JP2017108114A - トリミング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】歩留まりの向上およびチップ面積の縮小化を図る。
【解決手段】シフトレジスタ1bは、単一のデータ入力パッドpを通じて受信したシリアルデータd0をnビットシフトしてパラレルの設定データd1を出力する。トリミングデータ発生回路1cは、電気信号c0が流れることにより導体部が切断可能なトリミング素子f0〜f2と、トリミング素子f0〜f2の高電位側に接続されたプルアップ抵抗R0〜R2と、トリミング素子f0〜f2の低電位側に接続されたスイッチsw0〜sw2とを含み、設定データd1のレベルに応じて、スイッチsw0〜sw2をスイッチングして、プルアップ抵抗R0〜R2とトリミング素子f0〜f2とが接続するノードn0〜n2から、トリミング対象回路1aに入力するトリミングデータd2を発生する。切断制御回路1dは、トリミングデータ発生回路1cへの電気信号c0の印加を制御する。
【選択図】図1

Description

本技術は、トリミング装置に関する。
IC(Integrated Circuit)等の回路部品では、一般的に、電気特性の製造バラツキに起因して、電気特性の規格値に対してずれが生じる。このずれが所望値を超えると、誤差要因となって回路動作に影響を与える場合がある。このため、半導体装置の開発においては、電気特牲の規格値からのずれを補正するトリミング(trimming)が行われている。
トリミング回路では、通常、パッドから入力される信号によって、所定のヒューズを切断することで、トリミング対象に対してビット値を設定することが行われる。
従来技術としては、ヒューズを切断する前に、ヒューズを切断したのと同じ状態をIC内部に作り、ヒューズ切断後の結果の確認を可能とした技術が提案されている。
特開平5−63090号公報 特開2010−267922号公報
従来のトリミング回路では、ヒューズを実際に切断する前に、ヒューズ切断後の状態が確認できないものがあった。ヒューズ切断後に電気特性が必ずしも規格内に入らないという可能性もあるので、ヒューズ切断前にヒューズ切断後の状態が確認できないと、製造歩留り(製造ラインで生産される製品から、不良製品を引いたものの割合)が低下するという問題が生じる。
一方、上記の特許文献1、2のトリミング回路では、パッドからの入力データをシフトレジスタおよびセレクタで処理して、ヒューズ切断後の状態をあらかじめ確認可能としている。しかし、特許文献1、2のトリミング回路の構成の場合、トリミング対象とする回路に設定すべきビット幅が多くなるにつれて、外部入力端子であるパッドの数も増加してしまい、チップ面積が増加するという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、歩留まりの向上およびチップ面積の縮小化を図ったトリミング装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、トリミング対象回路の電気特性値の調整を行うトリミング装置が提供される。トリミング装置は、データ入力パッドと、シフトレジスタと、トリミングデータ発生回路と、切断制御回路とを有する。
データ入力パッドは、トリミング対象回路にnビット幅の値を入力させるためのシリアルデータが入力する単一のパッドである。シフトレジスタは、データ入力パッドを通じて受信したシリアルデータをnビットシフトしてパラレルの設定データを出力する。トリミングデータ発生回路は、電気信号が流れることにより導体部が切断可能なトリミング素子、トリミング素子の高電位側に接続されたプルアップ抵抗およびトリミング素子の低電位側に接続されたスイッチを含む。また、トリミングデータ発生回路は、設定データのレベルに応じて、スイッチをスイッチングして、プルアップ抵抗とトリミング素子とが接続するノードから、トリミング対象回路に入力するトリミングデータを発生する。切断制御回路は、トリミングデータ発生回路への電気信号の印加を制御する。
歩留まりの向上およびチップ面積の縮小化を図ることが可能になる。
トリミング装置の構成例を示す図である。 トリミング回路の構成例を示す図である。 トリミング回路の構成例を示す図である。 トリミング装置の構成例を示す図である。 ビット幅を増加したトリミング装置の構成例を示す図である。 トリミング装置の構成例を示す図である。 トリミング確認MOSのゲート入力状態を示すタイムチャートである。 トリミング確認MOSのゲート入力状態を示すタイムチャートである。 ヒューズ切断前の結果の確認およびパッド数の対比結果を示す図である。 効果の比較結果を示す図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1はトリミング装置の構成例を示す図である。第1の実施の形態のトリミング装置1は、データ入力パッドp、トリミング対象回路1a、シフトレジスタ1b、トリミングデータ発生回路1cおよび切断制御回路1dを備える。
トリミング対象回路1aは、トリミングを行ってビット値が設定されるデバイス等に該当し、図1ではビット幅が3ビット(trim0〜trim2)の場合を示している。
データ入力パッドpは、トリミング対象回路1aに対して、n(=1、2、3、・・・)ビット幅の値を入力させるためのシリアルデータd0が入力する単一のパッドである。シフトレジスタ1bは、データ入力パッドpを通じて受信したシリアルデータd0をnビットシフトして、パラレルの設定データd1を出力する。
トリミングデータ発生回路1cは、トリミング素子f0〜f2、プルアップ抵抗R0〜R2、スイッチsw0〜sw2およびバッファIC0〜IC2を含む。
トリミング素子f0〜f2は、定格以上の電流または電圧を持った電気信号c0が流れることにより導体部が切断可能な素子であって、図1ではヒューズを用いる例を示している(以下、トリミング素子をヒューズと呼ぶ)。なお、ヒューズ以外にもツェナーダイオードを使用して、ツェナーザップ・トリミング(zener−zap・trimming)を行うこともできる。
トリミングデータ発生回路1c内部の各構成要素の接続関係を示すと、プルアップ抵抗R0〜R2の一端は、電源VCCに接続する。プルアップ抵抗R0〜R2の他端は、切断制御回路1dの出力端子、バッファIC0〜IC2の入力端子およびヒューズf0〜f2の一端に接続する。バッファIC0〜IC2の出力端子はそれぞれ、トリミング対象回路1aの端子trim0〜trim2に接続する。
スイッチsw0〜sw2の端子s0は、スイッチ制御端子であって、シフトレジスタ1bの出力端子に接続する。スイッチsw0〜sw2の端子s1は、ヒューズf0〜f2の他端に接続し、スイッチsw0〜sw2の端子s2は、GNDに接続する。
ここで、トリミングデータ発生回路1cは、設定データd1のレベルに応じて、スイッチsw0〜sw2をスイッチングして、プルアップ抵抗R0〜R2とトリミング素子f0〜f2とが接続するノードn0〜n2から、トリミング対象回路1aに入力するトリミングデータd2を発生する。トリミングデータd2は、ノードn0〜n2の電圧がバッファIC0〜IC2でバッファリングされることで生成され、トリミング対象回路1aに送信される。
切断制御回路1dは、トリミングデータ発生回路1cへの電気信号c0の印加を制御する。なお、電気信号c0をトリミングデータ発生回路1cに印加する場合、電気信号c0は、nビット分一括して印加される。
このような、トリミング装置1の構成により、ヒューズを実際に切断する前に、ヒューズ切断後の状態が確認できるので、製造歩留りを向上させることができる。また、トリミング対象回路1aのビット幅が多くなっても、外部入力端子であるパッドの数の増加を抑制できるので、チップ面積の縮小化を図ることが可能になる。
(解決すべき課題)
次に本技術の詳細を説明する前に、解決すべき課題について図2、図3を用いて説明する。図2はトリミング回路の構成例を示す図である。ヒューズ切断前にヒューズ切断後の状態が確認できない、従来のトリミング回路の構成を示している。
トリミング回路20は、トリミング対象回路20a、抵抗R20〜R22、ヒューズf20〜f22、バッファIC20〜IC22およびパッドP0〜P2を備える。
構成素子の接続関係を示すと、電源VCCは、抵抗R20〜R22の一端に接続する。パッドP0は、抵抗R20の他端、バッファIC20の入力端子およびヒューズf20の一端に接続し、ヒューズf20の他端は、GNDに接続する。バッファIC20の出力端子は、トリミング対象回路20aの端子trim0に接続する。
パッドP1は、抵抗R21の他端、バッファIC21の入力端子およびヒューズf21の一端に接続し、ヒューズf21の他端は、GNDに接続する。バッファIC21の出力端子は、トリミング対象回路20aの端子trim1に接続する。
パッドP2は、抵抗R22の他端、バッファIC22の入力端子およびヒューズf22の一端に接続し、ヒューズf22の他端は、GNDに接続する。バッファIC22の出力端子は、トリミング対象回路20aの端子trim2に接続する。
なお、抵抗R20〜R22の抵抗値と、ヒューズf20〜f22の抵抗値との関係は、R20>>f20、R21>>f21、R22>>f22とする。
ここで、トリミング対象回路20aの電気特性が規格から外れ、その補正において、設計上は{trim2,trim1,trim0}={0,0,1}が必要だとする。
初期状態では、R20>>f20、R21>>f21、R22>>f22であるため、ノードN0〜N2は、GND側に導通し、バッファIC20〜IC22の出力はLレベルとなる。したがって、トリミング対象回路20aのビット幅の各値は、{trim2,trim1,trim0}={0,0,0}である。
そこで、トリミングの実行時には、パッドP0に電圧を印加し、この印加電圧によりヒューズf20を切断する。こうすることで、ノードN0は、抵抗R20によって電源VCCにプルアップされるため、バッファIC20の出力端子のみが、Hレベルになる。したがって、トリミング対象回路20aのビット幅の各値は、{trim2,trim1,trim0}={0,0,1}となり、トリミング対象の電気特性を補正することができる。
図3はトリミング回路の構成例を示す図である。ヒューズ切断前にヒューズ切断後の状態が確認可能な、上述の特許文献1に示される従来のトリミング回路の構成を示している。
トリミング回路30は、トリミング対象回路30a、抵抗R30〜R34、ヒューズf30〜f32、インバータIC30〜IC32、IC38、バッファIC33、IC34、フリップフロップIC35〜IC37、セレクタ素子IC39〜IC41およびパッドP10〜P14を備える。
なお、フリップフロップIC35〜IC37によりシフトレジスタ30bが形成され、インバータIC38およびセレクタ素子IC39〜IC41によってセレクタ30cが形成されている。また、セレクタ素子IC39〜IC41はそれぞれ、2つのAND素子と1つのNOR素子から形成されている。
各構成素子の接続関係について示すと、パッドP10は、ヒューズf30の一端、抵抗R30の一端およびインバータIC30の入力端子に接続し、ヒューズf30の他端は、GNDに接続し、抵抗R30の他端は、電源VCCに接続する。
パッドP11は、ヒューズf31の一端、抵抗R31の一端およびインバータIC31の入力端子に接続し、ヒューズf31の他端は、GNDに接続し、抵抗R31の他端は、電源VCCに接続する。
パッドP12は、ヒューズf32の一端、抵抗R32の一端およびインバータIC32の入力端子に接続し、ヒューズf32の他端は、GNDに接続し、抵抗R32の他端は、電源VCCに接続する。
パッドP13は、抵抗R33の一端と、バッファIC33の入力端子と接続し、抵抗R33の他端は、GNDに接続する。
パッドP14は、抵抗R34の一端と、バッファIC34の入力端子と接続し、抵抗R34の他端は、GNDに接続する。
インバータIC30の出力端子は、セレクタ素子IC39の入力端子a4に接続し、インバータIC31の出力端子は、セレクタ素子IC40の入力端子a4に接続し、インバータIC32の出力端子は、セレクタ素子IC41の入力端子a4に接続する。
バッファIC33の出力端子は、フリップフロップIC35〜IC37のクロック端子(C)、インバータIC38の入力端子、セレクタ素子IC39〜IC41の入力端子a2に接続する。
バッファIC34の出力端子は、フリップフロップIC37の入力端子(D)に接続する。インバータIC38の出力端子は、セレクタ素子IC39〜IC41の入力端子a3に接続する。
フリップフロップIC35の出力端子(QN)は、セレクタ素子IC39の入力端子a1に接続し、フリップフロップIC35の入力端子(D)は、フリップフロップIC36の出力端子(QN)と、セレクタ素子IC40の入力端子a1と接続する。フリップフロップIC36の入力端子(D)は、フリップフロップIC37の出力端子(Q)に接続する。セレクタ素子IC39〜IC41の出力端子は、トリミング対象回路30aの端子trim0〜trim2それぞれに接続する。
このような構成のトリミング回路30は、パッドP13の電圧をLレベルからHレベルに変化させることでシフトレジスタ30bにデータを送り込み、かつセレクタ30cでシフトレジスタ30bの出力を選択し、トリミング対象回路30aに出力する。これにより、ヒューズを切断することなく、ヒューズ切断後のトリミング対象回路30aの状態を確認可能としている。
ここで、図2に示したトリミング回路20は、ヒューズ切断前にヒューズ切断後の状態が確認できない。このため、ヒューズ切断後に電気特性が必ずしも規格内に入らないという可能性もあるので、製造歩留りの低下を引き起こすおそれがある。
一方、図3に示したトリミング回路30では、ヒューズ切断後の状態をあらかじめ確認可能としている。しかし、このような回路構成の場合、トリミング対象回路30aのビット幅が多くなるにつれて、シフトレジスタ30b内のフリップフロップとセレクタ30c内のセレクタ素子も増加されるが、これに伴いパッド数も増加してしまう。外部入力端子であるパッド数の増加は、チップ面積を増加させることになる。
なお、上記では、特許文献1の回路構成の問題点を示したが、特許文献2に示される回路構成においても同様に、トリミング対象回路のビット幅が多くなると、外部入力端子であるパッド数が増加し、チップ面積を増加させるという問題を含んでいる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、歩留まりの向上を図ることができ、さらにトリミング対象として設定すべきビット幅が多くなっても、チップ面積の縮小化を可能にしたトリミング装置を提供するものである。
(第2の実施の形態)
次に本発明のトリミング装置について詳しく説明する。図4はトリミング装置の構成例を示す図である。第2の実施の形態のトリミング装置10は、ビット幅が3ビット(trim0〜trim2)のトリミング対象回路10a、シフトレジスタ10b、トリミングデータ発生回路10cおよび切断制御回路10dを備える。
シフトレジスタ10bは、フリップフロップIC110〜IC112を含む。トリミングデータ発生回路10cは、抵抗R10〜R12、ヒューズf10〜f12、バッファIC10〜IC12およびトランジスタM0〜M2を含む。切断制御回路10dは、トランジスタM10〜M12を含む。
パッドp0は、ヒューズ切断用の制御信号が入力する制御信号入力パッドであり、パッドp1は、ヒューズ切断用電圧印加パッド(電気信号入力パッド)であり、パッドp2は、シフトレジスタ10bのセット信号入力パッドである。
また、パッドp3は、データ入力パッドであり、パッドp4は、クロック入力パッドである。なお、パッドp0〜p4に入力される各データは、図示しない上位デバイス(プロセッサ等)から所定の値が設定される。
抵抗R10〜R12、R14は、プルアップ抵抗であり、抵抗R15〜R18は、プルダウン抵抗である。フリップフロップIC110〜IC112は、D型フリップフロップであり、フリップフロップIC110〜IC112でシフトレジスタ機能を構成している。
トランジスタM0〜M2は、NMOS(N−Channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタであり、トランジスタM10〜M12は、PMOS(P−Channel MOS)トランジスタである。以降では、NMOSトランジスタM0〜M2、PMOSトランジスタM10〜M12と呼ぶ。
構成素子の接続関係を示すと、電源VCCは、抵抗R10〜R12、R14の一端に接続する。パッドp0は、抵抗R14の他端と、PMOSトランジスタM10〜M12のゲートと接続する。パッドp1は、抵抗R15の一端と、PMOSトランジスタM10〜M12のソースと接続し、抵抗R15の他端は、GNDに接続する。
PMOSトランジスタM10のドレインは、抵抗R10の他端、バッファIC10の入力端子およびヒューズf10の一端に接続する。PMOSトランジスタM11のドレインは、抵抗R11の他端、バッファIC11の入力端子およびヒューズf11の一端に接続する。PMOSトランジスタM12のドレインは、抵抗R12の他端、バッファIC12の入力端子およびヒューズf12の一端に接続する。
バッファIC10の出力端子は、トリミング対象回路10aの端子trim0に接続し、バッファIC11の出力端子は、トリミング対象回路10aの端子trim1に接続し、バッファIC12の出力端子は、トリミング対象回路10aの端子trim2に接続する。
NMOSトランジスタM0のドレインは、ヒューズf10の他端に接続し、NMOSトランジスタM0のソースは、GNDに接続する。NMOSトランジスタM1のドレインは、ヒューズf11の他端に接続し、NMOSトランジスタM1のソースは、GNDに接続する。NMOSトランジスタM2のドレインは、ヒューズf12の他端に接続し、NMOSトランジスタM2のソースは、GNDに接続する。
パッドp2は、抵抗R16の一端と、フリップフロップIC110〜IC112のセット端子(S)に接続し、抵抗R16の他端は、GNDに接続する。パッドp3は、抵抗R17の一端と、フリップフロップIC112の入力端子(D)とに接続し、抵抗R17の他端は、GNDに接続する。パッドp4は、抵抗R18の一端と、フリップフロップIC110〜IC112のクロック端子(C)に接続し、抵抗R18の他端は、GNDに接続する。
フリップフロップIC110の出力端子(Q)は、NMOSトランジスタM0のゲートに接続する。フリップフロップIC111の出力端子(Q)は、NMOSトランジスタM1のゲートと、フリップフロップIC110の入力端子(D)と接続する。フリップフロップIC112の出力端子(Q)は、NMOSトランジスタM2のゲートと、フリップフロップIC111の入力端子(D)と接続する。
動作について説明する。トリミング装置10の動作モードは、トリミング確認フェーズ、ヒューズ切断フェーズおよび実動作フェーズの3つのフェーズに分けられる。
トリミング確認フェーズは、ヒューズを実際に切断する前に、ヒューズ切断後の状態を確認するためのフェーズである。ヒューズ切断フェーズは、所定のヒューズを切断するためのフェーズである。実動作フェーズは、ヒューズ切断フェーズでトリミングされた状態で動作するフェーズである。以下、各々について説明する。
〔トリミング確認フェーズ〕
PMOSトランジスタM10〜M12はオフとし、シフトレジスタ10bにデータとクロックを入力する。シフトレジスタ10bには、パッドp3を通じてデータが入力し、パッドp4を通じてクロックが入力する。
シフトレジスタ10bにデータとクロックを入力した際に、シフトレジスタ10bを構成するフリップフロップIC110〜IC112の出力がそれぞれHレベルのときには、NMOSトランジスタM0〜M2のゲートには、Hレベルの信号(第1レベルの設定データに相当)が印加される。
このとき、ヒューズf10〜f12のGND側に接続されているNMOSトランジスタM0〜M2はオンするため、ノードn0〜n2は、GND側に導通し、バッファIC10〜IC12の出力はLレベルとなる。したがって、トリミング対象回路10aのビット幅の各値は、{trim2,trim1,trim0}={0,0,0}になる。
一方、フリップフロップIC110〜IC112の出力がLレベルの信号(第2レベルの設定データに相当)のときには、NMOSトランジスタM0〜M2のゲートには、Lレベルが印加される。
このとき、NMOSトランジスタM0〜M2はオフし、ノードn0〜n2は、電源VCCにプルアップされているために、バッファIC10〜IC12の出力はHレベルとなる。したがって、トリミング対象回路10aのビット幅の各値は、{trim2,trim1,trim0}={1,1,1}になる。
このように、パッドp3を通じて所定のシリアルデータを入力し、シフトレジスタ10bの出力レベル(設定データのレベル)を変えることで、トリミング対象回路10aの端子trim0〜trim2に任意のH/Lレベルの信号を入力することができる。
このため、トリミング対象回路10aのビット幅の各値(trim0〜trim2)に対して、ヒューズ切断前にヒューズ切断後の最適な組合せ状態をあらかじめ見つけることが可能になる。
〔ヒューズ切断フェーズ〕
ヒューズ切断フェーズでは、まず、シフトレジスタ10bの出力を反転させる。例えば、トリミング確認フェーズにおいて、トリミング対象回路10aに設定すべきビット幅の値が、{trim2,trim1,trim0}={0,1,0}と確認されていたとする。
この場合、{trim2,trim1,trim0}={0,1,0}であれば、シフトレジスタ10bの出力は、{1,0,1}となっている。すなわち、トリミング確認フェーズにおいて、フリップフロップIC110〜IC112の各出力は、{1,0,1}となっている。
このため、ヒューズ切断フェーズでは、パッドp3を通じて、シフトレジスタ10bの出力{1,0,1}を反転させた{0,1,0}のシリアルデータをシフトレジスタ10bに入力し、シフトレジスタ10bから{0,1,0}を出力させる。
この場合、NMOSトランジスタM0、M2のゲートがLレベル、NMOSトランジスタM1のゲートがHレベルになるから、NMOSトランジスタM1はオン状態、NMOSトランジスタM0、M2はオフ状態になる。
そして、パッドp0にLレベルの制御信号を入力して、ヒューズ切断用スイッチに相当するPMOSトランジスタM10〜M12をすべてオンし、さらにパッドp1には、ヒューズ切断用の電気信号を入力する。
このとき、NMOSトランジスタM0〜M2の内、NMOSトランジスタM0、M2はオフしているから、NMOSトランジスタM0、M2に接続されているヒューズf10、f12には、ヒューズ切断用の電気信号が流れず、ヒューズf10、f12は接続(未切断)したままになる。
これに対し、NMOSトランジスタM0〜M2の内、NMOSトランジスタM1はオンしているから、NMOSトランジスタM1に接続されているヒューズf11には、ヒューズ切断用の電気信号が流れて、ヒューズf11のみ切断されることになる。
〔実動作フェーズ〕
PMOSトランジスタM10〜M12はオフさせる。一方、シフトレジスタ10bのセット機能は、アクティブローであり、またフリップフロップIC110〜IC112のセット端子(S)は、抵抗R16でプルダウンされている。
このため、パッドp2を介して、Hレベルのセット信号が入力されなければ、フリップフロップIC110〜IC112の出力はすべてHレベルを維持する。この場合、ヒューズf10〜f12のGND側に接続されたNMOSトランジスタM0〜M2はすべてオン状態になる。
したがって、ヒューズf10〜f12の内、ヒューズf10、f12は未切断であり、ノードn0、n2はGND側に導通する状態になるから、ノードn0、n2は、Lレベルになって、バッファIC10、IC12からはLレベルのトリミングデータが出力されることになる。
また、ヒューズf11は切断されており、ノードn1はプルアップされた状態になるから、ノードn1は、Hレベルになって、バッファIC11からはHレベルのトリミングデータが出力されることになる。
すなわち、トリミング対象回路10aのビット幅{trim2,trim1,trim0}を、トリミング確認フェーズで確認したときの所望の値である{0,1,0}と固定して運用することができる。
次に本発明のトリミング装置が、トリミング対象のビット幅が多くなっても、パッド数が増加しない構成であることについて説明する。
図5はビット幅を増加したトリミング装置の構成例を示す図である。図4に示したトリミング装置10は、トリミング対象回路10aのビット幅が3ビットであったが、トリミング装置10−1では、ビット幅が1ビット増えた計4ビットのトリミング対象回路10a−1を有している。
図5中、点線四角枠で示す要素が1ビット追加に対する新たな追加要素である。図4のトリミング装置10に対して、新たに追加される構成素子は、抵抗R13、PMOSトランジスタM13、バッファIC13、ヒューズf13、NMOSトランジスタM3およびフリップフロップIC113である。
追加された構成素子の接続関係のみ記すと、抵抗R13の一端は、電源VCC、抵抗R14の一端および抵抗R10〜R12の一端に接続し、抵抗R13の他端は、PMOSトランジスタM13のドレイン、バッファIC13の入力端子およびヒューズf13の一端に接続する。
PMOSトランジスタM13のゲートは、パッドp0、抵抗R14の他端およびPMOSトランジスタM10〜M12のゲートに接続する。PMOSトランジスタM13のソースは、パッドp1、抵抗R15の一端およびPMOSトランジスタM10〜M12のソースに接続する。
ヒューズf13の他端は、NMOSトランジスタM3のドレインに接続し、NMOSトランジスタM3のソースはGNDに接続する。バッファIC13の出力端子は、トリミング対象回路10a−1の端子trim3に接続する。NMOSトランジスタM3のゲートは、フリップフロップIC112の入力端子(D)と、フリップフロップIC113の出力端子(Q)と接続する。
フリップフロップIC113の入力端子(D)は、パッドp3と、抵抗R17の一端に接続し、フリップフロップIC113のセット端子(S)は、パッドp2と、フリップフロップIC110〜IC112のセット端子(S)と接続する。
ここで、トリミング装置10−1では、図4のトリミング装置10と比べて、トリミング対象のビット幅が増加しているが、点線枠で囲んだような追加の構成素子で対応させることができ、パッド数(=5)に変化は生じない。
このように、本発明のトリミング装置では、トリミング対象のビット幅が多くなっても、パッド数の増加が生じない回路構成としたので、チップ面積を縮小化することが可能になる。
(第3の実施の形態)
図6はトリミング装置の構成例を示す図である。第3の実施の形態のトリミング装置10−2は、ビット幅が3ビット(trim0〜trim2)のトリミング対象回路10a、バイナリカウンタ10b−2、トリミングデータ発生回路10c−2および切断制御回路10dを備える。
図4のトリミング装置10と異なる回路部は、バイナリカウンタ10b−2およびトリミングデータ発生回路10c−2である。トリミング装置10−2では、図4に示したシフトレジスタ10bに代わって、バイナリカウンタ10b−2が用いられている。また、新たなトリミングデータ発生回路10c−2は、図4に示したトリミングデータ発生回路10cに対して、回路素子として2入力1出力の排他論理和素子(以下、XOR素子)IC50〜IC52が追加されている。その他の回路構成は図4と同じなので、以降では異なる構成部分を中心に説明する。
バイナリカウンタ10b−2は、フリップフロップIC120〜IC122を含む。トリミングデータ発生回路10c−2は、抵抗R10〜R12、ヒューズf10〜f12、バッファIC10〜IC12、NMOSトランジスタM0〜M2およびXOR素子IC50〜IC52を含む。切断制御回路10dは、PMOSトランジスタM10〜M12を含む。
パッドp0は、ヒューズ切断用の制御信号が入力する制御信号入力パッドであり、パッドp1は、ヒューズ切断用電圧印加パッドである。また、パッドp2−2は、バイナリカウンタ10b−2へセット信号を入力するためのセット信号入力パッドである。
パッドp3−2は、バイナリカウンタ10b−2から出力した設定データの極性を反転または非反転させるための極性制御データ(バイナリカウンタ出力反転信号)を入力するためのパッド(極性制御データ入力パッド)である。
パッドp4−2は、バイナリカウンタ10b−2にクロックを入力するためのクロック入力パッドである。なお、各パッドに入力される各データは、図示しない上位デバイスから所定の値が設定される。
バイナリカウンタ10b−2周辺の接続関係について示すと、パッドp2−2は、抵抗R16の一端と、フリップフロップIC120〜IC122のセット端子(S)に接続し、抵抗R16の他端は、GNDに接続する。パッドp3−2は、抵抗R19の一端と、XOR素子IC50〜IC52の一方の入力端子と接続し、抵抗R19の他端は、GNDに接続する。
パッドp4−2は、抵抗R18の一端と、フリップフロップIC122のクロック端子に接続し、抵抗R18の他端は、GNDに接続する。
フリップフロップIC120の出力端子(Q)は、XOR素子IC50の他方の入力端子に接続する。フリップフロップIC121の出力端子(Q)は、XOR素子IC51の他方の入力端子と、フリップフロップIC120のクロック端子と接続する。フリップフロップIC122の出力端子(Q)は、XOR素子IC52の他方の入力端子と、フリップフロップIC121のクロック端子と接続する。
フリップフロップIC120の入力端子(D)は、フリップフロップIC120の出力端子(QN)と接続し、フリップフロップIC121の入力端子(D)は、フリップフロップIC121の出力端子(QN)と接続し、フリップフロップIC122の入力端子(D)は、フリップフロップIC122の出力端子(QN)と接続する。
XOR素子IC50の出力端子は、NMOSトランジスタM0のゲートに接続し、XOR素子IC51の出力端子は、NMOSトランジスタM1のゲートに接続し、XOR素子IC52の出力端子は、NMOSトランジスタM2のゲートに接続する。
上記のように、トリミング装置10−2では、ヒューズf10〜f12のGND側にNMOSトランジスタ(トリミング確認MOS)M0〜M2を接続し、さらにNMOSトランジスタM0〜M2のゲートには、XOR素子IC50〜IC52の出力端子を接続している。
そして、XOR素子IC50〜IC52の一方の入力端子には、パッドp3−2が接続して、バイナリカウンタ出力反転信号が入力し、他方の入力端子には、バイナリカウンタ10b−2の出力端子(Q)に接続して、バイナリカウンタ10b−2から出力されるカウントアップ値である設定データが入力する。
このような構成において、NMOSトランジスタM0〜M2がオンした状態では、ヒューズf10〜f12が切断されていない状態を作り、またNMOSトランジスタM0〜M2がオフでは、ヒューズf10〜f12を切断した状態と等価な状態を作り出すことができる。
さらに、バイナリカウンタ10b−2をセット解除した後に、パッドp4−2を通じてクロックを入力することで、バイナリカウンタ10b−2は、全ビット(全設定データ)がHレベルからLレベルの状態まで、すべてのビットパターンをスキャンすることができる。このため、ヒューズf10〜f12の切断/非切断のすべての組合せを確認することができ、トリミング対象回路10aの電気特性値が最適となるヒューズ切断の組合せを容易に探索することが可能になる。
次にトリミング装置10−2の動作について説明する。トリミング装置10−2の動作モードは、図4に示したトリミング装置10と同様に、トリミング確認フェーズ、ヒューズ切断フェーズおよび実動作フェーズの3つのフェーズに分けられる。以下、各々について説明する。
〔トリミング確認フェーズ〕
電源投入後にパッドp2−2を介してセット信号をLレベルにすることでフリップフロップIC120〜IC122のQ出力は、Hレベルとなる。その後パッドp2−2を介して、セット信号をHレベルにし、パッドp3−2を介して、バイナリカウンタ出力反転信号をLレベルに固定する(パッドp3−2に第1の極性制御データが入力する)。この状態でバイナリカウンタ10b−2に対して、パッドp4−2を介してクロックを入力する。この状態において、XOR素子IC50〜IC52の出力信号(論理信号)のレベルは、バイナリカウンタ10b−2の出力レベルと同じになる。
よって、バイナリカウンタ10b−2を構成するフリップフロップIC120〜IC122の出力端子(Q)から出力される設定データ(以下、Q出力とも呼ぶ)がHレベルのときは、XOR素子IC50〜IC52もHレベル(第1レベル)を出力するので、トリミング確認MOSであるNMOSトランジスタM0〜M2がオンする。
したがって、このときは、NMOSトランジスタM0〜M2がオンしたときの該当ビット出力(トリミング対象回路10aに入力される信号)はLレベルとなる。
一方、フリップフロップIC120〜IC122のQ出力がLレベルのときは、XOR素子IC50〜IC52もLレベル(第2レベル)を出力するので、NMOSトランジスタM0〜M2はオフする。したがって、このときは、該当ビット出力はHレベルとなる。
このように、バイナリカウンタ出力反転信号をLレベルに固定すると、バイナリカウンタ10b−2の2進数カウントアップによる出力レベルの変化によって、トリミング対象回路10aに対して、任意のH/Lレベルの信号を入力することができる。このため、ヒューズ切断前に、ヒューズf10〜f12を切断する最適な組合せをあらかじめ見つけることができる。
例えば、バイナリカウンタが3ビットの場合は8クロック、4ビットの場合は16クロックで、すべてのH/Lレベルの組合せをスキャンすることができる。
図7はトリミング確認MOSのゲート入力状態を示すタイムチャートである。トリミング確認フェーズにおける、NMOSトランジスタM0〜M2のゲート入力状態を示している。トリミング確認フェーズでは、セット信号をHレベルにしてセット状態を解除し、バイナリカウンタ出力反転信号をLレベルにして、バイナリカウンタ10b−2にクロックを入力する。
〔S0〕セット信号はHレベルであるが、クロックは入力されておらずLレベルである。したがって、フリップフロップIC120〜IC122のQ出力は、Hレベルとなる。
また、バイナリカウンタ出力反転信号はLレベルなので、XOR素子IC50〜IC52の出力はHレベルであり、NMOSトランジスタM0〜M2のゲート入力はHレベルになる。
よって、NMOSトランジスタM0〜M2はオンして、バッファIC10〜IC12はLレベルを出力する。なお、トリミング確認フェーズでは、フリップフロップIC120〜IC122のQ出力レベルと、NMOSトランジスタM0〜M2のゲート入力レベルとは同じなので、以降では、NMOSトランジスタM0〜M2のゲート入力レベルのみ示す。
〔S1〕1クロック目の期間において、NMOSトランジスタM0のゲート入力(ゲート入力M0)はHレベル、NMOSトランジスタM1のゲート入力(ゲート入力M1)はHレベル、NMOSトランジスタM2のゲート入力(ゲート入力M2)はLレベルになる。
このとき、NMOSトランジスタM0はオン、NMOSトランジスタM1はオン、NMOSトランジスタM2はオフする。よって、バッファIC10はLレベル、バッファIC11はLレベル、バッファIC12はHレベルを出力する。
〔S2〕2クロック目の期間において、NMOSトランジスタM0のゲート入力はHレベル、NMOSトランジスタM1のゲート入力はLレベル、NMOSトランジスタM2のゲート入力はHレベルになる。
このとき、NMOSトランジスタM0はオン、NMOSトランジスタM1はオフ、NMOSトランジスタM2はオンする。よって、バッファIC10はLレベル、バッファIC11はHレベル、バッファIC12はLレベルを出力する。
〔S3〕3クロック目の期間において、NMOSトランジスタM0のゲート入力はHレベル、NMOSトランジスタM1のゲート入力はLレベル、NMOSトランジスタM2のゲート入力はLレベルになる。
このとき、NMOSトランジスタM0はオン、NMOSトランジスタM1はオフ、NMOSトランジスタM2はオフする。よって、バッファIC10はLレベル、バッファIC11はHレベル、バッファIC12はHレベルを出力する。
〔S4〕4クロック目の期間において、NMOSトランジスタM0のゲート入力はLレベル、NMOSトランジスタM1のゲート入力はHレベル、NMOSトランジスタM2のゲート入力はHレベルになる。
このとき、NMOSトランジスタM0はオフ、NMOSトランジスタM1はオン、NMOSトランジスタM2はオンする。よって、バッファIC10はHレベル、バッファIC11はLレベル、バッファIC12はLレベルを出力する。
〔S5〕5クロック目の期間において、NMOSトランジスタM0のゲート入力はLレベル、NMOSトランジスタM1のゲート入力はHレベル、NMOSトランジスタM2のゲート入力はLレベルになる。
このとき、NMOSトランジスタM0はオフ、NMOSトランジスタM1はオン、NMOSトランジスタM2はオフする。よって、バッファIC10はHレベル、バッファIC11はLレベル、バッファIC12はHレベルを出力する。
〔S6〕6クロック目の期間において、NMOSトランジスタM0のゲート入力はLレベル、NMOSトランジスタM1のゲート入力はLレベル、NMOSトランジスタM2のゲート入力はHレベルになる。
このとき、NMOSトランジスタM0はオフ、NMOSトランジスタM1はオフ、NMOSトランジスタM2はオンする。よって、バッファIC10はHレベル、バッファIC11はHレベル、バッファIC12はLレベルを出力する。
〔S7〕7クロック目の期間において、NMOSトランジスタM0のゲート入力はLレベル、NMOSトランジスタM1のゲート入力はLレベル、NMOSトランジスタM2のゲート入力はLレベルになる。
このとき、NMOSトランジスタM0はオフ、NMOSトランジスタM1はオフ、NMOSトランジスタM2はオフする。よって、バッファIC10はHレベル、バッファIC11はHレベル、バッファIC12はHレベルを出力する。
ここで、バイナリカウンタ10b−2を構成するフリップフロップIC120〜IC122のQ出力がHレベルのときには、NMOSトランジスタM0〜M2がオンし、バッファIC10〜IC12の出力はLレベルとなる。この状態は、ヒューズf10〜f12が非切断の状態に等価になる。
また、フリップフロップIC120〜IC122のQ出力がLレベルのときには、NMOSトランジスタM0〜M2がオフし、バッファIC10〜IC12の出力はHレベルとなる。この状態は、ヒューズf10〜f12が切断の状態に等価になる。
このように、トリミング対象回路10aのビット幅の各値(trim0〜trim2)に対して、ヒューズ切断前にヒューズ切断後の最適な組合せ状態をあらかじめ見つけることが可能になる。
〔ヒューズ切断フェーズ〕
トリミング対象回路10aの電気特性値が最も良好な状態になったところで、バイナリカウンタ10b−2に入力するクロックを停止し、バイナリカウンタ出力反転信号をLレベルからHレベルに変化させる(パッドp3−2に第2の極性制御データが入力する)。
これにより、NMOSトランジスタM0〜M2のゲート入力の極性が反転する。そして、PMOSトランジスタM10〜M12(ヒューズ切断スイッチ)をすべてオンし、パッドp1にヒューズ切断用の電圧を印加する。したがって、トリミング確認時にオフ(等価的にヒューズ切断)となっていたNMOSトランジスタにのみ電流が流れて、切断したいヒューズのみを切断することが可能になる。
図8はトリミング確認MOSのゲート入力状態を示すタイムチャートである。ヒューズ切断フェーズにおける、NMOSトランジスタM0〜M2のゲート入力状態を示している。ヒューズ切断フェーズでは、バイナリカウンタ出力反転信号をHレベルにし、さらにクロック入力を停止する。
なお、図8では、ヒューズ切断の一例として、ヒューズf10のみを切断する場合の動作を示している。すなわち、トリミング確認フェーズにおいて、トリミング対象回路10aに入力されるトリミングデータが、{trim2,trim1,trim0}={0,0,1}のときに、トリミング対象回路10aの電気特性値が最適になったものと確認された場合である。
〔S14〕4クロック目の期間において、NMOSトランジスタM0のゲート入力はLレベル、NMOSトランジスタM1のゲート入力はHレベル、NMOSトランジスタM2のゲート入力はHレベルになる。
このとき、NMOSトランジスタM0はオフ、NMOSトランジスタM1はオン、NMOSトランジスタM2はオンする。よって、バッファIC10はHレベル、バッファIC11はLレベル、バッファIC12はLレベルを出力する。よって、トリミング対象回路10aに入力されるトリミングデータは、{trim2,trim1,trim0}={0,0,1}である。
〔S15〕ステップS14における、クロック4クロック目のゲート入力レベルは、(ゲート入力M2,ゲート入力M1,ゲート入力M0)=(H,H,L)であり、{trim2,trim1,trim0}={0,0,1}になる。このため、5クロック目以降に相当する期間では、バイナリカウンタ出力反転信号をHレベルに設定し、さらにクロック入力を停止する。
すると、NMOSトランジスタM0〜M2のゲート入力の極性は反転し、(ゲート入力M2,ゲート入力M1,ゲート入力M0)=(L,L,H)となる。すなわち、NMOSトランジスタM0のゲート入力はHレベル、NMOSトランジスタM1のゲート入力はLレベル、NMOSトランジスタM2のゲート入力はLレベルになる。
したがって、NMOSトランジスタM0はオン、NMOSトランジスタM1はオフ、NMOSトランジスタM2はオフする。
そして、この状態において、パッドp0を介してヒューズ切断用の制御信号を入力してPMOSトランジスタM10〜M12をオンし、パッドp1を介して所定電圧を印加する。これにより、ヒューズf10のみが切断され、ヒューズf11、f12は非切断の状態となる。
〔実動作フェーズ〕
実際の運用動作では、バイナリカウンタ出力反転信号は、抵抗R19によりプルダウンされているため、XOR素子IC50〜IC52の出力は、バイナリカウンタ10b−2の出力をそのまま出力する。
バイナリカウンタ10b−2のセット信号はLアクティブで、抵抗R16によりプルダウンされているため、バイナリカウンタ10b−2の出力はすべてセット状態(Hレベル)になり、NMOSトランジスタM0〜M2はすべてオンする。
よって、ヒューズ未切断のビットは、対応するバッファからLレベルが出力され、切断済みのビットは、対応するバッファからHレベルが出力される。このように、ヒューズトリミング後の本来の動作を実現できる。
次に本発明のトリミング装置と従来技術とを対比させながら、本発明の効果について説明する。図9はヒューズ切断前の結果の確認およびパッド数の対比結果を示す図である。テーブルT1は、トリミング対象回路のビット幅に対して“ヒューズ切断前の結果の確認”および“必要なパッド数”の項目内容を示している。
“ヒューズ切断前の結果の確認”が不可とは、ヒューズ切断前に、ヒューズ切断後の状態が確認できないことを意味する。また、“ヒューズ切断前の結果の確認”が可とは、ヒューズ切断前に、ヒューズ切断後の状態が確認できることを意味する。
ここで、図2に示したトリミング回路20では、“ヒューズ切断前の結果の確認”は不可であり、トリミング対象のビット幅の増加に応じて、“必要なパッド数”は増加している。
また、図3に示したトリミング回路30では、“ヒューズ切断前の結果の確認”は可であるが、トリミング対象のビット幅の増加に応じて、“必要なパッド数”は増加している。
一方、図4に示した本発明のトリミング装置10と、図6に示したトリミング装置10−2とでは、“ヒューズ切断前の結果の確認”は可であり、トリミング対象のビット幅が増加しても、“必要なパッド数”は5のままであり、パッド数の増加は生じない。
図10は効果の比較結果を示す図である。テーブルT2において、比較対象、効果およびその効果が生じる理由について示されている。トリミング装置10、10−2とトリミング回路20との対比において、トリミング装置10、10−2の方が、製造歩留りが向上する。理由は、ヒューズ切断前にヒューズ切断後の状態が確認できるためである。
また、トリミング対象のビット幅が6ビット以上の場合、トリミング装置10、10−2の方が、チップ原価が安くなる。理由は、6ビット以上では、トリミング装置10、10−2の方が必要なパッド数が少なくなり、チップ面積が小さくできるためである。
一方、トリミング装置10、10−2とトリミング回路30との対比において、トリミング対象回路のビット幅にかかわらず、トリミング装置10、10−2の方が、チップ原価が安くなる。
理由は、トリミング対象のビット幅にかかわらず、トリミング装置10、10−2の方が必要なパッド数が少なくなり、チップ面積が小さくできるためである。また、特にトリミング装置10−2では、少ないクロック数で全トリミングデータパターン結果が確認できるため、テスト時間を少なくできるためである。
以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。
1 トリミング装置
1a トリミング対象回路
1b シフトレジスタ
1c トリミングデータ発生回路
1d 切断制御回路
p データ入力パッド
R0〜R2 プルアップ抵抗
IC0〜IC2 バッファ
f0〜f2 トリミング素子
sw0〜sw2 スイッチ
n0〜n2 ノード
d0 シリアルデータ
d1 設定データ
d2 トリミングデータ
c0 電気信号

Claims (11)

  1. トリミング対象回路の電気特性値の調整を行うトリミング装置において、
    前記トリミング対象回路にnビット幅の値を入力させるためのシリアルデータが入力する単一のデータ入力パッドと、
    前記データ入力パッドを通じて受信した前記シリアルデータをnビットシフトしてパラレルの設定データを出力するシフトレジスタと、
    電気信号が流れることにより導体部が切断可能なトリミング素子と、前記トリミング素子の高電位側に接続されたプルアップ抵抗と、前記トリミング素子の低電位側に接続されたスイッチとを含み、前記設定データのレベルに応じて、前記スイッチをスイッチングして、前記プルアップ抵抗と前記トリミング素子とが接続するノードから、前記トリミング対象回路に入力するトリミングデータを発生するトリミングデータ発生回路と、
    前記トリミングデータ発生回路への前記電気信号の印加を制御する切断制御回路と、
    を有することを特徴とするトリミング装置。
  2. 前記トリミング素子の切断後の状態をあらかじめ確認する場合、前記切断制御回路は、前記電気信号の印加を停止し、前記シフトレジスタは、前記データ入力パッドから入力された確認用の前記シリアルデータをシフトして前記設定データを出力し、前記スイッチは、前記設定データが第1レベルのときはオンすることで、低電位レベルの前記トリミングデータを前記ノードから出力し、前記設定データが第2レベルのときはオフすることで、高電位レベルの前記トリミングデータを前記ノードから出力するトリミング確認フェーズと、
    所定の前記トリミング素子を切断する場合、前記切断制御回路は、前記電気信号の印加を行い、前記シフトレジスタは、切断対象の前記トリミング素子に接続される前記スイッチに前記第1レベルの前記設定データを出力して前記スイッチをオンさせ、オンしている前記スイッチを介して前記電気信号を前記トリミング素子に流すことによって、切断対象の前記トリミング素子の切断を行うトリミング素子切断フェーズと、
    前記トリミング素子切断フェーズ後に実動作する場合、前記切断制御回路は、前記電気信号の印加を停止し、前記シフトレジスタは、すべての出力端から前記第1レベルの前記設定データを出力し、n個の前記スイッチすべてが、前記第1レベルの前記設定データによりオンすることで、未切断の前記トリミング素子が接続している前記ノードからは、低電位レベルの前記トリミングデータが出力し、切断済みの前記トリミング素子が接続している前記ノードからは、高電位レベルの前記トリミングデータが出力する実動作フェーズと、
    の3つのフェーズに分けられた動作を行うことを特徴とする請求項1記載のトリミング装置。
  3. 前記トリミング素子切断フェーズでは、前記トリミング確認フェーズで前記トリミング対象回路に設定すべきビット幅が確認されたときの前記シフトレジスタから出力されている前記設定データの論理値を反転させた前記シリアルデータが、前記データ入力パッドに入力されることを特徴とする請求項2記載のトリミング装置。
  4. 前記シフトレジスタは、直列接続されたn個のフリップフロップを少なくとも含み、
    前記トリミングデータ発生回路は、n個のプルアップ抵抗と、n個の前記トリミング素子と、前記スイッチであるn個のNMOSトランジスタと、前記トリミングデータをバッファリングして出力するn個のバッファとを少なくとも含み、
    前記切断制御回路は、n個のPMOSトランジスタを少なくとも含む、
    ことを特徴とする請求項1記載のトリミング装置。
  5. n個の前記PMOSトランジスタのゲートは、前記トリミングデータ発生回路への前記電気信号の印加を制御するための制御信号が入力される制御信号入力パッドに接続し、
    n個の前記PMOSトランジスタのソースは、前記電気信号が入力する電気信号入力パッドに接続し、
    n個の前記フリップフロップのセット端子は、セット信号が入力されるセット信号入力パッドに接続し、
    n個の前記フリップフロップの内、初段に位置する前記フリップフロップのデータ入力端子は、前記データ入力パッドに接続し、
    n個の前記フリップフロップのクロック端子は、クロック入力パッドに接続する、
    ことを特徴とする請求項4記載のトリミング装置。
  6. 前記プルアップ抵抗の一端は、高電位側に接続し、前記プルアップ抵抗の他端は、前記PMOSトランジスタのドレイン、前記バッファの入力端子および前記トリミング素子の一端に接続し、前記バッファの出力端子は、前記トリミング対象回路に接続し、前記トリミング素子の他端は、前記NMOSトランジスタのドレインに接続し、前記NMOSトランジスタのゲートは、前記シフトレジスタの出力端子に接続し、前記NMOSトランジスタのソースは、低電位側に接続する、
    ことを特徴とする請求項4記載のトリミング装置。
  7. トリミング対象回路の電気特性値の調整を行うトリミング装置において、
    前記トリミング対象回路にnビット幅の値を入力させる場合、nビットの設定データを発生するバイナリカウンタと、
    前記バイナリカウンタから出力した前記設定データの極性を反転または非反転させるための極性制御データが入力する単一の極性制御データ入力パッドと、
    前記バイナリカウンタにクロックを入力する単一のクロック入力パッドと、
    電気信号が流れることにより導体部が切断可能なトリミング素子と、前記トリミング素子の高電位側に接続されたプルアップ抵抗と、前記トリミング素子の低電位側に接続されたスイッチと、前記設定データと前記極性制御データとの排他論理和をとる論理素子とを含み、前記論理素子が出力する論理信号のレベルに応じて、前記スイッチをスイッチングして、前記プルアップ抵抗と前記トリミング素子とが接続するノードから、前記トリミング対象回路に入力するトリミングデータを発生するトリミングデータ発生回路と、
    前記トリミングデータ発生回路への前記電気信号の印加を制御する切断制御回路と、
    を有することを特徴とするトリミング装置。
  8. 前記トリミング素子の切断後の状態をあらかじめ確認する場合、前記切断制御回路は、前記電気信号の印加を停止し、前記極性制御データ入力パッドには、前記設定データの極性を非反転させるレベルを持つ第1の極性制御データが入力し、クロック入力端子には、クロックが入力し、前記論理素子は、前記設定データと前記第1の極性制御データとの排他論理和をとった第1の論理信号を出力し、前記スイッチは、前記第1の論理信号が第1レベルのときはオンすることで、低電位レベルの前記トリミングデータを前記ノードから出力し、前記第1の論理信号が第2レベルのときはオフすることで、高電位レベルの前記トリミングデータを前記ノードから出力するトリミング確認フェーズと、
    所定の前記トリミング素子を切断する場合、前記切断制御回路は、前記電気信号の印加を行い、前記クロック入力パッドには、所定の前記トリミングデータを設定させる時間帯でクロック入力を停止し、前記極性制御データ入力パッドには、前記設定データの極性を反転させるレベルを持つ第2の極性制御データが入力し、前記論理素子は、切断対象の前記トリミング素子に接続される前記スイッチに、前記設定データと前記第2の極性制御データとの排他論理和をとった第2の論理信号を出力して前記スイッチをオンさせ、オンしている前記スイッチを介して前記電気信号を前記トリミング素子に流すことによって、切断対象の前記トリミング素子の切断を行うトリミング素子切断フェーズと、
    前記トリミング素子切断フェーズ後に実動作する場合、前記切断制御回路は、前記電気信号の印加を停止し、前記バイナリカウンタは、すべての出力端から前記第1レベルの前記設定データを出力し、n個の前記スイッチすべてが、前記第1レベルの前記設定データによりオンすることで、未切断の前記トリミング素子が接続している前記ノードからは、低電位レベルの前記トリミングデータが出力し、切断済みの前記トリミング素子が接続している前記ノードからは、高電位レベルの前記トリミングデータが出力する実動作フェーズと、
    の3つのフェーズに分けられた動作を行うことを特徴とする請求項7記載のトリミング装置。
  9. 前記バイナリカウンタは、直列接続したn個のフリップフロップを少なくとも含み、
    前記トリミングデータ発生回路は、n個のプルアップ抵抗と、n個の前記トリミング素子と、前記スイッチであるn個のNMOSトランジスタと、n個の前記論理素子と、前記トリミングデータをバッファリングして出力するn個のバッファとを少なくとも含み、
    前記切断制御回路は、n個のPMOSトランジスタを少なくとも含む、
    ことを特徴とする請求項7記載のトリミング装置。
  10. n個の前記PMOSトランジスタのゲートは、前記トリミングデータ発生回路への前記電気信号の印加を制御するための制御信号が入力される制御信号入力パッドに接続し、
    n個の前記PMOSトランジスタのソースは、前記電気信号が入力する電気信号入力パッドに接続し、
    n個の前記フリップフロップのセット端子は、セット信号が入力されるセット信号入力パッドに接続し、
    n個の前記論理素子の一方の入力端子は、前記極性制御データ入力パッドに接続し、
    n個の前記フリップフロップの内の初段の前記フリップフロップのクロック端子は、前記クロック入力パッドに接続する、
    ことを特徴とする請求項9記載のトリミング装置。
  11. 前記プルアップ抵抗の一端は、高電位側に接続し、前記プルアップ抵抗の他端は、前記PMOSトランジスタのドレイン、前記バッファの入力端子および前記トリミング素子の一端に接続し、前記バッファの出力端子は、前記トリミング対象回路に接続し、前記トリミング素子の他端は、前記NMOSトランジスタのドレインに接続し、前記NMOSトランジスタのゲートは、前記論理素子の出力端子に接続し、前記NMOSトランジスタのソースは、低電位側に接続し、前記論理素子の他方の入力端子は、前記バイナリカウンタの出力端子に接続する、
    ことを特徴とする請求項10記載のトリミング装置。
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