JP6020494B2 - バンドの取付構造及び時計 - Google Patents

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本発明は、バンドの取付構造及び時計に関するものである。
従来、時計等のケースにバンドを取り付ける構成として、バネ棒を用いてバンドをケースに固定する構成が知られている。
例えば、特許文献1には、筒状部材と筒状部材の端部に当該筒状部材の軸方向に進退可能に設けられた一対のピンと筒状部材の内部に配置されピンを筒状部材の端部から突出する前進方向に付勢する付勢部材とを備え、ピンの後方が、少なくとも筒状部材の端部からピンのストローク分離れた位置にある係止部に係止されることにより、筒状部材からのピンの離脱を防止する構造としたバネ棒(連結具)を備え、このバネ棒によってバンドを時計ケースに取り付ける構成が開示されている。
特許文献1に記載の構成では、バネ棒にこのような構造を備えない場合と比較して、時計の落下衝撃時等の負荷に対するバネ棒の強度を向上させる効果が期待できる。
特開2007−89882号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成のように、ケースやバンドにバネ棒が直接接触している場合、時計の装着時や落下時等にケースやバンドに激しい衝撃が加わった際には、その衝撃が直接バネ棒に伝わる。特にケースとバンドとが接離する方向への衝撃やケースとバンドとが互いに捻じれる方向への衝撃が加わった場合、高周波・高振幅振動が繰り返し加えられるような環境で使用した場合等には、ケースとバンドとを連結しているバネ棒部分には大きな衝撃が加わることとなる。
また、時計等の高級感を演出するためにケースやバンドを樹脂等ではなく金属材料で形成することがあるが、ケースやバンドが金属材料で形成されている場合には、ケースやバンド側においてあまり衝撃を吸収することができないため、バネ棒に直接加わる衝撃はさらに大きなものとなる。
この場合、特許文献1に記載の構成のようにバネ棒内に衝撃を緩和する構造を設けるだけでは、バネ棒の破損やバネ棒が外れることによるバンドの脱落のおそれを十分に防止することができない。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、ケースやバンドに衝撃や振動が加わった際に、バネ棒に伝わる衝撃や振動を減衰させてバネ棒の破損やバンドの脱落を防止し、耐衝撃性・耐震動性を向上させることのできるバンドの取付構造及び時計を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明に係るバンドの取付構造は、
ケースにバンドを取り付けるバンドの取付構造であって、
前記ケースの側部に設けられ、対向する2つの脚部を有し、この脚部の対向する面にバンド取付孔が穿設されたバンド取付部と、
前記バンドにおける前記ケースへの取り付け側端部に設けられ、前記バンドの幅方向に延在する第1の貫通孔が形成された第1の嵌合部を有し、前記バンド取付部に取り付けられる連結駒体と、
前記第1の嵌合部と嵌合可能であり、嵌合状態において前記第1の貫通孔と連通する第2の貫通孔が形成された第2の嵌合部を有し、前記連結駒体を前記バンド取付部の所定の位置に保持する緩衝部材と、
前記第1の貫通孔及び前記第2の貫通孔に挿通され、前記バンドの前記ケースへの取り付け状態において、両端部がそれぞれ前記バンド取付部の前記バンド取付孔に挿入されるバネ棒と、
を備え、
前記第2の貫通孔の内径は、前記バネ棒の外径と同等であり、前記第1の貫通孔の内径は、前記バネ棒の外径よりも大きく、前記バネ棒は、前記連結駒体に対して遊びをもって配置され
前記第1の嵌合部及び前記第2の嵌合部のいずれか一方はバンドの延在方向に突出する凸部を有し、他方は当該凸部を受ける形状の凹部を有していることを特徴としている。
本発明によれば、ケースやバンドに衝撃や振動が加わった際に、バネ棒に伝わる衝撃や振動を減衰させてバネ棒の破損やバンドの脱落を防止し、耐衝撃性・耐震動性を向上させることができるという効果を奏する。
第1の実施形態におけるバンドの取付構造が適用された時計の正面図である。 第1の実施形態の時計ケースとバンドの取り付け部分を拡大した要部斜視図であり、(a)は、時計の表面側から見た状態、(b)は、時計の裏面側から見た状態を示している。 (a)は、連結駒体の斜視図であり、(b)は、緩衝部材の斜視図である。 第1の実施形態において連結駒体と緩衝部材とを一体化させる構成を示した分解斜視図である。 (a)及び(b)は、一体化させた連結駒体及び緩衝部材を時計ケースのバンド取付部に取り付ける様子を説明する要部側面図である。 第2の実施形態におけるバンドの取付構造が適用された時計の正面図である。 第2の実施形態の時計ケースとバンドの取り付け部分を拡大した要部斜視図であり、(a)は、時計の表面側から見た状態、(b)は、時計の裏面側から見た状態を示している。 (a)は、連結駒体の斜視図であり、(b)は、緩衝部材の斜視図である。 (a)は、第2の実施形態の連結駒体及び緩衝部材を示す斜視図であり、(b)は、第2の実施形態の連結駒体及び緩衝部材を示す側面図である。 (a)及び(b)は、連結駒体及び緩衝部材を時計ケースのバンド取付部に取り付ける様子を説明する要部側面図である。
[第1の実施形態]
図1から図5を参照しつつ、本発明に係るバンドの取付構造及び時計の第1の実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、本実施形態におけるバンドの取付構造が適用された時計の正面図である。
図1に示すように、時計100は、時計ケース10を備える時計本体1とこの時計ケース10に取り付けられるバンド2とを備えている。
後述するように、バンド2は、バンド取付部15と、連結駒体20と、緩衝部材3と、バネ棒4と、を備えるバンド取付構造により、時計ケース10に取り付けられている。
時計本体1は、時計ケース10と、指針や液晶パネル等を備える図示しない表示部と、時計ケース10内に収容され指針等を動作させる時計モジュール(図示せず)等を備えている。また、本実施形態の時計本体1は、透明なガラス等で形成され、表示部の上部を覆う風防部材11を備えている。
なお、表示部の構成は特に限定されず、指針のみで構成されるアナログ方式でもよいし、液晶パネルで構成されるデジタル方式でもよい。また、指針と液晶パネルの両方を備えるものであってもよい。
また、時計本体1の側面には、各種操作を行うための操作ボタン12が設けられている。
本実施形態の時計ケース10は、例えばステンレスやチタン等の金属材料で形成されている。
時計ケース10の上下(図1において上下、時計の6時側と12時側)方向の側部には、それぞれバンド2が取り付けられるバンド取付部15が設けられている。
図2(a)及び図2(b)は、本実施形態の時計ケース10とバンド2の取り付け部分を拡大した要部斜視図であり、図2(a)は時計100の表面側から見た状態、図2(b)は時計100の裏面側から見た状態を示している。
また、図3(a)は、連結駒体の斜視図であり、図3(b)は、緩衝部材の斜視図である。
図1等に示すように、バンド取付部15は、対向する2つの脚部151を有している。この脚部151の対向する面には、図2(b)に示すように、それぞれバンド取付孔152が穿設されている。
バンド取付孔152は、後述するバネ棒4の先端部41が嵌め込まれ係止される凹部である。後述するように、本実施形態では、バネ棒4の先端部41は錐状に形成されている。バンド取付孔152は、このバネ棒4の先端部41の形状に対応して中央部に行くほど深くなっており、バネ棒4の先端部41を孔の中央部に安定して保持できるようになっている。
本実施形態において時計ケース10に取り付けられるバンド2は、例えばステンレスやチタン等の金属材料で形成された複数の駒体(すなわち、バンド駒、バンドピース)を鎖状に連結することで構成されている。
バンド2における時計ケース10への取り付け側端部には、バンド取付部15に取り付けられる連結駒体20が設けられている。
図2(a)、図2(b)及び図3(a)に示すように、連結駒体20は、一対の脚部21の間に凹部22が形成された第1の嵌合部23と、時計ケース10への取り付け側とは反対側に張り出した突出部24と、を有している。
第1の嵌合部23の凹部22は、後述する緩衝部材3の凸部32を受ける形状となっている。
第1の嵌合部23(本実施形態では、第1の嵌合部23を構成する一対の脚部21)には、バンド2の幅方向(図1において横方向)に延在する第1の貫通孔25が形成されている。
第1の貫通孔25は、バネ棒4が挿通されるものである。本実施形態において、第1の貫通孔25の内径は、バネ棒4の外径よりも大きく形成されており、バネ棒4は、連結駒体20に対して遊びをもって配置されるようになっている。
また、本実施形態では、連結駒体20を時計ケース10のバンド取付部15に嵌め込んだ状態において、第1の貫通孔25の中心が、時計ケース10側のバンド取付孔152の中心とほぼ一致するようになっている。
また、第1の嵌合部23(本実施形態では、第1の嵌合部23を構成する一対の脚部21)には、第1の貫通孔25と同様に、バンド2の幅方向(図1において横方向)に延在する第1の軸孔26が形成されている。
連結駒体20と緩衝部材3とを嵌合させた嵌合状態において、第1の軸孔26は、後述する第2の嵌合部30に形成されている第2の軸孔34と連通して一繋がりの軸孔を構成する。この軸孔に結合用軸部材51(図4等参照)を挿通させることにより連結駒体20及び緩衝部材3が一体化されるようになっている。
本実施形態では、この一繋がりとなった軸孔は、結合用軸部材51の外径とほぼ等しい内径を有する小径部26aと、この小径部26aの何れか一端側に設けられ、小径部26aよりも大きな内径を有する大径部26bとからなる。
図4に示すように、結合用軸部材51は、軸孔の小径部26aから大径部26bに向かって挿入され、大径部26b側からはCリング52(図4等参照)が挿入される。Cリング52の径は、大径部26bの内径よりも小さく、小径部26aの内径よりも大きくなっており、結合用軸部材51の挿入側先端部に大径部26b側からCリング52が嵌め込まれることにより結合用軸部材51が軸孔から抜け落ちないように固定される。
突出部24には、バンド2の幅方向(図1において横方向)に延在する貫通孔27が形成されている。
本実施形態では、この貫通孔27に図示しない軸部材を挿通させて図示しない駒体等を連結駒体20に連結することにより、バンド2が形成されている。
緩衝部材3は、弾性変形可能に構成され、時計ケース10やバンド2に加わった衝撃を吸収するものである。
緩衝部材3は、例えばエラストマー(elastomer)等の弾性材料で形成されている。具体的には、緩衝部材3は、ウレタン樹脂、シリコーンゴム(silicone rubber)等で形成される。なお、緩衝部材3を形成する材料は、緩衝効果を有するものであればよく、ここに例示したものに限定されない。
図2(a)及び図3(b)に示すように、緩衝部材3は、連結駒体20の第1の嵌合部23と嵌合可能に形成された第2の嵌合部30と、この第2の嵌合部30の両側部に張り出した一対の張出部31と、を有している。
本実施形態において、第2の嵌合部30及び張出部31における時計ケース10への取り付け側の面は、時計ケース10の側面形状に沿う形状となっており、バンド2を時計ケース10に取り付けた状態において、第2の嵌合部30及び張出部31の端面が時計ケース10の側面に密着する。
緩衝部材3は、バンド2が取り付けられた状態において、連結駒体20を時計ケース10のバンド取付部15の所定の位置に保持する。
本実施形態では、第2の嵌合部30は、バンド2の延在方向(図1において上下方向)に突出する凸部32を有している。凸部32は、前述のように第1の嵌合部23の凹部22に受け入れられ、これと嵌り合う形状となっている。
第2の嵌合部30(本実施形態では、第2の嵌合部30を構成する凸部32)には、バンド2の幅方向(図1において横方向)に延在する第2の貫通孔33が形成されている。
第2の貫通孔33は、連結駒体20と緩衝部材3とを嵌合させた嵌合状態において、第1の貫通孔25と連通するものであり、この連通状態において、第1の貫通孔25及び第2の貫通孔33にバネ棒4が挿通される。なお、本実施形態の第2の貫通孔33は、その中心が第1の貫通孔25の中心よりもバンド取付方向の外側(すなわち、時計ケース10と対向する側とは反対側)にずれた位置となるように配置されている。
本実施形態において、第2の貫通孔33の内径は、バネ棒4の外径とほぼ同等であり、バネ棒4は、第2の貫通孔33内にほぼ遊びのない状態で嵌め込まれるようになっている。
また、第2の嵌合部30(本実施形態では、第2の嵌合部30を構成する凸部32)には、第2の貫通孔33と同様に、バンド2の幅方向(図1において横方向)に延在する第2の軸孔34が形成されている。
前述のように、連結駒体20と緩衝部材3とを嵌合させた嵌合状態において、第2の軸孔34は、第1の嵌合部23に形成されている第1の軸孔26と連通し、結合用軸部材51(図4等参照)が挿入される一繋がりの軸孔を構成する。
バネ棒4は、第1の貫通孔25及び第2の貫通孔33に挿通される棒状の部材である。バネ棒4は、例えば筒状部材と、この筒状部材の両端部にバネ棒4の軸方向に沿って進退自在に設けられた一対のピンと、筒状部材の内部でピンを筒状部材の外側に付勢するバネ(いずれも図示せず)を備えている。
バネ棒4は、バンド側に形成されている第1の貫通孔25及び第2の貫通孔33に挿通させた状態で一方のピンをバンド取付部15の一方のバンド取付孔152に挿入し、他方のピンをばね力に抗して筒状部材の内部に一旦押し込んだ状態で他方のバンド取付孔152に挿入することにより、バンド2を時計ケース10に連結させるものである。
前述のように、バネ棒4の両側の先端部41は錐状に形成されており、バンド取付孔152は、このバネ棒4の先端部41の形状に対応して中央部に行くほど深くなっている。これにより、バネ棒4の先端部41がバンド取付孔152に挿入されると、バネ棒4の先端部41がバンド取付孔152の中央部に安定して保持される。
本実施形態では、2つの脚部の対向する面にバンド取付孔152が穿設された時計ケース10側のバンド取付部15と、バンド2の幅方向に延在する第1の貫通孔25が形成された第1の嵌合部23を有しバンド取付部15に取り付けられる連結駒体20と、第1の嵌合部23と嵌合可能であり、嵌合状態において第1の貫通孔25と連通する第2の貫通孔33が形成された第2の嵌合部30を有する緩衝部材3と、第1の貫通孔25及び第2の貫通孔33に挿通され、バンド2の時計ケース10への取り付け状態において、両端部がそれぞれバンド取付部15のバンド取付孔152に挿入されるバネ棒4と、によりバンドの取付構造が構成されている。
次に、図4、図5(a)及び図5(b)を参照しつつ、本実施形態におけるバンドの取付構造及び時計の作用について説明する。
図4は、本実施形態において連結駒体20と緩衝部材3とを一体化させる構成を示した分解斜視図である。
また、図5(a)及び図5(b)は、一体化させた連結駒体20及び緩衝部材3を時計ケース10のバンド取付部15に取り付ける様子を説明する要部側面図である。
時計ケース10にバンド2を取り付けて時計100を組み立てる際には、まず、図4に示すように、連結駒体20の第1の嵌合部23の凹部22に緩衝部材3の第2の嵌合部30の凸部32を嵌め合わせる。このとき、第1の嵌合部23に形成されている第1の軸孔26と第2の嵌合部30に形成されている第2の軸孔34とが一繋がりの軸孔となるように連結駒体20と緩衝部材3との位置を合わせる。
そして、第1の軸孔26と第2の軸孔34とが一繋がりの軸孔となった状態において、小径部26aとして形成されている側から他方側に向かって結合用軸部材51を挿入し、大径部26bとして形成されている側からCリング52を挿入して、Cリング52を結合用軸部材51の挿入側先端部に嵌め込む。これにより、連結駒体20と緩衝部材3とが一体化される。
さらに、第1の嵌合部23に形成されている第1の貫通孔25と第2の嵌合部30に形成されている第2の貫通孔33内にバネ棒4を挿通させる。
前述のように第2の貫通孔33の内径はバネ棒4の外径とほぼ同等であるため、バネ棒4は第2の貫通孔33内に密着した状態で配置される。これに対して、第1の貫通孔25の内径はバネ棒4の外径よりも大きく形成されているため、バネ棒4は連結駒体20の第1の貫通孔25に対しては遊びを持った状態で配置される。
本実施形態では、バネ棒4をバンド取付部15に取り付ける前においては、図5(a)に示すように、バネ棒4及びバネ棒4が挿入された第2の貫通孔33は、その中心が第1の貫通孔25の中心よりもバンド取付方向の外側(すなわち、時計ケース10と対向する側とは反対側)にずれた位置となっている。
次に、一体化された連結駒体20及び緩衝部材3を時計ケース10のバンド取付部15の2つの脚部151の間に配置する。このとき、図5(a)に示すように、緩衝部材3の第2の嵌合部30及び張出部31の端面が時計ケース10の側面に対向するように配置する。
そして、第1の貫通孔25及び第2の貫通孔33に挿通されたバネ棒4の一方側の先端部41をバンド取付部15の一方側の脚部151に形成されているバンド取付孔152に挿入する。
さらに、バネ棒4の他方側の先端部41を押し込みながらバンド取付部15の他方側の脚部151に形成されているバンド取付孔152に挿入する。このとき、連結駒体20及び緩衝部材3を時計ケース10の側(図5(a)に矢印で示す方向)に押し付けるようにしながら嵌め込むことにより、緩衝部材3が押し縮められる。そして、バネ棒4の他方側の先端部41がバンド取付部15の他方側のバンド取付孔152に挿入された際には、図5(b)に示すように、バネ棒4及びバネ棒4が挿入された第2の貫通孔33の中心が第1の貫通孔25の中心とほぼ一致する位置まで移動する。
バネ棒4は、バネ力によってバンド2の幅方向に押し拡がり、これによってバネ棒4の両側の先端部41がそれぞれバンド取付部15内に係止され、時計ケース10へのバンド2の取り付けが完了する。
上述のように、バンド取付状態において、バネ棒4の軸中心が第1の貫通孔25の中心とほぼ一致するため、バネ棒4と第1の貫通孔25との間には、バネ棒4の外周に対してほぼ均一に遊びが設けられている状態となる(図5(b)参照)。
また、図5(b)等に示すように、緩衝部材3における時計ケース10に対向する面は、連結駒体20における時計ケース10に対向する面よりも時計ケース10側に突出している。このため、緩衝部材3が大きく押し潰されるような強い力が加わらない限り連結駒体20が時計ケース10と接触しないようになっている。
以上のように、本実施形態によれば、第1の貫通孔25が形成された連結駒体20の第1の嵌合部23に、第2の貫通孔33が形成された緩衝部材3の第2の嵌合部30を嵌合させ、第1の貫通孔25及び第2の貫通孔33にバネ棒4を挿通させて、時計ケース10側のバンド取付部15の2つの脚部151の間に配置し、脚部151の対向する面に穿設されたバンド取付孔152にバネ棒4の先端部41を係止させることでバンド2を時計ケース10に取り付けている。そして、第2の貫通孔33の内径は、バネ棒4の外径と同等であるのに対して、第1の貫通孔25の内径は、バネ棒4の外径よりも大きく形成されており、バネ棒4は、連結駒体20に対して遊びをもって配置されている。
これにより、時計ケース10やバンド2に何ら衝撃等が加えられていない状態や衝撃等が加えられても、それが緩衝部材3の弾性変形の範囲内で吸収可能な程度である場合には、バネ棒4は連結駒体20に接触せず、バンド2に加えられた衝撃等が直接バネ棒4に伝わらない。また、時計ケース10に加えられた衝撃等も時計ケース10に接触している緩衝部材3によって吸収される。このため、時計ケース10やバンド2に衝撃等が加わった際に、バネ棒4に伝わる衝撃等を減衰させてバネ棒4の破損やバンド2の脱落を防止し、時計100の耐衝撃性・耐震動性を向上させることができる。
また、このように、バネ棒4は連結駒体20に対して遊びをもって配置されているが、連結駒体20の第1の貫通孔25内に挿通されているため、時計ケース10やバンド2に緩衝部材3では吸収しきれないような大きな衝撃等が加わった際には、バネ棒4が連結駒体20の第1の貫通孔25に突き当たって係止される。これにより、バンド2が脱落することを確実に防ぐことができる。
また、第2の嵌合部30はバンド2の延在方向に突出する凸部32を有し、第1の嵌合部23は当該凸部32を受ける形状の凹部22を有している。これにより、凸部32と凹部22とを嵌め合わせるだけで容易に位置決めすることができ、部品の組み付けが容易である。
さらに、第1の嵌合部23及び第2の嵌合部30には、嵌合状態において連通する軸孔26,34が形成されており、連結駒体20と緩衝部材3とは、当該軸孔26,34に結合用軸部材51を挿通させることにより一体化されている。このように連結駒体20と緩衝部材3とを一体化させることにより、バンド2の時計ケース10への組み付けが容易となる。
また、連結駒体20と緩衝部材3とを、バンド2を時計ケース10に取り付けるためのバネ棒4ではなく、これとは別部材の結合用軸部材51を用いて一体化させ、バネ棒4を連結駒体20に対して遊びを持った状態に保っている。このため、バンド2に対して加えられた衝撃等が連結駒体20を介してバネ棒4に伝わるのを防ぐことができる。
また、緩衝部材3の弾性変形分だけ衝撃を吸収することができ、緩衝部材3による緩衝が可能な幅を十分に確保することができる。
また、緩衝部材3における時計ケース10に対向する面が連結駒体20における時計ケース10に対向する面よりも時計ケース10側に突出しているため、時計ケース10に加えられた衝撃等が直接的にバンド2側に伝わるのを防ぐことができる。特に時計ケース10及びバンド2(バンド2を構成する連結駒体20)がともに金属材料で形成されている場合には、金属同士が直接ぶつかり合ったり擦れ合うことを防ぐことができ、時計ケース10やバンド2が傷ついたり破損したりするのを防止することができる。
また、本実施形態では、バンド2を時計ケース10に取り付ける際、緩衝部材3を押し縮めながらバネ棒4を嵌め込んでいる。このため、バンド2を時計ケース10から取り外す際には、バネ棒4の一方の先端部41をバンド取付孔152から外せば緩衝部材3が元の形状に戻ろうとする復元力によってバンド2が時計ケース10から外れる方向に押し出される。これにより比較的容易にバンドを取り外すことが可能である。
また、連結駒体20を含むバンド2や時計ケース10が金属材料で形成されている場合に、ウレタン樹脂やシリコーンゴム等、金属とは異なる質感を有する材料で形成された緩衝部材3を配置することにより、金属材料のみで構成された時計とは異なるカジュアルな外観、デザインを演出することができる。
なお、本実施形態では、緩衝部材3の第2の嵌合部30が凸部32を有し、連結駒体20の第1の嵌合部23がこの凸部32を受ける形状の凹部22を有している場合を例示したが、第1の嵌合部23及び第2の嵌合部30の形状はこれに限定されない。
第1の嵌合部23及び第2の嵌合部30はいずれか一方が凸部を有し、他方が当該凸部32を受ける形状の凹部を有していればよく、連結駒体20の第1の嵌合部23が凸部を有し、緩衝部材3の第2の嵌合部30がこの凸部を受ける形状の凹部を有していてもよい。
また、本実施形態では、連結駒体20と緩衝部材3とを結合用軸部材51とCリング52とを用いて一体化させる場合を例示したが、連結駒体20と緩衝部材3とを一体化させる構成はこれに限定されない。
[第2の実施形態]
次に、図6から図10(a)、図10(b)を参照しつつ、本発明に係るバンドの取付構造及び時計の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、連結駒体及び緩衝部材の構成が第1の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。
図6は、本実施形態におけるバンドの取付構造が適用された時計の正面図である。
図6に示すように、本実施形態の時計200は、第1の実施形態と同様に、時計ケース10を備える時計本体1とこの時計ケース10に取り付けられるバンド2とを備えている。
後述するように、バンド2は、バンド取付部15と、連結駒体7と、緩衝部材8と、バネ棒4と、を備えるバンド取付構造により、時計ケース10に取り付けられている。
図7(a)及び図7(b)は、本実施形態の時計ケース10とバンド2の取り付け部分を拡大した要部斜視図であり、図7(a)は時計200の表面側から見た状態、図7(b)は時計200の裏面側から見た状態を示している。
また、図8(a)は、連結駒体の斜視図であり、図8(b)は、緩衝部材の斜視図である。
図7(a)、図7(b)及び図8(a)に示すように、連結駒体7は、バンド2の幅方向に延在しバンド取付状態において時計ケース10のバンド取付部15の外側面に接するように配置される連結部71と、この連結部71から時計ケース10への取り付け側とは反対側に張り出した第1の嵌合部72と、を有している。
本実施形態において、連結部71における時計ケース10への取り付け側の面は、バンド取付部15の外側面に沿う形状となっており、バンド2を時計ケース10に取り付けた状態において、連結部71の端面が時計ケース10の側面に密着する。
本実施形態では、連結部71は、側面視ほぼL字状となっており、時計ケース10の側面及び底面の一部に当接する当接面71aを有している。なお、連結部71、当接面71aの形状等はここに例示したものに限定されない。
また、連結駒体7の連結部71における時計ケース10に当接する側とは反対側の面及び連結部71の下面は、一端において互いに交わる2つの突き当て面71bとなっている。
突き当て面71bは、緩衝部材8が突き当てられる面であり、本実施形態では、2つの突き当て面71bがほぼ直角に交わっている(図9(b)等参照)。なお、突き当て面71bの形状や交わる角度等はここに例示したものに限定されない。
本実施形態において、第1の嵌合部72は、バンド2の延在方向(図6において上下方向)に突出する凸部73を有している。凸部73は、後述するように緩衝部材8の第2の嵌合部83に受け入れられ、これと嵌り合う形状となっている。
第1の嵌合部72(本実施形態では、第1の嵌合部72を構成する凸部73)には、バンド2の幅方向(図6において横方向)に延在する第1の貫通孔74が形成されている。
第1の貫通孔74は、バネ棒4が挿通されるものである。本実施形態において、第1の貫通孔74の内径は、バネ棒4の外径よりも大きく形成されており、バネ棒4は、連結駒体7に対して遊びをもって配置されるようになっている。
また、本実施形態では、連結駒体7を時計ケース10のバンド取付部15に嵌め込んだ状態において、第1の貫通孔74の中心が、時計ケース10側のバンド取付孔152の中心とほぼ一致するようになっている(図10(a)及び図10(b)参照)。
また、第1の嵌合部72(本実施形態では、第1の嵌合部72を構成する凸部73)には、バンド2の幅方向(図1において横方向)に延在する貫通孔75が形成されている。
本実施形態では、この貫通孔75に図示しない軸部材を挿通させて図示しない駒体等を連結駒体7に連結することにより、バンド2が形成されている。
図7(a)、図7(b)及び図8(b)に示すように、本実施形態の緩衝部材8は、バンド2の幅方向に延在する板状のベース部81と、このベース部81の両端部に立設された一対の脚部82とを有している。
2つの脚部82の間隔は、連結駒体7の第1の嵌合部72の幅よりも僅かに大きく、連結駒体7の第1の嵌合部72は、バンド取付状態において2つの脚部82の間に嵌め込まれるようになっており、2つの脚部82は、第1の嵌合部72を受け入れる第2の嵌合部83を構成している。
第2の嵌合部83(本実施形態では、第2の嵌合部83を構成する一対の脚部82)には、バンド2の幅方向(図6において横方向)に延在する第2の貫通孔84が形成されている。
第2の貫通孔84は、バネ棒4が挿通されるものである。本実施形態において、第2の貫通孔84の内径は、バネ棒4の外径とほぼ同等であり、バネ棒4は、第2の貫通孔84内にほぼ遊びのない状態で嵌め込まれるようになっている。
また、本実施形態において、ベース部81の上面及び脚部82における時計ケース10への取り付け側の面は、連結駒体7の連結部71の2つの突き当て面71bに突き当てられる対応面85となっている。
本実施形態では、連結部71の突き当て面71bに対応して、対応面85であるベース部81の上面及び脚部82における時計ケース10への取り付け側の面は、互いにほぼ直角に交わっている(図9(b)等参照)。
図9(a)は、連結駒体7と緩衝部材8とを嵌め合わせてバネ棒4を第1の貫通孔74及び第2の貫通孔84に挿通させた状態を示した斜視図であり、図9(b)は、図9(a)に示す連結駒体7及び緩衝部材8の側面図である。なお、図9(b)では第1の貫通孔74及び第2の貫通孔84に挿通されているバネ棒4の図示を省略している。
図9(a)及び図9(b)に示すように、本実施形態では、連結駒体7側の突き当て面71bに緩衝部材8側の対応面85を突き当てた状態で、バネ棒4を第1の貫通孔74及び第2の貫通孔84に挿通させる。
本実施形態では、バネ棒4をバンド取付部15に取り付ける前においては、バネ棒4及びバネ棒4が挿入された第2の貫通孔84は、その中心が第1の貫通孔74の中心よりもバンド取付方向の外側(すなわち、時計ケース10と対向する側とは反対側)にずれた位置となっている。
そして、この状態でバネ棒4の両方の先端部41をそれぞれバンド取付部151のバンド取付孔152に挿入する。このとき、対応面85を突き当て面71bに押し付ける方向に緩衝部材8を押し縮めながらバネ棒4を嵌め込む。これにより、連結駒体7と緩衝部材8とが一体化されるとともに、バンド2が時計ケース10に取り付けられる。
なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、図10(a)及び図10(b)を参照しつつ、本実施形態におけるバンドの取付構造及び時計の作用について説明する。
図10(a)及び図10(b)は、一体化させた連結駒体7及び緩衝部材8を時計ケース10のバンド取付部15に取り付ける様子を説明する要部側面図である。
時計ケース10にバンド2を取り付けて時計200を組み立てる際には、まず、連結駒体7の第1の嵌合部72の凸部73を緩衝部材8の第2の嵌合部83の2つの脚部82の間に嵌め合わせる。
そして、第1の嵌合部72に形成されている第1の貫通孔74と第2の嵌合部83に形成されている第2の貫通孔84内にバネ棒4を挿通させる。
前述のように第2の貫通孔84の内径はバネ棒4の外径とほぼ同等であるため、バネ棒4は第2の貫通孔84内に密着した状態で配置される。これに対して、第1の貫通孔74の内径はバネ棒4の外径よりも大きく形成されているため、バネ棒4は第1の貫通孔74に対しては遊びを持った状態で配置される。
本実施形態では、バネ棒4をバンド取付部15に取り付ける前においては、図10(a)に示すように、バネ棒4及びバネ棒4が挿入された第2の貫通孔84は、その中心が第1の貫通孔74の中心よりもバンド取付方向の外側(すなわち、時計ケース10と対向する側とは反対側)にずれた位置となっている。
次に、連結駒体7及び緩衝部材8を時計ケース10のバンド取付部15の2つの脚部151の間に配置する。このとき、図10(a)に示すように、連結駒体7の当接面71aが時計ケース10の側面及び下面に対向するように配置する。
そして、第1の貫通孔74及び第2の貫通孔84に挿通されたバネ棒4の一方側の先端部41をバンド取付部15の一方側の脚部151に形成されているバンド取付孔152に挿入する。
さらに、バネ棒4の他方側の先端部41を押し込みながらバンド取付部15の他方側の脚部151に形成されているバンド取付孔152に挿入する。このとき、連結駒体7及び緩衝部材8を時計ケース10の側(図10(a)に矢印で示す斜め上方向)に押し付けるようにしながら嵌め込むことにより、緩衝部材3が押し縮められる。そして、バネ棒4の他方側の先端部41がバンド取付部15の他方側のバンド取付孔152に挿入された際には、緩衝部材8の対応面85が連結駒体7の突き当て面71bに対して強く押し付けられて連結駒体7と緩衝部材8とががたつきのない状態で密着し一体化される。また、図10(b)に示すように、バネ棒4及びバネ棒4が挿入された第2の貫通孔84の中心が第1の貫通孔74の中心とほぼ一致する位置まで移動する。
バネ棒4は、バネ力によってバンド2の幅方向に押し拡がり、これによってバネ棒4の両側の先端部41がそれぞれバンド取付部15内に係止され、時計ケース10へのバンド2の取り付けが完了する。
上述のように、バンド取付状態において、バネ棒4の軸中心が第1の貫通孔74の中心とほぼ一致するため、バネ棒4と第1の貫通孔74との間には、バネ棒4の外周に対してほぼ均一に遊びが設けられている状態となる(図10(b)参照)。
なお、その他の点については、第1の実施形態と同様であることから、その説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得られる他、以下の効果を得ることができる。
すなわち、本実施形態では、連結駒体7と緩衝部材8とを一体化させるためにピン等の別部材を用いる必要がない。このため、部品点数を少なくすることができるとともに、組み立て工数を減らすことができ、製造コストを抑えることができる。
また、連結駒体7が一端において互いに交わる2つの突き当て面71bを有し、緩衝部材8が当該2つの突き当て面に対応する対応面85を有しており、突き当て面71bに対応面85を突き当て、圧接させた状態で、連結駒体7及び緩衝部材8を一体化させて時計ケース10に固定するようになっている。このため、連結駒体7と緩衝部材8とが、2つの面で密着し、がたつきのない状態で時計ケース10に確実に固定される。
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、時計ケース10が金属材料で形成されている場合を例示したが、時計ケース10を形成する材料はここに例示したものに限定されない。例えばポリアリレート樹脂やABS樹脂等で形成されていてもよい。
また、本実施形態では、バンド2が金属材料で形成された複数の駒体を連結して構成されている場合を例示したが、バンド2の材料・構成はここに例示したものに限定されない。
例えば、バンドは、金属材料や樹脂等、各種材料からなる複数の部材(駒体)を連結することで構成されていてもよい。
また、バンド2は、例えばPOM(すなわち、ポリアセタール(polyacetal)又はポリオキシメチレン(polyoxymethylene))や、ABS樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリカーボネート等の硬質プラスチック、革等で形成された帯状の部材が連結駒体20に連結されたものでもよい。
また、本実施形態では、バンド2とバンド取付部15とを連結するための連結部材として、バネ棒4を用いた場合について述べたが、必ずしもバネ棒4である必要はなく、圧縮変形可能な単なる棒であってもよい。
また、本実施形態では、時計100として腕時計を例示したが、腕時計でなく、懐中時計や、キーホルダ等で鞄等に着脱可能に構成された時計等でもよい。
また、上記各実施形態では、バンドの取付構造が時計に適用された場合を例示したが、バンドの取付構造は時計に適用される場合に限定されない。
例えば、歩数計や心拍数計、高度計、気圧計等のケースにバンドを取り付ける場合に、本発明のバンドの取付構造を適用してもよい。
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
ケースにバンドを取り付けるバンドの取付構造であって、
前記ケースの側部に設けられ、対向する2つの脚部を有し、この脚部の対向する面にバンド取付孔が穿設されたバンド取付部と、
前記バンドにおける前記ケースへの取り付け側端部に設けられ、前記バンドの幅方向に延在する第1の貫通孔が形成された第1の嵌合部を有し、前記バンド取付部に取り付けられる連結駒体と、
前記第1の嵌合部と嵌合可能であり、嵌合状態において前記第1の貫通孔と連通する第2の貫通孔が形成された第2の嵌合部を有し、前記連結駒体を前記バンド取付部の所定の位置に保持する緩衝部材と、
前記第1の貫通孔及び前記第2の貫通孔に挿通され、前記バンドの前記ケースへの取り付け状態において、両端部がそれぞれ前記バンド取付部の前記バンド取付孔に挿入されるバネ棒と、
を備え、
前記第2の貫通孔の内径は、前記バネ棒の外径と同等であり、前記第1の貫通孔の内径は、前記バネ棒の外径よりも大きく、前記バネ棒は、前記連結駒体に対して遊びをもって配置されていることを特徴とするバンドの取付構造。
<請求項2>
前記第1の嵌合部及び前記第2の嵌合部のいずれか一方はバンドの延在方向に突出する凸部を有し、他方は当該凸部を受ける形状の凹部を有していることを特徴とする請求項1に記載のバンドの取付構造。
<請求項3>
前記第1の嵌合部及び前記第2の嵌合部には、嵌合状態において連通する軸孔が形成されており、前記連結駒体と前記緩衝部材とは、当該軸孔に結合用軸部材を挿通させることにより一体化されていることを特徴とする請求項1及び請求項2に記載のバンドの取付構造。
<請求項4>
前記連結駒体は、一端において互いに交わる2つの突き当て面を有し、前記緩衝部材には、当該2つの突き当て面に対応する対応面が設けられており、
前記突き当て面に前記対応面を突き当てた状態で、前記バネ棒を前記第1の貫通孔及び前記第2の貫通孔に挿通させ、前記バネ棒の両端部をそれぞれ前記バンド取付部の前記バンド取付孔に挿入することにより、前記連結駒体と前記緩衝部材とが一体化されるとともに、前記バンドが前記ケースに取り付けられることを特徴とする請求項1及び請求項2に記載のバンドの取付構造。
<請求項5>
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のバンドの取付構造と、
ケースと、
前記ケースに取り付けられるバンドと、
を備えることを特徴とする時計。
2 バンド
3 緩衝部材
4 バネ棒
7 連結駒体
8 緩衝部材
10 時計ケース
15 バンド取付部
20 連結駒体
21 脚部
22 凹部
23 嵌合部
25 第1の貫通孔
30 嵌合部
32 凸部
33 第2の貫通孔
51 結合用軸部材
52 Cリング
71b 突き当て面
85 対応面
100 時計
152 バンド取付孔

Claims (5)

  1. ケースにバンドを取り付けるバンドの取付構造であって、
    前記ケースの側部に設けられ、対向する2つの脚部を有し、この脚部の対向する面にバンド取付孔が穿設されたバンド取付部と、
    前記バンドにおける前記ケースへの取り付け側端部に設けられ、前記バンドの幅方向に延在する第1の貫通孔が形成された第1の嵌合部を有し、前記バンド取付部に取り付けられる連結駒体と、
    前記第1の嵌合部と嵌合可能であり、嵌合状態において前記第1の貫通孔と連通する第2の貫通孔が形成された第2の嵌合部を有し、前記連結駒体を前記バンド取付部の所定の位置に保持する緩衝部材と、
    前記第1の貫通孔及び前記第2の貫通孔に挿通され、前記バンドの前記ケースへの取り付け状態において、両端部がそれぞれ前記バンド取付部の前記バンド取付孔に挿入されるバネ棒と、
    を備え、
    前記第2の貫通孔の内径は、前記バネ棒の外径と同等であり、前記第1の貫通孔の内径は、前記バネ棒の外径よりも大きく、前記バネ棒は、前記連結駒体に対して遊びをもって配置され
    前記第1の嵌合部及び前記第2の嵌合部のいずれか一方はバンドの延在方向に突出する凸部を有し、他方は当該凸部を受ける形状の凹部を有していることを特徴とするバンドの取付構造。
  2. 前記第1の嵌合部及び前記第2の嵌合部には、嵌合状態において連通する軸孔が形成されており、前記連結駒体と前記緩衝部材とは、当該軸孔に結合用軸部材を挿通させることにより一体化されていることを特徴とする請求項1に記載のバンドの取付構造。
  3. 前記連結駒体は、一端において互いに交わる2つの突き当て面を有し、前記緩衝部材には、当該2つの突き当て面に対応する対応面が設けられており、
    前記突き当て面に前記対応面を突き当てた状態で、前記バネ棒を前記第1の貫通孔及び前記第2の貫通孔に挿通させ、前記バネ棒の両端部をそれぞれ前記バンド取付部の前記バンド取付孔に挿入させることにより、前記連結駒体と前記緩衝部材とが一体化されるとともに、前記バンドが前記ケースに取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のバンドの取付構造。
  4. バンドにおけるケースへの取り付け側端部に設けられ、前記バンドの幅方向に延在する第1の貫通孔が形成された第1の嵌合部を有し、前記ケースのバンド取付部に取り付けられる連結駒体と、
    前記第1の嵌合部と嵌合可能であり、嵌合状態において前記第1の貫通孔と連通する第2の貫通孔が形成された第2の嵌合部を有し、前記連結駒体を前記バンド取付部の所定の位置に保持する緩衝部材と、
    前記第1の貫通孔及び前記第2の貫通孔に挿通され、前記バンドの前記ケースへの取り付け状態において、両端部がそれぞれ前記バンド取付部の前記バンド取付孔に挿入されるバネ棒と、
    を備え、
    前記第1の嵌合部及び前記第2の嵌合部のいずれか一方はバンドの延在方向に突出する凸部を有し、他方は当該凸部を受ける形状の凹部を有していることを特徴とするバンドの取付構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のバンドの取付構造と、
    ケースと、
    前記ケースに取り付けられるバンドと、
    を備えることを特徴とする時計。
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