JP2017107934A - 回路基板、電子機器、及び回路基板の製造方法 - Google Patents

回路基板、電子機器、及び回路基板の製造方法 Download PDF

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俊樹 岩井
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【課題】 ガラス基材へのクラックの発生を抑制した回路基板を実現する技術を提供することを課題とする。【解決手段】 一括積層プレスされた複数のガラス基材と、前記複数のガラス基材の間に配置される樹脂層と、前記ガラス基材を厚さ方向に貫通する貫通ビアと、を有し、前記貫通ビアは、メッキ層で形成される第1導体部と、導電性ペーストで形成される第2導体部とを有し、前記第1導体部と前記第2導体部は少なくとも前記貫通ビアの高さ方向に2層となる。【選択図】図1

Description

本発明は、回路基板とこれを用いた電子機器、及び回路基板の製造方法に関する。
近年、半導体デバイスを高密度化する方法として、プリント基板の基材にガラス板を用いたガラスインターポーザが開発されている(たとえば、特許文献1及び2参照)。ガラスインターポーザは、ガラス板を厚さ方向に貫く貫通ビアにより表裏を最短で接続する。一般的なガラスインターポーザの製造工程では、ガラス板を貫通するビアホールを形成し、ビアホール内とガラス板の両面にめっき層を形成して、貫通電極と配線を形成する。その後、ガラス板の両面に絶縁層と層間接続用のビア及び配線層を形成し、配線層が所望の数になるまで積層工程を繰り返す。貫通ビアによって、高密度の実装が可能になる。
しかし、従来のガラスインターポーザは、ビルドアップ工法を用いてガラス板上に逐次配線層を形成するため、積層数の増加につれて製造時間が長くなる。また、各層ごとの品質チェックを効率的に行うことが難しく、歩留りが悪くなる。
ビルドアップ多層配線基板のコア基板を貫通するスルーホール内に配置される導電材料を、電解めっき部位と充填導電材料部位で形成する技術が提案されている(たとえば、特許文献3参照)。
一方、塑性変形可能な絶縁材料に配線が形成されたプレート状構造物を複数重ねて加圧することで、短い製造工程で回路基板を作製する方法が知られている(たとえば、特許文献4参照)。この方法では、塑性変形可能な絶縁材料に形成された穴内に、導電性ペーストが充填されている。
特表2013−521663号公報 特開2015−70189号公報 特開2005−310934号公報 特開2015−026689号公報
ガラスインターポーザを用いた回路基板に、一括積層方法を適用することができれば、効率的に回路基板を製造することができる。しかし、ガラスインターポーザに一括積層方法を適用すると、積層体を上下からプレスする際に貫通ビアに応力がかかり、ガラス基板にクラックが生じるおそれがある。クラックは、特に貫通ビアの導電性材料とガラス材料の界面から生じやすい。
そこで、ガラス基材へのクラックの発生を抑制した回路基板を実現する技術を提供することを課題とする。
第1の態様では、回路基板は、
一括積層プレスされた複数のガラス基材と、
前記複数のガラス基材の間に配置される樹脂層と、
前記ガラス基材を厚さ方向に貫通する貫通ビアと、
を有し、
前記貫通ビアは、メッキ層で形成される第1導体部と、導電性ペーストで形成される第2導体部とを有し、前記第1導体部と前記第2導体部は、少なくとも前記貫通ビアの高さ方向に2層となる。
上記の構成により、ガラス基板へのクラックの発生が抑制された回路基板を実現することができる。
第1実施形態の積層体の構成を示す概略図である。 第1実施形態の回路基板の製造工程図である。 第1実施形態の回路基板の製造工程図である。 第1実施形態の回路基板の製造工程図である。 第2実施形態の回路基板の製造工程図である。 第2実施形態の回路基板の製造工程図である。 第2実施形態の回路基板の製造工程図である。 第1実施形態の単層板を用いた上下対称型回路基板の構成例を示す図である。 第2実施形態の単層板を用いた上下対称型回路基板の構成例を示す図である。 第1実施形態及び第2実施形態の単層板を用いた上下非対称型の回路基板の構成例を示す図である。 実施形態の回路基板を用いた電子機器の例を示す図である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態において、複数の単層板10を一括積層プレスで重ね合わせた積層体の構成を示す図である。単層板10にはガラス基材11が用いられている。ガラス基材11を厚さ方向に貫通する貫通ビア19を、少なくとも貫通ビア19の高さ方向に、メッキ層13と導電性ペースト16の2層構造とする。ガラス基材11の一方の面11aに配線層12が形成され、配線層12の少なくとも一部は、貫通ビア19に接続されている。ガラス基材11の他方の面11bには絶縁性の樹脂層15が配置されている。単層板10の状態では、導電性ペースト16は、ガラス基材11の他方の面11b側で、樹脂層15の表面よりも突出している。
単層板10を複数重ね、一括積層プレスを行うことで、積層体50が得られる。積層体50となった状態では、単層板10は樹脂層15によって接着保持され、金属化した導電性ペースト16が上層の配線層(または接続パッド)12に対して、金属拡散により融着されている。これにより、貫通ビア19で層間の電気的な接続をとることができる。
導電性ペースト16は樹脂成分を含むため、一括積層プレス時の圧力を吸収することができる。また、一括積層プレス時の加温で、導電性ペースト16が軟化または溶融し、ビア全体にかかる圧力が緩和される。
貫通ビア19は、メッキ層13で形成される第1部分と、導電性ペースト16で形成される第2部分を有する。メッキ層13の径は、ガラス基材11の一方の面11aから他方の面11bに向かって徐々に減少し、テーパ形状の第1部分が形成される。したがって、ガラス基材11の一方の面11aにおけるメッキ層13(第1部分)の径は、導電性ペースト16(第2部分)の径よりも大きい。
貫通ビア19の高さに対する導電性ペースト16の高さの比は、1/10〜5/10、より好ましくは1/10〜2/10である。貫通ビア19の高さに対する導電性ペースト16の高さの比が5/10よりも大きくなると、微細な孔内に導電性ペースト16を隙間なく充填することが困難になる。また、導電性ペースト16の量が多くなることで、一括積層プレス後の貫通ビア19の電気抵抗を、メッキ層13の電気抵抗と同程度に小さくすることが困難になる。貫通ビア19の高さに対する導電性ペースト16の高さの比が1/10よりも小さくなると、一括積層プレス時に、導電性ペースト16による圧力吸収の効果を十分に得ることができない。
図1の積層体50では、3つの単層板10a、10b、10cを樹脂層15により相互に接着し、貫通ビア19により層間の電気的な接続をとっている。最上層の単層板10cの表面には、銅などの金属膜18が配置されている。後述するように、金属膜18を所望の形状に加工して配線または接続パッドを形成することで、回路基板が得られる。
単層板10の積層数、ガラス基材11の厚さ、材質、貫通ビア19の径、ピッチ等は、回路基板の用途に応じて適宜選択される。いずれの場合も、ガラス基材11を貫通する貫通ビア19を、少なくとも貫通ビア19の高さ方向に、メッキ層13と導電性ペースト16の2層構造とすることで、ガラス基材11へのクラックの発生が抑制されている。
図2〜図4は、第1実施形態の回路基板の製造工程を示す図である。図2のステップS101で、ガラス基材11を用意する。ガラス基材11として、無アルカリガラス、ホウケイ酸ガラス(BSG:borosilicate glass)、石英ガラス等を用いることができる。ガラス基材11の厚さは、用途に応じて適宜選択することができ、実施形態では、一例として厚さ100μmの無アルカリガラス板を用いる。
ステップS102で、ガラス基材11の所定の箇所にスルーホール14を形成する。スルーホール14は、ガラス基材11の厚さ、スルーホール14の径、ピッチ等に応じて、炭酸ガス(CO)レーザ、紫外線レーザ、エキシマレーザ等を用いたレーザ加工や、ドリル等を用いた機械穿孔などによって、形成することができる。一例として、ガラス基材11の面11a側から、COレーザで80μm径のスルーホール14を、300μmピッチで形成する。このとき、ガラス基材11の反対側の面11b側でのスルーホール14の径は、20μm〜60μm程度になる。
ステップS103で、ガラス基材11の面11b側にドライフィルムレジスト21を貼り、面11aの側からフィルメッキを行う。フィルメッキにより、ガラス基材11の面11a上と、スルーホール14の内部に、銅(Cu)などの導電層26が形成される。フィルメッキは、メッキ成長の抑制剤と促進剤が添加されたメッキ液を用いることで、無電解でスルーホール14内に優先的に導電材料を析出させる手法である。拡散現象により、抑制剤はガラス基材11の表面に拡散し、面11a上に吸着しやすい。そのため、面11aではメッキの成長が抑制される。一方、スルーホールI4の内部では、メッキの成長につれて促進剤の量が増え、メッキの成長速度が上がる。スルーホール14内に成長した導電層26の表面位置と、ガラス基材11の面11a上の導電層26の表面位置がほぼ揃うまでメッキ成長を続ける。このときの面11a上での導電層26の厚さが5μm程度となるように、メッキ条件は制御されている。
ステップS104で、導電層26上にドライフィルムレジスト23を貼り、露光及び現像によって所定の形状にパターニングする。パターニングされたドライフィルムレジスト23をマスクとして、ガラス基材11の面11a上の導電層26をエッチング加工する。導電層26のエッチング加工は、ドライエッチングでもよいし、ウェットエッチングでもよい。このエッチング加工により、ガラス基材11上の配線12が形成される。また、スルーホール14内に充填された導電層26により、ビア22が形成される。
ステップS105で、ドライフィルムレジスト21及び23を剥離し、COレーザを用いて、ガラス基材11の面11bの側から、スルーホールI4内に成長したビア22の一部を除去する。このとき、ガラス基材11のうち、ビア22と隣接する部分も一部除去されてもよい。これにより、ガラス基材11にくぼみ25が形成され、スルーホール14内にメッキ層13が残る。
くぼみ25は、面11bでの開口径の方が、くぼみ25の底面の径よりも大きいテーパ状の形状であってもよい。この場合、くぼみ25の内部の側壁に、メッキ層13が残っていてもよい。くぼみ25の形成はCOレーザによる加工に限定されず、他のレーザを用いたレーザ加工、ウェットエッチング、サンドブラスト等の方法を用いてもよい。
図3に移り、ステップS106で、ガラス基材11の面11bに、樹脂層15と剥離層27を配置する。たとえば、PET(Polyethylene Terephthalate)付きの絶縁樹脂フィルムをガラス基材11にラミネートする。PETは剥離層27として機能する。樹脂層15としての絶縁樹脂フィルムは、一括積層プレス時に接着層として機能する。樹脂層15の厚さは、一括積層プレス時に複数の単層板10を接着保持する機械的強度が得られる厚さである。実施形態では、厚さ5〜20μmの熱硬化性の樹脂フィルムを用いる。
ステップS107で、CO2レーザを用いて、剥離層27と樹脂層15に、くぼみ25に連通する開口を形成する。これにより、ガラス基材11、樹脂層15、及び剥離層27の積層に、穴29が形成される。
ステップS108で、穴29内に導電性ペースト16を充填する。導電性ペースト16として、たとえばスズ(Sn)、ビスマス(Bi)、銅(Cu)、銀(Ag)を主成分とする金属粉末と樹脂の混合材料を用いるが、この例に限定されない。導電性ペースト16としては、後の一括積層プレス時にかけられる圧力を吸収することができ、一括積層プレス時の温度で溶融できる材料であれば、任意の材料を用いることができる。また、電気抵抗の小さい材料であるのが望ましい。たとえば、スズ(Sn)、ビスマス(Bi)、銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)等から、1以上の金属を選択して用いてもよい。実施例の場合、ビスマスを含むことにより、導電性ペースト16の融点を低くおさえている。また、樹脂の存在により、圧着時に貫通ビアにかかる圧力を吸収する。導電性ペースト16に含まれるバインダ樹脂として熱可塑性樹脂を用いる場合は、一括積層プレス時の加温で導電性ペースト16が軟化しやすくなり、圧力吸収効果が大きくなる。剥離層27は、導電性ペースト16をスクリーン印刷法により穴29内に充填する際に、印刷マスクとしての役割を果たす。
ステップS109で剥離層27を剥離して、単層板10が出来上がる。剥離層27の剥離後は、導電性ペースト16は樹脂層15の表面よりも突出している。
ステップS110で、位置合わせ用のアライナーを用いて、複数の単層板10を積層する。この例では、単層板10a、10b、10cの三層を積層し、最上層に銅箔等の金属膜18を配置する。
ステップS111で、積層した単層板10a、10b、10c及び金属膜18を、真空熱プレス機を用いて、200℃、20Kg/cm、90分のプレスを行う。真空熱プレスにより、導電性ペースト16は溶融し、かつ貫通ビア19の軸方向に圧縮される。導電性ペースト16はメッキ層13に対して密着し、かつ上層の配線(または接続パッド)12に融着する。樹脂層15は加温により硬化して単層板10a、10b、10cを接合保持する。これにより、積層体50が作製される。
ステップS112で、金属膜18上に所定の開口パターンを有するマスク(不図示)を形成し、金属膜18をエッチングして、最上層の配線(または接続パッド)28を形成する。これにより、多層の回路基板1が完成する。
第1実施形態の製造方法によると、一括積層プレス時に貫通ビア19に係る応力を、ガラス基材11の表面ではなく、導電性ペースト16とメッキ層13とで受けることができる。導電性ペースト16で応力を吸収することで、ガラス基材11にかかる応力を軽減することができる。また、導電性ペースト16の軟化溶融により、貫通ビア19自体にかかる圧力を緩和することができる。これにより、ガラス基材11へのクラックの発生を抑制することができる。
<第2実施形態>
図5〜図7は、第2実施形態の回路基板の製造工程を示す。第1実施形態では、スルーホール14を充填するビア22の一部をレーザ除去してくぼみ25を形成した後で、剥離層27と樹脂層15のラミネートに再度レーザ処理を施して穴29を形成した。
第2実施形態では、一度のレーザ処理で、メッキ層13の径よりも小さい径の導電性ペースト充填用の穴を形成する。
第1実施形態の工程のうち、S104の配線(または接続パッド)12のパターン形成までの工程は同じである。すなわち、ガラス基材11へスルーホール14を形成し(S101、S102)、フィルメッキにより導電層26を形成(S103)した後、ガラス基材11の面11a側で、導電層26をパターニングする。これにより、配線(または接続パッド)12と、ビア22が形成される(S104)。
S104の後に、ステップS206で、ドライフィルムレジスト21、23を剥離し、ガラス基材11の面11bに、剥離層27と絶縁性の樹脂層15をラミネートする。第1実施形態と異なり、ビア22にくぼみは形成されていない。
ステップS207で、たとえばCOレーザにより、剥離層27、樹脂層15及びビア22の一部に穴31を形成する。スルーホール内には、メッキ層33が残る。樹脂層15とガラス基材11の面11bの界面で、穴31の径は、ビア22の最上面の径よりも小さい。すなわち、スルーホール内にメッキ層33の外周部を残した状態で、穴31が形成される。メッキ層33の外周部の高さはガラス基材11の面11bの高さと同じである。穴31の深さは、ガラス基材11の厚さ、すなわちビア22の高さの1/10〜5/10、より好ましくは1/10〜2/10である。
ステップS208で、スクリーン印刷法により、穴31内に導電性ペースト36を充填する。導電性ペースト36の組成は、第1実施形態の導電性ペースト16と同じであってもよいし、異なっていてもよい。第1実施形態と同様に、導電性ペースト36は、一括積層プレスの温度で溶融し、かつ圧力を吸収できる材料を用いる。剥離層27は印刷マスクとして機能し、剥離層27の表面位置まで導電性ペースト36が充填される。
図6に移り、ステップS209で剥離層27を剥離する。これにより、ガラス基材11を貫通する貫通ビア39を有する単層板20が作製される。貫通ビア39は、メッキ層33で形成される第1部分と、導電性ペースト36で形成される第2部分の2層構造となっている。第2実施形態では、貫通ビア39の高さ方向で2層となるとともに、径方向でも一部2層構造となっている。ガラス基材11と樹脂層15の界面において、導電性ペースト36の外周は、メッキ層33の外周の内側に貫通ビア39の径よりも小さい。単層板20の状態では、貫通ビア39の導電性ペースト36は、樹脂層15の表面よりも突出している。また、
ステップS210で、位置合わせ用のアライナーを用いて、複数の単層板20を積層する。この例では、単層板20a、20b、20cの三層を積層し、最上層に銅箔等の金属膜38を配置する。
図7に移り、ステップS211で、積層した単層板20a、20b、20c及び金属膜38を、真空熱プレス機を用いて一括積層プレスする。真空熱プレスの条件は、第1実施形態と同様に、200℃、20Kg/cm、90分とする。真空熱プレスにより、導電性ペースト36は溶融し、かつ貫通ビア39の軸方向に圧縮されて、上層の配線(または接続パッド)12に溶着する。樹脂層15は加温により硬化して単層板20a、20b、20cを接合する。これにより、積層体60が作製される。プレス後の状態でも、ガラス基材11と樹脂層15の界面で、導電性ペースト36の径は貫通ビア39の径よりも小さく、径方向で二重構造となっている。
ステップS212で、金属膜38上に所定の開口パターンを有するマスク(不図示)を形成し、金属膜38をエッチングすることで、最上層の配線(または接続パッド)48を形成する。これにより、多層の回路基板2が完成する。
第2実施形態の製造方法によると、レーザ処理が一回で済む。また、貫通ビア39の表面領域が、導電性ペースト36よりも電気抵抗の小さいメッキ層33で形成されているので、伝送損失を抑制することができる。第1実施形態と同様に、一括積層プレス時に貫通ビア39に係る応力を、ガラス基材11の表面ではなく、導電性ペースト36とメッキ層33とで受けることができる。導電性ペースト36で応力を吸収することで、ガラス基材11にかかる応力を低減し、ガラス基材11の割れを防止することができる。また、導電性ペースト36の溶融により、貫通ビア39にかかる圧力を緩和することができる。
なお、第2実施形態の例では、ガラス基材11の面11bと樹脂層15の界面で、導電性ペースト36とメッキ層33は二重の同心円を形成しているが、必ずしも同心円に配置されなくてもよい。面11bと樹脂層15の界面で、導電性ペースト36の外周とメッキ層33の外周の一部が接していてもよい。
図8は、第1実施形態の単層板10を用いた上下対称型の回路基板3を示す。「上下対称」とは、回路基板3の積層方向に対称であることを意味する。
図8(A)の積層段階では、積層方向の中央に位置する配線板30の両面に、単層板10aと10bを上下対称に配置する。配線板30は、配線板30の厚さ方向に貫通する貫通ビア51を有し、両面に配線パターン52a、52bを有する。配線板30は、ガラス−エポキシプリプレグ、シリコン、ガラス、樹脂等、任意の絶縁基板で形成される。配線板30をガラス基材を用いて形成する場合は、貫通ビア51の一部に導電性ペーストを用いてもよい
図8(A)では、図示の便宜上、配線板30の底面側と上面側に単層板10aと10bを一層づつ配置しているが、各面に1以上の単層板10を配置して、最下層と最上層の表面に、銅箔等の金属膜を配置してもよい。
図8(B)で、真空熱プレスにより、複数の層を一括して接合する。単層板10a、10bの貫通ビア19のうち、配線板30の貫通ビア51に対して押圧される部分が導電性ペースト16で形成されているので、圧力を吸収してガラス基材11(図1参照)へのクラックの発生が抑制される。回路基板3の最上層と最下層の配線(接続パッドを含む)12に、はんだバンプ等の電極を配置してもよい。回路基板3をインタポーザとして用いる場合は、回路基板3を別の基板に対してに対してフリップチップ接合することができる。
図9は、第2実施形態の単層板20を用いた上下対称型の回路基板4を示す。「上下対称」とは、回路基板4の積層方向に対称であることを意味する。
図9(A)の積層段階では、積層方向の中央に位置する配線板30の両面に、単層板20aと20bを上下対称に配置する。図8と同様に、配線板30には、貫通ビア51及び配線パターン52a、52bがあらかじめ形成されている。図9(A)では、図示の便宜上、配線板30の底面側と上面側に単層板20aと20bを一層づつ配置しているが、それぞれの面に2以上の単層板20を配置して、最下層及び最上層の表面に、銅箔等の金属膜を配置する。
図9(B)で、真空熱プレスにより、複数の層を一括して接合する。単層板20a、20bの貫通ビア39のうち、配線板30の貫通ビア51に対して押圧される部分が導電性ペースト36で形成されているので、圧力を吸収してガラス基材11(図1参照)へのクラック発生を防止することができる。回路基板4の最上層と最下層の配線(接続パッドを含む)12に、はんだバンプ等の電極を配置してもよい。回路基板4をインタポーザとして用いる場合は、回路基板3を別の基板に対してフリップチップ接合することができる。
図10は、上下非対称の回路基板の例を示す。図10(A)は、第1実施形態の単層板10を複数、同じ方向に重ねて配置した回路基板1である。図10(B)は、第2実施形態の単層板20を、同じ方向に重ねて配置した回路基板2である。回路基板1と回路基板2は、導電性ペーストを含む2層構造の貫通ビア19、39をそれぞれ有しているので、一括積層プレス時に貫通ビア19、39にかかる応力を緩和して、ガラス基材11へのクラック発生が抑制されている。
図10(B)の貫通ビア39は、図10(A)の貫通ビア19と比較して、貫通ビア39の高さ方向で2層構造となるとともに、径方向にも2層となっており、伝送損失を小さくできる構成となっている。
図11は、実施形態の回路基板を用いた電子機器100の構成例を、従来構造と比較して示す。図11(A)で、実施形態の電子機器100は、回路基板3Aと、回路基板3A上に搭載される回路基板3Bと、回路基板3B上に実装される電子部品40を有する。回路基板3Aと回路基板3Bは、この例では、第1実施形態の単層板10を用いた上下対称構造の基板であるが、図9(B)のように、第2実施形態の単層板20を用いた上下対称の回路基板4を用いてもよいし、図10(A)や図10(B)のように上下非対称の回路基板1または2を用いてもよい。
図11(A)では、たとえば回路基板3Aはパッケージ基板であり、回路基板3Bはインタポーザ基板である。電子部品40は、ファインピッチのマイクロバンプ41により、回路基板3Bにフリップチップ接続されている。回路基板3Bは、はんだバンプ等のバンプ電極81により、回路基板3Aに電気的に接続されている。回路基板3Bの底面側のバンプ電極81は、C4(Controlled Collapse Chip Connection)バンプと呼ばれることもある。バンプ電極81は、貫通ビア19とマイクロバンプ41によって、電子部品40と電気的に接続されている。電子部品40をインタポーザ(回路基板3B)を介してパッケージ基板(回路基板3A)に接続することで、配線密度を高くして狭ピッチの多ピン構成に対応することができる。
図11(A)の例では、マイクロバンプ41のピッチは40μm〜100μm、バンプ電極81のピッチは150μm〜180μmである。回路基板3A及び3Bでは、貫通ビア19または39を有するガラス基材11を複数層、一括積層プレスにより積層されているので、製造時間が短縮される。また、貫通ビア19または39で表裏の導通をとっているので、配線効率と配線密度が高められ、電子機器100を高密度化することができる。貫通ビアによりガラス基材へのクラック発生が抑制され、電子機器100の信頼性が向上する。さらに、各層の電気特性は単層板10または20ごとにチェック可能なので、層数が増えても歩留りの低下を防止することができる。ガラス基材11を用いているので、光デバイスを含む光電子機器への適用にも適している。特に、単層板20の貫通ビア39の構成を用いる場合は、高周波信号の伝送損失を抑制することができるので、高速通信のモジュールへの適用が期待できる。
インタポーザを介在させずに回路基板3Bをパッケージ基板として用いてもよい。この場合は、マイクロバンプ41のピッチで、電子部品40をパッケージ基板に実装することができる。
これに対し、図11(B)の従来構造では、LSI(Large Scaled Integrated)パッケージなどの電子部品70が、バンプ電極81によりパッケージ基板72にフリップチップ接合されている。パッケージ基板72は、ガラス−エポキシプリプレグ等を用い、ビルドアップ法等により絶縁層と配線が繰り返し形成されている。パッケージ基板72は、バンプ電極61によりプリント配線基板71に接続される。
図11(B)の例では、電子部品70をパッケージ基板72に接続するバンプ電極81のピッチは、150μm〜180μm、パッケージ基板72をプリント配線基板71に接続するバンプ電極61のピッチは800μm〜1000μmである。
図11(A)と図11(B)を比較すると、1ライン当たりで4倍程度、配線密度を高めることができる。単位面積あたりでは、10倍以上の高密度化が実現される。逆に言うと、実装面積を1/10以下に低減することができる。高密度化されても、各回路基板3A、3Bの貫通ビア19,39の構成により、クラックの発生が抑制され、製品の信頼性が維持される。
以上の説明に対し、以下の付記を提示する。
(付記1)
一括積層プレスされた複数のガラス基材と、
前記複数のガラス基材の間に配置される樹脂層と、
前記ガラス基材を厚さ方向に貫通する貫通ビアと、
を有し、
前記貫通ビアは、メッキ層で形成される第1導体部と、導電性ペーストで形成される第2導体部とを有し、前記第1導体部と前記第2導体部は、前記貫通ビアの高さ方向に2層であることを特徴とする回路基板。
(付記2)
前記ガラス基材は積層方向に底面と上面を有し、
前記上面と前記樹脂層の界面で、前記第2導体部は前記第1導体部の内側に位置することを特徴とする付記1に記載の回路基板。
(付記3)
前記上面と前記樹脂層の界面で、前記第2導体部と前記第2導体部は同心円状に配置されることを特徴とする付記2に記載の回路基板。
(付記4)
前記第2導体部の高さは、前記貫通ビアの高さの1/10〜5/10であることを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載の回路基板。
(付記5)
付記1〜4のいずれかに記載の回路基板と、
前記回路基板に実装される電子部品と、
を有する電子機器。
(付記6)
ガラス基材に、前記ガラス基材を厚さ方向に貫通するスルーホールを形成し、
前記スルーホール内の前記ガラス基材の第1の面の側からメッキ層を形成し、
前記スルーホール内の前記第1の面と反対側の第2の面の側から導電性ペーストを充填して貫通ビアを有する単層板を作製し、
前記単層板を複数積層して一括積層プレスで接合する
ことを特徴とする回路基板の製造方法。
(付記7)
前記スルーホール内を埋める前記メッキ層の一部を、前記第2の面の側から除去して空間を形成し、
前記ガラス基材の前記第2の面に樹脂層を配置し、
前記樹脂層に前記空間に連通する穴を形成し、
前記空間及び前記穴内に前記導電性ペーストを充填することを特徴とする付記6に記載の回路基板の製造方法。
(付記8)
前記ガラス基材の前記第2の面に樹脂層を配置し、
前記樹脂層を貫通し前記スルーホール内の前記メッキ層の一部を除去する穴を形成し、
前記穴内に前記導電性ペーストを充填することを特徴とする付記6に記載の回路基板の製造方法。
(付記9)
前記第2の面と前記樹脂層の界面で、前記穴を前記メッキ層の径の内側に形成することを特徴とする付記8に記載の回路基板の製造方法。
(付記10)
前記穴を、前記メッキ層と同心円状に形成することを特徴とする付記9に記載の回路基板の製造方法。
(付記11)
前記樹脂層には剥離層が設けられており、
前記導電性ペーストの充填後に前記剥離層を剥離して、前記導電性ペーストを前記樹脂層よりも突出させることを特徴とする付記7〜10のいずれかに記載の回路基板の製造方法。
1、2、3、3A、3B、4 回路基板
10、10a〜10c、20、20a〜20c 単層板
11 ガラス基材
13、33 メッキ層
15 樹脂層
16、36 導電性ペースト
19、39 貫通ビア
27 剥離層
40 電子部品
50、60 積層体
100 電子機器

Claims (8)

  1. 一括積層プレスされた複数のガラス基材と、
    前記複数のガラス基材の間に配置される樹脂層と、
    前記ガラス基材を厚さ方向に貫通する貫通ビアと、
    を有し、
    前記貫通ビアは、メッキ層で形成される第1導体部と、導電性ペーストで形成される第2導体部とを有し、前記第1導体部と前記第2導体部は、少なくとも前記貫通ビアの高さ方向に2層となることを特徴とする回路基板。
  2. 前記ガラス基材は積層方向に底面と上面を有し、
    前記上面と前記樹脂層の界面で、前記第2導体部は前記第1導体部の内側に位置することを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
  3. 前記第2導体部の高さは、前記貫通ビアの高さの1/10〜5/10であることを特徴とする請求項1または2に記載の回路基板。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の回路基板と、
    前記回路基板に実装される電子部品と、
    を有する電子機器。
  5. ガラス基材に、前記ガラス基材を厚さ方向に貫通するスルーホールを形成し、
    前記スルーホール内の前記ガラス基材の第1の面の側からメッキ層を形成し、
    前記スルーホール内の前記第1の面と反対側の第2の面の側から導電性ペーストを充填して貫通ビアを有する単層板を作製し、
    前記単層板を複数積層して一括積層プレスで接合する
    ことを特徴とする回路基板の製造方法。
  6. 前記スルーホール内を埋める前記メッキ層の一部を、前記第2の面の側から除去して空間を形成し、
    前記ガラス基材の前記第2の面に樹脂層を配置し、
    前記樹脂層に前記空間に連通する穴を形成し、
    前記空間及び前記穴内に前記導電性ペーストを充填することを特徴とする請求項5に記載の回路基板の製造方法。
  7. 前記ガラス基材の前記第2の面に樹脂層を配置し、
    前記樹脂層を貫通し前記スルーホール内の前記メッキ層の一部を除去する穴を形成し、
    前記穴内に前記導電性ペーストを充填することを特徴とする請求項5に記載の回路基板の製造方法。
  8. 前記第2の面と前記樹脂層の界面で、前記穴を前記メッキ層の径の内側に形成することを特徴とする請求項7に記載の回路基板の製造方法。
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