JP2017110129A - 紫外線硬化型粘着剤組成物、及び、粘着シートの製造方法 - Google Patents

紫外線硬化型粘着剤組成物、及び、粘着シートの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明が解決しようとする課題は、低積算光量でも優れた硬化性を示し、優れた粘着力及び保持力が得られ、かつ耐黄色性に優れる紫外線硬化型粘着剤組成物を提供することである。【解決手段】本発明は、ウレタン(メタ)アクリレート(X)、(メタ)アクリル単量体(Y)、及び光重合開始剤(Z)を含有する紫外線硬化型粘着剤組成物であって、前記(メタ)アクリル単量体(Y)がヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)を含むものであり、前記ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)の含有量が、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)及び(メタ)アクリル単量体(Y)の合計質量中0.5〜8質量%の範囲であることを特徴とする紫外線硬化型粘着剤組成物を提供するものである。【選択図】なし

Description

本発明は、紫外線硬化型粘着剤組成物、及び粘着シートの製造方法に関する。
タッチパネルや液晶モジュール等に使用される透明粘着シートとしては、近年、紫外線硬化型粘着剤組成物を光重合した透明粘着シートが主流となってきている。
前記透明粘着シートとしては、優れた耐黄変性、及び耐湿熱白化性が要求される。前記耐黄変性、及び耐湿熱白化性に優れる透明粘着シートとしては、例えば、ウレタン(メタ)アクリレートを含有し、ガラス転移温度が50℃以上のホモポリマーを形成可能な窒素原子を有する(メタ)アクリル単量体、及びガラス転移温度が−20℃以下のホモポリマーを形成可能な(メタ)アクリル単量体を特定比率で用いた紫外線硬化型粘着剤組成物が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
一方、前記透明粘着シートの製造方法としては、蛍光ケミカルランプや、LEDランプ、ブラックライト等を使用して、照度20mW/cm未満の低照度の紫外線を照射する方法と、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等を使用して照度100mW/cm以上の中・高照度の紫外線を照射する方法があり、いずれの場合においても近年においては生産スピードを上げるため、積算光量が低くなる傾向、すなわち紫外線硬化型粘着剤組成物の硬化性が低下する傾向にある。
前記紫外線硬化型粘着剤組成物をこのような積算光量が低い条件で紫外線照射した場合には、窒素原子を有する(メタ)アクリル単量体が多く存在するため、硬化性は良好なものの黄変するとの問題があった。
特開2012−136557号公報
本発明が解決しようとする課題は、低積算光量でも優れた硬化性を示し、優れた粘着力及び保持力が得られ、かつ耐黄変性に優れる紫外線硬化型粘着剤組成物を提供することである。
本発明は、ウレタン(メタ)アクリレート(X)、(メタ)アクリル単量体(Y)、及び光重合開始剤(Z)を含有する紫外線硬化型粘着剤組成物であって、前記(メタ)アクリル単量体(Y)がヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)を含むものであり、前記ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)の含有量が、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)及び(メタ)アクリル単量体(Y)の合計質量中0.5〜8質量%の範囲であることを特徴とする紫外線硬化型粘着剤組成物を提供するものである。
また、本発明は、前記紫外線硬化型粘着剤組成物を基材に塗布し、照度が20mW/cm未満、かつ積算光量が1,000mJ/cm未満の紫外線を照射することにより得られることを特徴とする粘着シートの製造方法を提供するものである。
本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物は、低積算光量でも優れた硬化性を示し、優れた粘着力及び保持力が得られ、かつ耐黄変性及び耐湿熱白化性に優れるものである。
よって、本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物は、光学部材に使用される粘着剤として好適に使用することができる。特に、タッチパネル、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL、パソコン、携帯電話等のIT関連製品の製造に好適に使用することができる。
本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物は、ウレタン(メタ)アクリレート(X)、(メタ)アクリル単量体(Y)、及び光重合開始剤(Z)を含有する紫外線硬化型粘着剤組成物であって、前記(メタ)アクリル単量体(Y)がヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)を含むものであり、前記ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)の含有量が、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)及び(メタ)アクリル単量体(Y)の合計質量中0.5〜8質量%の範囲であるものである。
前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)は、例えば、ポリオール(a)、ポリイソシアネート(b)、及び、水酸基又はイソシアネート基を有する(メタ)アクリル化合物(c)の反応物を用いることができる。
前記ポリオール(a)としては、例えば、ポリエチレングリコール(a1)、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、アクリルポリオール、ポリブタジエンポリオール等を用いることができる。これらのポリオールは単独で用いても2種以上を併用してもよい。これらの中でも、紫外線硬化型粘着剤組成物の親水性を向上させるものであり、粘着剤被膜が湿熱条件にて暴露された際に湿気や水分を均一に吸収できることから、粘着剤被膜の耐湿熱後の白化抑制に多大に寄与する点から、ポリエチレングリコール(a1)を用いることが好ましい。また、粘着力、保持力、耐湿熱白化性及び耐湿熱黄変性をより一層向上できる点から、前記ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール、及び、ポリカーボネートポリオールからなる群より選ばれる1種以上のポリオールを更に併用することがより好ましく、ポリオキシプロピレングリコール、及びポリオキシテトラメチレングリコールを更に併用することが更に好ましい。
前記ポリエチレングリコール(a1)は、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)の原料として用いられるが、粘着力、耐湿熱白化性及び耐湿熱黄変性の点から、直鎖状のもの、分岐状のもの、どちらを用いてもよく、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)中のグラフト鎖としても、ブロック鎖としても存在してよい。
前記ポリエチレングリコール(a1)の数平均分子量としては、耐湿熱白化性及び耐湿熱黄変性をより一層向上できる点から、200〜5,000の範囲であることが好ましく、更に合成時の反応性制御の容易性や低温での保存安定性等をより一層向上できる点から、200〜2,000の範囲がより好ましく、200〜800の範囲が更に好ましい。なお、前記ポリエチレングリコール(a1)の数平均分子量は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)法により、下記の条件で測定した値を示す。
測定装置:高速GPC装置(東ソー株式会社製「HLC−8220GPC」)
カラム:東ソー株式会社製の下記のカラムを直列に接続して使用した。
「TSKgel G5000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G4000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G3000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G2000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
検出器:RI(示差屈折計)
カラム温度:40℃
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
流速:1.0mL/分
注入量:100μL(試料濃度0.4質量%のテトラヒドロフラン溶液)
標準試料:下記の標準ポリスチレンを用いて検量線を作成した。
(標準ポリスチレン)
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−1000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−2500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−5000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−1」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−2」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−4」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−10」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−20」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−40」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−80」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−128」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−288」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−550」
前記ポリエチレングリコール(a1)を用いる場合の使用量としては、粘着力、保持力、耐湿熱白化性及び耐湿熱黄変性をより一層向上できる点から、前記ポリオール(a)中1〜60質量%の範囲であることが好ましく、3〜50質量%の範囲がより好ましく、5〜40質量%の範囲が更に好ましく、10.5〜33質量%の範囲が特に好ましい。
また、ウレタン(メタ)アクリレート(X)中の前記ポリエチレングリコール(a1)の含有量としては、粘着力、保持力、耐湿熱白化性及び耐湿熱黄変性をより一層向上できる点から、0.1〜50質量%の範囲であることが好ましく、5〜35質量%の範囲がより好ましく、9〜25質量%の範囲が更に好ましい。
前記ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール、及びポリカーボネートポリオールの数平均分子量としては、それぞれ500〜8,000の範囲であることが好ましく、700〜5,000の範囲であることがより好ましく、800〜4,000の範囲であることが更に好ましい。なお、前記ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール、及びポリカーボネートポリオールの数平均分子量は、前記ポリエチレングリコール(a1)の数平均分子量と同様に測定して得られた値を示す。
前記ポリイソシアネート(b)としては、例えば、キシリレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、ジイソシアナートメチルシクロヘキサン、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等の脂肪族または脂環構造を有するジイソシアネートなどを用いることができる。これらのポリイソシアネートは単独で用いても2種以上を併用してもよい。これらの中でも、粘着力、保持力及び耐湿熱黄変性をより一層向上できる点から、脂環構造を有するジイソシアネートを用いることが好ましく、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、及びジイソシアナートメチルシクロヘキサンからなる群より選ばれる1種以上のポリイソシアネートを用いることがより好ましい。
前記水酸基又はイソシアネート基を有する(メタ)アクリル化合物(c)は、ウレタン(メタ)アクリレート(X)中に(メタ)アクリロイル基を導入する目的で用いるものである。
前記化合物(c)として用いることができる前記水酸基を有する(メタ)アクリル化合物としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリルアミド等の水酸基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル;トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等の水酸基を有する多官能(メタ)アクリレート;ポリエチレングリコールモノアクリレート、ポリプロピレングリコールモノアクリレートなどを用いることができる。これらのなかでも、紫外線による硬化性がより一層向上する点から、水酸基を有するアクリル化合物を用いることがより好ましく、原料入手のしやすさ、硬化性及び粘着物性をより一層向上できる点から、水酸基を有するアクリル酸アルキルエステルを用いることが更に好ましく、2−ヒドロキシエチルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレートを用いることが特に好ましい。
また、前記化合物(c)として用いることができるイソシアネート基を有する(メタ)アクリル化合物としては、例えば、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアネート、2−(2−(メタ)アクリロイルオキシエチルオキシ)エチルイソシアネート、1,1−ビス((メタ)アクリロイルオキシメチル)エチルイソシアネート等を用いることができる。これらの中でも、原料入手の容易性の点から、 2−(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアネートを用いることが好ましく、2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートがより好ましい。
前記化合物(c)として水酸基を有する(メタ)アクリル化合物を用いる場合の前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)の製造方法としては、例えば、無溶剤下で、前記ポリオール(a)と前記(メタ)アクリル化合物(c)とを反応系中に仕込んだ後に、前記ポリイソシアネート(b)を供給し、混合、反応させることによって製造する方法や、無溶剤下で、前記ポリオール(a)と前記ポリイソシアネート(b)とを反応させることによってイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを得、次いで、水酸基を有する前記(メタ)アクリル化合物(c)を供給し、混合、反応させることによって製造する方法等を用いることができる。前記反応はいずれにおいても、20〜120℃の条件下で概ね30分〜24時間程度行うことが好ましい。
また、前記化合物(c)としてイソシアネート基を有する(メタ)アクリル化合物を用いる場合のウレタン(メタ)アクリレート(X)の製造方法としては、例えば、無溶剤下で、前記ポリオール(a)と前記ポリイソシアネート(b)とを仕込み、反応させることによって水酸基を有するウレタンプレポリマーを得、次いで、イソシアネート基を有する前記(メタ)アクリル化合物(c)を供給し、混合、反応させることによって製造する方法等を用いることができる。前記反応はいずれにおいても、20〜120℃の条件下で概ね30分〜24時間程度行うことが好ましい。
前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)の製造は、有機溶剤や水系媒体の存在下で行っても良い。また、有機溶剤や水系媒体に代えて、後述する(メタ)アクリル単量体(Y)存在下で製造してもよい。
前記ポリオール(a)と前記ポリイソシアネート(b)と前記(メタ)アクリル化合物(c)との反応は、前記ポリオール(a)が有する水酸基と前記(メタ)アクリル化合物(c)が有する水酸基の合計量と、ポリイソシアネート(b)の有するイソシアネート基との当量割合[イソシアネート基/水酸基の合計量]=0.75〜1の範囲で行うことが、得られるウレタン(メタ)アクリレート(X)の分子量を制御する上で好ましく、0.79〜0.995の範囲であることがより好ましい。また、前記当量割合が1を超える場合で反応させても良いが、その場合、ウレタン(メタ)アクリレート(X)のイソシアネート基を失活させることを目的として、メタノールなどのアルコールを用いることが好ましい。その場合には、前記ポリオール(a)が有する水酸基と前記(メタ)アクリル化合物(dc)が有する水酸基とアルコールが有する水酸基の合計量と、前記ポリイソシアネート基との当量割合[イソシアネート基/水酸基の合計量]が前記範囲内となるように調整することが好ましい。
また、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)のイソシアネート基を失活させることを目的として使用可能なアルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなどの1官能アルコールや、1,2−プロピレングリコールや1,3−ブチレングリコールなどの1級と2級の水酸基からなる2官能アルコール等を用いてもよい。
また、ウレタン(メタ)アクリレート(X)を製造する際には、必要に応じて重合禁止剤やウレタン化触媒等を用いてもよい。
前記重合禁止剤としては、例えば、3,5−ビスターシャリーブチル−4−ヒドロキシトルエン、ハイドロキノン、メチルハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル(メトキノン)、パラターシャリーブチルカテコールメトキシフェノール、2,6−ジターシャリーブチルクレゾール、フェノチアジン、テトラメチルチウラムジスルフィド、ジフェニルアミン、ジニトロベンゼン等を用いることができる。
前記ウレタン化触媒としては、例えば、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、N−メチルモルホリン等の含窒素化合物、酢酸カリウム、ステアリン酸亜鉛、オクチル酸錫等の金属塩、ジブチルチンラウレート、ジルコニウムテトラアセチルアセトネート等の有機金属化合物などを用いることができる。
前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)は、光照射や加熱等によってラジカル重合を進行させる(メタ)アクリロイル基を有するものである。前記(メタ)アクリロイル基の当量としては、粘着力や段差追従性等をより一層向上できる点から、1,000〜200,000g/eq.の範囲であることが好ましく、5,000〜100,000g/eq.の範囲がより好ましい。なお、前記(メタ)アクリロイル基の当量は、前記ポリオール(a)とポリイソシアネート(b)と(メタ)アクリル化合物(d)との合計質量を、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)中に存在する(メタ)アクリル基の当量で除した値を示す。また、本発明において、「(メタ)アクリル化合物」とは、メタクリル化合物とアクリル化合物の一方又は両方をいい、「(メタ)アクリレート」とは、メタクリレートとアクリレートの一方又は両方をいい、「(メタ)アクリロイル基」とは、メタクリロイル基とアクリロイル基の一方又は両方をいい、「(メタ)アクリル酸」とは、メタクリル酸とアクリル酸の一方又は両方をいい、「(メタ)アクリル単量体」とは、メタクリル単量体とアクリル単量体の一方又は両方をいう。
前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)の重量平均分子量としては、優れた粘着力と保持力とを両立でき、かつ、良好な塗工作業性を付与できる観点から、5,000〜200,000の範囲であることが好ましく、10,000〜100,000の範囲がより好ましい。なお、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)の重量平均分子量は、前記ポリエチレングリコール(a1)の数平均分子量と同様にして測定し得られた値を示す。
前記(メタ)アクリル単量体(Y)としては、ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)を含むことが必須である。前記ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)は、強い水素結合を有し、かつラジカル重合部位がアクリロイル基ではなくアクリルアミドであるため、他の(メタ)アクリル単量体に比べラジカル重合反応が速く、低積算光量下でも高分子量化が可能であり、粘着力・保持力の低下を防ぐことができる。また、曇点がないほど親水性が高いため、少量の添加で優れた耐湿熱白化性が得られ、結果、優れた耐黄変性の発現にも寄与する。
また、前記ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)の含有量としては、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)及び(メタ)アクリル単量体(Y)の合計質量中0.5〜8質量%の範囲であることが必須である。前記含有量が0.5質量%未満である場合には、上述の効果が得られず、8質量%を超える場合には耐黄変性が不良となったり、粘着シートが白濁するとの問題がある。前記ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)の含有量は、上述の効果が一層高まるため、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)及び(メタ)アクリル単量体(Y)の合計質量中1〜5質量%の範囲であることが好ましい。
前記(メタ)アクリル単量体(Y)としては、前記ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)以外に、例えば、イソボルニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート等の脂環構造を有する(メタ)アクリル単量体(Y−2);メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、2−エチルブチル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、3−メチルブチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ネオペンチル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート等の脂肪族(メタ)アクリル単量体;3−メトキシブチル(メタ)アクリレート)、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、3−メトキシプロピル(メタ)アクリレート、2−メトキシブチル(メタ)アクリレート、オキシエチレンの付加モル数が1〜15の範囲のメトキシポリエチレングリコールアクリレート、エトキシ−ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート等のエーテル基を有する(メタ)アクリル単量体;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリル単量体;ベンジル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコールアクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート等の芳香族(メタ)アクリル単量体;(メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド、アクリロイルモルホリン、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、イソプロピル(メタ)アクリルアミド、ジエチル(メタ)アクリルアミド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド等の窒素原子を有する(メタ)アクリル単量体などを用いることができる。これらの(メタ)アクリル単量体は単独で用いても2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、前記(メタ)アクリル単量体(Y)としては、低積算光量下での硬化性をより一層向上できる点から、前記ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)以外に、窒素原子を有する(メタ)アクリル単量体を含まないことが好ましい。また(メタ)アクリル単量体(Y)としては、ヘイズを抑制し一層向上した透明性が得られる点から、脂環構造を有する(メタ)アクリル単量体(Y−2)を用いることが好ましく、イソボルニル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、及び、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレートからなる群より選ばれる1種以上の(メタ)アクリル単量体を用いることがより好ましい。
前記脂環構造を有する(メタ)アクリル単量体(Y−2)を用いる場合の含有量としては、透明性をより一層向上できる点から、前記(メタ)アクリル単量体(Y)中20〜90質量%の範囲であることが好ましく、30〜75質量%の範囲であることがより好ましい。
また、前記(メタ)アクリル単量体(Y)としては、粘着力、保持力及び透明性をより一層向上できる点から、前記ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)及び前記脂環構造を有する(メタ)アクリル単量体(Y−2)以外に、炭素数が8〜20の範囲のアルキル基を有する(メタ)アクリル単量体を用いることが好ましく、アルキル基の炭素数が12〜20の範囲である場合は、アルキル基が分岐している(メタ)アクリル単量体を用いることがより好ましい。
また、紫外線硬化時の分子量が高くなることから、前記(メタ)アクリル単量体(Y)としては、アクリル単量体を用いることが好ましい。
前記(メタ)アクリル単量体(Y)の使用量としては、塗工性、及び粘着シートの柔軟性がより一層向上する点から、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)100質量部に対して、30〜200質量部の範囲で用いることが好ましく、50〜150質量部の範囲がより好ましく、70〜130質量部の範囲が特に好ましい。
前記光重合開始剤(Z)は、光照射や加熱等によってラジカルを発生し、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)や前記(メタ)アクリル単量体(Y)のラジカル重合を開始させるものである。
前記光重合開始剤(Z)としては、例えば、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、2−メチル−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン等のアセトフェノン化合物;ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾイン化合物;ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン化合物;チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン、2−メチルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン等のチオキサントン化合物;4,4’−ジメチルアミノチオキサントン(別名=ミヒラーズケトン)、4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノン、α−アシロキシムエステル、ベンジル、メチルベンゾイルホルメート(「バイアキュア55」)、2−エチルアンスラキノン等のアンスラキノン化合物;2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド(「ルシリンTPO」)、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド(「IRGACURE819」)等のアシルフォスフィンオキサイド化合物;3,3’,4,4’−テトラ(tert−ブチルオパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン[日本油脂株式会社製の「BTTB」]、アクリル化ベンゾフェノン等を用いることができる。
前記光重合開始剤(Z)としては、粘着力、保持力、耐湿熱黄変性及び硬化性をより一層向上できる点から、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、及び、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイドからなる群より選ばれる1種以上の重合開始剤を用いることが好ましい。
前記光重合開始剤(Z)の使用量は、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)100質量部に対して、0.1〜20質量部の範囲で用いることが好ましく、0.5〜15質量部の範囲がより好ましく、1〜5質量部の範囲が特に好ましい。
本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物は、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)、前記(メタ)アクリル単量体(Y)及び前記光重合開始剤(Z)を必須成分として含有するが、必要に応じてその他の添加剤を含有してもよい。
前記その他の添加剤としては、例えば、シランカップリング剤、酸化防止剤、光安定剤、溶媒、防錆剤、チキソ付与剤、増感剤、重合禁止剤、レベリング剤、粘着付与剤、帯電防止剤、難燃剤等を用いることができる。これらの中でも、耐湿熱後の粘着物性をより一層向上できる点から、シランカップリング剤を含有することが好ましい。また、耐湿熱黄変性等をより一層向上できる点から、酸化防止剤、光安定剤を含有することが好ましい。
前記シランカップリング剤としては、例えば、例えば、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン等のエポキシ基を有するシランカップリング剤;2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルメチルジエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピルメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピルメチルジエトキシシラン等の脂環エポキシ基を有するシランカップリング剤;ビニルトリクロルシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、シリコーンアルコキシオリゴマーなどを用いることができる。これらのシランカップリング剤は単独で用いても2種以上を併用してもよい。これらの中でも、耐湿熱後の粘着力等をより一層向上できる点から、エポキシ基を有するシランカップリング剤、脂環エポキシ基を有するシランカップリング剤を用いることが好ましく、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン及び3−グリシドキシプロピルトリエトキシシランからなる群より選ばれる1種以上を用いることがより好ましい。
前記シランカップリング剤の使用量としては、耐湿熱後の粘着力をより一層向上できる点から、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)100質量部に対して、0.01〜10質量部の範囲で用いることが好ましく、0.05〜5質量部の範囲がより好ましく、0.05〜1質量部の範囲が更に好ましい。
前記酸化防止剤としては、熱劣化で発生するラジカルの捕捉するヒンダードフェノール化合物(一次酸化防止剤)、及び熱劣化で発生する過酸化物を分解するリン化合物、イオウ化合物(二次酸化防止剤)等を用いることができる。
前記ヒンダードフェノール化合物としては、例えば、トリエチレングリコール−ビス−[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、オクタデシル[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、チオジエチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ベンゼンプロパン酸−3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシ−C7−C9側鎖アルキルエステル、4,6−ビス(ドデシルチオメチル)−o−クレゾール、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、3,9−ビス[2−〔3−(t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ〕−1,1−ジメチルエチル]2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5・5〕ウンデカン、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,5−ジ−tert−アミルハイドロキノン等を用いることができる。
前記リン化合物としては、例えば、トリフェニルホスフィン、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)=エチル=ホスフィット、トリフェニルホスファイト、トリスノニルフェニルホスファイト、トリス(2,4−ジブチルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジブチル−5−メチルフェニル)ホスファイト、トリス〔2−第三ブチル−4−(3−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニルチオ)−5−メチルフェニル〕ホスファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、トリデシルホスファイト、オクチルジフェニルホスファイト、ジ(デシル)モノフェニルホスファイト、ジ(トリデシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4,6−トリブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、テトラ(トリデシル)イソプロピリデンジフェノールジホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,4’−n−ブチリデンビス(2−ブチル−5−メチルフェノール)ジホスファイト、ヘキサ(トリデシル)−1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−ブチルフェニル)ブタントリホスファイト、テトラキス(2,4−ジブチルフェニル)ビフェニレンジホスホナイト、9,10−ジハイドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン−10−オキサイド、2,2’−メチレンビス(4,6−ブチルフェニル)−2−エチルヘキシルホスファイト、2,2’−メチレンビス(4,6−ブチルフェニル)−オクタデシルホスファイト、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジブチルフェニル)フルオロホスファイト、トリス(2−〔(2,4,8,10−テトラキスブチルジベンゾ〔d,f〕〔1,3,2〕ジオキサホスフェピン−6−イル)オキシ〕エチル)アミン、2−エチル−2−ブチルプロピレングリコールと2,4,6−トリブチルフェノールのホスファイト等を用いることができる。
前記イオウ化合物としては、例えば、ジドデシル−3,3’−チオプロピオネート、ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート、ラウジリルチオジチオネート、ジトリデシル−3,3’−チオジプロピオネート、ジミリスチル−3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネート、テトラキス−メチレン−3−ラウリルチオプロピオネートメタン、ジステアリル−3,3’−メチル−3,3’−チオジプロピオネート、ラウリルステアリル−3,3’−チオジプロピオネート、ビス[2−メチル−4−(3−n−アルキルチオプロピオニルオキシ)−5−t−ブチルフェニル]スルフィド、β−ラウリルチオプロピオネート、2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプト−5−メチルベンゾイミダゾール、ジオクタデシル−3,3’−チオジプロチオネート等を用いることができる。
これらの中でも、粘着力及び耐湿熱黄変性をより一層向上できる点から、リン化合物を用いることが好ましく、トリフェニルホスフィン、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)=エチル=ホスフィット及びトリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイトからなる群より選ばれる1種以上の酸化防止剤を用いることがより好ましく、トリフェニルホスフィン、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)=エチル=ホスフィットを用いることが特に好ましい。
前記酸化防止剤の使用量としては、耐湿熱黄変性をより一層向上できる点から、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)100質量部に対して、0.01〜10質量部の範囲であることが好ましい。
前記光安定剤は、光劣化で発生するラジカルを捕捉するものであり、例えば、チオール化合物、チオエーテル化合物、ヒンダードアミン化合物等のラジカル捕捉剤、及びベンゾフェノン化合物、ベンゾエート化合物等の紫外線吸収剤などを用いることができる。これらの中でも、耐湿熱黄変性をより一層向上できる点から、ヒンダードアミン化合物を用いることが好ましい。
前記ヒンダードアミン化合物としては、例えば、シクロヘキサンと過酸化N−ブチル2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジンアミン−2,4,6−トリクロロ1,3,5−トリアジンとの反応生成物と2−アミノエタノールとの反応生成物、デカン二酸ビス(2,2,6,6−テトラメチル−1−(オクチルオキシ)−4−ピペリジニル)エステル、1,1−ジメチルエチルヒドロペルオキシドとオクタンの反応生成物等のアミノエーテル基を有するヒンダードアミン化合物;N−アセチル−3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)ピロリジン−2,5−ジオン等のN−アセチル系ヒンダードアミン化合物;ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)=デカンジオアート、ビス(1,2,2,6,6,−ペンタメチル−4−ピペリジル){[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]メチル}ブチルマロネート、コハク酸ジメチル・1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物、プロバンジオイックアシッド[{4−メトキシフェニル}メチレン]−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)エステルのN−アルキルヒンダードアミン化合物などを用いることができる。
前記光安定剤の使用量としては、耐湿熱黄変性をより一層向上できる点から、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)100質量部に対して、0.01〜10質量部の範囲であることが好ましい。
本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物の粘度としては、良好な塗工性、及び塗工時の粘着剤溶液の取り扱いの良さの点から、500〜20,000mPa・sの範囲であることが好ましく、1,000〜15,000mPa・sの範囲がより好ましい。なお、前記粘度は、25℃でB型粘度計にて測定した値を示す。
本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物は、紫外線等のエネルギー線の照射によって硬化を進行させることができる。
本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物を硬化させる方法としては、例えば、蛍光ケミカルランプ、ブラックライト、LEDランプ等の低照度の紫外線光照射装置;キセノンランプ、キセノン−水銀ランプ、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、LEDランプ等の中・高照度の紫外線光照射装置を使用して所定の紫外線を照射することによって硬化させることができる。
本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物は、特に低積算光量でも優れた紫外線硬化性を有するものであり、前記低積算光量としては、1,000mJ/cm未満であることが好ましく、100〜900mJ/cmの範囲であること好ましく、300〜700mJ/cmの範囲であることがより好ましい。なお、前記紫外線の積算光量は、GSユアサ株式会社製UVチェッカー「UVR−N1」を用いて300〜390nmの波長域において測定した値を基準とする。
また、本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物は、前記低照度の紫外線光照射装置を使用しても優れた紫外線硬化性を有するものであり、前記紫外線の照度としては、20mW/cm未満であることが好ましく、3〜18mW/cmの範囲であることがより好ましく、5〜15mW/cmの範囲であることが更に好ましい。なお、前記紫外線の照度は、GSユアサ株式会社製UVチェッカー「UVR−N1」を用いて300〜390nmの波長域において測定した値を基準とする。
本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物を塗布し粘着剤層を形成することができる基材としては、プラスチック基材、フレキシブルプリント基材、ガラス基材及びこれらの基材にITOを蒸着した基材等を用いることができる。
前記プラスチック基材としては、一般に使用されるアクリル樹脂等からなる基材やPC
(ポリカーボネート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレ
ンサルファイド)、変性PPE(ポリフェニレンエーテル)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、COP(シクロオレフィンポリマー)、TAC(トリアセチルセルロース)や反射防止フィルム、防汚フィルム、タッチパネルを構成する透明導電膜のフィルム等を用いることができる。
以上、本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物は、低積算光量でも優れた硬化性を示し、優れた粘着力及び保持力が得られ、かつ耐黄色性及び耐湿熱白化性に優れるものである。
よって、本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物は、光学部材に使用される粘着剤として好適に使用することができる。特に、タッチパネル、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL、パソコン、携帯電話等のIT関連製品の製造に好適に使用することができる。
以下、実施例を用いて、本発明をより詳細に説明する。
[合成例1]
<ウレタンアクリレート(X−1)の合成>
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器に、ポリオキシプロピレングリコール(数平均分子量:3,00)を80.5質量部、ポリオキシテトラメチレングリコール(数平均分子量:1,000)を207.6質量部、ポリエチレングリコール(数平均分子量:400)を99.8質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを4.5質量部、2,6−ジ−ターシャリーブチル−クレゾールを1.5質量部、p−メトキシフェノール0.3質量部、ノルマルオクチルアクリレートを125質量部添加した。反応容器内温度が40℃になるまで昇温した後、イソホロンジイソシアネートを105.8質量部添加した。そこで、ジオクチルスズジネオデカネート0.1質量部添加し、1時間かけて80℃まで昇温した。その後、80℃で12時間ホールドし、全てのイソシアネート基が消失していることを確認後、冷却し、固形分:80質量%のウレタンアクリレート(X−1)組成物を得た。得られたウレタンアクリレート(X−1)は、アクリロイル基の当量が12,854(小数点以下四捨五入。2−ヒドロキシエチルアクリレートの分子量は116.1とした。以下、同じ。)、重量平均分子量が27,000であった。
[実施例1]
<紫外線硬化型粘着剤組成物の調製>
前記ウレタンアクリレート(X−1)組成物の固形分100質量部に対し、ノルマルオクチルアクリレート(以下、「NOA」と略記する。)が70質量部、イソブルニルアクリレート(以下、「IBXA」と略記する。)が40質量部、ヒドロキシエチルアクリルアミド(以下、「HEAA」と略記する。)が5質量部となるように投入し、80℃で均一になるまで撹拌した。その後、室温まで冷却し、撹拌下で2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルフォスフィンオキサイド0.65質量部、デカン二酸ビス(2,2,6,6−テトラメチル−1−(オクチルオキシ)−4−ピペリジニル)エステル0.5質量部、トリフェニルホスフィン0.5質量部、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン0.1質量部を添加し、均一になるまで撹拌した。その後、200メッシュ金網で濾過し、紫外線硬化型粘着剤組成物を得た。
[実施例2〜5、比較例1〜4]
用いる(メタ)アクリル単量体(Y)の種類及び量を表1に示す通りに変更した以外は、実施例1と同様にして紫外線硬化型粘着剤組成物を得た。
[粘着シートの作製方法]
表面に離型処理された厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(離型PET50)の表面に、UV照射後における膜厚が175μmとなるように実施例及び比較例で得られた紫外線硬化型粘着剤脂組成物を塗布し、離型PET50を貼り合せた。その後、UV照射装置(蛍光ケミカルランプ)にて、表1に示す通りの紫外線の照度及び積算光量となるように紫外線照射し、粘着シートを作製した。
[粘着力の測定方法]
前述の方法で作製した粘着シートの片面を、厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(PET75)に貼り合せ、片面にPET75基材が貼り合された粘着シートを作製した。これを25mm幅に切ったものを試験片とした。該試験片を2kgロール×2往復で被着体であるSUSU304ステンレス板で表面仕上げBA(冷間圧延後、光輝熱処理)のステンレス板に貼り付けた。貼り付け1時間後に23℃、湿度50%の雰囲気下で180度剥離強度を測定し、粘着力とした。
[保持力の測定方法]
前記[粘着力の測定方法]で得た試験片を試験片とした。この試験片を鏡面仕上げしたステンレス板に貼り付け2kgロール×2往復で貼り付けた。このステンレス板に貼り付けた試験片に対し、70℃雰囲気下にて1kgの荷重を、ステンレス板に対して0°方向にかけ、粘着シートが被着体からずれ落ちるまでの時間を測定し、その保持時間を保持力とした。また、24時間後にも保持された場合には、保持時間を24時間以上とし、初期貼付け位置からのずれ幅を併記した。
[耐黄変性の評価方法]
前記粘着シートをガラス板に貼り付け、更にもう1枚の離型PET50を剥離したものを試験片とした。その試験片を、光源C、視野2°、分光測色計「CM−5000d」(コニカミノルタセンシング株式会社製)にて、JISK7105−1981に準じて黄変度(b*)を測定した。
[ヘイズ、光線透過率の測定方法]
前記粘着シートをガラス板に貼り付け、更にもう1枚の離型PET50を剥離したものを試験片とした。その試験片を、日本電色工業株式会社濁度計「NDH5000」にて、JISK7361−1−1997に準拠して、ヘイズ及び光線透過率を測定した。
[耐湿熱白化性の評価方法]
前記粘着シートをガラス板に貼り付け、85℃、湿度85%の条件下にて100時間放置した。その後、もう1枚の離型PET50を剥離し、日本電色工業株式会社濁度計「NDH5000」にて、JISK7361−1−1997に準拠して、ヘイズを測定した。
Figure 2017110129
なお、表1中の略語について説明する。
「DCPA」;ジシクロペンタニルアクリレート
「TDA」;トリデシルアクリレート
「iSTA」;イソステアリルアクリレート
「NNA」;ノルマルノニルアクリレート
「ACMO」;アクリロイルモルホリン
「DEAA」;ジエチルアクリルアミド
本発明の紫外線硬化型粘着剤組成物は、低積算光量でも優れた硬化性を示し、優れた粘着力及び保持力が得られ、かつ耐黄色性及び耐湿熱白化性に優れることが分かった。
一方、比較例1及び2は、ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)の代わりに、他の窒素原子を有する(メタ)アクリル単量体を用いた態様であるが、低積算光量では粘着力・保持力が不十分であり、硬化性が不良であることが分かった。
比較例3は、ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)及び脂環構造を有する(メタ)アクリル単量体(Y−2)を用いない態様であるが、低積算光量では粘着力・保持力が不十分であり、耐黄変性も不十分であった。
比較例4は、ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)の含有量が本発明で規定する範囲を超える態様であるが、粘着シートが白濁してしまい、透明粘着シートとしては使用できないものであった。

Claims (5)

  1. ウレタン(メタ)アクリレート(X)、(メタ)アクリル単量体(Y)、及び光重合開始剤(Z)を含有する紫外線硬化型粘着剤組成物であって、
    前記(メタ)アクリル単量体(Y)がヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)を含むものであり、
    前記ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)の含有量が、前記ウレタン(メタ)アクリレート(X)及び(メタ)アクリル単量体(Y)の合計質量中0.5〜8質量%の範囲であることを特徴とする紫外線硬化型粘着剤組成物。
  2. 前記(メタ)アクリル単量体(Y)が、ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)以外に、窒素原子を有する(メタ)アクリル単量体を含まないものである請求項1記載の紫外線硬化型粘着剤組成物。
  3. 前記(メタ)アクリル単量体(Y)が、ヒドロキシエチルアクリルアミド(Y−1)以外に、脂環構造を有する(メタ)アクリル単量体(Y−2)を含有するものである請求項2記載の紫外線硬化型粘着剤組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の紫外線硬化型粘着剤組成物を基材に塗布し、照度が20mW/cm未満、かつ積算光量が1,000mJ/cm未満の紫外線を照射することにより得られることを特徴とする粘着シートの製造方法。
  5. 前記紫外線を照射する装置が、蛍光ケミカルランプ、LEDランプ又はブラックライトである請求項4記載の粘着シートの製造方法。
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