JP2017106819A - 電流波形測定装置、及び、電流波形測定方法 - Google Patents

電流波形測定装置、及び、電流波形測定方法 Download PDF

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【課題】効果的に交流電流を測定することができる電流波形測定装置、及び、電流波形測定方法を提供する。【解決手段】実施形態によれば、電流波形測定装置は、接触ゼロクロス検出部と、非接触ゼロクロス検出部と、測定部と、電流測定開始タイミング算出部と、電流測定部と、を備える。測定部は、前記接触ゼロクロス検出部が検出したゼロクロスのタイミングと前記非接触ゼロクロス検出部が検出したゼロクロスのタイミングとに基づいて前記非接触電圧プローブで測定される電圧の遅れ時間を測定する。電流測定開始タイミング算出部は、前記遅れ時間と前記非接触電圧プローブで測定される電圧のゼロクロスのタイミングとに基づいて、前記交流電流の測定を開始させるトリガを出力する。電流測定部は、前記電流測定開始タイミング算出部が前記トリガを出力すると、前記交流電流の測定を開始する。【選択図】図1

Description

本発明は、交流電圧が印加された電線間に接続された負荷を流れる交流電流を測定する電流波形測定装置、及び、電流波形測定方法に関する。
分電盤などの一次側を流れる電流波形から、分電盤などの配下に接続された機器の運転状態又は消費電力などを推定する技術がある。当該技術は、事前に機器毎の電流波形(教師データ)を取得して、これらの教師データと分電盤などを流れる電流波形とを比較/分析する。当該技術は、比較/分析結果に基づいて、分電盤などを流れる電流波形の中に各機器の波形が含まれるか否かを判定する。
従って、高精度に機器の運転状況又は消費電力などを推定するためには、分電盤などから電流波形を正確に取得する必要がある。特に、分電盤からの電流波形の測定のタイミングがずれると測定された電流波形の位相がずれるため、精度低下を招く。
特開2015−021743号公報
電流波形を測定する従来技術としては、特許文献1のように、容量性電圧プローブで測定した電圧ゼロクロスタイミングをトリガとして、測定対象の電流波形が流れる電線に設置されるカレントトランスでの測定を開始するというものがある。
しかしながら、容量性電圧プローブの取り付け状態が変化すると、電線と容量性電圧プローブとの間の静電容量が変化し、測定された電圧波形に位相の変化が生じる。その結果、電圧ゼロクロスタイミングが変化し、電流測定の開始タイミングにずれが生じる。従って、測定された電圧波形の位相が変化する。そのため、教師データを取得してから容量性電圧プローブを一度電線から取り外して設置し直した場合、教師データと測定された電流波形との間の位相差によって、機器の運転状態又は消費電力などの推定精度が低下する。
上記の課題を解決するために、効果的に交流電流を測定することができる電流波形測定装置、及び、電流波形測定方法を提供する。
実施形態によれば、交流電流を測定する電流波形測定装置は、接触ゼロクロス検出部と、非接触ゼロクロス検出部と、測定部と、電流測定開始タイミング算出部と、電流測定部と、を備える。接触ゼロクロス検出部は、前記交流電流が流れる電線に接触して電圧を測定する接触電圧プローブで測定される電圧のゼロクロスを検出する。非接触ゼロクロス検出部は、前記交流電流が流れる電線に接触せずに電圧を測定する非接触電圧プローブで測定される電圧のゼロクロスを検出する。測定部は、前記接触ゼロクロス検出部が検出したゼロクロスのタイミングと前記非接触ゼロクロス検出部が検出したゼロクロスのタイミングとに基づいて前記非接触電圧プローブで測定される電圧の遅れ時間を測定する。電流測定開始タイミング算出部は、前記遅れ時間と前記非接触電圧プローブで測定される電圧のゼロクロスのタイミングとに基づいて、前記交流電流の測定を開始させるトリガを出力する。電流測定部は、前記電流測定開始タイミング算出部が前記トリガを出力すると、前記交流電流の測定を開始する。
実施形態によれば、電流波形測定装置は、測定される電流波形の位相ズレを防止することができる。その結果、電流波形測定装置は、効果的に交流電流を測定することができる。
図1は、第1実施形態に係る電流波形測定装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る電流波形測定装置の各部で測定される電圧及び電流の例を示す。 図3は、第2実施形態に係る電流波形測定装置の構成例を示すブロック図である。 図4は、第2実施形態に係る電流波形測定装置の各部で測定される電圧及び電流の例を示す。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
実施形態に係る電流波形測定装置は、電線対に流れる交流電流を測定する。電流波形測定装置は、電線対間の電圧を測定し、電流を測定する。電流波形測定装置は、たとえば、分電盤の一次側が出力する電流を測定する。なお、電流波形測定装置が測定する対象は、特定の対象に限定されるものではない。
図1は、第1実施形態に係る電流波形測定装置10の構成例を示すブロック図である。
ここでは、電流波形測定装置10は、2つの電線から構成される電線対1に流れる電流を測定するものとする。電線対1を構成する電線は、導電部の周囲を絶縁体で覆う構造である。
図1が示すように、電流波形測定装置10は、処理部100、接触電圧プローブ130、非接触電圧プローブ140及びカレントトランス150などを備える。
接触電圧プローブ130は、電線対1の導体部に接続する。接触電圧プローブ130は、電線対1に生じる電圧を処理部100に導く。接触電圧プローブ130は、2つのプローブから構成され、電線対1を構成する2つの電線の導電部にそれぞれ接続する。
非接触電圧プローブ140は、電線対1に接触せずに、電線対1に生じる電圧を測定する。たとえば、非接触電圧プローブ140は、容量性電圧プローブである。即ち、非接触電圧プローブ140は、電線対1の電線を取り囲むようにクランプできる筒状本体の内部に電線との間の電気容量を介して誘電的に電圧を検出できる測定電極を備える構造である。非接触電圧プローブ140は、2つのプローブから構成され、電線対1を構成する2つの電線の絶縁体上にそれぞれ設置される。
カレントトランス150は、電線対1に流れる電流を測定する。カレントトランス150は、たとえば、強磁性体のコア材に電線を巻いたコイルから構成される。カレントトランス150は、電線対1の一方の電線の絶縁体上に設置される。
処理部100は、接触電圧プローブ130、非接触電圧プローブ140及びカレントトランス150からの測定結果に基づいて、電線対1に流れる電流を測定する。
たとえば、処理部100は、CPU、ROM、RAM、NVM及びインターフェースなどから構成される。たとえば、処理部100は、PC、ノートPC又はタブレットなどである。
たとえば、処理部100が実現する機能は、CPUがプログラムを実行することで実現される。即ち、プログラムは、電流波形測定装置10の少なくとも一部分として動作するコンピュータに用いられる。
処理部100は、非接触遅れ時間検出部110及び電流波形取得部120などを備える。
非接触遅れ時間検出部110は、非接触電圧プローブ140で測定される電圧が電線対1に生じる電圧から遅れる時間(非接触遅れ時間)を検出する。即ち、非接触遅れ時間検出部110は、非接触電圧プローブ140で測定される電圧の位相が電線対1に生じる電圧の位相から遅れる時間を検出する。
非接触遅れ時間検出部110は、接触ゼロクロス検出部111、非接触ゼロクロス検出部112及びカウンタ113などを備える。
接触ゼロクロス検出部111は、接触電圧プローブ130に接続し、接触電圧プローブ130で測定される電圧を取得する。接触ゼロクロス検出部111は、接触電圧プローブ130で測定される電圧のゼロクロスを検出する。即ち、接触ゼロクロス検出部111は、接触電圧プローブ130で測定される電圧がマイナスからプラス又はプラスからマイナスに変わるタイミングを検出する。ここでは、接触ゼロクロス検出部111は、電圧がマイナスからプラスに変わるタイミングを検出するものとする。
接触ゼロクロス検出部111は、電圧のゼロクロスを検出すると、カウンタ113に第1のトリガ信号を送信する。
非接触ゼロクロス検出部112は、非接触電圧プローブ140に接続し、非接触電圧プローブ140で測定される電圧を取得する。非接触ゼロクロス検出部112は、非接触電圧プローブ140で測定される電圧がゼロクロスするタイミングを検出する。即ち、非接触ゼロクロス検出部112は、非接触電圧プローブ140で測定される電圧がマイナスからプラス又はプラスからマイナスに変わるタイミングを検出する。ここでは、非接触ゼロクロス検出部112は、電圧がマイナスからプラスに変わるタイミングを検出するものとする。
非接触ゼロクロス検出部112は、電圧がゼロクロスするタイミングを検出すると、カウンタ113に第2のトリガ信号を送信する。
カウンタ113(測定部)は、第1のトリガ及び第2のトリガに基づいて、非接触遅れ時間T1を測定する。たとえば、カウンタ113は、接触ゼロクロス検出部111から第1のトリガ信号を受信すると、計時を開始する。カウンタ113は、非接触ゼロクロス検出部112から第2のトリガを受信すると、計時を停止する。カウンタ113は、計時された時間を非接触遅れ時間として取得する。即ち、カウンタ113は、接触ゼロクロス検出部111が検出したゼロクロスのタイミングから非接触ゼロクロス検出部112が検出したゼロクロスのタイミングまでを計時して、非接触遅れ時間を測定する。カウンタ113は、取得された非接触遅れ時間T1を電流波形取得部120へ出力する。
電流波形取得部120は、非接触遅れ時間検出部110からの非接触遅れ時間T1に基づいて、電線対1に流れる電流を測定する。電流波形取得部120は、非接触ゼロクロス検出部121、電流測定開始タイミング算出部122及び電流測定部123などを備える。
非接触ゼロクロス検出部121は、非接触電圧プローブ140に接続し、非接触電圧プローブ140で測定される電圧を取得する。非接触ゼロクロス検出部121は、非接触電圧プローブ140で測定される電圧のゼロクロスを検出する。即ち、非接触ゼロクロス検出部121は、非接触電圧プローブ140で測定される電圧がマイナスからプラス又はプラスからマイナスに変わるタイミングを検出する。ここでは、非接触ゼロクロス検出部121は、電圧がマイナスからプラスに変わるタイミングを検出するものとする。
非接触ゼロクロス検出部121は、電圧のゼロクロスを検出すると、電流測定開始タイミング算出部122に第3のトリガ信号を送信する。
電流測定開始タイミング算出部122は、非接触遅れ時間T1と第3のトリガとに基づいて電流測定を開始するタイミングを設定する。ここでは、電流測定開始タイミング算出部122は、予め電線対1に流れる電流の周期(電源周期T0)を取得するものとする。たとえば、電流測定開始タイミング算出部122は、予めオペレータなどから電源周期T0の入力を受け付けている。
電流測定開始タイミング算出部122は、非接触ゼロクロス検出部121から第3のトリガを受信してから計時し、計時した時間が待機時間T2に達すると第4のトリガを電流測定部123に出力する。第4のトリガは、電流の測定を開始させるトリガである。待機時間T2は、電源周期T0から非接触遅れ時間T1を減算した時間である。即ち、T2=T0−T1である。
電流測定部123は、電流測定開始タイミング算出部122からの第4のトリガを受信すると、カレントトランス150を用いて電線対1に流れる電流の測定を開始する。たとえば、電流測定部123は、所定のサンプリング周波数f0(たとえば、10kHz)で電線対1に流れる電流を測定する。サンプリング周波数f0は、電源周期T0の電流を測定するための周波数である。電流測定部123は、測定を開始してから電源周期T0が経過すると、電流の測定を終了する。
次に、電流波形測定装置10の動作例について説明する。
図2は、電流波形測定装置10の各部で測定される電圧及び電流の波形とタイミングとを示す。
図2において、グラフ1001は、接触電圧プローブ130で測定される電圧を示す。グラフ1002は、非接触電圧プローブ140で測定される電圧を示す。グラフ1003は、カレントトランス150で測定される電流を示す。
まず、非接触遅れ時間検出部110の接触ゼロクロス検出部111は、接触電圧プローブ130で測定される電圧のゼロクロスを検出する。たとえば、接触ゼロクロス検出部111は、τ1においてゼロクロスを検出する。電圧のゼロクロスを検出すると、接触ゼロクロス検出部111は、第1のトリガをカウンタ113へ出力する。
カウンタ113は、接触ゼロクロス検出部111から第1のトリガを受信する。第1のトリガを受信すると、カウンタ113は、計時を開始する。
また、非接触ゼロクロス検出部112は、非接触電圧プローブ140で測定される電圧のゼロクロスを検出する。たとえば、非接触ゼロクロス検出部112は、τ2においてゼロクロスを検出する。電圧のゼロクロスを検出すると、非接触ゼロクロス検出部112は、第2のトリガをカウンタ113へ出力する。
カウンタ113は、非接触ゼロクロス検出部112から第2のトリガを受信する。第2のトリガを受信すると、カウンタ113は、計時を停止する。計時を停止すると、カウンタ113は、計時された時間を非接触遅れ時間T1として取得する。非接触遅れ時間T1を取得すると、カウンタ113は、取得された非接触遅れ時間T1を電流測定開始タイミング算出部122へ出力する。
電流測定開始タイミング算出部122は、カウンタ113から非接触遅れ時間T1を受信する。非接触遅れ時間T1を受信すると、電流測定開始タイミング算出部122は、非接触遅れ時間T1と電源周期T0とに基づいて待機時間T2を算出する。
また、非接触ゼロクロス検出部121は、非接触電圧プローブ140で測定される電圧のゼロクロスを検出する。たとえば、非接触ゼロクロス検出部121は、τ2においてゼロクロスを検出する。電圧のゼロクロスを検出すると、非接触ゼロクロス検出部121は、第3のトリガを電流測定開始タイミング算出部122へ出力する。
電流測定開始タイミング算出部122は、非接触ゼロクロス検出部121から第3のトリガを受信すると、計時を開始する。計時された時間が待機時間T2に達すると、電流測定開始タイミング算出部122は、第4のトリガを電流測定部123へ出力する。たとえば、電流測定開始タイミング算出部122は、τ3において第4のトリガを電流測定部123に出力する。
電流測定部123は、電流測定開始タイミング算出部122から第4のトリガを受信する。第4のトリガを受信すると、電流測定部123は、カレントトランス150を用いて電線対1に流れる電流の測定を開始する。電流測定部123は、第4のトリガを受信してから電源周期T0が経過すると電流の測定を終了する。たとえば、電流測定部123は、τ3からτ4までの間に電流を測定する。
なお、非接触遅れ時間検出部110と電流波形取得部120とは、異なる装置で実現されてもよい。たとえば、非接触遅れ時間検出部110と電流波形取得部120とをケーブルで接続し、非接触遅れ時間検出部110は、非接触遅れ時間T1を電流波形取得部120へ送信してもよい。また、オペレータが非接触遅れ時間検出部110で取得された非接触遅れ時間T1を電流波形取得部120に入力してもよい。また、非接触電圧プローブ140を非接触遅れ時間検出部110に接続し、非接触遅れ時間T1を検出した後に、非接触電圧プローブ140を電流波形取得部120に接続してもよい。
以上のように構成された電流波形測定装置は、接触電圧プローブを用いて検出されたゼロクロスのタイミングと、非接触電圧プローブを用いて検出されたゼロクロスのタイミングとから、非接触電圧プローブで測定される電圧と接触電圧プローブで測定される電圧との位相差を検出することができる。ここでは、電線対に生じる電圧波形と接触電圧プローブで測定される電圧波形との位相差は無視できるものとする。従って、電流波形測定装置は、電線対に生じる電圧波形と非接触電圧プローブで測定される電圧波形との位相差を検出することができる。
また、電流波形測定装置は、検出された位相差に基づいて、カレントトランスで電流波形の測定を開始するタイミングを設定する。ここでは、電線対に流れる電流とカレントトランスで測定される電流との位相差は無視できるものとする。従って、電流波形測定装置は、電線対に生じる電圧がゼロクロスしたタイミングで電線対に流れる電流の測定を開始することができる。そのため、電流波形測定装置は、電線対に流れる電流波形を位相ズレなく一周期分測定することができる。
また、非接触電圧プローブの取り付け状態が変化した場合であっても、電流波形測定装置は、非接触遅れ時間T1を測定し直すことで、電線対に生じる電圧がゼロクロスしたタイミングで電線対に流れる電流の測定を開始することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る電流波形測定装置は、電線対1を流れる電圧の周期を測定する点で第1実施形態に係る電流波形測定装置と異なる。
図3は、第2実施形態に係る電流波形測定装置20の構成例を示すブロック図である。
図3が示すように、電流波形測定装置20は、処理部200、接触電圧プローブ230、非接触電圧プローブ240及びカレントトランス250などを備える。
処理部200は、非接触遅れ時間検出部210及び電流波形取得部220などを備える。
非接触遅れ時間検出部210は、接触ゼロクロス検出部211、非接触ゼロクロス検出部212及びカウンタ213などを備える。
電流波形取得部220は、非接触ゼロクロス検出部221、電流測定開始タイミング算出部222、電流測定部223及び電源周期測定部224などを備える。
非接触遅れ時間検出部210、接触ゼロクロス検出部211、非接触ゼロクロス検出部212及びカウンタ213は、それぞれ非接触遅れ時間検出部110、接触ゼロクロス検出部111、非接触ゼロクロス検出部112及びカウンタ113と同様であるため説明を省略する。
非接触ゼロクロス検出部221は、非接触ゼロクロス検出部121の機能に加えて、非接触電圧プローブ240で測定される電圧のゼロクロスを検出すると第5のトリガを電源周期測定部224に出力する。
電源周期測定部224は、非接触ゼロクロス検出部221からの第5のトリガに基づいて、電線対1に生じる電圧の周期(電源周期Tm)を測定する。たとえば、電源周期測定部224は、非接触ゼロクロス検出部221から第5のトリガを受信する間隔をカウンタなどで測定する。電源周期測定部224は、測定された間隔を電源周期Tmとして取得する。また、電源周期測定部224は、第5のトリガを受信する間隔を複数回測定し、測定結果を平均して電源周期Tmを取得してもよい。
電源周期測定部224は、測定された電源周期Tmを電流測定開始タイミング算出部222及び電流測定部223に出力する。
電流測定開始タイミング算出部222は、電源周期Tmと非接触遅れ時間T1と第3のトリガとに基づいて電流測定を開始するタイミングを決定する。
電流測定開始タイミング算出部222は、電源周期測定部224から電源周期Tmを受信する。電源周期Tmを受信すると、電流測定開始タイミング算出部222は、電源周期Tmを格納する。
電流測定開始タイミング算出部222は、非接触遅れ時間検出部210から第3のトリガを受信してから計時し、計時した時間が待機時間T2’に達すると第6のトリガを電流測定部223に出力する。第6のトリガは、電流の測定を開始させるトリガである。待機時間T2’は、電源周期Tmから非接触遅れ時間T1を減算した時間である。即ち、T2’=Tm−T1である。
電流測定部223は、電源周期測定部224から電源周期Tmを受信する。電源周期Tmを受信すると、電流測定部223は、電源周期Tmに基づいてサンプリング周波数を補正する。たとえば、補正後のサンプリング周波数fcは、以下の式で算出される。
fc=T0/Tm×f0
また、電流測定部223は、電流測定開始タイミング算出部222からの第6のトリガを受信すると、カレントトランス250を用いて電線対1に流れる電流の測定を開始する。即ち、電流測定部223は、第6のトリガを受信すると、サンプリング周波数fcで電線対1に流れる電流を測定する。電流測定部223は、測定を開始してから電源周期Tmが経過すると、電流の測定を終了する。
次に、電流波形測定装置20の動作例について説明する。
図4は、電流波形測定装置20の各部で測定される電圧及び電流の波形とタイミングとを示す。
図4において、グラフ2001は、接触電圧プローブ230で測定される電圧を示す。グラフ2002は、非接触電圧プローブ240で測定される電圧を示す。グラフ2003は、カレントトランス250で測定される電流を示す。
まず、電流波形取得部220の非接触ゼロクロス検出部221は、非接触電圧プローブ240で測定される電圧のゼロクロスを検出する。たとえば、非接触ゼロクロス検出部221は、τ2においてゼロクロスを検出する。電圧のゼロクロスを検出すると、非接触ゼロクロス検出部221は、第5のトリガを電源周期測定部224へ出力する。
電源周期測定部224は、非接触ゼロクロス検出部221から第5のトリガを受信する。第5のトリガを複数個受信すると、電源周期測定部224は、第5のトリガに基づいて電源周期Tmを測定する。電源周期Tmを測定すると、電源周期測定部224は、測定された電源周期Tmを電流測定開始タイミング算出部222及び電流測定部223に出力する。
電流測定開始タイミング算出部222及び電流測定部223は、それぞれ電源周期測定部224から電源周期Tmを受信する。電流測定部223は、受信された電源周期Tmに基づいてサンプリング周波数fcを設定する。
次に、非接触遅れ時間検出部210の接触ゼロクロス検出部211は、接触電圧プローブ230で測定される電圧のゼロクロスを検出する。たとえば、接触ゼロクロス検出部211は、τ1においてゼロクロスを検出する。電圧のゼロクロスを検出すると、接触ゼロクロス検出部211は、第1のトリガをカウンタ213へ出力する。
カウンタ213は、接触ゼロクロス検出部211から第1のトリガを受信する。第1のトリガを受信すると、カウンタ213は、計時を開始する。
また、非接触ゼロクロス検出部212は、非接触電圧プローブ240で測定される電圧のゼロクロスを検出する。たとえば、非接触ゼロクロス検出部212は、τ2においてゼロクロスを検出する。電圧のゼロクロスを検出すると、非接触ゼロクロス検出部212は、第2のトリガをカウンタ213へ出力する。
カウンタ213は、非接触ゼロクロス検出部212から第2のトリガを受信する。第2のトリガを受信すると、カウンタ213は、計時を停止する。計時を停止すると、カウンタ213は、計時された時間を非接触遅れ時間T1として取得する。非接触遅れ時間T1を取得すると、カウンタ213は、取得された非接触遅れ時間T1を電流測定開始タイミング算出部222へ出力する。
電流測定開始タイミング算出部222は、カウンタ213から非接触遅れ時間T1を受信する。非接触遅れ時間T1を受信すると、電流測定開始タイミング算出部222は、非接触遅れ時間T1と電源周期Tmとに基づいて待機時間T2’を算出する。
また、非接触ゼロクロス検出部221は、非接触電圧プローブ240で測定される電圧のゼロクロスを検出する。たとえば、非接触ゼロクロス検出部221は、τ2においてゼロクロスを検出する。電圧のゼロクロスを検出すると、非接触ゼロクロス検出部221は、第3のトリガを電流測定開始タイミング算出部222へ出力する。
電流測定開始タイミング算出部222は、非接触ゼロクロス検出部221から第3のトリガを受信すると、計時を開始する。計時された時間が待機時間T2’に達すると、電流測定開始タイミング算出部222は、第6のトリガを電流測定部223へ出力する。たとえば、電流測定開始タイミング算出部222は、τ3’において第6のトリガを電流測定部223に出力する。
電流測定部223は、電流測定開始タイミング算出部222から第6のトリガを受信する。第6のトリガを受信すると、電流測定部223は、カレントトランス250を用いて電線対1に流れる電流の測定を開始する。電流測定部223は、第6のトリガを受信してから電源周期Tmが経過すると電流の測定を終了する。たとえば、電流測定部223は、τ3’からτ4’までの間に電流を測定する。
なお、電源周期測定部224は、カウンタ213が非接触遅れ時間T1を電流測定開始タイミング算出部222へ出力した後に、電源周期Tmを測定してもよい。
以上のように構成された電流波形測定装置は、電線対に生じる電圧の周期を測定する。従って、電流波形測定装置は、電線対に生じる電圧の周期が予め設定された周期と異なる場合であっても、電圧ゼロクロスのタイミングで電流の測定を開始することができる。その結果、電流波形測定装置は、電線対に生じる電圧の周期が変わっても、電線対に流れる電流波形を位相ズレなく一周期分測定することができる。
また、電流波形測定装置は、電線対に流れる電流を測定するサンプリング周波数を電源周期に応じて修正することができる。従って、電流波形測定装置は、電源周期が変化した場合においても、一定のサンプル数でちょうど1周期分の電流波形を測定することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、各実施形態に記載した手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラム(ソフトウエア手段)として、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD、MO等)、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウエア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウエア手段を構築し、このソフトウエア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。なお、本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内部あるいはネットワークを介して接続される機器に設けられた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含むものである。
1…電線対、10…電流波形測定装置、20…電流波形測定装置、100…処理部、110…非接触遅れ時間検出部、111…接触ゼロクロス検出部、112…非接触ゼロクロス検出部、113…カウンタ、120…電流波形取得部、121…非接触ゼロクロス検出部、122…電流測定開始タイミング算出部、123…電流測定部、130…接触電圧プローブ、140…非接触電圧プローブ、150…カレントトランス、200…処理部、210…非接触遅れ時間検出部、211…接触ゼロクロス検出部、212…非接触ゼロクロス検出部、213…カウンタ、220…電流波形取得部、221…非接触ゼロクロス検出部、222…電流測定開始タイミング算出部、223…電流測定部、224…電源周期測定部、230…接触電圧プローブ、240…非接触電圧プローブ、250…カレントトランス。

Claims (8)

  1. 交流電流を測定する電流波形測定装置であって、
    前記交流電流が流れる電線に接触して電圧を測定する接触電圧プローブで測定される電圧のゼロクロスを検出する接触ゼロクロス検出部と、
    前記交流電流が流れる電線に接触せずに電圧を測定する非接触電圧プローブで測定される電圧のゼロクロスを検出する非接触ゼロクロス検出部と、
    前記接触ゼロクロス検出部が検出したゼロクロスのタイミングと前記非接触ゼロクロス検出部が検出したゼロクロスのタイミングとに基づいて前記非接触電圧プローブで測定される電圧の遅れ時間を測定する測定部と、
    前記遅れ時間と前記非接触電圧プローブで測定される電圧のゼロクロスのタイミングとに基づいて、前記交流電流の測定を開始させるトリガを出力する電流測定開始タイミング算出部と、
    前記電流測定開始タイミング算出部が前記トリガを出力すると、前記交流電流の測定を開始する電流測定部と、
    を備える電流波形測定装置。
  2. 前記測定部は、前記接触ゼロクロス検出部が検出したゼロクロスのタイミングから前記非接触ゼロクロス検出部が検出したゼロクロスのタイミングまでを計時して、前記遅れ時間を測定する、
    請求項1に記載の電流波形測定装置。
  3. 前記電流測定開始タイミング算出部は、前記交流電流の周期から前記遅れ時間を減算した待機時間を算出し、前記非接触電圧プローブで測定される電圧のゼロクロスのタイミングから前記待機時間が経過すると前記トリガを出力する、
    請求項1又は2に記載の電流波形測定装置。
  4. 前記電流測定部は、前記交流電流の測定を開始してから前記周期が経過すると前記交流電流の測定を終了する、
    請求項3に記載の電流波形測定装置。
  5. 前記非接触電圧プローブで測定される電圧のゼロクロスのタイミングに基づいて前記周期を測定する電源周期測定部を備える、
    請求項3又は4に記載の電流波形測定装置。
  6. 前記電流測定部は、前記周期に基づいて前記交流電流を測定するサンプリング周波数を補正する、
    請求項5に記載の電流波形測定装置。
  7. 前記非接触電圧プローブは、容量性電圧プローブである、
    請求項1乃至6の何れか1項に記載の電流波形測定装置。
  8. 交流電流を測定する電流波形測定方法であって、
    前記交流電流が流れる電線に接触して電圧を測定する接触電圧プローブで測定される電圧のゼロクロスを検出し、
    前記交流電流が流れる電線に接触せずに電圧を測定する非接触電圧プローブで測定される電圧のゼロクロスを検出し、
    前記接触電圧プローブで測定される電圧のゼロクロスのタイミングと前記非接触電圧プローブで測定される電圧のゼロクロスのタイミングとに基づいて前記非接触電圧プローブで測定される電圧の遅れ時間を測定し、
    前記遅れ時間と前記非接触電圧プローブで測定される電圧のゼロクロスのタイミングとに基づいて、前記交流電流の測定を開始させるトリガを出力し、
    前記トリガを出力すると、前記交流電流の測定を開始する、
    電流波形測定方法。
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