JP2017106782A - 計測器自動読取装置およびプログラム - Google Patents

計測器自動読取装置およびプログラム Download PDF

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Shogo Kira
彰悟 吉良
渡邊 浩之
Hiroyuki Watanabe
浩之 渡邊
松雄 神谷
Matsuo Kamiya
松雄 神谷
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Abstract

【課題】計測器自動読取装置において、測定値を適切に取得できるようにする。
【解決手段】計測器(1)を照明する照明灯(3)の調光状態を制御する照明制御部(53)と、計測器(1)を撮像するカメラ(2)に対して、照明灯(3)の複数の調光状態において計測器(1)を撮像させて複数の画像データを取得する機能と、画像データ毎に計測器(1)の測定値を読み取る機能と、を有する数値読取部(52)と、画像データ毎に信頼度(R)を算出する機能と、信頼度(R)が他の画像データよりも高い画像データに対応する測定値の読取結果を選択する機能と、を有する判定部(54)と、を計測器自動読取装置(5)に設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、計測器自動読取装置およびプログラムに関する。
データ出力機能を元々有していない計測器等の表示部を、カメラ等で撮像して測定値を読み取る技術が知られている。その一例として、下記特許文献1の段落0023には、「各撮像カメラ21〜29は、計測器11〜15及び17〜19をそれぞれ照明する照明灯51〜55及び57〜59と、重油タンク16aを照明する照明灯56を備える。これら照明灯は撮像カメラ21〜29の撮像タイミングに合わせて点灯制御される構成になっている。」と記載されている。
特開2011−163856号公報
特許文献1においては、撮影対象である計測器の周辺の照明環境については、特に考慮はされていない。しかし、計測器の周辺環境が明るい場合に照明灯を点灯させると、撮像した画像に白飛びが生じ、測定値を取得できなくなる可能性がある。逆に、周辺環境が暗い場合に照明灯を消灯させると、撮像した画像に黒潰れが生じ、やはり測定値を取得できなくなる可能性がある。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、測定値を適切に取得できる計測器自動読取装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の計測器自動読取装置は、計測器を照明する照明灯の調光状態を制御する照明制御部と、前記計測器を撮像するカメラに対して、前記照明灯の複数の前記調光状態において前記計測器を撮像させて複数の画像データを取得する機能と、前記画像データ毎に前記計測器の測定値を読み取る機能と、を有する数値読取部と、前記画像データ毎に信頼度を算出する機能と、前記信頼度が他の画像データよりも高い画像データに対応する前記測定値の読取結果を選択する機能と、を有する判定部と、を有することを特徴とする
本発明によれば、測定値を適切に取得できる。
本発明の第1実施形態による計測器自動読取システムのブロック図である。 第1実施形態における制御プログラムのフローチャートである。 数値読取部の動作説明図である。 第2実施形態における制御プログラムのフローチャートである。 第3実施形態による計測器自動読取システムのブロック図である。 第3実施形態における制御プログラムのフローチャートである。 第4実施形態における制御プログラムのフローチャートである。
[第1実施形態]
<第1実施形態の構成>
まず、図1に示すブロック図を参照し、本発明の第1実施形態による計測器自動読取システムの構成を説明する。
図1において複数の計測器1は、電圧、電流、温度、湿度、流体の速度、圧力等、各種物理量を測定し、各々の表示部1aに測定値を表示する。表示部1aは、数字等の配列であるデジタル値によって測定値を表示する場合があり、また、メータの指針等のアナログ値によって測定値を表示する場合もある。
複数の撮像カメラ2は、各計測器1の表示部1aを撮像する。また、複数の照明灯3は、各表示部1aを必要に応じて照明する。図示の例においては、一台の計測器1(または表示部1a)に対して、撮像カメラ2と照明灯3とを各一台割り当てているが、撮像カメラ2および照明灯3は、複数の計測器1(または表示部1a)に対して一台を割り当てるようにしてもよい。撮像カメラ2は、撮像指令の制御信号をネットワーク4を介して受信すると、表示部1aを撮像し、ネットワーク4を介して撮像した画像データを送信する。また、照明灯3は、ネットワーク4を介して供給された制御信号によって、調光状態が制御される。ここで、「調光状態」とは、点灯状態または消灯状態であり、点灯状態である場合には照明灯3の輝度に対応する値も含む。なお、「輝度に対応する値」は輝度そのものであってもよいが、照明灯3に印加する電圧値や、照明灯3に供給する電流値等であってもよい。
制御装置5は、ネットワーク4を介して、撮像カメラ2および照明灯3を制御する。制御装置5は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等、一般的なコンピュータとしてのハードウエアを備えており、HDDには、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム、各種データ等が格納されている。OSおよびアプリケーションプログラムは、RAMに展開され、CPUによって実行される。図1において制御装置5の内部は、RAMに展開されたアプリケーションプログラム等によって実現される機能を、ブロックとして示している。
制御装置5の内部において、インタフェース部50は、制御装置5内の各部とネットワーク4との間のデータの送受信を仲介する。タイミング制御部51は、所定時間毎に、計測器1の測定値の読取動作を開始させる。照明制御部53は、撮像カメラ2の撮像タイミングに合せて、照明灯3を所定輝度の点灯状態、または消灯状態の何れかに設定する。数値読取部52は、照明灯3の点灯状態および消灯状態の撮像結果である画像データを受信し、それぞれについて測定値を読み取るとともに、各測定値の読取結果について「画像信頼度R1」というパラメータを出力する。ここで、画像信頼度R1とは、画像データに対する読取結果の信頼度を「0」〜「1」の範囲で示すパラメータであり、「0」は最も信頼度が低く、「1」は最も信頼度が高い。なお、画像信頼度R1の詳細については後述する。
判定部54は、数値読取部52の各読取結果に対して、「数値妥当性R2」というパラメータを算出する。ここで、数値妥当性R2とは、読取結果である測定値の妥当性を「0」〜「1」の範囲で示すパラメータであり、「0」は最も妥当性が低く、「1」は最も妥当性が高い。なお、数値妥当性R2の詳細についても後述する。判定部54は、さらに、読取結果毎に画像信頼度R1と数値妥当性R2とを乗算することによって、「総合信頼度R」というパラメータを算出する。総合信頼度Rについても、「0」は最も信頼度が低く、「1」は最も信頼度が高くなる。そして、判定部54は、各読取結果の中から総合信頼度Rが最も高いものを選択し、その読取結果を最終的な測定値として決定する。
<第1実施形態の動作>
(全体動作)
次に、図2に示すフローチャートを参照し、本実施形態の動作を説明する。なお、本フローチャートは、制御装置5に記憶された制御プログラムのフローチャートである。
計測器1の測定値の読取動作を開始させるべき読取タイミングになると、タイミング制御部51は、該制御プログラム(図2)を起動する。
図2において処理がステップS101に進むと、各照明灯3の点灯・消灯状態の双方において、数値読取部52が各計測器1の表示部1aを撮像する。
すなわち、照明制御部53は各照明灯3を所定輝度の点灯状態にし、数値読取部52は各撮像カメラ2に撮像を実行すべき旨の制御信号を供給する。これにより、各撮像カメラ2によって、点灯状態の表示部1aの画像データが撮像される。撮像された画像データは、ネットワーク4、インタフェース部50を介して数値読取部52に供給される。しかる後、照明制御部53は各照明灯3を消灯状態にし、数値読取部52は各撮像カメラ2に撮像を実行すべき旨の制御信号を供給する。これにより、各撮像カメラ2によって、消灯状態の表示部1aの画像データが撮像される。撮像された画像データは、ネットワーク4、インタフェース部50を介して数値読取部52に供給される。
次に、処理がステップS102に進むと、数値読取部52は、各画像データから測定値である数値を読み取る。すなわち、数値読取部52は、点灯・消灯状態に撮影された各画像データを解析することによって、点灯・消灯状態に各々対応する測定値である数値を読み取るとともに、各読取結果における画像信頼度R1を算出する。
次に、処理がステップS103に進むと、判定部54によって、今回の読取タイミングにおける各表示部1aの最終的な測定値が決定される。すなわち、判定部54は、点灯・消灯状態に各々対応する読取結果に基づいて数値妥当性R2を計算し、点灯・消灯状態に各々対応する総合信頼度R(=R1×R2)を計算する。そして、各表示部1aの点灯・消灯状態の読取結果のうち、総合信頼度Rが高い方の読取結果を、今回の読取タイミングにおける測定値に設定する。上述したステップS101〜S103の動作が所定時間毎に繰り返されることにより、該所定時間毎の各表示部1aの測定値が制御装置5に蓄積されてゆく。
(画像信頼度R1の決定方法)
次に、図3(a),(b)を参照し、数値読取部52において、上述した画像信頼度R1を求める動作の詳細を説明する。
まず、計測器1の表示部1aがデジタル値(「0」〜「9」の複数桁の数字)によって測定値を表示する場合について説明する。かかる場合、数値読取部52は、「0」〜「9」の各数字について、基準となるテンプレート画像を予め記憶している。テンプレート画像は、撮像カメラ2がその数字を正確に撮像できたと仮定した場合の画像である。例えば、計測器1が7セグメント表示器で測定値を表示する場合、数字の「8」のテンプレート画像は図3(a)に示すようになる。
数値読取部52に表示部1aの画像データが供給されると、数値読取部52は、画像データ中の各桁に対応する部分と、「0」〜「9」の各テンプレート画像とを比較し、画素の一致率を計算する。そして、一致率の最も高いテンプレート画像に係る数値(「0」〜「9」)が、各桁の数値であると判定される。さらに、各桁の画素の一致率の総乗が求められ、その結果が画像信頼度R1として、判定部54に出力される。
次に、計測器1の表示部1aがアナログ値(目盛板と指針)によって測定値を表示する場合について説明する。かかる場合に、表示部1aを撮像した画像データ12は、例えば図3(b)に示すようになる。図3(b)において、画像データ12は、測定した物理量に応じて動く指針の画像である指針画像13と、目盛板に印刷された目盛、数値、型番、製造者名等の背景画像14とを含んでいる。
この場合、数値読取部52は、画像データ12の中から指針画像13を抽出し、その位置または傾き等に基づいて、測定値を読み取る。また、数値読取部52は、表示部1aが正確に撮影された画像から指針画像13を消去した画像をテンプレート画像として予め記憶している。そして、数値読取部52は、画像データ12の各画素と、テンプレート画像の各画素とを比較し、画素の一致率を計算し、この画素の一致率を画像信頼度R1として出力する。これは、背景画像14(目盛板に印刷された文字等)が正確に撮影されているならば、指針画像13も正確に撮影されている可能性が高いと考えられるためである。
(数値妥当性R2の決定方法)
次に、判定部54における数値妥当性R2の決定方法の例について説明する。
ある工場にて、全ての設備を稼働させた際の消費電力(有効電力)の最大値が30kWであったとする。そして、計測器1の一つとして、工場全体の積算電力量計が含まれており、10分毎に上述した制御プログラム(図2)が起動され、積算電力量計の測定値が読み取られるものとする。
上述した工場にて10分あたり消費される電力量の最大値は、「30kWh×10/60」=「5kWh」になるはずである。すると、今回の測定値が10分前の測定値に対して「0〜5kWh大きい」場合、今回の測定値は妥当性が高い(測定値が正しく読み取られた可能性が高い)と考えられるため、数値妥当性R2を比較的高い値、例えば「1」にするように、判定部54を設定しておくとよい。
一方、「今回の測定値が10分前の測定値よりも5kWhを超えて大きい」場合や、「今回の測定値が10分前の測定値よりも小さい」場合、今回の測定値は妥当性が低い(測定値が誤って読み取られた可能性が高い)と考えられるため、数値妥当性R2を比較的低い値、例えば「0」にするように、判定部54を設定しておくとよい。
以上、積算電力量計の測定値を例として説明したが、他の様々な物理量(電圧、電流、温度、湿度、流体の速度、圧力等)の測定値について、測定値の妥当性が高い(測定値が正しく読み取られた可能性が高い)範囲については数値妥当性R2を高く、測定値は妥当性が低い(測定値が誤って読み取られた可能性が高い)範囲については数値妥当性R2を低く設定するとよい。
以上のように、本実施形態によれば、点灯状態および消灯状態における読取結果の中から総合信頼度R(=R1×R2)が高い方の読取結果を測定値に設定するため、信頼度の高い測定値を適切に取得できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態による計測器自動読取システムについて説明する。
第2実施形態のハードウエア構成は、第1実施形態のもの(図1)と同様であるが、数値読取部52、照明制御部53、判定部54の機能は第1実施形態のものとは相違する。まず、本実施形態における照明制御部53は、撮像カメラ2の撮像タイミングに合せて、各照明灯3の調光状態を多段階に渡って切り替える。なお、「多段階」とは、「3以上の段階」であり、その中に「消灯状態」も含めることが望ましい。
また、数値読取部52は、調光状態の各段階における撮像結果である画像データを受信し、それぞれについて測定値を読み取るとともに、各測定値の読取結果について画像信頼度R1を出力する。また、判定部54は、数値読取部52の各読取結果に対して、数値妥当性R2を算出するとともに総合信頼度R(=R1×R2)を算出する。そして、判定部54は、各読取結果の中から総合信頼度Rが最も高いものを選択し、その読取結果を最終的な測定値として決定する。
次に、図4に示すフローチャートを参照し、本実施形態の動作を説明する。なお、本フローチャートは、制御装置5に記憶された制御プログラムのフローチャートである。
計測器1の測定値の読取動作を開始させるべき読取タイミングになると、タイミング制御部51は、該制御プログラム(図4)を起動する。
図4において処理がステップS201に進むと、照明制御部53は、各照明灯3の調光状態を多段階に変化させ、数値読取部52は、各段階において、各表示部1aを各撮像カメラ2に撮像させる。これにより、各撮像カメラ2によって、その時点の調光状態における表示部1aの画像データが撮像される。撮像された画像データは、ネットワーク4、インタフェース部50を介して数値読取部52に供給される。
次に、処理がステップS202に進むと、数値読取部52は、各表示部1aの各調光状態の画像データから、測定値である数値を読み取るとともに、各読取結果における画像信頼度R1を算出する。次に、処理がステップS203に進むと、判定部54は各読取結果に基づいて数値妥当性R2を計算するとともに総合信頼度Rを計算し、各表示部1aについて、総合信頼度Rが最も高い読取結果を、今回の読取タイミングにおける測定値に設定する。上述したステップS201〜S203の処理が所定時間毎に繰り返されることにより、該所定時間毎の各表示部1aの測定値が制御装置5に蓄積されてゆく。
以上のように、本実施形態によれば、多段階の調光状態の読取結果の中から、総合信頼度Rが最も高い読取結果を、測定値に設定するため、一層信頼度の高い測定値を取得できる。
[第3実施形態]
次に、図5に示すブロック図を参照し、本発明の第3実施形態による計測器自動読取システムについて説明する。なお、図5において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
図5において、計測器1の表面または計測器1の近傍には照度計6が配置されている。なお、図示の例では照度計6を1台のみ設けているが、照度計6は、計測器1毎に複数設けてもよい。撮像カメラ2および照明灯3の機能は、第1,第2実施形態のもの(図1参照)と同様である。
但し、本実施形態において、制御装置5は、記憶部55と照度判定部56とを有している。照度判定部56は、ネットワーク4経由で照度計6から、照明灯3の消灯状態の照度(以下、消灯状態照度という)を取得し、その消灯状態照度を記憶部55に記憶させる。また、照度判定部56は、記憶部55に記憶されている前回の消灯状態照度と、今回の消灯状態照度とを比較し、照明制御部53はその比較結果に基づいて、照明灯3を制御する。
次に、図6に示すフローチャートを参照し、本実施形態の動作を説明する。なお、本フローチャートは、制御装置5に記憶された制御プログラムのフローチャートである。
計測器1の測定値の読取動作を開始させるべき読取タイミングになると、タイミング制御部51は、該制御プログラムを起動する。
図6において処理がステップS301に進むと、消灯状態照度が測定される。すなわち、照明制御部53は、照明灯3を消灯状態に設定し、照度判定部56は、照度計6から消灯状態照度を取得する。
次に、処理がステップS302に進むと、照度判定部56は、記憶部55から、「前回の照度(前回、ステップS301が実行された際に取得された消灯状態照度)」を読出し、「今回の照度(今回、ステップS301が実行された際に取得された消灯状態照度)」とを比較し、両者がほぼ等しいか否かを判定する。ここで、「ほぼ等しい」とは、例えば今回の照度が、前回の照度の「±5%」の範囲内である場合をいう。
ステップS302において「No」と判定されると、ステップS303〜S305の処理が実行される。これらの処理は、上述した第2実施形態におけるステップS201〜S203(図4参照)と同様である。すなわち、ステップS303においては、照明制御部53は、調光状態を多段階に変化させ、各段階の調光状態にて撮像された画像データが数値読取部52によって取得される。また、ステップS304においては、数値読取部52は、各調光状態の画像データから、測定値である数値を読み取るとともに、各読取結果における画像信頼度R1を算出する。
また、ステップS305においては、判定部54は各読取結果に基づいて数値妥当性R2および総合信頼度Rを計算し、総合信頼度Rが最も高い読取結果を、今回の読取タイミングにおける測定値に設定する。次に、処理がステップS307に進むと、先にステップS301にて測定された消灯状態照度と、ステップS305にて最も高い総合信頼度Rに係る調光状態とが記憶部55に記憶される。このステップS307において記憶部55に記憶された消灯状態照度は、次回にステップS301が実行される際には、上述した「前回の照度」として用いられる。
一方、上述したステップS302において「Yes」(今回の照度は前回の照度とほぼ等しい)と判定されると、処理はステップS306に進む。ここでは、前回の調光状態で撮像が行われる。すなわち、照明制御部53によって記憶部55から前回の調光状態が読み出され、読み出された調光状態が各照明灯3に適用される。さらに、数値読取部52は、その調光状態で各計測器1の表示部1aを各撮像カメラ2に撮像させる。各撮像カメラ2によって撮像された画像データが数値読取部52に供給されると、数値読取部52は、各画像データから、測定値を読み取る。判定部54は、この測定値を今回の読取タイミングにおける測定値に設定する。次に、処理がステップS307に進むと、先にステップS301にて測定された消灯状態照度と、今回適用された調光状態とが記憶部55に記憶される。上述したステップS301〜S307の処理が所定時間毎に繰り返されることにより、該所定時間毎の各表示部1aの測定値が制御装置5に蓄積されてゆく。
以上のように、本実施形態によれば、前回の消灯状態照度と今回の消灯状態照度とがほぼ等しい場合には、前回の調光状態を指定するため、第1,第2実施形態の効果に加えて、適切な調光状態を速やかに設定できるという効果を奏する。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態による計測器自動読取システムについて説明する。
第4実施形態のハードウエア構成は、第3実施形態のもの(図5)と同様であるが、照明制御部53および記憶部55の機能は第3実施形態のものとは相違する。まず、本実施形態における記憶部55は、複数の時点における消灯状態照度と、これら消灯状態照度に対応する調光状態とを関連付けてデータベースに記憶する。また、照明制御部53は、このデータベースを参照することにより、各照明灯3の調光状態を制御する。
次に、図7に示すフローチャートを参照し、本実施形態の動作を説明する。なお、本フローチャートは、制御装置5に記憶された制御プログラムのフローチャートである。
計測器1の測定値の読取動作を開始させるべき読取タイミングになると、タイミング制御部51は、該制御プログラム(図7)を起動する。
図7において処理がステップS401に進むと、上述したステップS301(図6参照)と同様に消灯状態照度が測定される。
次に、処理がステップS402に進むと、照度判定部56は、記憶部55に記憶されたデータベースに、今回の照度(今回、ステップS401が実行された際に取得された消灯状態照度)に近似する消灯状態照度が記憶されているか否かを判定する。ここで、「近似する」とは、例えば今回の消灯状態照度が、データベース内に記憶されている消灯状態照度の「±5%」の範囲内である場合をいう。
ステップS402において「No」と判定されると、ステップS403〜S405の処理が実行される。これらの処理は、上述した第2実施形態におけるステップS201〜S203(図4参照)と同様である。すなわち、ステップS403においては、照明制御部53は、調光状態を多段階に変化させ、各段階の調光状態にて撮像された画像データが数値読取部52によって取得される。また、ステップS404においては、数値読取部52は、各調光状態の画像データから、測定値である数値を読み取るとともに、各読取結果における画像信頼度R1を算出する。
また、ステップS405においては、判定部54は各読取結果に基づいて数値妥当性R2および総合信頼度Rを計算し、総合信頼度Rが最も高い読取結果を、今回の読取タイミングにおける測定値に設定する。次に、処理がステップS407に進むと、先にステップS401にて測定された消灯状態照度と、ステップS405にて最も高い総合信頼度Rに係る調光状態とが記憶部55内のデータベースに記憶される。
一方、上述したステップS402において「Yes」(今回の照度に近似する消灯状態照度がデータベースに含まれる)と判定されると、処理はステップS406に進む。ここでは、当該消灯状態照度に対応する調光状態で撮像が行われる。すなわち、照明制御部53によって当該消灯状態照度に対応する調光状態がデータベースから読み出され、読み出された調光状態が各照明灯3に適用される。さらに、数値読取部52は、その調光状態で各計測器1の表示部1aを各撮像カメラ2に撮像させる。
各撮像カメラ2によって撮像された画像データが数値読取部52に供給されると、数値読取部52は、各画像データから、測定値を読み取る。判定部54は、この測定値を今回の読取タイミングにおける測定値に設定する。次に、処理がステップS407に進むと、上述したように、今回の消灯状態照度と、最も高い総合信頼度Rに係る調光状態とが記憶部55内のデータベースに記憶される。上述したステップS401〜S407の処理が所定時間毎に繰り返されることにより、該所定時間毎の各表示部1aの測定値が制御装置5に蓄積されてゆく。
以上のように、本実施形態によれば、データベースに記憶された何れかの過去の消灯状態照度と、今回の消灯状態照度とがほぼ等しい場合には、過去の調光状態を指定するため、第1,第2実施形態の効果に加えて、適切な調光状態を速やかに設定できるという効果を奏する。さらに、データベースには複数の消灯状態照度と調光状態とが記憶されているため、調光状態を速やかに設定できる可能性を一層高めることができる。
[変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
(1)上記第3,第4実施形態において、ステップS303〜S305の処理(図6)およびステップS403〜S405の処理(図7)は、第2実施形態のステップS201〜S203の処理(図4)と同様のものであった。しかし、これらの部分の処理を第1実施形態のステップS101〜S103の処理(図2)と同様にしてもよい。すなわち、点灯状態および消灯状態の二状態の画像データに基づいて測定値を決定するようにしてもよい。
(2)上記各実施形態においては、画像信頼度R1と数値妥当性R2の乗算結果を総合信頼度Rとしたが、画像信頼度R1または数値妥当性R2のうち一方のみを総合信頼度Rとしてもよい。
(3)上記各実施形態における制御装置5のハードウエアは一般的なコンピュータによって実現できるため、図2、図4、図6、図7に示したフローチャートに係るプログラム等を記憶媒体に格納し、または伝送路を介して頒布してもよい。
(4)図2、図4、図6、図7のフローチャートに示した処理は、上記各実施形態ではプログラムを用いたソフトウエア的な処理として説明したが、その一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit;特定用途向けIC)、あるいはFPGA(field-programmable gate array)等を用いたハードウエア的な処理に置き換えてもよい。
1 計測器
1a 表示部
2 撮像カメラ(カメラ)
3 照明灯
4 ネットワーク
5 制御装置(計測器自動読取装置、コンピュータ)
6 照度計
50 インタフェース部
51 タイミング制御部
52 数値読取部(数値読取手段)
53 照明制御部(照明制御手段)
54 判定部(判定手段)
55 記憶部
56 照度判定部

Claims (6)

  1. 計測器を照明する照明灯の調光状態を制御する照明制御部と、
    前記計測器を撮像するカメラに対して、前記照明灯の複数の前記調光状態において前記計測器を撮像させて複数の画像データを取得する機能と、前記画像データ毎に前記計測器の測定値を読み取る機能と、を有する数値読取部と、
    前記画像データ毎に信頼度を算出する機能と、前記信頼度が他の画像データよりも高い画像データに対応する前記測定値の読取結果を選択する機能と、を有する判定部と、
    を有することを特徴とする計測器自動読取装置。
  2. 前記照明灯の複数の前記調光状態は、前記照明灯の点灯状態と、前記照明灯の消灯状態とを少なくとも含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の計測器自動読取装置。
  3. 前記照明灯の複数の前記調光状態は、前記照明灯の複数の輝度における複数の点灯状態と、前記照明灯の消灯状態とを含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の計測器自動読取装置。
  4. 前記計測器に対応して設けられた照度計から、前記照明灯の消灯状態における照度である消灯状態照度を受信する照度判定部と、
    過去の消灯状態照度と、前記過去の消灯状態照度に対応して前記判定部にて選択された読取結果に係る過去の調光状態と、を記憶する記憶部と、
    を有し、
    前記照明制御部は、前記照度判定部が受信した前記消灯状態照度と、前記過去の消灯状態照度との差が所定範囲内であるとき、前記照明灯に対して、前記過去の調光状態を設定する機能をさらに有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の計測器自動読取装置。
  5. 前記記憶部は、複数の前記過去の消灯状態照度と、複数の前記過去の消灯状態照度にそれぞれ対応して、前記判定部にて選択された複数の読取結果に係る複数の過去の調光状態と、を対応付けて記憶する
    ことを特徴とする請求項4に記載の計測器自動読取装置。
  6. 計測器と、前記計測器を照明する照明灯と、前記計測器を撮像するカメラと、コンピュータと、を有する計測器自動読取システムに適用されるプログラムであって、前記コンピュータを、
    前記照明灯の調光状態を制御する照明制御手段、
    前記カメラに対して、複数の前記調光状態において前記計測器を撮像させて複数の画像データを取得する機能と、前記画像データ毎に前記計測器の測定値を読み取る機能とを有する数値読取手段、
    前記画像データ毎に信頼度を算出する機能と、前記信頼度が他の画像データよりも高い画像データに対応する前記測定値の読取結果を選択する機能と、を有する判定手段、
    として機能させるためのプログラム。
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