JP2017103851A - 回転子およびブラシレスモータ - Google Patents

回転子およびブラシレスモータ Download PDF

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Abstract

【課題】容易な組付け作業によりコギングトルクを低減することができる回転子を提供する。
【解決手段】一対のロータコアのそれぞれには、ホルダ係合部が設けられ、ホルダには、一対のロータコアの一方のロータコアのホルダ係合部に係合する第1のコア係合部と、一対のロータコアの他方のロータコアのホルダ係合部に係合する第2のコア係合部とが設けられ、ホルダの第1のコア係合部と第2のコア係合部とは、円周方向にコギングトルクを低減する所定の角度ずれた位置に設けられている。
【選択図】図7

Description

本発明は、回転子およびブラシレスモータに関する。
電気自動車やハイブリッド自動車に用いられる、例えば、電動パワーステアリング(EPS)モータ等のブラシレスモータでは、モータのトルク脈動は騒音や振動の原因となり、かつ、乗り心地を悪くする。トルク脈動の一要因としてコギングトルクが挙げられる。コギングトルクを低減するには、例えば、治具等を用いて、複数の永久磁石を有する各ロータコアをスキュー角に相当する分ずらした位置に固定する。
表面磁石型モータでは、ロータコアの外周側面に永久磁石を、接着剤等を用いて固定する。この構造では、永久磁石の位置決めが難しく、コギングトルクの低減が図り難いうえ、組立作業も煩わしい。
そこで、ロータコア毎に設けられた磁石ホルダにより永久磁石を保持する構造とした回転子が知られている。磁石ホルダは、ロータコアの外周側面に配置された複数の永久磁石を保持する保持機構を有している(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−67057号公報
特許文献1に記載された構造は、単に、ロータコアの外周側面に配置された磁石を固定する手段を接着から磁石ホルダに替えたものにすぎない。つまり、ロータコアをスキュー角に相当する分ずらして組付ける磁石ホルダの構造については、何ら示されていない。
本発明の第1の態様によると、回転子は、モータシャフトが挿通される貫通孔および等間隔で配置された複数の磁石を有する少なくとも一対のロータコアと、モータシャフトが挿通される貫通孔を有し、前記一対のロータコアの間に配置されたホルダとを備え、前記一対のロータコアのそれぞれには、ホルダ係合部が設けられ、前記ホルダには、前記一対のロータコアの一方の前記ロータコアの前記ホルダ係合部に係合する第1のコア係合部と、前記一対のロータコアの他方の前記ロータコアの前記ホルダ係合部に係合する第2のコア係合部とが設けられ、前記ホルダの前記第1のコア係合部と前記第2のコア係合部とは、円周方向にコギングトルクを低減する所定の角度ずれた位置に設けられている。
本発明の第2の態様によると、ブラシレスモータは、上記第1の態様の回転子を備えている。
本発明によれば、一対のロータコアをホルダに組付けることでコギングトルクを低減することができ、組付けの効率化を図ることができる。
本発明のブラシレスモータを、電動パワーステアリングモータを例として示す第1の実施形態の外観側面図。 図1に図示されたモータの断面図。 図2に図示された回転子の斜視図。 図3に図示されたホルダの斜視図。 図4に図示されたホルダの保持部を拡大した斜視図。 ロータコアとホルダとにモータシャフトを圧入した状態の斜視図。 図6において、前方側のロータコアを取り除いた図。 図7に図示された回転子に磁石カバーおよびサイドカバーを取り付けた斜視図。 本発明の回転子の第2の実施形態を示す斜視図。 図9に図示された回転子に磁石カバーを取り付けた斜視図。 本発明の回転子の第3の実施形態を示す斜視図。 本発明の回転子の第4の実施形態を示し、(A)はロータコアの模式的正面図、(B)は斜視図。 本発明の回転子の第5の実施形態を示す斜視図。
−第1の実施形態−
図1〜図8を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明のブラシレスモータを、電動パワーステアリングモータを例として示す第1の実施形態の外観側面図である。
電動パワーステアリング(EPS)システムは、EPSモータ(以下、単にモータという)100と、ECU(Engine Control Unit)と、トルクセンサ等の各種センサを備えている。図1には、モータ100のみが図示されている。ECUは、図の右側に取付けられる。
モータ100は、内部にモータの構成部品が収容されたハウジング2を有する。モータ100は、回転軸となるモータシャフト6を有している。モータシャフト6の一端はハウジング2から突出しており、この突出した部分にプーリ1が固定されている。プーリ1は、図示はしないが、ベルトによりEPSシステムのギア駆動に連結され、これにより、動力の伝達機構が構成されている。
プーリ1が突出するハウジング2の面とは反対側の面からは、磁極センサ3、U相ターミナル17u、V相ターミナル17v、W相ターミナル17wが突出されている。U相、V相、W相ターミナル17u、17v、17wは、不図示のECUと電気的に接続される。磁極センサ3は、モータ100の磁極位置を検出する。図示はしないが、ECU側には、磁極センサ3からの出力信号の検出部が設けられている。
図2は、図1に図示されたモータの断面図である。
上述したように、モータ100の中心部にモータシャフト6が配置され、モータシャフト6の一端部、図示の例では左端側の端部にはプーリ1が固定されている。モータシャフト6のハウジング2内における軸方向のほぼ中央部には、回転子、すなわち、Fロータコア12とRロータコア13が設けられている。Rロータコア13の右端部にはサイドカバー11が設けられている。Fロータコア12およびRロータコア13の外周側面には、それぞれ、複数のF磁石12mまたは複数のR磁石13mが配置されている。Fロータコア12とRロータコア13における軸方向の中間部にはホルダ16が配置されている。Fロータコア12、Rロータコア13およびホルダ16にはモータシャフト6が圧入されている。第1の実施形態におけるモータ100は、表面磁石型モータであり、複数のF磁石12mおよび複数のR磁石13mは、それぞれ、Fロータコア12またはRロータコア13の外周側面に配置された状態で、ホルダ16により保持されている。この構造については、後で詳細に説明する。
F磁石12mおよびR磁石13mの外周部は磁石カバー15で覆われている。磁石カバー15は、右側に底部を有し、左側に開口を有する籠状の部材であり、左側の開口縁部は、サイドカバー11に加締められている。プーリ1とFロータコア12との間には、モータシャフト6を回転可能に支えるFベアリング7が配置されている。モータシャフト6のプーリ1と反対側の端部である他端部側には、モータシャフト6を回転可能に支えるRベアリング8が配置されている。
Fベアリング7は、ハウジング2により支持されている。ハウジング2は、Fベアリング7を支持する面と反対側が開口されたほぼ円筒形状を有する。Rベアリング8は、ベアリングホルダ9により支持されている。ベアリングホルダ9はハウジング2にベベル型止め輪10で固定されている。ハウジング2の内部にはステータコア4、すなわち固定子、およびコイル5、すなわち巻線が収容されている。コイル5はステータコア4に巻装されている。コイル5は三相巻線を構成している。ステータコア4は、ハウジング2の内周側に焼嵌めにより固定されている。
ベアリングホルダ9は、ハウジング2における回転子および固定子の軸方向一端側の端面部を構成する。ベアリングホルダ9の外面には、モールド部材により形成されたバスバーモールド14が固定されている。バスバーモールド14には、U相、V相、W相ターミナル17u、17v、17wが設けられている。コイル5の出力端はバスバーモールド14の端子(図示せず)に接続され、最終的には、U相、V相、W相ターミナル17u、17v、17wに接続されている。モータシャフト6の他端部は、ベアリングホルダ9に形成された開口部9aおよびバスバーモールド14に形成された開口部14aを挿通して外部に引き出されている。磁極センサ3は、バスバーモールド14の開口部14a内で、モータシャフト6の他端部に取付けられている。磁極センサ3は、ECUに設けられた検出素子により、F・Rロータコア12、13の外周側面に配置されたF・R磁石12m、13mの磁極位置を検出できるようになっている。
図3は、図2に図示された回転子の斜視図であり、図4は図3に図示されたホルダの斜視図であり、図5は、図4に図示されたホルダの一部拡大図である。
回転子20は、Fロータコア12、Rロータコア13、F磁石12m、R磁石13m、モータシャフト6およびホルダ16を備えている。以下の説明において、軸方向はモータシャフト6の軸方向とする。
回転子20は、Fロータコア12とRロータコア13を2段に積み重ねて構成された、2段の段スキュー構造を有している。F・Rロータコア12、13の中心には、モータシャフト6が圧入される貫通孔22が設けられている。Fロータコア12とRロータコア13とは、同一の構造を有しておりF・Rロータコア12、13は、平面視で正八角形形状の表裏面を有し、それぞれ、外周側面に八つの磁石載置面を有している。F・Rロータコア12、13の磁石載置面上には、それぞれ、F磁石12m、R磁石13mが配置されている。F磁石12mおよびR磁石13mは永久磁石である。F磁石12mおよびR磁石13mは、かまぼこ状のD型として例示している。F磁石12m、13mは、D型に限らず、C型または矩形形状のものを用いることができる。F・R磁石12m、13mにはコーティングが施されていても、施されていなくてもよい。F・Rロータコア12、13には、それぞれ、八つの肉抜き部21が形成されている。肉抜き部21は、F・Rロータコア12、13の軸方向に平行に形成された貫通孔または凹部である。各肉抜き部21は平面視で円形であり、その中心は、モータシャフト6の中心軸と各磁石載置面の中心とを結ぶ直線上に位置している。
Fロータコア12とRロータコア13とは、ホルダ16の軸方向の一面32(図4参照)および該一面32に対向する他面33(図4参照)に取付けられる。上述したように、Fロータコア12とRロータコア13とは同一の構造を有している。しかし、図3に図示されるようにホルダ16に取付けられた状態では、F磁石12mが載置されるFロータコア12の磁石載置面とR磁石13mが載置されるRロータコア13の磁石載置面とは、周方向にスキュー角θに相当する位相差、すなわち、角度差を有している。スキュー角θとは、無負荷時の脈動トルクであるコギングトルクを低減するために、F磁石12mとR磁石13mとの境界に設ける周方向の角度である。一般的に知られているように、スキュー角θの機械角は下記の式により求められる。
スキュー角θ={360°/(磁極数とティースのスロット数との最小公倍数)}/2(永久磁石の段数)
上記実施形態では、磁極数は8であり、(永久磁石の段数)は1である。図示はしないがステータコア4すなわち固定子のティースのスロット数を12とすると、(磁極数とティースのスロット数との最小公倍数)=24となる。
従って、スキュー角θ={360°/24}/2=7.5°である。
つまり、Fロータコア12の磁石載置面とR磁石13mが載置されるRロータコア13の磁石載置面の回転方向ずれを機械角で7.5°に設定している。但し、機械角で7.5°に特定されるものではなく、コギングトルクの24次成分が打ち消せないようであれば、適切な位相に設定してもよい。
Fロータコア12の磁石載置面に載置されるF磁石12mとRロータコア13の磁石載置面に載置されるR磁石13mとは、軸方向におけるFロータコア12とRローコア13との間に介装されたホルダ16により保持される。
図4は、図3に図示されたホルダの斜視図である
ホルダ16は、樹脂等の非磁性体材料により形成されており、ほぼ円盤形状を有する。ホルダ16の中心には、モータシャフト6が挿入され、圧入される貫通孔31が設けられている。ホルダ16の一面32には、Fロータコア12を位置決めするための複数(実施形態では4つ)の凸部33Fが設けられている。凸部33Fは、Fロータコア12の肉抜き部21に嵌合する直径を有し、凸部33Fの側面には、先細り状の傾斜が設けられている。複数の凸部33Fは、同一の半径の円上に等間隔で配置されている。ホルダ16の一面32に対向する他面33には、Rロータコア13を位置決めするための複数の凸部33Rが設けられている。複数の凸部33Rは、図示の関係で1つのみ示されているが、一面32側と同一の数だけ設けられている。凸部33Rは、Rロータコア13の貫通孔22(図示せず)に嵌合する直径を有し、凸部33Rの側面には、先細りとなる傾斜が設けられている。複数の凸部33Rは、同一の半径の円上に等間隔で配置されている。ホルダ16において、一面32側に配置された各凸部33Fと他面側に配置された各凸部33Rとは、それぞれ、周方向にスキュー角θに相当する角度ずれた位置に設けられている。
ホルダ16の外周側縁には、軸方向に延在して設けられた保持部34Fおよび保持部34Rが設けられている。保持部34Fはホルダ16の一面32側に設けられ、保持部34Rは他面33側に設けられている。保持部34Fおよび保持部34Rは、それぞれ、F磁石12mまたはR磁石13mを位置決めし、かつ、保持するための部位である。
図5は、図4に図示されたホルダの保持部を拡大した斜視図である。
保持部34Fと保持部34Rとは同一の構造を有しており、以下では、保持部34Fについて説明する。
保持部34Fは、正面視でほぼT字形状に形成されており、外周面はホルダ16の外周面と面一な円弧形状を有する。保持部34Fの周方向の中央部には、軸芯側に延在される位置決め部35が形成されている。保持部34Fの外周面側は、位置決め部35を中心にその両側に対称に張り出す押し爪部36が形成されている。F磁石12mは、図3に図示されるように、Fロータコア12の外周側面に載置され、その周方向の一端部が保持部34Fの押し爪部36によりFロータコア12の外周側面に押し付けられる。この状態で、F磁石12mの一端部の周方向の側端面は保持部34Fの位置決め部35に接している。F磁石12mの周方向の他端部は、隣接する保持部34Fの押し爪部36によりFロータコア12の外周側面に押し付けられる。この状態で、F磁石12mの他端部の周方向の側端面は該保持部34Fの位置決め部35に接している。
つまり、各F磁石は、隣接する保持部34Fの各押し爪部36により両端部がFロータコア12の外周側面に押し付けられて保持される。また、隣接するF磁石12mは、保持部34Fの位置決め部35により位置決めされ、かつ、隣接するF磁石12mと仕切られる。
上述したように、F・Rロータコア12、13のそれぞれの各肉抜き部21の中心は、モータシャフト6の中心軸とF・Rロータコア12、13の各磁石載置面の中心とを結ぶ直線上に位置している。つまり、Fロータコア12の外周側面に保持される各F磁石12mと、Rロータコア13の外周側面に保持される各R磁石13mとは、スキュー角θに相当する位相差を有する。
なお、F・Rロータコア12、13それぞれの各肉抜き部21の中心とF・Rロータコア12、13の磁石載置面とが、モータシャフト6の中心軸とF・Rロータコア12、13の磁石載置面の中心とを結ぶ直線上に位置するものでなくともよい。F・Rロータコア12、13それぞれの各肉抜き部21の中心とF・Rロータコア12、13の各磁石載置面とは、所定の角度差を有するように設定されていればよい。
図6は、ロータコアとホルダとにモータシャフトを圧入した状態の斜視図であり、図7は、図6において、前方側のロータコアを取り除いた図である。
F・Rロータコア12、13にF・R磁石12m、13mを組付ける方法を示す。
ホルダ16の一面32(図4参照)側にFロータコア12を取り付ける。この取り付けは、ホルダ16の一面32に設けられた各凸部33FにFロータコア12の各肉抜き部21を嵌合することにより行う。ホルダ16の一面32に対向する他面33側にRロータコア13を取り付ける。この取り付けは、ホルダ16の他面33に設けられた各凸部33RにRロータコア13の各肉抜き部21を嵌合することにより行う。この状態で、F・Rロータコア12、13の貫通孔22(図3参照)およびホルダ16の貫通孔31にモータシャフト6を圧入する。この状態が図6に図示されている。
F・Rロータコア12、13の貫通孔22およびホルダ16の貫通孔31にモータシャフト6を圧入する構造とする場合、モータシャフト6またはF・Rロータコアのいずれか一方に、およびモータシャフト6またはホルダ16の貫通孔31のいずれか一方に、ローレット、ナーリング加工を施しておくとよい。
なお、図3および図4に図示されるように、F・Rロータコア12、13に形成された肉抜き部21の数と、ホルダ16に形成された凸部33F、33Rのそれぞれの数は、異なっている。図示の例では、F・Rロータコア12、13に形成された肉抜き部21の数は、ホルダ16に形成された凸部33F、33Rそれぞれの数の半分となっている。F・Rロータコア12、13には、通常、軽量化のために肉抜き部21が形成されている。本実施形態では、F・Rロータコア12、13に、通常、形成される軽量化のための肉抜き部21をホルダ16の凸部33F、33Rに嵌合される嵌合部位として利用した例を示している。この場合、ホルダ16の凸部33F、33Rの数は、肉抜き部21の数ほど必要で無いので、本実施形態では、肉抜き部21の数よりも少なくしたものである。しかし、ホルダ16の凸部33F、33Rの数を、肉抜き部21の数と同数にしてもよい。
F磁石12mを、Fロータコア12の外周側面の磁石載置面上を軸方向に移動させて、周方向の両端部を隣接する一対の保持部34F間に嵌入する。このとき、各F磁石12mは、周方向の両端部が、各保持部34Fの位置決め部35間に嵌入され、位置決め部35により位置決めされる。また、このとき、各F磁石12mは、位置決め部35により隣接するF磁石12mと仕切られると共に、各保持部34Fの押し爪部36によりFロータコア12の外周側面の磁石載置面に押し付けられて保持される。同様な方法で、R磁石13mを、各保持部34の位置決め部35間に嵌入し、位置決め部35により位置決めをする。同時に、各R磁石13mと隣接するR磁石13mとを位置決め部35により仕切ると共に、各R磁石13mを各保持部34Rの押し爪部36によりRロータコア13の外周側面の磁石載置面に保持させる。F・R磁石12m、13mは、F・Rロータコア12、13の磁石載置面に接着剤により接着するようにしてもよい。このようにして、図3に図示される回転子20が得られる。
図8は、図7に図示された回転子に磁石カバーおよびサイドカバーを取り付けた斜視図である。
回転子20のFロータコア12の一面32(図4参照)には、サイドカバー11が配置される。サイドカバー11は、中心軸に設けられた貫通孔をモータシャフト6に挿通して、Fロータコア12に密着される。回転子20のF・Rロータコア12、13、F・R磁石12m、13m、ホルダ16およびサイドカバー11は磁石カバー15により覆われる。磁石カバー15は、底部にモータシャフト6を挿通する嵌合孔(図示せず)が設けられた籠状の部材である。磁石カバー15は、非磁性材料により形成されることが好ましく、例えば、ステンレス等により形成される。磁石カバー15をステンレスにより形成する場合は、ステンレス板を深絞りにより形成する。
磁石カバー15を取り付けるには、磁石カバー15の底部と反対側の開口部41をRロータコア13側に向け、底部に設けた不図示の嵌合孔をモータシャフト6に嵌入した状態で、磁石カバー15を軸方向に移動する。磁石カバー15は、軸方向の長さ、すなわち深さがF・Rロータコア12、13およびホルダ16を積層した軸方向の長さより大きく形成されており、磁石カバー15によりサイドカバー11および回転子20全体を収容する。磁石カバー15の開口部41側の周縁部42には、軸方向と平行な方向に延在する複数の切欠き44が形成されており、磁石カバー15の周縁部42の各切欠き44間の部位を、内側に屈曲してサイドカバー11に加締める。なお、図8では、磁石カバー15の周縁部42を屈曲する前、すなわち加締め前の状態を図示している。
これにより、回転子20およびサイドカバー11が磁石カバー15内に収容された回転子20Aが得られる。
上記第1の実施形態によれば下記の効果を奏する。
(1)F・Rロータコア12、13のそれぞれには、磁石12m、13mに対して所定の角度差に設定された肉抜き部21が設けられ、ホルダ16には、F・Rロータコア12、13それぞれの肉抜き部21に嵌合する凸部33F、33Rが設けられている。ホルダ16の凸部33Fと凸部33Rとは、円周方向にコギングトルクを低減する所定の角度ずれた位置に設けられている。このため、F・Rロータコア12、13を、それぞれの肉抜き部21をホルダ16の凸部33Fまたは凸部33Rに嵌合すると、コギングトルクが低減される段スキュー構造の回転子20を得ることができ、組付けの効率化を図ることができる。
(2)ホルダ16を、軸方向におけるFロータコア12とRロータコア13の間に介装し、ホルダ16の表裏両面に、F・Rロータコア12、13の肉抜き部21に嵌合する凸部33F、33Rを設けた。このため、Fロータコア12およびRロータコア13のそれぞれにホルダ16を取り付ける構造に比し、ホルダ16の員数を削減することができ、低コスト化を図ることができる。
(3)ホルダ16を非磁性体材料により形成した。このため、F・Rロータコア12、13の外周側面の磁石載置部上に配置されるF・R磁石12m、13mの軸方向漏れ磁束を低減することができる。これにより、スキュー角θが軸方向磁束により大きくなることを防止することが可能となる。その結果、スキュー角θによる磁束低下率を低減することができる。
(4)F・Rロータコア12、13のF・R磁石12m、13mは、F・Rロータコア12、13の外周側面に配置されており、ホルダ16は、さらに、F・R磁石12m、13mを保持する保持部34F、34Rを有する。このため、表面磁石型モータにおいて、F・R磁石12m、13mを組付ける組付け工程の能率化を図ることができる。
(5)ホルダ16の保持部34F、33Rは、円周方向に隣接して配置された磁石12m、13mの位置を規定する位置決め部35と、磁石12m、13mの端部をF・Rロータコア12、13の外周側面に押し付ける押し爪部36とを有する。このため、F・R磁石12m、13mを、正確な位置にかつ能率的に保持部34F、33Rにより保持することができる。
−第2の実施形態−
図9は、本発明の回転子の第2の実施形態を示す斜視図であり、図10は、図9に図示された回転子に磁石カバーを取り付けた斜視図である。
第2の実施形態は、ホルダに磁石カバー15を固定するための加締め用の溝を設けた構造を有する。
図9に図示されるように、ホルダ16の軸方向の幅のほぼ中央部には、加締め用の溝18が設けられている。溝18は、ホルダ16の周側面に沿って環状に形成されている。
図10に図示されるように、第2の実施形態の回転子20Aは、一対の磁石カバー15F、15Rを備えている。磁石カバー15は、円筒形状を有する。磁石カバー15Fの一側縁部は、Fロータコア12の前面側に加締められる。磁石カバー15Fの他側縁部は、ホルダ16の環状の溝18に加締められる。磁石カバー15Rは、Rロータコア13を収容する籠状の部材である。磁石カバー15RのFロータコア12とRロータコア13との境界側の側縁部は、ホルダ16の溝18に加締められ、固定される。
この構造では、Fロータコア12とRロータコア13との境界部に対応する位置において、磁石カバー15F、15Rがホルダ16の加締め用の溝18に固定される。鋼板を積層して構成されるFロータコア12とRロータコア13とは、厚さ、すなわち軸方向の長さは、公差内の範囲でばらつく。磁石カバー15F、15Rも、軸方向の長さは公差内の範囲でばらつく。このため、第1の実施形態のように、磁石カバー15が1つの部材であると、磁石カバー15によりF・Rロータコア12、13を収容できず、磁石12m、13mの一部が磁石カバー15の外部に覗く可能性がある。
第1の実施形態の回転子20Aは、磁石12m、13mの一部が磁石カバー15の外部に覗いた場合、外力によって割れが生じるのを防止するために、サイドカバー11が設けられている。しかし、第2の実施形態の回転子20Aでは、磁石カバー15F、15Rの軸方向における長さが短くなるため公差が小さくなり、磁石12m、13mの一部が磁石カバー15Fの外部に覗く可能性が低減する。また、仮に、磁石12m、13mが割れた場合でも、破片を磁石カバー15F内に留めることができる。このため、磁石12m、13mの破片により、モータ100がロックされるような不具合を抑制することができる。
第2の実施形態の他の構造は、第1の実施形態と同様であり、対応する部材に同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態においても、第1の実施形態の効果(1)〜(5)を奏する。
加えて、第2の実施形態では、上述したように、サイドカバー11を省略することが可能となり、低コスト化を図ることができる。また、磁石12m、13mの破損に起因するモータ100の不具合を抑制することができる。但し、第2の実施形態において、磁石カバー15内にサイドカバー11を収容する構造としてもよい。第2の実施形態は、F・Rロータコア12、13の軸方向の長さが大きいモータ100に適用すると、特に、大きな効果が得られる。
−第3の実施形態−
図11は、本発明の回転子の第3の実施形態を示す斜視図である。
第3の実施形態では、回転子20は、F・Rロータコア12(二点鎖線で示されている)、13には凸部37が設けられ、ホルダ16には、凸部37に嵌合する肉抜き部38が設けられた構造を有する。肉抜き部38は、F・Rロータコア12、13の軸方向と平行方向に延在する貫通孔または凹部である。
つまり、第3の実施形態の回転子20は、第1の実施形態とは、F・Rロータコア12、13およびホルダ16に設けられる凸部と肉抜き部とを逆にした構造を有する。この構造の場合でも、F・Rロータコア12、13の凸部37がホルダ16の肉抜き部38に嵌合された状態で、F・Rロータコア12、13とホルダ16とが組付けられる。
なお、F・Rロータコア12、13の凸部37は、例えば、鉄心となる積層磁性鋼板等を鍛造により形成することができる。
第3の実施形態における他の構造は第1の実施形態と同様であり、対応する部材に同一の符号を付して説明を省略する。
第3の実施形態においても、第1の実施形態の効果(1)〜(5)を奏する。
なお、第3の実施形態において、第2の実施形態のように、ホルダ16に加締め用の溝18を設けて、磁石ホルダ15F、15Rの各一側縁を加締め用の溝18で加締めるようにしてもよい。
−第4の実施形態−
図12は、本発明の回転子の第4の実施形態を示し、図12(A)はロータコアの模式的正面図、図12(B)は回転子の斜視図である。
第4の実施形態は、本発明を埋込磁石型モータに適用した場合の構造の一例を示す。
図12(A)に図示されるように、F・Rロータコア112、113には、それぞれ、複数の磁石19が埋め込まれている。
図12(B)に図示されるように、回転子20Bは、F・Rロータコア112、113ホルダ116およびモータシャフト6を備えている。F・Rロータコア112(点線で示されている)、113には、それぞれ、ホルダ116に対向する面に、複数の凸部137F(点線で示されている)、137Rが設けられている。
ホルダ116は円盤状の部材であるが、第1の実施形態のホルダ16と異なり保持部34F、34Rを有していない。ホルダ116のFロータコア112に対向する一面116aには、Fロータコア112の各凸部137Fが嵌合する複数の肉抜き部138Fが設けられている。また、ホルダ116のRロータコア113に対向する一面116bには、Rロータコア113の各凸部137Rが嵌合する複数の肉抜き部138R(点線で示されている)が設けられている。肉抜き部138F、138Rは、F・Rロータコア112、113に、軸方向に延在する貫通孔または凹部である。
ホルダ116の一面116aに設けられた各肉抜き部138Fとホルダ116の一面116bの一面116bに設けられた各肉抜き部138Rとは、周方向にスキュー角θに相当する位相差、すなわち角度のずれがある。つまり、Fロータコア112に埋め込まれた磁石19と、Rロータコア113に埋め込まれた磁石19とは、周方向にスキュー角θに相当する角度ずれた位置に配置される。
第4の実施形態の埋込磁石型モータにおける回転子20B以外の構造は、第1の実施形態と同様である。
第4の実施形態では、F・Rロータコア112、113のそれぞれには、磁石19に対して所定の角度差に設定された凸部137Fまたは137Rが設けられている。また、ホルダ116には、Fロータコア112の凸部137Fに嵌合する肉抜き部138FおよびRロータコア113の凸部137Rに嵌合する肉抜き部138Rが設けられている。ホルダ116の肉抜き部138Fと肉抜き部138Rとは、円周方向にコギングトルクを低減する所定の角度ずれた位置に設けられている。このため、F・Rロータコア112、113を、それぞれの凸部137Fまたは137Rをホルダ116の肉抜き部138Fまたは138Rに嵌合すると、コギングトルクが低減される段スキュー構造の回転子20Bを得ることができ、組付けの効率化を図ることができる。
従って、第4の実施形態においても、第1の実施形態の効果(1)〜(3)を奏する。また、第4の実施形態では、F・Rロータコア112、113に磁石19を埋め込む埋込型構造であるので、ホルダ116に磁石19を保持する保持部を設ける必要が無く、第1〜第3の実施形態に比し、ホルダ116の構造が簡素となり、低コスト化を図ることができる。
−第5の実施形態−
図13は、本発明の回転子の第5の実施形態を示す斜視図である。
第5の実施形態では、回転子20Cは、F・Rロータコア142、143のそれぞれとホルダ146とを、各部材の外周側面で係合する構造を有する。回転子20Cは、第4の実施形態と同様、埋込磁石型であり、図示は省略するが、F・Rロータコア112、113には、それぞれ、図12(A)に示すように磁石19が埋め込まれている。
図13に図示されるように、回転子20Cは、F・Rロータコア142、143、ホルダ146およびモータシャフト6を備えている。なお、図13において、Fロータコア142は点線で図示されている。
ホルダ146は、外周側面に、Fロータコア142側に突出する複数の係合凸部148F、およびRロータコア143側に突出する複数の係合凸部148Rを有する。ホルダ146の係合凸部148Fと係合凸部148Rとは、円周方向にスキュー角θに相当する位相差、すなわち角度のずれがある。
Fロータコア142の外周側面には、ホルダ146の各係合凸部148Fが係合する複数の係合凹部144F(点線で示されている)が設けられている。Rロータコア143の外周側面には、ホルダ146の各係合凸部148Rが係合する複数の係合凹部144Rが設けられている。
Fロータコア142は、係合凹部144Fをホルダ146の係合凸部148Fに係合してホルダ146に組付けられ、Rロータコア143は、係合凹部144Rをホルダ146の係合凸部148Rに係合してホルダ146に組付けられる。従って、ホルダ146にFロータコア142とRロータコア143とが組付けられた状態では、Fロータコア142に埋め込まれた磁石とRロータコア143に埋め込まれた磁石とは、周方向にスキュー角θに相当する位相差、すなわち角度のずれがある。
第5の実施形態において、回転子20C以外の構造を、第1の実施形態と同様とした埋込磁石型モータとすることができる。
従って、第5の実施形態では、第4の実施形態と同様、第1の実施形態の効果(1)〜(3)を奏する。
また、第5の実施形態は、第4の実施形態と同様、F・Rロータコア142、143に磁石を埋め込む埋込型構造であるので、ホルダ146に磁石を保持する保持部を設ける必要が無く、ホルダ116の構造が簡素となり、低コスト化を図ることができる。
なお、第5の実施形態において、F・Rロータコア142、143の係合凹部144F、144Rおよびホルダ146の係合凸部148F、148Rを複数個、設けた構造として例示した。しかし、F・Rロータコア142、143に設ける係合凹部144F、144Rおよびホルダ146の係合凸部148F、148Rを、それぞれ、1個としてもよい。
また、第5の実施形態において、ホルダ146に係合凹部を設け、F・Rロータコア142、143のそれぞれに、ホルダ146の係合凹部に係合する係合凸部を設けるようにしてもよい。
つまり、一対のロータコア12、13のそれぞれに、ホルダ係合部が設けられ、ホルダ16に、一対のロータコア12、13の一方のロータコアのホルダ係合部に係合する第1のコア係合部と、一対のロータコア12、13の他方のロータコアのホルダ係合部に係合する第2のコア係合部とが設けられ、ホルダ16の第1のコア係合部と第2のコア係合部とは、円周方向にコギングトルクを低減する所定の角度ずれた位置に設けられている構成とすればよい。
第1、第2の実施形態では、ホルダ16に凸部33F、33Rを設け、F・Rロータコア12、13に肉抜き部21を設けた構造として、第3の実施形態では、ホルダ16に肉抜き部38を設け、F・Rロータコア12、13に凸部37を設けた構造として例示した。また、第4の実施形態では、ホルダ116に肉抜き部138Fを設け、F・Rロータコア112、113に肉抜き部138F、138Rを設けた構造として例示した。つまり、上記各実施形態の段スキュー構造は、ホルダ16、116とF・Rロータコア12、13、112、113との一方に凸部を、他方に肉抜き部を設けて構成する構造として例示した。しかし、段スキュー構造は、ホルダ16、116およびF・Rロータコア12、13、112、113の両方に、相互に噛合する櫛歯形状の部位を設けて係合させるようにしたり、第5の実施形態のように、一方に係合凸部を、他方に係合凹部を設けて両者を係合するようにしたりしてもよい。本明細書において、「係合」は、「嵌合」を含む用語として解釈されるものとする。
上記各実施形態では、回転子20、20A〜20Cを2段の段スキュー構造として例示した。しかし、本発明は、回転子20、20A〜20Cが、3段以上の段スキュー構造に適用することもできる。3段以上の段スキュー構造の場合には、軸方向の隣接するロータコア間にホルダ16、116、146を介装すればよい。
上記では、EPSモータを例として説明した。しかし、本発明は、段スキュー構造を有する他のブラシレスモータに適用することができる。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。上記各実施形態を組み合わせたり、適宜、変形したりしてもよく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
6 モータシャフト
12 Fロータコア
12m F磁石
13 Rロータコア
13m R磁石
15、15F、15R 磁石カバー
16 ホルダ
18 溝
19 磁石
20、20A〜20C 回転子
21 肉抜き部
22 貫通孔
31 貫通孔
33F、33R 凸部
34F、34R 保持部
35 位置決め部
36 押し爪部
37 凸部
38 肉抜き部
100 モータ
112 Fロータコア
113 Rロータコア
116 ホルダ
137F、137R 凸部
138F、138R 肉抜き部
142 Fロータコア
143 Rロータコア
144F、144R 係合凹部
146 ホルダ
148F、148R 係合凸部

Claims (7)

  1. モータシャフトが挿通される貫通孔および等間隔で配置された複数の磁石を有する少なくとも一対のロータコアと、
    モータシャフトが挿通される貫通孔を有し、前記一対のロータコアの間に配置されたホルダとを備え、
    前記一対のロータコアのそれぞれには、ホルダ係合部が設けられ、
    前記ホルダには、前記一対のロータコアの一方の前記ロータコアの前記ホルダ係合部に係合する第1のコア係合部と、前記一対のロータコアの他方の前記ロータコアの前記ホルダ係合部に係合する第2のコア係合部とが設けられ、
    前記ホルダの前記第1のコア係合部と前記第2のコア係合部とは、円周方向にコギングトルクを低減する所定の角度ずれた位置に設けられている、回転子。
  2. 請求項1に記載の回転子において、
    前記ホルダは、非磁性体材料により形成されている、回転子。
  3. 請求項1に記載の回転子において、
    前記各ロータコアの前記複数の磁石は前記ロータコアの外周側面に配置されており、
    前記ホルダは、さらに、前記複数の磁石を保持する複数の保持部を有する、回転子。
  4. 請求項3に記載の回転子において、
    前記ホルダの前記各保持部は、円周方向に隣接して配置された前記磁石の位置を規定する位置決め部と、前記磁石の端部を前記ロータコアの前記外周側面に押し付ける押し爪部とを有する、回転子。
  5. 請求項1に記載の回転子において、
    さらに、前記一対のロータコアおよび前記ホルダを覆う円筒形の磁石カバーを備え、
    前記ホルダの外周側面における軸方向の中間部に環状の溝が設けられ、
    前記磁石カバーは、軸方向の一側部が前記ホルダの前記溝に固定されている、回転子。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の回転子において、
    前記第1または第2のコア係合部と前記ホルダ係合部との一方は凸部であり、他方は前記凸部が嵌合される凹部または貫通孔である、回転子。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の回転子を備えるブラシレスモータ。

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