JP2017111156A - 位置検出システム、及び位置検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線端末の位置を特定する。【解決手段】自己の位置情報を複数の異なる通信方式により送信する無線送信装置と、前記複数の通信方式により送信された無線送信装置の位置情報を受信する無線端末とを有する位置検出システムであって、前記無線端末は、前記無線送信装置から第1の通信方式で送信された信号を受信し、受信した信号に含まれる位置情報に基づいて、当該無線端末の位置を検出する第1の位置検出手段と、前記第1の位置検出手段による検出状態に応じて、前記無線送信装置から第2の通信方式で送信された信号を受信し、受信した信号に含まれる位置情報に基づいて、当該無線端末の位置を検出する第2の位置検出手段と、前記第1の位置検出手段又は前記第2の位置検出手段により得られる位置情報に基づいて、当該無線端末の位置を判定する第1の位置判定手段とを有することにより上記課題を解決する。【選択図】図4

Description

本願は、位置検出システム、及び位置検出方法に関する。
従来では、所定の位置に設置された送信装置から送信された情報を無線端末が受信し、受信した情報を無線端末から所定のサーバに送信することで、サーバ側で無線端末の位置を特定するシステムが知られている。このようなシステムでは、送信装置から送信される電波が届く範囲が無線端末の位置となる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述したような従来のシステムでは、例えば電波範囲の境界位置に無線端末が存在するような場合に、周囲の様々な環境等により電波強度が変化すると、複数の送信装置からの情報を無線端末が受信することになる。このように複数の情報を受信すると、無線端末の位置を特定することができない場合が生じる。
開示の技術は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、無線端末の位置を特定する位置検出システム、及び位置検出方法を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、上記目的を達成するために、自己の位置情報を複数の異なる通信方式により送信する無線送信装置と、前記複数の通信方式により送信された無線送信装置の位置情報を受信する無線端末とを有する位置検出システムであって、前記無線端末は、前記無線送信装置から第1の通信方式で送信された信号を受信し、受信した信号に含まれる位置情報に基づいて、当該無線端末の位置を検出する第1の位置検出手段と、前記第1の位置検出手段による検出状態に応じて、前記無線送信装置から第2の通信方式で送信された信号を受信し、受信した信号に含まれる位置情報に基づいて、当該無線端末の位置を検出する第2の位置検出手段と、前記第1の位置検出手段又は前記第2の位置検出手段により得られる位置情報に基づいて、当該無線端末の位置を判定する第1の位置判定手段とを有することを特徴とする。
開示の技術によれば、無線端末の位置を特定することが可能となる。
本実施形態に係る位置検出システムの概略構成の一例を示す図である。 位置検出システムを構成するネットワークの一例を示す図である。 本実施形態に係る無線送信装置の機能ブロックの一例を示す図である。 本実施形態に係る無線端末の機能ブロックの一例を示す図である。 本実施形態に係るゲートウェイ装置の機能ブロックの一例を示す図である。 本実施形態に係る管理装置の機能ブロックの一例を示す図である。 本実施形態に係る無線送信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る無線端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るゲートウェイ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 無線端末による位置検出処理の流れを示すフローチャートである。 管理装置による位置検出処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る管理装置が保持するテーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係る無線送信装置の設置位置の一例を示す図である。 IMES受信手段により複数の位置情報を受信する例を説明するための図である。 可視光受信手段により位置情報を受信する例を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<位置検出システム:概略構成>
図1は、本実施形態に係る位置検出システムの概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る位置検出システム1は、無線送信装置10−1〜10−4と、無線端末11−1〜11−3と、ゲートウェイ装置12と、管理装置13とを有するように構成される。無線送信装置10−1〜10−4と、無線端末11−1〜11−3と、ゲートウェイ装置12とは、無線ネットワーク14を介して接続される。ゲートウェイ装置12と、管理装置13とは、ネットワーク15を介して接続される。
なお、以下の説明において、無線送信装置10−1〜10−4は、適宜、無線送信装置10と称し、無線端末11−1〜11−3は、適宜、無線端末11と称して説明する。
無線送信装置10は、例えば部屋の天井等に設置される。無線送信装置10は、独立した筐体を有し、予め設置された電源から給電されて動作するか、LED(Light Emitting Diode)蛍光管のような照明器具に組み込まれ、照明器具から給電されて動作する。
無線送信装置10は、異なる複数の通信方式により、それぞれの設置位置に係る位置情報(例えば経緯情報や、建物の階数、棟番号等の情報)を連続的又は断続的に、所定の電波範囲(すなわち管理対象となる領域)に対して送信する。
ここで、異なる複数の通信方式とは、例えば電波到達範囲、送信周波数、データフォーマット、及び規格等のうち、少なくとも1つが異なる通信方式を示し、本実施形態では、例えばIMES(Indoor Messaging System:IMES)、可視光通信、赤外線通信、無線LAN(Local Area Network)等から選択される複数の無線通信方式を用いることができるが、これに限定されるものではない。なお、以下の説明では、第1の通信方式としてIMESを用いて、第2の通信方式として可視光通信を用いて説明する。
また、上述した所定の電波範囲は、例えば無線送信装置10からの送信出力、アンテナの指向性等によって決定される。図1の例では、無線送信装置10の下方に示される円錐形の点線が、無線送信装置10の所定の電波範囲を示している。
各無線送信装置10は、所定の電波範囲が他の無線送信装置10と重複しないように配置される。一方、所定の電波範囲が重複している領域や、所定の電波範囲の境界領域において、無線端末11が複数の無線送信装置10から位置情報を受信するような場合も考えられる。このような場合に、本実施形態では、後述する手法を用いて、無線端末11の位置を特定する。
無線端末11は、上述した複数の異なる通信方式(例えば、IMES、可視光通信)により、無線送信装置10−1〜10−4のうち最寄の無線送信装置10から位置情報を受信する。無線端末11は、例えば自らの電波を送信可能なアクティブタグを付された端末である。
図1の例において、無線端末11は、位置を管理するための直方体の管理対象物に付されているがこれには限定されず、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、PC(Personal Conputer)又はスマートメータ等、アクティブタグと同等の機能を有していれば良い。また、位置管理対象が人物であっても良い。
無線端末11は、無線送信装置10から位置情報を受信すると、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)のような近距離無線通信により、受信した位置情報と、自らの端末情報とを無線送信装置10に送信する。なお、無線端末11は、無線送信装置10よりも近傍にゲートウェイ装置12が存在する場合には、ゲートウェイ装置12に対して送信しても良い。上述した無線端末11の送受信動作は、予め設定されたタイミングか、無線端末11が有する加速度センサによる加速度変化が検出されたタイミングに行うと良い。
ここで、無線端末11が、複数の無線送信装置10から位置情報を受信した場合には、例えばIMESにより受信した信号の受信強度を判定したり、可視光で送信された光信号に含まれる位置情報を用いたりして、その位置を検出する。無線端末11による具体的な位置検出手法については後述する。なお、本実施形態では、無線端末11が位置を特定できなかった場合に、例えば管理装置13に対して位置が特定できない旨を通知するため、位置特定不能通知を無線送信装置10に送信する。
ゲートウェイ装置12は、例えば建物のフロアごと、又は壁等で仕切られた部屋ごとに設置される。ゲートウェイ装置12は、無線端末11から送信された情報(位置情報や端末情報等)を、無線送信装置10を介して受信する。また、ゲートウェイ装置12は、無線送信装置10を介して無線端末11から送信された情報を受信すると、ネットワーク15を介して管理装置13に送信する。
ここで、無線端末11から無線送信装置10に送信された情報は、無線送信装置10がそれぞれ保持するルーティング情報に基づき、無線ネットワーク14内でルーティングされ、所定の無線送信装置10を経由してゲートウェイ装置12に送信される。したがって、ゲートウェイ装置12は、無線端末11から送信された情報とともに、その情報を受信するまでの経路情報を取得することが可能となる。
ゲートウェイ装置12は、無線ネットワーク14とネットワーク15とを相互に接続し、無線ネットワーク14側から送信された情報をネットワーク15にブリッジする。また、ゲートウェイ装置12は、無線ネットワーク14が、例えばIEEE802.15.4やZigBee規格によるPAN(Personal Area Network)を構成し、ネットワーク15がIEEE802.3規格に基づくLANである場合、無線ネットワーク14とネットワーク15との間で通信方式の変換を行う。
なお、無線ネットワーク14が、上述したIEEE802.15.4やZigBee規格によるPANを構成する場合には、無線端末11と、無線送信装置10と、ゲートウェイ装置12は、ZigBee規格で定められるエンドデバイス機能、ルータ機能、コーディネータ機能を有するように制御される。無線端末11と無線送信装置10は、例えば起動時においてゲートウェイ装置12の管理下に入り、PANを構成することにより、ゲートウェイ装置12への最小経路が決定され、上述したルーティング情報が作成される。
管理装置13は、ゲートウェイ装置12を介して無線端末11から送信された情報を受信すると、受信した情報を受信日時とともに記録する。管理装置13は、無線端末11から送信された情報に基づき、無線端末11の位置を管理する。
ここで、管理装置13が、例えば無線端末11から位置特定不能通知を受信すると、ゲートウェイ装置12に経路情報を問い合わせ、無線端末11から位置特定不能通知を最初に受信した無線送信装置10の識別情報を取得して、無線端末11の位置を検出する。管理装置13による無線端末11の具体的な位置検出手法については後述する。なお、管理装置13は、ゲートウェイ装置12の機能を統合しても良い。
無線ネットワーク14は、例えばIEEE802.15.4及びZigBee規格によるPANを構成するが、例えば「Bluetooth(登録商標) LE」、「ANT」、「Z−Wave」等の近距離無線通信を用いて構成しても良い。
ネットワーク15は、例えばIEEE802.3規格で定められるLANであるが、例えばインターネット等、複数の種類のネットワークを含んでも良い。
<無線ネットワーク14>
図2は、位置検出システムを構成する無線ネットワークの一例を示す図である。図2の例では、図1に示す位置検出システム1において、無線送信装置10−1〜10−4と、無線端末11−1〜11−3と、ゲートウェイ装置12とが、無線ネットワーク14を介して接続されている。図2の点線に示すように、無線端末11−1〜11−2から送信された情報は、無線送信装置10−1により受信され、無線送信装置10−1から他の無線送信装置10−2〜10−4を介してゲートウェイ装置12に送信される。
なお、図1及び図2に示す無線送信装置10及び無線端末11の数や配置はこれに限定されるものではない。
<無線送信装置10:機能ブロック>
図3は、本実施形態に係る無線送信装置の機能ブロックの一例を示す図である。図3に示すように、無線送信装置10は、通信手段20と、記憶手段21と、制御手段22とを有するように構成される。
通信手段20は、IMES送信手段20Aと、可視光送信手段20Bと、ZigBee通信手段20Cとを有するように構成される。
IMES送信手段20Aは、例えば第1の通信方式によるIMES信号(地上補完信号)等により、所定の電波範囲にある無線端末11に連続的又は断続的に、位置情報21Aを送信する。なお、IMES送信手段20Aは、例えばIMESに規定するフォーマットを用いて位置情報21Aを送信すると良い。
可視光送信手段20Bは、例えば第2の通信方式による可視光等の光信号により、無線端末11に対して位置情報21Aを送信する。なお、可視光の例としては、例えばLED等を用いた照明光等があるが、これに限定されるものではない。可視光送信手段20Bは、例えば送信する位置情報21Aに対応させてLED等の出力の大きさを変調した信号を用いて、位置情報21Aを送信する。なお、可視光送信手段20Bは、例えばLEDを肉眼で認識できない程度の高速度で点滅させて、位置情報21Aを「0」、「1」のデジタル情報に変換した信号により送信しても良い。
ZigBee通信手段20Cは、例えばIEEE802.15.4及びZigBee等の近距離無線通信により、無線ネットワーク14を介して無線端末11から位置情報及び端末情報を受信し、無線端末11から受信した位置情報及び端末情報をゲートウェイ装置12に送信する。ZigBee通信手段20Cは、例えば無線ネットワーク14がZigBee規格で構成される場合、ゲートウェイ装置12に対して、保持しているルーティング情報を用いてルーティングを行い、無線端末11の位置情報や端末情報等を送信する。このとき、識別情報21Bも併せて送信すると良い。
記憶手段21は、例えば位置情報21Aや、識別情報21B、ルーティング情報等を記憶するが、これに限定されるものではない。
位置情報21Aは、階数、緯度、経度、棟番号等の情報を含む。階数は、無線送信装置10が設置される建物の階数を示し、緯度及び経度は、無線送信装置10が所在する位置の緯度及び経度を示す。棟番号は、無線送信装置10が設置される建物の棟番号を示す。なお、位置情報21Aは、例えば部屋の中の区画を表す情報のような、より細かな位置を特定する情報を含んでも良い。
識別情報21Bは、無線送信装置10に対して予め設定された固有の識別情報(ID)等を含む。
制御手段22は、無線送信装置10の動作を制御する。なお、無線送信装置10と、無線端末11と、ゲートウェイ装置12とがZigBeeを用いてPANを構成する場合には、無線送信装置10がルータ機能を提供するよう制御する。
上述した構成により、無線送信装置10は、IMESや可視光等の通信方式により無線端末11に対して位置情報を送信し、無線端末11から受信した端末情報や位置情報等を、ゲートウェイ装置12に送信することが可能となる。
なお、LED蛍光管のような照明器具に無線送信装置10が組み込まれる場合、IMES送信手段20Aは、所定の電波範囲に位置情報を送信可能であるため、全てのLED蛍光管の無線送信装置10に設ける必要がなく、所定間隔のLED蛍光管の無線送信装置10にのみ設ければ良い。一方、LED蛍光管をネットワーク化した遠隔制御を可能とするため、可視光送信手段20B及びZigBee通信手段20Cは全てのLED蛍光管の無線送信装置10に設けると良い。
<無線端末11:機能ブロック>
図4は、本実施形態に係る無線端末の機能ブロックの一例を示す図である。図4に示すように、無線端末11は、通信手段30と、受信強度判定手段31と、加速度検出手段32と、位置判定手段33と、記憶手段34と、制御手段35とを有するように構成される。通信手段30は、IMES受信手段30Aと、可視光受信手段30Bと、ZigBee通信手段30Cとを有するように構成される。
IMES受信手段30A(第1の位置検出手段)は、無線送信装置10から第1の通信方式により送信されたIMES信号を受信すると、受信したIMES信号に含まれる位置情報に基づいて、無線端末11の位置を検出する。
可視光受信手段30B(第2の位置検出手段)は、例えばIMES受信手段30Aの検出状態に応じて、無線送信装置10から第2の通信方式である可視光等により送信された光信号を受信し、受信した可視光等の光信号に含まれる位置情報に基づいて、無線端末11の位置を検出する。可視光受信手段30Bは、例えば受信した可視光等の変調された光信号を復調したり、可視光等から「0」、「1」のデジタル情報を読み取ることにより、位置情報を受信する。
上述のように、IMES受信手段30A又は可視光受信手段30Bにより検出された位置情報は記憶手段34に記憶される。
ZigBee通信手段30Cは、例えばIEEE802.15.4及びZigBee規格の通信方式を用いて、記憶手段34に記憶された端末情報34Aと位置情報34Bとを無線送信装置10に送信する。
ZigBee通信手段30Cは、例えば、階数、緯度、経度、棟番号の各フィールドがそれぞれ9ビット、21ビット、21ビット、8ビットで表現され、例えばIMES規格によって受信したメッセージの該当フィールドを繋げたフォーマットにより、位置情報34Bを送信すると良い。なお、各フィールドの表現形式は、例えばIMES規格に準じれば良く、このフォーマットに加えて、通信方式により規定されるヘッダやチェックサム情報が付加されても良い。
ZigBee通信手段30Cは、位置判定手段33により無線端末11の位置を判定することができなかった場合、無線送信装置10に端末情報34Aとともに位置特定不能通知を送信する。
受信強度判定手段31は、複数の無線送信装置10から送信されたIMES信号の相対的な受信強度を判定する。例えば、受信強度判定手段31は、所定期間及び所定以上の強い受信強度を有しているIMES信号があるか否か判定する。
加速度検出手段32は、無線端末11の加速度の変化を検出する。加速度検出手段32は、例えば可視光を受信したときの鉛直方向に対する無線端末11の傾きや、無線端末11の移動の開始や停止等を検出する。
ここで、加速度検出手段32による傾きの検出は、可視光受信手段30Bにより受信した位置情報を用いるか否か判断するのに用いられる。加速度検出手段32は、傾き検出手段としての機能を有する。また、加速度検出手段32による移動の開始や停止における加速度の検出は、無線端末11の送受信タイミングを決定するのに用いられる。
位置判定手段(第1の位置判定手段)33は、IMES受信手段30A又は可視光受信手段30Bにより得られる位置情報に基づいて、無線端末11の位置を判定する。
位置判定手段33は、例えば、受信強度判定手段31により所定期間又は所定以上強い受信強度を有すると判定されたIMES信号に含まれる位置情報を、無線端末11の位置として判定する。位置判定手段33は、IMES受信手段30Aにより得られる位置情報に基づいて無線端末11の位置を判定することができなかった場合に、可視光受信手段30Bにより得られる位置情報を用いて無線端末11の位置を判定する。
なお、位置判定手段33は、加速度検出手段32により得られた無線端末11の傾きが所定の範囲内である場合に、可視光受信手段30Bにより得られた位置情報を用いる。
また、位置判定手段33は、IMES受信手段30Aにより得られた複数の位置情報のうち、無線端末11の傾きが所定の範囲で受信した可視光による光信号に含まれる位置情報と一致する位置情報があるか否か判定し、一致した位置情報を、無線端末11の位置として判定する。
記憶手段34は、例えば端末情報34Aや、位置情報34B等を記憶するが、これに限定されるものではない。
端末情報34Aは、例えば無線端末11を特定するネットワークアドレス等の情報を含む。例えば、無線ネットワーク14がIEEE802.15.4やZigBee規格に基づく場合には、IEEE802.15.4の短縮アドレスや、IEEE拡張(MAC)アドレス等を用いることが可能である。
位置情報34Bは、例えばIMES受信手段30Aや、可視光受信手段30Bにより受信した位置情報21Aを含む。
制御手段35は、無線端末11の動作を制御する。制御手段35は、例えば加速度検出手段32により検出された加速度の変化に基づき、IMES受信手段30Aや可視光受信手段30Bによる位置情報の受信のタイミングや、ZigBee通信手段30Cによる端末情報34Aや位置情報34Bの送信のタイミングを制御する。なお、制御手段35は、予め設定された間隔又は時刻に基づいて送受信のタイミングを制御しても良く、受信と送信のタイミングをそれぞれ独立して制御しても良い。
また、制御手段35は、無線端末11が無線送信装置10とゲートウェイ装置12とZigBeeによるPANを構成する場合には、無線端末11がエンドポイント機能を提供するように制御する。
上述した構成により、無線端末11は、IMESや可視光等の異なる通信方式により送信された信号を受信し、受信した信号に含まれる位置情報に基づいて位置を検出し、検出した位置に係る位置情報を端末情報とともに無線送信装置10に送信することが可能となる。
なお、無線端末11がスマートフォンやPC等の情報処理装置である場合には、ユーザからの入力を受け付ける入力手段や、ユーザに情報を提示する表示手段を設けても良い。これにより、例えばユーザに対する位置情報の提示やユーザからの位置情報の入力等が可能となる。
<ゲートウェイ装置12:機能ブロック>
図5は、本実施形態に係るゲートウェイ装置の機能ブロックの一例を示す図である。図5に示すように、ゲートウェイ装置12は、通信手段40と、変換手段41と、記憶手段42と、制御手段43とを有するように構成される。
通信手段40は、無線端末11又は無線送信装置10から無線ネットワーク14を介して送信された情報を経路情報とともに受信すると、受信した情報を記憶手段42に記憶する。また、通信手段40は、ネットワーク15を介して変換手段41により変換した情報を管理装置13に送信する。
ここで、通信手段40は、管理装置13から無線端末11の位置特定不能通知を最初に受信した無線送信装置10の識別情報の問い合わせを受けると、記憶手段42の経路情報42Bを参照して対応する無線送信装置10の識別情報を管理装置13に送信する。
変換手段41は、無線ネットワーク14を介して通信手段40により受信した情報をネットワーク15に適合する形式に変換する。変換手段41は、例えば無線端末11の端末情報が、例えばIEEE802.15.4の短縮アドレスで表されている場合には、PAN構成時の情報に基づき、IEEE拡張アドレスに変換して、管理装置13に送信すると良い。
記憶手段42は、例えば識別情報42Aや、経路情報42B等を記憶するが、これに限定されるものではない。
識別情報42Aは、例えば無線送信装置10から得られた識別情報21B等を含む。経路情報42Bは、例えば無線端末11から送信された情報を受信するまでの経路情報等を含む。
制御手段43は、ゲートウェイ装置12の動作を制御する。制御手段43は、無線端末11が無線送信装置10とゲートウェイ装置12とZigBeeによるPANを構成する場合には、ゲートウェイ装置12がコーディネータ機能を提供するように制御する。
上述した構成により、ゲートウェイ装置12は、管理装置13から経路情報の問い合わせがあったとしても、対応する無線送信装置10の識別情報を管理装置13に送信することが可能となる。
<管理装置13:機能ブロック>
図6は、本実施形態に係る管理装置の機能ブロックの一例を示す図である。図6に示すように、管理装置13は、通信手段50と、位置判定手段51と、記憶手段52と、入力手段53と、表示手段54と、制御手段55とを有するように構成される。
通信手段50は、ゲートウェイ装置12からネットワーク15を介して送信された情報を受信して、受信した情報を受信日時とともに記憶手段52に記憶する。また、通信手段50は、無線端末11の位置情報の提供を求められた場合には、無線端末11の位置情報を外部装置等に送信しても良い。
ここで、通信手段50は、無線端末11の位置特定不能通知を受信すると、ゲートウェイ装置12に対し、無線端末11から位置特定不能通知を最初に受信した無線送信装置10の識別情報を問い合わせて、無線送信装置10の識別情報を取得する。通信手段50は、識別情報取得手段としての機能を有する。
位置判定手段(第2の位置判定手段)51は、無線端末11から位置特定不能通知を受信すると、通信手段50により無線送信装置10の識別情報を取得し、無線送信装置情報52Bからその識別情報に対応する位置情報を取得して、無線端末11の位置とする。
記憶手段52は、例えば無線端末情報52Aや、無線送信装置情報52B等を記憶するが、これに限定されるものではない。
無線端末情報52Aは、例えばゲートウェイ装置12を介して無線端末11から取得した無線端末11の端末情報、位置情報、位置特定不能情報等を含むテーブルである。
無線送信装置情報52Bは、例えば無線送信装置10に対して設定されている識別情報、位置情報、可視光により送信する無線送信装置10の位置情報等を含むテーブルである。
入力手段53は、無線端末11の位置を探索したりするためのユーザの入力を受け付ける。また、入力手段53は、無線送信装置情報52Bに格納されている情報を入力するためのユーザの入力を受け付ける。
表示手段54は、例えばGUI(Graphical User Interface)等により構成され、無線端末11が付された管理対象物の所有部署や機器名を画面に一覧表示したり、ユーザが入力手段53により検索したい機器のチェックボックスを選択した場合に、検索結果の画面を表示したりしても良い。
制御手段55は、管理装置13の各構成を制御する。
上述した構成により、管理装置13は、無線端末11から位置特定不能通知を受信した場合でも経路情報に基づいて無線端末11の位置を特定して、無線端末11の位置を管理することが可能となる。
<無線送信装置10:ハードウェア構成>
図7は、本実施形態に係る無線送信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図7に示すように、無線送信装置10は、CPU(Central Processing Unit)60と、RAM(Random Access Memory)61と、ROM(Read Only Memory)62と、IMES送信部63と、可視光送信部64と、ZigBee通信部65とを有するように構成される。なお、各部は、バス66を介して接続される。
CPU60は、無線送信装置10の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM61は、CPU60のワークエリア等を構成する。ROM62は、CPU60が実行するプログラムに加えて、例えば位置情報21Aや、識別情報21B等を記憶する。
IMES送信部63は、例えばIMES等の測位信号を送出するアンテナを有し、IMES信号により位置情報21Aを無線端末11に送信する。
可視光送信部64は、位置情報21Aに対応させてLED等の出力の大きさを変調する変調部や、例えばLED等を駆動する駆動部、光を放射する出力部等を有し、可視光等の光信号により無線端末11に位置情報を送信する。
Zighee通信部65は、例えばIEEE802.15.4規格に適合する電波を送受信可能なアンテナを有し、保持しているルーティング情報に基づき無線端末11から受信した端末情報や位置情報等を他の無線送信装置10等に送信する。
バス47は、各部を電気的に接続する。
<無線端末11:ハードウェア構成>
図8は、本実施形態に係る無線端末のハードウェア構成の一例を示す図である。図8に示すように、無線端末11は、CPU70と、RAM71と、ROM72と、IMES受信部73と、可視光受信部74と、ZigBee通信部75と、受信強度取得部76と、加速度検出部77とを有するように構成される。なお、各部は、バス78を介して接続される。
CPU70は、無線端末11の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM71は、CPU70のワークエリア等を構成する。ROM72は、CPU70が実行するプログラムに加えて、無線端末11の端末情報34Aや位置情報34Bを記憶する。
IMES受信部73は、例えばIMES等の測位信号を受信するアンテナを有し、IMES信号に含まれる位置情報21Aを受信する。
可視光受信部74は、例えば可視光等の変調された光信号を復調する復調部等を有し、可視光等による光信号に含まれる位置情報21Aを受信する。
ZigBee通信部75は、例えばIEEE802.15.4規格に適合する電波を送受信可能なアンテナを有し、例えば端末情報34Aや位置情報34B等を無線送信装置10に送信する。
受信強度取得部76は、例えば無線送信装置10から送信されるIMES信号の受信強度を取得するユニット等であり、IMES信号の受信強度を無線送信装置10ごとに取得する。
加速度検出部77は、例えば加速度センサ又は慣性力や磁気を用いたモーションセンサ等である。
バス78は、各部を電気的に接続する。
なお、無線端末11がスマートフォンやPC等の情報処理装置である場合、ユーザからの入力等を受け付けるタッチパネル、ダイヤルキー、キーボード、マウス等の入力部やスクリーンディスプレイ等の表示部を有していても良い。
<ゲートウェイ装置12:ハードウェア構成>
図9は、本実施形態に係るゲートウェイ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。ゲートウェイ装置12は、CPU80と、RAM81と、ROM82と、無線通信部83と、有線通信部84とを有するように構成される。なお、各部は、バス85を介して接続される。
CPU80は、ゲートウェイ装置12の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM81は、CPU80のワークエリア等を構成する。ROM82は、例えばCPU80が実行するプログラム、プログラムが使用するデータ、識別情報42A、経路情報42B等を記憶する。
無線通信部83は、例えばIEEE802.15.4規格に適合する電波を送受信可能なアンテナを有し、無線送信装置10から無線端末11の端末情報や、位置情報等を受信する。
有線通信部84は、例えばIEEE802.3規格に適合するネットワークインターフェースを有し、無線送信装置10から受信した情報を管理装置13に送信する。
なお、バス85は、各部を電気的に接続する。
<管理装置13:ハードウェア構成>
図10は、本実施形態に係る管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。管理装置13は、CPU90と、RAM91と、ROM92と、HDD(Hard Disk Drive)93と、通信部94と、表示部95と、入力部96とを有するように構成される。なお、これらの装置は、バス97を介して接続される。
CPU90は、管理装置13の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM91は、CPU90のワークエリア等を構成する。ROM92は、例えばCPU90が実行するプログラムやプログラムが使用するデータや、無線端末情報52A、無線送信装置情報52B等を記憶する。
HDD93は、位置検出システム1で用いられる情報や、無線端末11の位置を管理したりするための情報を記憶する。なお、HDD93は、テープドライブを含むあらゆる記憶装置であっても良く、ネットワークを介してアクセス可能なストレージ領域であっても良い。
通信部94は、例えばIEEE802.3規格に適合するネットワークインターフェースを有する。
表示部95は、例えば液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等を含む。
入力部96は、ユーザからの入力を受け付けるキーボード、マウス等のポインティングデバイスである。バス97は、これらの装置を電気的に接続する。
<無線端末11による位置検出処理>
図11は、無線端末による位置検出処理の流れを示すフローチャートである。図11に示すように、無線端末11は、IMES受信手段30AによりIMES信号に含まれる位置情報を受信したか否か判定する(S10)。IMES信号に含まれる位置情報を受信していないと判定した場合(S10において、NO)、処理を終了する。
無線端末11は、IMES受信手段30AによりIMES信号に含まれる位置情報を受信したと判定した場合(S10において、YES)、位置判定手段33により、受信した位置情報は1箇所か否か判定する(S11)。
受信した位置情報が1箇所でないと判定した場合(S11において、NO)、受信強度判定手段31により、受信強度が他よりも所定以上強いIMES信号があるか否か判定する(S12)。
受信強度が他よりも所定以上強いIMES信号があると判定すると(S12において、YES)、受信強度が他よりも所定以上強いIMES信号における受信強度の強い状態が所定期間以上続いているか否か判定する(S13)。
受信強度の強い状態が所定期間以上続いていないと判定した場合(S13において、NO)、可視光受信手段30Bにより可視光等の光信号に含まれる位置情報を受信したか否か判定する(S14)。
なお、他よりも所定以上受信強度が強いIMES信号はないと判定した場合(S12において、NO)も、S14の処理に進む。
位置判定手段33は、可視光受信手段30Bにより可視光等の光信号に含まれる位置情報を受信したと判定した場合(S14において、YES)、可視光等の光信号を受信したときの鉛直方向に対する無線端末11の傾きを加速度検出手段32により検出し、無線端末11の傾きが所定範囲内か否か判定する(S15)。
位置判定手段33は、可視光等の光信号を受信したときの鉛直方向に対する傾きが所定範囲内であると判定すると(S15において、YES)、IMES信号に含まれた位置情報と可視光等の光信号に含まれた位置情報とが一致するか否か判定する(S16)。
位置判定手段33は、位置情報が一致したと判定すると(S16において、YES)、その位置情報を無線端末11の位置として判定し、無線送信装置10に送信して(S17)、処理を終了する。
なお、位置判定手段33は、IMES受信手段30Aにより受信した位置情報が1箇所であると判定した場合(S11において、YES)や、受信強度判定手段31により受信強度が他よりも所定以上強いIMES信号における受信強度の強い状態が所定期間以上続いていると判定された場合(S13において、YES)も、S17の処理に進む。
また、位置判定手段33は、可視光等の光信号に含まれる位置情報を受信していないと判定した場合(S14において、NO)や、無線端末11の傾きが所定範囲内ではないと判定した場合(S15において、NO)や、IMES信号に含まれた位置情報と可視光等の光信号に含まれた位置情報とが一致していないと判定した場合(S16において、NO)は、位置特定不能と判定し(S18)、位置特定不能通知を管理装置13に送信して(S19)、処理を終了する。
<管理装置13による位置検出処理>
図12は、管理装置による位置検出処理の流れを示すフローチャートである。図12に示すように、管理装置13は、通信手段50により無線端末11の位置特定不能通知を受信したか否か判断する(S20)。
位置特定不能通知を受信したと判断した場合(S21において、YES)、ゲートウェイ装置に対して、無線端末11の位置特定不能通知を最初に受信した無線送信装置10の識別情報を問い合わせる(S21)。
管理装置13は、ゲートウェイ装置12から無線端末11の位置特定不能通知を最初に受信した無線送信装置10の識別情報を受信すると(S22)、位置判定手段51により、無線送信装置情報52Bを参照する(S23)。
位置判定手段51は、無線送信装置情報52Bから識別情報に対応する無線送信装置10の位置情報を取得すると(S24)、取得した位置情報を、位置特定不能通知を送信してきた無線端末11の位置として判定し(S25)、処理を終了する。
<管理装置13が保持するテーブル例>
図13は、本実施形態に係る管理装置が保持するテーブルの一例を示す図である。図13(A)は、無線端末情報52Aのテーブルの一例を示している。図13(B)は、端末情報と識別情報を対応付けたテーブルの一例を示している。図13(C)は、無線送信装置情報52Bのテーブルの一例を示している。
図13(A)に示す無線端末情報52Aのテーブルは、無線端末11から送信された端末情報及び位置情報等に基づき、管理装置13が保持するテーブルである。例えば項目としては、「端末情報」、「経度」、「緯度」、「階数」、「棟」等の項目を含む。「端末情報」は、「002673abcdef01」等の無線端末11に予め設定された固有のID(識別情報)等である。「経度」、「緯度」、「階数」、「棟」等は、無線端末11の位置情報の内容を示す。
なお、例えば端末情報が「002673abcdef03」の無線端末11は、位置特定ができず、位置特定不能通知を送信しているため、テーブルには「特定不可」等のデータが保持されている。
図13(B)に示すテーブルは、ゲートウェイ装置12から取得した情報に基づき、管理装置13が保持するテーブルである。例えば項目としては、「端末情報」、「無線送信装置の識別情報」等の項目を含む。「端末情報」は、位置特定不能通知を送信した無線端末11の端末情報を示す。また、「無線送信装置の識別情報」は、無線端末11が送信した位置特定不能通知を最初に受信した無線送信装置10の識別情報を示している。
図13(C)に示す無線送信装置情報52Bのテーブルは、予め無線送信装置10に対して設定された「識別情報」、位置情報としての「経度」、「緯度」、「階数」、「棟」、可視光等により送信する「無線送信装置の位置情報」等の項目を含む。
上述したように、ゲートウェイ装置12は、経路情報を有しているため、管理装置13から、端末情報「002673abcdef03」の無線端末11から位置特定不能通知を最初に受信した無線送信装置10の識別情報の問い合わせがあった場合に、無線送信装置10の識別情報「01234abcdefa4」を管理装置13に送信し、管理装置13が図13(B)に示すテーブルを作成することが可能となる。
また、管理装置13は、図13(C)に示す無線送信装置情報52Bのテーブルを参照して、無線送信装置10の識別情報「01234abcdefa4」に対応する無線送信装置10の位置情報「01234abcdefa0」を、位置特定不能通知を送信した無線端末11の位置として判定することが可能となる。
<位置検出処理の具体例>
図14は、本実施形態に係る無線送信装置の設置位置の一例を示す図である。図14の例では、無線送信装置10が組み込まれたLED蛍光管が示されている。なお、図14の例では、例えば等間隔に複数配列されたLED蛍光管のうち、一定間隔に配置されたLED蛍光管の無線送信装置10にのみIMES送信手段20Aが搭載されている。
なお、図14の例では、LED蛍光管の制御や管理を行うため、全てのLED蛍光管の無線送信装置10には可視光送信手段20BとZigBee通信手段20Cが搭載されている。
具体的には、A−0に設置されているLED蛍光管、B−0に設置されているLED蛍光管の無線送信装置10にのみIMES送信手段20Aが搭載されている。一方、A−0〜A−4に設置されているLED蛍光管やB−0〜B−4に設置されているLED蛍光管の無線送信装置10には可視光送信手段20BとZigBee通信手段20Cが搭載されている。
図14の例では、A−4のLED蛍光管の近傍に無線端末11が取り付けられている管理対象物16が存在している。このとき、管理対象物16に取り付けられている無線端末11は、例えば、A−0のLED蛍光管とB−0のLED蛍光管に設置されている無線送信装置10のIMES送信手段20Aから位置情報を受信する。
また、A−4のLED蛍光管に設置されている無線送信装置10の可視光送信手段20Bから位置情報を受信する。このような場合に、例えば、以下に示すような方法を用いて無線端末11の位置を特定する。
図15は、IMES受信手段により複数の位置情報を受信する例を説明するための図である。図15(A)に示すように、管理対象物16に取り付けられている無線端末11が、位置Aの位置情報と、位置Bの位置情報を受信した場合には、受信強度判定手段31により位置Aの位置情報と位置Bの位置情報を受信したときのそれぞれの受信強度を比較する。
ここで、受信強度判定手段31により、位置Aの受信強度と位置Bの受信強度との間に矢印17に示すように明確な強度差があると判定された場合、位置判定手段33は、位置Aの位置情報を、無線端末11の位置として判定する。
なお、上述の例では、管理対象物16に無線端末11が付されている例を示しているが、無線端末11は、ユーザA等の人物が保持している携帯端末18等に付されていても良い。
一方、図15(B)に示すように、位置Aの受信強度と位置Bの受信強度との間に明確な強度差がなく、受信強度判定手段31により強度差が小さいと判定された場合、位置判定手段33は、図16に示す方法を用いて無線端末11の位置を判定する。
図16は、可視光受信手段により位置情報を受信する例を説明するための図である。図16に示すように、受信強度に明確な強度差がない場合には、位置判定手段33は、例えば可視光により送信された位置情報を用いて無線端末11の位置を判定する。
図16(A)の例では、位置Aを送信するLED蛍光管(例えば図14のA−0に設置された無線送信装置10)のIMES送信手段20Aから受信した位置情報と、位置Aを送信するLED蛍光管(例えば図14のA−4に設置された無線送信装置10)の可視光送信手段20Bから受信した位置情報とが一致する。このとき、位置判定手段33は、一致した位置情報を、無線端末11の位置として判定する。
なお、例えば可視光を用いる場合には、図16(B)に示すように、管理対象物16に対して無線端末11が傾いて付されている場合や管理対象物16自体が傾いて置かれている場合がある。このような場合には、遠くのLED蛍光管(例えば図14のB−2やB−3)の位置情報を受信する場合もある。したがって、例えば可視光を用いる場合には、可視光を受信するときの鉛直方向に対する無線端末11の傾きを判断し、例えば管理対象物16の真上や真上を含む所定の範囲にある場合に、可視光により送信された位置情報を採用する。
一方、図16(C)に示すように、管理対象物16が覆われて可視光が受信できない場合も考えられる。このような場合には、位置判定手段33は、位置を特定できないと判定して、管理装置13に対して位置特定不能通知を送信する。
位置特定不能通知は、無線端末11の最も近いLED蛍光管に搭載された無線送信装置10のZigBee通信手段20Cによりゲートウェイ装置12まで送信される。したがって、管理装置13は、ゲートウェイ装置12に対して、位置特定不能通知を最初に受信した無線送信装置10の識別情報を問い合わせることで、無線端末11の位置を判定することが可能となる。
なお、本実施形態では、例えば上述した図14のA−4の位置とB−1の位置の間に管理対象物16(すなわち無線端末11)がある場合に、両方の可視光を受信することも考えられる。このような場合、可視光通信の混信が起きて位置情報を検出できないことが考えられる。ここで、例えば無線端末11は、可視光により検出したデータに対して、チェックサムを用いてエラーチェックを行い、可視光を検出しているにもかかわらず、エラーになる場合には通信上ノイズがあると判定し、例えばA−4の位置とB−1の位置の中間に存在すると判定しても良い。
上述したように、本発明の実施形態によれば、無線端末の位置を特定することが可能となる。なお、上述したゲートウェイ装置12が、無線端末11の端末情報及び位置情報の他、経路情報を管理装置13に送信する場合には、管理装置13において経路情報を参照して、位置特定不能通知を最初に受信した無線送信装置10を特定し、無線端末11の位置を特定しても良い。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
10 無線送信装置
11 無線端末
12 ゲートウェイ装置
13 管理装置
14 無線ネットワーク
15 ネットワーク
16 管理対象物
18 携帯端末
20,30,40,50 通信手段
20A IMES送信手段
20B 可視光送信手段
20C ZigBee通信手段
21,33,42,52 記憶手段
21A,31B 位置情報
20B 識別情報
22,33,43,55 制御手段
31 受信強度判定手段
32 加速度検出手段
41 変換手段
51 位置判定手段
53 入力手段
54 表示手段
60,70,80,90 CPU
61,71,81、91 RAM
62,72,82,92 ROM
63 IMES送信部
64 可視光送信部
65 ZigBee通信部
73 IMES受信部
74 可視光受信部
75 ZigBee通信部
76 受信強度取得部
77 加速度検出部
83 無線通信部
84 有線通信部
94 通信部
95 表示部
96 入力部
国際公開第2005/086375号パンフレット
本発明の一観点によれば、上記目的を達成するために、自己の位置情報を無線通信方式及び可視光通信方式のいずれか又はその両方により送信する複数の送信装置と、前記無線通信方式及び前記可視光通信方式のいずれか又はその両方により送信された前記複数の送信装置の位置情報を受信可能な無線端末とを有する位置検出システムであって、前記無線端末は、前記複数の送信装置から前記無線通信方式で送信された信号を受信し、受信した信号に含まれる位置情報を検出する第1の位置検出手段と、複数の送信装置から前記可視光通信方式で送信された信号を受信し、受信した信号に含まれる位置情報を検出する第2の位置検出手段と、前記第1の位置検出手段で受信した信号の強度が所定期間維持されない又は所定以上強いと判定されない場合に、前記第2の位置検出手段で検出した位置情報に基づいて当該無線端末の位置を判定する位置判定手段とを有することを特徴とする。

Claims (8)

  1. 自己の位置情報を複数の異なる通信方式により送信する無線送信装置と、前記複数の通信方式により送信された無線送信装置の位置情報を受信する無線端末とを有する位置検出システムであって、
    前記無線端末は、
    前記無線送信装置から第1の通信方式で送信された信号を受信し、受信した信号に含まれる位置情報に基づいて、当該無線端末の位置を検出する第1の位置検出手段と、
    前記第1の位置検出手段による検出状態に応じて、前記無線送信装置から第2の通信方式で送信された信号を受信し、受信した信号に含まれる位置情報に基づいて、当該無線端末の位置を検出する第2の位置検出手段と、
    前記第1の位置検出手段又は前記第2の位置検出手段により得られる位置情報に基づいて、当該無線端末の位置を判定する第1の位置判定手段とを有することを特徴とする位置検出システム。
  2. 前記無線端末は、
    複数の前記無線送信装置から前記第1の通信方式で送信された信号の相対的な受信強度を判定する受信強度判定手段を有し、
    前記第1の位置判定手段は、
    前記受信強度判定手段により所定期間又は所定以上強い受信強度を有すると判定された信号に含まれる位置情報に基づいて、当該無線端末の位置を判定することを特徴とする請求項1に記載の位置検出システム。
  3. 前記第1の位置判定手段は、
    前記第1の位置検出手段により得られる位置情報に基づいて当該の無線端末の位置を判定することができなかった場合に、第2の位置検出手段により得られる位置情報を用いて、当該無線端末の位置を判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の位置検出システム。
  4. 前記無線端末は、
    前記第2の通信方式で送信された信号を受信したときの鉛直方向に対する傾きを検出する傾き検出手段を有し、
    前記第1の位置判定手段は、
    前記傾き検出手段により得られた傾きが所定の範囲内である場合に、前記第2の通信方式で送信された信号に含まれる位置情報を用いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の位置検出システム。
  5. 前記第1の位置判定手段は、
    前記第1の位置検出手段により得られた複数の位置情報のうち、前記傾きが所定の範囲で受信した信号に含まれる位置情報と一致する位置情報があるか否か判定することを特徴とする請求項4に記載の位置検出システム。
  6. 前記第1の通信方式はIMESによる通信とし、前記第2の通信方式は可視光通信とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の位置検出システム。
  7. 自己の位置情報を複数の異なる通信方式により送信する無線送信装置と、前記複数の異なる通信方式により送信された無線送信装置の位置情報を受信する無線端末と、前記無線端末の位置を管理する管理装置と、前記管理装置と複数の前記無線送信装置との間に設けられたゲートウェイ装置とを有する位置検出システムであって、
    前記無線端末は、所定の通知を前記無線送信装置に送信し、
    前記ゲートウェイ装置は、前記無線端末から送信された所定の通知を前記無線送信装置から経路情報とともに受信し、
    前記管理装置は、
    前記経路情報に基づき、前記無線端末から前記所定の通知を最初に受信した前記無線送信装置の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段により得られた識別情報を用いて、前記無線端末の位置を判定する第2の位置判定手段とを有することを特徴とする位置検出システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の位置検出システムにより実行される位置検出方法であって、
    前記無線端末により実行される、
    前記無線送信端末から第1の通信方式で送信された信号に含まれる位置情報を受信し、受信した信号に含まれるに基づいて、当該無線端末の位置を検出する第1の位置検出手順と、
    前記第1の位置検出手段による検出状態に応じて、前記無線送信装置から第2の通信方式で送信された信号を受信し、受信した信号に含まれる位置情報に基づいて、当該無線端末の位置を検出する第2の位置検出手順と、
    前記第1の位置検出手順又は前記第2の位置検出手順により得られる位置情報に基づいて、当該無線端末の位置を判定する第1の位置判定手順とを有することを特徴とする位置検出方法。
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