JP2017108782A - ゴルフクラブ用グリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴルファーによって利き手の手のひらを対向させる部分の面の大きさを選択可能なゴルフクラグ用グリップを提供する。
【解決手段】グリップ10は、グリップ本体11と蓋12とを備える。グリップ本体11は、小径の先端部16及び大径の後端部17を有している。グリップ本体11には、シャフト挿通孔19,29,35が形成されている。シャフト挿通孔19,29,35は、先端部側端面33と後端部側端面30との間を軸方向に沿って貫通している。蓋12は、先端部側端面33又は後端部側端面30からシャフト挿通孔19,29,35に着脱自在に装着される。
【選択図】図4

Description

この発明は、ゴルフクラブ用グリップの構造に関するものである。
一般にゴルフクラブは、ヘッド、シャフト及びグリップから構成されている。パター用グリップは、一般にウッド及びアイアン用グリップとは形状が異なる。すなわち、ウッド及びアイアン用グリップの断面形状は一般に円形であり、パター用グリップの断面形状は、略カム形のグリップが用いられることが多い。また、これらのグリップの外形は、一般に長手方向にテーパが形成されており、グリップエンド側がヘッド側に比べて太くなっている(たとえば、特許文献1参照)。
パッティングにおけるスイング幅は、ウッド及びアイアンを使用するショットにおけるスイング幅と比較してきわめて小さい。そのため、パッティングでは、基本的にゴルファーが利き手を返さないようにスイングする。従来のパター用グリップの形状は、このようなパターのスイングに適するものとして設計されている。
一般的なパター用グリップの形状は、次のとおりである。以下の説明では、ゴルファーがパッティングアドレスをとった状態、すなわち、パターヘッドを上方から見下ろしている状態とする。
グリップの外周の上側面(ゴルファーの親指が当接する面)は、略平面状に形成されている。グリップの外周の左側面及び右側面は、上側面の両側と連続し且つ略直交した平面である。また、グリップの外周の下側面は、上記左側面及び右側面に連続し且つ略円弧状に湾曲している。上記左側面及び右側面は、スイング軌道に略直交している。ゴルファーは、グリップの左側面に左手を当接させ、グリップの右側面に右手を当接させてグリップする。ゴルファーは、この状態で手首を返さずにスイングすることで、ボールの進行方向に対してパターヘッドのフェース面が直交するように当該フェース面の向きを保ったままヘッドを移動させる。
特開2010−188019号公報
基本的なグリップの握り方は、利き手でない方の手がグリップエンド側を握り、利き手がヘッド側を握る。上述のように一般にグリップはテーパ状を呈するため、利き手でない方の手がグリップの太い部分を握り、利き手がグリップの細い部分を握る。
ところで、パターのスイングでは、特に利き手の感覚が重要である。このため、ゴルファーによっては、利き手の手のひらにグリップの太い部分が当接する方がより良いパッティングの感覚を得られることもある。
本発明はかかる背景のもとになされたものであって、その目的は、ゴルファーの好みに応じて利き手の手のひらを対向させる部分の面の大きさを選択可能なゴルフクラグ用グリップを提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係るゴルフクラグ用グリップは、小径の一端部及び大径の他端部を有し、一端部側の端面(一端部側端面)と他端部側の端面(他端部側端面)との間を軸方向に沿って貫通するシャフト挿通孔が形成された筒状のグリップ本体と、上記一端部側端面又は他端部側端面から上記シャフト挿通孔に着脱自在に装着される蓋とを備えている。
この構成によれば、ゴルフクラグ用グリップの一端部側端面と他端部側端面との間をシャフト挿通孔が軸方向に沿って貫通している。そのため、ゴルフクラグ用グリップがシャフトに装着される際、ゴルファーは、ゴルフクラブ用グリップの軸方向の向きを選択することができる。すなわち、ゴルフクラグ用グリップの軸方向の一端部側が小径であり、他端部側が大径であるので、ゴルファーは、ヘッド側よりグリップエンド側が太くなる向き、又は、グリップエンド側よりヘッド側が太くなる向きのいずれかの向きを選択することができる。これにより、ゴルファーは、利き手の手のひらに、ゴルフクラブ用グリップの大径部分を対向させるようにゴルフクラブ用グリップを装着するか、又は、小径部分を対向させようにゴルフクラブ用グリップを装着するかを、好みに合わせて選択することができる。
また、蓋が上記シャフト挿通孔を塞ぐことができるので、ゴルファーはが上記いずれの向きを選択してゴルフクラブ用グリップをシャフトに装着した場合であっても、ゴルフクラブ用グリップのデザイン性が損なわれることがなし、この蓋によってデザイン性が向上され得る。加えて、シャフトがゴルフクラブ用グリップに挿入される際に、シャフトが蓋に当接することで、容易にゴルフクラブ用グリップの位置決めも可能となる。
(2) 上記蓋は、上記シャフト挿通孔に嵌め込まれるプラグ部と、当該プラグ部に連続し上記一端部側端面又は他端部側端面に当接するフランジ部とを有することが好ましい。
上記構成によれば、シャフト挿通孔に蓋が挿入される際、ゴルフクラブ用グリップの一端部側端面又は他端部側端面にフランジ部が当接する位置で蓋が容易に位置決めされ、安定する。
(3)上記蓋は、当該蓋の軸方向に沿って貫通する空気挿通孔を備えていることが好ましい。
上記構成によれば、蓋が装着された状態で、ゴルフクラブ用グリップにシャフトが挿通される場合であっても、空気挿通孔を通してゴルフクラブ用グリップ内の空気が排出される。したがって、ゴルフクラブ用グリップにシャフトを挿通する作業が容易になる。
この発明によれば、ゴルフクラブのシャフトは、ゴルフクラブ用グリップの小径側あるいは大径側のいずれからでも挿入され得る。したがって、ゴルファーは、利き手の手のひらを対向させる部分の面の大きさを選択することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るグリップの外観を表す斜視図であり、正面及び大径を有する端面側から見た状態で、かつ本体に蓋が装着されていない状態を示す。 図2は、本発明の一実施形態に係るグリップを外観を表す斜視図であり、正面及び小径を有する端面側から見た状態で、かつ本体に蓋が装着されていない状態を示す。 図3は、本発明の一実施形態に係るグリップの外観を表す斜視図であり、背面及び大径を有する端面側から見た状態で、かつ本体に蓋が装着された状態を示す。 図4は、本発明の一実施形態に係るグリップの内部構造を示す斜視図であり、正面及び大径を有する端面側から見た状態で、かつアウター、インナー、エンドキャップ及び蓋がそれぞれ分解された状態を示す。 図5は、本発明の一実施形態に係るグリップの断面図であり、軸方向に垂直な断面を示す。 図6は、本発明の一実施形態に係るグリップの断面図であり、軸方向の断面を示す。
以下、適宜図面が参照されて、本発明の好ましい実施形態が説明される。なお、以下に示される各実施形態は、本発明の一実施形態にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更され得ることは言うまでもない。
[ゴルフクラブ用グリップの概略]
図1〜図3は、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブ用グリップ(以下、「グリップ」と称される。)10の外観を表す斜視図であり、図4は、グリップの内部構造を示す斜視図であり、図5及び図6は、グリップの断面図である。
このグリップ10は、ゴルフクラブ(特にパター)に装着されるものである。具体的には、グリップ10は、パターのシャフトの後端部に嵌め込まれて固定される。シャフトは、断面が円形の棒状に形成されており、スチールのほかカーボン繊維強化樹脂等から構成される。なお、このシャフトの先端にクラブヘッドが装着される。
このグリップ10は、ゴルファーがゴルフクラブを使用する際に把持する部材であるから、ゴルファーにとって握り易い形状であることが要請される。そのため、本実施形態に係るグリップ10は、筒状に形成されており、その断面形状は、図5に示されるように略カム形である。なお、グリップ10の断面形状は略カム形に限定されるものではなく、四角形などであってもよい。
本実施形態に係るグリップ10の特徴とするところは、第1に、図1及び図2が示すようなグリップ本体11と蓋12とを備えており、グリップ本体11に軸方向に貫通するシャフト挿通孔29(19:図4参照),35が形成されている点である。すなわち、グリップ10がシャフトに装着される際、グリップ10の先端部16をクラブヘッド側にして装着するか、又は、グリップ10の後端部17をクラブヘッド側にして装着するかをゴルファーが選択できる。
本実施形態に係るグリップ10の特徴とするところは、第2に、図4が示すような二層構造を備えており、外側部分(後述のアウター14)が透光性を有している点である。すなわち、内側部分(後述のインナー13)の外周面24にロゴ25などの色柄模様が付されることにより、ゴルファーが外側部分(後述のアウター14)を通して外部からロゴ25などを透視することができる。加えて、金型の変更を要することなく、ロゴ25などが容易に付されたり変更され得る。
[グリップの構造]
図4が示すように、グリップ10は、インナー13、アウター14及びエンドキャップ15を有するグリップ本体11と、エンドキャップ15に装着された蓋12とを備えている。エンドキャップ15は、インナー13及びアウター14の後端に設けられる。前述のように、グリップ10は全体として筒状を呈するが、グリップ10の先端部16の断面の寸法は、グリップ10の後端部17の断面の寸法よりも小さい。このため、グリップ10の外形形状はテーパー状を呈し、グリップ10は、先端部16から後端部17に向かって漸次太くなっている。グリップ10がかかる形状を備えることにより、ゴルファーは、グリップ10を確実に把持することができる。
グリップ10の断面形状は、図5が示すように略カム形である。グリップ10の外形形状は、ゴルファーがパッティングを行う際に握り易くなるように設計されている。具体的には、グリップ10の断面形状は、平面部43と、この平面部43の両端に連続するU字の湾曲部44とを有する形状である。上記平面部43は、グリップ10の正面であり、上記湾曲部44が形成された側がグリップ10の背面である。
[インナー]
図4が示すように、インナー13は樹脂からなり、射出成型により構成されている。インナー13を構成する樹脂の種類は特に限定されない。
インナー13は、全体として筒状を呈する。図5が示すように、インナー13の外周面形状は、グリップ10の外周面形状と略相似形であり、グリップ10の外周面形状より小さい。インナー13の先端部20の断面形状は、インナー13の後端部21の断面形状よりも小さい。このため、インナー13の外形形状はテーパー状を呈し、インナー13は、先端部20から後端部21に向かって漸次太くなっている。本実施形態では、インナー13の長さ寸法は236mm、先端部側端面22における長手方向の寸法L1(図5参照)は17.0mm、短手方向の寸法L2(図5参照)は16.0mm、後端部側端面23における長手方向の寸法L1は30.0mm、短手方向の寸法L2は21.0mmに設定されている。ただし、インナー13のサイズは、適宜設計変更され得る。
図6が示すように、インナー13にシャフト挿通孔19が形成されている。シャフト挿通孔19は、後端部側端面23から軸方向に沿ってインナー13を貫通している。シャフト挿通孔19は、シャフトの外径寸法に対応した内径を有する第1部分45と、第1部分45より大きい内径を有する第2部分46からなる。第2部分46は第1部分45の後端側に形成されている。第2部分46の内径寸法は、後述するエンドキャップ15の嵌合部27の外径寸法に対応している。第2部分46の軸方向の長さは、エンドキャップ15の嵌合部27の軸方向の長さに対応している。
インナー13の外周面24にロゴ25が付されている。ロゴ25は、転写やインクジェット等の印刷や塗装によりインクや塗料を外周面に付着させて形成されてもよいし、ロゴ25が付されたステッカーが外周面24に貼り付けられてもよい。一般に、印刷等の方がステッカーよりも、外周面24とロゴ25との段差を小さくすることができる。
[エンドキャップ]
本実施形態では、上記エンドキャップ15がインナー13に固定されている。エンドキャップ15は円盤状に形成されている。エンドキャップ15は、インナー13の後端部側端面23に嵌め込まれている。エンドキャップ15は、嵌合部27とフランジ部28とを有し、これらは一体的に形成されている。この嵌合部27がインナー13のシャフト挿通孔19に嵌め込まれている。エンドキャップ15は樹脂からなり、射出成型により構成されている。エンドキャップ15にシャフト挿通孔29が設けられている。このシャフト挿通孔29は、嵌合部27及びフランジ部28を上記軸方向に貫通している。このシャフト挿通孔29の内径寸法は、シャフトの外径寸法に対応している。このため、エンドキャップ15がインナー13に嵌め込まれている状態で、インナー13のシャフト挿通孔19の内周面とエンドキャップ15のシャフト挿通孔29の内周面とが滑らかに連続する。フランジ部28の外周形状及び寸法は、後述するアウター14の後端部側端面34の外周形状及び寸法に対応している。
インナー13は、エンドキャップ15をインサート材としてインサート成形されることにより構成される。したがって、インナー13の後端部21は確実にエンドキャップ15と固着する。すなわち、エンドキャップ15の嵌合部27がインナー13におけるシャフト挿通孔19の第2部分46に固着する。
[アウター]
図4が示すように、アウター14は樹脂からなり、射出成型により構成されている。アウター14を構成する樹脂は、透光性を有する樹脂である。また、アウター14を構成する樹脂には、顔料が含まれていてもよい。顔料により、アウター14を着色することができる。顔料は、アウター14を構成する樹脂の透光性を阻害しない程度に含まれているとよい。
アウター14は、全体として筒状を呈する。アウター14の外周面38はグリップ10の外周面を形成している。アウター14の先端部16(グリップ10の先端部16と同じ)の断面形状は、アウター14の後端部17(グリップ10の後端部17と同じ)の断面形状よりも小さい。このため、アウター14もインナー13と同様に、その外形形状はテーパー状を呈し、アウター14は、先端部16から後端部17に向かって漸次太くなっている。また、アウター14の最先端部31は、円錐台形状を呈している。本実施形態では、アウターの長さ寸法は260mm、先端部側端面33における外径は17.0mm、後端部側端面34における長手方向の寸法L3(図5参照)は37.0mm、短手方向の寸法L4(図5参照)は27.0mmに設定されている。ただし、アウター14のサイズは、インナー13のサイズに対応して適宜設計変更され得る。
アウター14は、インナー13をインサート材としてインサート成形される。つまり、アウター14は、上記インナー13を被覆するように上記樹脂によって成形される。これにより、アウター14と、インナー13及びエンドキャップ15とが融着され、これらが一体となって強固に固着する。インナー13の長さ寸法は、アウター14の長さ寸法より短いため、グリップ10の先端部16は、アウター14の先端部16のみで形成される。そのため、アウター14の先端部16にはシャフト挿通孔35が形成されている。シャフト挿通孔35の内径寸法は、シャフトの外径寸法に対応している。インナー13のシャフト挿通孔19の内周面、エンドキャップ15のシャフト挿通孔29の内周面及びアウター14のシャフト挿通孔35の内周面は滑らかに連続している。このようにアウター14がインサート成形されることにより、グリップ本体11が形成される。
アウター14の最先端部31及び後述するロゴ透視領域37を除くアウター14の外周面38に、微細な凹部及び凸部が形成されている。これら凹部及び凸部は、上記金型に形成された凹部及び凸部により形成される。アウター14の外周面38に形成された凹部及び凸部は、ゴルファーがグリップ10を握ってスイングを行う際に滑り止め効果を発揮する。本実施形態では、図1〜図4が示すように、アウター14の外周面38に、凹部及び凸部のパターン(配置、大きさ等のパターン)による図柄模様が形成されている。
また、アウター14の外周面38のロゴ透視領域37の面粗度Rzは、Rz≦200nmに形成されている。ロゴ透視領域37の面粗度Rzは、たとえば、金型におけるロゴ透視領域37に対応する領域の面粗度RzがRz≦200nmに設定されることにより実現される。ロゴ透視領域37は、インナー13の外周面24においてロゴ25が付されている位置に対応している。ロゴ透視領域37の面粗度RzがRz≦200nmに形成されていることにより、ゴルファーは、ロゴ透視領域37を通してロゴ25を明確に透視できる。
インナー13、アウター14及びエンドキャップ15が一体となってグリップ本体11が形成された状態において、アウター14の先端部側端面33がグリップ10の先端部側端面33となり、エンドキャップ15の表面30がグリップ10の後端部側端面30となる。シャフト挿通孔19,29,35は連続しており、これらがグリップ本体11の内部を貫通している。シャフトの後端部は、グリップ10の先端部16からシャフト挿通孔19,29,35に挿入可能であり、又、グリップ10の後端部17からシャフト挿通孔19,29,35に挿入可能である。シャフトがシャフト挿通孔19,29,35に挿入された状態において、シャフト挿通孔19,29,35の内周面とシャフトの外周面とは密着する。
[蓋]
蓋12は略円柱状に形成されている。蓋12は、図4が示すようにエンドキャップ15の表面30に嵌め込まれている。蓋12は、プラグ部41とフランジ部42とを有し、これらは一体的に形成されている。蓋12は樹脂からなり、射出成型により構成されている。プラグ部41の外径は、エンドキャップ15のシャフト挿通孔29の内径に対応している。フランジ部42の外径は、プラグ部41の外径より大きい。フランジ部42の中央に空気挿通孔39が設けられている。この空気挿通孔39は、フランジ部42及びプラグ部41を貫通している。このフランジ部42の外径は、エンドキャップ15の外周より小さい。プラグ部41の先端角部は、面取加工がなされており、曲面となっている。そのため、蓋12は、エンドキャップ15のシャフト挿通孔29又はアウター14のシャフト挿通孔35に容易に挿抜され得る。
[グリップの作用効果]
このグリップ10は、ゴルフクラブ(特にパター)のシャフトに装着される。ゴルファーは、グリップ10を把持してパターをスイングさせる。これによりパターのヘッドとボールとが衝突し、ボールは所定の方向へ転がる。
グリップ10の先端部側端面33と後端部側端面30との間をシャフト挿通孔19,29,35が軸方向に沿って貫通している。そのため、グリップ10をシャフトに装着する際、ゴルファーは、グリップ10の軸方向の向きを選択することができる。すなわち、グリップ10の先端部16が小径であり、後端部17が大径であるので、ゴルファーは、グリップエンド側が太くなる向き、又は、グリップエンド側が細くなる向きのいずれかの向きを自由に選択することができる。これにより、ゴルファーは、利き手の手のひらに、グリップ10の大径部分を対向させるようにグリップ10を装着するか、又は、小径部分を対向させようにグリップ10を装着するかを、好みに合わせて選択することができる。
また、グリップ10がいずれの向きに装着された場合であっても、開放されたシャフト挿通孔19、29又は35が蓋12によって閉塞される。そのため、グリップ10のデザイン性が損なわれることがないし、この蓋12のデザインが工夫されることによってグリップ10のデザイン性がさらに向上する。加えて、シャフトをグリップ10のシャフト挿通孔19,29,35に嵌め合わせられる際に、シャフトが蓋12のプラグ部41に当接することで、容易にグリップ10の位置決めができる。
蓋12は、上記プラグ部41及びフランジ部42とを有する。そのため、シャフト挿通孔29又はシャフト挿通孔35に蓋12が挿入される際、グリップ10の先端部側端面33又は後端部側端面30にフランジ部42が当接する位置で蓋12が容易に位置決めされ、安定する。
蓋12は、グリップ10の軸方向に沿って貫通する空気挿通孔39を備えている。そのため、蓋12が装着された状態で、グリップ10にシャフトが挿通される場合であっても、空気挿通孔39を通してグリップ10内の空気が排出される。したがって、グリップ10にシャフトを容易に挿通できる。
[変形例]
前述の実施形態においては、グリップ本体11がインナー13とアウター14とで構成される二層構造を有していたが、グリップ本体11は二層構造を有していなくても良い。また、インナー13とアウター14とエンドキャップ15との区別なしにグリップ本体11が形成されていてもよい。
10・・・グリップ(ゴルフクラブ用グリップ)
11・・・グリップ本体
12・・・蓋
16・・・先端部(一端部)
17・・・後端部(他端部)
19,29,35・・・シャフト挿通孔
30・・・後端部側端面(他端部側端面)
33・・・先端部側端面(一端部側端面)
39・・・空気挿通孔
41・・・プラグ部
42・・・フランジ部


Claims (3)

  1. 小径の一端部及び大径の他端部を有し、一端部側端面と他端部側端面との間を軸方向に沿って貫通するシャフト挿通孔が形成された筒状のグリップ本体と、
    上記一端部側端面又は他端部側端面から上記シャフト挿通孔に着脱自在に装着される蓋とを備えたゴルフクラブ用グリップ。
  2. 上記蓋は、上記シャフト挿通孔に嵌め込まれるプラグ部と、当該プラグ部に連続し上記一端部側端面又は他端部側端面に当接するフランジ部とを有する請求項1に記載のゴルフクラブ用グリップ。
  3. 上記蓋は、当該蓋の軸方向に沿って貫通する空気挿通孔を備えている請求項1又は2に記載のゴルフクラブ用グリップ。

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