JP6115053B2 - 位置情報管理サーバ、位置情報管理方法及び位置情報管理システム - Google Patents

位置情報管理サーバ、位置情報管理方法及び位置情報管理システム Download PDF

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Description

本発明は、位置情報管理サーバ、位置情報管理方法及び位置情報管理システムに関する。
GPS等を用いた正確な測位が困難な施設等において、無線端末又は無線端末を有する人又は物品の位置を把握し、管理するために、様々な位置情報管理システムが提案されている。
特許文献1には、人に付されたパッシブ方式のRFタグを、固定されたRFリーダライタによって読み取り、その位置を他の無線端末等に通知するシステムが開示されている。
特許文献2には、無線端末が、近傍の送信器から無線送信される識別子を位置特定情報に置換して自らの位置を特定するシステムが開示されている。
特許文献3には、無線端末が、照明装置から発信される固有情報を受信し、該固有情報をサーバに送信することで、無線端末の位置を特定するシステムが開示されている。
しかしながら、特許文献1のシステムでは、通信可能範囲の狭いパッシブ方式のRFタグを読み取るために多数のRFリーダライタを設置する必要があり、インフラの導入のコストが高くなる可能性がある。
また、特許文献2のシステムでは、無線端末とサーバとの間の通信方式によっては、無線端末の消費電力が大きくなる可能性がある。
さらに、特許文献3のシステムにおいても、特許文献2と同様に、無線端末の消費電力に関して考慮されていない。また、サーバにおいて、無線端末の位置を特定するために、固有情報と関連付けられた位置を検索する必要があり、計算コストが高くなる可能性がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、効率的な位置情報管理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し目的を達成するため、本発明における位置情報管理サーバは、
屋内に設置された通信装置から測位信号を受信する無線端末の位置情報を管理する位置情報管理サーバであって、
一以上の前記通信装置の設置位置を表すマーカ地図とともに表示させるフロア地図表示手段と、
ユーザにより前記マーカが選択された後に、前記位置情報管理サーバが管理する前記無線端末の各々から、位置情報を取得する取得手段と、
前記選択されたマーカに対応する前記通信装置から前記測位信号を受信する無線端末を、前記取得手段により取得された位置情報に基づき特定する特定手段と、
特定された前記無線端末の情報を表示させる端末情報表示手段と、
を有する。
また、本発明における位置情報管理方法は、
屋内に設置された通信装置から測位信号を受信する無線端末の位置情報を管理する位置情報管理方法であって、
一以上の前記通信装置の設置位置を表すマーカ地図とともに表示させるフロア地図表示段階と、
ユーザにより前記マーカが選択された後に、位置情報管理サーバが管理する前記無線端末の各々から、位置情報を取得する取得段階と、
前記選択されたマーカに対応する前記通信装置から前記測位信号を受信する無線端末を、前記取得段階において取得された位置情報に基づき特定する特定段階と、
特定された前記無線端末の情報を表示させる端末情報表示段階と、
を有する。
また、本発明における位置情報管理システムは、
屋内に設置された通信装置から測位信号を受信する無線端末と、該無線端末の位置情報を管理する位置情報管理サーバとを有する位置情報管理システムであって、
前記位置情報管理サーバは、
一以上の前記通信装置の設置位置を表すマーカ地図とともに表示させるフロア地図表示手段と、
ユーザにより前記マーカが選択された後に、前記位置情報管理サーバが管理する前記無線端末の各々から、位置情報を取得する取得手段と、
前記選択されたマーカに対応する前記通信装置から前記測位信号を受信する無線端末を、前記取得手段により取得された位置情報に基づき特定する特定手段と、
特定された前記無線端末の情報を表示させる端末情報表示手段と、
を有し、
前記無線端末は、
前記測位信号によって取得した位置情報を前記位置情報管理サーバに送信する送信手段と、
を有する。
本発明によれば、効率的に位置情報を管理する位置情報管理システムを提供できる。
本発明の一実施形態における位置情報管理システムを表す図。 本発明の一実施形態における位置情報管理システムを構成するネットワークを表す図。 本発明の一実施形態における通信装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における無線端末のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における管理装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における管理サーバのハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における通信装置の機能ブロック図。 本発明の一実施形態における無線端末の機能ブロック図。 本発明の一実施形態における管理装置の機能ブロック図。 本発明の一実施形態における管理サーバの機能ブロック図。 本発明の一実施形態における通信装置が保持する情報の例を表す図。 本発明の一実施形態における無線端末が保持する情報の例を表す図。 本発明の一実施形態における無線端末が送信する位置情報のフォーマットの例を表す図。 本発明の一実施形態における管理サーバが保持する情報の例を表す図。 本発明の一実施形態における位置情報管理システムの動作シーケンスを表す図。 本発明の一実施形態における管理サーバの検索画面の例を表す図。 本発明の一実施形態における管理サーバの検索結果画面の例を表す図。 本発明の一実施形態における管理サーバの機能ブロック図。 本発明の一実施形態における通信装置設置位置情報の例を表す図。 本発明の一実施形態における位置管理情報の例を表す図。 本発明の一実施形態における画面表示の例を表す図。 本発明の一実施形態における画面表示の例を表す図。 本発明の一実施形態における画面表示の例を表す図。 本発明の一実施形態における管理サーバの処理を表すフローチャート。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
1.システム
2.ハードウェア構成例
3.機能
4.動作シーケンス
5.無線端末の所在検索
5.1 管理サーバの追加機能
5.2 管理サーバの処理フロー
(1.システム)
図1Aは本発明の一実施形態における位置情報管理システム1を表す。図1Aは、通信装置100、102、104、106、無線端末120、122、124、管理装置140、管理サーバ160、通信装置と無線端末と管理装置とから構成されるネットワーク180及びネットワーク190を有する。ここで、ネットワーク180は、管理装置140によって管理される無線ネットワークである。図1Bは、図1Aにおいて無線ネットワークを構成する通信装置100、102、104、106、無線端末120、122、124、管理装置140を抜き出して示したものである。
通信装置100、102、104、106は、例えば部屋の天井等に固定され、固定された位置に係る、経緯情報、建物の階数及び棟番号のような位置情報(以下「位置情報」とする)そのものを連続的又は断続的に無線送信する。通信装置は、それぞれ独立した筐体を有し、予め設置された電源から給電されて動作するか、あるいはLED蛍光管のような照明器具に組み込まれ、該照明器具から給電されて動作する。通信装置100、102、104、106は、それぞれが保持する位置情報を、無線信号により所定の範囲に送信する。所定の範囲は、用いられる無線信号の信号強度によって定められる。通信装置は、位置の管理対象となる領域をカバーするように配置され、それぞれの領域が重複しないように構成される。あるいは、重複する場合であっても、位置情報を受信する側において、受信電波の強度に基づいて、何れか一つの通信装置が決定できるよう構成される。図1Aの例では、それぞれの通信装置の下方に示される円錐型の点線が、所定の範囲を表している。位置情報を送信する通信方式として、例えば地上補完信号(Indoor Messaging System;IMES)を用いることができる。
無線端末120、122、124は、通信装置100、102、104、106のうち、最寄の通信装置が送信する無線信号を受信することができる。図1Aの例では、それぞれの無線端末は、位置を管理する対象である直方体の管理対象物に付されている。無線端末120、122、124は、自らも電波を送信可能な、例えばアクティブタグのような端末である。以下、無線端末120について説明する。
無線端末120は、通信装置100からの無線信号を受信できる範囲にあり、通信装置100の位置情報を受信する。通信装置100の位置情報の受信は、例えばIMESを用いて行われる。無線端末120は、受信した位置情報と共に、例えばネットワークアドレスのような自らの識別情報を含む情報を通信装置100へ送信する。該送信は、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)のような近距離無線通信によるネットワーク180を通じて行われる。この場合には、無線端末120の識別情報として、IEEE802.15.4の短縮アドレスまたはIEEE拡張(MAC)アドレスを用いることができる。通信装置100へ送信された識別情報と位置情報は、次に、隣接する通信装置102を経由して、管理装置140に送信される。なお、無線端末120における送受信の動作は、当該無線端末120において予め定められたタイミングか、あるいは、当該無線端末120の備える加速度センサによる加速度の変化が検出されたタイミングで行われる。
管理装置140は、ネットワーク180とネットワーク190とを相互に接続し、ネットワーク180側から送信されたデータをネットワーク190にブリッジする。管理装置140は、例えば建物のフロア毎、または壁などで仕切られた部屋毎に設置される。ネットワーク180がIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)によるPAN(Personal Area Network)であり、ネットワーク190がIEEE802.3規格に基づくLANである場合には、それらの間での通信方式の変換を行う。また、無線端末120の識別情報がIEEE802.15.4の短縮アドレスで表されている場合には、PAN構成時の情報に基づきIEEE拡張アドレスに変換し、管理サーバ160に送信する。
管理サーバ160は、管理装置140を経由して受信された識別情報と位置情報とを、受信日時と共に記録し、通信装置の位置を管理する。管理サーバ160では、無線端末に係る管理対象物が予め記録されている。よって、これらの情報を用いて、管理対象物の所在を探索することができる。
ネットワーク180は、それぞれの通信装置100、102、104、106と、無線端末120、122、124と、管理装置140とを接続する、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)規格によって構成されるPANである。PANがIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)規格で構成される場合は、無線端末、通信装置、管理装置は、それぞれZigBee(登録商標)規格で定められるエンドデバイス機能、ルータ機能及びコーディネータ機能を有する。そして、それぞれの通信装置及び無線端末は、起動時に管理装置の管理下に入り、PANを構成し、管理装置への最小経路が決定される。
ネットワーク190は、管理装置140と管理サーバ160とを接続するネットワークであり、例えばIEEE802.3規格で定められるLANである。
上記の通り、本発明の一実施形態における位置情報管理システム1において、無線端末は、最寄の通信装置と通信できるだけの電力を用いて、識別情報と位置情報とを管理サーバへ送信することができる。また、通信装置を設置するための新たなインフラの敷設が不要であり、導入コストを低減することができる。
なお、通信装置の位置情報は、ネットワーク180を通じて提供されてもよい。これにより、IMESのような位置情報を送信するための送信手段が不要となる。
また、無線端末は、位置情報を送信した通信装置よりさらに近傍に管理装置が存在する場合には、識別情報と位置情報とを管理装置140に送信してもよい。これにより、最短経路で識別情報と位置情報が管理サーバに送信できる。
また、管理サーバに、管理装置の機能を統合してもよい。これにより、個別の管理装置が不要となる。
また、無線端末は、スマートフォン、PDA、PC又はスマートメータのような、アクティブタグと同等の機能を有する無線端末であってもよい。これにより、タグを付することなく、既存の無線端末の位置情報の管理が可能となる。
また、上述の位置情報に加えて、例えば部屋の中の区画を表す情報のような、より細かな位置を特定する情報を含んでもよい。これにより、より細かな位置管理が可能となる。
また、位置管理対象が人であってもよい。これにより、当該システム1によって人の所在を管理することができる。
また、ネットワーク180は、例えばBluetooth LE、ANT、Z-Wave等の近距離無線通信を用いて構成されてもよい。これにより、多様な無線端末の位置情報を管理することが可能となる。
また、ネットワーク190は、例えばインターネットのような、複数の種類のネットワークを含んでもよい。これにより、ネットワーク180と管理サーバ160との間の物理的な位置に関係なく、無線端末の位置情報を管理することが可能となる。
(2.ハードウェア構成例)
次に、図2A、2B、2C、2Dを用いて、位置情報管理システム1に含まれる通信装置100、無線端末120、管理装置140、管理サーバ160のハードウェア構成について説明する。
図2Aは、本発明の一実施形態における通信装置100のハードウェア構成を表す。通信装置100は、CPU200、RAM202、ROM204、位置信号送信制御部206、位置信号送信部208、無線通信制御部210、無線通信部212及びバス214を有する。
CPU200は、当該通信装置100の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM202は、CPU200のワークエリア等を構成する。ROM204は、CPU200が実行するプログラムに加えて、当該通信装置100の位置情報を記憶する。位置信号送信制御部206は、位置信号送信部208を介して当該通信装置100の位置情報を表す測位信号を送信するための処理を実行する。位置信号送信部208は、例えばIMESのような測位信号を送出するアンテナを含む装置である。無線通信制御部210は、無線通信部212を介して無線通信処理を実行する。無線通信部212は、例えばIEEE802.15.4規格に適合する電波を送受信可能なアンテナを含む装置である。バス214は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における通信装置100は、無線端末120に対して位置情報を送信し、無線端末120から識別情報と位置情報を受信し、これらの情報を管理装置を介して管理サーバへ送信することができる。
なお、上述したように、位置情報を無線通信によって送信する場合には、位置信号送信制御部206と位置信号送信部208は不要となる。
図2Bは、本発明の一実施形態における無線端末120のハードウェア構成を表す。通信端末120は、CPU220、RAM222、ROM224、位置信号受信制御部226、位置信号受信部228、無線通信制御部230、無線通信部232、加速度検出制御部234、加速度検出部236及びバス238を有する。
CPU220は、当該無線端末120の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM222は、CPU220のワークエリア等を構成する。ROM224は、CPU220が実行するプログラムに加えて、当該無線端末120の識別情報や、通信装置100から受信した位置情報を記憶する。位置信号受信制御部226は、位置信号受信部228を介して、位置情報を表す測位信号を受信するための処理を実行する。位置信号受信部228は、例えばIMESのような測位信号を受信するアンテナを含む装置である。無線通信制御部230は、無線通信部232を介して無線通信処理を実行する。無線通信部232は、例えばIEEE802.15.4規格に適合する電波を送受信可能なアンテナを含む装置である。加速度検出制御部234は、加速度検出部236を介して加速度の変化を検出する。加速度検出部236は、例えば加速度センサ又は慣性力や磁気を用いたモーションセンサである。バス238は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における無線端末120は、通信装置100から位置情報を受信し、前記位置情報と共に自らの識別情報を通信装置100へ送信することができる。特に、無線端末が動かされたタイミングで送信又は受信の動作を行うことにより、効率的に識別情報及び位置情報を送信することができる。
なお、無線端末120がスマートフォンやPCのような情報端末である場合には、ユーザーからの入力を受け付ける、例えばタッチパネル、ダイヤルキー、キーボード、マウスのような入力装置及び対応する入力制御部を備えてもよい。さらに、スクリーンのような表示装置及び対応する表示制御部を備えてもよい。
また、無線端末120がGPSアンテナ及び対応する制御部を備える場合には、前記アンテナを用いてIMESによる測位信号を受信でき、ソフトウェアの改修のみによって当該位置情報管理システム1に対応させることができる。
また、加速度検出制御部234及び加速度検出部236は任意の構成要素である。加速度検出制御部234及び加速度検出部236を備えない場合には、当該無線端末120の送信又は受信の動作は、予め定められた間隔又は時刻においてなされる。
また、上述したように、位置情報が無線通信によって受信される場合には、位置信号受信制御部226と位置信号受信部228は不要となる。
図2Cは、本発明の一実施形態における管理装置140のハードウェア構成を表す。管理装置140は、CPU240、RAM242、ROM244、無線通信制御部246、無線通信装置248、有線通信制御部250、有線通信装置252及びバス254を有する。
CPU240は、当該管理装置140の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM242は、CPU240のワークエリア等を構成する。ROM244は、CPU240が実行するプログラムや該プログラムが使用するデータを記憶する。無線通信制御部246は、無線通信装置248を介して無線通信処理を実行する。無線通信装置248は、例えばIEEE802.15.4規格に適合する電波を送受信可能なアンテナを含む装置である。有線通信制御部250は、有線通信装置252を介して有線による通信処理を実行する。有線通信装置252は、例えばIEEE802.3規格に適合するネットワークインターフェースを有する装置である。バス254は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における管理装置140は、通信装置100及び無線端末120を含むネットワーク180からの信号を、管理サーバ160を含むネットワーク190へと変換することができる。また、PANを構成するネットワーク180がZigBee(登録商標)である場合には、PANに参加するデバイスを管理するコーディネータの機能を有することができる。
図2Dは、本発明の一実施形態における管理サーバ160のハードウェア構成を表す。管理サーバ160は、CPU260、RAM262、ROM264、HDD266、通信制御部268、通信部270、表示制御部272、表示部274、入力制御部276、入力部278及びバス280を有する。
CPU260は、当該管理サーバ160の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM262は、CPU260のワークエリア等を構成する。ROM264は、CPU260が実行するプログラムや該プログラムが使用するデータを記憶する。HDD266は、当該位置情報管理システム1で用いられる無線端末120の位置を管理するための情報を記憶する。通信制御部268は、通信部270を介して通信処理を実行する。通信部270は、例えばIEEE802.3規格に適合するネットワークインターフェースを有する装置である。表示制御部272は、当該管理サーバ160上で実行される、位置管理に係るプログラムの処理内容に合わせて、表示部274に表示される内容を制御する。表示部274は、例えば液晶ディスプレイやCRTディスプレイのようなディスプレイが含まれる。入力制御部276は、ユーザーからの入力を受け付ける、キーボード、マウス等の入力部278からの信号を処理する。バス280は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における管理サーバ160は、無線端末120の位置を管理し、該無線端末120の所在を探索することができる。
なお、HDD266は、テープドライブを含むあらゆる記憶装置であってもよく、あるいは、ネットワークを介してアクセス可能なストレージ領域であってもよい。
また、管理サーバ160は、上述した管理装置140が備える無線通信制御部及び無線通信装置を備え、管理装置140に代えて、その処理を行ってもよい。これにより、管理装置140を別途設ける必要がなくなる。
(3.機能)
図3Aは、本発明の一実施形態における通信装置100の機能ブロック図を表す。本発明の一実施形態における通信装置100は、記憶手段300、通信手段304及び制御手段312を有する。
記憶手段300は、当該通信装置100の位置情報302を記憶する。位置情報302を記憶するためのテーブルの例を図4に示す。図4は、階数、緯度、経度、棟番号の項目を含む。階数は、当該通信装置100が設置される建物の階数を表す。緯度及び経度は、当該通信装置100の所在する位置の緯度及び経度を表す。棟番号は、当該通信装置100が設置される建物の棟番号を表す。図4の例では、通信装置100は、ある建物のC棟の16階に所在し、緯度が35.459555、経度が139.387110の地点に所在する。
通信手段304は、位置情報送信手段306、端末情報受信手段308及び端末情報送信手段310を有する。
位置情報送信手段306は、経緯情報、建物の階数、棟番号のような情報を含む位置情報302を、所定の範囲にある無線端末120に対して連続的又は断続的に無線送信する。位置情報302は、例えばIMESに規定されるフォーマットを用いて送信される。
端末情報受信手段308は、無線端末120から送信された識別情報と位置情報とを受信する。
端末情報送信手段310は、無線端末120から送信された識別情報と位置情報とを、管理装置140を介して管理サーバ160へ送信する。ネットワーク180がZigBee(登録商標)規格を用いてなされる場合には、前記送信は、当該通信装置100が保持するルーティング情報を用いて行われる。
制御手段312は、当該通信装置100の動作を制御する。当該通信装置100が無線端末120及び管理装置140とZigBee(登録商標)を用いてPANを構成する場合には、当該通信装置100がルータ機能を提供するよう制御する。
上記構成により、本発明の一実施形態における通信装置100は、位置情報302を保持し、位置情報302を無線端末120に送信し、該無線端末120の識別情報と位置情報を受信して、該識別情報を管理装置140を通じて管理サーバへ送信することができる。
なお、位置情報302は、通信装置100が設置される建物名や、部屋の中の区画を表す情報のような追加の情報を含んでもよい。これにより、より細かな位置管理が可能となる。
図3Bは、本発明の一実施形態における無線端末120の機能ブロック図を表す。本発明の一実施形態における無線端末120は、記憶手段320、通信手段326、加速度検出手段332及び制御手段334を有する。
記憶手段320は、識別情報322と位置情報324を有する。識別情報322は、当該無線端末120のネットワークアドレスのような、当該位置情報管理システム1上で無線端末120を特定可能な情報を含む。例えば、ネットワーク180がIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)規格に基づく場合には、IEEE802.15.4の短縮アドレス又はIEEE拡張(MAC)アドレスを用いることができる。位置情報324は、通信装置100から送信された位置情報302である。位置情報324を記憶するためのテーブルの例を図5に示す。構成は図4と同様である。
通信手段326は、位置情報受信手段328と識別情報送信手段330を有する。
位置情報受信手段328は、通信装置100から送信された位置情報302を受信する。受信された位置情報302は、当該無線端末120の記憶手段320に保持される。
識別情報送信手段330は、当該無線端末120の識別情報322と共に位置情報324を通信装置100に送信する。位置情報322は、例えば図6のようなフォーマットにより無線端末120に送信される。図5のフォーマットでは、階数、緯度、経度、棟番号の各フィールドが、それぞれ9ビット、21ビット、21ビット、8ビットで表現され、IMES規格によって受信したメッセージの該当フィールドを繋げた形とする。各フィールドの表現形式はIMES規格に準ずる。実際には、このフォーマットに加えて、通信方式によって規定されるヘッダやチェックサム情報が付加されて送信される。通信方式として、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)規格が用いられる。
加速度検出手段332は、当該無線端末120の加速度の変化を検出する。加速度の変化は、例えば当該無線端末120が移動を開始した時、該移動が停止した時、又は傾きを検出した時等に検出される。検出された加速度の変化は、当該無線端末120の送信又は受信の動作のタイミングを決定するために用いられる。なお、当該加速度検出手段332は任意の構成要素である。
制御手段334は、位置情報受信手段238による位置情報の受信のタイミングと、識別情報送信手段330による識別情報322と位置情報324との送信のタイミングを制御する。送受信のタイミングは、加速度検出手段332による加速度の変化の検出に基づいて決定される。あるいは、当該無線端末120に予め設定された間隔あるいは時刻に基づいて決定されてもよい。また、送信と受信のタイミングは、それぞれ独立して決定されてもよい。さらに、制御手段334は、当該無線端末120が通信装置100及び管理装置140と共にZigBee(登録商標)によりPANを構成する場合には、当該無線端末120がエンドポイント機能を提供するよう制御する。
上記構成により、本発明の一実施形態における無線端末120は、通信装置から位置情報を効率的に受信し、該位置情報と共に識別情報通信装置へ効率的に送信することができる。
なお、無線端末120がスマートフォンやPCのような情報端末である場合には、ユーザーからの入力を受け付ける入力手段や、ユーザーに情報を提示する表示手段を備えてもよい。これにより、ユーザーへの識別情報又は位置情報の提示や、ユーザーからの識別情報又は位置情報の入力又は修正が可能となる。
図3Cは、本発明の一実施形態における管理装置140の機能ブロック図を表す。本発明の一実施形態における管理装置140は、通信手段340、変換手段346及び制御手段348を有する。
通信手段340は、受信手段342と送信手段344を有する。受信手段342は、ネットワーク180に属する通信装置又は無線端末から送信されたデータを受信する。送信手段344は、当該管理装置140で変換された前記データを、ネットワーク190に属する管理サーバ160へ送信する。ネットワーク180は、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)規格に基づくPANである。また、ネットワーク190は、例えばIEEE802.3規格に基づくLANである。
変換手段346は、受信手段342がネットワーク180から受信したデータを、ネットワーク190に適合する形式に変換する。変換されたデータは、送信手段344によって、ネットワーク190を介して管理サーバ160へ送信される。ここで、前記データに含まれる、無線端末120の識別情報が、IEEE802.15.4の短縮アドレスで表されている場合には、PAN構成時の情報に基づき、IEEE拡張アドレスに変換される。
制御手段348は、当該管理装置140の動作を制御する。当該管理装置140が通信装置100と無線端末120と共にZigBee(登録商標)規格によりPANを構成する場合には、当該管理装置140がコーディネータ機能を提供するよう制御する。
上記構成により、本発明の一実施形態における管理装置140は、通信装置100及び無線端末120が属するネットワーク180と、管理サーバが属するネットワーク190との間の通信をブリッジすることができる。
図3Dは、本発明の一実施形態における管理サーバ160の機能ブロック図を表す。本発明の一実施形態における管理サーバ160は、通信手段360、記憶手段366、入力手段370、表示手段372及び制御手段374を有する。
通信手段360は、受信手段362と送信手段364を有する。受信手段362は、管理装置140を通じて無線端末から送信された識別情報と位置情報とを受信する。受信された識別情報と位置情報は、記憶手段366に記憶される。送信手段364は、外部サーバ等に対して位置情報の提供を求められた場合に、該位置情報を前記外部サーバ等に送信する。
記憶手段366は、位置管理情報368を有する。位置管理情報368は、無線端末120から受信した識別情報と位置情報に、受信時刻等の管理情報を付加した情報である。該情報を記憶するテーブルの例を図7に示す。図7は、識別情報、機器名、所有部署、緯度、経度、階数、棟、受信日時の項目を有する。識別情報は、当該識別情報を送信した無線端末120の、例えばIEEE拡張アドレスのような情報である。緯度、経度、階数、棟は、識別情報と共に受信された位置情報に対応する。受信日時は、管理サーバ160が当該情報を受信した日時である。機器名は、当該情報を送信した無線端末120が付される管理対象の名前又は無線端末120の機器名である。所有部署は、当該情報を送信した無線端末120を所有する部署名である。機器名及び所有部署の情報は、予め当該管理サーバ160によって、識別情報と関連付けられている。
入力手段370は、ユーザーが位置情報を探索するために、ユーザーからの入力を受け付ける。
表示手段372は、ユーザーが位置情報を探索するための検索画面に係るGUIを画面上に表示する。検索画面の例を図9Aに示す。図9Aに示された「所在検索システム」では、記憶手段366に記憶された情報を元に、無線端末に係る所有部署と機器名を画面に一覧表示する。ユーザが、検索したい機器のチェックボックスを入力手段370を通じて選択すると、チェックマークが付される。検索したい機器に全てチェックマークを付けた後に「検索実行」ボタンを選択すると、検索が実行され、結果を表示する画面に切り替わる。図9Aの例では、ユーザーが「営業1課」が所有する「UCS P3000」という機器を対象として検索を実行する例を示している。図9Bは、その検索結果の画面の例である。「検索実行」ボタンが選択されると、表示手段372は、記憶手段366に記憶されたデータを元に、「UCS P3000」が所在する「A棟4階」のフロア図と、その機器名及び受信日時を表示する。
制御手段374は、当該管理サーバの動作を制御する。
上記構成により、本発明の一実施形態における管理サーバ160は、無線端末の位置を管理し、その所在を検索することができる。特に、無線端末の位置そのものを表す情報そのものを直接受信して管理することができ、位置の探索にかかる計算量を低減することができる。
なお、管理サーバ160は、管理装置160の有する変換手段346、制御手段348及び受信手段342と同様の機能を有し、管理装置160と同様の機能を有してもよい。これにより、管理装置160を個別に設ける必要がなくなる。
また、管理サーバ160によって記憶される位置管理情報368は、図7に示された情報と共に、あるいは該情報に代えて、無線端末が情報を送信した日時、経由した通信装置又は管理装置の識別子、情報の到着までにかかった時間又は電界強度を含む情報を記憶してもよい。これにより、より詳細な条件で位置情報を管理することができる。
また、管理サーバ160は、無線端末の過去の位置情報を記録してもよい。これにより、無線端末の移動を追跡することができる。
(4.動作シーケンス)
図8は、図1の構成における本発明の一実施形態における位置情報管理システム1の動作シーケンスを表す図である。図8では、加速度の変化を検知すると位置情報を受信し、識別情報を送信する通信装置100と、該通信装置100の属する領域に位置情報を送信する無線端末120と、PAN(IEEE802.15.4及びZigBee(登録商標))とLAN(IEEE802.3)とをブリッジする管理装置140と、管理サーバ160とで構成される例について説明する。通信装置100と、無線端末120と、管理装置140との間のPANは既に確立されているものとする。
ステップS800において、通信装置100は、IMES等を用いて位置情報を連続的又は断続的に送信する。
ステップS802において、無線端末120は、加速度の変化を検知する。
ステップS804において、無線端末120は、通信装置100から送信される位置情報を受信する。
ステップS806において、無線端末120は、受信された位置情報を記憶する。
ステップS808において、無線端末120は、識別情報と位置情報を通信装置100へ送信する。
ステップS810において、通信装置100は、無線端末120から受信した識別情報と位置情報とを最小経路を通じて管理装置へ送信する。
ステップS812において、管理装置140は、通信装置100から受信した識別情報と位置情報を含む、ネットワーク180から送信されたデータをネットワーク190で適合する形式へと変換する。
ステップS814において、管理装置140は、ネットワーク190に適合する形式に変換された識別情報と位置情報を管理サーバ160へ送信する。
ステップS816において、管理サーバ160は、管理装置から受信した識別情報と位置情報を、識別情報に対応する無線端末の情報と共に登録する。
以上の手順により、本発明の一実施形態における位置情報管理システム1は、無線端末が最寄の通信装置に対して効率よく識別情報と位置情報とを送信することにより、無線端末の消費電力を抑えることができる。
なお、既に述べたように、管理サーバ160が管理装置140の機能を統合して実行してもよい。この場合には、別個の管理装置140を設置する必要がなくなる。
また、無線端末が加速度検出手段332を備えていない場合には、ステップS802は実行されず、ステップS804における位置情報の受信は、所定の時刻又は所定の間隔で行われ得る。その後の処理は、ステップS806〜S816と同様である。
(5.無線端末の所在検索)
上述したように、本発明の一実施形態における管理サーバ160は、管理対象である無線端末の位置情報を適宜取得し、取得した位置情報を、無線端末固有の詳細情報とともに、図7に示されるようなテーブルに格納する。そして、管理サーバ160のユーザーは、図9A、9Bのような検索画面を用いて、個々の無線端末の所在を探索することができる。以下では、無線端末の探索方法の幅を広げるための、さらなる実施例について説明する。当該実施例における管理サーバ1060は、ユーザーに、フロア地図上の任意の領域を選択させて、その領域に属する無線端末の所在を探索し、該当する端末の情報を表示させることができる。
(5.1 管理サーバの追加機能)
当該実施例における管理サーバ1060は、図10に示される機能ブロックを有する。図10は、図3Dで示される管理サーバ160の機能ブロックと比べて、いくつかの機能ブロックが追加されている。以下、追加された機能ブロックについて説明する。
本実施例における管理サーバ1060は、さらに、フロア地図表示手段1002、マーカー選択手段1004、無線端末特定手段1006、端末情報表示手段1008、位置情報取得手段1010を有し、ユーザの使用するクライアントPCからネットワークを介して要求を受け付け、応答を送信することができる。ユーザからの要求は、HTTPのような、既知のプロトコルを用いてなされてもよいし、独自のプロトコルを用いてなされてもよい。また、既に説明した記憶手段366には、通信装置設置位置情報1000が含まれる。通信装置設置位置情報1000は、管理サーバ1060が管理対象とする領域に設置されている、全ての通信装置の識別情報と位置情報が記録されている。図11は、これらの情報を格納するテーブルの例を表している。図11のテーブルには、各通信装置のMACアドレスのような識別情報と、緯度、経度、階数、棟番号のような位置情報が、予め格納されている。
フロア地図表示手段1002は、ユーザーのクライアントPCからの要求に応じて、クライアントPCの表示画面上に、管理サーバ1060が管理対象とするフロアの地図を表示させる。フロア地図は、例えば、予め用意された画像データによって表現され、HTTPのような、既存のプロトコルを通じて、クライアントPCのブラウザ等に表示される。また、フロア地図は、実際のフロアの各地点を表す緯度と経度の情報とマッピングされており、そのために必要な情報は、例えば記憶手段366に格納されている。
クライアントPC上に表示されるフロアは、ユーザーのクライアントPCからの要求において、指定される。例えば、図13は、ユーザーによって指定された「C棟16階」のフロア地図が表示された例を表している。また、図13で示されるフロア地図上には、フロア内の会議室やデスクの配置情報のほかに、当該フロアに設置された通信装置の、地図上での位置を表すマーカー(以下、通信装置マーカーとする)が表示される。通信装置の設置された位置の情報(通信装置設置位置情報1000)は、上述したように、記憶手段366に予め格納されている。フロア地図表示手段1002は、フロア地図上の緯度と経度のマッピング情報に基づいて、通信装置マーカーを、適切に配置して表示させる。
マーカー選択手段1004は、ユーザーに、上記のフロア地図上に表示された、通信装置マーカーを選択させ、その通信装置マーカーに対応する通信装置の識別情報を取得する。このために、マーカー選択手段1004は、クライアントPCの入力装置を通じて、表示されたフロア地図上の任意の領域を指定させることができる。例えば、入力装置がマウスである場合には、ユーザーは、画面上に表示されたフロア地図の上でドラッグ操作を行い、矩形や円形のような自由な図形を描くことで、一定の領域を指定することができる。この場合には、その領域に含まれる、通信装置マーカーが選択される。通信装置マーカーの選択方法は、この方法に限られず、例えば、任意の通信装置マーカーを一つずつ選択できるようにしてもよいし、任意の形状の図形を描いて、その内部の領域に属する通信装置マーカーを一度に選択できるようにしてもよい。マーカー選択手段1004は、フロア地図内で指定された領域に含まれる通信装置マーカーを特定し、その識別情報を無線端末特定手段1006に渡す。図13では、画面上の右上に示される、6つの通信装置1400−1410が選択された例を表している。これらの6つの通信装置の識別情報は、それぞれ、以下の通りである。
−通信装置1400:識別情報「10101abcdef01」
−通信装置1402:識別情報「10101abcdef03」
−通信装置1404:識別情報「10101abcdef05」
−通信装置1406:識別情報「10101abcdef02」
−通信装置1408:識別情報「10101abcdef04」
−通信装置1410:識別情報「10101abcdef06」
無線端末特定手段1006は、マーカー選択手段1004を通じて選択された通信装置マーカーに対応する通信装置と同一の位置情報を有する、無線端末(の識別情報)を特定する。無線端末特定手段1006は、選択された一以上の通信装置の識別情報を取得し、図11のような通信装置設置位置情報1000を用いて、それぞれの位置情報を取得する。そして、取得したそれぞれの位置情報を有する無線端末を特定するために、図12に示される、位置管理情報368を参照する。図12に示される位置管理情報368は、図7で示されたものと同様の構成を有するが、本実施例の説明のために、格納される情報が変更されている。図12の例において、選択された6つの通信装置1400−1410と同じ位置情報を有する無線端末として、以下の5つの無線端末1200−1208の識別情報が特定される(括弧内は、同一の位置情報を有する通信装置を表す)。
−無線端末1200:識別情報「002673abcdef01」 (通信装置1400)
−無線端末1202:識別情報「002700abcdef02」 (通信装置1400)
−無線端末1204:識別情報「002800abcdef03」 (通信装置1402)
−無線端末1206:識別情報「002800abcdef04」 (通信装置1408)
−無線端末1208:識別情報「002800abcdef05」 (通信装置1410)
なお、無線端末特定手段1006は、図12に示される位置管理情報368を参照する前に、後述する位置情報取得手段1010に対して、管理対象の無線端末の一部又は全ての位置情報を取得させてもよい。この場合、無線端末特定手段1006は、各無線端末から位置情報が送信され、位置管理情報368が更新された後に、無線端末の識別情報を特定することができる。
端末情報表示手段1008は、ユーザーの使用するクライアントPCの表示画面上に、無線端末特定手段1006によって特定された無線端末の端末情報を表示させる。その表示例を図14と図15に示す。図14は、特定された無線端末の機器名が、所有部署ごとにグルーピングされて、表形式で表示される例を表している。無線端末の機器名と所有部署を表す情報は、無線端末の識別情報とともに、図12に示される位置管理情報368に格納されている。このような表示によって、ユーザーは、地図上で選択した領域内に属する無線端末を把握することができる。また、図15は、特定された無線端末の位置が、図13で示されるようなフロア地図と並列に表示される例を表している。図15では、特定された無線端末の機器名と所有部署が、画面上の左にリストで表示されるとともに、その無線端末の位置を表すマーカー(以下、「無線端末マーカー」とする)が、地図上に表示される。このとき、リスト上の無線端末の情報と、無線端末マーカーとは、番号によって対応付けられて表示される。これにより、ユーザーは、直感的に、選択した地図上の領域に属する無線端末の情報を確認することができる。
位置情報取得手段1010は、無線端末特定手段1006からの指示により、管理サーバ1060が管理対象とする無線端末から、位置情報を取得する。管理サーバ1060が管理対象とする無線端末は、例えば、図12に示されるような位置管理情報368に記録されている無線端末である。本実施例においては、位置情報取得手段1010は、既に一度位置情報を送信した無線端末を対象に、位置情報を再送信するよう要求し、これらの最新の位置情報を取得することができる。当該要求は、図1A、図1Bを用いて説明したように、ゲートウェイ140による通信変換処理と、各通信装置による中継処理を経て、各無線端末に伝送される。各無線端末は、当該要求を受信すると、既に説明したように、自らの識別情報と位置情報とを、ネットワーク180を介して当該管理サーバ1060へ再送信する。位置情報取得手段1010は、取得した識別情報と位置情報とを用いて、位置管理情報368を更新する。
以上の機能によって、本実施例における管理サーバ1060は、ユーザーによって指定された領域にある無線端末の情報を提示することができる。
なお、上記の例においては、管理サーバ1060が、ユーザーの使用するクライアントPCからの要求を受けて、その表示画面や入力装置を用いて、情報の入出力を行う例について説明した。しかしながら、ユーザーは、管理サーバ1060自身が有する、表示部274や入力部278を用いて、同様の処理を行うよう構成されてもよい。
また、上記の例では、無線端末の情報として、無線端末の所有部署や、機器名の情報が用いられたが、これに限定されない。例えば、無線端末の所有者や、固有のIDのような情報が含まれてもよい。これらの情報は、位置管理情報368内に定義されてもよいし、別途設けられたテーブルによって定義されてもよい。
(5.2 管理サーバの処理フロー)
次に、図16を用いて、管理サーバ1060の処理フローについて説明する。ここでは、図11に示される通信装置設置位置情報1000と、図12に示される位置管理情報368の例を用いて具体的に説明する。
ステップS1600において、管理サーバ1060の処理が開始する。
ステップS1602において、フロア地図表示手段1002は、ユーザーの使用するクライアントPCからの要求に応じて、クライアントPCの表示画面上に、ユーザーによって予め指定されたフロアの地図を表示させる。
ステップS1604において、フロア地図表示手段1002は、指定されたフロアに設置された通信装置の位置を表す通信装置マーカーを、地図上に表示する。通信装置の設置位置は、予め、記憶手段366に、通信装置設置位置情報1000として格納されている。図13は、フロア地図と、通信装置マーカーとを表示する画面の例である。
ステップS1606において、マーカー選択手段1004は、ユーザーに、フロア地図上に表示された通信装置マーカーを選択させる。ユーザーは、例えば、クライアントPCに備えられたマウスを用いて、表示されたフロア地図上で任意の図形を描くことにより、任意の領域を指定することができる。マーカー選択手段1004は、ユーザーによって指定された領域に含まれる通信装置マーカーの識別情報を特定し、その情報を無線端末特定手段1006に渡す。図13は、ユーザーによって指定された矩形で囲まれた、6つの通信装置マーカーが選択された例を表している。選択された通信装置の識別情報は、以下の通りである。
−通信装置1400:識別情報「10101abcdef01」
−通信装置1402:識別情報「10101abcdef03」
−通信装置1404:識別情報「10101abcdef05」
−通信装置1406:識別情報「10101abcdef02」
−通信装置1408:識別情報「10101abcdef04」
−通信装置1410:識別情報「10101abcdef06」
ステップS1608において、無線端末の位置情報を取得する場合には,S1610へと進む。そうでないばあいには、S1612へと進む。無線端末の位置情報を再取得するかどうかは、管理サーバ1060の管理者によって、予め設定され得る。
ステップS1610において、無線端末特定手段1006は、位置情報取得手段1010に、各無線端末から位置情報を再取得するよう指示する。これを受けて、位置情報取得手段1010は、位置管理情報368に記録された無線端末の識別情報を用いて、各無線端末に対して、位置情報を送信するよう要求する。当該要求は、図1A、図1Bを用いて説明したように、ゲートウェイ140による通信変換処理と、各通信装置による中継処理を経て、各無線端末に伝送される。各無線端末は、当該要求を受信すると、既に説明した手順によって、自らの識別情報と位置情報とを再送信する。位置情報取得手段1010は、取得した識別情報と位置情報とを用いて、位置管理情報368を更新する。
ステップS1612において、無線端末特定手段1006は、図11に例示される通信装置設置位置情報1000を参照し、選択された一以上の通信装置の位置情報を取得する。取得される位置情報は、以下の通りである。
−通信装置1400:緯度「35.459555」 経度「139.387110」 階数「16」 棟「C」
−通信装置1402:緯度「35.459595」 経度「139.387110」 階数「16」 棟「C」
−通信装置1404:緯度「35.459635」 経度「139.387110」 階数「16」 棟「C」
−通信装置1406:緯度「35.459555」 経度「139.387160」 階数「16」 棟「C」
−通信装置1408:緯度「35.459595」 経度「139.387160」 階数「16」 棟「C」
−通信装置1410:緯度「35.459635」 経度「139.387160」 階数「16」 棟「C」
ステップS1614において、無線端末特定手段1006は、図12に例示される位置管理情報368を参照し、選択された通信装置の位置情報と同一の位置情報を有する無線端末を特定する。以下は、無線端末特定手段1006によって特定された無線端末の識別情報である(括弧内は、同一の位置情報を有する通信装置を表す)。
−無線端末1200:識別情報「002673abcdef01」 (通信装置1400)
−無線端末1202:識別情報「002700abcdef02」 (通信装置1400)
−無線端末1204:識別情報「002800abcdef03」 (通信装置1402)
−無線端末1206:識別情報「002800abcdef04」 (通信装置1408)
−無線端末1208:識別情報「002800abcdef05」 (通信装置1410)
ステップS1616において、端末情報表示手段1008は、ユーザーの使用するクライアントPCの表示画面上に、無線端末特定手段1006によって特定された無線端末の端末情報を表示する。図14、図15は、表示例を表す。図14は、特定された無線端末の機器名が、所有部署ごとにグルーピングされて、表形式で表示される例を表している。また、図15は、特定された無線端末の位置が、図13で示されるようなフロア地図上で表示される例を表している。
ステップS1618において、当該処理は終了する。
以上の処理によって、本実施例における管理サーバ1060は、フロア地図上に表示された、通信装置の設置位置を表すマーカーを、ユーザーに選択させることによって、その通信装置の測位信号の到達範囲にある、無線端末を特定し、その情報を表示させることができる。
100、102、104、106 通信装置
120、122、124 無線端末
140 管理装置
160、1060 管理サーバ
180 ネットワーク
190 ネットワーク
特許第4620410号公報 特開2010−159980号公報 国際公開第2005/086375号

Claims (7)

  1. 屋内に設置された通信装置から測位信号を受信する無線端末の位置情報を管理する位置情報管理サーバであって、
    一以上の前記通信装置の設置位置を表すマーカ地図とともに表示させるフロア地図表示手段と、
    ユーザにより前記マーカが選択された後に、前記位置情報管理サーバが管理する前記無線端末の各々から、位置情報を取得する取得手段と、
    前記選択されたマーカに対応する前記通信装置から前記測位信号を受信する無線端末を、前記取得手段により取得された位置情報に基づき特定する特定手段と、
    特定された前記無線端末の情報を表示させる端末情報表示手段と
    を有する、位置情報管理サーバ。
  2. 前記情報は、前記地図とともに表示される、
    請求項1に記載の位置情報管理サーバ。
  3. 前記情報には、前記無線端末を所有する部署の情報と、前記無線端末の機器名を表す情報とが含まれる、
    請求項1又は2に記載の位置情報管理サーバ。
  4. 前記地図に描かれた図形の内部の領域に属する前記マーカが選択される
    請求項1乃至3何れか一項に記載の位置情報管理サーバ。
  5. 前記測位信号は、前記通信装置の経緯座標を表す情報を含む、
    請求項1乃至4何れか一項に記載の位置情報管理サーバ。
  6. 屋内に設置された通信装置から測位信号を受信する無線端末の位置情報を管理する位置情報管理方法であって、
    一以上の前記通信装置の設置位置を表すマーカ地図とともに表示させるフロア地図表示段階と、
    ユーザにより前記マーカが選択された後に、位置情報管理サーバが管理する前記無線端末の各々から、位置情報を取得する取得段階と、
    前記選択されたマーカに対応する前記通信装置から前記測位信号を受信する無線端末を、前記取得段階において取得された位置情報に基づき特定する特定段階と、
    特定された前記無線端末の情報を表示させる端末情報表示段階と、
    を有する、位置情報管理方法。
  7. 屋内に設置された通信装置から測位信号を受信する無線端末と、該無線端末の位置情報を管理する位置情報管理サーバとを有する位置情報管理システムであって、
    前記位置情報管理サーバは、
    一以上の前記通信装置の設置位置を表すマーカ地図とともに表示させるフロア地図表示手段と、
    ユーザにより前記マーカが選択された後に、前記位置情報管理サーバが管理する前記無線端末の各々から、位置情報を取得する取得手段と、
    前記選択されたマーカに対応する前記通信装置から前記測位信号を受信する無線端末を、前記取得手段により取得された位置情報に基づき特定する特定手段と、
    特定された前記無線端末の情報を表示させる端末情報表示手段と、
    を有し、
    前記無線端末は、
    前記測位信号によって取得した位置情報を前記位置情報管理サーバに送信する送信手段と、
    を有する、
    位置情報管理システム。
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