JP2017110680A - 空気弁 - Google Patents
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Abstract
Description
弁箱及び蓋体には、挿通孔がそれぞれ形成されており、これらの挿通孔にボルト(ボルト軸)を挿通し、このボルトの雄ネジ部にナットを螺合させて、弁箱に蓋体を取付けている。
本発明の空気弁は、上部に開口が形成された弁箱と、前記弁箱の上部に設置されていて側縁部に第一の切欠きが形成された蓋体と、前記弁箱の側部に回転可能に支持されていて、前記蓋体の第一の切欠きに着脱可能なボルト軸と、前記蓋体の前記第一の切欠きに前記ボルト軸が嵌合した状態で前記ボルト軸に螺合することで、前記弁箱に前記蓋体を固定する第一のナットと、を備えることを特徴としている。
この発明によれば、ボルト軸と第一のナットとの螺合を維持したままボルト軸上で第一のナットを上方に移動させる。ボルト軸を回転させて第一の切欠きからボルト軸を取外し、弁箱から蓋体を取外す。
このように、弁箱から蓋体を取外しても、ボルト軸は弁箱に回転可能に支持され、第一のナットはボルト軸に螺合している。このため、弁箱からボルト軸及び第一のナットを取外さずに弁箱から蓋体を取外すことができる。
この発明によれば、蓋体内に埃等が付着することをカバーにより抑えることができる。
この発明によれば、一対の支持部、支持ボルト、及び固定ナットにより、ボルト軸を弁箱の側部に回転可能に支持することができる。
この発明によれば、ボルト軸と第一のナット及び第二のナットとの螺合を維持したままボルト軸上で第一のナット及び第二のナットを上方に移動させる。ボルト軸を回転させて第一の切欠き及び第二の切欠きからボルト軸を取外し、弁箱からカバー及び蓋体を取外す。
このようにボルト軸を回転させることで、弁箱からカバー及び蓋体を一度に取外すことができる。
以下、本発明に係る空気弁の第1実施形態を、図1から図4を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の空気弁1は、例えば上水道等の水(流体)を流す図示しない管路に直交させて設けた立ち上がり管(分岐管)に、副弁(補修弁)を介して設けられており、副弁の上端部P1の上端部に連結させて用いられる。
弁箱10は、前述の上部開口10a及び下部開口10bが形成された円筒状に形成されている。弁箱10は、上部の外径よりも下部の外径の方が小さい。
弁箱10の外周面の下部には、フランジ部10cが設けられている。フランジ部10cには、上下方向Zに貫通する取付け孔10dが形成されている。
一対の支持部16、支持ボルト17、及び固定ナット18を組にした支持体19は、弁箱10の軸線C1周りに等角度ごとに4つ配置されている。
なお、弁箱10に設けられる支持体19の数に制限はなく、1つから3つでもよいし、5つ以上でもよい。支持体19に対応付けて設けられるボルト軸12、蓋体11の第一の切欠き11b、第一のナット13、後述するカバー31の挿入孔31a、及び第二のナット32の数についても同様である。
図1及び2に示すように、蓋体11の各隅部の側縁部11aには、前述の第一の切欠き11bが形成されている。第一の切欠き11bは、蓋体11の側面に形成されるとともに、蓋体11を上下方向Zに貫通する。
図1に示すように、蓋体11の中央部には、大空気孔11cが形成されている。蓋体11の下面には、大空気孔11cを囲うように封止部材29が取付けられている。蓋体11は、上部開口10aを覆っている。
ボルト軸12の第二の端部は、蓋体11の第一の切欠き11bに着脱可能である。すなわち、ボルト軸12が支持ボルト17周りに回転することで、ボルト軸12の第二の端部は、蓋体11の第一の切欠き11bに嵌合したり、この嵌合を解除したりすることができる。
これらボルト軸12及び第一のナット13が、弁箱10に蓋体11を取付けている。
フロート弁体ガイド20は、有底筒状に形成されている。フロート弁体ガイド20は、上端の開口部(符号省略)が弁箱10の上部開口10aに連通している。フロート弁体ガイド20には、水等を通過させるためのスリット20aや小孔(符号省略)が形成されている。
フロート弁体21は球状に形成され、フロート弁体ガイド20内に配置されており、弁箱10内が水で充填されているときに、フロート弁体21は水による浮力によって浮くことができる。
カバー31は、中央部が上方に向かって凸となるように湾曲した円板状に形成されている。カバー31の縁部には、複数の挿入孔31aが形成されている。複数の挿入孔31aは、C1周りに等角度ごとに形成されている。
各挿入孔31aには、第一のナット13から上方に突出するボルト軸12の雄ネジ部12aが挿通している。カバー31は、第一のナット13上に配置されている。第二のナット32は、カバー31から突出するボルト軸12に螺合するとともに、カバー31の上面に当接している。第二のナット32が締め込まれて第一のナット13と第二のナット32とでカバー31を上下方向Zに挟み込むことで、弁箱10にカバー31が固定されている。
空気弁1がカバー31及び第二のナット32を備えることで、蓋体11内に埃等が付着しにくくなる。
図1に示すように、副弁の上端部P1には、取付け孔P3が形成されたフランジ部P2が設けられている。空気弁1は、副弁の上端部P1のフランジ部P2と弁箱10のフランジ部10cとを対向(当接)させた状態で、取付け孔P3、10dに図示しないボルト等の締結部材を挿通させることで、副弁に連結される。
フロート弁体21が位置Q2に移動し、小空気孔弁座25の小空気孔25aをフロート弁体21が塞ぐ。小空気孔弁座25の小空気孔25a内を、水が流れなくなる。
先ず、副弁を閉状態にして、管路から空気弁1への水及び空気を遮断する。
空気弁1の各ボルト軸12から第二のナット32を取外す。カバー31を上方に移動させ、カバー31の各挿入孔31aからボルト軸12を抜く。こうして、弁箱10からカバー31を取外す。
各ボルト軸12と第一のナット13との螺合を維持したまま、ボルト軸12上で第一のナット13を緩める方向に回転させ上方に移動させる。図4に示すように、各ボルト軸12を支持ボルト17周りに回転させて、蓋体11の第一の切欠き11bからボルト軸12を取外す。弁箱10から蓋体11を取外し、遊動弁体22やフロート弁体21の保守等を行う。
ボルト軸12から第一のナット13を取外すことなく弁箱10から蓋体11を簡単に取外せるため、空気弁1のメンテナンス性が向上する。
すなわち、弁箱10の上部に蓋体11を置く。各ボルト軸12を支持ボルト17周りに回転させ、蓋体11の各第一の切欠き11bにボルト軸12を嵌合させる。ボルト軸12の雄ネジ部12aに螺合している第一のナット13を蓋体11に締め付け、弁箱10に蓋体11を固定する。
各ボルト軸12をカバー31の挿入孔31aを挿通させ、各第一のナット13上にカバー31を配置する。各ボルト軸12の雄ネジ部12aに第二のナット32を螺合させて締め付け、弁箱10にカバー31を固定する。
空気弁1がカバー31及び第二のナット32を備えることで、蓋体11内に埃等が付着しにくくすることができる。また、支持体19により、ボルト軸12を弁箱10の側部に回転可能に支持することができる。
次に、本発明の第2実施形態について図5及び6を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図5及び図6に示すように、本実施形態の空気弁2は、第1実施形態の空気弁1のカバー31に複数の挿入孔31aに代えて複数の第二の切欠き31bが形成されている。
第二の切欠き31bは、カバー31の側縁部31cに形成されている。各ボルト軸12は、カバー31の第二の切欠き31bに着脱可能である。蓋体11の第一の切欠き11bにボルト軸12が嵌合したときに、このボルト軸12はカバー31の第二の切欠き31bに嵌合する。
ボルト軸12に第二のナット32が螺合して、第一のナット13と第二のナット32とでカバー31を上下方向Zに挟み込むことで、弁箱10にカバー31が固定されている。
各ボルト軸12を支持ボルト17周りに回転させて、カバー31の第二の切欠き31b及び蓋体11の第一の切欠き11bからボルト軸12を取外す。ボルト軸12を回転させることで、弁箱10からカバー31及び蓋体11が一度に取外される。
続いて、遊動弁体22やフロート弁体21の保守等を行う。
第一のナット13を締め込み、弁箱10に蓋体11を固定する。第二のナット32を締め込み、弁箱10にカバー31を固定する。
また、ボルト軸12を回転させることで、弁箱10からカバー31及び蓋体11を一度に取外すことができる。
10 弁箱
10a 上部開口(開口)
11 蓋体
11a、31c 側縁部
11b 第一の切欠き
12 ボルト軸
13 第一のナット
16 支持部
17 支持ボルト
18 固定ナット
31 カバー
31a 挿入孔
31b 第二の切欠き
32 第二のナット
Claims (4)
- 上部に開口が形成された弁箱と、
前記弁箱の上部に設置されていて側縁部に第一の切欠きが形成された蓋体と、
前記弁箱の側部に回転可能に支持されていて、前記蓋体の第一の切欠きに着脱可能なボルト軸と、
前記蓋体の前記第一の切欠きに前記ボルト軸が嵌合した状態で前記ボルト軸に螺合することで、前記弁箱に前記蓋体を固定する第一のナットと、
を備えることを特徴とする空気弁。 - 前記蓋体の上部を覆い前記第一のナットから突出する前記ボルト軸を挿通させる挿入孔が形成されたカバーと、
前記カバーから突出する前記ボルト軸に螺合することで前記弁箱に前記カバーを固定する第二のナットと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の空気弁。 - 前記弁箱の側部に形成された一対の支持部と、
一対の前記支持部に形成された貫通孔に挿入された支持ボルトと、
前記支持ボルトに螺合する固定ナットと、
を備え、
前記ボルト軸は一対の前記支持部間で前記支持ボルトに回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気弁。 - 前記蓋体の上部を覆い、側縁部に第二の切欠きが形成されたカバーと、
前記ボルト軸に螺合する第二のナットと、
を備え、
前記ボルト軸は、前記カバーの第二の切欠きに着脱可能であり、
前記蓋体の前記第一の切欠きに前記ボルト軸が嵌合したときに、前記ボルト軸は前記カバーの前記第二の切欠きに嵌合し、
前記ボルト軸に前記第二のナットが螺合することで、前記弁箱に前記カバーを固定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の空気弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015243235A JP2017110680A (ja) | 2015-12-14 | 2015-12-14 | 空気弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015243235A JP2017110680A (ja) | 2015-12-14 | 2015-12-14 | 空気弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017110680A true JP2017110680A (ja) | 2017-06-22 |
Family
ID=59081745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015243235A Pending JP2017110680A (ja) | 2015-12-14 | 2015-12-14 | 空気弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017110680A (ja) |
-
2015
- 2015-12-14 JP JP2015243235A patent/JP2017110680A/ja active Pending
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