JP2017107744A - スイッチギヤの導体接続構造 - Google Patents

スイッチギヤの導体接続構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2017107744A
JP2017107744A JP2015240725A JP2015240725A JP2017107744A JP 2017107744 A JP2017107744 A JP 2017107744A JP 2015240725 A JP2015240725 A JP 2015240725A JP 2015240725 A JP2015240725 A JP 2015240725A JP 2017107744 A JP2017107744 A JP 2017107744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
connection structure
fastening nut
engaging portion
switchgear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015240725A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017107744A5 (ja
Inventor
信和 永易
Nobukazu Nagai
信和 永易
進 小鶴
Susumu Kozuru
進 小鶴
徹 山地
Toru Yamaji
徹 山地
貴浩 佐々木
Takahiro Sasaki
貴浩 佐々木
達哉 ▲濱▼田
達哉 ▲濱▼田
Tatsuya Hamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2015240725A priority Critical patent/JP2017107744A/ja
Publication of JP2017107744A publication Critical patent/JP2017107744A/ja
Publication of JP2017107744A5 publication Critical patent/JP2017107744A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Patch Boards (AREA)

Abstract

【課題】この発明は、装置が小型化できるとともに放熱性能が向上するスイッチギヤを提供するものである。【解決手段】非めっき処理の第1の導体と、非めっき処理の第2の導体と、前記第1の導体と前記第2の導体とを接続するめっき処理された第3の導体と、前記第1の導体と前記第3の導体との接続部および前記第2の導体と前記第3の導体との接続部にそれぞれ形成された締結ボルトの挿通穴と、前記第3の導体の前記挿通穴の部分に形成された凹形状係合部と、前記第3の導体と接する面に前記凹形状係合部と係合する凸形状係合部が形成され、前記凸形状係合部が前記第3の導体の前記凹形状係合部に回転を抑制されて係合された前記締結ボルトが螺入される締結ナットとを備えたものである。【選択図】図2

Description

この発明は、例えば金属閉鎖形スイッチギヤに用いられ、第1の導体と第2の導体とを第3の導体を介して接続するスイッチギヤの導体接続構造に関するものである。
従来のスイッチギヤの導体接続構造としては、図14および図15のように、第1の導体1、第2の導体2、第3の導体3はそれぞれ全面に、錫または銀めっき処理した銅またはアルミ導体で構成されている。
全面に錫または銀めっき処理した銅またはアルミ導体で構成されたワッシャー6,7を介して、六角ボルト4と六角ナット5により第3の導体3と第1の導体1、第3の導体3と第2の導体2とをそれぞれ締結する。すなわち、六角ボルト4の先に六角ナット5を挿入し、六角ナット5にスパナで挟んで回り止めを行い、他のスパナにより六角ボルト4の頭部を挟んで六角ボルト4をねじ締めすることにより、第3の導体3と第1の導体1、第3の導体3と第2の導体2とをそれぞれ締め付け、第1の導体1、第2の導体2、第3の導体3は固定される。
また、第1の導体1、第2の導体2、第3の導体3はそれぞれ全面にめっき処理されているため、接触抵抗は低減され、JEM1425で規定される温度上昇限度が65Kまたは75Kまで許容される。
上述した従来のスイッチギヤの導体接続構造は、第1の導体1と第2の導体2は同じ水平レベルで配置されるとともに第1の導体1の端面と第2の導体2の端面とが所定の空隙を介して対峙され、第1の導体1と第2の導体2に跨って第3の導体3を配置した場合を示している。
また、他の従来のスイッチギヤの導体接続構造としては、特許文献1の特開2010−287382号公報に開示されたものがある。図16および図17のように、第1の導体1の一方側端部と第2の導体2の一方側端部とが上下方向に重なって配置され、重なっている第1の導体1の一方側端部と第2の導体2の一方側端部の間にめっき処理された第3の導体3を配置している。
第1の導体1の端部に明けられた第1の窪み1pに第3の導体3の板下面に設けられた第1の突起3tdを挿入した後、第3の導体3の貫通孔を第1の導体1の貫通孔に重ねる。次に、第3の導体3の板上面に設けられた第2の突起3tuに第2の導体2の端部に掘られた第2の窪み2pを挿入した後、第2の導体2の貫通孔を第3の導体3の貫通孔に重ねる。
そして、第1の導体1の貫通孔ならびに第2の導体2の貫通孔のそれぞれに、ワッシャー6ならびにワッシャー7の孔を重ね、これら貫通孔とワッシャー6,7の孔を貫くよう六角ボルト4を通す。六角ボルト4の先に六角ナット5を挿入し、六角ナット5にスパナで挟んで回り止めを行い、他のスパナにより六角ボルト4の頭部を挟んで六角ボルト4をねじ締めすることにより、第3の導体3は第1の導体1と第2の導体2との間に挟まれ締め付けられ、第1の導体1、第2の導体2、第3の導体3は固定される。
特開2010−287382号公報
上述した従来のスイッチギヤの導体接続構造は、部品全体がめっき処理されているものが一般的であり、スイッチギヤを構成するさまざまな形状の導体に対応するため、十分な大きさのめっき槽を準備する必要がある。また、重量物である導体をめっき槽まで運搬する作業があり、部分めっきする場合は、マスキング作業も加わる。よって、スイッチギヤを構成する導体にめっき処理することは、設備コスト・作業コストが高くつくという問題点があった。
また、特許文献1の特開2010−287382号公報には、第1の導体1の一方側端部と第2の導体2の一方側端部の間に薄い板厚のめっき処理した第3の導体3を挟む導体接続構造が記載されている。しかしながら、めっき処理した第3の導体3と第1の導体1の一方側端部と第2の導体2の一方側端部にそれぞれ位置決め用の突起と窪みの加工を施す必要があり、加工コストが高くなるという問題点があった。
また、第1の導体1の一方側端部と第2の導体2の一方側端部の間に挟むめっき処理した第3の導体3は、厚さが薄く、第1の導体1、第2の導体2の幅と同じ場合は、取り付け状態を確認しづらいため、取り付け忘れの可能性があり、再度接続部の取り付け作業が必要となり、酷い場合は、取り付け忘れに気が付かずそのまま運用してしまい発熱の原因となるという問題点があった。
さらに、六角ナット5にスパナで挟んで回り止めを行い、他のスパナにより六角ボルト4の頭部を挟んで六角ボルト4をねじ締めするため、ボルトの締結作業に多大な手間を要し作業性が劣るという問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、めっき処理費用を大幅に抑えることができるとともに締結ボルトの締結作業も簡易となるスイッチギヤの導体接続構造を提供するものである。
この発明に係わるスイッチギヤの導体接続構造は、非めっき処理の第1の導体と、前記第1の導体と接続するめっき処理された第3の導体と、前記第1の導体と前記第3の導体との接続部に形成された締結ボルトの挿通穴と、前記第3の導体の前記挿通穴の部分に形成された凹形状係合部と、前記第3の導体と接する面に前記凹形状係合部と係合する凸形状係合部が形成され、前記凸形状係合部が前記第3の導体の前記凹形状係合部に回転を抑制されて係合された前記締結ボルトが螺入される締結ナットとを備えたものである。
また、この発明に係わるスイッチギヤの導体接続構造は、非めっき処理の第1の導体と、非めっき処理の第2の導体と、前記第1の導体と前記第2の導体とを接続するめっき処理された第3の導体と、前記第1の導体と前記第3の導体との接続部および前記第2の導体と前記第3の導体との接続部にそれぞれ形成された締結ボルトの挿通穴と、前記第3の導体の前記挿通穴の部分に形成された凹形状係合部と、前記第3の導体と接する面に前記凹形状係合部と係合する凸形状係合部が形成され、前記凸形状係合部が前記第3の導体の前記凹形状係合部に回転を抑制されて係合された前記締結ボルトが螺入される締結ナットとを備えたものである。
この発明に係わるスイッチギヤの導体接続構造によれば、めっき処理が必要な部材は第3の導体のみとなるので、めっき処理費用を大幅に抑えることができる。そして、締結ナットの凸形状係合部を第3の導体の凹形状係合部に回転を抑制して係合することにより、締結ナットの回り止めをすることができるので、締結ボルトの締結作業も簡易となる効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤの導体接続構造を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤの導体接続構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤの導体接続構造要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係わるスイッチギヤの導体接続構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係わるスイッチギヤの導体接続構造要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係わるスイッチギヤの導体接続構造における円錐状の板ばねを示す斜視図である。 この発明の実施の形態4に係わるスイッチギヤの導体接続構造を示す平面図である。 この発明の実施の形態4に係わるスイッチギヤの導体接続構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態5に係わるスイッチギヤの導体接続構造を示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係わるスイッチギヤの導体接続構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態6に係わるスイッチギヤの導体接続構造における締結ナットを示す正面図である。 この発明の実施の形態6に係わるスイッチギヤの導体接続構造における締結ナットを示す底面図である。 この発明の実施の形態6に係わるスイッチギヤの導体接続構造における第3の導体を示す平面図である。 従来のスイッチギヤの導体接続構造を示す平面図である。 従来のスイッチギヤの導体接続構造を示す断面図である。 従来の特許文献に係わるスイッチギヤの導体接続構造を示す平面図である。 従来の特許文献に係わるスイッチギヤの導体接続構造を示す断面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1から図3に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤの導体接続構造を示す平面図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤの導体接続構造を示す断面図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤの導体接続構造要部を示す断面図である。
図1から図3に示すように、この実施の形態1の導体接続構造の構成は、非めっき処理の第1の導体11と、第1の導体11と少しの間隙を介して対向配置された非めっき処理の第2の導体12と、第1の導体11と第2の導体12とを接続するめっき処理された第3の導体13と、第1の導体11と第3の導体13との接続部および第2の導体12と第3の導体13との接続部にそれぞれ形成された締結ボルト14の挿通穴11a,12a,13aと、第3の導体13の挿通穴13aの部分に形成された例えば円形状の凹形状係合部13bと、第3の導体13と接する面に凹形状係合部13bと係合する例えば円筒形状の凸形状係合部16bが形成され、凸形状係合部16bが第3の導体13の凹形状係合部13bに回転を抑制されて係合された締結ボルト14のねじ部14bが螺入される締結ナット16を備えている。
第3の導体13は錫、ニッケル、または銀めっき処理されており、第1の導体11と第2の導体12を接続するための挿通穴13aには凹形状係合部13bが形成されており、第3の導体13に設けた凹形状係合部13bに締結ナット16の凸形状係合部16bを圧入によって回転を抑制した締結ナット16が第3の導体13に固定される。
そして、締結ボルト14をワッシャー15を介して第1の導体11の挿通穴11a、第3の導体13の挿通穴13aに通し、締結ボルト14のねじ部14bを締結ナット16のねじ部16aに螺入し、締結ボルト14の頭部14aをスパナで挟んで締め付ける。
また、同様に、締結ボルト14をワッシャー15を介して第2の導体12の挿通穴12a、第3の導体13の挿通穴13aに通し、締結ボルト14のねじ部14bを締結ナット16のねじ部16aに螺入し、締結ボルト14の頭部14aをスパナで挟んで締め付けることにより、第1の導体11と第2の導体12を第3の導体13により接続することができる。
このように、締結ナット16の凸形状係合部16bは第3の導体13の凹形状係合部13bに圧入されて回転を抑制され、締結ナット16は第3の導体13に固定されている。すなわち、締結ナット16は回り止めされて第3の導体13に固定されているので、締結ナット16をスパナで挟んで回り止めを行う必要が無く、締結ボルト14の締付方向も一方向となることで組立作業性やメンテナンス性のよいスイッチギヤを得ることができる。また、現地の増し締め作業や盤間接続作業においても簡易に作業でき、組立作業性やメンテナンス性が向上する。
また、締結ナット16は回り止めされて第3の導体13に固定されているので、締結ナット16の回り止めを行う必要が無いので、締結ナット16の外周形状を円形状に構成しているが、これに限定されるものではなく、六角状などの多角形状であってもよく、同様の効果を奏する。
締結ナット16の導体接続面の接触面積は、導体の締結に使用する締結ボルト14の直径または対角と同等以上となっており、締結ボルト14で締結することで、通電に必要な接触面積と接触圧力を有し、接触抵抗を抑えられる。
めっき処理をしていない第1の導体11および第2の導体12は、導体の曲げ加工後、スイッチギヤに組み立てを行うまでに時間があるので、第1の導体11および第2の導体12の表面に酸化被膜を生じ、接触抵抗を高めてしまうが、この被膜は工場のルーチン試験や設備運用状態の電流または電圧によって、電気的に破壊することで、低接触抵抗を回復させることができる。
この発明の効果は、めっき処理が必要な導体は、接続部の第3の導体13のみとなり、その断面積は第1の導体11と第2の導体12と同等で、長さは通電に必要な接触面積を有する程度となるので、従来の導体を全面または部分めっきするものと比べ、めっき槽の必要サイズは小さくなり、めっき槽までの運搬も簡易となり運搬作業性が向上する。
そして、めっきが必要な部材が接続部の第3の導体13のみとなることで、従来の多品種少量の形態から、小品種多量の形態となるので、めっき処理の量産化が可能となる。
よって、めっき費用を従来の構成のものに対して大幅に低減させることができる。この第3の導体13がないと第1の導体11と第2の導体12が接続できなくなるので、先行事例のように取り付け忘れによる再締付作業や現地不具合の心配がなくなる。
また、めっき処理していない導体のみで構成すると、導体接続部の温度上昇限度は、JEM1425において50Kとなるが、この発明の実施の形態1においてはめっき処理した第3の導体13をめっき処理していない第1の導体11と第2の導体12と間に介しているので、温度上昇限度は、65Kまたは75Kとなり、十分裕度のある設計が可能で、一時的な過負荷などにも対応できる信頼性の高いスイッチギヤとなる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図4に基づいて説明する。図4はこの発明の実施の形態2に係わるスイッチギヤの導体接続構造要部を示す断面図である。
図4に示すように、この実施の形態2の導体接続構造の構成は、締結ボルト14の頭部14aを球面に仕上げた球面部14cを設け、締結ボルト14の球面部14cに締結するための六角凹部14dが形成されている。
また、締結ナット16のねじ部16aは貫通しておらず止まり穴状態に形成され、第3の導体13と接する面と逆側の面を球面に仕上げた球面部16cを設けものである。
第3の導体13の凹形状係合部13bに締結ナット16の凸形状係合部16bを圧入によって回転を抑制した締結ナット16が第3の導体13に固定される。そして、締結ボルト14をワッシャー15を介して第1の導体11の挿通穴11a、第3の導体13の挿通穴13aに通し、締結ボルト14のねじ部14bを締結ナット16のねじ部16aに螺入し、締結ボルト14の六角凹部14dに六角レンチを挿入して締め付ける。
また、同様に、締結ボルト14をワッシャー15を介して第2の導体12の挿通穴12a、第3の導体13の挿通穴13aに通し、締結ボルト14のねじ部14bを締結ナット16のねじ部16aに螺入し、締結ボルト14の六角凹部14dに六角レンチを挿入して締め付けることにより、第1の導体11と第2の導体12を第3の導体13により接続することができる。
この実施の形態2によれば、上述した実施の形態1と同様に、めっき費用を抑えられることに加え、締結ボルト14の頭部14aに球面部14cを設け、締結ナット16に球面部16cを設けたことにより、締結ボルト14の頭部14aおよび締結ナット16のエッジがなくなるので、電界が緩和され絶縁性能が上がることで、相間と対地間の必要な絶縁距離を短く設計することができるので、スイッチギヤをコンパクトに製作できるようになる。
これにより、製造側は筐体や内部フレームの縮小化による材料費削減やマテハン作業の軽減が期待でき、ユーザ側は電気室を小さくできるので、設備投資額を抑えることができる。
また、締結ボルト14の球面部14cに六角凹部14dを形成した場合について述べたが、これに限定されるものではなく、十字凹部としても上述した実施の形態2と同様の効果を奏する。
これにより、製造側は筐体や内部フレームの縮小化による材料費削減やマテハン作業の軽減が期待でき、ユーザ側は電気室を小さくできるので、設備投資額を抑えることができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を図5および図6に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図5はこの発明の実施の形態3に係わるスイッチギヤの導体接続構造要部を示す断面図である。図6はこの発明の実施の形態3に係わるスイッチギヤの導体接続構造における円錐状の板ばねを示す斜視図である。
図5および図6に示すように、この実施の形態3の導体接続構造の構成は、上述した実施の形態2の構成に加え、締結ナット16の第3の導体13と接する接続面にリング状窪み16dを設けて、このリング状窪み16dの中に円錐状の板ばね17を装着したものである。
この実施の形態3によれば、上述した実施の形態2の効果に加え、締結ボルト14を締め付けると、板ばね17の円錐高さを低くする方向にたわませることになり、ばね作用が得られ、締結ボルト14に対して締結力を持つことになる。これにより、締結ボルト14に対してゆるみ止め効果が得られ、より安全なスイッチギヤを製作できる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4を図7および図8に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図7はこの発明の実施の形態4に係わるスイッチギヤの導体接続構造を示す平面図である。図8はこの発明の実施の形態4に係わるスイッチギヤの導体接続構造を示す断面図である。
上述した実施の形態1においては、第1の導体11と第2の導体12とが少しの間隙を介して対向配置され、めっき処理をした第3の導体13により第1の導体11と第2の導体12とを接続する場合について述べたが、この実施の形態4においては、図7および図8に示すように、第2の導体12が第1の導体11と少しの間隙を介して対向配置されていない構成である。めっき処理をした第3の導体13は長く延在している場合を示している。
第3の導体13は錫、ニッケル、または銀めっき処理されており、第3の導体13の挿通穴13aには凹形状係合部13bが形成されており、第3の導体13に設けた凹形状係合部13bに締結ナット16の凸形状係合部16bを圧入によって回転を抑制した締結ナット16が第3の導体13に固定される。
この実施の形態4によれば、めっき処理する部材は上述した実施の形態1と比べ、第3の導体13が長い分だけ多くなってしまうが、導体接続部の止め点数が半分、導体も1部品不要となる。これにより、めっき費用は高くなるが、止め点数と部品が減ることで、組立コスト・部材コストを抑えることができる。
なお、第3の導体13の延在する他方側にも挿通穴13aが設けられ、その挿通穴13aに凹形状係合部13bが形成され、第3の導体13に設けた凹形状係合部13bに締結ナット16の凸形状係合部16bを圧入によって回転を抑制した締結ナット16が第3の導体13に固定される。そして、第3の導体13はめっき処理されていない導体と接続される。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5を図9および図10に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図9はこの発明の実施の形態5に係わるスイッチギヤの導体接続構造を示す平面図である。図10はこの発明の実施の形態5に係わるスイッチギヤの導体接続構造を示す断面図である。
図9および図10に示すように、この実施の形態5の導体接続構造の構成は、電流容量が大きく、第1の導体11と第2の導体12がそれぞれ複数の場合で、第1の導体11と第2の導体12を接続する導体は、締結ナット16が固定された第3の導体13と、複数の第1の導体11と第2の導体12間に挟まれた中間の第3の導体131と、締結ボルト14の頭部14a側に取り付けられるボルト頭側の第3の導体132からなる。第3の導体132は、第3の導体13と第3の導体131が、第1の導体11と第2の導体12の電流容量を満足する断面積と接触圧力を有してあれば、不要としてもよい。
第3の導体13,131,132は錫、ニッケル、または銀めっき処理されており、第3の導体13の挿通穴13aには凹形状係合部13bが形成されており、第3の導体13に設けた凹形状係合部13bに締結ナット16の凸形状係合部16bを圧入によって回転を抑制した締結ナット16が第3の導体13に固定される。
なお、電流容量が大きく、第1の導体11および第2の導体12の幅が大きいので、締結ボルト14および締結ナット16の組が第1の導体11および第2の導体12の幅方向に2組設けられた場合を示している。
この実施の形態5によれば、電流容量の大きな場合のスイッチギヤの導体構造においても適用が可能で、シングル導体と比べ、めっき処理する導体の量も非常に多くなるので、めっき費用の削減の効果が非常に大きなものとなる。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6を図11から図13に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図11はこの発明の実施の形態6に係わるスイッチギヤの導体接続構造における締結ナットを示す正面図である。図12はこの発明の実施の形態6に係わるスイッチギヤの導体接続構造における締結ナットを示す底面図である。図13はこの発明の実施の形態6に係わるスイッチギヤの導体接続構造における第3の導体を示す平面図である。
上述した各実施の形態においては、締結ナット16の凸形状係合部16bが円筒形状に形成され、第3の導体13の凹形状係合部13bが円形状に形成された場合について述べたが、この実施の形態6においては、図11から図13に示すように、締結ナット16の凸形状係合部16b1が例えば六角状の多角形状に形成され、第3の導体13の凹形状係合部13b1が締結ナット16の六角状の多角形状の凸形状係合部16b1に係合する例えば六角状の多角形状に形成されている。
この実施の形態6によれば、第3の導体13の凹形状係合部13b1および締結ナット16の凸形状係合部16b1がそれぞれ例えば六角状の多角形状に形成されているので、締結ナット16の凸形状係合部16b1を第3の導体13の凹形状係合部13b1に係合することにより、締結ナット16の回り止めが施され、締結ナット16の回転が抑制される。したがって、締結ナット16が第3の導体13の凹形状係合部13b1から抜け出ない程度の圧入状態でよくなる。
第3の導体13の凹形状係合部13b1および締結ナット16の凸形状係合部16b1がそれぞれ例えば六角状の多角形状に形成された場合を示しているが、これに限定されるものではなく、第3の導体13の凹形状係合部13b1および締結ナット16の凸形状係合部16b1がそれぞれ例えば八角状などの多角形状に形成することもでき、同様の効果を奏する。
また、上述した各実施の形態においては、第3の導体13の凹形状係合部13b,13b1に締結ナット16の凸形状係合部16b,16b1を圧入して締結ナット16を第3の導体13に固定する場合について述べたが、第3の導体13の凹形状係合部13b,13b1に締結ナット16の凸形状係合部16b,16b1を接着剤などによって締結ナット16を第3の導体13に固定するようにしてもよく、同様の効果を奏する。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は、めっき処理費用を大幅に抑えることができるとともに締結ボルトの締結作業も簡易となるスイッチギヤの導体接続構造の実現に好適である。
11 第1の導体、11a 挿通穴、12 第2の導体、12a 挿通穴、13 第3の導体、13a 挿通穴、13b 凹形状係合部、13b1 凹形状係合部、14 締結ボルト、16 締結ナット、16b 凸形状係合部、16b1 凸形状係合部、16c 球面部、16d リング状窪み、17 板ばね、131 第3の導体、132 第3の導体

Claims (8)

  1. 非めっき処理の第1の導体と、前記第1の導体と接続するめっき処理された第3の導体と、前記第1の導体と前記第3の導体との接続部に形成された締結ボルトの挿通穴と、前記第3の導体の前記挿通穴の部分に形成された凹形状係合部と、前記第3の導体と接する面に前記凹形状係合部と係合する凸形状係合部が形成され、前記凸形状係合部が前記第3の導体の前記凹形状係合部に回転を抑制されて係合された前記締結ボルトが螺入される締結ナットとを備えたことを特徴とするスイッチギヤの導体接続構造。
  2. 非めっき処理の第1の導体と、非めっき処理の第2の導体と、前記第1の導体と前記第2の導体とを接続するめっき処理された第3の導体と、前記第1の導体と前記第3の導体との接続部および前記第2の導体と前記第3の導体との接続部にそれぞれ形成された締結ボルトの挿通穴と、前記第3の導体の前記挿通穴の部分に形成された凹形状係合部と、前記第3の導体と接する面に前記凹形状係合部と係合する凸形状係合部が形成され、前記凸形状係合部が前記第3の導体の前記凹形状係合部に回転を抑制されて係合された前記締結ボルトが螺入される締結ナットとを備えたことを特徴とするスイッチギヤの導体接続構造。
  3. 前記締結ナットの前記凸形状係合部が前記第3の導体の前記凹形状係合部に圧入されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチギヤの導体接続構造。
  4. 前記第3の導体の前記凹形状係合部は多角形状に形成され、前記締結ナットの前記凸形状係合部は前記第3の導体の多角形状に係合される多角形状に形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチギヤの導体接続構造。
  5. 前記締結ナットの前記第3の導体と接する接続面の接触面積は前記締結ボルトの直径または対角と同等以上であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のスイッチギヤの導体接続構造。
  6. 前記締結ナットの前記第3の導体と接する接続面とは反対側の面は球面に形成された球面部を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のスイッチギヤの導体接続構造。
  7. 前記締結ナットの前記第3の導体と接する接続面にリング状窪みを設け、前記リング状窪みに円錐状の板ばねを配置したことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のスイッチギヤの導体接続構造。
  8. 前記締結ナットは前記第3の導体に固定されたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のスイッチギヤの導体接続構造。
JP2015240725A 2015-12-10 2015-12-10 スイッチギヤの導体接続構造 Pending JP2017107744A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015240725A JP2017107744A (ja) 2015-12-10 2015-12-10 スイッチギヤの導体接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015240725A JP2017107744A (ja) 2015-12-10 2015-12-10 スイッチギヤの導体接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017107744A true JP2017107744A (ja) 2017-06-15
JP2017107744A5 JP2017107744A5 (ja) 2018-11-15

Family

ID=59060038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015240725A Pending JP2017107744A (ja) 2015-12-10 2015-12-10 スイッチギヤの導体接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017107744A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3793046A4 (en) * 2018-05-10 2021-06-30 Mitsubishi Electric Corporation CONTROL CENTER BUS LINE CONNECTION DEVICE

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5032583U (ja) * 1973-07-18 1975-04-09
JPH0394412U (ja) * 1990-01-18 1991-09-26
JPH04364313A (ja) * 1991-06-11 1992-12-16 Mitsubishi Electric Corp 導体接続部固定装置
JPH10177819A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Hitachi Electric Syst:Kk 配電機器用導体
JP2001222239A (ja) * 2000-02-08 2001-08-17 Toshiba Corp 平面表示装置を内蔵した電子装置
JP2002118938A (ja) * 2000-10-05 2002-04-19 Nissin Electric Co Ltd ナット及び該ナットを用いた配線用遮断器接続装置
JP2003251432A (ja) * 2002-02-28 2003-09-09 Aputo:Kk 袋ナット及びその製造方法
JP2012038563A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電気的接続構造

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5032583U (ja) * 1973-07-18 1975-04-09
JPH0394412U (ja) * 1990-01-18 1991-09-26
JPH04364313A (ja) * 1991-06-11 1992-12-16 Mitsubishi Electric Corp 導体接続部固定装置
JPH10177819A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Hitachi Electric Syst:Kk 配電機器用導体
JP2001222239A (ja) * 2000-02-08 2001-08-17 Toshiba Corp 平面表示装置を内蔵した電子装置
JP2002118938A (ja) * 2000-10-05 2002-04-19 Nissin Electric Co Ltd ナット及び該ナットを用いた配線用遮断器接続装置
JP2003251432A (ja) * 2002-02-28 2003-09-09 Aputo:Kk 袋ナット及びその製造方法
JP2012038563A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電気的接続構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3793046A4 (en) * 2018-05-10 2021-06-30 Mitsubishi Electric Corporation CONTROL CENTER BUS LINE CONNECTION DEVICE

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9472864B2 (en) Single fastener electrical connector
US9076899B2 (en) Grounding element for solar panel mounting systems
KR100937392B1 (ko) 버스바 클램프
EP2816683B1 (de) Mehrfachfunkenstrecke
JP5790201B2 (ja) 電子機器の端子装置
JP4632353B2 (ja) 蓄電素子の接続構造および蓄電素子モジュール
JP6623392B2 (ja) バスバー接続構造
JP2017107744A (ja) スイッチギヤの導体接続構造
US9532476B2 (en) Switching assembly and interconnect assembly therefor
US20150270027A1 (en) Grounding Element for Solar Panel Mounting Systems
US10374339B2 (en) Battery terminal
JP2007281353A (ja) 避雷器
EP3086352B1 (en) Fuse assemblies
KR100937398B1 (ko) 배전반용 인슐레이터 모듈
KR102405730B1 (ko) 인쇄 회로 기판에 금속 부품을 고정하기 위한 연결 요소
EP1750300B1 (de) Elektrisches Bauteil
JP2002190425A (ja) 電気機器の端子装置
JP3181383U (ja) 固定装置。
JP3187365U (ja) 自転車の泥除けに用いられる留め金具
JP5063672B2 (ja) 配線基板及びその製造方法
KR20170073236A (ko) 점퍼선 설치기구
JP2018016295A (ja) 電気回路体のパネル貫通構造
JP6176106B2 (ja) 接触部材およびこの接触部材を用いた電力系統
KR200471820Y1 (ko) 인버터의 전원연결단자와 전선커넥터의 조립성 개선을 위한 볼트
CN111640716A (zh) 电极组件及垫圈组

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181004

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190731

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191105