JP2017104321A - バンドおよび時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 最小限の部品点数で、装飾性に優れ、かつ取付作業の簡素化を図ることができるバンドおよびそれを備えた時計を提供する。
【解決手段】 バンド本体7と、このバンド本体7の端部7aとこれに対応する腕時計ケース1のバンド取付部6とに取り付けられるバンド連結部材8と、を備え、このバンド連結部材8が、複数の部品片11〜13をバンド本体7の長手方向に対して直交する方向に配列させて相互に固着した構成である。従って、複数の部品片11〜13を配列させた状態で相互に固着して一体化することができるので、バンド連結部材8の装飾性を向上させることができると共に、バンド連結部材8が複数の部品片11〜13で形成されていても、バンド連結部材8を1つの部品として取付作業を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、腕時計などの腕装着装置や鞄、バッグなどに用いられるバンドおよびそれを備えた時計に関する。
例えば、腕時計のバンドにおいては、特許文献1に記載されているように、バンド本体の端部にバンド連結部材を取り付け、このバンド連結部材を腕時計ケースに取り付けることにより、バンド本体を腕時計ケースに取り付けるように構成されたものが知られている。
特開2006−109952号公報
このようなバンドのバンド連結部材は、腕時計ケースに取り付けられるケース取付片と、バンド本体の端部に取り付けられるバンド連結駒と、を備え、ケース取付片にバンド連結駒をねじ部材によって取り付けることにより、バンド連結駒でケース取付片を覆った状態で、バンド本体を腕時計ケースに取り付けるように構成されている。
しかしながら、このようなバンドでは、バンド本体を腕時計ケースに取り付けるためのバンド連結部材が、腕時計ケースに取り付けられるケース取付部材に、バンド本体の端部に取り付けられるバンド連結駒を、ねじ部材によって取り付ける構成であるから、部品点数が多く、取付作業が煩雑で面倒であるほか、ケース取付片を覆い隠して外部から見えるバンド連結駒が単純な構成であるため、装飾性に乏しいという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、最小限の部品点数で、装飾性に優れ、かつ取付作業の簡素化を図ることができるバンドおよびそれを備えた時計を提供することである。
この発明は、バンド本体と、このバンド本体の端部とこれに対応する被装着部材のバンド取付部とに取り付けられるバンド連結部材と、を備え、前記バンド連結部材は、複数の部品片が前記バンド本体の長手方向に対して直交する方向に配列されて相互に固着された構成であることを特徴とするバンドである。
この発明によれば、複数の部品片を配列させた状態で相互に固着して一体化することができるので、バンド連結部材の装飾性を向上させることができると共に、バンド連結部材が複数の部品片で形成されていても、バンド連結部材を1つの部品として取付作業を行うことができる。このため、最小限の部品点数で、装飾性に優れ、かつ取付作業の簡素化を図ることができる。
この発明を腕時計に適用した一実施形態を一部省略して示した拡大正面図である。 図1に示された腕時計のA−A矢視における要部を示した拡大断面図である。 図1に示された腕時計のバンドにおけるバンド連結部を示した拡大斜視図である。 図3に示されたバンド連結部材の拡大平面図である。 図3に示されたバンド連結部材を腕時計ケース側から見た拡大側面図である。 図3に示されたバンド連結部材を示し、(a)はそれを右側から見た拡大側面図、(b)は図4のバンド連結部材のB−B矢視における要部を示した拡大断面図である。 図3に示されたバンド連結部材の拡大底面図である。 図6(a)に示されたバンド連結部材のC−C矢視における拡大断面図である。 図8に示されたバンド連結部材のA部を示した拡大断面図である。
以下、図1〜図9を参照して、この発明を腕時計に適用した一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1および図2に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、ほぼ円筒状に形成されている。この腕時計ケース1の上部開口部には、時計ガラス2がパッキン2aを介して取り付けられている。また、この腕時計ケース1の下部には、裏蓋3が取り付けられている。
この腕時計ケース1の内部には、図2に示すように、時計モジュール4が設けられている。この時計モジュール4は、指針を駆動する時計ムーブメント、時刻や日付などの情報を電気光学的に表示する表示パネル、これらを電気的に駆動するための回路部など、時計機能に必要な各種の部品(いずれも図示せず)を備えている。
この腕時計ケース1の12時側(図示せず)と6時側とには、図1および図2に示すように、バンド5を取り付けるためのバンド取付部6がそれぞれ設けられている。これらバンド取付部6それぞれは、腕時計ケース1の側面から外部に向けて突出する一対の取付突起部6aを備えている。バンド5は、バンド本体7とバンド連結部材8とを備えている。
すなわち、このバンド5は、図1および図2に示すように、バンド連結部材8によってバンド本体7が腕時計ケース1のバンド取付部6に取り付けられるように構成されている。この場合、バンド本体7は、ウレタン樹脂などの弾力性を有する合成樹脂製のものであっても良く、また金属製のバンド駒を順次連結した金属製のものでも良く、また合成皮革や天然皮革などの皮製のものであっても良い。
バンド連結部材8は、図1および図2に示すように、腕時計ケース1のバンド取付部6における一対の取付突起部6a間に配置され、この状態でバンド取付部6に第1ピン部材9(図8参照)によって取り付けられると共に、バンド本体7の端部7aが第2ピン部材10(図8参照)によって取り付けられるように構成されている。
すなわち、このバンド連結部材8は、図1に示すように、バンド本体7の長手方向に対して直交する方向の長さが、腕時計ケース1のバンド取付部6における一対の取付突起部6a間の長さとほぼ同じ長さに形成されている。また、このバンド連結部材8は、バンド本体7の長手方向の長さが、一部を除いて、腕時計ケース1のバンド取付部6における一対の取付突起部6aの突出長さとほぼ同じ長さに形成されている。
これにより、バンド連結部材8は、図1に示すように、腕時計ケース1のバンド取付部6における一対の取付突起部6a間に配置されるように構成されている。この場合、バンド連結部材8は、複数の部品片11〜13がバンド本体7の長手方向に対して直交する方向に配列されて相互に固着された構成になっている。
すなわち、複数の部品片11〜13は、図3〜図8に示すように、本体片11と第1の装飾片12と第2の装飾片13とを備えている。本体片11は、図1、図3〜図8に示すように、チタン(Ti)やステンレス(SUS)などの金属製で、バンド連結部材8と同様、バンド本体7の長手方向に対して直交する方向の長さが、腕時計ケース1のバンド取付部6における一対の取付突起部6a間の長さとほぼ同じ長さに形成されている。
また、この本体片11は、図1、図3〜図8に示すように、バンド本体7の長手方向の長さが、腕時計ケース1のバンド取付部6における一対の取付突起部6aの突出長さとほぼ同じ長さに形成されている。また、この本体片11は、腕時計ケース1側に位置するケース側端面11aが、バンド取付部6の一対の取付突起部6a間に位置する腕時計ケース1の外側面に対応する形状に形成されている。
すなわち、この本体片11は、図1、図3および図4に示すように、ケース側端面11aが腕時計ケース1の外側面の凸湾曲面と同じ形状の凹湾曲面になるように形成されている。この場合、本体片11のケース側端面11aにおける下部には、図2、図3および図6に示すように、腕時計ケース1の側面下部に設けられた係合凹部6bに係合する係合突起部11bが腕時計ケース1に向けて突出して設けられている。
これにより、本体片11は、図1〜図4に示すように、ケース側端面11aの係合突起部11bが腕時計ケース1の側面下部に設けられた係合凹部6bに係合して、ケース側端面11aが腕時計ケース1の外側面に密接し、この状態で腕時計ケース1のバンド取付部6における一対の取付突起部6a間に配置されるように構成されている。
この場合、本体片11は、図1、図3〜図8に示すように、バンド本体7の長手方向に対して直交する方向におけるほぼ中間部に装着部11cが設けられ、この装着部11cに第1の装飾片12と第2の装飾片13とが配列された状態で組み付けられるように構成されている。すなわち、本体片11は、バンド取付部6の一対の取付突起部6a間に位置する腕時計ケース1の外側面に対応するケース側端面11aの下部に連結部11dが設けられている。
これにより、本体片11の装着部11cは、図3〜図8に示すように、本体片11の連結部11dを除いて、この連結部11dの周囲を切り欠くことにより、本体片11の上部側およびバンド本体7が位置するバンド側端部11e側が開放された構成になっている。このため、本体片11は、装着部11cの両側に位置する両側部11fが連結部11dによって連結された構成になっている。
この場合、本体片11は、図2および図6(a)に示すように、装着部11cの両側に位置する両側部11fにおける各側面の形状が、バンド取付部6の一対の取付突起部6aにおける各側面の形状とほぼ同じ形状に形成されている。また、この本体片11の両側部11fには、図8に示すように、第1ピン部材9が挿入するケース取付孔11gが同一軸上で互いに対応して設けられている。
これにより、本体片11は、図1および図5に示すように、装着部11cの両側に位置する両側部11fの各側面がバンド取付部6の一対の取付突起部6aにおける各側面に対応した状態で、腕時計ケース1のバンド取付部6における一対の取付突起部6a間に配置されると共に、両側部11fの各ケース取付孔11gが一対の取付突起部6aに互いに対応して設けられた取付穴(図示せず)に対応するように構成されている。
一方、第1の装飾片12は、図3〜図8に示すように、本体片11と同様、チタン(Ti)やステンレス(SUS)などの金属製で、本体片11の装着部11c内における両側にそれぞれ配置されるように構成されている。すなわち、これら第1の装飾片12それぞれは、互いに同じ形状で形成されている。
この場合、第1の装飾片12は、図2、図4および図6(a)に示すように、バンド本体7側に位置するバンド側端部12aが本体片11のバンド側端部11eよりも長く形成されており、これ以外は本体片11とほぼ同じ形状に形成されている。この第1の装飾片12には、図8に示すように、第1ピン部材9が挿入するケース取付孔12bが本体片11のケース取付孔11gに対応して設けられている。
また、この第1の装飾片12は、図2、図4および図6(a)に示すように、その下端部が本体片11の下端部に対応した状態で、バンド本体7側に位置するバンド側端部12aが、本体片11のバンド側端部11eよりも斜め下側に向けて突出するように構成されている。また、この第1の装飾片12は、図8に示すように、その突出したバンド側端部12aに第2ピン部材10が挿入するバンド取付孔12cが設けられた構成になっている。
このため、この第1の装飾片12は、図1、図2、図4および図6(a)に示すように、バンド側端部12aが腕時計ケース1のバンド取付部6における一対の取付突起部6aの先端部からバンド本体7側に向けて突出し、この突出したバンド側端部12aにバンド本体7の端部7aが図8に示す第2ピン部材10によって取り付けられるように構成されている。
また、この第1の装飾片12は、図2、図4および図6(a)に示すように、その上端部が本体片11の上端部よりも少し上方に突出して形成されている。この第1の装飾片12は、図4に示すように、腕時計ケース1側に位置するケース側端面12dが、本体片11のケース側端面11aと同様、腕時計ケース1の外側面に対応する形状に形成されている。すなわち、この第1の装飾片12のケース側端面12dは、腕時計ケース1の外側面の凸湾曲面と同じ形状の凹湾曲面になるように形成されている。
この場合にも、第1の装飾片12のケース側端面12dにおける下部には、図3および図5に示すように、本体片11のケース側端面11aと同様、腕時計ケース1の側面下部に設けられた係合凹部6bに係合する係合突起部12eが腕時計ケース1に向けて突出して設けられている。この第1の装飾片12の係合突起部12eは、本体片11の連結部11d上に配置され、この状態で腕時計ケース1の係合凹部6bに係合するように構成されている。
第2の装飾片13は、第1の装飾片12と同様、チタン(Ti)やステンレス(SUS)などの金属製で、図4および図5に示すように、本体片11の装着部11c内に配置された第1の装飾片12間に配置されるように構成されている。この場合、第2の装飾片13は、第1の装飾片12とほぼ同じ形状で、かつ第1の装飾片12よりも少し小さく形成されている。
すなわち、この第2の装飾片13は、図4および図6(b)に示すように、第1の装飾片12と同様、その下端部が本体片11の下端部に対応した状態で、バンド本体7側に位置するバンド側端部13aが、第1の装飾片12のバンド側端部12aと同様、本体片11のバンド側端部11eよりも斜め下側に向けて突出するように構成されている。
また、この第2の装飾片13は、図8に示すように、その突出したバンド側端部13aに、第1の装飾片12のバンド取付孔12cと同様、第2ピン部材10が挿入するバンド取付孔13bが設けられた構成になっている。この場合、第2の装飾片13のバンド取付孔13bは、第1の装飾片12のバンド取付孔12cに同一軸上で対応するように設けられている。
このため、この第2の装飾片13は、図1、図2、図4および図6(a)に示すように、バンド側端部13aが腕時計ケース1のバンド取付部6における一対の取付突起部6aの先端部からバンド本体7側に向けて突出し、この突出したバンド側端部13aにバンド本体7の端部7aが図8に示す第2ピン部材10によって取り付けられるように構成されている。
この場合、第2の装飾片13にも、図8に示すように、第1ピン部材9が挿入するケース取付孔13cが、第1の装飾片12のケース取付孔12bに同一軸上で対応して設けられている。また、この第2の装飾片13は、図2、図4および図6(a)に示すように、その上端部が本体片11の上端部にこれと同じ高さで対応し、かつ第1の装飾片12の上端部よりも少し低く形成されている。
また、この第2の装飾片13は、図4に示すように、腕時計ケース1側に位置するケース側端面13dが、本体片11のケース側端面11aおよび第1の装飾片12のケース側端面12dと同様、腕時計ケース1の外側面に対応する形状に形成されている。すなわち、この第2の装飾片13のケース側端面13dは、腕時計ケース1の外側面の凸湾曲面と同じ形状の凹湾曲面になるように形成されている。
この場合にも、第2の装飾片13のケース側端面13dにおける下部には、図3、図5および図6(b)に示すように、本体片11のケース側端面11aと同様、腕時計ケース1の側面下部に設けられた係合凹部6bに係合する係合突起部13eが腕時計ケース1に向けて突出して設けられている。この第2の装飾片13の係合突起部13eは、本体片11の連結部11d上に配置され、この状態で腕時計ケース1の係合凹部6bに係合するように構成されている。
ところで、バンド連結部材8は、図3および図5に示すように、腕時計ケース1の外側面に対向する本体片11の両側部11f、第1の装飾片12、および第2の装飾片13の各ケース側端面11a、12d、13dに固着凹部14が、本体片11の両側部11f、第1の装飾片12、および第2の装飾片13の配列方向に沿って設けられている。
この固着凹部14は、図3および図5に示すように、本体片11の両側部11f、第1の装飾片12および第2の装飾片13をレーザ溶接などの溶接、または接着剤による接着によって相互に固着するためのものであり、本体片11の両側部11f、第1の装飾片12および第2の装飾片13に亘って設けられている。
また、本体片11の両側部11f、第1の装飾片12、および第2の装飾片13の各表面は、図4に示すように、表面加工によって異なる模様の表面処理が施されている。例えば、本体片11の両側部11fと第2の装飾片13の各表面は、梨地模様の表面処理が施されている。第1の装飾片12の表面は、ヘアライン模様の表面処理が施されている。これにより、本体片11の両側部11f、第1の装飾片12、および第2の装飾片13の各表面は、異なる模様に形成されている。
さらに、このバンド連結部材8は、図8に示すように、本体片11のケース取付孔11g、第1の装飾片12のケース取付孔12b、および第2の装飾片12のケース取付孔13cが同一軸上で対応することにより、これらのケース取付孔11g、12b、13c内に補助パイプ15が嵌め込まれている。この補助パイプ15は、本体片11の両側部11f、第1の装飾片12および第2の装飾片13を相互に押し付けて固定するためのものであり、その内部に第1ピン部材9が取り付けられるように構成されている。
この場合、本体片11の両側部11fに設けられたケース取付孔11gは、図8に示すように、各外部側が下部側に開放された大径の開放孔で、内部側が円形の小径孔に形成されている。この場合、大径の開放孔と円形の小径孔との段差部には、図9に示すように、面取り部11hが設けられている。これに伴って、第1の装飾片12のケース取付孔12bおよび第2の装飾片13のケース取付孔13cは、本体片11のケース取付孔11gの小径孔と同じ大きさに形成されている。
このため、補助パイプ15は、図8に示すように、その外径が本体片11の両側部11fに設けられた各ケース取付孔11gの小径孔、第1の装飾片12のケース取付孔12b、および第2の装飾片12のケース取付孔13cの各内径とほぼ同じ大きさに形成されている。また、この補助パイプ15は、その軸方向の長さが本体片11の両側部11fにおける各ケース取付孔11gの小径孔間の長さとほぼ同じ長さに形成されている。
これにより、補助パイプ15は、図8および図9に示すように、本体片11の両側部11fにおける各ケース取付孔11gの小径孔間に配置された状態で、両端部が押し広げられる方向にカシメられるように構成されている。このため、この補助パイプ15は、そのカシメ部15aがケース取付孔11gにおける大径の開放孔と円形の小径孔との段差部の面取り部11hに押し付けられることにより、本体片11の両側部11f、第1の装飾片12、および第2の装飾片13を互いに押し付けて固定するように構成されている。
この場合、第1ピン部材9は、図8に示すように、両端部が弾力的に出没するばね棒である。すなわち、この第1ピン部材9は、パイプ部9aと、このパイプ部9a内に配置されたばね部材9bと、パイプ部9aの両端部に設けられてばね部材9bによって出没可能に押し出される一対のピン部9cと、を備えている。
この第1ピン部材9のパイプ部9aは、図8に示すように、その外径が補助パイプ15の内径とほぼ同じ大きさで、軸方向の長さが補助パイプ15の軸方向の長さとほぼ同じ長さに形成されている。また、一対のピン部は、ばね部材9bのばね力によってパイプ部9aの両端から押し出された際に、バンド連結部材8の両側から外部に突出するように構成されている。
これにより、第1ピン部材9は、図8に示すように、パイプ部9aがバンド連結部材8の各ケース取付孔11g、12b、13c内に嵌め込まれた補助パイプ15内に挿入されることにより、一対のピン部9cがバンド連結部材8の両側から外部に突出した状態で、バンド連結部材8に取り付けられるように構成されている。
また、この第1ピン部材9は、図1および図8に示すように、一対のピン部9cをばね部材9bのばね力に抗して押し込んで、バンド連結部材8を腕時計ケース1のバンド取付部6における一対の取付突起部6a間に配置させると、一対のピン部9cがばね部材9bのばね力によって押し出されて、一対の取付突起部6aの取付孔(図示せず)に挿入されることにより、バンド連結部材8を腕時計ケース1のバンド取付部6に取り付けるように構成されている。
一方、バンド連結部材8は、図8に示すように、本体片11のバンド側端部11eからバンド本体7側に突出する第1の装飾片12のバンド側端部12aに設けられたバンド取付孔12cと、これに対応する第2の装飾片13のバンド側端部13aに設けられたバンド取付孔13bと、が同一軸上で対応することにより、第2ピン部材10が挿入するように構成されている。
この場合、第2の装飾片13のバンド取付孔13bは、図8に示すように、その軸方向における中心部を境に、一方側(図8では左側)が小径孔に形成され、他方側(図8では右側)が大径孔に形成されている。これに伴って、第1の装飾片12のうち、一方側(図8では左側)の第1の装飾片12のバンド取付孔12cが小径孔に形成され、他方側(図8では右側)の第1の装飾片12のバンド取付孔12cが大径孔に形成されている。
また、第2ピン部材10は、図8に示すように、雌ねじ部10bが設けられた第1ピン10aと、この第1ピン10aの雌ねじ10bに螺入する雄ねじ10dが設けられた第2ピン10cと、を備えている。この場合、第1ピン10aは、その外径が第1の装飾片12のバンド取付孔12cにおける大径孔の内径とほぼ同じ大きさで、その軸方向の長さがバンド本体7の長手方向と直交する方向の長さのほぼ半分の長さに形成されている。
また、第2ピン10cは、図8に示すように、その外径が第1の装飾片12のバンド取付孔12cにおける小径孔の内径とほぼ同じ大きさで、その軸方向の長さが、第1ピン10aの軸方向の長さとほぼ同じ長さ、つまりバンド本体7の長手方向と直交する方向の長さのほぼ半分の長さに形成されている。
これにより、第2ピン部材10は、図8に示すように、第1ピン10aが第1の装飾片12のバンド取付孔12cにおける大径孔から第2の装飾片13のバンド取付孔13bの大径孔に挿入され、第2ピン10cが第1の装飾片12のバンド取付孔12cにおける小径孔から、第2の装飾片13のバンド取付孔13bの小径孔に挿入されるように構成されている。
この場合、バンド本体7の端部7aには、図1および図8に示すように、第1、第2の装飾片12、13の各バンド側端部12a、13aが挿入する凹部7bが設けられている。また、このバンド本体7の端部7aにおける凹部7bの両側には、第1、第2の装飾片12、13の各バンド取付孔12c、13bが対応する取付孔7cがバンド本体7の長手方向と直交する方向に設けられている。
これにより、第2ピン部材10は、図1および図8に示すように、バンド本体7の端部7aの取付孔7cが第1、第2の装飾片12、13の各バンド取付孔12c、13bに対応した状態で、第1ピン10aがバンド本体7の一方の取付孔7cを通して第1、第2の装飾片12、13の各バンド取付孔12c、13bの各大径孔に挿入されるように構成されている。
また、この第2ピン部材10は、図1および図8に示すように、第2ピン10cがバンド本体7の他方の取付孔7cを通して第1、第2の装飾片12、13の各バンド取付孔12c、13bの各小径孔に挿入され、この状態で雄ねじ10dが雌ねじ10bに螺合されることにより、第1、第2の装飾片12、13の各バンド側端部12a、13aにバンド本体7の端部7aを取り付けるように構成されている。
次に、このような腕時計のバンド5の作用について説明する。
まず、バンド連結部材8を製作する場合には、予め、1つの本体片11、2つの第1の装飾片12、および1つの第2の装飾片13をそれぞれ個別に製作し、その各表面に表面処理を施す。このときには、図4に示すように、本体片11と第2の装飾片13との各表面に梨地模様の表面処理を施し、2つの第2の装飾片12の各表面にヘアライン模様の表面処理を施す。
そして、本体片11に第1の装飾片12と第2の装飾片13を組み付ける。この場合には、図3および図5に示すように、本体片11の両側部11f間に位置する装着部11c内の両側に第1の装飾片12をそれぞれ配置し、これら第1の装飾片12間に第2の装飾片13を配置する。これにより、本体片11の両側部11fと第1の装飾片12と第2の装飾片13とがバンド本体7の長手方向と直交する方向に配列されて組み付けられる。
このときには、図8に示すように、本体片11の両側部11fに設けられたケース取付孔11gと、第1の装飾片12のケース取付孔12bと、第2の装飾片13のケース取付孔13cとが、同一軸上に対応する。また、このときには、第1の装飾片12のバンド取付孔12cと、第2の装飾片13のバンド取付孔13bとが、同一軸上に対応する。
この状態では、本体片11の両側部11fの各ケース側端面11a、第1の装飾片12のケース側端面12d、第2の装飾片13のケース側端面13dが、腕時計ケース1の外側面の凸湾曲面と同じ形状の凹湾曲面になるように配列される。このときには、本体片11の両側部11fの各係合突起部11b、第1の装飾片12の係合突起部12e、第2の装飾片13の係合突起部13eが、同一面上に配列される。
また、このときには、本体片11の両側部11fの各ケース側端面11a、第1の装飾片12のケース側端面12d、第2の装飾片13のケース側端面13dに、固着凹部14が、本体片11の両側部11f、第1の装飾片12、および第2の装飾片13に亘ってその配列方向に沿って設けられる。さらに、このときには、第1の装飾片12のバンド側端面12aと、第2の装飾片13のバンド側端面13aとが、本体片11のバンド側端部11eから大きく突出する。
この場合には、本体片11のバンド側端部11eから突出した第1の装飾片12のバンド取付孔12cが、第2の装飾片13のバンド取付孔13bに対応した状態で、本体片11のバンド側端部11eから突出した位置で露出する。また、このときには、第1の装飾片12の各上端部が、本体片11の上端部と第2の装飾片13の上端部よりも少し上方に突出する。
そして、バンド本体7の長手方向と直交する方向に配列された本体片11の両側部11fと第1の装飾片12と第2の装飾片13とを、レーザ溶接などの溶接または接着剤による接着によって相互に固着する。このときには、本体片11、第1の装飾片12、および第2の装飾片13に亘って設けられた固着凹部14内において、レーザ溶接などの溶接または接着剤による接着によって、本体片11の両側部11fと第1の装飾片12と第2の装飾片13とを相互に固着する。
また、このときには、本体片11の両側部11fに設けられた各ケース取付孔11gの各小径孔、第1の装飾片12のケース取付孔12b、および第2の装飾片12のケース取付孔13c内に、補助パイプ15を嵌め込む。この状態で、補助パイプ15の両端部を押し広げるようにカシメる。
すると、補助パイプ15は、その両端部のカシメ部15aがケース取付孔11gにおける大径の開放孔と円形の小径孔との段差部に設けられた面取り部11hに押し付けられる。このため、本体片11の両側部11f、第1の装飾片12、および第2の装飾片13は、補助パイプ15の両端部がカシメられることによって、相互に押し付けられて固定される。これにより、バンド連結部材8が製作される。
次に、腕時計ケース1のバンド取付部6にバンド本体7をバンド連結部材8によって取り付ける場合について説明する。
まず、バンド本体7の端部7aにバンド連結部材8を取り付ける場合には、バンド本体7の端部7aに設けられた凹部7bに、バンド連結部材8における第1、第2の装飾片12、13の各バンド側端部12a、13aを挿入させて、バンド本体7の端部7aの取付孔7cに第1、第2の装飾片12、13の各バンド取付孔12c、13bを対応させる。
この状態で、第2ピン部材10の第1ピン10aをバンド本体7の一方の取付孔7cから第1、第2の装飾片12、13の各バンド取付孔12c、13bの各大径孔に挿入させる。また、第2ピン部材10の第2ピン10cをバンド本体7の他方の取付孔7cから第1、第2の装飾片12、13の各バンド取付孔12c、13bの各小径孔に挿入させる。
この状態で、第2ピン10cの雄ねじ10dを第1ピン10aの雌ねじ10bに螺合させて締め付ける。これにより、第1の装飾片12のバンド側端部12aと第2の装飾片13のバンド側端部13aとにバンド本体7の端部7aが取り付けられる。
また、腕時計ケース1のバンド取付部6にバンド連結部材8を取り付ける場合には、バンド連結部材8における本体片11の両側部11fに設けられた各ケース取付孔11gの各小径孔、第1の装飾片12のケース取付孔12b、および第2の装飾片12のケース取付孔13c内に嵌め込まれた補助パイプ15内に第1ピン部材9を挿入させて取り付ける。
このときには、第1ピン部材9のパイプ部9aをバンド連結部材8の各ケース取付孔11g、12b、13c内に嵌め込まれた補助パイプ15内に挿入させて、一対のピン部9cをバンド連結部材8の両側から外部に突出させる。この状態で、第1ピン部材9の一対のピン部9cをばね部材9bのばね力に抗して押し込んで、バンド連結部材8を腕時計ケース1のバンド取付部6における一対の取付突起部6a間に配置させる。
すると、一対のピン部9cがばね部材9bのばね力によって押し出されて、一対の取付突起部6aに互いに対向して設けられた取付穴(図示せず)にそれぞれ挿入される。これにより、バンド連結部材8が腕時計ケース1のバンド取付部6に取り付けられる。
このように、この腕時計のバンド5によれば、バンド本体7と、このバンド本体7の端部7aとこれに対応する腕時計ケース1のバンド取付部6とに取り付けられるバンド連結部材8と、を備え、このバンド連結部材8が、複数の部品片11〜13をバンド本体7の長手方向に対して直交する方向に配列させて相互に固着した構成であるから、最小限の部品点数で、装飾性に優れ、かつ取付作業の簡素化を図ることができる。
すなわち、この腕時計のバンド5では、複数の部品片11〜13を配列させた状態で相互に固着して一体化することができるので、バンド連結部材8の装飾性を向上させることができると共に、バンド連結部材8が複数の部品片11〜13で形成されていても、バンド連結部材8を1つの部品として取付作業を行うことができる。このため、最小限の部品点数で、装飾性に優れ、かつ取付作業の簡素化を図ることができる。
この場合、複数の部品片11〜13は、装着部11cが設けられた本体片11と、この本体片11の装着部11cに配列されて組み付けられる第1の装飾片12および第2の装飾片13と、を備えていることにより、これら本体片11、第1の装飾片12、および第2の装飾片13によってバンド連結部材8の装飾性を向上させることができ、これによりデザイン性および外観性の向上を図ることができる。
この場合、このバンド連結部材8では、本体片11、第1の装飾片12、および第2の装飾片13の各表面に、表面加工により異なる模様の表面処理を施すことができるので、より一層、バンド連結部材8の装飾性を向上させることができ、これによりデザイン性および外観性の更なる向上を図ることができる。
すなわち、このバンド連結部材8では、例えば、本体片11および第2の装飾片13の各表面に梨地模様の表面処理を施し、第1の装飾片12の表面にヘアライン模様の表面処理を施すことができ、これにより極めて装飾性の高いバンド連結部材8を提供することができる。
また、バンド連結部材8は、腕時計ケース1に対面する本体片11、第1の装飾片12、および第2の装飾片13の各対向面である各ケース側端面11a、12d、13dが、バンド取付部6における腕時計ケース1の外面に対応する形状に形成されていることにより、本体片11、第1の装飾片12、および第2の装飾片13の各ケース側端面11a、12d、13dを腕時計ケース1の外面に密接させることができる。
すなわち、このバンド連結部材8では、腕時計ケース1のバンド取付部6にバンド連結部材8を配置した際に、本体片11、第1の装飾片12、および第2の装飾片13の各ケース側端面11a、12d、13dをバンド取付部6における腕時計ケース1の外面に隙間が生じることなく密接させることができるので、これによってもデザイン性および外観性の向上を図ることができる。
また、バンド連結部材8における本体片11、第1の装飾片12、および第2の装飾片13の各対向面である各ケース側端面11a、12d、13dには、本体片11、第1の装飾片12、および第2の装飾片13を溶接または接着によって相互に固着するための固着凹部14が、本体片11、第1の装飾片12、および第2の装飾片13に亘ってその配列方向に設けられていることにより、固着凹部14内において本体片11の両側部11f、第1の装飾片12および第2の装飾片13をレーザ溶接などの溶接、または接着剤による接着によって固着することができる。
すなわち、このバンド連結部材8では、本体片11の両側部11f、第1の装飾片12および第2の装飾片13を、レーザ溶接などの溶接、または接着剤による接着によって確実にかつ強固に固着することができるほか、溶接のバリや接着剤のはみ出しを固着凹部14内に収めることができると共に、この固着凹部14を腕時計ケース1の外面で隠すことができるので、これによってもデザイン性および外観性の向上を図ることができる。
また、バンド連結部材8は、本体片11、第1の装飾片12および第2の装飾片13をその配列方向に固定するための補助パイプ15を備えていることにより、本体片11の両側部11fに設けられた各ケース取付孔11gの各小径孔、第1の装飾片12のケース取付孔12b、および第2の装飾片12のケース取付孔13c内に補助パイプ15を嵌め込むことができ、この補助パイプ15によって本体片11の両側部11f、第1の装飾片12および第2の装飾片13を相互に押し付け合うように固定することができる。
すなわち、補助パイプ15は、本体片11の両側部11fに設けられた各ケース取付孔11gの各小径孔、第1の装飾片12のケース取付孔12b、および第2の装飾片12のケース取付孔13c内に嵌め込まれた状態で、補助パイプ15の両端部を押し広げるようにカシメることにより、そのカシメ部15aを大径孔と小径孔との段差部の面取り部11hに押し付けて、本体片11の両側部11f、第1の装飾片12、および第2の装飾片13を互いに押し付けて固定することができる。
また、このバンド連結部材8では、本体片11の両側部11fに設けられた各ケース取付孔11gの各小径孔、第1の装飾片12のケース取付孔12b、および第2の装飾片12のケース取付孔13c内に嵌め込まれた補助パイプ15に第1ピン部材9が挿入され、この第1ピン部材9によって腕時計ケース1のバンド取付部6に取り付けられることにより、バンド連結部材8を腕時計ケース1のバンド取付部6に確実にかつ強固に取り付けることができる。
この場合、第1ピン部材9は、両端部が弾力的に出没するばね棒であり、パイプ部9aと、このパイプ部9a内に配置されたばね部材9bと、パイプ部9aの両端部に設けられてばね部材9bによって出没可能に押し出される一対のピン部9cと、を備えていることにより、この第1ピン部材9によってバンド連結部材8を腕時計ケース1のバンド取付部6に簡単にかつ確実に取り付けることができる。
すなわち、この第1ピン部材9は、パイプ部9aをバンド連結部材8内の補助パイプ15内に挿入させて、一対のピン部9cをばね部材9bのばね力に抗して押し込み、この状態でバンド連結部材8を腕時計ケース1のバンド取付部6における一対の取付突起部6a間に配置させると、一対のピン部9cがばね部材9bのばね力によって押し出されて一対の取付突起部6aの取付孔(図示せず)に挿入されるので、バンド連結部材8を腕時計ケース1のバンド取付部6に簡単にかつ確実に取り付けることができる。
さらに、バンド連結部材8は、第1の装飾片12および第2の装飾片13が腕時計ケース1のバンド取付部6よりもバンド本体7側に突出し、この突出した第1の装飾片12および第2の装飾片13の各バンド側端部12a、13aに各取付孔12c、13bが設けられ、これら各取付孔12c、13bに挿入された第2ピン部材10によってバンド本体7の端部7aに取り付けられることにより、バンド連結部材8をバンド本体7に確実にかつ強固に取り付けることができる。
この場合、第2ピン部材10は、雌ねじ部10bが設けられた第1ピン10aと、この第1ピン10aの雌ねじ10bに螺入する雄ねじ10dが設けられた第2ピン10cと、を備えていることにより、第2ピン10cの雄ねじ10dを第1ピン10aの雌ねじ10bに螺合させるだけで、バンド連結部材8をバンド本体7に簡単にかつ確実に取り付けることができる。
すなわち、この第2ピン部材10は、バンド本体7の端部7aの取付孔7cに第1、第2の装飾片12、13の各バンド取付孔12c、13bを対応させた状態で、第1ピン10aをバンド本体7の一方の取付孔7cから各バンド取付孔12c、13bに挿入させ、第2ピン10cをバンド本体7の他方の取付孔7cから各バンド取付孔12c、13bに挿入させて、雄ねじ10dを雌ねじ10bに螺着させることにより、バンド連結部材8をバンド本体7の端部7aに簡単にかつ確実に取り付けることができる。
なお、上述した実施形態では、本体片11および第2の装飾片13の各表面に梨地模様の表面処理を施し、第1の装飾片12の表面にヘアライン模様の表面処理を施した場合について述べたが、この発明はこれに限らず、例えば本体片11および第2の装飾片13の各表面にヘアライン模様の表面処理を施し、第1の装飾片12の表面に梨地模様の表面処理を施しても良く、また本体片11、第1の装飾片12、および第2の装飾片13の各表面のすべてに同じ模様の表面処理を施しても良い。
また、上述した実施形態では、本体片11の装着部11cに、2つの第1の装飾片12と1つの第2装飾片13とを配置した場合について述べたが、この発明はこれに限らず、例えば第1の装飾片12を1つまたは3つ以上配置しても良く、また第2の装飾片13を、2つ以上配置しても良く、第1の装飾片12と第2装飾片13とを自由な個数で組み合わせるようにしても良い。
さらに、上述した実施形態では、第1ピン部材9としてばね棒を用いた場合について述べたが、この発明はこれに限らず、雌ねじを備えた第1ピン部材と、雄ねじを備えた第2ピン部材と、で構成されたピン部材であっても良く、またピンの両端部に抜け止め部材を設けたピン部材を用いても良い。
また、上述した実施形態では、第2ピン部材10が、雌ねじ10bを備えた第1ピン部材10aと、雄ねじ10dを備えた第2ピン部材10cと、で構成されている場合について述べたが、この発明はこれに限らず、ばね棒などのピン部材であっても良く、またピンの両端部に抜け止め部材を設けたピン部材を用いても良い。
なおまた、上述した実施形態では、腕時計に適用した場合について述べたが、この発明は必ずしも腕時計である必要はなく、例えば腕装着装置や鞄、バッグなどのバンドにも広く適用することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、バンド本体と、このバンド本体の端部とこれに対応する被装着部材のバンド取付部とに取り付けられるバンド連結部材と、を備え、前記バンド連結部材は、複数の部品片が前記バンド本体の長手方向に対して直交する方向に配列されて相互に固着された構成であることを特徴とするバンドである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバンドにおいて、前記複数の部品片は、装着部が設けられた本体片と、この本体片の前記装着部に配列されて組み付けられる複数の装飾片と、を備えていることを特徴とするバンドである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のバンドにおいて、前記バンド連結部材は、前記被装着部材に対面する前記本体片および前記複数の装飾片の各対向面が、前記バンド取付部における前記被装着部材の外面に対応する形状に形成されていることを特徴とするバンドである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のバンドにおいて、前記バンド連結部材の前記各対向面には、前記本体片および前記複数の装飾片を溶接または接着によって相互に固着するための固着凹部が、前記本体片および前記複数の装飾片に亘ってその配列方向に設けられていることを特徴とするバンドである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバンドにおいて、前記バンド連結部材は、前記複数の部品片をその配列方向に固定するための補助パイプを備えていることを特徴とするバンドである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のバンドにおいて、前記バンド連結部材は、前記補助パイプに挿入される第1ピン部材によって前記被装着部材の前記バンド取付部に取り付けられることを特徴とするバンドである。
請求項7に記載の発明は、請求項2〜請求項5のいずれかに記載のバンドにおいて、前記バンド連結部材は、前記複数の装飾片が前記被装着部材の前記バンド取付部よりも前記バンド本体側に突出し、この突出した前記複数の装飾片の各バンド側端部が第2ピン部材によって前記バンド本体の前記端部に取り付けられることを特徴とするバンドである。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載されたバンドを備えていることを特徴とする時計である。
1 腕時計ケース
5 バンド
6 バンド取付部
6a 取付突起部
7 バンド本体
7a 端部
7b 凹部
8 バンド連結部材
9 第1ピン部材
10 第2ピン部材
11 本体片
11a ケース側端面
11b 係合突起部
11c 装着部
11d 連結部
11e バンド側端部
11f 両側部
11g ケース取付孔
12 第1の装飾片
12a バンド側端部
12b ケース取付孔
12c バンド取付孔
12d ケース側端面
12e 係合突起部
13 第2の装飾片
13a バンド側端部
13b バンド取付孔
13c ケース取付孔
13d ケース側端面
13e 係合突起部
14 固着凹部
15 補助パイプ

Claims (8)

  1. バンド本体と、このバンド本体の端部とこれに対応する被装着部材のバンド取付部とに取り付けられるバンド連結部材と、を備え、
    前記バンド連結部材は、複数の部品片が前記バンド本体の長手方向に対して直交する方向に配列されて相互に固着された構成であることを特徴とするバンド。
  2. 請求項1に記載のバンドにおいて、前記複数の部品片は、装着部が設けられた本体片と、この本体片の前記装着部に配列されて組み付けられる複数の装飾片と、を備えていることを特徴とするバンド。
  3. 請求項2に記載のバンドにおいて、前記バンド連結部材は、前記被装着部材に対面する前記本体片および前記複数の装飾片の各対向面が、前記バンド取付部における前記被装着部材の外面に対応する形状に形成されていることを特徴とするバンド。
  4. 請求項3に記載のバンドにおいて、前記バンド連結部材の前記各対向面には、前記本体片および前記複数の装飾片を溶接または接着によって相互に固着するための固着凹部が、前記本体片および前記複数の装飾片に亘ってその配列方向に設けられていることを特徴とするバンド。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバンドにおいて、前記バンド連結部材は、前記複数の部品片をその配列方向に固定するための補助パイプを備えていることを特徴とするバンド。
  6. 請求項5に記載のバンドにおいて、前記バンド連結部材は、前記補助パイプに挿入される第1ピン部材によって前記被装着部材の前記バンド取付部に取り付けられることを特徴とするバンド。
  7. 請求項2〜請求項5のいずれかに記載のバンドにおいて、前記バンド連結部材は、前記複数の装飾片が前記被装着部材の前記バンド取付部よりも前記バンド本体側に突出し、この突出した前記複数の装飾片の各バンド側端部が第2ピン部材によって前記バンド本体の前記端部に取り付けられることを特徴とするバンド。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載されたバンドを備えていることを特徴とする時計。

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