JP2017104185A - 処置具挿通具 - Google Patents

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Noritomo Wake
史知 和家
樋野 和彦
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Abstract

【課題】液密を確保しつつ、処置具の摺動性が高い構成を具備する処置具挿通具を提供する。
【解決手段】被検体内に挿入される挿入機器に取り付けられ、被検体を処置する処置具を被検体内に挿入させる処置具挿通具20であって、処置具31を被検体内に案内する筒状のチューブ21と、挿入機器の挿入部が被検体内に挿入された際、挿入部の被検体外に位置する部位に着脱自在であるとともに、チューブ21の一端21a側に設けられチューブ21への処置具31の挿通口となる案内部本体22と、処置具31に取り付けられるとともに、案内部本体22に対して相対的に移動可能に装着されるスライダ41と、チューブ21内に充填された潤滑剤50と、を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、被検体内に挿入される挿入機器に取り付けられ、被検体を処置する処置具を被検体内に挿入させる処置具挿通具に関する。
近年、被検体内に挿入される挿入機器、例えば内視鏡は、医療分野において広く利用されている。
医療分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を被検体となる体腔内に挿入することによって、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じて内視鏡が具備する処置具挿通路に挿入した処置具を用いて体腔内の臓器の対象部位(以下、処置対象部位と称す)に対して各種処置をしたりすることができる。
尚、体腔内の観察を行う際は、術者は、内視鏡画像を観察しながら、例えば右手で内視鏡の挿入部を把持して挿入部の各種操作を行うとともに、左手で内視鏡の操作部の各種操作を行う手技が一般的である。
また、体腔内の処置対象部位の処置を行う際は、術者は、右手を一旦挿入部から離した後、右手で処置具を把持して、操作部に設けられた処置具挿通路の開口を介して処置具挿通路に処置具を挿入し、該処置具を挿入部の先端に形成された処置具挿通路の先端開口から被検体内に突出させて各種処置を行う手技が一般的である。
ここで、体腔内の処置対象部位に対して処置具を用いて各種処置を行う際、適切な処置を行うためには、術者は内視鏡画像を観察しながら処置対象部位に対して挿入部の先端位置及び処置具の先端位置を微調整する必要が生じる。
ところが、上述したように、術者は、右手で挿入部の各種操作と処置具の各種操作とを選択的に行うことから、処置対象部位に対する挿入部の先端位置及び処置具の先端位置の微調整を同時に行うことが難しいといった問題があった。
また、上述したように、術者は、右手で行う処置具の各種操作を挿入部から右手を離して行わなければならないため、処置対象部位に対する処置具の先端位置の微調整を行っていると、処置対象部位に対する挿入部の先端位置がずれてしまうといった問題もあった。
このような問題に鑑み、特許文献1には、操作部に設けられた処置具挿通路の開口に一端が着脱自在な筒状の処置具案内部と、該処置具案内部の他端に設けられるとともに挿入部の被検体外に位置する部位に着脱自在な案内部本体とを具備した、処置具を被検体内に挿入させる処置具挿通具が開示されている。
特許文献1に開示された処置具挿通具においては、案内部本体が挿入部の被検体外に位置する部位に装着され、処置具案内部の一端が処置具挿通路の開口に装着された状態において、処置具が案内部本体、処置具案内部を介して処置具挿通路に挿入され、挿入部先端の先端開口から被検体内に突出された状態において、術者は、右手で挿入部を把持したまま右手で案内部本体に対して固定されたスライダ等の処置具操作部を用いて処置具の位置調整を行うことができるため、右手のみで処置対象部位に対する挿入部の先端位置及び処置具の先端位置の微調整を同時に行うことができる。
国際出願公開WO2013/065509号公報
ここで、処置具挿通路、処置具案内部内及び案内部本体内は、上述したように被検体内に連通している。また、被検体内は外気圧よりも圧力が高い。
このため、処置具挿通路、処置具案内部内及び案内部本体内を介して被検体内に処置具を挿入して処置対象部位に対して各種処置を行っている際、被検体内の圧力が外気圧よりも高いことに起因して、被検体内の液体、固形物等(以下、汚物と称す)には、処置具挿通路、処置具案内部内及び案内部本体内を介して被検体外に排出しようとする力が働いてしまう。その結果、案内部本体における処置具の挿通口を介して被検体内の汚物が漏れ出てしまう。
この被検体内の汚物の漏れを防ぐため、例えば処置具案内部内に、Oリングや弁等の液密部材が設けられた液密構造を有する処置具挿通具も考えられる。
しかしながら、この液密構造を有することにより、液密部材によって処置具の動きに抵抗が加わることになり、処置具案内部内における処置具の摺動性が低下してしまうことから、処置具の操作性が低下してしまうといった問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、液密を確保しつつ、処置具の摺動性が高い構成を具備する処置具挿通具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の一態様における処置具挿通具は、被検体内に挿入される挿入機器に取り付けられ、前記被検体を処置する処置具を前記被検体内に挿入させる処置具挿通具であって、前記処置具を前記被検体内に案内する筒状の処置具案内部と、前記挿入機器の挿入部が前記被検体内に挿入された際、前記挿入部の前記被検体外に位置する部位に着脱自在であるとともに、前記処置具案内部の一端側に設けられ前記処置具案内部への前記処置具の挿通口となる案内部本体と、前記処置具に取り付けられるとともに、前記案内部本体に対して相対的に移動可能に装着される処置具操作部と、前記処置具案内部内に充填された潤滑剤と、を具備する。
本発明によれば、液密を確保しつつ、処置具の摺動性が高い構成を具備する処置具挿通具を提供することができる。
第1実施の形態の処置具挿通具を内視鏡とともに示す図 図1の処置具挿通具の一部の断面を、処置具操作部が取り付けられた処置具の一部とともに示す図 第2実施の形態の処置具挿通具の一部を示す部分断面図 図3の処置具挿通具の処置具案内部に、潤滑剤注入口と空気抜き孔が形成された構成を示す部分断面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、以下に示す実施の形態において、挿入機器は、内視鏡を例に挙げて説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本実施の形態の処置具挿通具を内視鏡とともに示す図、図2は、図1の処置具挿通具の一部の断面を、処置具操作部が取り付けられた処置具の一部とともに示す図である。
図1に示すように、挿入機器である内視鏡1は、被検体内に挿入される挿入部2と、該挿入部2の基端側に連設された操作部3と、該操作部3から延出されたユニバーサルコード8と、該ユニバーサルコード8の延出端に設けられたコネクタ9とを具備して主要部が構成されている。尚、コネクタ9を介して、内視鏡1は、制御装置や照明装置等の外部装置と電気的に接続される。
操作部3に、挿入部2の湾曲部2wを上下方向に湾曲させる上下用湾曲操作ノブ4と、湾曲部2wを左右方向に湾曲させる左右用湾曲操作ノブ6とが設けられている。
さらに、操作部3に、上下用湾曲操作ノブ4の回動位置を固定する固定レバー5と、左右用湾曲操作ノブ6の回動位置を固定する固定ノブ7とが設けられている。また、操作部3には、既知の各種操作スイッチ等が設けられている。
尚、操作部3に設けられた各種ノブ4、6、7、レバー5、各種スイッチ等は、例えば術者の左手によって操作される。
挿入部2は、先端側から順に、先端部2sと湾曲部2wと可撓管部2kとを具備して構成されており細長に形成されている。尚、挿入部2は、例えば術者の右手によって操作される。
尚、上述とは反対に、挿入部2の各種操作が術者の左手で行われ、操作部3の各種操作が術者の右手で行われても構わない。
湾曲部2wは、上下用湾曲操作ノブ4や左右用湾曲操作ノブ6の回動操作により、例えば上下左右の4方向に湾曲されることにより、先端部2s内に設けられた図示しない撮像ユニットの観察方向を可変したり、被検体内における先端部2sの挿入性を向上させたりするものである。さらに、可撓管部2kは、湾曲部2wの基端側に連設されている。
また、挿入部2及び操作部3内には、処置具挿通路10が設けられている。処置具挿通路10は、一端が先端部2sの先端面に先端開口10aとして開口されており、他端が操作部3に挿通口10bとして開口されている。
尚、その他の内視鏡1の構成は、一般的な内視鏡の構成と同じであるため、その詳しい説明は省略する。
処置具挿通具20は、内視鏡1に取り付けられ、被検体内を処置する処置具31を、被検体内へと挿入させるものである。
尚、本実施の形態においては、処置具が1本の場合を例に挙げて示しているが、処置具挿通具20は、複数本や複数種類の処置具を選択的に被検体内へと挿入するものであっても構わない。
処置具挿通具20は、処置具案内部であるチューブ21と、案内部本体22と、処置具操作部であるスライダ41とを具備して主要部が構成されている。
チューブ21は、処置具31を被検体内に案内する筒状部材であり、例えばテフロン(登録商標)等の樹脂から構成されている。
具体的には、チューブ21は、他端21bが内視鏡1に設けられた処置具挿通路10の挿通口10bに着脱自在であり、接続後、案内部本体22内からチューブ21内に挿入された処置具31を、処置具挿通路10を介して先端開口10aから被検体内に突出させて被検体内に案内するものである。
案内部本体22は、図1、図2に示すように、チューブ21の一端21a側に設けられている。
また、案内部本体22は、内部にチューブ21の内部の空間21iに連通し、処置具31が通過するとともにスライダ41が装着される空間22iを有し、該空間22iの基端が空間21iへの処置具31の挿通口22pを構成している。
さらに、案内部本体22は、挿入部2が被検体内に挿入された際、挿入部2の可撓管部2kにおける被検体外に位置する、例えば1点鎖線で囲った部位2zに着脱自在となっている。
尚、案内部本体22は、被検体外に位置する部位2zに装着された後は、部位2zから位置がずれてしまうことがないよう構成されている。
さらに、図2に示すように、案内部本体22に対し、挿通口22p及び空間22iに連通する移動規制部であるスリット22sが形成されている。
尚、スリット22sは、案内部本体22に対し、チューブ21が処置具31を案内する長手方向Nに沿って形成されている。
スライダ41は、処置具31に対して事前に取り付けられるものであって、案内部本体22の空間22iに対して着脱自在であり、装着後、チューブ21に対して相対的に移動可能となる。尚、スライダ41は、処置具31に対して着脱自在であっても構わない。
具体的には、図2に示すように、スライダ41は、外表面に突起41tが設けられており、突起41tがスリット22sに嵌入自在なことにより、処置具31に取り付けられた状態で案内部本体22の空間22iに対して相対的に移動する。
より具体的には、スリット22sにおける先端22saと基端22sbとの間の長手方向Nにおける突起41tの前後移動に伴い、スライダ41は、案内部本体22の空間22iに対して相対的に移動する。よって、スリット22sは、スライダ41の移動範囲を規制している。
尚、案内部本体22にスライダ41が装着された状態においては、処置具31が、空間21i及び空間22iに挿入され、スライダ41が空間22iに挿入され、スリット22sに突起41tが嵌入される。また、この状態においては、図1に示すように、処置具31の先端31sは、先端開口10aから被検体内に突出されている。
この状態において、術者は、内視鏡画像を観察しながら、例えば右手で挿入部2を把持した状態で、長手方向Nに沿って右手で突起41tをスリット22s内において先端22saと基端22sbとの間を前後に移動させることにより、被検体内に突出された処置具31の先端側の位置を微調整することができる。
さらに、同時に、術者は、内視鏡画像を観察しながら、右手で挿入部2の先端部2sの先端の位置を微調整することができる。
ここで、図2に示すように、チューブ21内の空間21iに、潤滑剤50が高密度に充填されている。
潤滑剤50は、流動パラフィンや、ヒドロキシエチルセルロース、メチルパラペン等のパラフィンやテフロン(登録商標)のようなフッ素樹脂等を含むゲル状部材から構成されている。
尚、潤滑剤50は、潤滑パウダや、泡状部材等であっても構わないし、さらには、グラファイト(黒鉛)、PTFE(テフロン(登録商標)等が代表のポリテトラフルオロエチレン)等の固体潤滑剤であっても構わない。
また、潤滑剤50は、空間21iに対し、チューブ21の全長に亘って、即ち、一端21aから他端21bまで充填されていても構わないし、空間21iの一部のみ、例えばチューブ21の略中央領域のみに充填されていても構わない。
空間21iに潤滑剤50が充填されていることにより、処置具31は、空間21iを通過する際、潤滑剤50を押しのけて空間21iを摺動移動する。
よって、空間21iに処置具31が挿入されている状態においては、図2に示すように、潤滑剤50は、チューブ21の内面21nと処置具31の外面31gとの間に位置している。
尚、処置具31が空間21iを通過する際の処置具31の摺動移動や、被検体内の圧力が大気圧よりも高い等に伴い、チューブ21の一端21a及び他端21bの開口からまたは一端21aの開口から潤滑剤50を押し出そうとするが、空間21iには、潤滑剤50は高密度に充填されているため、潤滑剤50の漏れが防止されている。
よって、空間21iに対し、チューブ21の全長に亘って潤滑剤50が充填されている構成よりも、一部のみに潤滑剤50が充填されている構成の方が、空間21iに対する処置具31の通過や被検体内の圧力が大気圧よりも高い等に伴って、潤滑剤50が空間21iからチューブ21の外部に漏れることをより確実に防止することができる。
また、当然、空間21iに対し、チューブ21の全長に亘って潤滑剤50が充填されている構成よりも、一部のみに潤滑剤50が充填されている構成の方が、空間21iに対する処置具31の摺動性が良い。
潤滑剤50は、被検体内が大気圧よりも圧力が高いことによって体外に向かって被検体内の汚物を排出しようとすることに伴い、処置具挿通路10を介して空間21iから空間22iへと汚物が移動してしまうことを抑制するものである。
よって、このことを考慮すれば、潤滑剤50は、空間21iに対し、チューブ21の全長に亘って潤滑剤50が充填されている構成の方が、一部のみに潤滑剤50が充填されている構成よりも汚物の移動に対する抑制力が高い。
尚、その他の処置具挿通具20の構成は、従来と同じであるため、その説明は省略する。
このように、本実施の形態においては、処置具挿通具20のチューブ21の空間21iに、潤滑剤50が高密度に充填されていると示した。
このことによれば、挿通口10bにチューブ21の他端21bが接続され、空間21i及び空間22iが被検体内に開口された処置具挿通路10に連通している状態において、被検体内が大気圧よりも圧力が高いことによって体外に向かって被検体内の汚物を排出しようとすることに伴い、処置具挿通路10を介して空間21iからチューブ21の外部である空間22iへと汚物が移動してしまうことを潤滑剤50が抑制する。
よって、処置具31に設けられたスライダ41を操作して処置具31の先端位置の微調整をしている最中や処置具31を交換するときに、挿通口20pを介して被検体内の汚物が体外に漏れ出てしまうことを潤滑剤50により確実に防止することができる。
また、潤滑剤50は、潤滑性を有することにより、チューブ21の空間21iを処置具31が摺動移動する際、処置具31との間の摺動抵抗が小さいことから、処置具31の摺動性を阻害してしまうことを最小限に抑えることができる。
以上から、液密を確保しつつ、処置具31の摺動性が高い構成を具備する処置具挿通具20を提供することができる。
(第2実施の形態)
図3は、本実施の形態の処置具挿通具の一部を示す部分断面図、図4は、図3の処置具挿通具の処置具案内部に、潤滑剤注入口と空気抜き孔が形成された構成を示す部分断面図である。
この第2実施の形態の処置具挿通具の構成は、上述した図1、図2に示した第1実施の形態の処置具挿通具と比して、処置具案内部内に、潤滑剤の移動を抑制する仕切りが設けられている点が異なる。
よって、この相違点のみを説明し、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図3に示すように、チューブ21の空間21iの一端21a側に、処置具31が通過する孔61hを有するとともに、空間21iからの潤滑剤50の移動を抑制する仕切りである膜61が設けられていても構わない。
また、仕切りは、チューブ21の空間21iの他端21b側に、処置具31が通過する孔62hを有する膜62として設けられていても構わない。
尚、仕切りは、潤滑剤50の移動を抑制できる柔軟なものであれば、膜以外から構成されていても構わない。
また、孔61h、62hの径は、処置具31の外径よりも小径に形成されている。このことにより、膜61、62は、処置具31の外面31gに密着して液密を維持することから、孔61h、62hを介して潤滑剤50が漏れ出てしまうことが防止されている。
尚、本実施の形態においては、図3に示すように、潤滑剤50が空間21iに対し、チューブ21の全長に亘って潤滑剤50が充填されている構成を例に挙げて示しているが、これに限らず、上述した第1実施の形態において示したように、空間21iに対し、一部のみに潤滑剤50が充填されている構成にも適用可能である。
さらに、空間21iに潤滑剤50を注入する際は、図4に示すように、チューブ21に空間21iに連通する潤滑剤注入口21wと、空気抜き孔21yとが形成されていれば、空気抜き孔21yに接続された二方活栓66を開いた後、潤滑剤注入口21wに接続された注入ユニット65を介して、容易に空間21iに潤滑剤50を注入することができる。
尚、その他の構成は、上述した第1実施の形態と同じである。
このような構成によれば、膜61、62により、上述した第1実施の形態よりも確実に空間21iから潤滑剤50がチューブ21の外部に漏れることを抑制することができる。尚、その他の効果は、上述した第1実施の形態と同じである。
尚、上述した第2実施の形態の構成では、膜61、62を用いているため、潤滑剤50の漏れを確実に抑制することができる反面、空間21iにおける処置具31の摺動性は低下してしまう。
よって、処置具挿通具20において、第1実施の形態の構成を採用するか、第2実施の形態の構成を採用するかは、あるいは空間21iに充填する潤滑剤50の充填量をどのくらいにするかは、即ち、これらの構成を有するどの処置具挿通具20を、挿通口10bに選択的に接続するかは、被検者の腹圧、術式の種類、術式にかかる時間の長さ等を参考にして選択すれば良い。
尚、上述した第1、第2実施の形態においては、挿入機器は、内視鏡1を例に挙げて示したが、これに限らず、内視鏡以外の処置具挿通路を具備する挿入機器にも適用可能であることは云うまでもない。
また、上述した第1、第2実施の形態においては、チューブ21の他端は、挿通口10bに接続されていると示したが、これに限らず、チューブ21が挿入部2の外周に固定されることにより、処置具31を直接被検体内にチューブ21が案内する構成であっても良いことは勿論である。
1…内視鏡(挿入機器)
2…挿入部
2z…挿入部の被検体外に位置する部位
3…操作部
10…処置具挿通路
10b…挿通口(処置具挿通路の開口)
20…処置具挿通具
21…チューブ(処置具案内部)
21a…チューブの一端
21b…チューブの他端
21n…チューブの内面
22…案内部本体
22p…案内部本体の挿通口
22s…スリット(移動規制部)
31…処置具
31g…処置具の外面
41…スライダ(処置具操作部)
50…潤滑剤
61…膜(仕切り)
61h…膜の孔
62…膜(仕切り)
62h…膜の孔

Claims (9)

  1. 被検体内に挿入される挿入機器に取り付けられ、前記被検体を処置する処置具を前記被検体内に挿入させる処置具挿通具であって、
    前記処置具を前記被検体内に案内する筒状の処置具案内部と、
    前記挿入機器の挿入部が前記被検体内に挿入された際、前記挿入部の前記被検体外に位置する部位に着脱自在であるとともに、前記処置具案内部の一端側に設けられ前記処置具案内部への前記処置具の挿通口となる案内部本体と、
    前記処置具に取り付けられるとともに、前記案内部本体に対して相対的に移動可能に装着される処置具操作部と、
    前記処置具案内部内に充填された潤滑剤と、
    を具備することを特徴とする処置具挿通具。
  2. 前記潤滑剤は、ゲル状を有していることを特徴とする請求項1に記載の処置具挿通具。
  3. 前記潤滑剤は、前記処置具案内部内に前記処置具が挿入された際、前記処置具案内部の内面と、前記処置具の外面との間に位置することを特徴とする請求項1に記載の処置具挿通具。
  4. 前記処置具案内部内の前記一端側に、前記処置具が通過する孔を有するとともに前記処置具案内部内からの前記潤滑剤の移動を抑制する仕切りが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の処置具挿通具。
  5. 前記仕切りは、さらに前記処置具案内部内の前記一端側とは反対側の他端側に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の処置具挿通具。
  6. 前記潤滑剤は、前記処置具案内部内において、該処置具案内部の全長に亘って充填されていることを特徴とする請求項1に記載の処置具挿通具。
  7. 前記処置具操作部は、前記案内部本体に対して着脱自在であるとともに、前記処置具に取り付けられた状態において前記案内部本体に対して相対的に移動することを特徴とする請求項1に記載の処置具挿通具。
  8. 前記処置具案内部は、前記一端側と反対側の他端側が、前記挿入機器の操作部に設けられる処置具挿通路の開口に着脱自在であることを特徴とする請求項1に記載の処置具挿通具。
  9. 前記案内部本体は、前記処置具操作部の移動範囲を規制する移動規制部を有していることを特徴とする請求項1に記載の処置具挿通具。
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