JP2017111963A - 電極の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】造粒体を圧延することにより製造される電極において、表面欠点を低減する。【解決手段】電極の製造方法は、共振ミキサを用いて、電極活物質およびカーボンブラックを攪拌することにより、混合物を調製するステップ(S01)と、該混合物、バインダおよび溶媒を混合することにより、造粒体を調製するステップ(S02)と、該造粒体を圧延することにより、電極を製造するステップ(S03)と、を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、電極の製造方法に関する。
特開2013−77560号公報には、造粒体を圧延することにより、電極を製造する技術が開示されている。
造粒体とは、電極活物質、導電材、バインダおよび溶媒等を含む複合粒子(以下「造粒粒子」と称する)の集合体である。特許文献1では、造粒体をシート状に圧延することにより、電極を製造する方法が提案されている。
しかし、造粒体を構成する造粒粒子の展延性が十分でないために、造粒粒子を引き延ばす過程で、造粒粒子が千切れてしまい、それにより電極に表面欠点(ピンホール、スジ等)が生じる場合もある。
本発明者は、造粒粒子の展延性を向上させるためには、造粒粒子の溶媒の保持能力(以下「保液性」と称する)を向上させることが有効ではないかとの着想を得、かかる着想を具体化する手段を検討した。その結果、本発明者は、予め電極活物質およびカーボンブラックを特定の攪拌手段で混合することにより、造粒粒子の保液性が顕著に向上することを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の電極の製造方法は、
共振ミキサを用いて、電極活物質およびカーボンブラックを攪拌することにより、混合物を調製するステップと、
該混合物、バインダおよび溶媒を混合することにより、造粒体を調製するステップと、
該造粒体を圧延することにより、電極を製造するステップと、を備える。
共振ミキサを用いて、電極活物質およびカーボンブラックを攪拌することにより、混合物を調製するステップと、
該混合物、バインダおよび溶媒を混合することにより、造粒体を調製するステップと、
該造粒体を圧延することにより、電極を製造するステップと、を備える。
「カーボンブラック」は、電極の導電材として利用される炭素微粒子である。カーボンブラックは、球状の一次粒子(「ドメイン」と称される)が連結したぶどうの房の如き構造を複数有している。この部分構造は「アグリゲート」と称されており、複数のアグリゲートからなる構造全体は「ストラクチャー」と称されている。ストラクチャーの大きさ(広がり)は、吸油量によって評価される。「吸油量」とは、アグリゲートが作る空隙に、どの程度の量の油(有機溶媒)を吸収、保持できるかを示す指標値である。
カーボンブラックを含む造粒粒子では、カーボンブラックが造粒粒子の保液性の一部を担うと考えられる。すなわちカーボンブラックが、アグリゲート間の空隙に有機溶媒を保持することにより、造粒粒子に保液性が付与される。しかし、従来知られた攪拌手段によると、アグリゲートが凝集してしまい、カーボンブラック本来の保液性(吸油量)が示されない。
そこで本発明の製造方法では、共振ミキサを用いて、予め電極活物質およびカーボンブラックを攪拌する。ここで「共振ミキサ」とは、対象物に共鳴振動を誘起させることにより、対象物を振動攪拌するミキサである。共振ミキサを用いることにより、カーボンブラックにおいて、アグリゲートの凝集を解砕し、所望の吸油量を示すストラクチャーを維持できると考えられる。
図1は、電極活物質に対するカーボンブラックの付着状態を示す第1概念図である。図1の付着状態は、共振ミキサにより可能になる。図1では、電極活物質1の表面にカーボンブラック2Aが均一に付着している。さらにカーボンブラック2Aが、アグリゲート同士の間に多くの空隙を有しており、当該空隙に溶媒を保持できると考えられる。
図2は、電極活物質に対するカーボンブラックの付着状態を示す第2概念図である。図2の付着状態は、たとえば攪拌羽根を用いるミキサにより、電極活物質およびカーボンブラックを攪拌した場合に生じる。この付着状態では、カーボンブラック2Bにおいて、アグリゲートが凝集しており、カーボンブラック本来の吸油量が示されないと考えられる。
上記のように共振ミキサを用いて調製された混合物(電極活物質およびカーボンブラックの複合体)に、バインダおよび溶媒を加えて造粒することにより、保液性が高い造粒粒子を含む造粒体を形成できる。
保液性が高い造粒粒子は、展延性に優れる傾向にある。造粒粒子内に保持された溶媒が、造粒粒子に含まれる粒子間の滑り等を促進し、造粒粒子が柔軟になるためと考えられる。そして、展延性に富む造粒粒子を含む造粒体を圧延することにより、表面欠点の発生を抑制しつつ、電極を製造することができる。
上記によれば、造粒体を圧延することにより製造される電極において、表面欠点を低減することができる。
以下、本発明の実施形態(以下「本実施形態」と記す)について説明する。ただし、本実施形態は以下の説明に限定されるものではない。たとえば、以下では、正電極(すなわち「正極」)への適用例を説明しているが、本実施形態は負電極(すなわち「負極」)に適用することも可能である。また以下では、非水電解質二次電池(主にリチウムイオン二次電池)への適用例を説明しているが、本実施形態によって、リチウムイオン二次電池以外の電池用の電極を製造することも可能である。
<電極の製造方法>
図3は、本実施形態の電極の製造方法の概略を示すフローチャートである。本実施形態の製造方法は、予備混合ステップ(S01)と、造粒体調製ステップ(S02)と、電極製造ステップ(S03)と、を備える。以下、各ステップを説明する。
図3は、本実施形態の電極の製造方法の概略を示すフローチャートである。本実施形態の製造方法は、予備混合ステップ(S01)と、造粒体調製ステップ(S02)と、電極製造ステップ(S03)と、を備える。以下、各ステップを説明する。
《予備混合ステップ(S01)》
予備混合ステップでは、共振ミキサを用いて、電極活物質およびカーボンブラックを攪拌することにより、混合物を調製する。
予備混合ステップでは、共振ミキサを用いて、電極活物質およびカーボンブラックを攪拌することにより、混合物を調製する。
共振ミキサとしては、たとえばResodyn社製の製品名「LabRAMTMシリーズ」等、およびこれと同等の機能を有するミキサを用いることができる。
電極活物質は、特に限定されない。電極活物質としては、たとえば、LiCoO2、LiNiO2、LiMnO2、LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2、およびLiFePO4等のリチウム(Li)含有金属酸化物、ならびにこれらの混合物を挙げることができる。電極活物質のd50は、たとえば1〜20μm程度である。なお本明細書のd50は、レーザ回折/散乱法によって測定された体積基準の粒度分布において、微粒側から累積50%の粒径を示すものとする。
カーボンブラックとしては、たとえば、アセチレンブラック、サーマルブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、およびランプブラック等、ならびにこれらの混合物を挙げることができる。カーボンブラックは、好ましくはアセチレンブラックである。カーボンブラックのd50は、たとえば10〜500nm程度でよい。
予備混合ステップにおける電極活物質とカーボンブラックとの混合比は、後述の造粒体の固形分配合に応じて決定される。造粒体の固形分配合は、たとえば、電極活物質:80〜98質量%、カーボンブラック:1〜10質量%、バインダ:1〜10質量%程度である。
攪拌条件は、所望の吸油量が示されるように、電極活物質およびカーボンブラックの固有振動数、電極活物質およびカーボンブラックの混合比、粉体物性ならびに処理量等に応じて調整する。一例として、加速度は、たとえば50〜150G程度であり、攪拌時間は、たとえば1〜60分程度である。
図1に示すように、予備混合ステップにより、電極活物質の表面にカーボンブラックが付着し、かつアグリゲートの凝集が解砕されるため、カーボンブラックの吸油量の低下が抑制されると考えられる。また電極活物質が、カーボンブラックによって均一に被覆されるため、たとえば電池の出力特性が向上することも期待できる。
《造粒体調製ステップ(S02)》
造粒体調製ステップでは、予備混合ステップで調製された混合物、バインダおよび溶媒を混合することにより、造粒体を調製する。
造粒体調製ステップでは、予備混合ステップで調製された混合物、バインダおよび溶媒を混合することにより、造粒体を調製する。
造粒体の調製には、従来公知の攪拌造粒装置等を用いることができる。攪拌造粒装置を用いて、混合物(電極活物質およびカーボンブラック)、バインダおよび溶媒を攪拌混合することにより、造粒体を調製できる。
バインダは、特に限定されない。バインダとしては、たとえばポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリアクリル酸(PAA)、およびカルボキシメチルセルロース(CMC)等、ならびにこれらの混合物が挙げられる。
溶媒は、バインダの分散性、溶解性等を考慮して適宜選択する。溶媒は、典型的には、たとえばN−メチル−2−ピロリドン(NMP)、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF)等の有機溶媒である。ただし本実施形態では、水を溶媒として用いることも排除されない。たとえば、カーボンブラックに親水処理(たとえば酸化処理等)が施されていれば、アグリゲート間の空隙に水を保持できると考えられる。
造粒体調製ステップにおける固形分率は、たとえば65〜85質量%程度である。固形分率とは、混合物(造粒体)において溶媒以外の成分が占める質量比率である。本実施形態では、カーボンブラックの吸油量が高い状態が維持されているため、保液性が高い造粒粒子が形成される。
造粒体を構成する造粒粒子の形状は、特に限定されない。造粒粒子の形状は、たとえば塊状、略球状等であってもよい。攪拌造粒後に、さらに押出造粒等を行って、造粒粒子を成形してもよい。すなわち造粒粒子の形状は、たとえば円柱状等であってもよい。造粒条件は、目的とする造粒粒子の大きさ等に応じて、適宜調整するものとする。造粒粒子のd50は、たとえば0.5〜2mm程度である。
《電極製造ステップ(S03)》
電極製造ステップでは、造粒体を圧延することにより、電極を製造する。図4は、電極製造ステップの一例を示す概略図である。図4を参照しつつ、電極製造ステップの一例を説明する。
電極製造ステップでは、造粒体を圧延することにより、電極を製造する。図4は、電極製造ステップの一例を示す概略図である。図4を参照しつつ、電極製造ステップの一例を説明する。
電極製造装置90は、3本のロール、すなわちAロール91、Bロール92およびCロール93を備える。各ロールは、図示しない駆動装置によって、回転駆動される。各ロールに描かれた曲線矢印は、各ロールの回転方向を示している。
造粒体10Aは、Aロール91とBロール92とのギャップに供給される。Aロール91には所定の荷重が印加されている。Aロール91とBロール92とのギャップでは、造粒体10Aが圧延され、シート状の造粒体10Bに成形される。
造粒体10Bは、Bロール92によって搬送され、Bロール92とCロール93とのギャップに供給される。集電体11は、Cロール93によって搬送され、Bロール92とCロール93とのギャップに供給される。集電体11は、たとえばアルミニウム(Al)箔等の金属箔である。
Bロール92とCロール93とのギャップでは、造粒体10Bが集電体11に押し付けられる。これにより、造粒体10Bが集電体11に圧着され、造粒体10Bが集電体11の表面に配置される。すなわち造粒体10Bが、Bロール92の表面から集電体11の表面へと転写される。
本実施形態では、造粒体を構成する造粒粒子の保液性が良好である。そのため造粒粒子は展延性に優れる。したがって、造粒体10Aが圧延される際、ならびに造粒体10Bが転写される際、造粒粒子が千切れる等の不具合が抑制される。すなわち、造粒体が転写された後の電極において、ピンホール、スジ等の表面欠点が低減される。
造粒体10Bを集電体11の表面に配置した後、造粒体10B(すなわち電極合材層)に残存する溶媒を蒸発させてもよい。溶媒の蒸発操作は、図示しない乾燥炉によって行われ得る。さらに電池の仕様に合わせて、圧縮、裁断等を行うことにより、電極を製造することができる。
なお図4では、集電体11の一方の表面に造粒体10Bを配置しているが、同様の操作を繰り返すことにより、集電体11の両方の表面に造粒体を配置することもできる。
以下、実施例を用いて本実施形態を説明するが、本実施形態は以下の例に限定されるものではない。
<電極の製造>
以下のようにして、実施例および比較例に係る電極を製造した。
以下のようにして、実施例および比較例に係る電極を製造した。
《準備》
以下の材料および装置を準備した
共振ミキサ :製品名「LabRAMTMII」、Resodyn社製
攪拌造粒装置:フードプロセッサー、山本電気製
電極製造装置:3本ロールを備える電極製造装置(図4を参照のこと)
電極活物質 :Li含有ニッケルコバルトマンガン複合酸化物(LNCM)
カーボンブラック:アセチレンブラック(AB)
バインダ :PVdF
溶媒 :NMP
集電体 :Al箔。
以下の材料および装置を準備した
共振ミキサ :製品名「LabRAMTMII」、Resodyn社製
攪拌造粒装置:フードプロセッサー、山本電気製
電極製造装置:3本ロールを備える電極製造装置(図4を参照のこと)
電極活物質 :Li含有ニッケルコバルトマンガン複合酸化物(LNCM)
カーボンブラック:アセチレンブラック(AB)
バインダ :PVdF
溶媒 :NMP
集電体 :Al箔。
《実施例》
1.予備混合ステップ(S01)
共振ミキサを用いて、電極活物質(90質量部)およびカーボンブラック(8質量部)を攪拌することにより、混合物(98質量部)を調製した。攪拌条件は、加速度=100G、攪拌時間=20分とした。
1.予備混合ステップ(S01)
共振ミキサを用いて、電極活物質(90質量部)およびカーボンブラック(8質量部)を攪拌することにより、混合物(98質量部)を調製した。攪拌条件は、加速度=100G、攪拌時間=20分とした。
2.造粒体調製ステップ(S02)
フードプロセッサーに、混合物(98質量部)、バインダ(2質量部)を入れ、さらに造粒体の固形分率が75質量%となるように溶媒を加え、これらを混合することにより、造粒体を調製した。ここで調製された造粒体の固形分配合は、電極活物質:カーボンブラック:バインダ=90:8:2(質量比)である。
フードプロセッサーに、混合物(98質量部)、バインダ(2質量部)を入れ、さらに造粒体の固形分率が75質量%となるように溶媒を加え、これらを混合することにより、造粒体を調製した。ここで調製された造粒体の固形分配合は、電極活物質:カーボンブラック:バインダ=90:8:2(質量比)である。
3.電極製造ステップ(S03)
図4に示される電極製造装置に、造粒体および集電体を供給し、前述のように造粒体を圧延することにより、電極を製造した。
図4に示される電極製造装置に、造粒体および集電体を供給し、前述のように造粒体を圧延することにより、電極を製造した。
《比較例》
予備混合ステップにおいて、フードプロセッサーを用いて、電極活物質およびカーボンブラックを攪拌することにより、混合物を調製した。これを除いては、実施例と同様にして、電極を製造した。
予備混合ステップにおいて、フードプロセッサーを用いて、電極活物質およびカーボンブラックを攪拌することにより、混合物を調製した。これを除いては、実施例と同様にして、電極を製造した。
<評価>
以下のようにして、実施例および比較例に係る電極等を評価した。
以下のようにして、実施例および比較例に係る電極等を評価した。
《吸油量の測定》
予備混合ステップ後の混合物の吸油量を測定した。測定は、「JIS 6217−4:2008 ゴム用カーボンブラック −基本特性− 第4部:オイル吸収量の求め方(圧縮試料を含む)」に準拠して行った。試料に添加する油には、NMPを用いた。
予備混合ステップ後の混合物の吸油量を測定した。測定は、「JIS 6217−4:2008 ゴム用カーボンブラック −基本特性− 第4部:オイル吸収量の求め方(圧縮試料を含む)」に準拠して行った。試料に添加する油には、NMPを用いた。
測定結果を図5に示す。図5において実施例の吸油量は、比較例の吸油量を100%として、その相対値で表している。図5に示されるように、実施例は、比較例に比し、吸油量が15%以上向上している。共振ミキサにより、カーボンブラックにおいてアグリゲートの凝集が解砕されるためと考えられる。
《表面欠点数の測定》
電極の所定面積中に含まれる表面欠点(ピンホール、スジ)を計数した。ここで「ピンホール」とは、造粒体(電極合材層)を通して集電体が視認できる孔状の欠点を示し、「スジ」とは、造粒体が欠落した部分がスジ状に延びる欠点を示す。
電極の所定面積中に含まれる表面欠点(ピンホール、スジ)を計数した。ここで「ピンホール」とは、造粒体(電極合材層)を通して集電体が視認できる孔状の欠点を示し、「スジ」とは、造粒体が欠落した部分がスジ状に延びる欠点を示す。
測定結果を図6に示す。図6において実施例の表面欠点数は、比較例の表面欠点数を100%として、その相対値で表している。図6に示されるように、実施例で製造された電極では、比較例で製造された電極に比し、表面欠点数が約53%低減されている。造粒粒子の保液性が高いため、圧延時等に、造粒粒子の千切れ等が抑制されるためと考えられる。
今回開示された実施形態および実施例はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電極活物質、2A,2B カーボンブラック、10A,10B 造粒体、11 集電体、90 電極製造装置、91 Aロール、92 Bロール、93 Cロール。
Claims (1)
- 共振ミキサを用いて、電極活物質およびカーボンブラックを攪拌することにより、混合物を調製するステップと、
前記混合物、バインダおよび溶媒を混合することにより、造粒体を調製するステップと、
前記造粒体を圧延することにより、電極を製造するステップと、を備える、電極の製造方法。
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JP2019212513A (ja) * | 2018-06-06 | 2019-12-12 | 三洋化成工業株式会社 | 電極活物質粒子凝集体の製造方法、及び、電極の製造方法 |
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