JP2017105271A - スイング角度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の設置領域を小さくし、また、雨や泥に対する装置の耐久性を高める。【解決手段】スイングアーム21のスイング角度を検出するスイング角度検出装置31は、ピボット軸17と同軸となるようにピボット軸17に固定された車体側ギヤ32と、ピボット軸支部23に固定されたケース36と、ケース36に自転可能に軸支され、車体側ギヤ32と噛合するセンサ側ギヤ40と、センサ側ギヤ40の自転の回転角度を検出するセンサ43とを備えている。スイングアーム21の揺動変位に伴い、ピボット軸支部23がピボット軸17周りを回転すると、センサ側ギヤ40が車体側ギヤ32の周りを公転すると共に自転し、センサ43がセンサ側ギヤ40の自転の回転角度を検出する。センサ側ギヤ40の自転の回転角度がスイングアーム21のスイング角度に相当する。【選択図】図4

Description

本発明は、鞍乗型車両において、後輪を支持するスイングアームのスイング角度を検出するスイング角度検出装置に関する。
自動二輪車等の鞍乗型車両において、後輪を支持するスイングアームのスイング角度を検出することで、リアアクスルシャフトの上下方向における変位、またはリヤサスペンションのストローク量を認識することができ、これに基づいて例えばサスペンションの減衰力の制御、または車両の姿勢制御等を行うことができる。下記の特許文献1、2および3には、このようなスイングアームのスイング角度を検出する装置が記載されている。
特開平2−109710号公報 実開平2−66392号公報 特開2010−149746号公報
上記特許文献1、2および3に記載された装置には、いずれも、スイングアームの一部と、回転を検出するポテンショメータの入力軸とを、アーム、リンクまたは伸縮継手といった棒状の連結部材により連結し、スイングアームの揺動変位を、連結部材を介してポテンショメータの入力軸に伝達する機構が用いられている。
この機構には、スイングアームの揺動変位に伴う連結部材の移動を許すための大きな領域(空間)が必要である。小さな車体に多数の部材が搭載された鞍乗型車両において、このような領域を確保することは容易でない。
また、スイングアームの揺動変位をポテンショメータの入力軸に伝達する上記機構は、鞍乗型車両の後輪の近傍に配置されているため、雨や泥がかかりやすい。この機構では、上記連結部材をスイングアームに回転可能に接続するジョイント部分等が外部に露出しているため、ジョイント部分に雨水がかかることによりグリスが流れ落ち易く、また、ジョイント部分に泥がかかることによりジョイント部分に泥が詰まり易い。また、外部に露出した連結部材に飛石がぶつかることも考えられる。この結果、機構の耐久性を確保する必要がある。
また、この機構の耐久性の問題は、上記機構をケースで覆って上記機構に雨や泥がかかることを防ぐことで解消することができると考えられるが、鞍乗型車両において、このようなケースを取り付ける領域を確保することは困難である。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、設置領域を小さくすることができ、また、雨や泥に対する耐久性を高めることができるスイング角度検出装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のスイング角度検出装置は、前端側には、筒状に形成され、内側にピボット軸が挿入されることにより鞍乗型車両の車体フレームに揺動可能に連結されるピボット軸支部が設けられ、後端側には後輪を支持する後輪支持部が設けられたスイングアームのスイング角度を検出するスイング角度検出装置であって、前記ピボット軸と同軸となるように前記ピボット軸に固定された車体側ギヤと、前記ピボット軸支部に自転可能に軸支され、前記車体側ギヤと噛合するセンサ側ギヤと、前記センサ側ギヤの自転の回転角度または回転量を検出するセンサとを備えていることを特徴とする。
本発明のこの態様において、スイングアームが揺動変位すると、ピボット軸に対してピボット軸支部が回転し、ピボット軸に固定された車体側ギヤの周囲を、ピボット軸支部に軸支されたセンサ側ギヤが公転し、これに伴ってセンサ側ギヤが自転する。そして、センサ側ギヤの自転の回転角度または回転量がセンサにより検出される。このセンサ側ギヤの自転の回転角度または回転量がスイングアームのスイング角度に相当する。スイングアームの揺動変位を車体側ギヤおよびセンサ側ギヤによりセンサに伝達することができるので、スイングアームの揺動変位を棒状の連結部材によりセンサに伝達する従来技術と比較し、スイングアームの揺動変位をセンサに伝達する機構を小型化することができる。したがって、当該機構の設置領域を小さくすることができる。
また、上記本発明のスイング角度検出装置において、内側に前記センサ側ギヤが軸支されたケースを備え、前記車体側ギヤは前記ピボット軸支部の内側に配置され、前記ピボット軸支部において前記車体側ギヤが配置された位置と対応する部分には前記ピボット軸支部の内側と外側とを連通させる孔が設けられ、前記センサ側ギヤが軸支された前記ケースが前記ピボット軸支部において前記孔が設けられた部分に前記ピボット軸支部の外側から取り付けられることにより、前記孔を介して前記車体側ギヤと前記センサ側ギヤとが噛合され、かつ前記孔が前記ケースにより閉塞される構成とすることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、スイングアームの揺動変位をセンサに伝達する機構をピボット軸支部に直接取り付けることができるので、当該機構の設置領域を小さくすることができる。また、スイングアームの揺動変位をセンサに伝達する機構、すなわち、車体側ギヤおよびセンサ側ギヤが、ピボット軸支部およびケースで覆われ、外部から閉ざされた空間内に配置されるので、車体側ギヤまたはセンサ側ギヤに雨や泥がかかることを防止することができ、当該機構の耐久性を高めることができる。また、センサ側ギヤを支持する機能と、ピボット軸支部の孔を閉塞する機能とをケースに併せ持たせることで、部品点数を削減することができ、また、製造時の組立を簡単化することができる。
また、上記本発明のスイング角度検出装置において、前記センサは前記ケースに取り付けられていることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、センサ側ギヤとセンサとを同一のケースに設けることにより、装置を小型化することができる。また、センサ側ギヤを支持する機能と、センサを支持する機能とをケースに併せ持たせることで、部品点数を削減することができると共に、製造時の組立を簡単化することができる。
また、上記本発明のスイング角度検出装置において、前記車体側ギヤの外径は、前記ピボット軸支部の内径よりも小さいことが好ましい。
本発明のこの態様によれば、車体側ギヤをピボット軸支部の軸方向端部からピボット軸支部の内側へ挿入することができ、組付性を高めることができる。また、ピボット軸またはピボット軸に取り付けられたディスタンスカラーに車体側ギヤを一体形成し、このように車体側ギヤが一体形成されたピボット軸をピボット軸支部に挿入することにより、車体側ギヤをピボット軸支部内に配置することができ、これによっても組付性を高めることができる。
本発明によれば、装置の設置領域を小さくすることができ、また、雨や泥に対する装置の耐久性を高めることができる。
本発明の実施形態によるスイング角度検出装置を備えた鞍乗型車両を示す説明図である。 本発明の実施形態によるスイング角度検出装置が設けられたスイングアームを示す説明図である。 本発明の実施形態によるスイング角度検出装置が設けられたスイングアームのピボット軸支部を示す説明図である。 図3中の矢示IV−IV方向からみた各ピボットフレーム、ピボット軸、ピボット軸支部およびスイング角度検出装置を示す断面図である。 図4中の矢示V−V方向からみた車体フレーム、ピボット軸、ピボット軸支部およびスイング角度検出装置を示す断面図である。 本発明の実施形態によるスイング角度検出装置のスイングアームへの組付を示す説明図である。
図1は、本発明の実施形態によるスイング角度検出装置が設けられた鞍乗型車両を示している。図1に示すように、本発明の実施形態によるスイング角度検出装置が設けられた鞍乗型車両1は自動二輪車である。鞍乗型車両1の車体フレーム2は、車体の前部に配置されたヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から後方へ伸長し、エンジン11を支持する左右一対のメインフレーム4と、メインフレーム4から車体の後端部に向かって伸長し、シート12を支持する左右一対のシートレール5と、車体の前後方向中間部に位置し、メインフレーム4から下方に伸長する左右一対のピボットフレーム6とを備えている。
ヘッドパイプ3にはステアリングシャフト13が挿入され、ステアリングシャフトの上部には、ステアリングブラケットを介してハンドル14が支持されている。一方、ステアリングシャフト13の下部にはステアリングブラケットを介してフロントフォーク15が支持され、フロントフォーク15には前輪16が支持されている。
また、左右一対のピボットフレーム6間には、ピボット軸17を介してスイングアーム21が支持され、スイングアーム21には後輪19が支持されている。また、車体フレーム2の一部とスイングアーム21との間には、リヤサスペンション20が設けられている。
図2はスイングアーム21を示している。図2に示すように、スイングアーム21は、前後方向に伸長する左右一対のアーム部22と、各アーム部22の前端部がそれぞれ接続されたピボット軸支部23と、各アーム部22の前後方向中間部に接続された架橋部24とを備え、左右のアーム部22は、ピボット軸支部23および架橋部24により連結されている。また、各アーム部22の後端側には後輪19を支持する後輪支持部25が形成されている。また、スイングアーム21の各部は例えばアルミニウム合金により形成されている。
ピボット軸支部23は、筒状、具体的には円筒状に形成され、左右方向に伸長している。ピボット軸支部23の内側には、左右方向に貫通した空間が形成されている。ピボット軸支部23は左右のピボットフレーム6間に配置され、ピボット軸支部23の内側には、例えば鋼製で棒状のピボット軸17が挿入され、ピボット軸17の両端部は、左右のピボットフレーム6に形成された取付孔6Aにそれぞれ支持されている(図4参照)。これにより、スイングアーム21は、ピボットフレーム6に、ピボット軸17を中心に上下方向に揺動可能に支持されている。また、リヤサスペンション20の一方の端部は架橋部24に接続されている。また、スイングアーム21の前端側には、本発明の実施形態によるスイング角度検出装置31が設けられている。
図3ないし図5はスイング角度検出装置31の説明図である。すなわち、図3はスイング角度検出装置31が設けられたスイングアーム21の前端側を拡大して示す図である。図4は、図3中の矢示IV−IV方向から見た各ピボットフレーム6、ピボット軸17、ピボット軸支部23およびスイング角度検出装置31を示す断面図である。なお、図3ではピボットフレーム6を図示していないが、図4ではピボットフレーム6を図示しているので注意されたい。図5は、図4中の矢示V−V方向からみたピボットフレーム6、ピボット軸17、ピボット軸支部23およびスイング角度検出装置31を示す断面図である。
スイング角度検出装置31は、スイングアーム21のスイング角度を検出する装置である。スイング角度検出装置31は、図3に示すように、ピボット軸支部23において左右方向の略中間位置に設けられている。スイング角度検出装置31は、図4に示すように、ピボット軸17と同軸となるようにピボット軸17に固定された車体側ギヤ32と、ピボット軸支部23に固定されたケース36と、ケース36に自転可能に軸支され、車体側ギヤ32と噛合するセンサ側ギヤ40と、センサ側ギヤ40の自転の回転角度を検出するセンサ43とを備えている。
具体的に説明すると、車体側ギヤ32はピボット軸支部23の内側に配置され、ピボット軸17に設けられたディスタンスカラー27に固定されている。すなわち、ピボット軸17は、その中間部がピボット軸支部23の内側に形成された空間内に配置され、両端部が左右のピボットフレーム6の取付孔6Aに支持されている。ピボット軸支部23の内側において、ピボット軸17とピボット軸支部23の左右の両端部との間にはベアリング26がそれぞれ設けられており、各ベアリング26の内輪26Aがピボット軸17に固定され、各ベアリング26の外輪26Bがピボット軸支部23に固定されている。また、左右のベアリング26の間に位置し、ピボット軸17の外周側にはディスタンスカラー27が設けられている。ディスタンスカラー27はピボット軸17の締め付けによってベアリング26の内輪26Aの間に挟まれて固定されている。車体側ギヤ32はディスタンスカラー27の外周側に設けられ、ディスタンスカラー27に固定されている。
また、図4に示すように、車体側ギヤ32の外径(歯先の円の直径)dは、ピボット軸支部23の内径eよりも小さく、ベアリング26の内径(内輪26Aの内径)fよりも大きくなるように設定されている。
また、ピボット軸支部23の周壁部において、車体側ギヤ32が配置された位置と対応する部分には連通孔33が形成されている。連通孔33はピボット軸支部23の周壁部における上部に形成されている。連通孔33はピボット軸支部23の周壁部を貫通しており、これにより、ピボット軸支部23の内側と外側とが連通孔33を介して連通している。また、ピボット軸支部23の周壁部において連通孔33が形成された部分には台座部34が形成されている。台座部34は、図5に示すように、横断面形状が円形のピボット軸支部23の周壁部の一部を上方に突出させ、その突出端面を前後左右に拡がる平面にすることにより形成されている。連通孔33は台座部34の中央部分に形成されている。
ケース36は、図4に示すように、下側が開口した箱状に形成されている。また、ケース36の下部にはフランジ部37が設けられている。ケース36は、フランジ部37の下面をピボット軸支部23の台座部34の突出端面に重ね合わせ、フランジ部37および台座部34にそれぞれ形成されたボルト穴にボルト39を締着させることにより、ピボット軸支部23に固定されている。
センサ側ギヤ40は、検出軸41を介してケース36の検出軸支部38に支持されている。すなわち、ケース36の左右2箇所には検出軸支部38が設けられ、検出軸支部38には検出軸41の両端部がケース36に対して回転可能にそれぞれ支持されている。検出軸41はピボット軸17と平行に伸長している。センサ側ギヤ40は、検出軸41と同軸となるように検出軸41に固定されている。また、センサ側ギヤ40は、車体側ギヤ32と対応する位置に設けられている。センサ側ギヤ40は、その一部が、連通孔33を通ってピボット軸支部23の内側に入り込み、車体側ギヤ32と噛合している。
センサ43は、例えばポテンショメータであり、センサ側ギヤ40の回転角度(自転の角度)に応じた電圧を有する検出信号を出力する。センサ43はケース36内に取り付けられ、センサ側ギヤ40に隣接した位置に配置されている。また、本実施形態では、検出軸41がセンサ43の入力軸としてセンサ43に接続されている。また、センサ43は、鞍乗型車両1に設けられたコントローラ45にケーブルを介して接続されており、センサ43からの検出信号はコントローラ45に入力される。
図5に示すように、スイングアーム21がピボット軸17を中心に揺動し、その後端側が上下方向に変位すると、それに伴い、ピボット軸支部23がピボット軸17の周りを回転する。これにより、センサ側ギヤ40が、ピボット軸17に固定された車体側ギヤ32の周りを公転する。センサ側ギヤ40は、車体側ギヤ32に噛合しているので、センサ側ギヤ40は車体側ギヤ32の周りを公転すると同時に自転する。センサ側ギヤ40の自転に伴って検出軸41が回転し、検出軸41の回転がセンサ43に入力される。そして、センサ43は検出軸41の回転角度に応じた検出信号をコントローラ45に出力する。検出軸41の回転角度は、スイングアーム21の揺動変位によるスイング角度を示している。コントローラ45は、センサ43から出力された検出信号に基づいてスイング角度を認識し、例えば、リヤサスペンション20の減衰力の制御を行う。
図6は、スイング角度検出装置31のスイングアーム21への組付を示している。図6において、スイング角度検出装置31は次の手順によりスイングアーム21を組み付けることができる。まず、車体側ギヤ32が固定されたピボット軸17を、スイングアーム21のピボット軸支部23の左端側または右端側から、ピボット軸支部23の内側へ挿入する。車体側ギヤ32の外径dは、ピボット軸支部23の内径eよりも小さいので、ピボット軸17と共に車体側ギヤ32をピボット軸支部23の内側に容易に挿入することができる。そして、ピボット軸17とピボット軸支部23との間にベアリング26を取り付ける。
続いて、センサ側ギヤ40、検出軸41およびセンサ43が取り付けられたケース36を、ピボット軸支部23の外側から、ピボット軸支部23の台座部34上に置き、フランジ部37および台座部34にそれぞれ形成されたボルト穴にボルト39を締着して、当該ケース36をピボット軸支部23に取り付ける。これにより、車体側ギヤ32に対向する位置にセンサ側ギヤ40が配置され、センサ側ギヤ40の一部が連通孔33を介してピボット軸支部23内に入り、車体側ギヤ32とセンサ側ギヤ40とが互いに噛合される。また、ケース36をピボット軸支部23に取り付けることにより、ピボット軸支部23に形成された連通孔33がケース36により閉塞される。
以上、説明した通り、本発明の実施形態によるスイング角度検出装置31では、スイングアーム21の揺動変位を、ピボット軸支部23内に位置してピボット軸17の外周側に固定された車体側ギヤ32と、車体側ギヤ32に直接噛合したセンサ側ギヤ40により、センサ側ギヤ40に隣接して配置されたセンサ43に伝達する。したがって、スイング角度検出装置31によれば、スイングアームの揺動変位を棒状の連結部材によりセンサに伝達する従来技術と比較して、スイング角度検出装置31を小型化することができる。具体的には、スイング角度検出装置31を設けても、図3に示すように、ピボット軸支部23の一部が上方に小さく盛り上がる程度である。よって、鞍乗型車両1において、スイング角度検出装置31の設置領域を小さくすることができる。これにより、鞍乗型車両1において、スイング角度検出装置31を設ける領域を容易に確保することができ、スイング角度検出装置31を鞍乗型車両に容易に搭載することができる。
また、スイング角度検出装置31によれば、車体側ギヤ32をピボット軸支部23内に配置し、センサ側ギヤ40をケース36内に配置し、ケース36をピボット軸支部23に取り付けることにより、センサ側ギヤ40を車体側ギヤ32と噛合させるための連通孔33を閉塞する構成としたから、スイングアーム21の揺動変位をセンサ43に伝達する機構、すなわち、車体側ギヤ32およびセンサ側ギヤ40をピボット軸支部23およびケース36により覆い、外部から閉ざされた空間内に配置することができる。これにより、雨や泥がケース36内またはピボット軸支部23内に入ることがないので、車体側ギヤ32またはセンサ側ギヤ40に雨や泥がかかることを防止することができる。よって、スイング角度検出装置31の耐久性を高めることができる。
また、スイング角度検出装置31のケース36は、センサ側ギヤ40を支持する機能と、センサ43を収容する機能と、連通孔33を閉塞する機能とを持っている。このように単一のケースにこれら複数の機能を併せ持たせることにより、スイング角度検出装置31を小型化する効果を高めることができると共に、部品点数の削減および組立の簡単化を図ることができる。
また、車体側ギヤ32の外径dをピボット軸支部23の内径eよりも小さくすることで、ピボット軸17と共に車体側ギヤ32をピボット軸支部23の内側に容易に挿入することができる。したがって、スイング角度検出装置31の組付性を向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、車体側ギヤ32をピボット軸17に設けられたディスタンスカラー27に固定する場合を例にあげたが、これに代え、ピボット軸17に設けられたディスタンスカラー27の周面に複数の凸部または複数の凹部を形成することにより、車体側ギヤ32の歯をディスタンスカラー27に直接形成してもよい。また、ディスタンスカラー27を設けず、車体側ギヤ32をピボット軸17に直接固定してもよいし、車体側ギヤ32の歯をピボット軸17の周面に形成してもよい。
また、上述した実施形態では、ピボット軸支部23の上部にケース36を取り付ける場合を例にあげたが、ピボット軸支部23の前部、後部または下部にケース36を取り付けてもよい。もっとも、飛石等がケース36に当たり難くするために、ピボット軸支部23の上部または前部にケース36を取り付けることが好ましい。
また、上述した実施形態では、スイング角度を検出するセンサ43としてポテンショメータを採用する場合を例にあげたが、他のタイプのセンサを用いることができる。また、検出の対象も、回転角度(回転方向における位置)に限らず、回転量でもよい。
また、本発明は自動二輪車以外の鞍乗型車両にも適用することができる。また、本発明における車体側ギヤおよびセンサ側ギヤからなる動力伝達機構を例えばステアリングシャフトの回転角度の検出にも応用することができる。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うスイング角度検出装置もまた本発明の技術思想に含まれる。
1 鞍乗型車両
2 車体フレーム
6 ピボットフレーム
17 ピボット軸
19 後輪
20 リヤサスペンション
21 スイングアーム
23 ピボット軸支部
26 ベアリング
26A 内輪
26B 外輪
27 ディスタンスカラー
31 スイング角度検出装置
32 車体側ギヤ
33 連通孔
36 ケース
40 センサ側ギヤ
41 検出軸
43 センサ

Claims (4)

  1. 前端側には、筒状に形成され、内側にピボット軸が挿入されることにより鞍乗型車両の車体フレームに揺動可能に連結されるピボット軸支部が設けられ、後端側には後輪を支持する後輪支持部が設けられたスイングアームのスイング角度を検出するスイング角度検出装置であって、
    前記ピボット軸と同軸となるように前記ピボット軸に固定された車体側ギヤと、
    前記ピボット軸支部に自転可能に軸支され、前記車体側ギヤと噛合するセンサ側ギヤと、
    前記センサ側ギヤの自転の回転角度または回転量を検出するセンサとを備えていることを特徴とするスイング角度検出装置。
  2. 内側に前記センサ側ギヤが軸支されたケースを備え、
    前記車体側ギヤは前記ピボット軸支部の内側に配置され、
    前記ピボット軸支部において前記車体側ギヤが配置された位置と対応する部分には前記ピボット軸支部の内側と外側とを連通させる孔が設けられ、
    前記センサ側ギヤが軸支された前記ケースが前記ピボット軸支部において前記孔が設けられた部分に前記ピボット軸支部の外側から取り付けられることにより、前記孔を介して前記車体側ギヤと前記センサ側ギヤとが噛合され、かつ前記孔が前記ケースにより閉塞されることを特徴とする請求項1に記載のスイング角度検出装置。
  3. 前記センサは前記ケースに取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のスイング角度検出装置。
  4. 前記車体側ギヤの外径は、前記ピボット軸支部の内径よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のスイング角度検出装置。
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