JP2017103991A - ワイヤハーネスの取付構造 - Google Patents

ワイヤハーネスの取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2017103991A
JP2017103991A JP2015237922A JP2015237922A JP2017103991A JP 2017103991 A JP2017103991 A JP 2017103991A JP 2015237922 A JP2015237922 A JP 2015237922A JP 2015237922 A JP2015237922 A JP 2015237922A JP 2017103991 A JP2017103991 A JP 2017103991A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrugated
corrugated tube
clamp
wire harness
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015237922A
Other languages
English (en)
Inventor
薫 小島
Kaoru Kojima
薫 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2015237922A priority Critical patent/JP2017103991A/ja
Publication of JP2017103991A publication Critical patent/JP2017103991A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

【課題】ワイヤハーネスを通すコルゲートチューブの所要位置にコルゲートクランプを取り付けて車体に固定する構造において、コルゲートチューブの回転を防止する。【解決手段】開閉自在にヒンジ結合される一対の半円環部の他端に前記コルゲートチューブを外嵌した状態で結合するロック部を備えると共に、前記半円環部の外周面に車体係止部を備えたコルゲートクランプの前記半円環部の内周面に、周方向に突出する円弧状の移動防止用突起と、該移動防止用突起と交差する長さ方向に突出する回転防止用突起を設け、コルゲートチューブの谷部に前記移動防止用突起を嵌合させ、かつ、該コルゲートチューブの山部に長さ方向に設ける凹部に前記コルゲートクランプの回転防止用突起が嵌合されている。【選択図】図1

Description

本発明はワイヤハーネスの取付構造に関し、詳しくは、ワイヤハーネスに外装するコルゲートチューブにコルゲートクランプを外嵌して取り付け、該コルゲートクランプを車体パネル等の被固定材に固定するワイヤハーネスの取付構造において、コルゲートクランプに対してコルゲートチューブを回転規制して、ワイヤハーネスの分岐方向を安定させるものである。
自動車等の車両に配索するワイヤハーネスを保護するため、屈曲および伸縮が可能な樹脂製のコルゲートチューブで外装する場合が多い。該コルゲートチューブで外装したワイヤハーネスを車体パネル等の被固定材に固定するため、コルゲートチューブの所要位置に樹脂成形品からなるコルゲートクランプを外嵌合して取り付け、該コルゲートクランプに設けた車体係止溝に車体パネルから突設したブラケットを挿入係止している。なお、コルゲートクランプに車体係止羽根を突設し、車体パネルに穿設したクランプ穴に車体係止羽根を挿入係止する場合もある。
この種のコルゲートクランプは、特開2004−166403号公報で開示された図9(A)(B)に示す形状とされている。該コルゲートクランプ100は、ヒンジ部101で連結した一対の半円環部102と103とで、ワイヤハーネス300を通したコルゲートチューブ200を外嵌した後、分割端に設けたロック部102rと103rとを結合し、一方の半円環部102に設けた車体係止部104に係止溝105を設け、車体パネルに突設したブラケットを挿入係止する構成とされている。コルゲートチューブ200に外嵌する半円環部102と103の内周面にはコルゲートチューブ200の谷部に嵌合するリブ102a、103aを突設しており、よって、コルゲートクランプ100に対してコルゲートチューブ200は長さ方向(軸線方向)には移動出来ないように規制されている。
特開2004−166403号公報
前記特許文献1のコルゲートクランプ100で外嵌保持されたコルゲートチューブ200は、長さ方向は移動できないように規制されているが、コルゲートクランプ100内でコルゲートチューブ200は回転可能であり、回転規制がなされていない。その結果、ワイヤハーネスの幹線に外装したコルゲートチューブに外嵌したコルゲートクランプを車体パネルに取り付けた際、コルゲートクランプ内でコルゲートチューブが回転すると、幹線から分岐した枝線の方向が変わり、ワイヤハーネスの枝線の分岐方向が安定しない。枝線の分岐方向が所要方向でないと、周辺機器と干渉しやすくなる問題がある。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、コルゲートクランプに対してコルゲートチューブの回転を規制できるようにすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、ワイヤハーネスを通すコルゲートチューブに取り付けるコルゲートクランプを車体に固定するワイヤハーネスの取付構造であって、
前記コルゲートクランプは、開閉自在にヒンジ結合される一対の半円環部の他端に前記コルゲートチューブを外嵌した状態で結合するロック部を備えると共に、前記半円環部の外周面に車体係止部を備え、かつ、該半円環部の内周面に、周方向に突出する円弧状の移動防止用突起と、該移動防止用突起と交差する長さ方向に突出する回転防止用突起を備え、
環状の山部と谷部を長さ方向に交互に設けている前記コルゲートチューブの前記谷部に前記移動防止用突起を嵌合させ、かつ、
該コルゲートチューブの前記山部に長さ方向に設ける凹部に前記コルゲートクランプの回転防止用突起を嵌合させ、或いは該コルゲートチューブに設けている長さ方向のスリットに前記回転防止用突起を嵌合させる構造としているワイヤハーネスの取付構造を提供している。
前記のように、コルゲートクランプの半円環部の内周面に周方向の移動防止用突起と、該移動防止用突起と直交する長さ方向に回転防止用突起を設けていることより、具体的には、移動防止用突起で挟んだ位置に回転防止用突起を設けているため、該コルゲートクランプで外嵌されたコルゲートチューブは回転が規制される。よって、ワイヤハーネスの幹線に外装したコルゲートチューブに前記コルゲートクランプを取り付けて車体に固定すると、ワイヤハーネスの幹線から分岐する枝線の方向を確実に所定方向に向けることができる。このように、枝線の配線経路にバラツキを発生させないため、枝線と周辺機器の干渉を確実に防止できる。かつ、該コルゲートクランプによりコルゲートチューブの長さ方向の移動も規制されているため、ワイヤハーネスを所定位置で車体に固定することができる。
前記コルゲートチューブの全山部に、前記凹部を周方向に等間隔をあけて2個以上設けると共に、該凹部を長さ方向に谷部をあけて直線状に設けていることが好ましい。
例えば、直径方向に180度あけて2個の凹部を設け、該2個の凹部に前記コルゲートクランプの一対の半円環部の両方の周方向の中心位置に設けた前記回転防止用突起を挿入すると、該コルゲートチューブを対向位置で2点支持で安定して支持できると共に、回転防止を図ることができる。
前記コルゲートクランプの一対の半円環部の各内周面に、前記移動防止用突起を長さ方向に間隔をあけて2本設ける一方、各半円環部の周方向の中心に1本の前記回転防止用突起を設け、かつ、いずれか一方の半円環部の外周面の周方向の中心に係止羽根を備えた前記車体係止部を突設していることが好ましい。
前記のように、車体に固定する車体係止羽根の位置と回転防止用突起の位置を周方向で一致させると、ワイヤハーネスの車体取付時に、コルゲートクランプの回転防止用突起をコルゲートチューブのスリットに差し込んで嵌合保持する位置(コルゲートチューブの保持位置)と、該コルゲートクランプを車体に固定する位置が一致し、車体取付時にコルゲートチューブにねじれを発生させず、ねじれによるコルゲートチューブの損傷発生を防止できる。
前記コルゲートクランプに設ける前記回転防止用突起は、断面形状が矩形状、台形状の突起とし、前記コルゲートチューブの山部に設ける前記凹部は前記形状の回転防止用突起が嵌合する断面矩形状凹部または台形状凹部であることが好ましい。
このように、回転防止用突起を角部がある形状とし、凹部を角部を有する回転防止用突起を丁度内嵌する角部を有する凹部とすると嵌合力が高められ、コルゲートチューブの回転防止機能の信頼性を向上させることができる。
前記コルゲートクランプの一方の半円環部の内周面の周方向の中心に長さ方向に延在する断面T字型とした前記回転防止用突起を突設し、該回転防止用突起を前記コルゲートチューブのスリット内に挿入し、該回転防止用突起の先端横枠を前記コルゲートチューブのスリットを挟む内周面に係止し、かつ、該回転防止用突起と対向位置の外周面に羽根型の前記車体係止部を突設させてもよい。
前記のように、コルゲートクランプの内周面に突設する回転防止用突起をT字型とし、コルゲートチューブのスリット溝に挿入係止する構成とすると、コルゲートクランプの回転防止突起をコルゲートチューブから離脱させずに確実に取り付けることができる。かつ、コルゲートチューブのスリット溝と、コルゲートクランプの車体係止部とを周方向で同一線上に位置させることにより、前記のように、車体取付時にコルゲートチューブにねじれを発生させず、ねじれによるコルゲートチューブの損傷発生を防止できる。
本発明では、コルゲートクランプの半円環部の内周面に周方向の移動防止用突起と、該移動防止用突起と直交する長さ方向に回転防止用突起を設けているため、簡単な構造のコルゲートクランプでコルゲートチューブの移動規制と回転規制の両方を行うことができる。よって、ワイヤハーネスの幹線に外装したコルゲートチューブに前記コルゲートクランプを取り付けて車体に固定すると、ワイヤハーネスの幹線から分岐する枝線の方向を確実に所定方向に向けることができる。このように、枝線の配線経路にバラツキを発生させないため、枝線と周辺機器の干渉を確実に防止できる。かつ、該コルゲートクランプによりコルゲートチューブの長さ方向の移動も規制されているため、ワイヤハーネスを所定位置で車体に固定することができる。
本発明の第1実施形態のコルゲートチューブとコルゲートクランプの斜視図である。 (A)は前記コルゲートクランプの内周面を示す展開図、(B)はコルゲートクランプに設けた車体係止部を示す要部断面図、(C)は前記コルゲートチューブの側面図である。 前記コルゲートチューブにコルゲートクランプを取り付けて車体に取り付けた状態の断面図である。 ワイヤハーネスに外装したコルゲートチューブにコルゲートクランプを取り受けて車体に固定した状態を示す斜視図である。 第1実施形態の第1変形例を示し、(A)はコルゲートチューブの平面図、(B)はコルゲートチューブの側面図、(C)は前記コルゲートチューブにコルゲートクランプを取り付けた状態の側面図である。 第1実施形態の第2変形例を示し、(A)はコルゲートチューブの側面図、(B)はコルゲートクランプの斜視図、(C)は該コルゲートクランプをコルゲートチューブに取り付けた状態の側面図である。 第1実施形態の第3変形例を示し、(A)はコルゲートチューブにコルゲートクランプを取り付けた状態の側面図、(B)はコルゲートクランプの部分展開図である。 第2実施形態を示し、(A)はコルゲートクランプの斜視図、(B)は該コルゲートクランプをコルゲートチューブに取り付けた状態の側面図である。 (A)(B)は従来例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4に第1実施形態を示す。
第1実施形態では、図4に示すように自動車に配索するワイヤハーネス3の幹線3Aをコルゲートチューブ1内に通し、該幹線3Aから分岐する枝線3Bをコルゲートチューブ1に設けた枝線用開口から引き出している。幹線3Aに外装する前記コルゲートチューブ1にコルゲートクランプ10を外嵌して取り付け、該コルゲートクランプ10に突設した車体係止羽根11を図3に示すように、車体パネルPに設けたクランプ穴Hに挿入係止してワイヤハーネス3を車体に取り付けている。前記幹線3Aから分岐する枝線3Bを樹脂製の丸チューブ4に通し、該枝線3Bの端末に接続したコネクタ5を相手方機器6のコネクタ嵌合部に嵌合している。
このように、ワイヤハーネス3を車体に取り付けるため、車体に固定するコルゲートクランプ10に対して、内部に嵌合するコルゲートチューブ1が回転すると、幹線3Aより分岐する枝線3Bの方向が相手方機器6の方向と異なる方向に向くことなる。よって、コルゲートクランプ10内でコルゲートチューブ1が回転できない構成としている。
コルゲートチューブ1は樹脂製で、環状の山部1aと谷部1bとが軸線方向に交互に設けられていると共に、各山部1aに周方向に90度間隔をあけて凹部2(2a〜2d)を設けている。これら山部1aに設ける凹部2は谷部をあけて間欠的に軸線方向で連続し、凹部2の底面2sは谷部1bと同等位置となるように窪ませている。
該コルゲートチューブ1は汎用のコルゲートチューブに対して山部1aの凹部2を設けている点が相違し、他の構成は同様であり、連続押出成形で形成される。
コルゲートクランプ10も樹脂製で、一対の半円環部12と13の一端をヒンジ部14で連結していると共に、他端にロック溝12rとロック爪13rを設け、コルゲートチューブ1を半円環部12と13で外嵌した後にロック爪13rをロック溝12rに挿入係止するもので、これらの構成は汎用品と同様である。
コルゲートチューブ1の外周面と接するコルゲートクランプ10の半円環部12、13の内周面12i、13iには、コルゲートチューブ1の環状の谷部1bと嵌合する周方向に円弧状に突出する移動防止用突起15、16を間隔をあけてそれぞれ2個設け、コルゲートクランプ10内でコルゲートチューブ1が軸線方向に移動不可としている。
前記コルゲートクランプ10の半円環部12の内周面12iの周方向の中央に、回転防止用突起を直交方向に1本設けている。具体的には、前記2個の移動防止用突起15の間および両外側にコルゲートチューブ1の前記凹部2に挿入する回転防止用突起17を設けている。同様に、半円環部13の内周面13iの周方向の中央に、2個の移動防止用突起16の間および両外側に凹部2に挿入する回転防止用突起18を設けている。
さらに、図2(B)に示すように、コルゲートクランプ10の一方の半円環部12の外面の周方向の中央、即ち、回転防止用突起17の突設位置と対向する外周面に前記車体係止羽根11を突設している。該車体係止羽根11は、軸部11aの突出端から折り返し状に一対の羽根11bを備え、これら羽根11bの先端に係止段部11cを備え、さらに、軸部11aの基部を囲む皿部11dを備えている。
図3に示すように、ワイヤハーネス3を内部に通したコルゲートチューブ1の所要位置(車体固定位置)でコルゲートクランプ10を外嵌している。その際、コルゲートクランプ10の移動防止用突起15、16をコルゲートチューブ1の谷部1bに嵌合し、コルゲートクランプ10内でコルゲートチューブ1が軸線方向に移動するのを阻止している。かつ、回転防止用突起17をコルゲートチューブ1の凹部2cに嵌合し、回転防止用突起18を凹部2aに嵌合し、コルゲートクランプ10内でコルゲートチューブ1が回転するのを阻止している。特に、周方向の対向位置で回転防止用突起17、18が凹部2a、2cに嵌合するため、確実にコルゲートチューブ1が回転するのを防止できる。
このように、コルゲートクランプ10内にコルゲートチューブ1を所定の向きに嵌合した状態で、図3、4に示すように、車体パネルPに沿ってワイヤハーネスを配索し、コルゲートクランプ10に設けた車体係止羽根11を車体パネルPのクランプ穴Hに挿入係止して、ワイヤハーネス3を車体に取り付ける。
コルゲートクランプ10を車体パネルPに取り付けた状態で、コルゲートクランプ10で嵌合保持されたコルゲートチューブ1は所定の向きに保持され、コルゲートクランプ10内でコルゲートチューブ1が不用意に回転することはない。よって、ワイヤハーネスの幹線3Aに外装したコルゲートチューブ1の開口から引き出す枝線3Bの配線方向は所定方向となり、端末のコネクタ5を相手方機器6のコネクタ嵌合部にスムーズに接続することができる。かつ、枝線が所定経路で配線されるため、周辺機器と干渉するのを防止できる。
図5(A)〜(C)に第1実施形態の第1変形例を示す。
第1変形例では、コルゲートチューブ1は軸線方向にスリット1sが設けられている。このスリット1sと直径方向で対向する位置に1つの凹部2を山部1aに設けている。即ち、前記第1実施形態では、コルゲートチューブの山部に90度間隔をあけて4つの凹部2a〜2dを設けていたが、本第1変形例では、スリット1sと対向する位置に1つだけ凹部2を設けている。
コルゲートクランプ10は第1実施形態のコルゲートクランプ10と同じであり、半円環部12、13の内周面に移動防止用突起15、16、回転防止用突起17、18を備えている。
該第1変形例では、図5(C)に示すように、コルゲートチューブ1のスリット1sに回転防止用突起18が挿入し、凹部2に回転防止用突起17が挿入する。即ち、対向して突出する回転防止用突起17、18が嵌合する凹部の一方にスリット1sを利用している。
図6(A)〜(C)に第2変形例を示す。
第2変形例で用いるコルゲートチューブ1はスリット1sを設けているだけの汎用のコルゲートチューブであり、コルゲートチューブに凹部を設ける加工を施していない。
一方、コルゲートクランプ10は、一方の半円環部13には第1実施形態と同様に移動防止用突起16と回転防止用突起18を設けているが、他方の半円環部12には移動防止用突起15を設けているだけで回転防止用突起は設けていない。コルゲートクランプの他の構成は第1実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
図6(C)に示すように、コルゲートチューブ1のスリット1sに回転防止用突起18を嵌合し、かつ、コルゲートチューブ1の谷部1bの全周に移動防止用突起15と16とを嵌合している。これにより、汎用のスリット1sを設けたコルゲートチューブ1をコルゲートクランプ10で移動および回転を防止した状態で外嵌して車体に取り付けることができる。
図7(A)(B)に第3変形例を示す。
第3変形例で用いるコルゲートチューブ1は、図7(A)に示すように、山部1aに45度間隔をあけて8個の凹部2を設けている。一方、コルゲートクランプ10は一方の半円環部12の内周面12iに90度間隔をあけた2カ所に回転防止用突起17A、17Bを、2本の移動防止用突起15の間および両外側に設けている。他方の半円環部13には移動防止用突起16を設けているだけで、回転防止用突起を設けていない。他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
図7(A)に示すように、コルゲートチューブ1の45度間隔をあけた凹部2のうち、1つ飛びで90度あけた2つの凹部にコルゲートクランプ10の回転防止用突起17A、17Bを嵌合している。かつ、移動防止用突起15、16をコルゲートチューブ1の谷部1bの全周に嵌合している。
前記のように、コルゲートクランプ10で外嵌保持するコルゲートチューブ1を、45度の間隔で周方向を調節して取り付けることができる。その結果、コルゲートチューブ1内に挿通するワイヤハーネスの配線方向を45度きざみで調節でき、周辺機器が多数ある箇所で配線経路を的確に設定することができる。
図8(A)(B)に第2実施形態を示す。
第2実施形態で用いるコルゲートチューブは前記第1変形例の図5(A)(B)に示すコルゲートチューブ1であり、軸線方向にスリット1sを備えると共に、スリット1sと対向位置の山部1aに凹部2を備えている。
コルゲートクランプ10は一方の半円環部13は第1実施形態と同様に内周面に移動防止用突起16と回転防止用突起18を設けている。他方の半円環部12の内周面には移動防止用突起を設けておらず、周方向の中心にコルゲートチューブ1のスリット1sに挿入係止するT字型の回転防止用突起20を突設している。該回転防止用突起20は長さ方向の全長に延在して設け、内周面から突設する支持板部20bの先端に円弧状に湾曲させた横板からなる係止板部20aを備えた形状としている。他の構成は第1実施形態のコルゲートクランプと同様であり、同一符号を付して説明を省略する。
図8(B)に示すように、ワイヤハーネス3を通したコルゲートチューブ1に対してコルゲートクランプ10を取り付ける際、コルゲートチューブ1のスリット1sを開いて回転防止用突起20の係止板部20aを挿入し、スリット1sを挟むコルゲートチューブ1の内周面に係止板部20aを当接させる。対向位置の凹部2に半円環部13の回転防止用突起18を挿入すると共に、移動防止用突起16をコルゲートチューブ1の谷部1bの半周に嵌合する。これにより、コルゲートクランプ10内でコルゲートチューブ1が移動および回転するのを防止できる。
1 コルゲートチューブ
1a 山部
1b 谷部
1s スリット
2 凹部
3 ワイヤハーネス
3A 幹線
3B 枝線
10 コルゲートクランプ
11 車体係止羽根
12、13 半円環部
15、16 移動防止用突起
17、18、20 回転防止用突起

Claims (5)

  1. ワイヤハーネスを通すコルゲートチューブに取り付けるコルゲートクランプを車体に固定するワイヤハーネスの取付構造であって、
    前記コルゲートクランプは、開閉自在にヒンジ結合される一対の半円環部の他端に前記コルゲートチューブを外嵌した状態で結合するロック部を備えると共に、前記半円環部の外周面に車体係止部を備え、かつ、該半円環部の内周面に、周方向に突出する円弧状の移動防止用突起と、該移動防止用突起と交差する長さ方向に突出する回転防止用突起を備え、
    環状の山部と谷部を長さ方向に交互に設けている前記コルゲートチューブの前記谷部に前記移動防止用突起を嵌合させ、かつ、
    該コルゲートチューブの前記山部に長さ方向に設ける凹部に前記コルゲートクランプの回転防止用突起を嵌合させ、或いは該コルゲートチューブに設けている長さ方向のスリットに前記回転防止用突起を嵌合させる構造としているワイヤハーネスの取付構造。
  2. 前記コルゲートチューブの全山部に、前記凹部を周方向に等間隔をあけて2個以上設けると共に、該凹部を長さ方向に谷部をあけて直線状に設けている請求項1に記載のワイヤハーネスの取付構造。
  3. 前記コルゲートクランプの一対の半円環部の各内周面に、前記移動防止用突起を長さ方向に間隔をあけて2本設ける一方、各半円環部の周方向の中心に1本の前記回転防止用突起を設け、かつ、いずれか一方の半円環部の外周面の周方向の中心に係止羽根を備えた前記車体係止部を突設している請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの取付構造。
  4. 前記コルゲートクランプに設ける前記回転防止用突起は、断面形状が矩形状、台形状の突起とし、前記コルゲートチューブの山部に設ける前記凹部は前記形状の回転防止用突起が嵌合する断面矩形状凹部または台形状凹部である請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの取付構造。
  5. 前記コルゲートクランプの一方の半円環部の内周面の周方向の中心に長さ方向に延在する断面T字型とした前記回転防止用突起を突設し、該回転防止用突起を前記コルゲートチューブのスリット内に挿入し、該回転防止用突起の先端横枠を前記コルゲートチューブのスリットを挟む内周面に係止し、かつ、該回転防止用突起と対向位置の外周面に羽根型の前記車体係止部を突設させている請求項1に記載のワイヤハーネスの取付構造。
JP2015237922A 2015-12-04 2015-12-04 ワイヤハーネスの取付構造 Pending JP2017103991A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015237922A JP2017103991A (ja) 2015-12-04 2015-12-04 ワイヤハーネスの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015237922A JP2017103991A (ja) 2015-12-04 2015-12-04 ワイヤハーネスの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017103991A true JP2017103991A (ja) 2017-06-08

Family

ID=59017575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015237922A Pending JP2017103991A (ja) 2015-12-04 2015-12-04 ワイヤハーネスの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017103991A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107221895A (zh) * 2017-06-12 2017-09-29 中国电力科学研究院 装配式耐张线夹保护装置
CN107947060A (zh) * 2017-12-14 2018-04-20 北奔重型汽车集团有限公司 一种装甲驾驶室线束防水密封系统
CN111813019A (zh) * 2020-07-14 2020-10-23 北海翰博士科技有限公司 一种带有束线结构的控制面板

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107221895A (zh) * 2017-06-12 2017-09-29 中国电力科学研究院 装配式耐张线夹保护装置
CN107947060A (zh) * 2017-12-14 2018-04-20 北奔重型汽车集团有限公司 一种装甲驾驶室线束防水密封系统
CN111813019A (zh) * 2020-07-14 2020-10-23 北海翰博士科技有限公司 一种带有束线结构的控制面板
CN111813019B (zh) * 2020-07-14 2024-02-13 北海翰博士科技有限公司 一种带有束线结构的控制面板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5353908B2 (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
JP6015624B2 (ja) コルゲートチューブへのバンドクリップ取付構造
JP5831137B2 (ja) 経路維持部材付コルゲートチューブ及びワイヤーハーネス
JP2017103991A (ja) ワイヤハーネスの取付構造
CN108736408B (zh) 索环和线束
JP2003009345A (ja) コルゲートチューブの取付け構造
JP2018046704A (ja) グロメットの車体取付け構造
JPH0140585B2 (ja)
JP5729168B2 (ja) コルゲートチューブへのクランプ取付構造
JP2020101267A (ja) クランプ
JP2015082855A (ja) コルゲートチューブへのバンドクリップ取付構造
JP2003018727A (ja) ワイヤハーネス用コルゲートチューブのクランプ
JP2017158276A (ja) グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス
JP2014241666A (ja) コルゲートクランプおよびコルゲートクランプ付きワイヤーハーネス
JP7115837B2 (ja) ワイヤハーネス
JP2013223377A (ja) コルゲートチューブ用のクランプ
US20200355299A1 (en) Support member, support member-attached wire harness, and support structure of wire harness
JP6868457B2 (ja) グロメット及びワイヤーハーネス
JP2003087928A (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
JP2012085464A (ja) コルゲートクランプ
JP2007306732A (ja) ワイヤハーネス分岐部のプロテクタ
JP6927803B2 (ja) 給電具及びそれを備えたワイヤハーネス
JP7231481B2 (ja) ワイヤーハーネス保持具
WO2020089987A1 (ja) 配線部材の支持構造および配線部材
JP2019165578A (ja) ワイヤハーネス用経路規制部材及びワイヤハーネス