびカソード側の各出力端子は、バレーフィル回路3のアノード側およびカソード側の各ラインに接続されている。なお、以下では、全波整流回路2のアノード側の出力端子からアノード出力端子T1まで延在するラインをアノード側の基準ラインと呼ぶ。一方、全波整流回路2のカソード側の出力端子から、後述するPWM制御ICU1のGND端子(グランド端子;端子2)まで延在する各回路のライン、または、PWM制御ICU1のDrain端子(端子8)からカソード出力端子T2まで延在するラインを各回路のカソード側の基準ラインと呼ぶ。
(バレーフィル回路3)
バレーフィル回路3は、力率改善機能を有し、コンデンサC10(200V、22μF)およびダイオードD10(ES1D)のペア、コンデンサC9(200V、22μF)およびダイオードD1(ES1D)のペア、およびコンデンサC12(第3コンデンサ;400V、0.1μF)が、それぞれ、この順で、アノード側およびカソード側の基準ラインの上流側から下流側に向けて縦続に接続されている。また、コンデンサC10およびダイオードD10の接続点と、コンデンサC9およびダイオードD1の接続点との間には、ダイオードD9(ES1D)が接続されている。ダイオードD9は、後述する起動回路4aのトランジスタQ1のコレクタ端子と抵抗R28(2.2kΩ)を介して接続されている。
バレーフィル回路3では、後述するスイッチング素子Q2(STP10NK60ZFP)がオフ(OFF)のとき、コンデンサC9およびコンデンサC10に電荷が蓄えられ、スイッチング素子Q2がオン(ON)のとき、蓄えられた電荷が放電されることで、電圧Vinの電圧波形(例えば、正弦波)の(半周期の)電圧パルス幅に対する、出力電流Iout(以下、電流Ioutという)の電流波形の(半周期の)電流パルス幅の比を大きくすることで力率を改善する。すなわち、バレーフィル回路3は、電流Ioutの電流波形を、電圧Vinの電圧波形に近づけることによって、力率を改善する。
例えば、バレーフィル回路3が設けられていない場合、電流Ioutの電流波形の電流パルス幅は、電圧Vinの電圧波形の電圧パルス幅と比較してかなり狭い(このときの力率は0.4程度)。一方、バレーフィル回路3を設けた場合、電流Ioutの電流波形の電流パルス幅は広くなり、電圧Vinの電圧波形の電圧パルス幅に近づく(このときの力率は0.9程度に改善される)。
この結果、A点における電圧波形は、安定した波形となり、電圧Vin×(1/2)×√2となる。なお、B点における電圧波形は、電圧Vin×√2である。
なお、バレーフィル回路3のカソード側およびアノード側の各出力端子は、起動回路4aのカソード側およびアノード側の各基準ラインに接続されている。
(起動回路4a)
起動回路4aのトランジスタQ1(MMBTA42)のコレクタ端子、および、抵抗(第1の抵抗)R28(2.2kΩ)の他方の端子(紙面に対して右側の端子)の接続点と、ダイオードD4(RKZ13B;ツェナーダイオード)のカソード端子、および、トランジスタQ1のベース端子の接続点と、の間には、抵抗R10(1MΩ)が接続されている。抵抗R28および抵抗R10は、トランジスタQ1のコレクタ端子に印加される電圧と、トランジスタQ1のベース端子に印加される電圧の大きさを調整している。
なお、抵抗R28および抵抗R10の接続点と、トランジスタQ1のコレクタ端子との間には、起動電流Is(5mA)が流れ、後述する電圧Vccを発生させるトリガとなる。
また、トランジスタQ1のエミッタ端子は、ダイオードD3(BAT54J)を介して、PWM制御ICU1のVcc端子(端子1)に接続されている。
起動回路4aのカソード側およびアノード側の各出力端子は、Vcc供給回路5のカソード側およびアノード側の各基準ラインに接続されている。
(Vcc供給回路5)
トランジスタQ1のエミッタ端子からダイオードD6(BAV99)の端子2に接続するラインと、スイッチング出力回路6のカソード側の基準ラインとの間には、コンデンサC4(25V、1μF)およびダイオードD5(RKZ13B;ツェナーダイオード)が、それぞれ、この順で縦続に接続されている。また、ダイオードD6の端子1は、接地され、ダイオードD6の端子3は、コンデンサC5(630V、220pF)およびダイオードD2(STT3L06A)を介してアノード出力端子T1に接続されている。
また、コンデンサC5は、PWM制御ICU1の起動後、PWM制御ICU1のVcc端子に供給する電圧Vccの生成に寄与するコンデンサである。コンデンサC5は、ダイオードD3を介してスイッチング素子Q2のドレイン端子に接続されており、スイッチング素子Q2のON/OFF動作に応じて、電荷の蓄積と放電を行い、放電された電流は、ダイオードD6の端子3に入力される。ダイオードD6の端子3から入力された電流は、ダイオードD6によって整流され、起動電流Isに結合される。
また、コンデンサC4は、PWM制御ICU1のGND端子に接続されており、電圧Vccからスイッチングノイズを除去する。
(スイッチング出力回路6)
PWM制御ICU1のDrain端子は、スイッチング素子Q2のドレイン端子に接続されている。また、スイッチング素子Q2のドレイン端子と、スイッチング出力回路6のカソード出力端子T2との間には、コイルL2(51μH)が接続されている。スイッチング素子Q2のドレイン端子は、さらに、ダイオードD2(STT3L06A)を介してアノード出力端子T1に接続されている。また、ダイオードD2およびアノード出力端子T1間の接続点と、コイルL2およびカソード出力端子T2間の接続点との間には、コンデンサC6(YXJ;100V、22μF)が接続されている。
次に、PWM制御ICU1のGate端子(端子6)からはON/OFF信号(PWM信号)が出力され、スイッチング素子Q2のゲート端子に接続されている。スイッチング素子Q2のソース端子は、抵抗R24(1.2Ω)を介して接地されている。スイッチング素子Q2のソース端子および抵抗R24(1.2Ω)のカソード側の端子間の接続点は、PWM制御ICU1のRsense端子(端子5)に接続されている。
スイッチング素子Q2、抵抗R24、ダイオードD5、PWM制御ICU1は、LED群7に供給される電流が大きくなると、アノード出力端子T1およびカソード出力端子T2間に流れる電流が小さくなるように、スイッチング素子Q2のON/OFFを制御し、逆にLED群7に供給される電流が小さくなると、アノード出力端子T1およびカソード出力端子T2間の電流が大きくなるように制御する、いわゆる負帰還回路を構成している。
次に、コイルL2およびスイッチング素子Q2の接続点と、PWM制御ICU1のMASK端子との間には、コンデンサC8(630V、330pF)、抵抗R9(220KΩ)、抵抗R4(22KΩ)がこの順で接続されている。
PWM制御ICU1のMASK端子は、コイルL2に蓄積されたエネルギーが吐き出されたことを検知すると、スイッチング素子Q2のゲート端子をONする。すなわち、MASK端子は、スイッチング素子Q2のゲート端子をONするタイミングを検知するために使用されている。
抵抗R9は、抵抗R8(22KΩ)を介してバレーフィル回路3のダイオードD10のアノード端子と接続されている。抵抗R8にはダイオードD7(BAV99)が並列接続されており、抵抗R8およびダイオードD7は、リミッター回路を構成している。
なお、スイッチング出力回路6のカソード側の基準ラインの接続点と、PWM制御ICU1のPMW端子(端子3)とは抵抗R3(470Ω)を介して接続されているが、この抵抗R3は、PWM制御ICU1のPMW端子を機能させないためのものである。
(LED群7)
LED群(少なくとも1つの半導体発光素子)7は、LED1〜3・・・のように直列接続された複数のLEDを含んでいるが、LED群7は、少なくとも1つのLEDを含んでいれば良い。
ここで、LED群7は、2以上のLEDが、直列接続のみで互いに接続されている場合、2以上のLEDが、並列接続のみで互いに接続されている場合、および、2以上のLEDが、直列接続および並列接続が混じった状態で互いに接続されている場合のいずれの場合も含む。
さらに、2以上のLEDが、直列接続および並列接続が混じった状態で互いに接続されている場合、LED群7の両極は、その群に含まれる複数のLEDを接続する経路のうち、LEDの接続数が最大となる経路の両端の端子となる。
(LED電流制御回路10の特徴的な構成について)
上述したように、本発明者は、図12に示す参考形態のLED電流制御回路200について鋭意検討した結果、図11(a)に示すバレーフィル回路203のダイオードD9のA点の電圧波形は、図11(b)に示すB点の波形より電圧変動が安定しており、A点の電圧値は、コンデンサC10とコンデンサC9に分配されてB点の電圧より低くなることを新たに見出した。
そこで、上記構成では、バレーフィル回路3のダイオードD9のカソード端子を、起動回路4aのトランジスタQ2のコレクタ端子と電気的に接続している。これにより、トランジスタQ2での損失は、例えば、参考形態のLED電流制御回路200より低くなる。よって、その分だけPWM制御ICU1を起動させる起動電流Isに起因する消費電力を低減させることができる。
また、上記の効果により、本実施形態のLED電流制御回路10によれば、例えば、電源の効率アップや電源の内部温度の上昇を抑制することができるという副次的効果も得られる。
加えて、以上の効果により、例えば、電源の信頼性がよくなり電解コンデンサなどの部品の寿命が長くなるという副次的効果も得られる。
また、本実施形態のLED電流制御回路10では、一方の端子がバレーフィル回路3のダイオードD9のカソード端子と電気的に接続され、他方の端子がトランジスタQ2のコレクタ端子と電気的に接続された抵抗R28を備えている。
上記構成によれば、例えば、抵抗R28での損失が抵抗R1を備える参考形態のLED電流制御回路200よりも低くなる。
〔実施の形態2〕
次に、図2に基づき、本発明のスイッチング電源装置の他の実施形態であるLED電流制御回路(スイッチング電源装置、発光装置)20について説明する。
本実施形態のLED電流制御回路20は、起動回路4bの回路構成の一部が起動回路4aの回路構成と異なっている点が、LED電流制御回路10との相違点である。
具体的には、上記の抵抗R28および抵抗R10の他、一方の端子がバレーフィル回路3のコンデンサ(第1コンデンサ)C10の一方の端子と電気的に接続され、他方の端子がトランジスタのQ1のコレクタ端子および抵抗R28間の接続点と接続された抵抗(第2の抵抗)R1(220kΩ)を備えている。
ところで、電圧Vinが瞬時に定格電圧(例えば、AC100VまたはAC240V)に立ち上がらずに、5V/秒でゼロボルトからゆっくりと立ち上がった場合、コンデンサC10を介して電流が供給されないためにスイッチング制御手段は、起動しにくくなる。このため、上記構成では、補助的に抵抗R1を介して起動電流を補充するようにしている。
以上のように電圧Vinがゆっくりと立ち上がることは通常はあまりないと考えられるが、例えば、電力会社の停電時の復帰時にそのような事象が起こる可能性が少なからずあるため、その非常時対策として有効な構成となる。
なお、抵抗R1の抵抗値を大きくすればするほど、抵抗R1における消費電力は小さくなるので、抵抗R1の抵抗値は、電源に含まれる別の場所の抵抗の抵抗値よりも大きくすることが好ましい。本実施形態では、抵抗R1の抵抗値は、220kΩに設定している。
〔実施の形態3〕
次に、図3に基づき、本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態であるLED電流制御回路(スイッチング電源装置、発光装置)30について説明する。
本実施形態のLED電流制御回路30は、起動回路4cの回路構成の一部が起動回路4aの回路構成と異なっている点が、LED電流制御回路10との相違点である。
具体的には、抵抗R28、抵抗R1、および、一方の端子がバレーフィル回路3のダイオードD9のカソード端子と電気的に接続され、他方の端子がトランジスタQ1のベース端子と電気的に接続された抵抗(バイアス抵抗)R10(1MΩ)を備えている。
上記構成によれば、例えば、抵抗R28での損失が抵抗R1を備える参考形態のLED電流制御回路200よりも低くなる。また、抵抗R1を介して補助的に起動電流が補充される。さらに、バレーフィル回路3のダイオードD9のカソード端子に抵抗R28を介さず、抵抗R10を介してトランジスタのベース端子が直接接続される。このため、トランジスタQ1のベース端子がコンデンサ(第2コンデンサ)C9と電気的に接続されているため、高周波的にインピーダンスが低く安定し、トランジスタQ1のベース端子のノイズが少なくなりVcc電圧の供給を安定動作させることができる。
〔実施の形態4〕
次に、図4に基づき、本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態であるLED電流制御回路(スイッチング電源装置、発光装置)40について説明する。
本実施形態のLED電流制御回路40は、起動回路4dの回路構成の一部が起動回路4aの回路構成と異なっている点が、LED電流制御回路10との相違点である。
具体的には、抵抗R28、および、一方の端子がバレーフィル回路3のダイオードD9のカソード端子と電気的に接続され、他方の端子がトランジスタQ1のベース端子と電気的に接続された抵抗(バイアス抵抗)R10を備えている。
上記構成によれば、例えば、抵抗R28での損失が抵抗R1を備える参考形態のLED電流制御回路200よりも低くなる。また、バレーフィル回路3のダイオードD9のカソード端子に抵抗R28を介さず、抵抗R10を介してトランジスタQ1のベース端子が直接接続される。このため、トランジスタQ1のベース端子がコンデンサC9と電気的に接続されているため、高周波的にインピーダンスが低く安定し、トランジスタQ1のベース端子のノイズが少なくなりVcc電圧の供給を安定動作させることができる。
〔実施の形態5〕
次に、図5に基づき、本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態であるLED電流制御回路(スイッチング電源装置、発光装置)50について説明する。
本実施形態のLED電流制御回路50は、起動回路4eの回路構成の一部が起動回路4aの回路構成と異なっている点が、LED電流制御回路10との相違点である。
具体的には、抵抗R28、および、一方の端子がバレーフィル回路3のコンデンサC12の一方の端子と電気的に接続され、他方の端子がトランジスタQ1のベース端子と電気的に接続された抵抗(バイアス抵抗)R10を備えている。
上記構成によれば、例えば、抵抗R28での損失が抵抗R1を備える参考形態のLED電流制御回路200よりも低くなる。また、全波整流回路2のアノード端子に抵抗R10を介してトランジスタQ1のベース端子が直接接続される。このため、トランジスタQ1のベース端子がコンデンサC12と電気的に接続されているため、高周波的にインピーダンスが低く安定し、トランジスタQ1のベース端子のノイズが少なくなりVcc電圧の供給を安定動作させることができる。
〔実施の形態6〕
次に、図6に基づき、本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態であるLED電流制御回路(スイッチング電源装置、発光装置)60について説明する。
本実施形態のLED電流制御回路60は、起動回路4fの回路構成の一部が起動回路4aの回路構成と異なっている点が、LED電流制御回路10との相違点である。
具体的には、抵抗R28、一方の端子がバレーフィル回路3のダイオードD9のカソード端子と電気的に接続され、他方の端子がトランジスタQ1のベース端子と電気的に接続された抵抗R10、および、一方の端子がバレーフィル回路3のコンデンサC12の一方の端子と電気的に接続され、他方の端子がトランジスタQ1のコレクタ端子および抵抗R28間の接続点と接続された抵抗(第2の抵抗)R1(220Ω)を備えている。
例えば、抵抗R28での損失が抵抗R1を備える参考形態のLED電流制御回路200よりも低くなる。また、全波整流回路2のアノード端子に抵抗R10を介してトランジスタQ1のベース端子が直接接続される。このため、トランジスタQ1のベース端子がコンデンサC12と電気的に接続されているため、高周波的にインピーダンスが低く安定し、トランジスタQ1のベース端子のノイズが少なくなりVcc電圧の供給を安定動作させることができる。また、抵抗R1を介して補助的に起動電流が補充される。
〔実施の形態7〕
次に、図7に基づき、本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態であるLED電流制御回路(スイッチング電源装置、発光装置)70について説明する。
本実施形態のLED電流制御回路70は、起動回路4gの回路構成の一部が起動回路4aの回路構成と異なっている点が、LED電流制御回路10との相違点である。
具体的には、一方の端子がバレーフィル回路3のダイオードD9のカソード端子と電気的に接続され、他方の端子がトランジスタQ1のベース端子に接続された抵抗(バイアス抵抗)R10を備え、起動回路4gが抵抗R10以外のその他の抵抗は備えていない。
上記構成によれば、例えば、抵抗R10以外に、その他の抵抗(例えば、抵抗R28)を備える起動回路と比較して部品点数の削減、コストの低減、回路基板の小型化が可能となる。
〔実施の形態8〕
次に、図8に基づき、本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態であるLED電流制御回路(スイッチング電源装置、発光装置)80について説明する。
本実施形態のLED電流制御回路80は、起動回路4hの回路構成の一部が起動回路4aの回路構成と異なっている点が、LED電流制御回路10との相違点である。
具体的には、一方の端子がバレーフィル回路3のコンデンサC12の一方の端子と電気的に接続され、他方の端子がトランジスタQ1のベース端子に接続された抵抗(バイアス抵抗)R10を備え、起動回路4hが抵抗R10以外のその他の抵抗は備えていない。
上記構成によれば、例えば、抵抗R10以外にその他の抵抗を備える起動回路と比較して部品点数の削減、コストの低減、回路基板の小型化が可能となる。また、全波整流回路2のアノード端子に抵抗R10を介してトランジスタQ1のベース端子が直接接続される。このため、トランジスタQ1のベース端子がコンデンサC12と電気的に接続されているため、高周波的にインピーダンスが低く安定し、トランジスタQ1のベース端子のノイズが少なくなりVcc電圧の供給を安定動作させることができる。
〔実施の形態9〕
次に、図9に基づき、本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態であるLED電流制御回路(スイッチング電源装置、発光装置)90について説明する。
本実施形態のLED電流制御回路90は、起動回路4iの回路構成の一部が起動回路4aの回路構成と異なっている点が、LED電流制御回路10との相違点である。
具体的には、一方の端子がバレーフィル回路3のコンデンサC12の一方の端子と電気的に接続され、他方の端子がバレーフィル回路3のダイオードD9のカソード端子およびトランジスタQ1のコレクタ端子間の接続点に電気的に接続された抵抗(第2の抵抗)R1を備え、起動回路4iが抵抗R10および抵抗R1以外の抵抗を備えていない。
上記構成によれば、例えば、抵抗R10および抵抗R1以外に、その他の抵抗を備える起動回路と比較して部品点数の削減、コストの低減、回路基板の小型化が可能となる。また、抵抗R1を介して補助的に起動電流が補充される。
〔実施の形態10〕
次に、図10に基づき、本発明のスイッチング電源装置のさらに他の実施形態であるLED電流制御回路(スイッチング電源装置、発光装置)100について説明する。
本実施形態のLED電流制御回路100は、起動回路4jの回路構成の一部が起動回路4aの回路構成と異なっている点が、LED電流制御回路10との相違点である。
具体的には、一方の端子がバレーフィル回路3のコンデンサC12の一方の端子と電気的に接続され、他方の端子がバレーフィル回路3のダイオードD9のカソード端子およびトランジスタQ1のコレクタ端子間の接続点に電気的に接続された抵抗(第2の抵抗)R1を備え、起動回路4jが抵抗R10および抵抗R1以外の抵抗を備えていない。
上記構成によれば、例えば、抵抗R10および抵抗R1以外に、その他の抵抗を備える起動回路と比較して部品点数の削減、コストの低減、回路基板の小型化が可能となる。また、抵抗R1を介して補助的に起動電流が補充される。さらに、全波整流回路2のアノード端子に抵抗R10を介してトランジスタQ1のベース端子が直接接続される。このため、トランジスタQ1のベース端子がコンデンサC12と電気的に接続されているため、高周波的にインピーダンスが低く安定し、トランジスタQ1のベース端子のノイズが少なくなりVcc電圧の供給を安定動作させることができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組合せて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のスイッチング電源装置は、電源装置を搭載した電気・電子機器一般に好適に使用することができる。例えば、液晶TV用、または、液晶TVのLEDバックライト用のスイッチング電源装置などに好適に用いることができる。
2 全波整流回路(整流回路)
3 バレーフィル回路
4 起動回路
7 LED群(少なくとも1つの半導体発光素子)
10〜100 LED電流制御回路(スイッチング電源装置、発光装置)
C9 コンデンサ(第2コンデンサ)
C10 コンデンサ(第1コンデンサ)
C12 コンデンサ(第3コンデンサ)
D9 ダイオード
Q1 トランジスタ
Q2 スイッチング素子
R1 抵抗(第2の抵抗)
R10 抵抗(バイアス抵抗)
R28 抵抗(第1の抵抗)
Vcc端子(起動端子)
U1 PMW制御IC(スイッチング制御手段)

Claims (12)

  1. スイッチング素子をオン・オフ動作させることにより交流電源を直流電源に変換するスイッチング電源装置であって、
    一方の端子が整流回路のアノード端子と電気的に接続された第1コンデンサ、一方の端子が上記整流回路のカソード端子に電気的に接続された第2コンデンサ、ならびに、上記第1コンデンサの他方の端子および上記第2コンデンサの他方の端子間に電気的に接続されたダイオードを備えたバレーフィル回路と、
    自身を起動するための起動電流が供給される起動端子を備え、上記スイッチング素子のオン・オフ動作を制御する制御周波数を変化させるスイッチング制御手段と、
    上記第2コンデンサの一方の端子と電気的に接続されたベース端子および上記スイッチング制御手段の上記起動端子と電気的に接続されたエミッタ端子を少なくとも有するトランジスタ、を少なくとも備えた起動回路と、を備え、
    上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子が、上記起動回路の上記トランジスタのコレクタ端子と電気的に接続されていることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 一方の端子が上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのコレクタ端子と電気的に接続された第1の抵抗を備えていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 一方の端子が上記バレーフィル回路の上記第1コンデンサの一方の端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのコレクタ端子および上記第1の抵抗間の接続点と接続された第2の抵抗を備えていることを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 一方の端子が上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのベース端子と電気的に接続されたバイアス抵抗を備えていることを特徴とする請求項3に記載のスイッチング電源装置。
  5. 一方の端子が上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのベース端子と電気的に接続されたバイアス抵抗を備えていることを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  6. 上記バレーフィル回路のアノード側の出力端子と、カソード側の出力端子間には、さらに第3コンデンサが接続されており、
    一方の端子が上記バレーフィル回路の上記第3コンデンサの一方の端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのベース端子と電気的に接続されたバイアス抵抗を備えていることを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  7. 一方の端子が上記バレーフィル回路の上記第3コンデンサの一方の端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのコレクタ端子および上記第1の抵抗間の接続点と接続された第2の抵抗を備えていることを特徴とする請求項6に記載のスイッチング電源装置。
  8. 一方の端子が上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのベース端子に接続されたバイアス抵抗を備え、上記起動回路が上記バイアス抵抗以外の抵抗を備えていないことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  9. 上記バレーフィル回路のアノード側の出力端子と、カソード側の出力端子間には、さらに第3コンデンサが接続されており、
    一方の端子が上記バレーフィル回路の上記第3コンデンサの一方の端子と電気的に接続され、他方の端子が上記トランジスタのベース端子に接続されたバイアス抵抗を備え、上記起動回路が上記バイアス抵抗以外の抵抗を備えていないことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  10. 一方の端子が上記バレーフィル回路の上記第3コンデンサの一方の端子と電気的に接続され、他方の端子が上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子および上記トランジスタのコレクタ端子間の接続点に電気的に接続された第2の抵抗を備え、
    上記起動回路が上記バイアス抵抗および上記第2の抵抗以外の抵抗を備えていないことを特徴とする請求項9に記載のスイッチング電源装置。
  11. 一方の端子が上記バレーフィル回路の上記第3コンデンサの一方の端子と電気的に接続され、他方の端子が上記バレーフィル回路の上記ダイオードのカソード端子および上記トランジスタのコレクタ端子間の接続点に電気的に接続された第2の抵抗を備え、
    上記起動回路が上記バイアス抵抗および上記第2の抵抗以外の抵抗を備えていないことを特徴とする請求項9に記載のスイッチング電源装置。
  12. 請求項1〜11までのいずれか1項に記載のスイッチング電源装置と、
    上記スイッチング電源装置のアノード側の出力端子およびカソード側の出力端子間に接続された少なくとも1つの半導体発光素子を備えていることを特徴とする発光装置。
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