JP2020038188A - メータ読取装置、メータ読取方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

メータ読取装置、メータ読取方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡素な方法で精度よくアナログメータの指針を読み取るメータ読取装置、メータ読取方法及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】メータ読取装置は、メータの目盛盤を撮像した撮像画像から、予め記憶してある目盛盤の基準位置、前記複数の主目盛の位置に基づき、画像内の目盛に直交する方向に走査して走査画像を作成する第1作成部と、記憶してある指針の形状を示す情報に基づいて指針の画像を作成し、作成した指針の画像を、記憶してある目盛盤の基準位置及び大きさに基づき画像内の目盛に直交する方向に走査して指針の走査画像を作成する第3作成部と、作成された目盛盤及び指針夫々の走査画像の比較により、目盛盤の走査画像における指針が写っている可能性の高さを示す尤度の分布を算出し、算出した尤度の目盛に直交する方向に対する分布に基づいて前記メータの指針が示す数値を特定する特定部とを備える。【選択図】図11

Description

本発明は、アナログメータの指針を読み取るメータ読取装置、メータ読取方法及びコンピュータプログラムに関する。
IoTシステムで使用される計器としては、デジタル温度計、湿度計、振動計等のデジタル信号で測定結果を出力する種類のデジタルセンサがよく使用されている。通信機に測定結果を示す数値を送信させることが容易なためである。これに対し、測定により得られる情報をデジタル信号へ変換することが容易でない機械式の計器がある。例えばブルドン、ダイヤフラム、ベローを用いた圧力計、浮子を用いた水位計等である。これらの機械式の計器は、目盛盤を目視で確認する種類の計器であり、アナログ信号も出力されない。これらの計器で測定される情報をIoTシステムで用いるため、担当者が目視で確認してきた目盛盤上の指針を、カメラで撮像して測定値を読み取る方法が提案されている。
特許文献1には、単針回転型のアナログメータについて、指針が既知の目盛を指している状態の目盛盤を撮像した基準画像を用い、指針が動く範囲における輝度値の分析によって測定値を読み取る方法が提案されている。特許文献1では、輝度値が最も低く、円弧状の目盛盤における径方向の輝度値の変化が少ない部分に指針が存在すると推定し、基準画像との相関が高い部分から測定値を読み取っている。
特許文献2では、指針に対して設定された輝度値の部分を画像認識により特定するため、背景除去、ノイズ除去等を行なう技術が開示されている。
特開2004−133560号公報 特開2002−188939号公報
特許文献1又は特許文献2等の従来の方法では、撮像画像中の指針が写っている領域の輝度値は他の領域よりも低いという前提で、所定値よりも低い輝度値が現れる部分を撮像画像から抽出している。特許文献1では、予め指針を写した撮像画像を用い、目盛盤の撮像画像と共に周波数変換を施し、相関が高い部分を特定する方法を採用しているが、ノイズの除去を実施しても精度の高い特定が困難である。計器が取り付けられている場所には、工場の窓、他の機器からの光等の影響を受けており、目盛盤には、文字、汚れ等とは異なる鮮明な影が映る場合がある。指針が振れ続ける場合には撮像画像に写る指針の画像は不鮮明であり、鮮明な影等と混同して誤って検出される可能性がある。
本発明は斯かる事情を鑑みてなされたものであり、簡素な方法で精度よくアナログメータの指針を読み取るメータ読取装置、メータ読取方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るメータ読取装置は、メータの目盛盤を撮像した撮像画像における前記目盛盤の基準位置、各々数値が対応付けられた前記目盛盤の複数の主目盛の位置、並びに前記メータの指針の形状及び大きさを示す情報を記憶しておく記憶部と、前記メータの目盛盤を新たに撮像した撮像画像を、記憶してある目盛盤の基準位置、前記複数の主目盛の位置に基づき、画像内の目盛に直交する方向に走査して走査画像を作成する第1作成部と、前記指針の形状を示す情報に基づいて指針の画像を作成する第2作成部と、作成した指針の画像を、記憶してある目盛盤の基準位置及び大きさに基づき画像内の目盛に直交する方向に走査して指針の走査画像を作成する第3作成部と、作成された目盛盤の走査画像及び指針の走査画像の比較により、目盛盤の走査画像における目盛に直交する方向に対する、指針が写っている可能性の高さを示す尤度の分布を算出する算出部と、該算出部が算出した尤度の目盛に直交する方向に対する分布に基づいて前記メータの指針が示す数値を特定する特定部とを備える。
本開示の一態様に係るメータ読取方法は、メータの目盛盤を撮像した撮像画像における前記目盛盤の基準位置、各々数値が対応付けられた前記目盛盤の複数の主目盛の位置、並びに前記メータの指針の形状及び大きさを示す情報を記憶媒体に記憶しておき、前記メータの目盛盤を新たに撮像した撮像画像を、記憶してある目盛盤の基準位置、前記複数の主目盛の位置に基づき、画像内の目盛に直交する方向に走査して走査画像を作成し、前記メータの指針の形状を示す情報に基づいて指針の画像を作成し、作成した指針の画像を、記憶してある目盛盤の基準位置及び大きさに基づき画像内の目盛に直交する方向に走査して指針の走査画像を作成し、作成された目盛盤の走査画像及び指針の走査画像の比較により、目盛盤の走査画像における目盛に直交する方向に対する、指針が写っている可能性の高さを示す尤度の分布を算出し、算出された尤度の目盛に直交する方向に対する分布に基づいて前記メータの指針が示す数値を特定する処理を含む。
本開示の一態様に係るコンピュータプログラムは、記憶部を備えるコンピュータに、メータの目盛盤を撮像した撮像画像における前記目盛盤の基準位置、各々数値が対応付けられた前記目盛盤の複数の主目盛の位置、並びに前記メータの指針の形状及び大きさを示す情報を前記記憶部に記憶しておき、前記メータの目盛盤を新たに撮像した撮像画像を、記憶してある目盛盤の基準位置、前記複数の主目盛の位置に基づき、画像内の目盛に直交する方向に走査して走査画像を作成し、前記メータの指針の形状を示す情報に基づいて指針の画像を作成し、作成した指針の画像を、記憶してある目盛盤の基準位置及び大きさに基づき画像内の目盛に直交する方向に走査して指針の走査画像を作成し、作成された目盛盤の走査画像及び指針の走査画像の比較により、目盛盤の走査画像における目盛に直交する方向に対する、指針が写っている可能性の高さを示す尤度の分布を算出し、算出された尤度の目盛に直交する方向に対する分布に基づいて前記メータの指針が示す数値を特定する処理を実行させる。
本開示の一態様では、記憶してある目盛盤の基準位置、複数の主目盛の位置、指針の形状及び大きさに基づいて、目盛盤を撮像した撮像画像を目盛に直交する方向に走査して走査画像が作成される。走査画像と指針画像に対して同様に操作を行なって得られる画像とを用いて走査画像中における指針が写っている可能性の高さを示す尤度分布が求められる。尤度分布に基づいて指針の位置、即ち目盛盤上で指針が示す数値が特定される。撮像した指針の画像ではなく、指針の画像を記憶してある形状及び大きさから改めて作成してから用いることで、ノイズが含まれる画像同士を比較する場合よりも逆に精度が高く特定できる知見が得られた。
本開示の一態様では、対象となるメータは円形状の目盛盤に対してその中心を支点として回転する指針を持つメータに適用できるだけでなく、指針が直線上に左右又は上下に移動するメータに適用することも可能である。
本開示の一態様では、尤度のピークが複数存在する場合、より急峻なピークに対応する目盛に直交する方向における位置に基づいて、指針が示す数値が特定される。これにより精度が高まる。
本開示の一態様では、指針の画像における画素値の変動と類似する画素値の変動を有するか否かを示す尤度が算出される。これにより、多様な条件で撮像された画像に対しても指針が示す数値を特定する精度が高まる。
本開示の一態様では、複数の主目盛の位置の区間毎に線形補完されて指針が示す数値が特定されるから、撮像画像が歪みを含んでいたとしても精度が悪化しない。
本開示のメータ読取装置、メータ読取方法、及びコンピュータプログラムによれば、簡素な方法で精度よくアナログメータの指針を自動で読み取ることが可能になる。アナログメータの目視による異常判断の確認業務を省略させることが可能になる。アナログメータをIoTシステムに取り込むことも実現できる。
本実施の形態におけるメータ検針システムの概要を示す説明図である。 カメラデバイスの模式図である。 メータ検針システムの構成を示すブロック図である。 設定される情報の内容例を示す図である。 撮像画像における歪みの補正の概要を示す図である。 サーバ装置による読取処理手順の一例を示すフローチャートである。 撮像画像の内容例を示す模式図である。 撮像画像に対する走査方法の概要を示す図である。 メータの目盛盤の走査画像の一例を示す模式図である。 指針の走査画像の一例を示す模式図である。 尤度分布を示す図である。 撮像画像に対する走査方法の他の例の概要を示す図である。 サーバ装置の制御部による異常検知処理の手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2のサーバ装置による読取処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2における撮像画像に対する走査方法の概要を示す図である。 メータの目盛盤の走査画像の一例を示す模式図である。 指針の走査画像の一例を示す模式図である。 指針の走査画像の画素値の変動分布を示す図である。 目盛盤の走査画像における画素値の変動分布を示す図である。 実施の形態2における尤度の算出方法を示す図である。 実施の形態2における尤度分布を示す図である。
以下、本開示のメータ読取方法及びメータ読取装置についてその実施形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1におけるメータ検針システム100の概要を示す説明図である。メータ検針システム100は、複数のカメラデバイス1、ゲートウェイ装置2、サーバ装置3、及びクライアント装置4を含む。
カメラデバイス1は、工場内の設備に設けられている複数のメータMに対して設けられている。ゲートウェイ装置2は工場内に設置されており、複数のカメラデバイス1と通信接続が可能である。カメラデバイス1とゲートウェイ装置2との間の通信接続は、例えば近距離無線通信により実現される。カメラデバイス1とゲートウェイ装置2との間は、有線によって通信接続が可能な構成としてもよい。
カメラデバイス1は、メータMの目盛盤を撮像した撮像画像をゲートウェイ装置2へ通信により送信する。ゲートウェイ装置2は、複数のカメラデバイス1夫々から送信される撮像画像を、ネットワークNを介してサーバ装置3へ送信する。
サーバ装置3は、ゲートウェイ装置2から送信された撮像画像に対して後述する処理を実行し、撮像画像に写っている1又は複数のメータMの指針の位置が示す状態を特定する。サーバ装置3はこれに加え、状態を特定するための設定情報をWebベースで受け付ける機能を発揮すると共に、特定した状態に基づいてメータMが設けられている工場の管理者へ警報を発報する機能を発揮する。なおサーバ装置3について本実施の形態では、説明を容易にするために1台のサーバコンピュータとして説明するが、1台のサーバコンピュータにて論理的に複数のインスタンスにより動作する仮想サーバにより実現される。また、複数のサーバコンピュータで機能又は処理を分散させるか、重畳させてもよい。
ネットワークNは、公衆網N1、及びキャリアネットワークN2を含む。公衆網N1は所謂インターネットである。キャリアネットワークN2は、次世代又は次々世代高速携帯通信規格等の規格に基づく無線通信を実現する通信キャリアが提供するネットワークである。公衆網N1はアクセスポイントAPを含む。キャリアネットワークN2は基地局BSを含む。ゲートウェイ装置2は、アクセスポイントAP又は基地局BSにより、公衆網N1に接続されるサーバ装置3との間で情報の送受信が可能である。
工場内の設備に取り付けられている多様なメータの内、デジタル出力機能を有するメータからは、例えば工場内のセンターコンソール等の制御装置に向けて測定結果を出力させ、制御装置で測定対象の状態の異常の有無等を判断することが容易である。これに対し、デジタル出力機能を有していないメータMについては従来、工場管理担当者が目視で異常の有無を確認するか、担当者が立ち入ることができない場所についてはカメラでメータの目盛盤を撮像してこれを担当者が遠隔から確認し、異常の有無を判断してきた。例えば、ダイヤフラム式の圧力計であるメータMについては、異常に高圧力となっていないか否かを担当者が1日に数回目視して確認するなどして、工場内設備の異常の有無を判断してきた。
本実施の形態では、デジタル出力機能を有していないメータMに対してカメラデバイス1を取り付け、カメラデバイス1で撮像された撮像画像に基づくサーバ装置3のメータ読取装置としての機能によって、メータMで測定している状態を特定するメータ検針システム100を実現する。以下に示す処理内容により、サーバ装置3は高精度にメータMの指針が差す状態を特定することができる。これにより、既存のアナログ式のメータMにカメラデバイス1を設けてゲートウェイ装置2を工場内に設置する容易な手順で、担当者の1日に数回の目視の作業を省略することを実現する。
図2は、カメラデバイス1の模式図である。図2Aは模式斜視図、図2Bは模式断面図である。カメラデバイス1は、基板10から延出された短冊状の延出基板10fの一面に撮像部11及び光源12を設け、基板10に通信部13及び制御部14を実装し、電池ボックス16を接続して構成される。なお光源12は、設置場所によっては不要な場合があるので着脱可能であることが好ましい。カメラデバイス1は、延出基板10fの撮像部11が実装されている面をメータMの目盛盤の視認用の窓に向けるようにして取り付けられる。カメラデバイス1は、アダプタ17によってメータMに対して位置決めされる。アダプタ17は、メータMの外径より大きい円形状の透明樹脂製カバー15及び該カバー15の一端に固定されたアダプタ17の本体を有している。アダプタ17の本体に電池ボックス16と共に基板10を固定し、カバー15をメータMの窓に被せ、図示しない取付ネジ又は取付金具で固定することで、カメラデバイス1がメータMに対して、図2に示すように位置決めされる。カバー15は透明樹脂製であり、メータMの目盛盤に対向する撮像部11が実装された延出基板10fは短冊状であって撮像部11の大きさに対応する幅を有する程度の大きさでよいので、カメラデバイス1が取り付けられた状態でのメータMも視認が可能である。なおカメラデバイス1及びアダプタ17の構成はこれに限らないことは勿論である。
撮像部11は、可視光又は赤外光の撮像素子及びメモリ等を含み、制御部14の制御信号に応じて撮像を実行する。光源12は例えばLED(Light Emitting Diode)を含み、制御部14の制御信号に応じて、撮像時に白色光又は赤外光を照射する。光源12については照度センサを用い、環境光によって十分に明るい場合には点灯しない等、環境光に応じた点灯とするようにしてもよい。通信部13はゲートウェイ装置2との通信接続を実現する。通信部13は例えばBluetooth(登録商標)、特に2.4GHzのBLE(Bluetooth Low Energy)等の近距離無線通信モジュールを含む。
制御部14はプロセッサ及びメモリを含み、メモリに記憶されているプログラム及び設定情報に基づいて撮像部11による撮像実行、光源12の点灯及び消灯、並びに通信部13による送受信を制御する。メモリに記憶されている設定情報には、カメラデバイス1を他と識別するための識別情報が予め記憶されており、制御部14は、通信部13から撮像画像を送信する際に、メモリに記憶されている識別情報を対応付けて送信する。制御部14は、設定情報に含まれる周期に基づいて、又はゲートウェイ装置2からの指示に応じて撮像部11で撮像を実行し、撮像部11の内蔵メモリに一時保存される撮像画像を読み出し、通信部13に与えてゲートウェイ装置2へ送信させる。
カメラデバイス1は撮像部11以外に他のセンサを備えてもよい。カメラデバイス1は例えば、温度センサ、湿度センサを備えてもよい。カメラデバイス1は例えば、自身の電池電圧、照度センサ等、撮像環境に関する情報を取得するセンサを備えてもよい。制御部14は撮像画像のメタデータ記述部分にこれらのセンサで測定された情報を含めて通信部13から撮像画像と共に送信することができる。
図3は、メータ検針システム100の構成を示すブロック図である。ゲートウェイ装置2は、プロトコルが異なる第1通信部22及び第2通信部23を備えた所謂IoTゲートウェイと呼ばれる装置を用いる。ゲートウェイ装置2は、制御部20及び記憶部21を備える。制御部20はCPU及びクロック等を用いて予め記憶されたプログラム及び設定情報に基づいてカメラデバイス1から送信される撮像画像のサーバ装置3への送信処理を行なう。第1通信部22は、カメラデバイス1との通信用のBLE等の近距離無線通信モジュールを含む。第2通信部23は、ネットワークNに含まれるキャリアネットワークN2経由での通信を実現する次世代移動通信規格用の通信モジュールを含む。ゲートウェイ装置2はその他、イーサネット(登録商標)用のデバイス、無線LAN用の通信モジュールを備えてもよい。
サーバ装置3は、サーバコンピュータを用いる。サーバ装置3は、制御部30、記憶部31、及び通信部32を備える。制御部30はCPU(Central Processing Unit )又はGPU(Graphical Processing Unit )を用いたプロセッサであり、内蔵する揮発性メモリ、クロック等を含む。制御部30は後述するように画像処理を実行するためGPU又は別途グラフィックカードを用いることが好ましい。制御部30は、記憶部31に記憶されているサーバプログラム30Pに基づいた各処理を実行し、汎用サーバコンピュータを後述するメータMの撮像画像に関する情報処理を行なう特定のメータ読取装置として機能させる。
記憶部31は、ハードディスクを用いてサーバプログラム30Pのほか、制御部30が参照する情報を記憶する。記憶部31は、後述の撮像画像に対する処理の際に制御部30が参照するメータM毎の設定情報を、メータMの識別情報と対応付けて記憶する。記憶部31に記憶してあるサーバプログラム30Pは、通信部32により外部から取得して記憶したものであってよい。
通信部32は、ネットワークカードを含む。制御部30は通信部32により、ネットワークNを介したクライアント装置4との間の情報の送受信が可能である。
クライアント装置4は、制御部40、記憶部41、表示部42、操作部43、音声入出力部44、及び通信部45を備える。制御部40は、CPU、又はGPU等のプロセッサと、メモリ等を含む。制御部40は、プロセッサ、メモリ、記憶部41、及び通信部45を集積した1つのハードウェア(SoC:System On a Chip)として構成されていてもよい。制御部40は、記憶部41に記憶されているアプリプログラム40Pに基づき、汎用的なコンピュータを本実施の形態のメータ検針システム100のユーザ用のクライアント装置4として機能させる。
記憶部41は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含む。記憶部41は、アプリプログラム40Pを記憶する。アプリプログラム40PはWebブラウザ機能を含むとよい。記憶部41に記憶してある汎用のWebブラウザプログラムが用いられてもよい。記憶部41は、制御部40が参照するデータを記憶する。アプリプログラム40Pは、記憶媒体49に記憶されたアプリプログラム49Pを、制御部40が図示しない読取部によって読み出して記憶部41にインストールしたものであってもよい。アプリプログラム40Pは、任意のサーバ装置がネットワークNを介して配信するアプリプログラム(図示せず)を制御部40が通信部45により受信して記憶部41にインストールしたものであってもよい。
表示部42は、液晶パネル又は有機ELディスプレイ等のディスプレイ装置を含む。操作部43は、ユーザの操作を受け付けるインタフェースであり、物理ボタン、ディスプレイ内蔵のタッチパネルデバイスを含む。操作部43は、物理ボタンまたはタッチパネルにて表示部42で表示している画面上における操作を受け付けることが可能である。
音声入出力部44は、スピーカ及びマイクロフォン等を含む。音声入出力部44は、音声認識部を備えて、マイクロフォンにて入力音声から操作内容を認識して操作を受け付けることが可能である。
通信部45は、ネットワークNを介してサーバ装置3との間の情報の送受信を実現する無線通信モジュールである。通信部45は、ネットワークカードを用いて有線によりネットワークNを介した通信を行なってもよい。
このように構成されるメータ検針システム100におけるメータMの検針方法を説明する。本実施の形態においてゲートウェイ装置2は、記憶部21に予め、通信接続可能なカメラデバイス1のデバイス識別情報を記憶しておく。デバイス識別情報は例えばMACアドレスであってよいし、予めカメラデバイス1に付与して記憶されている情報であってもよい。記憶部21には、ゲートウェイ装置2自身のゲートウェイ識別情報が加えて記憶されてもよい。ゲートウェイ装置2は、カメラデバイス1用の第1通信部22によって複数のカメラデバイス1に対してペアリングを確立させ、ペアリングが確立されたカメラデバイス1夫々に異なるアドレスを一時的に付与する。ゲートウェイ装置2の制御部20は、複数のカメラデバイス1に対し、記憶部21に記憶してあるデバイス識別情報と対応付けて順に、撮像の実行及び撮像画像の送信を指示する。
カメラデバイス1は夫々、ゲートウェイ装置2から指示を受けると、光源12を点灯させ、撮像部11による撮像を実行し、光源12を消灯させ、撮像画像を通信部13からゲートウェイ装置2へ送信する。制御部14は、内蔵メモリにデバイス識別情報が予め記憶してある場合、これを撮像画像と共に送信してもよい。
ゲートウェイ装置2の制御部20は、カメラデバイス1から第1通信部22により撮像画像を受信する都度、対応するデバイス識別情報と対応付けて、第2通信部23から撮像画像をサーバ装置3宛てに送信する。制御部20は内蔵メモリを用いて、撮像画像を蓄積してもよい。第2通信部23からの送信が困難な場合には蓄積しておき、通信可能となった時点で送信すればよい。
ゲートウェイ装置2の制御部20は、以上の撮像指示、撮像画像の受信及び送信の処理を、通信接続可能な1又は複数のカメラデバイス1に対して巡回的に繰り返す。ゲートウェイ装置2は例えば、最大20台のカメラデバイス1と通信接続することができる。1回の撮像指示からサーバ装置3への送信に10秒−20秒要する場合、各カメラデバイス1では4分−6分に一度撮像が実行される。
サーバ装置3では、ゲートウェイ装置2から撮像画像が送信される都度、デバイス識別情報と対応付けてメータM毎に、後述する処理によってメータMの目盛盤から指針の位置を特定し、指針が指し示す目盛に対応する数値を特定する。制御部30は、指針の位置の特定、及び数値の特定に使用する設定情報をメータM毎、デバイス識別情報に対応付けて記憶部31に記憶している。これらの情報は、サーバ装置3にクライアント装置4を接続してオペレータの操作によって処理を受け付けるとよい。
図4は、設定される情報の内容例を示す図である。図4中、指針支点位置を符号Oで示し、複数の主目盛の位置を符号P0 ,P1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 で示している。これらの位置は、オペレータが画面上で選択して設定されるとよい。記憶部31には、図4に示した指針支点位置Oの撮像画像上の位置を示す座標、複数の主目盛の位置P0 ,P1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 ,…の位置を示す座標が夫々記憶される。
また図4では、記憶してある指針の一般的な輪郭情報に基づき描画された輪郭に対して調整されて確定した指針の形状に対応する輪郭Cが示されている。記憶部31に予め指針の形状として一般的な輪郭を示す情報を記憶している。輪郭Cは、予め記憶してある輪郭を示す情報に基づき描画された輪郭に対し、オペレータが先端の指定、幅の拡縮、長さの調整をすることによって確定する。記憶部31には、確定された輪郭Cの長さ及び幅と、輪郭Cに対する指針支点位置Oの相対位置とが記憶される。針色についても選択を受け付
け、記憶部31に記憶されるとよい。
また記憶部31には、撮像画像の歪み補正も予め設定されてあるとよい。歪み補正では例えば、カメラデバイス1の撮像部11とメータMとの間の距離が近いため、撮像部11がメータMの目盛盤とが厳密には垂直でなく即ち正対していない場合に歪みが大きくなる。その他レンズの特性による歪みがある。図5は、撮像画像における歪みの補正の概要を示す図である。図5では、撮像画像の歪みを格子で表している。図5に示すように、本来は相互に垂直に交わっている格子が、撮像方向の角度、レンズ特性等によって図5Aに示すように歪んで撮像される。サーバ装置3の制御部30にて、画像解析機能を用いて自動的に歪みを特定して補正してもよいし、撮像画像をプレビューさせる画面を表示し、オペレータが補正後の撮像画像を確認しながら、歪みを補正してもよい。図5Bは、補正後の格子を示している。補正パラメータ群は記憶部31に設定情報として記憶される。設定情報に基づいて制御部30は、同一のカメラデバイス1で撮像した撮像画像に対して、後述の読取処理の前段階で補正を行なうことができる。
次に、図4及び図5に示すようにして設定された設定情報に基づく読取処理について説明する。読取処理は、クライアント装置4を介して受け付けられた設定情報に基づき、カメラデバイス1から送信される撮像画像に対してサーバ装置3にて実行される。
図6は、サーバ装置3による読取処理手順の一例を示すフローチャートである。サーバ装置3は、撮像画像をゲートウェイ装置2から受信する都度、以下の処理を実行する。
サーバ装置3の制御部30は、受信した撮像画像に対応するデバイス識別情報を特定し(ステップS201)、デバイス識別情報に対応付けられている設定情報を記憶部31から読み出す(ステップS202)。
制御部30は、読み出した設定情報に基づき、受信した撮像画像に対して第1に歪み補正処理を実行する(ステップS203)。ステップS203において制御部30は例えば、上述したように設定情報受付画面420内の撮像画像を含むプレビュー画面422にて、担当者の操作による補正のパラメータ群を読み出して適用する。制御部30は、歪み補正のパラメータを予め自動的に特定しておき、記憶部31に記憶しておいて使用してもよい。
制御部30は、撮像画像に対して第2にイコライゼーション処理を実行する(ステップS204)。ステップS204におけるイコライゼーション処理は、画像の階調補正によって、影や反射等のノイズ要素の影響を低減する画像処理である。
制御部30は次に、ステップS203及びS204の処理後の撮像画像に写っているメータMを1つ選択し(ステップS205)、選択したメータMについて記憶してある設定情報に基づいて以下のステップS206からステップS214の処理を実行する。
制御部30は、撮像画像に対し、指針支点位置を基準として、指針の長さ方向に沿う指針の長さ分に対応する範囲の画素を走査する処理を、複数の目盛位置の内の0(ゼロ)目盛位置から最大の目盛位置まで、目盛に直交する方向(又は指針が進行する方向)に順次進める(ステップS206)。参照処理の都度、参照した画素の画素値を用いて目盛盤の走査画像を作成する(ステップS207)。
制御部30は、読み出した設定情報に含まれる指針の形状の輪郭の情報及び針色に基づいて、指針の画像を作成する(ステップS208)。ステップS208において制御部30は例えば、指針の長さ及び幅よりもいずれも十分に大きい背景画像を設定情報に含まれる目盛盤の色で描画し、この背景画像の中央に、輪郭の情報に基づいて長さ及び幅に対応させた指針の輪郭を描画し、輪郭内を設定情報の針色で描画する。目盛に直交する方向に、指針の長さに対応する幅分の画素を走査し(ステップS209)、走査した画素の画素値を用いて指針の走査画像を作成する(ステップS210)。
制御部30は、ステップS207で作成した目盛盤の走査画像における目盛に直交する方向に沿って、ステップS210で作成した指針の走査画像を用い、指針が写っている可能性の高さの分布(尤度分布)を算出する(ステップS211)。
ステップS211において制御部30は、目盛盤の走査画像(矩形画像)における目盛に直交する方向に沿って、ステップS210で作成した指針の走査画像を指針の方向に合わせて重畳させ、対応する画素同士の差分を算出して得られる数値に基づいて尤度を算出する。制御部30は、対応する画素同士の差分を、指針の走査画像の大きさの範囲全て合算したものを用いてもよいし、和の平均値を算出してもよい。制御部30は差分の合算値、又は平均値が小さい程に、指針の走査画像が位置する目盛盤の走査画像内の箇所に指針が写っている可能性が高いとして尤度を算出する。好ましくは、指針の走査画像における指針の中心線及び中心線から所定幅分の画素については、その差分が小さい程尤度が大きくなるように、差分に重み付けを与えて尤度を算出するとよい。
制御部30は、ステップS211で算出した目盛に直交する方向、即ち目盛位置に対する尤度分布の微分値を用いて尤度分布を補正する(ステップS212)。ステップS212において制御部30は、尤度分布におけるピークの内、尤度が同程度のピークについてはより急峻なピークを採用するためである。
制御部30は、ステップS212の補正後の尤度分布に基づき、尤度が最大となる目盛盤の走査画像上の位置を特定し(ステップS213)、特定した位置に対応する指針が示す数値を算出して記憶部31にデバイス識別情報及びメータ識別情報と対応付けて記憶する(ステップS214)。ステップS214における記憶は、撮像画像を取得した時間を示す時間情報と対応付けてログとして蓄積記憶してもよいし、最新の数値情報のみを記憶するようにしてもよい。
制御部30は、受信した撮像画像について写っている監視対象のメータM全ての処理を実行したか否かを判断し(ステップS215)、全ての処理を実行していないと判断された場合(S215:NO)、処理をステップS205へ戻し、次のメータMを選択して(S205)、処理を続行する。
ステップS215にて全ての処理を実行したと判断された場合(S215:YES)、制御部30は処理を終了する。
ステップS206における走査に際し、指針が目盛範囲の上下限(ゼロ及び最大の目盛位置)を超えて振れることが予想される場合には、その上下限を超える部分を「読取範囲外領域」として設定された範囲を含めて実行してもよい。制御部30はステップS206で、「読取範囲外領域」を走査画像の対象とするか否かの設定に基づいて走査を進めてもよい。「読取範囲外領域」を対象としない場合、制御部30はS206で示したように、ゼロ目盛位置から最大目盛位置までに限定して走査を行ない、走査画像を作成する。「読取範囲外領域」を対象とする場合、制御部30は「読取範囲外領域」も含めて走査を進め、走査画像を作成し、S211以降の処理で指針が「読取範囲外領域」に存在していることが推定できる状態では、S213の特定処理を回避するといった処理を行なってもよい。
撮像画像の内容例を用い、図6のフローチャートに示した処理手順について具体的に説明する。図7は、撮像画像の内容例を示す模式図である。図7では図4で示したように圧力計であるメータMを撮像した例を示している。図8は、撮像画像に対する走査方法の概要を示す図である。図8では、図7に示した撮像画像に対し、図4を参照して説明した処理によって設定された指針支点位置を符号O、複数の主目盛の位置を符号P0 ,P1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 で示している。図8では、目盛盤の走査画像を作成するための走査の進行方向を白抜きの矢符を示し、1回の走査(主走査)で参照する指針の長さ分に対応する範囲を破線の矩形Lにて示している。矩形Lは、指針の基準位置である指針の支点位置の画素を通り、指針の長さ分における1〜2画素、画素が参照できる程度の幅の範囲である。制御部30はステップS207(ステップS210でも同様)において、矩形Lを指針支点位置Oで少しずつ回転させながら画素値を参照して走査画像を作成する。
図9は、メータMの目盛盤の走査画像の一例を示す模式図である。図9では走査画像を線図で示し、走査画像中の図8中で示した符号O,P0 ,P1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 で識別される主目盛の位置を符号で示している。図9に示すように走査画像は矩形画像として作成される。図9に示す一例では、矩形画像を横切る線分Qが、指針支点位置に対応している。長辺方向は走査時の矩形Lの回転角度に対応する。なお図9に示すように、撮像画像におけるメータMの歪みによって、主目盛間の区間毎に長さが異なる。したがって後に指針が示す数値を読み取る際には区間毎に異なる主目盛間の目盛の配分に基づいて特定する。なお区間の長さを均一化するために区間毎に異なる係数で走査画像を伸長又は短縮させるようにしてもよい。
図10は、指針の走査画像の一例を示す模式図である。図8に示した方法で目盛盤の走査画像と同様の走査画像を作成するため、指針の下部が拡がった画像として作成される。
図11は、尤度分布を示す図である。横軸は目盛盤の走査画像の走査の進行方向、縦軸は尤度を示している。図11は、尤度分布を図9に示した目盛盤の走査画像に重畳させるようにして示している。図11は、図9の目盛盤の走査画像に対して図10の指針の走査画像が合致、即ち指針が写っている可能性の高さの分布を示している。図11の例では、目盛盤の走査画像における左側に尤度のピークがある。制御部30はピークの位置と、走査画像上における主目盛の位置とに基づき、指針は3.4付近を示していると特定することができる。
上述の処理は、回転する指針を持つメータMを例に説明したが、これに限らず上下する指針又は左右に動く指針(針に限らない指示部)を持つメータMに対しても同様の処理によって読取が可能である。このとき走査を進める方向は、目盛に直交する方向(指針が上下する方向)で変わらない。ただしこのようなメータMに対しては、設定情報として指針支点位置ではなく指針の基準位置(例えば中心)を受け付けて記憶しておき、読取処理においては基準位置を用いて走査画像を作成する。図12は、撮像画像に対する走査方法の他の例の概要を示す図である。図12に示す例では、垂直方向に指針が上下する水位計の撮像画像を用いている。このような水位計であっても目盛に直交する方向(指針又は水面、境界面等が進行する方向)に順次、指針を含む範囲Lの画素値を参照して走査画像を作成することで同様の処理を適用することができる。
読み取られた数値は夫々、メータMの測定対象の状態の異常検知に利用できる。以下の処理では、読み取られた数値が予め設定された範囲内にあるか否かをサーバ装置3にて判断し、範囲外であると判断された場合のみにメータ検針システム100のクライアント装置4を用いる担当者へ向けて通知を行ない、安全監視サービスを実現する。
図13は、サーバ装置3の制御部30による異常検知処理の手順の一例を示すフローチャートである。制御部30は、図6のフローチャートに示した読取処理を実行する都度、又は、数分に1度、数時間に1度等の所定の周期で以下に示す処理手順を実行する。
制御部30は、デバイス識別情報を選択し(ステップS301)、選択したデバイス識別情報に対応付けて記憶したメータM毎の指針が示す数値を読み出す(ステップS302)。制御部30は、選択したデバイス識別情報に対応するメータM毎の所定安全範囲を読み出し(ステップS303)、ステップS302で読み出した数値が、ステップS303読み出した所定の安全範囲内であるか否かを判断する(ステップS304)。
ステップS304で安全範囲内であると判断された場合(S304:YES)、制御部30は、監視対象のメータMに対応するデバイス識別情報を全て選択したか否かを判断する(ステップS305)。全て選択したと判断された場合(S305:YES)、制御部30は処理を終了する。
ステップS304で安全範囲外であると判断された場合(S304:NO)、制御部330は、ステップS301で選択したデバイス識別情報に対応付けられているアカウント情報に基づいて担当者へ向けて発報し(ステップS306)、処理をステップS305へ進める。
ステップS305で全て選択していないと判断された場合(S305:NO)、制御部30は処理をステップS301へ戻す。
従来は担当者が工場を巡回して、アナログメータであるメータMを目視により確認して異常の有無を判断してきた。しかしながら本開示のサーバ装置3の機能によって高精度な自動読取が可能になる。カメラデバイス1をメータMに位置決めして取り付け、ゲートウェイ装置2を設定、設置し、各カメラデバイス1について図4に示したような初期的な設定を行なうのみで以後、異常検知の業務を自動化することができる。例えば高温、危険ガス取扱い等、担当者の立ち入りが困難な場所に設置されているメータについても、高温対応のアダプタ17を用いてカメラデバイス1を使用することで、検針を自動化させることが可能である。
(実施の形態2)
実施の形態2におけるメータ検針システム100の構成は、サーバ装置3のメータ読取装置としての読取処理の詳細を除き、実施の形態1における構成と同様である。以下の実施の形態2の説明において実施の形態1と共通する構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態2における読取処理手順について説明する。図14は、実施の形態2のサーバ装置3による読取処理手順の一例を示すフローチャートである。図14のフローチャートに示す処理手順の内、実施の形態1の図6のフローチャートに示した処理手順と共通する手順については同一のステップ番号を付して詳細な説明を省略する。
サーバ装置3の制御部30は、受信した撮像画像に対応するデバイス識別情報を特定し(S201)、デバイス識別情報に対応する設定情報を読み出す(S202)。制御部30は、受信した撮像画像に対して歪み補正処理を実行する(S203)。実施の形態2ではイコライゼーション処理は実行しない。
制御部30は、撮像画像に写っているメータMを1つ選択し(S205)、選択したメータMに対する設定情報に基づいて以下の処理を実行する。
制御部30は、撮像画像に対し、指針支点位置を基準とした画素を走査する処理を、目盛盤の全域に対し、目盛に直交する方向(又は指針が進行する方向)に順次進める(ステップS226)。ステップS226における「指針支点位置を基準とした画素の走査」は、実施の形態2では、指針の針尾から針先までの長さ分の範囲の画素のみならず、針尾よりも外側部分の領域に及んでもよい。
制御部30は、ステップS226の参照処理の都度、参照した画素の画素値を用いて目盛盤の走査画像を作成する(S207)。
制御部30は、選択したメータMの指針の画像を作成し(S208)、作成した画像に対してステップS226同様に、指針支点位置を基準とした画素の走査を実行し(S209)、操作した画素の画素値を用いて指針の走査画像を作成する(S210)。
制御部30はステップS210で作成した指針の走査画像に対し、走査画像の範囲内における画素値の変動分布を算出する(ステップS221)。ここで画素値は、明度(輝度)に対応する値であってもよいし、RGB夫々の値であってもよい。
制御部30は、ステップS207で作成した目盛盤の走査画像における目盛に直交する方向に沿って、ステップS221で作成した指針の走査画像の画素値の変動分布を用いて、指針が写っている可能性の高さの分布(尤度分布)を算出する(ステップS222)。
ステップS222において制御部30は、目盛盤の走査画像(矩形画像)における目盛に直交する方向に沿って、ステップS210で作成した指針の走査画像に対応する範囲を順次ずらしながら各範囲内の画素値を抽出する。制御部30は、抽出した範囲の画素値の変動分布を算出し、ステップS221で算出された変動分布との類似性を示す数値に基づいて尤度を算出する。指針の画像は基本的に、輪郭が明確な指針が写っているため、画素値の変動が輪郭部分で大きい。目盛盤は大抵の場合、背景色であるから、映り込み、反射等の影響が無ければ変動が小さいはずである。制御部30は、各範囲内における画素値の変動分布の、指針の走査画像における画素値の変動分布との類似度に対応する導関数(後述)の積和を尤度として算出する。画素値の変動分布は、範囲内を任意の少なくとも1つの方向で走査した変動分布として算出されるが、尤度の精度を高めるために、異なる方向に走査した結果を積和してもよい。異なる方向の変動分布に重み付けを与えて尤度として合算してもよい。詳細は線図を参照して後述する。
制御部30は、ステップS222で算出した尤度分布に基づいて、尤度が最大となる目盛盤の走査画像上の位置を特定し(S213)、特定した位置に対応する指針が示す数値を算出して記憶部31にデバイス識別情報及びメータ識別情報と対応付けて記憶する(S214)。
制御部30は、受信した撮像画像について写っている監視対象のメータM全ての処理を実行したか否かを判断し(S215)、全ての処理を実行していないと判断された場合(S215:NO)、処理をステップS205へ戻し、次のメータMを選択して(S205)、処理を続行する。
ステップS215にて全ての処理を実行したと判断された場合(S215:YES)、制御部30は処理を終了する。
実施の形態2の図14のフローチャートに示した処理手順について具体的に説明する。実施の形態2においても、メータMを撮像した場合には、図7に示したような撮像画像が取得される。図7に示した撮像画像を例に挙げて実施の形態2における読取手順を具体的に説明する。
図15は、実施の形態2における撮像画像に対する走査方法の概要を示す図である。図15では、図7に示した撮像画像に対し、図4を参照して説明した処理によって設定された指針支点位置を符号O、複数の主目盛の位置を符号P0 ,P1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 で示している。図15では、目盛盤の走査画像を作成するための走査の進行方向を白抜きの矢符を示し、1回の走査(主走査)で参照する画素群を、指針支点位置を中心とした目盛までの距離の2倍の長さの線分L2にて示している。線分L2は、指針の基準位置である指針の支点位置の画素を通る長さ分の線分である。制御部30はステップS207(ステップS210でも同様)において、線分L2を指針支点位置Oで少しずつ回転させながら、360度分、線分L2上の画素値を参照して走査画像を作成する。線分L2は、1〜2画素分の幅を有してL2内の画素を参照するようにしてもよい。
図16は、メータMの目盛盤の走査画像の一例を示す模式図である。図16では走査画像を線図で示し、走査画像中の図15中で示した符号O,P0 ,P1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 で識別される主目盛の位置を符号で示している。図16に示すように走査画像は矩形画像として作成される。図16に示す一例では、矩形画像を横切る線分Qが、指針支点位置Oに対応している。長辺方向は走査時の矩形Lの回転角度に対応する。図16に示す実施の形態2における目盛盤の走査画像は、図9と比較して、参照基準の線分L2が指針の針尾部分側の空白に及んでいる。この場合、線分L2を針尾側から先に延伸させることにより、針尾の先の領域は画素値の変動が小さいことが尤度に反映される。即ち、針尾の先を含めた指針画像との相関量が多さで尤度を算出することが可能になる。
図17は、指針の走査画像の一例を示す模式図である。図15に示した方法で目盛盤の走査画像と同様の走査画像を作成するため、指針の針尾部分が拡がった画像として作成されると共に、参照基準の線分L2が針尾部分の空白に及んでいる。
図18は、指針の走査画像の画素値の変動分布を示す図である。制御部30は、指針の走査画像について、走査方向(図17,図18における横方向、ここでは指針の走査画像の幅方向)における画素値の分布を1ライン(1〜数画素の幅)ずつ取得し、取得した画素値を1画素単位で微分して変動分布を算出する。変動分布を走査方向に直交する方向にずらしながら、走査画像の高さ分だけ算出して記憶しておく。図18では、走査画像における高さ yがy=h1のときの走査方向に対する画素値の分布B2(h1)、高さ yがy=h2のときの走査方向に対する画素値の分布B2(h2)が取得されている。各々の分布を走査方向の1画素単位(x )で微分すると、以下の式(1)のように表される。ここでB2の「B」は走査方向における分布、「2」は、指針の走査画像における分布であることを示している。
Figure 2020038188
図18に示すように、指針が写る範囲の画素値の変動分布は、走査方向において中央部分の画素値(明度、輝度値、RGB値)が低い部分が存在することが分かる。
図19は、目盛盤の走査画像における画素値の変動分布を示す図である。制御部30は、目盛盤の走査画像を走査方向に所定の画素単位ずつ、図19に示すように、指針の走査画像と一致する範囲のみ抽出し、抽出された範囲における画素値の分布を、図18と同様にして算出し、微分して変動分布を算出する。図19に示す画像は、図16に示した目盛盤の走査画像の内、走査方向における位置XがX=αであるときの破線で示す範囲を示している。
制御部30は、図19に示すような走査画像における範囲に対し、図18で示した方法と同様に、走査方向(図19における横方向、ここでは抽出範囲の幅方向)における画素値の分布を1ライン(1〜数画素の幅)ずつ取得し、取得した画素値を1画素単位で微分して変動分布を算出する。目盛盤の走査画像における走査方向における画素値の変動分布は、以下の式(2)のように表される。ここで「B」は走査方向における分布、「1」は、目盛盤の走査画像における分布であることを示している。
Figure 2020038188
図20は、実施の形態2における尤度の算出方法を示す図である。実施の形態2において尤度は、図19に示したような目盛盤における走査画像から、走査方向の位置Xを中心として抽出された範囲における画素値の変動が、図18に示した指針の画像における画素値の変動とどれほどに類似しているかの変動類似性の積和によって算出される。変動類似性は、抽出範囲及び指針画像における走査方向の1行毎に、以下のように算出される。
制御部30は、抽出範囲における走査方向の変化分毎の変動分布と、指針画像における走査方向の変化分毎の変動分布との乗算値を、変化分毎に算出する。乗算値は、変動分布に正の相関がある場合には、乗算の結果は正の値となり、つまり、変動分布における山谷の位置が同じであれば高いスコア、位相が逆なら低いスコアとして算出される。制御部30は、走査方向の変化分(dx)毎に算出した乗算値の和を取る(式(3))。
制御部30は、1行毎に算出した抽出範囲(部分画像)と指針の走査画像との間の走査方向における画素値の変動類似性の積和を、走査方向と直交する方向(指針の走査画像の高さ方向)に積算した結果を尤度として算出する(式(4))。
Figure 2020038188
この尤度の分布を、Xの位置を少しずつ走査方向にずらしてとることにより、指針が写っている可能性(尤度)が高い走査方向の位置が特定できる。図21は、実施の形態2における尤度分布を示す図である。横軸は目盛盤の走査画像の走査の進行方向、縦軸は尤度を示している。図21は、尤度分布を図16に示した目盛盤の走査画像に重畳させるようにして示している。図21は、図16の目盛盤の走査画像に対して図17の指針画像との類似度の高さの分布を示している。図21の例では、走査画像が360度以上走査されて作成されているため、図面上の右側にも反転した指針の画像が写っているが、図17の指針画像との類似度の高さを示すため、尤度のピークは唯一となり、誤りなく特定することが可能である。
実施の形態2の尤度の算出においては、図18−図20で示したように抽出した範囲における幅方向について画素値を参照し、その変動分布を算出して積和を取ることによって尤度を算出した。しかしながら、尤度の精度を高めるために、幅方向とは異なる方向における変動分布、例えば、抽出した範囲及び指針の走査画像の高さ方向について変動分布を算出し、算出した変動分布を同様にして積算し、幅方向の変動分布に基づいて算出した尤度と合算してもよい。合算時には、幅方向の変動分布に基づく値と、高さ方向の変動分布に基づく値とに各々重みを付与して合算してもよい。異なる方向は、直交する幅方向又は高さ方向に限られず、指針の画像の特徴をとらえやすい任意の方向における画素値の変動分布をとって算出してもよい。
実施の形態2で説明した処理についても、上下する指針又は左右に動く指針(針に限らない指示部)を持つメータMに対しても同様の処理によって読取が可能であるし、実施の形態1同様に、読み取られた数値に基づく異常検知及び発報の安全監視サービスの実現にも適用可能である。
上述のように開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 カメラデバイス
11 撮像部
13 通信部
14 制御部
2 ゲートウェイ装置
3 サーバ装置(メータ読取装置)
30 制御部
31 記憶部
30P サーバプログラム
4 クライアント装置
40 制御部
40P アプリプログラム
42 表示部
43 操作部

Claims (8)

  1. メータの目盛盤を撮像した撮像画像における前記目盛盤の基準位置、各々数値が対応付けられた前記目盛盤の複数の主目盛の位置、並びに前記メータの指針の形状及び大きさを示す情報を記憶しておく記憶部と、
    前記メータの目盛盤を新たに撮像した撮像画像を、記憶してある目盛盤の基準位置、前記複数の主目盛の位置に基づき、画像内の目盛に直交する方向に走査して走査画像を作成する第1作成部と、
    前記指針の形状を示す情報に基づいて指針の画像を作成する第2作成部と、
    作成した指針の画像を、記憶してある目盛盤の基準位置及び大きさに基づき画像内の目盛に直交する方向に走査して指針の走査画像を作成する第3作成部と、
    作成された目盛盤の走査画像及び指針の走査画像の比較により、目盛盤の走査画像における目盛に直交する方向に対する、指針が写っている可能性の高さを示す尤度の分布を算出する算出部と、
    該算出部が算出した尤度の目盛に直交する方向に対する分布に基づいて前記メータの指針が示す数値を特定する特定部と
    を備えるメータ読取装置。
  2. 前記目盛盤は円形状であって前記記憶部に記憶されている目盛盤の基準位置は、回転する指針の支点の位置を示し、前記目盛に直交する方向は前記支点を中心とする回転方向である
    請求項1に記載のメータ読取装置。
  3. 前記目盛盤は矩形状であって前記記憶部に記憶されている目盛盤の基準位置は、直線上に移動する指針の特定の箇所に対応する位置を示し、前記目盛に直交する方向は前記指針の移動方向である
    請求項1に記載のメータ読取装置。
  4. 前記算出部は、前記第1作成部によって作成された走査画像における前記指針の走査画像に対応する範囲における画素値の変動と、前記第3作成部によって作成された指針の走査画像における画素値の変動との類似性を示す数値の走査方向及び前記目盛に直交する方向の積和によって前記尤度を算出する
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のメータ読取装置。
  5. 前記特定部は、
    尤度の目盛に直交する方向に対する分布に基づいて、尤度のピークを1又は複数特定し、
    複数のピークが特定される場合、尤度の変化がより急峻なピークを選択し、
    選択したピークの目盛に直交する方向における位置と、前記複数の目盛の位置とに基づいて指針が示す数値を特定する
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のメータ読取装置。
  6. 前記特定部は、前記目盛盤の走査画像の目盛に直交する方向における前記記憶部に記憶してある複数の主目盛の位置の間の区間内のいずれかにピークが存在する場合、区間毎に目盛間を補完して数値を特定する
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のメータ読取装置。
  7. メータの目盛盤を撮像した撮像画像における前記目盛盤の基準位置、各々数値が対応付けられた前記目盛盤の複数の主目盛の位置、並びに前記メータの指針の形状及び大きさを示す情報を記憶媒体に記憶しておき、
    前記メータの目盛盤を新たに撮像した撮像画像を、記憶してある目盛盤の基準位置、前記複数の主目盛の位置に基づき、画像内の目盛に直交する方向に走査して走査画像を作成し、
    前記メータの指針の形状を示す情報に基づいて指針の画像を作成し、
    作成した指針の画像を、記憶してある目盛盤の基準位置及び大きさに基づき画像内の目盛に直交する方向に走査して指針の走査画像を作成し、
    作成された目盛盤の走査画像及び指針の走査画像の比較により、目盛盤の走査画像における目盛に直交する方向に対する、指針が写っている可能性の高さを示す尤度の分布を算出し、
    算出された尤度の目盛に直交する方向に対する分布に基づいて前記メータの指針が示す数値を特定する
    処理を含むメータ読取方法。
  8. 記憶部を備えるコンピュータに、
    メータの目盛盤を撮像した撮像画像における前記目盛盤の基準位置、各々数値が対応付けられた前記目盛盤の複数の主目盛の位置、並びに前記メータの指針の形状及び大きさを示す情報を前記記憶部に記憶しておき、
    前記メータの目盛盤を新たに撮像した撮像画像を、記憶してある目盛盤の基準位置、前記複数の主目盛の位置に基づき、画像内の目盛に直交する方向に走査して走査画像を作成し、
    前記メータの指針の形状を示す情報に基づいて指針の画像を作成し、
    作成した指針の画像を、記憶してある目盛盤の基準位置及び大きさに基づき画像内の目盛に直交する方向に走査して指針の走査画像を作成し、
    作成された目盛盤の走査画像及び指針の走査画像の比較により、目盛盤の走査画像における目盛に直交する方向に対する、指針が写っている可能性の高さを示す尤度の分布を算出し、
    算出された尤度の目盛に直交する方向に対する分布に基づいて前記メータの指針が示す数値を特定する
    処理を実行させるコンピュータプログラム。
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